※この作品はR-18です。

春夏秋冬姉妹と御主人様な僕。   作:赤いUFO

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お仕事と亀裂(前)

 先日の船上パーティーから神門四季にはたくさんの招待状やらアポイントメントやらが来るようになった。

 神門の新しい次期当主が表に出てきた事に各方面から注目されている。

 

「四季様。今週の予定表です」

 

 申し訳なさそうに冬雪から渡された予定表を見て顔を引きつらせつつも笑う。

 

「や、休みがないですね……」

 

「各企業や株主。政治家や芸能人など。色々な方々からの四季様にお会いしたいと申し入れが。これでもかなり絞ったのですが……」

 

 週七で詰められたスケジュール。

 パーティーに出席した事で今まで人物像が掴めなかった四季の存在が輪郭を帯びたのだ。

 

「中には未成年である四季様の事を与し易いと考えておられる方もいると思われます」

 

「あ、うん。そうですよね……」

 

 人生経験が違うのだ。

 言葉巧みに四季から何らかの契約書に判を押す事態になるかもしれない。

 

「ですが、やはり今のところは顔合わせや名刺などを渡したいのが大半だと思われます。旦那様にも動いてるもらい、数を減らしてもらってますが……」

 

「はい……」

 

 どちらにせよこれまでにない程に忙しくなるのは決定だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この一週間、四季の一生の中で一番慌ただしく、忙しかったかもしれない。

 四時に起床し、テレビ通話による株主やら有名投資家との会話。

 それから朝食や身仕度などを終えて学校へ。

 授業を受けつつ休息を取り、昼の授業は早退して関連企業の上役や有名人との面会。

 帰宅後に夏海からノートを受け取って予習し、夕食前にテレビ通話か訪問する客の応対。

 中には悟堂姉妹の母である美季の客もいる。

 折り返しになる頃には慣れないことばかりで明らかに疲弊が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼休み、今日は午後の授業を受けられる為、早退する必要はなく、弁当を食べ終えて机に突っ伏していた。

 そんな四季にクラスメイトが話しかけてくる

 

「疲れてんなー、神門。やっぱ金持ちって大変なんだな」

 

「うん。最近三時間しか寝てない」

 

 規則正しい生活が一変して調子が狂いだしていた。

 それでも期待には応えたくて、こうして少しでも休んでいる。

 休み時間が残り十分になると、立ち上がる。

 

「どうした」

 

「トイレ……」

 

 少しフラフラとした足取りで教室を出る四季。

 男子トイレから出ると夏海が待っていた。

 

「ビックリした。どうしたの?」

 

「来て」

 

 どこか不機嫌そうに四季の手を取り、使われてない教室に入る。

 そこは二人がセックスをする時に使っている部屋だった。

 体を寄せてくる夏海。

 

「……早く戻らないとさ」

 

「今週は全然居なかったくせに……ねぇ、しよ。アタシ、やりたい……」

 

 この数日、時間に余裕がなく、夏海を含めた姉妹の誰ともエッチをしていない。

 夏海は四季の身体が欲しくなっていて、ネクタイに外そうと触れてくる。

 しかし、四季の反応は否だった。

 

「ゴメン……今は疲れてるから……ね?」

 

 いきなり激務に放り込まれて四季自身がかなり疲れており、とてもそんな気分ではない。

 断られた事に信じられないと言った表情をする。

 これまで誘えばなんだかんだで断ることがなかったから。

 四季は誤魔化すように作り笑いで教室の方を向く。

 

「教室に戻ろう……」

 

「うん」

 

 初めての拒否。

 理由だって理解している。

 もう少し我慢すれば元通りになる。

 なのに、夏海の心は本人が驚く程に沈んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神門の家には私の父の代から大変お世話になっておりまして。これからもそちらとは良好的な関係を続けてゆきたいと────」

 

