※この作品はR-18です。

春夏秋冬姉妹と御主人様な僕。   作:赤いUFO

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親子の対面

「旦那様……っ!?」

 

 四季の父であり、神門当主の立場にある神門倫也の帰宅に冬雪は顔面蒼白になる。

 屋敷の主人が帰って来るのを知らなかった驚きや、碌に帰宅の為の準備をしていない申し訳無さにだ。

 そんな冬雪を見て、倫也は小さく手を振る。

 

「そう背筋を張らなくていい。君が今回なにも知らなかったのは、美季が手を回していたからだからね。まだ若い冬雪より、長い事、神門(ウチ)に貢献してくれている彼女に話が行くのは当然だ。気にしなくて良い」

 

 フォローする倫也だが、その言葉に冬雪は母である美季を睨んだ。

 だが本人は大して気にした様子もなく、むしろ悪戯が成功した子供のように悪い笑みを浮かべる。

 まるで、まだまだ甘いのよ、とでも言うように。

 

「こっちも向こうでの仕事が思ったよりも早く片付いたからね。冬雪のミスじゃない」

 

「はい……いえ、ですが……」

 

 慰められている冬雪は自分の不甲斐なさに唇を噛む。

 そこで夫人である姫子が口を挟んできた。

 

「落ち込んでないで、早く荷物を運び出してくれないかしら。つまで私達を玄関に立たせている? 館の運営は貴女達だけで大丈夫と言ったのだから、しっかりなさい」

 

「は、はい! 申し訳ありません!」

 

 いそいそと一緒に帰ってきた夏海と荷物を運び出す。

 

「それと秋葉。貴女には後で話があります。夕食後にいいかしら?」

 

「は、はいぃ。もちろんです」

 

 普段より少しだけ背筋を伸ばして答える秋葉。

 それから今日は和食が良いなどの注文を付けて屋敷の中へと入って行く。

 倫也が息子の四季に話しかける。

 

「四季。夕食時に大事な話がある」

 

「はい……」

 

 親子とは思えない味のない会話。

 四季(息子)からしたらほぼ初対面。倫也からすれば幼子以降、まったく会わなかった子供だ。

 会話が弾む方がおかしい。

 美季が四季の肩に手を置く。

 

「あれで旦那様、四季君と話せてかなりテンパってるのよ」

 

 面白そうにそう耳打ちされる。

 そうして全ての荷物をだし終えた後に、美季は自分の車に再度乗り込む。

 

「それじゃあ私はこれで。今度は仕事でパリまで行かなきゃいけないのよ」

 

「そう、なんですか?」

 

 今日は色々な事が起こって頭が追い付かず、生返事になってしまう。

 

「えぇ。それに私がここに居たら、奥様と毎日修羅場になると思うから。見たい?」

 

「……どうかお元気で」

 

 そう返すのが四季の精一杯だった。

 美季は最後に四季の頭を引き寄せる。

 

「娘達をよろしくね」

 

 それだけ最後に告げると実の娘達にはなにも告げずに屋敷を出て行ってしまった。

 

「なんだったんだろう、あの人……」

 

 結局最後まで美季がこの屋敷で住んでいた理由が分からず、首を傾げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当然ではあるが、いきなり帰ってきた神門夫妻との夕食は重苦しい沈黙に包まれていた。

 話した事もない父との対面もそうだが、四季がむしろ気にしているのは、妻の姫子の方。

 誰も口にしないから忘れがちだが、四季は謂わば、父と実母との不倫で出来た子供である。

 そんな相手に良い感情など抱いている筈もないだろうと推測出来るだけに、どう話しかければ良いのか分からない。

 何か話しかけた方が良いのか考えていると、半分程減った茶碗を置いて姫子が話しかけてくる。

 

「四季、だったわね」

 

「は、はい!」

 

 鋭い目と堅苦しい雰囲気に呑まれて、四季は思わず上擦った声が出た。

 その反応に一瞬だけ目尻が動いたような気がしたが、気付かなかったふりをする。

 

「この家に後継ぎとして戻ってきた以上、私は貴方を息子として接するつもりです。四季も本当の母親の事は忘れ、私を母と呼びなさい。意識を切り替えるのは難しいかもしれませんが、慣れなさい」

 

「はい。それは、もちろん……」

 

 どう接すれば良いのか分からなかったので、向こうからそう言ってくれるだけありがたい。

 たとえ表面上だけの言葉だったとしても。

 それに四季は実母と良い思い出がまったくと言っていい程に無い。

 そういう意味では、一般的な母子の関係など、想像の産物と思えるくらい実感がないのだ。

 父との関係も同様だが。

 そこで倫也から別の話に変わる。

 

