※この作品はR-18です。

時代はオリ主よりもエロ主だ!   作:ジンンラスト

5 / 10
今回もエロが無くて本当に申し訳ありません。
今回の話はオリ主くんに続いて、女主のお話になります。





幕間2・女主(エロなし)

今でも思い出す昔の夢。

 

最初の夢はパパのお嫁さんになることだった。

それを聞いたパパは凄く喜んでキスをして抱きしめてくれた。

ママは呆れてたけど笑ってくれた。

そして私はママのお嫁さんにもなると言ってママにキスをした。

3人で笑いあった。

 

 

次の夢は魔法少女になる事だった。

主人公は小学生の女の子。最初は魔法も何も知らない、変わらない日常。

しかしそんな日常はある日突然崩れる。

たまたま父の書庫で不思議な本を見つけ、その本から封印された獣が現れた。

そして世界に散りばめられた『災い』を解決するために親友や同級生と協力して奮闘する。

そんなアニメだった。

 

名前は今でもきちんと覚えている。

『カードキャプターさくら』

 

今思えばあの時から私のオタクの道が始まったのかもしれない。

にゃ~んやらほえーやら絶対だいじょうぶだよ!とか真似をしていた黒歴史でもある。

 

だけど成長する頃にはお父さんの嫁になる事はできないと知ったし魔法なんてありえない事を知った。

でもアニメは見続けた。

 

魔法使いになりたいとは関係なく『セーラームーン』やら『おジャ魔女どれみ』やら『プリキュア』『魔法少女リリカルなのは』なども嵌っていた。

 

そして段々成長するに連れてアニメは恋愛アニメも見るようになった。

ようするに小さな頃の流れでアニメを見続けて見るアニメの種類が広がっていった。

そんな流れに乗って18禁ゲームも好奇心で手を出してこれまた流れるように嵌っていった。

 

気がつけば一般的に言われるオタクになっていったのである。

腐女子じゃなくてオタク。

 

恋愛アニメも18禁の恋愛ゲームも素晴らしかった。理想の世界があった。

主人公の男の子は毎日、朝は幼馴染や妹に起こされたり、一緒に登校したり遊んだり、フラグをたてまくっていた。

義妹、義姉、同級生、先輩、後輩、先生からある日突然現れた女の子などなど。

段々主人公は行動を起こし、日常が変わり始め、恋に落ちる。

そして山あり谷あり、ギャグやらシリアスを繰り返し最後はハッピーエンド。

 

私は憧れた。特に憧れたのが義妹や義姉、そして隣に住む幼馴染だ。

私も毎朝男の子を起こしたい、一緒にご飯を食べて登校して勉強して屋上でお昼ご飯を食べて遊んで一緒に帰る。

それから行く行くは告白されて両思いになり恋人になりキスをして結婚して・・・・・・。

 

 

――だがそんな日常はありえない。ありえないんだ。

 

 

まず私には幼馴染はいない。

いや、正確には居たとは思う。だが隣の家には同じ年代の男の子は居なかった。

確かに近くには同級生の男の子は居たけど起こしには行った事はなかったし一緒に朝ご飯も無かった。

 

一緒に登校も小学校は集団登校で中学高校などはこれまた同性の子と登校していた。

男友達は居たけど友人と言うよりは挨拶と話はするクラスメイトの認識だった。あとはカッコいい子はいなかった。

たまーに男の子と一緒に登校した事もあるがそれこそ数えるくらいしかなかった。

 

一緒にご飯を食べるのもこれまた同性。男子と食べるのなんて小学校の給食で班でしか食べた記憶がなかった。

自ら進んで誘うことも無かったし誘われる事もなかった。誘うとしても誘われるとしても当たり前だが同性。

屋上なんて現実では開いてないし基本教室か食堂で食べたし。

 

一緒に遊ぶのも体育の男女合同授業とかくらいだけだった気がする。

休み時間は本を読むか同性の子と話ばかりしていたし、男子はチャイムと同時に運動場に行って遊んでる子が多かった。

 

一緒に帰るのもこれまた同性ばかりだしもしくは1人で帰っていた。

 

ようするに小・中・高の学生時代、親しい男子は0人と言って良かった。

遊ぶ時は遊ぶけどそれこそ男女数人でとかはあったが2人きりなんてなかった。

 

恋愛話は好きだったしよく友達とコイバナをしていた。

もちろん友達の恋を見守った事もあった。

成功した失敗した付き合った別れた浮気した浮気された。

彼氏は年上年下社会人、10歳上などなど色々な恋愛話を聞いた。

だけども自分自身は誰かに惚れた事もなかったし告白された事もなかった。

 

