※この作品はR-18です。

時代はオリ主よりもエロ主だ!   作:ジンンラスト

9 / 10
息抜きのはずがなぜか12000文字超え(白目)

お気に入り2500件突破、UA約18万、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

今回はアリスサイドです。
三人称やら一人称がごちゃごちゃしてます。
深くしようとした結果がこれです。



幕間4(アリス)

――『アリス・ローウェル』にとってその日は最悪の日だった

 

アリス・ローウェルは聖祥大学付属小学校に通う2年生。

茶色に近い金色の長い美しい髪、宝石のような綺麗な蒼い瞳、人目を引くほど愛らしいほど整った顔、イギリスからの帰国子女。そしてIQ200と言う天才児である。

そんな美貌と英知が凄い彼女であるが親しい友人は誰一人いなかった。

孤児だったこともあり優しくしてくれたのは4つの塾の先生と知育研究開発の人だけ。

 

そんな頭の良い大人ですら彼女の知識、話し方、行動には驚かされる事が多い。

何せ中辻陶夜、藤原陽道と言った難しい本を理解して読んでいるのだ

 

そうなると当然、アリスの同級生どころか上級生の『子供達』は馬鹿で誰一人としてまったくついてこれなかった。

 

だからと言って、アリスは気にしていなかった。

確かに、友達はほしかった。だが同年代の子達は仲良くする事も『自分の為に何かをしてくれる』人もいなかったのだ。

寂しいと思うものの仕方ないと諦めていたのである。

 

残念ながらそれもそのはず。

アリスに対する周りの評価は最悪に等しかった。

 

 

容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群。性格はクールで大人びている。テストはいつも満点。

完璧超人。その一言に尽きた。

 

 

アリスにとっては当たり前にしか行動していない。それが日常。

だが周りの人間からすればまったくもって面白くない話だ。

 

ちょっと頭が良いくらいで、ちょっと顔が良いくらいで、話し方が変、生意気、名前も見た目も日本人じゃない。

そんなくだらない理由と嫉妬から同級生からも上級生からも嫌われていた。

 

告白された事だって何度だってあった。

でも同学年の男も少し年上の男も6年生でさえアリスにして見れば変わらず『馬鹿な子供』にしか見えなかった。

 

出る杭は打たれる。

と言うわけじゃないが1つの事は小さくても積み重ねれば怒りなり殺意になる。

 

 

ある日、6年生の足が速くサッカーも上手く、俗に言うイケメンの『星川勇人』がアリスに大々的に告白したのだ。

放課後、生徒が帰る校門の近くでの告白。下校する大勢の生徒がその告白の場を目撃した。

 

6年生と2年生、端から見れば勇人自身ロリコンと呼ばれてもおかしくない。

 

だが、その4年の差すら気にならないほどアリスは美人であり頭が良かった。

周りからすれば勇人と付き合うならば、あの2人は『釣り合う2人』と認められるほどにお似合いだと納得できた。

 

しかしアリスからすれば彼もまた他の人と同じく『馬鹿な子供』にしか過ぎないため振ってしまった。

ただ勇人軽い性格だったのとこんな場所で告白すると言う常識の無さがアリスとしては好きになれなかった。

 

そしてその告白の一件のせいで勇人に惚れていた6年生の女子のリーダーである『桜井百合子』がキレてしまった。

私の好きな人が『あんな不細工に取られた』『彼はあの女に騙されている』『私の方が人気者なのに』

 

 

私だって頭も良いし顔も良いし運動もできるしそれにクラスでも人気者だしお金持ちだし両親だっているのに。

彼女にない、人望も親もお金も沢山持っているのに。

 

なのになんで私じゃなくてあんな女に惚れるのか意味がわからない。

 

あの女が許せない。あんな奴、死ねば良いのに。殺されれば良いのに。

あんな奴、死んだって誰も気にしないしむしろ喜ばれるに決まっている。

クラスのみんなだってそう言っていた。だからそうに決まっている。

 

 

百合子は考えた。どうやってアリスを陥れるか。いじめられるか。

 

考えて考えて考えた結果。

年の離れた大学1年生の兄に頼る事にした。

 

髪の毛を銀色に染め、両耳にピアスを開け、深夜まで遊び、朝方に帰る兄とその兄と同じような格好をしている兄の友達数人。

不良やワルと呼ばれる兄だが百合子にとっては優しくて格好良いワイルドなお兄ちゃんであった。

 

そんな兄にアリスの容姿や性格、行動など全て話し、どうにかしてほしいと頼むと兄は『俺達に任せろ』ととても良い笑顔で言ってくれた。

 