「それでだ、四季。お前の見合いが決まった」

 

「へ?」

 

 いきなりお見合いの話をされて四季は目を丸くする。

 控えている姉妹達も程度は違うが、驚いているのは変わらない。

 

「これまで私達はアメリカで仕事をしていたのだが、そこで提携した向こうの会社の令嬢との婚約の話が持ち上がってな。あちらの娘さんも、この話に肯定的だ。まだ本決まりではないが、遅くとも年末までにはこちらに来て、一度お前と顔合わせをしたいそう────」

 

「ま、待ってくださいっ!!」

 

 声を上げたのは、四季ではなく、後ろに居た春花だった。

 自分の意見を口にしようとする春花を姫子が冷たい声で黙らせる。

 

「貴女の発言など求めてません。まさか、夫の決定に異を唱えるつもりですか? 悟堂である貴女が」

 

「……っ!?」

 

 神門の子を産めない侍女が口を挟むな、と遠回しに言ってくる。

 納得しているとは言い難い春花の様子に、姫子は冬雪に視線を向ける。

 

「冬雪。末っ子の教育が行き届いていないのではなくて?」

 

「すみません。全ては私の教育不足です。秋葉」

 

「はぁい。行こっかぁ、春ちゃん」

 

「……」

 

 冬雪が視線で春花を下がらせろと指示を出すと、秋葉は末っ子の手を引いて退出する。

 

「あ……」

 

 それを後ろめたい気持ちで春花の姿を見ていると、姫子が嗜めてくる。

 

「四季。この家に戻り、悟堂の女達と過ごし、思い入れがあるのは分かります。ですが、あの子達は悟堂です。一線を越える想いは許されません。貴方も神門を継ぐ者として、よく考えなさい」

 

 当然のように言い放つ姫子に抱いた感情は反発だった。

 

「僕は……」

 

 そこで倫也がパンと手を叩く。

 

「もう一つ大事な話があったが、それは後日に回した方が良さそうだ。それより、この屋敷に来てどんな風に過ごしていたのか教えてくれないか?」

 

「あ、はい……」

 

 父に促されるままに、四季はこれまで屋敷で過ごしてきた事を話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 退出した春花はキッチンで秋葉に質問する。

 

「……秋葉お姉ちゃんは知ってたの? 四季様のお見合い」

 

「まさか〜。でも、そういう話はあるかも〜って気はしてたよぉ」

 

「だったら!」

 

 なんで教えてくれなかったのかと態度で責める春花。

 秋葉は困ったように頬を掻く。

 

「う〜ん。そんなに驚くようなことかなぁ? 四季様にいづれ婚約者が付くのは、春ちゃんも分かってた筈だよねぇ?」

 

「それは……」

 

 分かっていた。その筈だったが、いつの間にかその可能性がすっぽりと頭の中から溢れ落ちていた。

 

「四季様はまだ十七歳の高校生だよ」

 

「うん。来年には一応結婚出来る年齢だねー。お二人としては、早めに顔合わせをして、仲を深めてほしいんじゃないかなー」

 

 他人事のように言い聞かせてくる秋葉に春花は黙り込む。

 

「で? 春ちゃんはどうしたいのぉ?」

 

「どうって……」

 

 どうしたいのか。どうなってほしいのか。

 改めて訊かれると言葉を出ない。

 

「神門の家も人も色々と特殊だからぁ。奥さんにはなれなくても、傍に居る事は出来るんじゃないかなーって話ー」

 

「それは……」

 

「選ぶのは春ちゃんと四季様だよぉ。ただ、四季様に婚約者が出来るのが嫌なら、距離を取るのも一つの解決作だと思うよぉ?」

 

 それは、春花に四季の事は諦めろ、という事だ。

 

「お姉ちゃんは、それで良いの」

 

「だってそういう関係でしょー? 神門と悟堂はぁ」

 

 肩をすくめる秋葉に、春花は悔しそうに唇を噛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう寝よ……」

 

 春花の中学の文化祭に始まり、父との再会。そしてお見合い。

 色んな事が一度に起こり過ぎて、頭の中で上手く処理できない。

 肌寒くなった季節に温かい毛布を被る。

 

「つかれたな……」

 

 そう呟いて目を閉じた。

 

 

 目を閉じて三十分程で眠りが深くなる。

 数回目の寝返りを打つと、完全に眠りの世界へと落ちようと────。

 クチュ。

 

 自分の指が、水っ気のある何か生温かいものに突っこまされる。

 

