サツマイモと大根と鶏肉の煮物作ろうと思ってサツマイモを一袋で三つ入ってるの買ったら一つ腐ってた。
袋から取り出したらグチャって潰れたからビックリした。
先日の件以降、四季と春花との関係に溝が出来てしまった。
春花は出来るだけ普段通りに接しようとしているが、あの時の四季に対する恐怖が甦って、どうしてもぎこちない対応になてしまう。
「あ……おはよう。春花ちゃん」
「はい。おはようございます、四季、様」
うつむきながら挨拶をするとそそくさと四季から離れていった。
その態度に傷付きつつも仕方ないと思う。
先日の件は既に四季の方から謝罪したが、植え付けられた恐怖心はそう簡単に払拭出来ないようだ。
「本当に、なんであんなことを……」
「あらら〜。春ちゃんも仕方ないですねー」
大きく息を吐くと、秋葉が四季の肩に顎を載せて話しかけてきた。
ビックリして思わず勢いよく距離を空けて振り返る。
「いやー。四季様すみませんねー。春ちゃんを落ち着かせるのにどうやら失敗したみたいですー」
手を合わせて謝罪してくる。
しかし四季からすればそれは見当違いだ。
「悪いのは僕ですから。秋葉さん達こそ、春花ちゃんとギクシャクしてたりはしませんか?」
「ボク達とは別にー。でもやっぱりこのままは良くないと思うんですよねー」
「それは、まぁ……はい……」
だけど許してもらう方法が分からない。
フォローするように秋葉が話す
「まぁ、春ちゃんも別に四季様の事が嫌いになったとかじゃないですよー」
「そうだと、いいんですけど……」
断言する秋葉だが、四季にはその自信が理解できない。
あんなことをされて、嫌わない訳はないと思うが。
四季の。疑問に秋葉クスリと笑う。
「だって、春ちゃんも悟堂の女ですものー。神門の方を嫌うなんてありえませんよー」
まるで当然のように告げる秋葉。
彼女の細い指が四季の顔──―眼球の周りに触れる。
「綺麗な朱色に変わりましたねー。よく見ると色の濃さが違いますけど」
完全に黒かった瞳は鮮やかな朱色へと変化している。
本人からしたら気味が悪いのだが。
「……」
「大丈夫ですよー。前にも言いましたけど、別に病気な訳でなしー。先祖返りみたいな者ですからー。旦那様はもっと濃い朱色ですしー」
ニコニコとまるでこの色こそが正常だと言わんばかりだ。
「本当に……楽しみ……」
悟堂春花は部活で本来の仕事である映画の編集に没頭していた。
先輩に教わりながら途切れていた場面を繋いでいく。
それが送られているのに気付いたのは、部活が終わって帰り支度を始めた頃だ。
スマホに最近アクセスしているサイトを開く。
それを見ていると、友人である三島恭子が話しかけてきた。
「春花、帰ろ。途中にあるファーストフード店に新商品が出たでしょ? 一緒に食べようよ」
「あ、ゴメン。わたしこれから用事があって……」
ソワソワした様子に不思議に思いながら、恭子はそう? と肩を落とす。
「じゃあ、明日ね」
「うん。バイバイ」
友達と別れると、家にはLINEで必要な連絡だけして春花は学校を後にした。
あの一件から数日。
四季に対して恐怖を覚えていた。
普段の優しい四季からは想像出来ない乱暴セックス。
だけど──―。
(また、疼いて……)
心は怖がっても、身体の方の性欲が日に日に強くなる。
抱かれたい。抱いてほしい。だけど怖い。
そのループに悩まされていた。
もしもまたあの時みたいな乱暴な四季を見たら、本当に顔を合わせられなくなりそうで。
それが嫌で冷却期間を設けようとしたが、思った以上に身体の疼きが強い。
だから春花は入った店の個室で三つ編みに纏めている髪を解き、銀の髪を黒に染める。
そして簡単な化粧を施し、パッと見では春花とは分からないように偽装する。
(四季様も、お姉ちゃん達としてるんだから、良いよね……)
心の中でそう自己弁護をするが、これから自分がやろうとしている事に緊張と後ろめたさ。そして大きな期待に胸が膨らむ。
店を出て、約束の場所へと足を運ぶ。
歩くこと十分程の、人通りのない細い道路。
そこにポツンと置かれたバス停のベンチに四十路の中年男性が座っていた。
スマホを確認して春花はその人に近づく。
「○○○さん、ですか……?」
春花が話しかけると、男性は驚いた様子に視線を向ける。
「君が✕✕ちゃん?」
自分の
すると男性が立ち上がって意外そうながらも気さくに会話を振ってくる。
