※この作品はR-18です。

春夏秋冬姉妹と御主人様な僕。   作:赤いUFO

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母の想い

 無表情の筈なのに苛立ちを隠せない様子で車を運転している。

 後ろには姉妹の母である悟堂美季が続いていた。

 赤信号で止まると自分を落ち着かせる為に息を吐く。

 

「いずれは接触してくると思ってましたが、まさかこんな風にとは……」

 

 冬雪からすれば何らかの催し物で接触してくるのを想定していたが、まさかほぼプライベートの旅行で会うとは思わなかった。

 

「あの……みんなのお母さんってどんな人なんですか?」

 

 当たり障りの無いように四季が質問する。

 しかし、帰ってきたのは沈黙だった。

 それは嫌悪とかのマイナスの感情からではなく、困惑に因るもので、何を話したら良いのか分からないと言った感じだ。

 

「何て言えばいいんでしょうかー。自由な人?」

 

「無責任なだけよ。少なくとも、我が子(私達)に関しては……」

 

 言葉の端々に棘を付ける冬雪。

 

「悟堂に決められた婚約を嫌ってとある政治家……と不倫関係になったのが始まりでしたか……その時に私を身籠って大学も中退。お婆様はその後もコネを使って婚約の話を進めたのですが、その度に。そして秋葉、夏海と続いた事でお怒りになったお婆様が母を勘当しまして。尤も、それは産んだ私達の世話を周囲に丸投げしていたことも原因ですが」

 

「それでも養育費とかは出してるんですよー。ボクの医大の学費もおかーさんが出してる訳ですしー。逆に言えばお金関係以外何にもしてくれない訳ですがー」

 

「それは……」

 

 訴えられても文句の言えないネグレクトぶりな言葉が詰まる。

 夏海が春花に話を振る。

 

「春花は母さんに会ったこと、あったっけ?」

 

「四回、くらい? でも、話したのは一回だけかなぁ」

 

 指折りで数えながら母と会った回数を数える春花。

 聞いてるだけで常識とはかけ離れた人物に思える。

 

「でも、屋敷に来るって言ってましたけど、良いんですか? 実家からは勘当されてるんでしょう?」

 

 別にみんなの母を悪く言う訳ではないが、そんな破天荒な人物を屋敷に入れて冬雪達が怒られないかと不安になる。

 四季の疑問に冬雪が少しだけ表情を曇らせて答えた。

 

「……確かに悟堂には勘当されてますが、神門の方となると話が変わってくるのですよ。そこがあの人の厄介な所と言うか……」

 

 言葉を濁す冬雪に代わり、秋葉が説明する。

 

「おかーさん、神門の会社を大きくしたり、または経営危機に陥った会社の立て直しにかなり貢献してるんですよー。七年前くらいでしょうかー? 神門の傘下にある全国チェーンのファミレスのとある店舗でバイトテロをやられた事がありましてー。そのイメージダウンからそこら一帯の店の引き上げの話も出たくらい大事になったんですけどー。そのマイナスイメージを払拭したのがおかーさんでしてー」

 

 細かく話を聞くと四季も知っている大きなバイトテロの事件だった。

 

「海外にも強いパイプを持つ人です。事業を海外に広げる際にあの人が仲立ちすればほぼ成功すると言われる程に。悟堂からすれば勘当した人ですが、神門からすれば手放せない人材なんです。今は会社経営から離れてフリーのデザイナーをしていますが」

 

 だから無下には扱えないと冬雪が形の良い唇をキュッと強く結ぶ。

 

「何にせよ、常識が通じ難い相手なのは間違いありません。四季様もまともに相手をしなくて結構です。適当に流してください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりねー! 神門の屋敷に来るのも!」

 

 鼻唄混じりに上機嫌で屋敷の中に入る美季。

 

「今はパソコンが有れば何処でも仕事出来るからいいわよね。便利な時代になったわ」

 

 と、そこで冬雪に質問する。

 

「部屋って何処が空いてる?」

 

「……今は四季様と私達しか居ませんので、西側の使用人室はほぼ空いてます。使用している部屋は名札が掛かってるのでそれ以外の部屋なら御自由にどうぞ」

 

「オッケー。あ、そうだ四季君」

 

「はい?」

 

 いきなり呼ばれて背筋を伸ばす四季。

 

「私の事は美季ちゃんって呼んでね」

 

 美季の発言に娘達の方はうわーっという感じの表情になる。

 自分達と年の近い異性が母親をちゃん付けで呼ぶとか嫌だろう。

 疲れた様子の冬雪。

 それを見ていた四季に秋葉が耳打ちする。

 

