「皆さんお疲れ様でしたーっ!!」
新庄恵が撮影終了の挨拶を高らかに告げる。
部室では、皆が飲み物を手にして乾杯をした。
撮影は全て終わり、手伝ってくれた四季なども参加していた。
「それは良いんだけど……何で秋葉お姉ちゃんも居るの?」
「ひどいっ! ボクもちょっとは手伝ったよね!?」
眼に涙を浮かべて態とらしく落ち込む秋葉。
それに苦笑しながら友人である三島恭子がまぁまぁと割って入る。
「春花も、演技の時にお姉さんのアドバイスが参考になったでしょう? 道具の片付けとかも手伝ってくれたし」
「そうだけど……」
秋葉は医大生としての観点から演技に関するアドバイスを度々妹に行っていた。
その事に関しては素直に感謝しているし、なんだかんだで頼りにしてるのも否定しない。
しかし──―。
「ねぇ、四季君。春ちゃんヒドイと思いませーん?」
「あの……それより、少し離れてくれると嬉しいんですけど」
ペタペタと秋葉が四季にくっ付いてるせいで春花と男子部員の視線が痛い。
歳上でいつもニコニコしてる美人な秋葉は特に男子部員から人気が高かった。
だからこうしてくっ付かれると周囲の視線がキツい。
春花も不機嫌になるからなおのこと。
しかも秋葉は確信犯でそういうことをしている節がある。
少々無理矢理秋葉から離れて春花に話しかける四季。
「春花ちゃん、主役お疲れ様。頑張ったね」
「いえ。四季さんもこれまでワガママを聞いてくれてありがとうございました」
「あはは。結局場面全部は出られなかったけどね」
時間が合わず、四季の収録場面の幾つかはカットする事になった。
もっとも、必要なシーンは全て先撮りしていたので映画としては完成したのだが。
手伝うと言いながら中途半端になってしまった事に後ろめたさがある。
そこで新庄がいえいえ、とフォローを入れた。
「本当に助かりましたよ! 演技力も予想以上で! 文化祭で公開するときは是非観に来てください!」
「観たいような観たくないような……」
自分が出演した作品というのは何だか気恥ずかしい。
曖昧に笑う四季に新庄が手を握ってぶんぶん腕を振ってくる。
パワフルな子だなぁと思いつつ四季は手が離れると春花に話しかける。
「でも本当に春花ちゃんの演技は上手だったと思うよ。そっちの道でもやっていけるんじゃない?」
「無責任なことを言わないでください。それに演技とかなら絶対秋葉お姉ちゃんの方が上手いと思いますよ。色んな意味で」
「ん〜? どういう意味かな〜、春ちゃん」
「……別に」
視線を逸らす妹の頬をぐにゃぐにゃと弄る秋葉。
秋葉も怒っている訳ではなく、ちょっとしたじゃれ合いである。
そんな姉妹を周囲が微笑ましく見ていた。
その夜に広い浴室に入りシャワーを浴びている。
「まさか冬雪さんまで観に行くって話になるとは……」
文化祭で発表される映画に関しては秋葉は勿論の事、冬雪や夏海も観に行く気満々だった。
自分の拙い演技を見られる事に気恥ずかしさを覚えつつ、それも楽しそうだと考える事にする。
体に付いたボディーソープの泡をシャワーで流すと誰かが背中からピッタリとくっ付いてるきた。
「四季様……」
年齢にそぐわない艶のある声が四季の鼓膜に届く。
「春花、ちゃん? どうしたのかな?」
こうした熱っぽい声を出す時の用件は大体決まっていて予想はつくが、一応訊く。
「はい……今晩、相手をしてほしくて。でも夜まで我慢出来なくて」
入浴中に入ってきたと言う春花。
背中から回される手が四季の肉棒に触れる。
その柔らかな手の平に包まれて、四季の肉棒はアッサリと反応する。
「あの、春花ちゃん……そういうことされると、僕も抑えが利かなくなるというか……」
「今更じゃないですか。それにわたしも撮影が終わってようやく時間に都合がついたんですよ。御褒美、欲しいです」
今更と言えば今更だし。褒美が欲しいもいう気持ちも否定はしない。だが、他のモノでも良いのではないだろか?
