「………!!!?、っ、ああ、あ、あ……」
あまりにも惨い悪夢に古手川唯は飛び起きた。
身体中が寝汗でべとつき気持ちが悪い。思わず見回したそこが自分の部屋であることに心底安堵して、風呂場へと向かう。いつもよりも大分早く目覚めてしまったが、もう一度寝る気にはなれなかった。
身体を洗い流す湯が非常に心地よい。たっぷり泡立てたソープで磨き上げたあと鏡で全身を確認するが、目に見える異常はない。
さっぱりとした身体を清潔な下着ときちんとアイロンがけした制服で包めば、多少は悪夢を頭の隅へ追いやることは出来た。
妙に軽い身体と漠然と不安な心のままに、弁当を作り上げ温タオルを水筒に仕込み念入りに身嗜みを整えて家を出る。無論朝食はしっかりと摂った。
弁当を作っていたとき妙に母がにやついていたのはよくわからなかったが、いつもどおりの…何かしら引っかかる気がしているが…いつもどおりの朝を過ごして学校へと向かう。
ほぼ一番乗りに教室へ入り今日の授業の予習と課題の確認を済ませていると、なにやらひそひそとこちらを見て話しているような気がする。そちらを向いて微笑めば、曖昧な笑いを返して顔を背けられた。
いつもなら少し制服が乱れたクラスメイトに忠告をするところだったけれど、今日はどうにもそんな気になれない。鏡を取り出しちょいちょいと髪を整えていると、始業10分前にそれは起きた。
教室の後ろの扉から入ってきた彼は、いつもどおりにだらしない服装で欠伸混じりにのたのたと歩いて席へ向かう。
「おはよう草男クン」
悪夢の男を見て硬直する心と裏腹に、席を立ち男のもとへ向かう身体。制服が乱れているわ等と甘く小言を言いながら温いタオルで薄汚い顔を優しく拭き清めはみ出た制服を戻し髪を整え甲斐甲斐しく世話を焼く。
その姿にクラス中が驚愕するのを背中に感じながら、悪夢が終わっていない事により強いショックを受ける唯の心だった。
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精液を飲み込んだあとぼうっと夢見心地に反応の薄くなってしまった唯ちゃんを古手川家の確認がてら送り届けて。
帰って夕飯を食べてすぐに眠ってしまった。なんだか疲れたけれど、物凄く気持ちがよかった一日だった。
いつもの憂鬱な朝がすっかり別物だ!ゆっくり朝食を済ませて優雅にソシャゲを楽しんだ後はパッと学校へワープ!
悠々と教室へ入り席につけば、愛しの唯ちゃんがあれやこれやと世話をやいてくれて…いやー!愛されてるなあ!ぐふふ。
タオルからはすーっとするいい匂いがしたし触る手付きはすごく優しいし、たまんないね!
ホームルーム中もこちらに注がれる色んな視線にちょっとビビりつつ、超能力でクラスの認識を歪めていく。
今日は1時限目から担任の担当する教科だから、そのまま授業だ。
そもそものクラスでの唯ちゃんへの認識は、口うるさく風紀に厳しい潔癖症だ。それ以上に唯ちゃんを知る親しい人間がいないのはいつも唯ちゃんを見ていたからわかる。
唯ちゃんがちょっと変だぞ?と思う程度では違和感が薄れていくように、ゆっくりと超能力を行き渡らせていく。
ゆくゆくはナニをしていても気にならなくなる程度には認識を弄っていきたいけど、今はこれで十分。
唯ちゃんと親しい人間なら今の唯ちゃんは何らかの異常が起きていると怪しめるだろうけど、親しくないクラスメイトでは唯ちゃんにこういう一面があったのだと勝手に納得してしまうだろう。
昼休みまでの時間をたっぷり使い、クラスの唯ちゃんの認識を男の趣味のちょっと変わった風紀に厳しい潔癖のクラス委員長へと塗り替えていった。
昼休み、充実した時間に僕のお腹はぺっこぺこ。愛しの唯ちゃんと机を並べ愛妻弁当を手ずからいただく優越感!