 

――あはははははははは!!! これであいつを痛い目にあわせられる。ざまぁみろ!!! 死んでしまえ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして計画は行われた。

 

アリスは休日になると『風芽丘図書館』に行く。しかもわざわざ人通りの少ない道を歩いてだ。

そして夕方まで色んな本を読んで孤児院にゆっくり帰る。友達も知人も居ないため当然1人。

 

これはもはや誘拐してくれと言ってるとしか思えない。

 

アリスを浚い、犯すために3人集まった、足が付かないように盗難車も用意した。

ワルの先輩に頼んで非合法の媚薬も貰った。

犯すための場所も見つけた。犯したところを撮るためビデオカメラも用意した。

 

 

あとはターゲットを浚うだけ。

男達はアリスが図書館に入るのを見届け、浚う場所に車を止め、待った。酒を飲みつまみを食べタバコを吸い、時間が来るまでひたすら待った。

――そして時は来た。

 

 

止まっている車を気にも留めずご機嫌で前から歩いてくる美少女。

 

 

「やっべぇ、写真よりも超可愛いじゃん」

「あんな可愛い幼女を今から犯せるのか……楽しみだわ」

「だな! 俺らのコレで、ひぃひぃ言わせてー!」

 

 

気持ち悪い笑みを浮かべ、アリスが車のドア付近に来た瞬間、ドアを開け一気に彼女の腕をひっぱり車の中に連れ込む。

 

 

「――っ!?」

 

 

叫けばれる前に猿轡をし、アイマスクを付ける。

暴れないように手錠と足錠をかける。

大成功だ。

 

あとは廃ビルに連れ込み犯すだけ。

 

車を走らせた途端に車内は笑いに包まれる。

 

 

「んーっ!! ん~っ!!!」

「誰にも見られずに浚うとか俺らマジやばくね?」

「完全犯罪しちゃったぜ!」

「手錠も足錠も完璧にできたし、やべぇわ。ラッキーだわ」

「つーか、叫ぶ幼女もそそるわ」

「それな!」

 

 

――そんな馬鹿な事を語り合ってる彼らの常識では考えれない方法で彼らの犯罪行動は全部見られていたとは知るよしもなかった。

 

 

 

 

 

 

市街地の外れにある廃ビル。

数年後取り壊されるらしいが今現在何もする様子は無く男達の良いたまり場になっている。

そのため自分達以外は使う事もないし人も来ないのは把握済み。

 

適当にビルの敷地内に車を止める。念のため辺りを確認する。

誰も居ない事。中に入る。

未だに暴れるアリスだがを動きを封じられている上に大人2人に抱えられると抵抗らしい抵抗もできない。

 

 

「(いやぁあああああ!! 誰か! 誰か助けて!!)」

 

 

叫ぶ声も虚しく彼女は冷たい地面に投げ捨てられた。

 

 

「……いくら叫んでも、誰も来ねぇよ」

 

「やだぁぁあああああ!! いやぁああああ!!!」

 

 

猿轡も手錠と足錠全て外され動けるようになったが3人に力ずくで取り押さえられ動けない。

 

 

「脱がせ、脱がせ」

 

「っ!? やだ!!! やめて!!」

 

 

服を脱がされそうになるが、さすがに脱がされてたまるかと身体全体を動かし逃げようとする。

 

 

「……っち……暴れんじゃねぇ!」

 

「あ………っぐ……!」

 

 

バシンと右頬を殴られる。物凄く痛い。

 

 

「次、動いたらもっと痛くするぜ、アリスちゃーん」

 

 

なんで……あたしの名前を……!?

殴られたのと知らないはずの自分の名前を呼ばれ、思わず固まってしまう。

 

その間を狙われ、ナイフで自分の服を切られ、ビリビリっと服を破り捨てられてしまった。

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」

 

「へっへっへ、幼女の素っ裸のできあがりだ!」

 

「うおぉぉっ! やっべぇ! マジでオマンコまで丸見えじゃん!」

 

「お、おい! 早速やろうぜ!!」

 

「――まぁ、待てよ」

 

 

 

他の2人はすぐに犯したがるが、それを桜井止める。

 

桜井としても犯したいが、可愛い妹のためにすぐに犯さず痛めつける必要があるのだ。

もちろん痛めつけると言っても色々な方法があるわけだが。

 

 

「ヤるのはいつでも出来る……だからまずは先にこれを使おうぜ」

 

 

そう言って取り出したのは錠剤タイプの媚薬と注射タイプの液体媚薬の2つ。

 

 

「えー、幼女のキツキツマンコを味わいたいのにそれ使うのかよー」

 