「妹(ボク)達が生まれて一番割を食ったのが冬姉でしてー。だからおかーさんとは折り合いが悪いんですよー」

 

 預けられたのは悟堂の実家だが妹達の面倒を1番見ていたのは冬雪とのこと。

 だからか、妹達にとって冬雪は姉であると同時に母でもあるのだ。

 しかしそんなヒソヒソ話も当の本人に聞こえていたらしい。

 

「別に割を食ったなんて思ってないわ。ただ、あの人の身勝手さが合わないだけよ」

 

 眼鏡をかけ直して四季と妹達に笑いかける。

 

「それじゃあ私達も入りましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 美季が神門の屋敷で暮らすようになって二日が経過した。

 特にあちらから接触してくる事もなく、基本部屋で仕事をしているらしい。

 食事などには顔を出して娘の料理を褒めたり色々と質問されるが、全て当たり障りのない物だ。

 それでも我が家同然に暮らす美季に周囲は困惑していたが。

 

 

 

 

 

 

 

 四季が寝返りを打つと顔に柔らかい感触の何かに当たる。

 鼻についた匂いにも触発されて眼を覚ます。

 

「?」

 

「あら大胆」

 

 目を開けると何故か全裸の美季が四季のベッドに入っていて、彼女の乳房に顔をダイブしている形になっていた。

 

「おわっ!?」

 

 ビックリした四季が跳ねるとベッドから落ちそうになった。

 

「みみみみ美季さん!? なんでっ!?」

 

 全裸の美季に顔を赤くする四季。

 美季は不満そうな顔をする。

 

「あらあら。美季ちゃんって呼んでって言ったでしょう?」

 

 ツンツンと鼻を指でつついてくる。

 固まっている四季に美季が更に楽しそうに告げる。

 

「昨日は春花とお楽しみだったわね」

 

 その言葉に四季は本当にベッドから落ちる。

 娘達を取っ替え引っ替えしてるなど普通の母親からすれば頬を張られても文句は言えないだろう。

 おろおろと動揺する四季に美季はシーツで身体を隠して続ける。

 

「いいのよー? 神門の性欲の強さは血筋だし、その為の悟堂の女だもの。あぁ、それとも春花の方が溜まってたのかしら?」

 

 まだ中学生の娘が男と寝たというのに、まるで気にした様子のない美季に違和感を覚える。

 旅行中に夏海と春花の両方とシテいたのを見られているので今更かもしれないが。

 美季はベッドから降りると床に脱ぎ散らかされた衣類を拾って着替えだす。

 

「思った以上によろしくやってるみたいで安心したわ。ふふ。四季君、滞在中に私にも相手して欲しかったらいつでも呼んでねー」

 

 言いたい事だけ言って部屋を出て行った。

 残された四季は唖然としながら扉を見つめる。

 

「結局……何だったんだろう……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の午後になり、四季は夏海と春花の三人でお出かけ。

 秋葉は屋敷の地下部屋にいる。

 仕事中だった冬雪の仕事部屋に入ってきた美季は許可もなく椅子に座る。

 

「何か御用ですか?」

 

「冷たいわね。折角の母親と二人っきりなのに」

 

「それなら訊きますが、何故この屋敷に滞在しようと思ったのですか? まさか今更、私達と親交を深めようと思った訳でも無いでしょう」

 

「そうね。私は子供を産むのが目的で育てる────どう育つかは興味無かったし。母さんに任せればそう間違いは起きないと思ったから預けた訳だけど」

 

 何の悪気もなく笑って答える母に冬雪は寒気すら覚える。

 椅子から立ち上がり、冬雪の傍に近づいてくる。

 

「今朝ね。私、四季君と寝たの」

 

 囁かれた言葉に書類を作成していた冬雪の手が止まった。

 

「貴女は……なにを……」

 

「私も悟堂の女よ。次期とはいえ、神門の当主と肉体関係を持つのは当然ではなくて? 冬雪もだから妹と四季君との関係を持たせたのでしょう? あの子、やっぱりかわいいわね。私の胸に自分から求めてき────」

 

 話を聞いている内に、冬雪は思考が真っ白になり、反射的に美季の頬を張ろうとしたが、難なく手首を掴まれた。

 

「ふーん。そういう反応が返ってくるって事は、冬雪なりに四季君に執着してるのね」

 

 ニヤニヤと笑いながら再び椅子に座ると両手を上げた。

 

「冗談よ。ちょっとからかっただけで、あなたが思うような事はしてないわ」

 