そして『いつもと変わらない日常』は過ぎていって学生から社会人になった。

 

社会人になれば自分の給料でアニメやゲームを沢山買えるようになりさらに没頭していった。

毎日毎日、朝から働いて仕事から帰ればアニメを見てゲームをする、そんな生活。

 

だが女は捨ててなかったのできちんと運動もしていたし運動神経も悪くない。

学生時代も社会人時代もスタイルは悪くなかったしオタク要素以外は良いと自負していた。

 

だけども一向に相手ができない。好きな人が出来ないし良いなと思う人もいない。

告白もされないし、正直これと言った人もいなかった。

 

そして年月が過ぎていけば行くほど親や親戚がうざくなっていく。

やれ彼氏はできないのか結婚はまだか、孫はまだか。

 

ああ本当にうっとうしいし意味が分からない。

私はずっと『いつもと変わらない平穏な毎日』を過ごしていたじゃないか。

 

そりゃあ私だって彼氏はほしいし結婚はしたい。

だけど好きでもない人間と彼氏彼女の関係にはなりたくない。

適当に男を引っ掛けるなんて事はできないしやりたくない。

 

だっていつかはもしかしたら出来るだろう。

そんな淡い期待をずっとしていた。。

社会人になればきっと、2年目になればきっと、3年目になればきっと。昇進すればきっと。

――だがそんな出来事はまるっきりなかった。

 

結局、気づけば三十路越えである。

相変わらず趣味はアニメ鑑賞とゲーム。

恋愛経験は丸でなし。

 

顔も悪くないしスタイルも悪くないし仕事も運動もできるし貯金だってある。

後輩や部下からも慕われてるし先輩や上司にも信頼信用されてる。

異性からも同性からの評価も良いと思うし性格だって悪くないはずだ。

 

なのになんで彼氏ができないんだろう。

充実した生活を送ってるはずなのに納得が行かないし満たされない。

 

ようするにだ。

私はこのまま死ぬまでもう独身なんだと思う。

 

憧れた生活も夢も求めていた事も出来ないまま

『いつもと変わらない平穏で平凡な毎日』を死ぬまで過ごすんだろう。

 

ただ出来る事なら、産まれ変わったら私も恋愛ゲームのような毎日が過ごしたい。

どうせそんなくだらない願いは叶うわけがないのもわかってる。

 

こうして私は毎日くだらない事を考えたまま生活をしていた。

 

 

 

 

――だがそんなある日、私の運命が変わった。

 

 

 

二次創作で良くある神様の失敗による事故で死ぬ。

それが私に身にも起きたのだった。

 

神様は私に謝った。

素晴らしい人生を歩んでいたお主を間違って殺してしまってすまない。

お詫びに記憶をそのままに何か能力を持たせて転生をさせてあげよう。

 

私は謝罪なんてとんでもない。

むしろ殺してくださった上にさらに転生させていただける事に感謝をした。

 

ああ、神様は本当にいるんだ。

妄想を現実に出来る出来事が今、私の目の前にある。

それだけで殺されたくらい気にしない。

 

私に言葉に神様は驚いていたがそれならと気にしないようにしてくださった。

 

しかも転生先は『魔法少女リリカルなのは』と言われて私はもう有頂天。

『カードキャプターさくら』じゃないのが少し残念だけどそんなの些細な事だ。

 

だってあのなのはの世界に私が行けるって事でしょ?

なのはやフェイトやはやてらの原作キャラに会えるなんて最高じゃん。

 

ならばと私が求めたのは『男の幼馴染のいる日常』と『テイルズの魔法と技』をほしいと願った。

神様はそれなら構わないと頷く。

 

やった! やった!

これで私の夢が両方叶う。

幼馴染の男の子も手に入れて魔法ももらえた。

しかもあのテイルズの魔法と技なんて最高だ。

 

頑張って魔法も技も練習してなのは達と切磋琢磨していつかは管理局最強を目指すのも良いかもしれない。

そして行く行くは幼馴染の男の子と結婚して地球でなのはの翠屋みたいに喫茶店を夫婦で経営するとか最高の未来かも。

 

あ、でもでもそうなると頑張って幼馴染と仲良くならなきゃ!