「それ使うと大分、とんじゃうんじゃね……この子」

 

「ばーか、それを見るのが良いんだろ」

 

 

犯されるのに感じてしまう。

怖がっているのによがってしまう。

泣いているのに悦んでしまう。

叫んでいるのに嬌声をあげてしまう。

 

小学生が感じ、よがり、悦び、喘ぐ。

それがたまらないんじゃないか。

 

考えるだけで涎が出る。

 

 

「ほら、お前ら押さえとけ」

 

「へいへい、それなら先に手錠とか外さなかったら良かったな」

 

「あほか。どうせ手も使わせるんだから最後には一緒だろ」

 

「へいへい、ちげーねな」

 

 

1人の男が両手を押さえ、もう1人が両足を押さえる。

 

 

「さて、抵抗すんなよ」

 

「ひっ!?」

 

「だから大人しくしてな!!」

 

「あぐぅ!?」

 

 

念のため1発ほど同じように右頬を叩く。

動いてはいなかったが、これから逆らわないように調教をするためだ。

 

もし抵抗すればするだけ殴る。

抵抗しなければ殴らない。

 

殴られたくなければ抵抗するな。従え。そう言う事だ。

 

言う事を聞いたのか身体をひねらせたりしなくなったアリスの右腕に特製媚薬を注射する。

 

 

「いっ! う、あっ……うぅぅ……」

 

「ほれ、次はこれだ」

 

「それ俺らが良く女とヤる時に女に飲ませる奴じゃん」

 

「お、飲ませろ飲ませろ」

 

「――んぐぅぅぅ!!」

 

 

アリスは歯を食いしばっていたが注射の痛みと無理矢理口を開けたのを狙われ、錠剤の媚薬まで飲まされる。

 

 

「いゃ……ああ、ぶ……」

 

 

しばらく押さえつけていると効果が出てきたのかうめき声を上げだした。

 

 

「かなり、効いてきたんじゃねえか……?」

 

「大分、とんじゃってるぜ……この子」

 

「……あ……はぁ、あああ……」

 

 

 

何もしていないのに、甘い声を出す。

足も何やらモジモジしだす。

そして小さな乳首がぷっくりとたった。

 

試しに左頬を叩く。

 

 

「んあぁぁっ!?」

 

「おいおい、叩かれてるのに感じちゃってるじゃんか」

 

「だな。もうそろそろ犯しても良いんじゃね?」

 

「確かにな……。しかし聞いたか? こいつ、天才なんだってよ」

 

「あー、IQがいくつだったか、200超えてるんだかなんだか」

 

「マジかよ……おーい、アリスちゃーん……この話、本当?」

 

「やぁぁぁああ……」

 

「聞いてないみたいだなー」

 

 

媚薬が完全に効いてるからな。

聞いてないのに、効いているとか言ってつまらない事で3人は笑った。

 

ひとしきり笑ったあとは、そろそろ犯す事にした。

 

いつまでもこんなところに居ても意味がないからだ。

 

さっさと犯す……1人当たり4発くらい犯して写真を撮って解放しよう。

そしてまた呼び出して犯そう。

人数を増やしたり売ったりして俺達が飽きるまで犯しまくろう。

 

そのために……まずは最初に1発だ。

 

男達は全員、ズボンとパンツを下ろし、チンコをだす。

 

 

「ひっ!? いやぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

「おいおい、チンコ見せたら正気に戻ったぞ、こいつ」

 

「はー、さすが天才様って奴なんかね? 理性の方も一般人と違うってか!」

 

「なら、きっとオマンコの具合も天才なんだろうな! へへっ」

 

「ま、ヤってみたらそれもわかるだろ……んじゃ、まずは俺からヤるから押さえてろよ」

 

「あいよ!」

 

 

計画を立てたのも盗難車と媚薬を用意したのも、この廃ビルを最初に見つけたのも桜井。

だからリーダーである桜井が最初にアリスをヤるのに反対の声はない。

 

 

 

 

「さーて、それじゃあそろそろアリスちゃんの処女もらっちゃおうかな!」

 

「いやあああああああああ!! やだやだやだ!! やめてぇぇぇぇ!!」

 

 

 

 

もうすぐ自分は犯される。

処女を奪われ、こいつらに好き勝手される。

もしかしたら――最後には殺されるかもしれない。

 

確かにアリスは友達は居ないし、気を許せる人もほとんどいないし、恋もしたことはない。

知識としては知っているが、それと同時に自分自身の英知と美貌も理解している。

 

客観的に見ても自分は良い物件だと言える。

自分は天才少女なんだから。

 

でも自分だって女だ。そこに天才も凡才も関係ない、女だ。

いつか男の人を好きになって恋人になってキスをして結ばれる。

 

セックスの意味だって知っている。

 

だからいつか自分もそんな当たり前の恋をして結婚するものだと思っていた。

そんな当たり前の夢を見る少女だ。

 

 

そんな当たり前の事が出来ると思っていたのに――こんな結末は嫌すぎるっ!