「いやー。こういうサイトで写真が載ってないと、大抵ハズレなんだけどね。まぁ、写真付きでも色々と弄ってる娘も多いけど。こんな可愛い娘だなんておじさん嬉しいなぁ?」
舐め回すような視線に緊張しつつも、嫌な感じは不思議としなかった。
春花がここのところ見ていたのは、パパ活のサイトだった。
ここ数日、幾つかのアダルトサイトを回っていた際に偶然見つけたのがパパ活の広告だった。
普段ならスルーするそれを、身体の疼きが強くなり、性欲が溜まっていた春花はその広告にタップした。
そして春花にとって都合の良い条件の一人が目の前の男性だった。
「プロフィールには十五歳って書いてあったけど、小学生みたいだね〜」
「はは……よく、言われます」
念の為に年齢は多少
実際、中学一年としてみても、春花は小柄な方だが。
「それじゃあ行こうか。今日はお互いを知る為に食事だけで良いかな? 勿論、提示していたお金は払うよ」
財布から二万が出てきた。
だが、春花の目的は食事でもお金でもなかった。
「あのっ!」
「ん? どうしたの? 何か食べたい物のリクエストとかある?」
「食事とかはいいので……そのホテルに……」
春花の提案に男性は、え? 良いの? と驚いて瞬きした。
「君みたいな可愛い娘って、基本奢らされるだけ奢らせて、何にもさせてくれない娘も多いからね」
意外だな〜、と男性が上機嫌に話す。
春花と男性は今、町のラブホテルの前に来ていた。
これから始まるセックスに期待が高鳴る。
春花が経験したの一人だけ。
あの人とどう違うのか。そう考えると息が自然と上がる。
春花は男性の腕に絡みつく。
「その……優しく、してくださいね……?」
「あぁ。もちろんだよ!」
そうして二人はホテル自動ドアを潜ろうとして──―。
「そこまで。ダメだよ」
春花の口が後ろから塞がれ、男性から離される。
「四──―っ!?」
声や視界ではなく、体臭で自分を引き止めたのが誰か理解する。
黙っててとばかりに春花の口を塞いで抱き止めている。
男性の方も大きく動揺しているようだ。
「ウチの妹を何処に連れ込むおつもりで?」
明らかに怒っている声音で神門四季は男性に話しかける。
男性はハンカチで汗を拭いながらしどろもどろ答えようとするがあまりにも予想外の事態に返答出来ないでいた。
小さく息を吐いて四季が話す。
「ここはお互いに目を瞑って今日の事は無かった事にさせてもらえませんか? もしもこの子にお金などを渡したのなら、当然全てお返しします。ここで別れてくれるのなら、貴方のことを含めて、決して口外しないと約束します」
逆に言えば、もしもここで駄々をこねるなら、社会的に抹殺するぞ、というニュアンスを含ませる。
相手側の男性も今日会っただけの小娘の為に厄介事になるのはごめんな筈だ。
そして、その予想は正しい。
「あ、いや……こっちは未成年がこんなところでウロウロしてるから早く帰るように言っていたところで……」
「そうでしたか。それはありがとうございます。行こう」
男性に一礼してから四季は春花の手を引いてホテルの前を立ち去って行った。
ホテルから少し離れた時間的に人気のない公園のベンチに春花を座らせる。
「僕が、訊ける事じゃないかもしれないけど、自分が何をしたか理解してる?」
「……どうして?」
あそこが分かったのかという質問に四季がスマホを取り出す。
「春花ちゃんの友達の三島さん。彼女からLINEが僕と秋葉さんのところに届いて。最近春花ちゃんの様子がおかしいって。部活も終わったみたいなのに中々帰ってこないから」
春花は友達の恭子に余計な事を、という思いと、これで良かったのかもしれないという思いが同時に沸き上がる。
「それで、秋葉さんが防犯用のGPSを調べてホテル街に向かってるのが分かったから急いで向かったの。それで、どうしてこんなことを?」
叱る風ではなく、ただ正面から春花を見て問い質している。
その表情が、何を考えているのか図れず、春花はただ、視線を逸らす。
少しして春花から話を聞くのは無理と判断した四季は春花の手を握って立たせる。
「帰ろうか」
「怒らないん、ですか?」
「結局何にも無かったし、この件に関しては僕が責めるのは違うかなって。まぁ、うん。意気地がないだけなんだけどね」
秋葉の歩幅に合わせて歩いてくれる四季。
それはやっぱり彼女の知る主で。
「四季様……」
「うん?」
「ごめんなさい……」
「うん」
繋いでいる手が温かいな、と思った。