「っ!?」

 

「あぁ、起きたんですね」

 

「春かっ!?」

 

 一瞬で目を覚ました四季。

 そこには自分の指を咥えて舐めている春花がいた。

 名前を呼ぼうした瞬間に一方的に唇を重ねて塞いでくる。

 

「ん……うんんっ……ん〜」

 

 侵入してきて舌が深く絡み合い、唾液が混じって口の隙間からベッドに溢れ落ちる。

 しばらく唾液の混ざる音と生温かな舌の感触が支配する。

 ぷはっと顔を離して息をする春花。

 よく見れば、その格好もおかしかった。

 犬耳っぽいカチューシャを付けて、首にはリード付きの首輪を填めている。

 それより下は一糸まとわぬ裸だ。

 

「四季様……お昼だけじゃ足りないと思って。もっとしましょう」

 

 年齢に似合わない艶めかしい笑みを浮かべて、四季のシャツを捲って胸板を舐め始め、左手が股間に触れる。

 

「な、んで……」

 

「いいじゃないですか。気持ち良ければ。ほら、四季様のモノももう大きくなって……」

 

 体を下に移動させ、ズボン越しに四季の肉棒を頬で撫でる。

 春花は体を起こして四季のズボン下ろさせると、姿を現した肉棒を咥え始めた。

 

「んっ……んんっ……!!」

 

 丹念な舌使いで肉棒を舐めてくる。

 空いている手は自分の股間に触れて自慰をしていた。

 その姿に四季は嗜虐心が刺激されて、リードを握り、頭を押さえて奉仕させる。

 喉の奥まで肉棒に突かれる苦しみに目蓋をキツく閉じる。

 

「うあ……っ!?」

 

 射精して精液を春花喉に流し込む。

 

「コフッ……うっ、んっ!?」

 

 顔を離して口を押さえながら咳をしつつも、ゆっくりと口の中の精液を咀嚼する。

 

「春花ちゃん?」

 

「四季様……今度は、こっちを使ってください。好きなだけ」

 

 自慰で濡れた膣口を見せて体を擦り寄らせてくる。

 何処か必死な様子に躊躇っていると、春花の方から四季の上に跨ってきた。

 

「いいですよ。なら、こっちからしちゃいますから……」

 

 反対に春花の方は進んで四季と身体を重ねようとする。

 腰を落として肉棒を自分の腟内に案内する。

 

「あは……腟内で、すぐに硬く、おおきく……」

 

 自ら腰を振って春花は四季に奉仕する。

 普段よりも激しく動いて。

 

「んっ! どう、ですか、四季さま? わたしの腟内(なか)、気持ち良いでしょう? わたしが一番、四季様を、気持ち良くして差しあげるって……お、思ってるんです……!」

 

 一腰を動かしつつ、春花は無理やり四季の手で自分の胸を揉ませる。

 

「腟内は、四季様用にの形になって……おっぱいも、きっとお姉ちゃんたちみたいにおおきくなります……! だからぁ……っ!」

 

「う、あっ!?」

 

 下腹部を締めた春花の腟内に影響されて精液を吐き出す。

 

「う、あ、はぁんっ!? あ、あ、イイッ!?」

 

 腟内に注がれた白濁液の熱さに春花も絶頂した。

 射精が終わった後、四季の胸板に体を預ける。

 

「四季様……好き、です……あなたが……」

 

 その言葉にどれだけの想いが込められていたのか。

 突然好き、などと言われて四季は表情が険しいものになる。

 

「僕は……」

 

 何か口にしようとしたが、言葉にならず、誤魔化すように腟内の肉棒を抜いて体勢を変える。

 春花をうつ伏せで寝かせて覆い被さる形で再度肉棒を突っ込む。

 

「あ、んっ! し、き様……い、イイッ!?」

 

 今度は四季から責めて、子宮をガンガン押す。

 軽くリードを引っ張り、背中を愛撫する。

 

「はぁ、やだ……イッたばかりで、からだが、敏感に……っ!?」

 

「いいよ。何回でもイッてさ」

 

 背後から腕を回して胸を揉み、乳首を強く抓む。

 

「あひっ!?」

 

 当時にグリグリと奥を突いていた肉棒は再び精液を腟内で撒き散らす。

 

「────っ!?」

 

 枕を噛んで声を抑える春花。

 射精を終えると、四季は春花の手の甲に自分の手を重ねる。

 

「……わたしのことが嫌いでなければ、傍に居させてください。これからも、ずっと……」

 

 半分だけ向けられた目が閉じると同時に一筋の涙が伝った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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