 

 

「(こいつら絶対殺してやる! 殺してやる!!)」

 

 

自分に出来ることはもうほとんど無い。

なにせ全裸にされ、媚薬を打たれ、飲まされ、動くと殴られた。

 

唯一できるのは恨むことと抵抗することだ。

絶対に許さない。

 

いつか絶対にこいつらには復讐してやる。

この媚薬のせいで死んだら祟ってやる!

こいつらには思いっきりブッ祟って、考えうる限り、最高の死をプレゼントしてやる!

 

 

涙を流し、声をあげ、どこか諦めながらも最後の抵抗をする。

 

男の身体が近づき、自分の覆いかぶさろうとする。

 

 

――あーあ、始めては好きな人にあげたかったな……。

 

 

 

そんな事を思いながら自分を犯そうとする男達を涙を流し睨(にら)みつけた瞬間、

 

 

「――え?」

 

 

男達の身体がふらつき、倒れたのだ。

 

 

 

 

ど、どういう事……!?

 

さすがに天才児であるアリスもこの出来事には混乱した。

 

何せ、自分を犯そうとした男達3人が同時に倒れたのだ。

 

わけがわからない。

 

 

「(あたし……呪いの力に目覚めたとか?)

 

 

突然の出来事に普段では想像すらしない事を思い浮かべる。

 

何せ、ブッ祟る、殺すまで考えていた相手達が今まさに倒れたのだ。

混乱するのも仕方ない。

 

が、すぐにその考えは否定される。

 

ふと、右を向くとそこには子供がいつの間にかいた。

 

 

身長はあたしより小さい。年下かもしくは身長のとても低い年上かわからない。

黒髪黒目で低身長。

特徴と言う特徴が見当たらない普通の子供にしか見えない。

 

なんでこんなところに子供が?

もしかしてこの子が助けてくれたの?

でもこんな子供が大人達をどうやって?

 

そんな思考がグルグルと回る。

 

だがそんな思考は直ぐに飛んでしまった。

 

 

「大丈夫か? 助けに来たよ」

 

 

自分に近づき、笑顔で話しかけてくれた彼に見惚れてしまったから。

ドキッと高鳴る心臓。頬が熱くなってくるのがわかる。

 

――あ、へ、返事をしないと……!

 

 

「……あ、ありがとう……あの、あなたは……?」

 

「まぁ……うん、正義の味方って事で」

 

 

 

正義の味方……確かにその通りだ。

事実、この子があたしを救ってくれた。

正義の味方――王子様には違いない。

 

あたしを救ってくれた正義の味方……。

自分で考えて嬉しくなってしまう。

 

じっと彼を見つめると彼は少し頬を染めて上着を脱いだ。

 

 

「とりあえずこの服を着ると良いよ」

 

 

そう言われて、自分の今置かれてる状況を思い出す。

あ、あたし……はだ、はだかっ!?

 

 

「み、みないで!!」

 

 

貰った服をすぐに着る。

……あ、彼の匂い……じゃなくてだ。

そもそも匂いなんて言うのは人それぞれあるわけ。

体臭から免疫情報や遺伝子情報を受信していると考えられている。

 

この良い匂いと言うのは別に彼が良い匂いを出してるだけで、自分が嗅いだわけじゃない。

ただ醸し出されてる体臭がたまたまあたしが嗅いでそれが自分の好みだっただけ。

うん、それだけだ。

 

いや、だからそうじゃなくてだ。

頭を振り、思考を遮断。

 

 

「……服、ありがとう……本当に助かったわ」

 

「どういたしまして。っと、詳しい話はここから出てからにしようか、……立てる?」

 

 

言われて見て、立とうとするが力がまったく入らない。

 

 

「…………えっと、ごめんなさい。その、安心して腰が抜けて立てないみたい」

 

「そっか、じゃあ少しだけ、じっとしててね」

 

「え……!? ちょっ!?」

 

 

うそ!? お、お姫様抱っこ!?

あ、あたし今、お姫様抱っこされてるっ!?

 

しかもさっきより彼の匂いが近い……っ!

