土間の壁際に背中から押し付けられたフィオレーネは、ハンターの視線から意図を汲み取り自分の下穿きを下ろしていく。男の視線という外からの圧力と、剛棒を求める子宮の疼きという内からの圧力に、フィオレーネが抗える道理は無かった。
下ろしきった革のズボンから片足を引き抜く。フィオレーネの下半身は、濡れそぼって用をなしていない薄い紐パンツだけが辛うじて局部を隠していた。
「フィオレーネ」
「わ、分かっている……っ」
声色から、態度から、何より甚平を歪に膨らませる逸物から。フィオレーネは男が何を求めているのかを察して腰に留める紐を解いた。水分を含んで重くなった下着はあっさりと床に落ち、いよいよフィオレーネの秘所が男の前に顕になる。
フィオレーネは男が挿れやすいように二本指をV字にして陰唇を左右に開く。膣口はすぐそこに迫った愛しい雄の気配に、蜜涎をごぼりと溢れさせた。
「はあっ、ど……どうだ? もうこちらは準備が出来ているぞ……? 貴殿もそうだろう? ほら、早く目合おうじゃないかっ」
「ああ」
フィオレーネに急かされた訳ではないが、男も甚平の前を大きく開く。惚れた男の鍛え上げられた筋肉美を目にし、フィオレーネの乙女心は鼓動を高鳴らせ頬に朱を送る。
そして男が下を脱ぎ捨てた事で、遂にハンターの肉凶器がフィオレーネの視界に映り込む。ひと月ぶりの威容を目の当たりにしたフィオレーネは、驚きと期待感に喉を鳴らした。
天を衝かんばかりに逞しく反り返り屹立する、黒々しく焼けた雄々しき姿。丸太のようなサイズ感はフィオレーネの手首よりも太く、
ハンターの勇壮さの具現のような、精強にして勃々たる雄の象徴に、フィオレーネの肉体は鋭敏に反応した。乳首は布服を押し上げ存在を主張し、発熱したみたいに全身が熱くなる。呼吸は乱れ胸は弾み、思考が桃色に染まっていく。
視線が思わずハンターの逸物に吸い寄せられる中、男はフィオレーネの腰を両手で掴んで位置を調整し、膣口に先端を押し付ける。陰唇からとめどなく溢れ続ける雌汁は恋焦がれた牡の亀頭に纏わりついて、挿入の手助けをする。より快楽を得るために。
「挿れるぞ」
「っ」
男はひと月ぶりのフィオレーネの膣穴に、少しずつ雄槍を潜り込ませる。淫口が穂先を飲み込んだ事を感覚で理解した瞬間に手に力を込めて。
「ッ!」
どっっぢゅ! と。
一息に最奥までねじ込んだ。
「―――お?」
フィオレーネの世界から現実感が消え失せる。視界から背景が消滅し、もたれかかっていた壁も消えて、腹の底がせり上がるような落下感が意識を包む。
訳もわからないまま両腕で目の前の男の身体にしがみついたところで、ようやくフィオレーネの認識が現実に追いついた。
「~~~~~~~~ッ!!?」
声も出せないほどの強烈なオーガズム。頭の奥がパチパチと弾ける感覚。人としての大事な何かが、数本単位で千切れていったような気がした。突き上げられた衝撃は子宮どころか脳まで届いて、全身を暴れまわる肉悦の波濤がフィオレーネを何度も絶頂に押し上げる。
(イってるっ、な、何度もっ♡ たった一度、突かれるだけで、こんなにもぉっ♡♡)
身体を内側から押し拡げてくる肉棒の圧倒的な存在感。一ヶ月ぶりのその感覚と凄まじい性悦に、フィオレーネは快楽に焦げ付いた頭で一つの真実に気付いた。
(やはり、これだ……っ♡ 他の何でも代えられない、これだけが私の欲望を満たしてくれる……♡)
愛する牡の猛々しい太竿。膣襞が溶けてしまいそうな程の熱さも、フィオレーネの胎内を我が物顔でゴリゴリと掻き回す存在感も正しく唯一無二。
己の肉体はもうとっくに、どうしようもなくこのオスに堕ちていたことを、フィオレーネは肌身で理解する。
(ああっ、駄目だ……こんなの、もう絶対に手放せないっ♡ こんなにも素晴らしい性交の暴力を知っていたのに、彼なしでどうにかできるはずが無かったんだ……♡)
「ぐ、ぅ……!」
一方、ハンターの方も久方ぶりのフィオレーネとの肉交の凄まじさを味わっていた。ただ一度突き挿れただけなのに、もう既に腰が蕩けそうな程の快感が襲ってくる。心の準備をしていたから良かったものの、不意打ちでこれを味わっていたらほぼ確実に無様な吐精を晒していただろう。