 屋敷の応接室で似たような挨拶と話を今日も聞かされる。

 それでも頭に叩き込んだ情報を元に四季は笑顔を浮かべて対応する。

 目の前に居るのは製菓会社の社長だ。

 ただ、この数年で業績は少しずつ下がっており、神門としてはこのまま援助を続けるかは微妙なライン、というのが冬雪の意見だ。

 

「勿論神門(ウチ)としても御社とは良好なお付き合いを続けていきたいと考えています。それに僕、そちらのお菓子がファンんです。御社には是非頑張って頂きたいと思っています」

 

 嘘である。

 四季が相手会社のお菓子を食べたのは社長が来訪する一時間前だけだ。

 この一週間で気付いたが、こう煽てれば相手側も気を良くしたり、安心して話を長引かせようとしない。

 早々に話を切りたい場合はこうしたリップサービスを言って早々に帰ってもらっている。

 

(どのみち僕には何の権限もないしなぁ……)

 

 四季は血筋かは神門の次期当主の立場だが、それも確定ではないし、神門の運営に携わって入るわけでもない。

 四季の立場を表すなら、相談窓口と言ったところだ。

 相手の印象や感想を冬雪を通して父に伝えても、判断するのは父か、その方面を請け負っている人間だ。

 社長が帰ると四季はソファーに全体重を預けて息を吐く。

 

「お疲れ様です、四季様。あの方で最後ですので、明日からはこれまで通りの生活に戻ります」

 

 冬雪の言葉にホッとし、煎れ直された緑茶を飲む。

 まだ自分のスーツ姿に慣れず、ネクタイを緩めた。

 

「ところで四季様。夏海とは何かありましたか?」

 

「? いえ、特にないと思いますけど……」

 

「そう、ですか……いえ、あの子が四季様を避けているように見えて」

 

「そんな事は……」

 

 ない、と言おうとしたが、夏海とは二日くらい必要にならない限り、話して無い気がする。

 この一週間忙しくて、気に留めていなかった。

 

「後で、話を訊いてみます」

 

「そうしていただけると」

 

 飲み終わった湯飲みと食べ終わったお茶請けの皿を片付ける冬雪。

 ぼんやりとそれを見ていると朱色に変わった左目が熱くなった。

 まるで眼球の血液が勝手に沸騰しているかと疑いたくなる。

 同時に、この一週間で溜め込んでいた性欲が昂ってくる。

 

「づっ!?」

 

「四季様?」

 

 左目を押さえると冬雪が心配して額に触れてくる。

 それが他人事に感じつつも今にも冬雪を押し倒してしまいたい衝動が強くなる。

 何かおかしくて我慢すると、誰もいない筈の後ろから耳元で誰かが囁く声がする。

 

『何を我慢している? いつものように抱いてやれば良かろう? 神門(お前)と子も成せぬ、憐れな道具(メス)になぁ?』

 

 クスクスと幼い少女とも妙齢な女性の声にも聴こえる笑い声が四季の認識を書き換えてゆく。

 

『穢らわしい悟堂の女だが牝としては悪うない。妾の血を引く愛しい子や。飽きれば捨てるだけの卑しい女に一時(ひととき)の慰めを与えてやれ』

 

 冬雪を嘲笑する声が頭に木霊する。

 

「四季様?」

 

 心配と不安が入り雑じった表情で四季を見る冬雪。

 気付けば彼女の肩を掴み、ソファーに押し倒していた。

 

「ハァ、ハァ、ハァ……ッ!?」

 

 荒い呼吸のまま、四季は外したネクタイで冬雪の手首を縛る。

 それからYシャツを強引に外そうとしてボタンがぶちぶちと音を立てて壊された。

 着けているブラをズラすと、露になった谷間に下から肉棒を挟み込せる。

 冬雪の上に座り、腰を動かして自分で挟んでいる胸を乱暴に動かして快楽を優先する。

 肉棒が胸に挟まれて動き、摩擦から与えてくる熱に冬雪は次第に無抵抗に受け入れていく。

 成すがままの冬雪の顔にドロドロとした四季の精液がかかった。

 いつもよりも量が多い。

 その臭いと熱に酔ったような感覚を覚える冬雪。

 

