オンラインサイン会を利用して推しのアイドル声優に憑依する 作:吉玉
「よし、オンライントーク会とネットサイン会どっちも当たったぞ!」
当てるためにCD50枚ほど積んだが惜しくはない。これで俺の夢が叶うと思えば安いものだ。
積まれたCDのジャケットに映っている可愛い二人の女性声優。俺は彼女たちになるんだ……!
声優アイドルデュオ『A.G.E.(エイジ)』。
そのネーミングはアニメ・ゲーム・エンターテイメントの略らしい。
メンバーの緑ヶ丘雪葉(みどりがおかゆきは)、21歳は身長は150㎝と小柄で胸もさほどでもなく声も容姿もかわいい系だ。
相方は天寺麻弓(あまでらまゆみ)、23歳。身長161㎝で巨乳の美人だ。
正反対のこの二人は当初アイドルアニメの主役をきっかけとしてデビューしたのだが、人気のあまりアニメ終了後もアイドル活動を続けている。
俺は彼女たちがデビューした時からずっと応援している古参で1stライブにも現地に行ったのだが、感染症の流行によってここ二年ほどはイベントはすべてオンラインになってしまい直接顔を見ることはほぼなくなってしまった。
来月、久しぶりのライブがありもちろんそれにも参加するのだが、その前に来週新曲CDのオンライントーク会とネットサイン会(それぞれ別々の形態のCDを買う必要がある)が行われる。
オンライントーク会は明後日なのでまずは髪を思いっきり派手に染めることにした。
俺の計画の為にはまず顔を覚えてもらう必要があるからだ。
そして、当日。
トークは30秒。今日は雪葉ちゃん回だ。
『こんにちはー、赤マルさん。うわ、すごいねー、髪真っ赤じゃん』
「は、はい。雪葉ちゃんが担当してたキャラの色が赤なので……」
『嬉しい―。あ、それで名前も赤マルさんなの?』
「そうですっ。この短い時間で覚えてもらえるように」
『ふふ、確かにこれは一発で覚えられちゃうかもね』
「来月のライブも行きます、がんばってください!」
『ありがとー。会場で会おうねー』
時間が来て終了したが多分これで俺の顔と名前が雪葉ちゃんの中に少しでも印象付けられたはず、だ。多分。
数日後、次はネットサイン会だ。
Y●uTubeで生配信しながらポストカードに当選者の名前とサインを書いてくれる。
『〇〇さん、ありがとうございまーす。曲いっぱい聞いてくださいね』
俺の名前はまだ読まれていないか。
普段なら雪葉ちゃんのトークを楽しんでいるが今日ばかりはそうはいかない。
俺の名前をいつ書いてくれるかドキドキが止まらない。
雪葉ちゃんがHNとは言え俺の名前を『書いて』、俺の顔を思い浮かべてくれれば儀式は完了する。
大丈夫だ、きっと成功するはず……
『次はー……赤マルさん。ってあー、髪真っ赤だったよね』
来た!言いながら雪葉ちゃんが『赤マル』と自分の手で書く。
その瞬間、ほんの1秒ほどだが雪葉ちゃんの動きが止まった。
しかしすぐにまた動き出しサインを書いていく。
「ありがとうございます。ライブ来てくれるって言ってたしそっちもよろしくねー」
それを俺は、雪葉ちゃんの視点で見ていた。
儀式は成功した。俺は雪葉ちゃんに憑依できたのだ。俺の目の前にはカメラやモニターがありそこに映っているのは大好きな緑ヶ丘雪葉ちゃんの姿だった。
本当なら飛び上がって喜びたいくらいだが今はまだサイン会の最中だ。仕事が終わるまでは雪葉ちゃん本人になりきっておこう。
「お疲れ様でしたー」
サイン会が終わり、今日は仕事が終わったようだ。マネージャーと二人配信現場を後にする。移動中にも雪葉ちゃんとして『今日はサイン会配信見てくれてありがと~♪』とSNSにあげることも忘れない。俺は雪葉ちゃんの全てが知りたいだけで雪葉ちゃんの人生を壊したいわけじゃないからな。そして、雪葉ちゃんの家についた。
俺がこれから住むことになる家だ。
「ただいまー」