難しい表情をしてる間に春花が四季の真正面に移動して胸板に顔を埋めてくる。
「四季様のにおい……んっ」
四季の肉棒を片手で擦りながら、胸板を舐めて誘ってくる。
解かれて細やかな銀の髪が目に入る。
乳首を軽く唇で食むと、舌で弄りながら吸ってくる。
「最近は、わたしも少しだけおっぱいも大きくなったんですよ。まだお姉ちゃん達には敵わないですけど」
小さく笑みを浮かべて嬉しそうに四季への愛撫を続ける春花。
その年齢とアンバランスに淫靡な姿を見て四季は肉棒を更に大きくさせる。
「ここは正直ですね。このままだと、わたしが四季様を食べちゃいますよ」
肉棒を素股で擦りながら冗談混じりに耳元で囁いてくる。
中学生の女の子にリードされている現状に情けなさを感じていると、まだ黒い筈の左目に微かな違和感を覚える。
「タッ!?」
急に眼球が破裂しそうな痛みを覚えて左目を押さえる。
「四季様っ!?」
ただならぬ四季の様子に春花は顔を覗き込む。
すると、黒かった筈の四季の左目が先に変色した右目とおなじ、朱色に染まっていた。
様子のおかしい四季に春花は姉達を呼ぼうとするが、その前に肩を痛い程に強く掴まれる。
「ハァ、ハァ……ハァ……」
荒い呼吸をしながら、四季の頭の中で知らない女の声が響いていた。
『あー情けない! 悟堂の女なんぞに好き勝手されるとは!』
幼い少女とも妙齢の女性にも聴こえる声が苛立たしげに頭の中で囁いてくる。
『
その声に従うように春花の華奢な体を壁に叩きつけるように打ち付ける。
春花が痛みで呻く声が漏れる。
「四季、さま……?」
突然の豹変に戸惑う春花。
頭の中で声が続く。
『なぁに。コレが壊れたところで、まだ替わりのメスはいるであろう? 気にする必要が何処にある?』
クスクスと笑う声が頭から離れない。
その悪意の混じった声に引っぱられるように四季の中で加虐的な感情が強くなる。
壁に押さえつけている春花の頭を掴んで無理矢理肉棒を口に中に突っ込む。
それは、口の中を堪能するというより、喉を肉棒で貫かんばかりに激しく腰を動かす。
「うっ、ん、んん~っ!?」
その苦痛から顔を歪めて苦悶の声を漏らすが四季は自分の快楽を優先して止めない。
グリグリと喉を削るように肉棒が責めてくる。
僅かに隙間が出来た時に鼻で息をするが、酸素の供給が間に合わない。
意識が点滅し始めた頃に射精する。
もしかしたら、これまで春花との行為の中で一番の量だったのではないかと思うくらいの精液が口内を襲う。
しかしそこで運の良い事に少しだけ隙間に余裕が出来、春花は多少強引にでも口内の肉棒を抜く。
「ゲホッ!? ケホ……ッ!?」
射精された精液を涙目で吐き出して酸素を求める。
顔を上げるとそこには怒っているのか、苦しんでいるのか判断のつかない顔の四季がいる。
確かに性行為をする時は四季の気が大きくなっている感じはあったが、これはいつものそれとは違う気がした。
ゾクッと四季に対して恐怖を感じていると、今度は風呂場の床に押し倒される。
(こわい……!)
身が竦んでいると、四季が春花の乳首を潰さんばかりに指で摘み、引き千切るように引っ張ってくる。
「イタッ!? いたい、です! 四季様……っ!?」
痛みを訴え、身を捩って抵抗するが片手で押さえつけられて、春花は脱出する事が出来ない。
「ハァ……ハァ……ハァ、ハッ!」
四季は体を少しズラすと、春花の脚を広げさせ、勃起したままの肉棒をその肉壺の入口に当ててくる。
「アッ……ウウッ!?」
乱暴な、相手の事など考えない腰振り。
春花の子宮を壊そうとしているのではないかと思うほどに激しく突いてくる。
それでもこれまでの慣れから膣内は愛液で濡れ、一定の滑りはあったが、それでも苦しかった。
「四季さ……っ、もうすこし、ゆっくり……ぎっ!?」
懇願するが四季は聞こえているのかも怪しい様子で春花を犯す。
「つ──―っ!?」
春花の奥に精液を流し込む。
何度か脈打つ肉棒を感じながら、終わった事を安堵する。
しかし四季はそのまま春花を起き上がらせ、壁に体を支えさせた状態で犯し続ける。
「アッ……! 待ってもう、ほんとうに……!!」
春花の事などお構いなしに求められる。
それは人間というより、獣と交わっているようだった。
「はあ、まだ……もっと……っ!!」
春花の制止など耳を貸さずにひたすら腰を動かす四季。
まだ未完成な幼い膣内が本人の意志に関わらず締め付けてくる。
その
しかし、精神的な恐怖は中々に誤魔化せなかった。
四季が正気を取り戻したのは、自分の精液を全身にかけられた春花を見てからだった。
「あ……」
数えるのも馬鹿らしくなるくらい犯され、何度も射精された春花はぐったりとしていた。
四季が触れようとすると、後ろから場違いに明るい声がした。
「あらら〜。これは派手にやりましたねー」
「秋、葉さん……」
突然姿を現した秋葉を四季は幽霊でも見るような視線を向ける。
目を閉じて少し考えた後に秋葉が四季にお願いする。
「四季様。申し訳ないですけど、軽くシャワー流したら出てもらえます? 春ちゃんを介抱したいのでー」
口調はいつもと変わらないが、そこには普段では見られない真面目さと切実さが込められていた。
四季は頷いて秋葉の言う通りにする。
シャワーを使っている最中、居た堪れない四季に秋葉が話す。
「大丈夫ですよぉ? これも想定内みたいなものですし」
それが何の慰めにもならず、四季はさっさと風呂場から出て行った。
謝罪するタイミングすら見つけられず。
裸のまま膝を折って顔を手で隠した。
「最低だ……なんであんな……」
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