うぅぅ……顔が熱い……。

 

 

「…………驚いた。あなた、あたしより小さいのにとても力持ちなのね」

 

 

なんとか噛まずにいつものように話せた。

……恥ずかしいし……良い匂いだし……凄く安心できた。

さっきまで……あんなに怖いことがあったの……に……。

 

――思い出してしまった。

 

途端に怖さが戻り震えてしまう。

 

 

「ま、男だからね。……それより、もう大丈夫だよ」

 

 

まるで自分の事を全てわかっているかのようなタイミングで言われる。

 

そしてあたしは彼の胸で、泣いてしまった。

 

あの時の怖くて泣くんじゃなく、嬉しくて泣く。

こんなに安心して泣けるなんて思わなかった。

 

怖かった、もうダメかと思った。

誘拐されて服も破かれて裸にさせられて薬を打たれて殴られて、犯されると思った。

そして最後には殺されるかもしれなかった。

 

よかった……よかったよぉ……。

 

 

あたしが泣いている間、彼――工口強はずっと頷き、相槌を打ち、胸を貸してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は、はずかしいぃぃ……。

 

彼の胸で泣いたあと、冷静になる。

 

誰かに抱きついて泣くなんて……。

 

しかも助けてくれたしカッコイイとは言え自分より小さな男の胸で泣くとは思わなかった。

 

でも……凄く安心できた。

 

 

あたしが泣き終わったあと彼、強の事を色々教えてもらった。

 

理由は全部言えないけど、助けに来れたり、助けられたのは高機能性遺伝子障害病、通称HGS。

それと似たような病気の力だと言われた。

 

強は嘘をついてる。

そんな病気は聞いた事が無い。

それに針を使っていた。

 

話すたびに……カ、カッコよくて、優しく笑ってるけど、何かを隠している。

 

ま、まぁ……別に良いけど。

助けてくれた事には間違いない。

 

男は良い所を見せる時や見栄を張るために隠し事をしたり嘘を付く。

女は秘密を着飾って美しくなる。

 

いつかきっと話してくれるだろうし――話してくれたら全部、受け入れれば良い。

 

だから今は彼に抱きしめられ……抱かれていたい。

 

 

「(あ……)」

 

 

じわじわと心が温かくなり……身体が熱くなり始める。

そう、だ……あたし、媚薬……を。

 

 

さっきまでなぜか耐えれていた、と言うよりも忘れていた。

媚薬を使われ、頭が壊れそうになり、それでも最後の最後に耐えた。

強に救われ、驚き、泣いて、忘れられていたのに……。

 

このまま思い出さずに自覚せずに、心も身体も媚薬を忘れていたらよかったのに……。

 

でも、意識をしてしまったらもうダメだ。

知らない間に出来た傷は痛くないが自覚した瞬間に気になり痛くなる。

 

それと同じだ。

 

 

「ふぅ……はぁ……」

 

 

それに、カッコイイ彼に抱かれ、彼の匂いが伝わってきている……これはヤバイ。

 

鼻で息を吸えば吸うほど、彼の男の良い匂いが体中に染み渡る。

 

そういえば嗅覚は視覚や聴覚に比べると、記憶を呼び起こす作用が強い。

イメージや色などの記憶と調和している香りを知覚することによってその香りは強く作用すると本で読んだ。

 

ようするにこの好きな匂いはあたしにとって凄くたまらない。

 

 

正義の味方であるカッコ良くて良くて好きな匂いを漂わせている彼が悪人から救ってくれて、お姫様抱っこをしてくれる。

 

そんな女の子の憧れを強が、全部してくれたのだ。

……もしかしてこれが恋なんだろうか? 恋なのかもしれない。恋。

つり橋効果なのかもしれない。

 

でも現にあたしは今物凄くドキドキしているし、強に恋をしてるのかもしれない。

なにせ、彼があたしにしてくれたのは全部事実、好きになって当たり前なんだから。

 

じゃあ、このまま彼に告白して付き合って、キスをして……結ばれるのも……。

キス……セックス……気持ちいい事……。

 

段々と飛躍している思考……それがまた心が温かくなり顔が熱くなり……乳首が立ち、下が濡れる。

 

っ!? 