「あら、おかえりなさい夏希」
雪葉ちゃんの母親らしき人が出迎えてくれた。
一瞬戸惑うが夏希、は雪葉ちゃんの本名のようだ。
芸名だったのか。
自室に向かい一人になるとようやく『俺』としての感情を出せるようになった。
「やったぁ、夢が叶ったぞ!雪葉ちゃんの中に入ってるんだ……!」
俺が見つけた憑依の秘術。
それはお互いがお互いの事を思い浮かべながら相手の名前(お互いに本名ではなかったが)を書くことで発動するものだ。
原書は俺が用意して、サイン会の前に書いておいた。
その内容は先にサインした者に後でサインした者の身体を譲り渡すというもの。
条件を満たすために顔を覚えてもらおうと髪を赤くしてみたりしたが無事成功してよかった。
「イメージ通りって言うか少し子供っぽいところがある部屋だな」
雪葉ちゃんの部屋は綺麗で、女の子らしいぬいぐるみなんかもたくさん置いてある。
そしてベッドの上の枕元には写真立てに入った雪葉ちゃんの写真があった。
「これは確かA.G.E.の1stライブのアンコールの格好だな……」
この写真はファンの間では有名なもので、俺もその写真をスマホの待ち受けにしている。
「まずは雪葉ちゃんの今までの記憶を読めるようにならないと」
俺はそう呟くと目を閉じて雪葉ちゃんのこれまでを思い出す。
すると雪葉ちゃんのこれまでの記憶が俺の頭に流れ込んできた。
小さい頃見たアイドルアニメに憧れてアイドル声優を目指そうとしたこと。中高一貫で女子校なため男性が苦手でライブはともかく握手会やサイン会がオンラインになった事は助かったと思っていること。
それらの記憶を見ていくと雪葉ちゃんがレズっ気があることも分かった。
どうやら雪葉ちゃんは麻弓ちゃんとそう言う関係になることを望んでいるようだ。俺としては2人の関係を邪魔するつもりはない。むしろ百合営業が本当の百合になるなら応援したいくらいだ。
「今まで誰にも話してない秘密も全部分かっちゃった。当然だよね、私が雪葉なんだから」
鏡に写る『私』は今まで見せたことのない、雪葉らしくない笑みを浮かべていた。
プロフィール的なことも全部分かる。
8月2日生まれ、A型。身長は150㎝と言っているが実際は149㎝。体重は○○㎏。靴のサイズは22㎝。
非公表だがスリーサイズは上から74、52、80。
当然男性経験なし。
オナニーは週に二、三回。麻弓ちゃんにリードしてもらう妄想がネタになることが多い。
雪葉という芸名は本名の夏希とは正反対の季節から取ったようだ。
家族構成は両親と、高校二年の妹。姉妹仲は良好。
一先ずこんなところか。あとは適時思い浮かべながら過ごしていけばいい。
「夏希、ちょっと良い?」
「ん、何?ママ」
夕食を食べ終え、お風呂に入るまでの時間。ソファーに座りテレビを見ながら寛いでいると、ママが話しかけてきた。
「明日の予定だけど、朝から仕事入ってるんだっけ?」
「あー、そっか。じゃあ8時起きかな」
「仕事関係なく早起きしなさいよ」
「はーい」
「お姉ちゃん、学生の時は早起き出来てたのに」
「時間が不定期な仕事だからねー」
ママにも春菜にも中身が別人とは気付かれない。記憶も仕草も本人そのものだからな。
ともあれ、ついに待ちに待った時間が来た。
入浴だ。
記憶に従い着替えをもって浴室へ向かう。脱衣所でゆっくりと服を脱いでいく。
男女でボタンの位置が違ったりするがそれも雪葉ちゃんの記憶があればさほど戸惑うことはない。
洗面所の大きな鏡にかわいいピンクの下着姿の雪葉ちゃんが映っている。
背中まで伸びた艶やかな黒髪。
名前に相応しい雪のように白い肌。
起伏には欠ける薄い胸。
女性らしい柔らかさの中に確かに感じる筋肉。これはA.G.E.がダンスパフォーマンスをするから鍛えているということだろう。
そして、そんな雪葉ちゃんの身体で今からお風呂に入るのだ。
