脳内フレンドに甘々逆レイプされそう 作:トマト星人 <TN>
僕には友達があまりいません。
クラスメイトで人気者の2人が話しかけてくるので、それを友達として定義してもいいのであれば、僕の友達はその2人だけです。
家族とは別居で、アパートに一人暮らしで高校に通っています。
さて、なんでこんな僕が自室のベッドの上で黒髪長髪の碧眼美少女に下着姿で床ドンされているのでしょうか?
「恭弥♡ぜんぶ私に任せていいからね♡」
「え、あ……うぅ」
僕はこの状況になるまでの過程を思い出すことにしました。
まぁ、特に過程とかないけど。
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15時間前
午後4時17分
「今日は早く帰れるなぁー」
僕は下校中コンビニの飲食スペースでカフェオレを飲みながら、友達とだべっていた。
もちろん相手は僕の脳内フレンドこと、
設定は黒髪長髪の碧眼美少女でとってもえっちで甘えん坊だけど甘やかし上手でもある。
華奢な見た目とは裏腹に無駄に戦闘力高め。
ちなみに服装は想像で補完しやすいように自分と同じ高校の制服を着てもらっている。
初めはただの会話練習のはずだったんだけど、名前を付けたり設定を増やす度にイメージの解像度が上がっていき、今では僕と違う独立したもう1つの人格となっている。
「そういえば来週新作のゲームが出るんだよ」
『恭弥が家でいっつもやってるアニメ調でやぁ〜たら肌露出の高い媚び媚びの女の子が出てる格ゲーの新作?』
「そうそう、なんか棘を感じるけど間違っちゃいない」
ゲームをしている間も彼女と会話をするのは、脳の負担が大きいので、難しい。
それに可愛い女の子を操作して戦うので、彼女が妬けるのも不思議ではない。
「やっぱり僕がゲームするのは嫌かな」
『そんな事ないよ?あれで遊んでる恭弥見るのすきぃ。負けた時のアホズラとかね♪』
「僕じゃなくて画面を見てくれよ……」
もし誰かが今の僕を見れば一人で誰かと会話する変な人だけど、ここはレジや入り口から1番遠いので、小さく話せば問題は無い。
しかし学校では話せないことがほとんどなので、そんな日は今みたいにコンビニに寄っている。
「そろそろ飲み終わるな、んじゃまたね」
『ん。わかった!』
彼女を脳内から一時的に遮断し飲み終えたゴミを捨てて帰宅する。
明日から連休だ。
「はぁ、詩音が現実に来てくれたらなぁ」
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22分前
午前6時55分
「恭弥?ねぇ、起きて」
「ん?んぅ〜ん?」
まるで天使のような綺麗な声色。
知っている声だ。
なのに初めて聞く声だ。
おかしい。
寝ぼけた脳でも分かる非日常的な矛盾。
「私だよ。君の、君だけの為の詩音。こうやって会えて嬉しいなぁ」
「えっ、詩音……なのか?」
仰向けで寝ていた僕に、寄り添うように隣で座る詩音と名乗る女の子。
黒髪長髪碧眼美少女という設定に恥じない容姿で、僕の想像よりずっと綺麗。
そして僕と同じ高校の制服。
本来なら信じられない出来事ではあるのだろうが、僕は意外とそんなり受け入れていた。
心の奥でずっと願っていたことだから。
「僕も会えて嬉しいよ、詩音」
「うんっ!恭弥ぁ〜♡恭弥ぁ〜♡」
彼女はゆっくりと俺を押し倒して、覆い被さるように抱き締める。
心地よい重み、温かい体温、微かに甘い匂い。
そして、胸部の柔らか……え?
「詩音ッ、そんなお約束みたいに当てなくても」
「えへへ♡きょうやぁ〜♡」
あー、これ無意識?
少し意識してしまった自分が恥ずかしい。
彼女に勘づかれず内心安堵していた僕の耳元で目の前の天使が囁く。
「じゃーさっそく初えっち、しよっか♡」