一瞬驚くクラスの皆はすぐにまあそんなもんだったかと言う表情で昨日と変わらない日常へ戻っていく。
よしよし、超能力はちゃんと効いているみたいだ。
心地よい満腹感に僕は、午後の授業が始まってすぐに眠ってしまうのだった…。
●●●
授業中は怯える心が拍子抜けするほどに何もなかった。気はそぞろに身体は真面目に授業を受けて、教室の後方にいる紐手に顔を向ける事もない。
唯にとってただ悲しいのは、誰一人として自分をたすけてくれないことだった。
昨日とまったく違う紐手への態度に、誰一人おかしいとは思わなかったのか。誰か異変に気づいて救けてはくれないのか。
中休みに「あれが好きなの?」と問うてくるクラスメイトにただ肯く自分のおかしさを誰もわからないのか。へえと驚くだけなのか。あれが自分の好きと真逆の存在であることを…誰も…。
語りあったことのないクラスメイト達が、異質にされた唯の恋愛対象を認めていく恐怖。そして、やっぱり良かれと思っていた注意忠告がただ疎まれていただけだと思い知った悲しみ。
「うん…。なんだか、放っておけなくって…」
沈む心と裏腹に身体は楽しげにクラスメイトと交流を深め、一切欲しくない祝福を受けて微笑む。
淡々と時間は過ぎていき昼休み。
「はい、あーん…。美味しい?よかった…」
何もよくない。
ぐちゃぐちゃという咀嚼音も脂下がった醜い笑顔も舐られた箸を使い回す行為も生暖かいクラスメイトの視線も全てが不快だ不愉快だ。
何故自分は二人分の大きな弁当箱に何も違和感を抱いていなかったのかそもそも自分で1から作っていなかった手伝うくらいしかしていなかったじゃないかそもそも下着をつけずに寝ていたことも風呂場で見た下半身に毛がなかったこともタオルなんて用意していたことも全部全部朝から色々な事がおかしかった筈なのに!!と唯の心が混乱と怒りに満ちていくのに。
身体は淀みなく甲斐甲斐しく動いて
心と体の温度差は大きく強く、食べ終え洗い物をして席に戻れば惰眠を貪る紐手に殺意が湧く。しかし伸ばした手は優しく頭を撫でるだけだった…。
その日の放課後、部活動も用事もない唯には学校にいる理由は無い。しかし身体は学内に留まり課題や予習復習を図書室でこなしていく。
高まっていく嫌な予感は、一時間もしないうちに現実になった。
●●●
しっかり昼寝して元気一杯!凝った身体を超能力でほぐし、夢で思いついたアイデアを実現しようと行動する。
学生、青春といえばそう!部活動!僕と唯ちゃん二人だけの部を作り、放課後を楽しむのだ。いちいち家から親を出すのが面倒くさいとというのもあるけど。
超能力を使えば校舎の隅にある空き教室の使用許可を取るぐらいは楽勝!顧問無し!部長僕!部員唯ちゃん!
適当に考えた僕の部の名前は彩南風土世俗文化研究部!略して彩南風俗部だげへへ。
人通りの少ない教室だけど念には念を入れて、情報室で印刷した部の名前を書いた張り紙に超能力をかける。
これを認識すると、この部はお固くて退屈でつまらない部だと感じてすぐに興味を失ってしまい別の場所へ行こうとするというふうに力を込めると…!
疲れた…、なんでこんな、…疲れたんだ…?あ、いや、なんとなくわかったぞ…。
風俗の二文字が入っているからか…。勝手に興味が出ちゃうんだな…男子の性欲を甘く見てたな…、まあ、僕も…人のことは言えないけど……。
適当に埃だけ超能力で片付けて…ふぅー…。
こんな事もあるんだな。唯ちゃんを甘々優しく二人っきりの時はえろえろやらしいカノジョに変化させるのにもここまでは疲れなかったのに。
もしかしたら、唯ちゃんはもともと彼氏ができたら甘々で、しかも結構ムッツリえろえろだったのかもしれないな。興奮してきた。
一息ついてからテレパシーを飛ばす。ついでに飲み物も頼む。
程無く唯ちゃんがやってきて、弱った僕を優しく胸に抱いて労ってくれる。口移しで飲んだお茶の味は仄かに甘い。
お陰様で、僕は
その柔らかいおっぱいを押し付けながら足許へ座り込むと、鮮やかな手付きでベルトを緩めてズボンとパンツを脱がしギンギンになっている僕のモノを取り出した。
そしてほっそりすべすべの指先となめらかぷにぷにの舌先とサラサラの涎を駆使して僕の包茎を剥きあげ、
はじめて外気に触れてヒリヒリするさきっぽをパクリ。としっとり暖かな口に咥えて…!