愛してやまない牡肉との再会に、雌膣全体が情熱的な抱擁で饗してくる。男の弱点である裏筋や肉傘の内側を熱くぬめる肉襞がこぞって蠢き責め立てて、子宮口はぴったりくっついた鈴口にちゅうちゅうと吸い付いて子種をせがむ。フィオレーネから男への限りない愛情と欲望が顕れた極上の雌肉奉仕に、ハンターは『これは長くはもたない』と本能で悟った。
一ヶ月ぶりに彼女と繋がれた喜びを分かち合いたい、お互いに慣らし合う為の時間を取りたい気持ちもあった。だが、気を抜けばたちまち射精してしまいそうな熱烈愛撫の前にそんな余裕は消え失せた。
「すまん、お前の身体を慮ってやりたかったが――」
「へ? な、何を―――ほお゛ぉおっ!?」
男は歯を食いしばりながら肉槍を引き抜く。逸物を強く締め付けミチミチに詰まった肉厚雌穴を亀頭冠に強引に掻かれて、フィオレーネの腰から頭まで爆発するような喜悦が走り抜けた。
「フィオレーネの具合が良すぎて――」
「はッ♡ はぁッ♡ ま、待て貴殿っ、今は、本当におかしくな――」
「――我慢、できんッ!」
「――るぅう゛う゛ぅっ!♡♡」
容赦無いハンターのがむしゃらな抽送が、フィオレーネの子宮口を何度も穿つ。ハンターに腰を押さえつけられ、彼の都合で腰を振りたくられる激しい性交。王国騎士にして盟友たるフィオレーネを性処理の道具としか認識していないような独りよがりな責めだったが、ハンターと交っている事実に脳を侵されきっていたフィオレーネにとっては、苦しみすら快感のスパイスになる。
「ふッ♡ お゛っ♡ んうぅぅうっ♡♡ あ゛っ♡ たっ、たすけっ」
一突き毎に何度も絶頂しながら、誰に届くとも分からない助けを求める声が口から溢れる。それが自分の耳に入ってきたその一瞬だけ、フィオレーネは思考力を取り戻した。
(助けを、求める? なぜ、誰に……? 猛き炎に抱かれて、こんなに激しく求められているのに。それ以上に何が要る……?)
フィオレーネには、初めて彼と愛し合った時からずっと言えなかった一言があった。
王国騎士の誇りというより女の意地に近いそれは、身も蓋もない言い方をすれば彼に素直になれなくなっていたのだ。
惚れた腫れたをすっ飛ばしていきなり愛と肉欲を交わし合う関係になってしまった弊害だと言えよう。
でも。
(今、だけは。良い、か―――)
今日は、特別な日。猛き炎とひと月ぶりに会えた日。これからも彼との蜜月は続くのだから、一度くらい恥じらいを捨てて素直になりたい。素直な自分で彼に愛されたい。
苛烈なピストンで粘膜が擦れ合う度、脳汁がドバドバと溢れて頭がぐちゃぐちゃになる。羞恥心も自尊心も、今だけは本能を制御する能力を失っていた。
「猛き、炎――」
雁首で弱点を引っ掻きながら最奥を打ち抜く腰使いに数え切れないほどイかされる中、フィオレーネは両脚をハンターの腰に絡める。フィオレーネは元よりハンターに腰を掴まれ半ば浮いているようなものだった。ハンターの常人離れした足腰とスタミナは、フィオレーネが全身でしがみついてもびくともしない。
耳元で嬌声混じりに呼ばれ、男がそちらに意識を向ける。
「――好きっ♡」
「―――」
ハンターは一瞬だけ、驚きに目を見開き動きを止めた。
だが、直後。
「ォオオッ!!」
「んぎィっ!?♡♡」
男はフィオレーネの巨きな桃尻に十本の指を食い込ませ、腕にビキビキと血管を浮き立たせながらフィオレーネの膣奥を傘の開いた亀頭で突き上げた。問答無用で肉悦の絶頂に叩き込まれたフィオレーネの雌穴は、結合部から淫汁を、淫唇から潮を吹きだして土間の床を汚していく。
(膣内で、さらに大きく……っ♡ ああまったく、本当に―――)
身体を激しく揺さぶられながらも、一度言葉にした好意はもう止められなかった。
「好きっ、好きぃっ! 貴殿もっ、貴殿の逸物もっ!♡ 大好きっ、大好きだっ!♡♡」
その言葉を口にするたびに興奮と肉悦が高まっていく。幸せな気持ちが全身を満たして、もっともっと彼が好きになる。
そして言われてしまったのなら、男も応えない訳にはいかない。
「ああ、俺もだッ!」
より深く、より奥まで。孕みたがって降りきった子宮を肉棒で無理やり押し上げる。フィオレーネも自由の利かない体勢ながら、必死に腰を遣って牡槍を扱く。腟内の自分の弱点に、積極的に肉棒を擦り付け快楽を貪る。強い快感を得るほどに締まる肉穴は、男をしてもこれまでにないほどの快楽を齎した。
「あぁっ、嬉し、いっ♡ もっと、もっと言ってっ、もっと突いてくれっ! 貴殿に会えなくて、ずっと寂しかったっ! だからっ今日はぁっ♡ 貴殿の望むだけ愛して、犯して――私を、貴殿で満たしてくれぇっ!♡」