それが、これまで荒立っていた恐怖の波を落ち着かせる。
「四季様……」
「なに?」
「今夜は、わたしを──―」
「あふ……ンンっ」
「痛くない?」
「は、い……もう少し強くても……」
「分かった」
前回の事があってか、四季の手付きはいつも以上に優しい。
今は春花の胸と陰核を同時に触れているが、壊れ物のように扱われて少しだけ物足りない。
「春花ちゃん……」
四季が春花と唇を重ねて、舌を絡ませてくる。
それがこれまでよりも脳を蕩けさせているような気がした。
キスをしている時間、春花は手を四季の肉棒に伸ばして手の平でシゴいている。
片手で竿を包んで上下に擦り、反対の手で亀頭を指で揉む。
四季の指が陰核から膣口の中へと移動する。
腟内を指で擦られて体温が上がり、少し荒っぽく四季の肉棒を扱うと、手の中で射精した。
同時に四季が顔を離す。
手の平に吐き出された白濁液を春花が眺めていると、四季が口を開く。
「正直に言うとさ……春花ちゃんが男の人とホテルに入りそうなのを見て、心配したけど。なんて言うか、少しイラッとした」
春花に乱暴を働いた自分にはそんな風に思う資格はないと感じつつも、春花が他の男と並んでいるのを見て、嫉妬を覚えたのだ。
それは恋愛的な嫉妬ではなく、自分の所有物が勝手に他人の手に渡った時に感じる苛立だしさ。
身勝手にも、そう思ってしまったのだ。
そんな四季に春花は微笑む。
「四季様、来てください……今はただ、四季様の熱を感じたいんです」
額に軽く口付けしてから肉棒を膣口に添える。
「いく、よ……!」
「んっ……!」
ゆっくりと肉棒で腟内を撫でるように入れてくる。
奥まで一度届くと、ゆっくりと腰を動かす。
前回の事を鑑みて、優しく扱ってくれるが、それでは物足りないのも事実だ。
「四季様……もっと激しく動いてほしいです……お腹の下がずっとキュンキュンして、このままだと治まりそうにないです。だから──―」
もっと激しくしてほしい、と耳元で囁く春花。
それに応えるように四季はピストンの速度を上げて春花の子宮を突く。
「アンッ……ハ、ハ……ッ!?」
胸を揉まれながら腟内で肉棒が暴れている。
肉の壁が四季の物に馴染んだ腟内が、春花の弱点を擦ってくる。
頬や額などをキスの雨を降らせていた四季が春花の髪に触れた。
「さっきは、黒く染めてたけど、やっぱり春花ちゃんは銀髪の方が似合うね」
ありのままの自分を褒められて頬を染める春花。
実を言うと、春花は自分の髪の色があまり好きではない。
子供の頃には悪意の有る無しに訊かれる事が多かったから。
「ありがとう、ございます……」
だけど四季が好きと言ってくれるなら、少しだけ自分でも好きになれる気がした。
「うっ……!?」
「うはぁ……っ!? あ、ンンッ!?」
腟内が締まり、同時に四季が春花の腟内に射精する。
ドクドクと流し込まれる熱い液体。
肉棒の脈動が止まり、四季が抜こうとするが、春花が脚でそれを止める。
上半身を起こして四季に抱きつく。
「まって、ください……まだ、ぜんぜん足りません」
四季の胸板に埋め、体臭を嗅ぐ。
「今度は、わたしから動きますね? ん……!」
腰を上下に動かして快楽を共有し始める。
もう、恐怖は感じなかった。
朝起きて厨房に向かう途中に、姉三人と遭遇した。
春花を見ると、長女である冬雪が怒った表情で前に出る。
「昨日は四季様の手前、簡単に済ませたけど、改めて話があるわ」
どうやら昨日の件についでお説教の続きがあるらしい。
それは仕方ないと思うし、自分を心配してのお説教だと思えば我慢できる。
だけどその前に、春花の方も言わなければならない事がある。
「ごめんなさい。もうあんな馬鹿な真似はしないから。それよりもお姉ちゃん達に聞いてほしいの」
「どうしたのー? 春ちゃん」
秋葉を始め、姉達が妹の様子に不思議そうに首を傾げた。
一度深呼吸をしてから胸に手を当てて自分の気持ちを口にする。
「わたし、お姉ちゃん達には負けないから!」
自分が欲しいモノを自覚して悟堂春花はそう宣言した。
最初は四季と春花を除いた姉妹の4Pをやって春花を釣り上げる感じの話を書いてましたけど、しっくりこなくて全面的に書き直しました。
次で秋葉&春花ルートが終わりで過去編でござる。
お気軽に答えて欲しい女性人気投票。
-
悟堂冬雪
-
悟堂秋葉
-
悟堂夏海
-
悟堂春花
-
悟堂美季
-
神門姫乃
-
悟堂咲子
-
悟堂夏織
-
縁種