キャンディみたいに舐め回される亀頭で感じる快感は素晴らしい!まるで本当に溶かされちゃったみたいだ…!
今日一回も出せていない溜まっていた僕のチンポはあっという間に限界を迎えて唯ちゃんの口の中にびゅるびゅるっと……ぉお〜…きんもちいぃ〜…。
唯ちゃんはチンポを喉の奥まで咥え込んで精液をこぼすことなく飲み込んでいく。ごくごくと喉が動いているのをチンポで感じるのは、腰が抜けるんじゃないかと思うほどに気持ちがよかった。
全部出し切った後も唯ちゃんは口の中にチンポを含み、温かいそこでチンポを労ってくれる。
しばらくぼうっとしながら唯ちゃんのサラサラの髪を手で楽しみながら、そういえば部活動をしようと部室を作った事を思い出した。
部の名前を発表し、二人だけの秘密であるその真の姿も教えてあげる。そう、我ら彩南風俗部は、セックステクニックを学び鍛える、運動文化両方を兼ね備えた部活なのだ!
よぉ~し!記念すべき第一回の活動は、このままおクチ特訓だ!そうだな…キリよく5回…あと4回口で射精するまでフェラチオね!
ふおおっ!、せ、積極的…!す、すごいよ唯ちゃん…!
●●●
手際よく課題を終わらせ復習を済ませて予習をする唯は、このままずっと勉強して帰れればいいと考えていた。
しかし、無情にもペンは止まりノートも教科書も片付けられていった。足取り軽く心は重く、途中自販機でお茶を買いながら、唯は校舎を歩いていく。
滅多に使われない、校舎の片隅でほぼ倉庫扱いの第三資料室、その隣にある資料目録管理室の前に足は止まった。
扉には『彩南風土世俗文化研究部』とゴシック体で印刷された紙が貼られていて、唯はこんな部活あっただろうかと訝しむも、身体は迷いなくノックをして入室した。
教室の半分程度の広さの部屋の中は物が無くがらんとしていて、その中央にパイプ椅子にぐったりと座り込む紐手がいた。
「草男くん!大丈夫!?」
片付けでもして疲れたのだろうか、今日は疲れたから何もしないよと言いだしてくれないだろうか。労る気の一切無い、若干やさぐれる心に反し、
身体は汗を拭き取り脈を確かめ、安堵したとばかりに頭を掻き抱く。
柔らかで温かな胸の中に顔を擦り付ける男が気持ち悪くてしょうがない。
「喉渇いたの?…ちょっとまって…ん…ちゅ、……ぷぁ…、ん…ちゅ……ぷぁ…、…ん…」
容れものごとぶつけてやりたいお茶は一度唯の口内を介して男の喉を潤し、唯の心をささくれ立たせる。
「ん…れりゅ…れろ…ちゅ…ちゅりゅ…ろ…」
絡み合う舌が気持ち悪いのにキモチイイ。お茶で誤魔化せない苦味と粘ついた舌が不味いのにオイシイ。心と体の矛盾は唯を苛み続ける。
受け入れてしまえば楽になるのに、
「ん…わかったわ…ふふ…」
尻を撫で摩っていた紐手の手が頬に添えられ、キモ男の気安さと気色悪さにドン引きする唯の心をおくびにも出さない身体は、何かを得心したように動き出す。
「んしょ…、んしょ…、…ふふ、…よっ、と…」
豊かな胸をぶよぶよの胸と腹の上を滑らせながらかがみ込み、膨れ上がった股間の前に跪く。手付きもなめらかに紐手の無意識の超能力のアシストが加わってするりと脱がされた紐手の下穿き。
唯の眼前でそそり勃つ紐手のそれは男子高校生の平均よりやや細く短い。先端は日々の自慰に焦げ茶に変色した包皮に被われ蕾のように捻くれている。
「すごいニオイ…、男らしくてクラクラしちゃう…」
馬鹿げた大きさの玉袋は汗に蒸れ、唯の鼻を突き刺す悪臭を発する。ただ臭いだけのそれを称賛する口が大きく息を吐き、吐き気のするニオイに充満する空気を鼻から取り入れる。
「触る、ね…、熱くて…、硬い……」
熱い肉棒に唯の指が添えられ、柔らかく撫でさすり紐手を悦ばせる。びくびくと興奮に震えるそれをそっと握ると、包皮が根元に寄せられ先端の蕾が開いていった。