「よし、行くぞ」
俺はそう言って雪葉ちゃんのブラジャーのホックを外す。
露わになった胸は大きい訳ではないが膨らみは感じられる。
乳輪も乳首も綺麗なピンク色だ。
「これが雪葉ちゃんのおっぱい……」
俺はその小さな胸に手を伸ばす。
「あっ♡」
思わず声が漏れた。
やわらかい。気持ちいい……
「はぁ、はぁ……すごい……これ、雪葉ちゃんの……っ!」
俺は雪葉ちゃんのおっぱいを揉むのに夢中になっていた。
雪葉ちゃんの胸は俺の手の動きに合わせて形を変える。
それがまたなんとも言えない快感だった。
「ふぅ、次は……」
次に俺はショーツに手をかける。
そしてそれを一気に下ろし、足から抜いた。
「おおぉ、これが、雪葉ちゃんのおまんこ……」
俺は興奮しながら股間を見る。
整えられた陰毛の奥にある割れ目からは俺の興奮に合わせて愛液が溢れ出していた。
そして、俺は指をそこに当てる。ぬるっとした液体の感覚。
「はぁ、はぁ、すご、こんなに濡れてるなんて……」
雪葉ちゃん、感じやすいのかな?
俺は人差し指をゆっくりと割れ目に沿ってなぞっていく。そしてある一点で動きを止める。そこがクリトリスだと理解するのに時間はかからなかった。
雪葉ちゃんの記憶ではここが一番気持ち良いらしい。
クリトリスを優しく撫でると、すぐに強い刺激がやってきた。
「ひゃうん!?」
びくんと体が跳ねる。
今まで味わったことのないような衝撃に一瞬頭が真っ白になった。
「な、なに今の?」
恐る恐るもう一度触ろうとしたが、いつまでも脱衣所に居ては家族に怪しまれるかもしれない。
我慢して浴室へ入ることにする。
普段の雪葉ちゃんのように身体を洗っていく。
まずはいつも通り右腕からだ。
腕を上げ、腋の下から脇腹へかけて泡を立てながら丁寧に擦る。
腋の手入れもちゃんとしているな。
ライブなどで腋が見える衣装を着ることも多いからだろう。
俺もよくオカズにしていたくらいだが誰かが言った脇は性器というのも納得出来る。
俺はそのまま左腕も洗い終える。
さて、いよいよ本番だ。
俺はボディソープを手に取り、自分の胸に当てていく。
「んっ♡」
敏感になっているのか少し触れただけでビクッとしてしまう。
俺はその状態で胸全体を洗うように動かし始める。
最初はゆっくり、徐々に早く。
胸全体にボディーソープを塗り広げていくようにして洗っていく。
そうすると、次第に乳首が固くなっていくのを感じた。
(雪葉ちゃんは、こうやっておっぱいを洗っていたんだ)
そう考えると余計に興奮してきた。
両手で乳房を掴み上下左右に動かす。
その度に小さく柔らかい胸が揺れ動く。
時折乳首を摘んでみる。
自分で触っているだけなのに凄く気持ちが良い。
もっと強くしたいという衝動に駆られ、思い切り力を込めてみようとするが泡で滑ってなかなか上手く出来ず、焦らされているかのようで余計にドキドキする。俺はそんな風に胸を弄り続けた。
「あっ!あぁ〜っ!!」
突然全身に強い電流が流れる。
「え、なんで……胸しか触っていないのに……」
絶頂を迎えた時のような強烈な快感に戸惑ってしまう。
しかしそれも雪葉ちゃんの記憶を読めばすぐに分かった。
男の身体では絶頂のような快感だと思ったが、女の身体ではこんなのは序の口なのだ。女の絶頂はこんなものではない。もっともっとすごいんだ。俺はその記憶を思い出し、期待に打ち震えていた。
「そっか……女は、おまんこも一緒に……」
俺は右手を股間に持っていき割れ目をなぞる。
泡だけではないぬるりとした感覚。
「あっ……一度洗い流したのにもう濡れてる♡」
雪葉ちゃんの記憶によると、この割れ目は女性にとってとても大切な部分だそうだ。だから常に清潔にしておかないといけない。
でも女の子は毎日お風呂に入るのにこんなにぐしょぐしょになるのだろうか?