「くだらない冗談を言いたいなら出ていって貰えますか?」

 

 このまま母と居たらまた手が出てしまいそうでさっさと退室を促す。

 その意思が伝わっているのかいないのか、美季は部屋を出ようとしない。

 

「いずれ、四季君にも婚約者ができるわよ」

 

「……」

 

「高校卒業前か後か。遅くとも二十歳くらいにはどこからか見繕って来るでしょうね。旦那様がこちらに戻ってくればその話も出るんじゃないかしら?」

 

 神門の次期当主である四季にはそうした話は既に出ている。

 その候補に、神門との間に子を産めない悟堂の人間が選ばれる事はない。

 

「神門の当主が男だった場合、悟堂の女は純潔を捧げるべし、なんて家訓を生真面目に守ったんでしょう? そんな相手をポッと出の女にかっ拐われて、思うところは無いの?」

 

 四季が別の女を妻に迎える。

 分かっていた事だしそういう物だとずっと教えられてきた。

 なのに美季はその価値観にヒビを入れてくる。

 

「将来的には貴女達の選択肢は二つ。悟堂が用意した見合い相手と結婚して四季君の傍を離れる。もしくは他の女と家庭を築いた四季君を眺めながらたまにお呼ばれするのをいじらしく待って仕え続ける。私みたいな立場も有るけど、神門から距離を取る事に変わり無いわね」

 

 要するに四季から離れるか、今の関係を維持し続けるか。

 言葉に詰まる冬雪に美季はどうするのか視線で問いかけてくる。

 

「私は……悟堂の女です。旦那様と四季様の決定に従うだけ……」

 

「ま、冬雪ならそう答えるでしょうね」

 

 冬雪の答えに失望した様子はなく、ただ予想通りと肩を竦める。

 そこで話は神門姫乃に移る。

 

「そう言った意味では姫ちゃんは異端だったわね。あの子はあの子なりに今の神門を変えようとしていた。その結果は失敗に終わったみたいだけど、姫ちゃんは独りで神門と悟堂の呪いに抗おうとしたのよ」

 

 ここに居ない、神門姫乃を褒めるように目を閉じる。

 話は終わりとばかりに立ち上がる。

 

「冬雪がそう選択するなら好きになさい。今更あーだこーだと指図するつもりは無いし。私としてはこのまま身体の関係を続けてくれるだけで充分だもの」

 

 部屋を出ようとする母を呼び止める。

 

「貴女は、何を目的としてるのですか?」

 

 答えるとは思ってなかったが、足を止めて振り向く。

 そこには苛立ちと軽蔑。そして憎悪の宿した瞳で笑う母がいた。

 

「決まってるでしょう。いつまでも嫉妬に狂って子離れ出来ない神様(姑)を、いい加減叩き出してやるのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その晩、冬雪は夜伽の為に用意された部屋に向かっていた。

 四季に婚約者が出来、自分達が不要になる。

 

「えぇ。分かっていた事ですもの……」

 

 最初から決まっていた事だ。今更迷う話じゃない。

 悟堂の女として神門に仕えるのは当然の事。

 冬雪が願うのは神門に相応しい女性が招かれる事くらいだ。

 失礼しますと到着した部屋のドアを開ける。

 部屋の中では既に四季が待っている。

 

「四季様……」

 

 いつも通りの態度を貫いている筈なのに、冬雪の様子を見た四季が心配そうに声をかけてくる。

 

「具合、悪いんですか? 少し顔色が優れないように見えますけど」

 

 体調を心配してくれる四季に冬雪は首を横に振る。

 

「いえ、大丈夫です。ただ少しだけ……自分の浅ましさに嫌悪しているだけです」

 

「?」

 

 冬雪が着ているYシャツのボタンを外す。

 

「四季様……どうか卑しい私に今晩罰をお与えください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 眼鏡の代わりに目隠しをしてしゃがんだ冬雪が横から四季のぺニスを舐めている。

 乳首にはローターが付けられ、そのスイッチは四季が握っている。

 

「んはっ!」

 

 ぺニスをしゃぶってる最中にローターのスイッチを入れると小さな振動音が鳴り、冬雪の乳首を刺激する。

 その刺激にぺニスから唇を離すが四季が頭を掴んでフェラを続けさせる。

 

「口を離すな」

 

「ふぁい……」

 

 冬雪が四季の太腿を掴みながらぺニスの竿を舐めながら移動し、玉袋も舌で転がす。

 

「フッ……ンンっ!! アハァ……ンフ……!」

 