 

 

「ん? どうしたんだアリス?」

 

「な、なんでもない……」

 

 

突然、彼に話しかけられる――その声がまた可愛い。

はぁ……好き。キスしたい。

 

 

「もしかしてまだ怖いのか?」

 

 

その言葉にビクッとなる。

確かに怖いと言えば怖い。

 

ただその怖さはこのまま行動を起こしていいのかと言う怖さだ。

彼の顔を見る。

 

信じられないが自分よりも2歳下で幼稚園児。

容姿は世間一般で言えば普通だと思う。

 

自分の学校でも彼より容姿が良い人間、それこそこの前告白してきた星川勇人の方が顔は良い。

 

でも強は、アリス・ローウェルの為に何かをしてくれた。

 

あの場面、簡単に救われたけれど、一歩間違えたら強も殺されていたかもしれない。

 

それなのに颯爽と命を懸けて助けてくれたのだ。

そして今、優しく笑って、心配してくれて、お姫様抱っこしてくれている。

 

今まであたしのためにこんなにしてくれる人は居なかった。

それだけで強の事を愛しく思うのは当たり前だ。

 

 

だけど、果たしてこの思い……いや、想いを行動にしていいのだろうか?

 

 

「なんじゃそら? ここまで来たんだしなんでも聞いてやるぞ?」

 

 

 

今なんでもって!

なんでも聞くって言った!

 

 

だ、だったら行動に移って良いのかもしれない。

このまま彼の頭を引き寄せてキスをしていいのかもしれない。

いや、キスをしたい。

 

キス……。

少し前に読んだ事がある。

 

キスには唇と唇が触れるだけのソフトキス。

し、舌を絡め合うディープキス。

 

自分が強とソフトキスをしてディープキスをするのを想像する。

……いいかも。

 

正直、もうずっと身体が熱い、エッチな事ばかり考えてしまう。

 

 

そう考えてしまったら――もう止まれなかった。

 

 

本当になんでも良いのよね……?

最後の確認をし、彼が頷いた瞬間、彼の頭を引き寄せ、強引にキスをした。

 

強は驚いたが受け入れてくれた。

 

ちゅっちゅっと唇同士を合わせるキス。

これ……凄い……。

唇を合わせるだけなのに合わせるたびに心がポカポカしてオマンコがきゅんきゅんする。

 

もっと、もっと……したい。

舌も絡める大人のキスもしたい……。

 

そう考えてると彼の方から舌を入れてきてくれた。

 

 

「ちゅっ……んっ! ……ちゅっ、れるっ……」

 

 

あ、強……幼稚園児なのに、大人のキスしってるんだ……。

もしかしてしたことがあるんだろうか……?

 

でも……今は、良いや……だってこのディープキス、すごいんだもん……。

 

舌と舌が触れ合う度に、ビリビリと身体が震える。

これ、気持ちいい……凄く幸せ……。

 

まるで恋人みたいな情熱的な口付け……映画のワンシーンみたい。

 

唇を甘噛しあい、お互いの歯茎をなぞりあい、唾液を交換しあう。

すごい、しゅごい……他人の唾液がこんなに美味しいなんて……。

 

 

「ちゅっ……ひふ……ひもち良い……」

 

 

ソフトキスもディープキスもどっちも好き。

キス、凄い……何も考えられなくなる……。

キス、好き……強、好き……。

 

でも終わりは来る……。

いつまでもキスはしたいけど、少し舌と顎が疲れてしまった。

 

自分から唇を離す。

唇が離れた時に唾液の糸がお互いの舌を結んでいるが、やがて重力に引かれ、ぷつりと途切れた。

 

あ……少し悲しくなった。

 

 

「はふぅ……キスって凄いのね……知識としては知っていたけど、実践して始めて凄さがわかったわ」

 

「……小2でその知識がある事に俺は驚きを隠せないんだが、なんでいきなりこんな事をしたんだよ?」

 

 

 

いきなりキスされて受け入れてくれたとは言え、その行動には驚いたらしく強が聞いてくる。

 

媚薬のせいよ、と答えたが半分は嘘だ。

お礼、好きだから、したかったから、しても良いと思ったから。

 

だって。

 

 

「良かったのか、キス。さっきまであいつらに犯されそうになってたんだぞ?」

 

 

こんな優しい言葉を言ってくれる彼なんだから。

 

だからこそ自分も素直になる。

 

このまま……彼ともっとキスをしたい。触れ合いたい……そして……セックスがしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の隠れ家についた。

彼の隠れ家に着くまで、彼にキスをした。

彼の首をぺろぺろ舐めた、美味しい。

 

ベッドに連れて行かれて、優しく下ろされる。

 

きゃ♪

自分でも出したことのない声がでた。

ベッドにごろんと寝かされた。

 

 

「アリス。今からお前を俺の女にするぞ」

 

「……うん、この英知と美貌を持つあたしの始めてをあげるんだから……その、優しくしてね……?」

 

 

今からするんだ……。

セックスするんだ……。

 

ゆっくりと彼が覆いかぶさってくるが……怖さはない。

むしろ凄く嬉しい。

 

ちゅっちゅっと優しくキスを沢山される。

 

やっぱり、あたし、キスが好き。

もっとしてほしい。

 

もっと触れてほしい。

キスだけじゃなく、下も触ってほしい。

 

でも強は触ってくれない。なんで?