それとも雪葉ちゃんの身体が特別エッチなのか?いや違う。きっとこれは俺が興奮しているからだ。だって雪葉ちゃんの身体は本当に綺麗なんだから。俺は割れ目の周りをゆっくりと指で撫で回す。そして中へと指を入れていった。
さっきはなぞるだけだったけど、身体の中に指を入れるという女性でなければ経験できない行動にますます体が熱くなる。
「んふぅ♡ゆ、雪葉ちゃんのおまんこ、あったかい……」
指を一本入れただけだと言うのに、膣内は指をぎゅっと締め付けてくる。まるで指を食べているみたいだ。俺はゆっくりと指を動かしていく。
俺は雪葉ちゃんの記憶を頼りに指を動かす。
するとすぐに気持ち良いポイントを見つけそこを重点的に責める。
「ひゃうん!?」
びくんと体が跳ねる。
「これが、Gスポット……?」
雪葉ちゃんはここを優しく刺激してイっていたようだ。
確かに気持ちいい。男では経験できないような快感だ。
「んっ、あんっ!」
しかし俺はまだ物足りなかった。
もっと強い快感を求めている自分がいるのだ。
もっと激しい刺激を求めて、自然と手の動きが激しくなる。
「ああぁっ!これぇ、すっごぉいぃっ♡♡」
膣内にこんな気持ちいい所があるなんて、雪葉ちゃんって、女の子って凄いな。
俺の指が止まらない。
「あひっ♡」
俺のクリトリスはすっかり勃起していた。それを親指で押し潰すとまた違った快感が襲ってくる。
「んんっ♡」
人差し指と薬指を使い皮ごとつまむ。
それだけでも凄く気持ち良かった。
「ひぅっ♡しゅごぃ♡」
次は小刻みに動かしてみる。
「んんっ♡んっ♡」
今度は少し強めに押しつぶしてみる。
「んあぁ〜ッ!!♡♡」
すると俺は背中を仰け反らせながらかつてないほどの快感に包まれ、目の前が真っ白になった。
「え……なに、今の……」
自分の身体に起きた異変に戸惑いを隠せない。
今何が起きたのか理解できなかった。
頭がぼーっとする。
呼吸を整え冷静になって考える。
これが、絶頂……?俺、雪葉ちゃんの身体でイったのか?
「すごい……こんな気持ちいいんだ……」
もう一度触ってみる。
「あぁっ♡」
一回絶頂を迎えたからかもう身体が敏感になっていた。
「もっと……♡」
俺はさらに快感を求め、雪葉ちゃんの身体を使ってオナニーを続ける。
俺は再び雪葉ちゃんの記憶を覗いた。どうやら雪葉ちゃんの記憶だと、クリとGスポット両方一緒にいじるのが好きみたいだ。俺は左手で割れ目を弄りつつ、右手の指を二本入れていく。
そして同時にクリを摘み上げた。
「あっ、きた……♡」
身体がビクビクと痙攣した。
「ん……♡はぁ……はぁ……」
俺は肩を上下させ荒くなった息を整える。
まだちょっと触っただけでこれだ、本気でイったらどうなるんだろう……そう思い俺は割れ目に差し込んだ指を抜き差しし始める。
ぐちゅり、とボディーソープとは違ったヌルヌルがあふれ出し指を濡らしていく。
浴室の鏡には全身を泡まみれにして、右手の指をアソコに出し入れさせ左手でクリトリスを弄る。アイドル声優緑ヶ丘雪葉の姿が映っている。
こんな光景を見れるなんて、ファンの中では俺だけだろう。
俺が雪葉ちゃんになってそうさせているんだ。その事実にゾクゾクしてしまう。
興奮を抑えきれず、割れ目に指を深く突き刺しGスポットを刺激する。
「あぁっ!♡」
そしてそのまま激しく指を出し入れさせる。
「はっ、はっ、はっ♡♡」
さっきイったばかりなのにまたすぐに快感の波が来る。俺はそれに耐えられず、指の動きを止められない。
「あぁっ!♡イク、イッちゃうよぉ、雪葉ちゃんっ!」
膣内がぎゅっと締まり、指を強く締め付ける。
「ああぁっ♡♡」
ぷしゃぁぁ、と潮を吹き、その場にへたり込む。
まるで自分が自分じゃなくなったかのような感覚。男として生きていた記憶はあるが、身体は女そのもの。大好きな雪葉ちゃんの身体で絶頂を感じている。俺はしばらく動けず、ただ快感に浸っていた。
「は、はは……雪葉ちゃんの潮吹きなんて家族ですら見たことない。俺だけの雪葉ちゃんだ……」
俺が雪葉ちゃんの身体で絶頂を迎えた後、俺は改めて体を洗うことにした。
女体は元の俺のように適当にごしごし洗うわけにはいかないし、長い髪や肌の手入れだってある。
女の子って大変なんだな。
そうして洗い終えた後は湯船につかる。
ふぅーっ、と息を吐き天井を見る。今日は色々なことがあった。
「まさかこうして本当に雪葉ちゃんになれるなんてな……」
半信半疑で実行したが……そういや元の俺の身体はどうなってるんだろう?