 男性器を舌での奉仕を続ける冬雪。

 そんな冬雪に四季は再びローターのスイッチを入れると同時に足の指でクリトリスを弄り始めた。

 

「あっ……そこは……っ!」

 

 クリトリスを足の指で弄られて身じろぎする冬雪。

 膣口を足で擦ると、愛液が糸を引く。

 

「足でマンコ弄られて感じてるんだ……」

 

「はい……四季様に足で触れられてると思うと……」

 

「ふーん。じゃあ次に行こうか」

 

 そう返すと、ローターを外して冬雪をベッドの上にうつ伏せに寝かせる。

 部屋に用意されていた道具を手に取る。

 

「望んだのは冬雪の方だからな」

 

 四季は手にしている短鞭で軽く尻を叩く。

 

「あうっ!?」

 

 叩かれた尻は赤い線が出来た。

 次に背中を叩く。

 

「ハッ……ンヒィッ!?」

 

 連続せずに一回一回間を置いて鞭を振るわれ、当たると冬雪の痛みを堪える声が響く。

 

「……こんなのが良いのか?」

 

「はいぃ……叩かれる度に私のマンコが疼いて……それに、叩かれたところが、空気に触れて……はぁ……」

 

 熱い吐息を漏らす冬雪。

 自ら尻を上げてもっとと誘ってくる冬雪に鞭を振るう。

 鞭が引いた後に緊張が緩むのか、マンコから分泌された液体が垂れている。

 それを見て四季は鞭を落とし、冬雪の赤くなった尻に手を添えた。

 

「いくよ」

 

「はぁ……はぁ……はい、来て下さい、四季様……」

 

 既に限界だった四季は一気に膣内の奥までぺニスを突き入れた。

 腰を打ち付けつつ体を倒して赤くなっている冬雪の背中を舐める。

 

「あふ……四季様……?」

 

 赤くなった背中を癒すように舌を這わせ、キスをする。

 そのもどかしくも小さな快感が冬雪を震わせる。

 正直、本人の希望とはいえ誰かに鞭を振るって傷付けるのはそれなりに苦痛だった。

 何度か赤い線を舌でなぞると、仰向けに体勢を変えさせる。

 手の平を合わせて繋がり、腰の動きを激しくする。

 

「アンっ! ンンっ!? あ、し、き……さま……」

 

 冬雪も脚を絡めてきて密着してくる。

 膣内では肉ツボが四季のぺニスから精液を搾り取ろうと締め付けていた。

 

「冬雪のマンコ……すごい……もう、射精る……!」

 

「きて、ください……わたくしの、子宮に……全部、みたしてぇ……!?」

 

 ぐいっと貫くようにぺニスを冬雪の奥へと突く。

 すると溜まっていた快楽を解き放つように射精した。

 

「あはぁっ!? アンっ!? あ、あんっ! イクッ!! あぁああああああああっ!?」

 

 注がれる精液の熱さに身悶えながら絶頂する冬雪。

 精液を射精し終えると、四季は冬雪の胸に顔を埋める。

 安心しきり、微睡む表情で体を預ける四季の頭を撫でる。

 

「えぇ。私は、悟堂の女ですから、全ては四季様の思うままに」

 

 慈しむように、四季の頬に口付けをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆が寝静まった夜。

 悟堂美季は地下室へと降りていた。

 

「久しぶりね、姫ちゃん」

 

 地下室で眠る神門姫乃に話しかける。

 

「儀式の失敗を聞いた時、あぁやっぱりって思ったわ。我の強い子程、神様に嫌われるみたいだからね」

 

 神門の儀式に失敗した者の末路。

 彼女の正義感の強さから美季は姫乃が儀式に失敗する可能性が高いと思っていた。

 美季は姫乃長い栗色の髪に触れる。

 

「もしも四季君まで儀式に失敗した場合、貴女は今のまま子を産む道具にされる」

 

 儀式に失敗した神門の女は心を奪われ廃人にされる。

 しかし後継者が居ない場合、神門の女は廃人のまま子を産まされるという役目が与えられていた。

 その為に神門姫乃はこの地下室で"保管"されている。

 

「貴女もそんなのは嫌でしょう? だからちょっとだけ協力して貰うわよ。調べたい事があるしね」

 

 美季は姫乃の髪を数本抜き取った。

 

「まぁ結局、鍵を握るのは四季君なんでしょうね。姫ちゃんもそこで弟を応援してあげなさい。上手くいけば、眼を覚ます可能性も有るかもしれないし……ね?」

 

 抜き取った髪を小さな硝子ケースに保管して地下室を後にした。

 

 

 

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