 

いじわるしてるのかしら?

 

そう考えていると着ていた服を脱がされた。

 

彼の匂いのついた服にもっと包まれていたかったから少し残念。

 

でも、これで彼に全てを見られてしまった。

汚いあたしの身体を……。

 

 

「凄く綺麗だ」

 

「……本当? あたしの身体、汚れてない? 穢れてない?」

 

 

あんな最悪な奴らに触られて穢れたあたしの身体。

でも強はそんな事ないと否定してくれた。嬉しい。

……最初に彼に見てほしかったな。

 

 

「大丈夫だよ……。それにもし穢れたり汚れたりしていても、俺ので上書きするよ」

 

 

そう言って、強はあたしの身体中にキスをしたり舐めたりしてくれた。

あたしの身体は自分の物だと行動で示してくれる。

 

あたしの傷を流してくれるように、上書きしてくれる。

髪に、額に、瞼に、鼻に、耳に、唇に、頬に、喉に、首筋に、胸に、腰に、太ももに。

何度も何度も何度もキスをされる。

 

そして太ももには吸い付かれて……キスマークを残された。

 

 

「んんっ……あんっ……太ももにキスマークつけるなんてぇ……」

 

 

確か、太ももにキスは……支配……。

あたしを支配したいんだ……。

 

してほしい……あたしを支配してほしい……。

 

支配してぇ♥

 

「言っただろ? 俺の女にするって」

 

 

あたしの思考は全てお見通しとばかりに言葉にされる。

女にされる……女にしてくれる、強の女に♥。

 

じっと彼を見る。

胸を触られ……両方の乳首を優しく摘まれた瞬間。

 

 

「っ!! ~~っ!!」

 

 

とんでもない快感に襲われた。

身体がビクビクッとなった。

 

イっひゃった……強に乳首抓られて……イっちゃった♥。

 

オナニーと全然違う。

1人でする時の何倍も気持ちいい。

 

強に触れるたび、イってしまう。

 

胸もオマンコも……支配されてしまった。

 

あと支配されてないのはお尻と……オマンコの中だけ。

 

セックスしちゃうんだろうか?

セックスしちゃうんだよね?

セックスしたいな……。

 

 

あの時は絶対に嫌だと思ったし怖いと思った。

でも今は絶対にしたい……。

 

もうずっと強のをほしい、ほしいって頭も身体も叫んでる。

 

強のチンポ……凄く、愛しい……。

服を脱いだ、強は、身体は子供だけど、チンポは大きい気がする……。

 

あいつらのチンコは気持ち悪くて嫌で、触りたくなかった。

でも強のはそう思わないのは……愛してるからなんだろう。

 

 

「……あっ……これが強のオチンポ……」

 

「ああ、これが今からここに入るんだよ」

 

 

あたしってこんなに単純だったっけ……。

それとも恋は人を変えると言う話が本当だったんだろうか。

……あたしも恋をしたからこうなったのかな?

 

強のチンポがあたしの濡れているオマンコをこする。

それだけで、ほしくなってしまう。

 

 

「~~っ! は、はやく……入れて……さっきから膣内が……オマンコがせつないの……」

 

 

だからこんな恥ずかしい事を言ってしまう。

うぅぅ……強ってSなのかしら……。

 

今からチンポを入れられちゃうんだ……。

確か、初めては痛いって聞いたけど、どうなんだろう。

 

優しくしてね……。

 

キスをされて、ゆっくりと挿入される。

 

い、たい……でも……おもってたよりかは……いたくないかも……。

 

 

少しずつ少しずつオマンコに入ってくる感覚がわかる。

あたしのオマンコいっぱいに強のチンポが埋まってきてる。

 

唇と唇が触れ合って、チンポとオマンコが繋がって、あたしと強も抱き合ってる。

 

なんか……1つに混ざり合ってるみたい。

 

これ、すごい……すごい……。

 

あたしの上に強が覆いかぶさっていて、強のチンポがあたしのオマンコに入っていて、全部支配されてる。

 

ぶちっと身体から音がして、そこからずんってきた。

 

処女……強に貰われちゃったぁ♥。

 

 

「はひゅ……はひゅ……しゅごい……しゅごいの……」

 

「全部入ったよ……これでアリスは俺の女だ」

 

「うん、うん……あんっ……これであたしは強の女になったのね……」

 

 

強の女……本当になっちゃった……。

始めて会ったばかりの男の子なのに……嬉しいな……。

 

痛いけど、幸せで、嬉しくて、良かったって思える。

 

痛くて泣いちゃった、あたしを撫でてくれたりキスをしたり抱きしめたりしてくれる。

それだけで痛さもなくなって幸せになってくる。

あたしも強を幸せにしてあげたい、気持ちよくなってほしい。

 

 

だから、強……動いていいよ?