入れ替わったわけじゃなく憑依しているだけだから今は空っぽなのか?
だとしたらもう5時間ほどは過ぎている、このままだと死んでしまうかもしれない。
元の自分の身体と人生に比べれば雪葉ちゃんとして生きる方が魅力的ではあるが、俺は別に自分が嫌いだったり人生に絶望していたわけじゃない。
確認したいけど雪葉ちゃんとして俺の家に行くわけにはいかない。
雪葉ちゃんに男の影をちらつかせることは例え俺であっても許しがたいからだ。
とりあえず非通知で電話してみるか?
等と、色々考えていたら長湯になってしまったが元々雪葉ちゃんは結構長風呂らしく怪しまれた様子はなかった。
自室に戻ると髪を乾かしお肌の手入れをする。
元の俺は保湿くらいしかしたことはなかったがアイドル声優として人前に出る雪葉ちゃんのスキンケアは大変だった。
まず乾燥を防ぐ為に化粧水をつけ乳液をつける。そしてクリームを塗り、最後に寝る前にパックをして終わりだ。
元が男だからそこまで興味はなかったが、いざ自分でやるとなると面倒くさい。
とりあえず日課の柔軟等をしてからベッドに寝転びスマホを手にする。
仲の良い声優にいいねしたり仕事の連絡やスケジュールをチェックしてから、『俺』のアカウントを覗いてみる。
もし今身体が空っぽなら更新はされてないはずだ。
「あれ?」
『俺』の更新はされている。
投稿された内容はこうだ。
【今日はA.G.E.の雪葉ちゃんのオンラインサイン会!認知されてたみたいで最高!】
普段の俺みたいな事を言っている。身体が空っぽと言うことはないようだがどうなってるんだ?
不思議に思っていると、麻弓ちゃんからメッセージが届いた。
【憑依出来た?】
「あぁ、そう言うことか」
合点がいった。
麻弓ちゃんにも俺が憑依しているんだ。
憑依の秘術とは争いの多かった時代に講和の際、調印すると犬猿の仲だった相手と二度と戦が起きなくなるどころか手を取り合い国を発展させたという不思議な術だったらしい。
実際には相手に自分を憑依させるものだったのだ。自分同士なら争いは起きない。
【出来たよ♪】
俺は返信を送る。するとすぐに既読がついた。
【良かったじゃん。これでいつでも好きな時にオナニー出来るね(笑)】
【そうだな。ま、雪葉ちゃんは処女だけど】
【えっ!?雪葉ってまだ未経験なんだ。こっちは今はフリーだけど高校の時はカレシいたからさ。結構シてたみたいだよ】
「へぇ……麻弓ちゃんは処女じゃないのか……」
まぁ23才だもんな。進行形で男が居ないだけマシだろう。
【ねぇ、雪葉って実家住みでしょ?もし色々したいならウチ来ない?】
そう言えば麻弓ちゃんは一人暮らしをしているんだったな。
さっきは風呂場でオナニーしたがこの部屋では隣に春菜が居るからあまり変なことはしにくいし、嬉しい誘いだ。了承するとその日は眠りについた。