「あっ、ああっ!ご、ごめんなさい、痛かったのね……。そうだわ…ん……れぇ……」
ゆっくりと剥けていく紐手のチンカス斑模様の包茎は、僅かに亀頭を覗かせ剥け止まる。亀頭と包皮の隙間に見える熟成された恥垢が、接着剤となって貼り付いていた。
悪臭に怯む心に止まることなく、唯は口内に唾液を溜めその唾液を纏わせた舌先を包皮と亀頭の境目に押し当てる。
「ゆっく
器用に舌先で円を描きながら、押し当てた舌先からサラリとした唾液を
舌先に感じる味の酷さは朦朧としていた昨日よりはっきりと唯を苛み、吐いてしまいそうな汚いカスを唾液の補充がてらに舌を戻し入れて口内に含み飲み込んでしまう。
「ん…剥けたね…。…ひりひりする…?そっか…じゃあ…」
先走り汁と唯の涎はチンカス糊の表面をゆるゆると溶かし、包皮との接着を緩めて亀頭を剥き出した。
舐め取られた先端以外を黄ばんでぬるつくチンカスでびっしりと覆った亀頭は初めての開放に疼き、悍ましい悪臭を周囲に垂れ流す。
「あぁ…ん…んぅ…」
病気で数日風呂に入れなかったときの垢じみた臭いを数十倍にも酷くしたような悪臭のそれを、唯はあっさりと口へ含めた。唯の心と紐手は驚愕し、正反対に悲しみ苦しみ喜び悶えた。
「んじゅ…も…んぷ…ん…ん…ろ…ん…」
唯の温かい口内で美舌が蠢き、こびりついた汚苦臭恥垢を溶かし剥がして亀頭を洗浄する。
まさしく溶かされているような気持ち良さを紐手は味わい。その
逆に唯の心は、口内に溜まっていく穢らわしさと悪臭と悍ましい味を味あわされ固く凍てついて。
「ん…く…んんっ…!?んん…ちゅるる…」
唯が溜まったチンカス溶唾液を飲み下し、その嚥下に弱く吸われた亀頭が限界を迎える。
勢いよく出ていく精液にも、唯は口を離さない。
離さないどころか、口に出された精液を亀頭ごと喉へ呑み込んでいく。
どこまででも遠ざかりたい心と裏腹に、身体は僅かな距離を更に縮めようと紐手を根元まで受け入れた。
「ごっ、ごっ、きゅ、んぅ、く、ふぅー…、ん、ごく…」
ぬるりと亀頭は喉奥に誘われ、一分以上は続いた射精は直に食道へ流し込まれ胃袋へ納まった。嚥下に蠢く喉奥は亀頭を締め付け、鼻息は下腹を甘く擽り、唇は吸い付いて紐手をどこまでも甘やかす。
むせることなく全て飲み干すその技術は、紐手に植え付けられた新たな才能だった。
「
只管に男を、オスを、紐手を悦ばせるためだけに動く身体は、
今すぐに吐き出して洗い流したい唯の心を斟酌することなく、大量射精にくたりと硬さを緩めた紐手の甘勃ちチンポを頬張り続けて口内で労った。
くしゃくしゃと髪をかき撫でる紐手の手付きが腹立たしい。どうにか口のこれを吐き出せないか、せめて舌を絡めるのをやめさせてほしい。そう思う唯に告げられた紐手の計画?は途轍もなく悍ましく馬鹿馬鹿しい。
神聖な校舎でそのようなこと、ありえない。
部活動というのは、そんなモノを学び鍛える為に在るものではない。
セックステクニック?彩南風俗?部長権限?部室を作った?
何一つ理解に出来ない、理解したくない。
今日は、このままフェラチオの特訓だ?
「ん…
頭を振り、再び硬さを取り戻した肉棒をぐぽぐぽと口を使ってしごき、吸い付いては精液を絞りとろうと動き出す身体。
ただただ呆然と、嫌悪と悲嘆に溺れても沈めないまま苦しむ心。その心に応えるように、
雨音響く部室で、紐手は7回射精して、全て唯が飲み干した。
唯は紐手の精液を飲むだけで2回絶頂し、昨日と変わって意識を失うことなく帰宅した。
荒れ狂う心は紐手がいなくなれば急速に凪いでいった。紐手のかけた超能力が、まだ唯が壊れることを許可しないとばかりに嫌な記憶を封じていく。
食事を済ませ風呂に入り、唯は健やかに眠りについて。
そしてまた…。