「脚を開け……今日は寝れると思うな」

 

 いつもと様子が違う四季。

 だが、逆らう意思はなく、縛られた手でスカートを下ろす。

 

「触られてもないのにもう濡れてんのか。相変わらず淫乱だな」

 

 罵る口調に違和感を覚える。

 

「どうし、ひあっ!?」

 

 濡れてる膣穴に萎えない肉棒を差し込まれる。

 奥まで到達した肉棒に視界がバチバチと点滅した。

 

「いつもみたいに鳴けよ! 僕を気持ちよくする事だけを考えろっ!」

 

 腰を動かしながら胸を鷲掴みにされる。

 どこかおかしい。

 セックスの最中、四季の態度や口調が荒々しくなるのはいつもの事だし、冬雪としてはそちらの方が好ましい。

 しかし今はいつもとは何かが違う。

 そう考えていると、四季が冬雪の膣内に射精する。

 

「……っ!?」

 

 思わず唇を噛んで声を我慢してしまう冬雪。

 それが気に入らなかったのか、縛っていたネクタイを外して苛立った声を出す。

 

「これは、少し躾が必要だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 客が帰ったのを見計らって夏海は応接室に向かっていた。

 ここ最近の四季への態度は悟堂としても個人としても問題があったと思い、謝ろうと思ったのだ。

 応接室に向かっている途中で目的の部屋の扉が開く。

 中から出てきた二人に思わず夏海は声をかけずに物陰に隠れた。

 冬雪が尻を高く上げた状態で四つん這いになり、後ろから四季に貫かれて出てきたのだ。

 冬雪の下半身は全て取り払われ、上半身はYシャツと、首輪代わりにネクタイを巻いて四季に引っ張られている。

 

「気持ちいいか、冬雪」

 

「わ、わん……」

 

 恥ずかしそうに犬の泣き真似をする長女。

 四季が腰を動かす度に冬雪はわん、と鳴く。

 

「冬雪……お前の役目は?」

 

 ネクタイを後ろから引っ張られると苦しそうに呻いた後に冬雪が答える。

 

「わ、わたくしの役目は悟堂の女として神門……牽いては四季様に仕える事です」

 

「そうだ。だから、僕が求めれば何も考えずに奉仕する事だけを考えてればいい。違う?」

 

「そのとおり、で、キャンッ!?」

 

 冬雪の顔に尻を四季が小気味良い音を立てて叩く。

 

「叩いても悦ばれては、罰にならないね」

 

 その光景を見て夏海は、堪えきれず自慰に耽っていた。

 四季が冬雪とセックスするのは問題ない。

 理屈ではそうでも憤りを覚える。

 

(アタシが誘った時は、断ったのに……)

 

 どっちが誘ったのか。そんな事は夏海にはどうでもいい。

 だが自分より姉を選んだ事に怒りを覚えると同時に我慢から身体が疼く。

 姉と比べて慎ましい胸を乳首と一緒にこねて、陰部を指で擦る。

 

「四季さ、ま……アンッ!? はひっ!! わんっ! わんんっ!?」

 

 姉の淫らな声を肴に四季の男性器が自分の膣内を犯す想像をして慰める夏海。

 

(シテほしい……二人っきりで)

 

 怒りすらスパイスとなり、自慰を続ける夏海。

 

「四季さま……! 私、もう……!」

 

(四季……イクッ! 想像とオナニーだけで、イッちゃうからぁっ!!)

 

『ア、ア、んハァアアアアッ!?』

 

 口と心の中で同時に絶頂する冬雪と夏海。

 夏海は自分の身体から手を離して呟いた。

 

「さびしい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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