これでもし嫌われたら1つの夢を失ってしまうから気をつけないとね。

 

 

 

――そんな色々な妄想を抱え現実にするべく私は木之本知世(きのもと ともよ)となって転生した。

 

 

 

 

転生した最初は本当に驚いた。

まさか赤ちゃんの頃から始めるなんて……。

 

しばらくの間は魔法も技も使えないし自由が無いのが辛かった。

でもそれらをふっとばすくらい素晴らしい出会いがあった。

 

隣の家にも私と同時期に男の子の赤ちゃんが産まれた。

同じ病院で母親のベッドが隣同士だったのか交流を持つようになったのだ。

 

初めてその赤ちゃん――強くんを見た時に"私の心は急激に満たされた”。パズルのピースが埋まった様な感覚。

ああ……『理想』の幼馴染が目の前に居る。なんて最高なの。

この瞬間、逆光源氏計画を『心』に決めた。絶対私の『理想』の男の子になってもらおう。

 

その計画を実行するため歩けるようになって話せるようになった私は毎日強くんに会いに行った。

 

強くんは凄く良い子。

まるで物語の主人公みたいに明るくて優しい。

予定が無いのにいきなり遊びに来ても笑顔で遊んでくれる。

それにいつのまにか私の知らない間に色んな人と仲良くなっているしその輪の中に私も入れてくれた。

 

ただ最初は私がお姉ちゃんとして連れ回すはずが今では逆に連れまわされてたりする。

やっぱり子供パワーは凄いなぁ……と思いつつもこれはこれで楽しかった。

 

だって私は今、隣の家に住む幼馴染の女の子。

でも私はもっともっと先を目指している。

その努力のおかげか親には内緒だけど、強くんと会うたびに"キス"をする。

 

どっちから始めようと言ったのかなんて覚えていないけど。

誰にも内緒、二人だけの秘密だよって気づいたら習慣になっていた。

 

朝の挨拶のキス、バイバイの別れのキス。

いつか誰かに取られないように頑張って彼を自分の物にする。

 

だけど私の思惑以上に強くんの行動は凄かった。

まさか幼稚園に通うようになった初日に少し目を離した隙にあの『月村すずか』と友達になっていた。

 

主人公の『高町なのは』が魔法を知る前からの親友の1人。

確かなのはのお兄ちゃんがすずかのお姉ちゃんと恋人同士だったはずだ。

 

ただなのはが魔法を知って物語が進むに連れて『一般人』の彼女は影が薄くなっていってた。

私も実はあまり彼女と『アリサ』については名前となのは親友だって事くらいしか覚えてない。

印象に残ってるのは家でお茶会(笑)セレブ(笑)とか笑ってた。

なにせ第1期はフェイトや管理局と出会い。第2期は闇の書やはやてがメインだし第3期は出てない。

……あ、でも確か2期ではすずかがはやてとなのはの架け橋になったんだっけ?

 

ようするに私にとっては彼女はある意味『モブキャラ』なのである。

だけど彼女のおかげでこの世界が『魔法少女リリカルなのは』の世界と言うのを思い出した。

 

まったく魔法の練習もしてなかったしずっと強くんを追いかけてた。

 

それにしても私がどうにか覚えてる記憶ではすずかはなのはとアリサ以外友達居なかったんじゃなかったっけ?

 

ここで私はある事を思い出した。

 

え!? まさか私が幼馴染を願ったから強くん主人公フラグ立っちゃったとか!?

 

これってエロゲーでよくある『もう一人の幼馴染』とかじゃないのもしかしてー!?

うぅ……そうだとしてもまさかモブキャラがそんな風になるなんて……。

 

とは言え、ここで私もすずかと友達にならなかったら強くんとの関係が壊れてしまう。

……うん、ここは我慢しよう。それにすずかと友達になっていれば、いつかなのはとも友達になれるはずだ。

 

あれ? でもすずかとこのまま友達で行ったら強くん、小学校でなのはやアリサと仲良くなるんじゃ……。

大切な事を思い出して汗が止まらない。

 

強くん=主人公とする。

私=隣に住む幼馴染で『メインヒロイン』『メインヒロイン』

すずか=幼馴染2

なのは=幼馴染2の友達1で同級生

アリサ=幼馴染2の友達2で同級生

フェイト=なのは繋がり

はやて=すずか繋がり

 

 

ほとんどヒロイン候補じゃん!?

うぅ……まさか原作キャラがライバルになる可能性がある日が来るとは。

 

いや、でもこのまま強くんがすずかと遊ばなくなる可能性があるかもしれない。

――と言う私の淡い期待は毎日幼稚園に行くとすずかと3人で遊ぶようになった時点で諦めた私であった。

 

 

 

ああもう!

こうなったら原作キャラにも負けない!

絶対私が彼のメインヒロインで私ルートに行かせてやるんだから!!




次回はエロい話を頑張って書きます(ゲス顔)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。