 

 

強は心配してくれたけど、本当にもう大丈夫。

強の唾液も飲んだし、強にキスされて痛みも段々無くなってきた。

 

 

ゆっくりゆっくり強が動きはじめる。

あっ、やっぱり気持ちいい……。

 

 

「んんっ……んぁ……すごぃ……!」

 

 

強のチンポが動くたびに勝手に声が出る。

あたし、こんなに高い声だせたっけ……。

 

強の顔を見る……凄く気持ちよさそうな顔をしてる……。

えへへ♪ あたしで気持ちよくなってくれてるんだぁ……。

 

それが何より1番嬉しくて、あたしの心を満たしてくれる。

 

それにあたしも凄く気持ちいい。

強のチンポ、気持ちいい……凄い……。

 

 

「つよしぃ……つよしぃ……ひゅごいのぉ♥……」

 

「アリス……アリス、可愛いよ……」

 

 

大好きな人の名前をいっぱい呼ぶ。

大好きな人があたしの名前を呼んでくれる。

 

 

だんだん、強の動きが速くなってくる。

パンパンって音が部屋に響いてる。

 

しゅごい♥ しゅごいよぉ♥。

 

なにかチカチカしてきた……。

 

これ、イきそうなんだ……あたし、イきそうなんだ……。

 

 

「アリス! 俺、もうイく!」

 

 

つよし、イきそうなんだ……せーえきでそうなんだ……。

ほしい、つよしのせーえき……あたしのオマンコに……。

せーえき、ほしいぃ♥

 

 

「いいわ! 出して……あたしのオマンコの奥にだしてぇぇぇぇぇぇ!」

 

 

強の腰に両足を絡める。

全部、ほしい。

 

あたしももうダメ……イく……イく……。

 

 

「ああっ……ああああ……イッくぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 

あたまが……まっしろに……。

 

せー、えき……いっぱい……きた……。

 

すごかった……これが……セックス。

 

 

「……沢山出たのね……あたしの身体、気持ちよかった……?」

 

「ああ、最高に気持ちよかったよ……」

 

「そう……なら良かったわ……あたしも凄く気持ちよかったわ……」

 

 

えへへ……強も気持ちよくなってくれてよかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからあたしと強は沢山話した。

 

強はハーレムを作りたいらしい。

ハーレム、1人の男が沢山の女の子を侍らせる。

一夫多妻制とも言う。

 

あたしとしては別にハーレムは構わない。

強はお金も沢山持っているし、赤の他人に命をかけられる人。

 

それに男はハーレムが好きだと聞く。

女を養うお金と度量と行動がいるけど強は満たしてる。

 

あたしとしては本妻になれるなら別に良い。

IQ200の天才児はそこまで度量は狭くないのよ。

 

でも……構ってくれないと嫌なんだからね……。

 

 

それからいつでも来て好きにしていいと隠れ家の鍵を貰った。

強の携帯番号や自宅も教えてもらった。

今度、友達も紹介しれくれるらしい

 

もうあたしは1人じゃない。

 

 

 

 

 

 

――『アリス・ローウェル』にとってその日は最高の日だった




強サイドからは見れなかった、アリスの行動や誘拐事件までの発展や誘拐事件、誘拐犯の会話。
強との性描写などなど頑張って書かせていただきました。

実は原作のとらハ3の誘拐犯ってアリサ・ローウェルの名前とIQ200の事をなぜか知ってるんですよね。

あれ? これって突発的な誘拐犯じゃないよな?
計画実行して誘拐相手を調べてなきゃ名前はともかくIQ200なんてわからんだろ?

って言う感じに思って、自分なりに掘り下げた結果、こう言うことがあって誘拐された事になりました。

えー、改めて女性側のエロ視点って難しいですね。
今回のコンセプトは出来るだけ原作に忠実にしつつオリジナルを混ぜて、バッドエンドからハッピーエンドにさせたかったのですが描写が難しい事難しい事……。

アリス視点が気に入っていただけると嬉しい限りです。


あと、次誰か書くときは女性視点から強に落とされるように書くかもしれません(未定)
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