「そうか……! だったら、何度でも言ってやる! 好きだっフィオレーネ! 誰よりも愛しているッ!」
「ぁ、あっ♡ ~~~~~~~っ♡♡♡」
凄まじい快楽と、それ以上の嬉しさが止まらず、視界に火花が散って胸が激しく締め付けられる。彼への愛情が後から後から溢れてしかたない。愛を叫ばれながらのセックスの喜悦は、何とも比較できない格別の甘美だった。
「ぐ、限界だ……! 中に、出すぞっ……!」
「そうだっ、出せっ♡ 貴殿の子種っ、私に全部っ♡♡ はぁあっ、好き好きっ、好――」
男が最後の一突きを見舞うと同時に、フィオレーネは男の腰に回した脚を引き寄せ雄棒を最奥に導く。一滴足りとも逃すものかと全身で抱きついた瞬間、男の亀頭が胎の中で膨らむのが判った。
「ぐうッ!」
「――きぃいいぃぃいんっ!!♡♡♡」
ハンターの滾りが、フィオレーネの子宮の天井を凄まじい勢いで叩く。どくん、どくんと生命力に満ちた竿の脈動が膣襞から伝わってくる。性の迸りはいつになく長く、何度も、何度も―――何度も。勢いの衰える兆しも無いままにフィオレーネの秘奥へと打ち込まれ続けた。
フィオレーネは男の身体に抱きつき、絡めた脚の爪先をピンと伸ばして太腿を痙攣させる。男の熱い体温を全身で感じながらの絶頂は、夜空に打ち上がった花火を眺めるような、何もかもを忘れさせてくれる華やかな心地にフィオレーネを浸らせた。
「あっ♡ はぁ、あ……、んむっ♡」
「ふうっ、ふッ……、っ!」
多幸感の原液をせがむ本能に動かされるまま、フィオレーネは男の唇を貪った。瞼を閉じ、舌を絡め唾液を混ぜ合う感触と、胎内で精を吐き出し続ける肉棒の感触に意識を集中させ、歓喜と幸福に肢体を震わせる。
(これが、ずっと欲しかった……。彼の精を受け入れて、子宮にどぷどぷ注がれて……どうしようもなく幸せで、身体の内側が満たされる―――♡)
「んっ♡ ちゅっ♡ れるっ♡ れぁ……んんぅっ♡」
そのまま暫く二人はキスを続けていたが、フィオレーネの膣に欲望の限りを注ぎ終えた男がようやくペニスを引き抜く。ゼリー状の精液が開ききった膣穴からごぼごぼと溢れ、土間を白く汚していく。
男はフィオレーネの足を床に下ろし立たせようとしたが、完全に腰が抜けていたフィオレーネは自重を支えられずその場にへたり込む。尻の下で精液が潰れて四方に飛び散る感触がした。
フィオレーネなら立てるだろうと思っていた男は慌てて身体を少し屈め、彼女を立たせようと手を握る。
「大丈夫か?」
「あ、ああ……」
余韻が体内で残響し呆然としていたフィオレーネは、男の声に反応して顔を上げる。
自分の手を握る男の股間、でろりと垂れ下がった陰茎が目の前に在った。
「ぁ、っ」
雄と雌の液体に塗れ、鼻が曲がりそうな臭いを放つ淫棒に、フィオレーネは我知らず顔を寄せていく。男が何かを言う前に、その汚れきった竿幹に舌を這わせた。
「うっ!?」
「れぁ……っ、んちゅ、じゅるっ。れぇ……っ」
熱槍に纏わりついた液体と固体を舐め取っていく。根本から先端の方へと舌腹をべたりとくっつけてなぞり上げ、先端に唇を被せて尿道に残った液を吸い上げたかと思うと、また舌を根本まで下ろしていく。陰嚢の下から垂れた雫は、両手を器にして受け止めた。
塩とえぐ味の混じった味も、鼻の奥にこびりついてしまいそうな臭いもまるで気にならない。愛する男の性の象徴への、そしてたった今己の飢えと渇きを満たしてくれた剛棒への純然たるご奉仕に、フィオレーネはただ夢中だった。
一方のハンターは、性を貪る意思が感じられない奉仕に困惑していた。男の記憶にある限りでは、フィオレーネはこういった男に傅くような真似は苦手としていたはずだった。一月の間に、あるいは今日の内に、何か変化があったのか。
ハンターが慄いている間にも肉棒への奉仕を続けていたフィオレーネが、淫臭放つ肉塊から顔を離す。綺麗になった愛しき雄魔羅をうっとりと見つめてから、手で受け止めた分の欲液も口に含み、舐め取った分も合わせてまとめて飲み込んだ。
「はぁ、っ……。今日、だけだからな……?」
「……?」
「何が」と問おうとした男に、フィオレーネは目を細めて微笑みかける。婬欲に心の底まで溺れながらも微かな理性の光を瞳に宿して男を見上げるその視線は、息が詰まるほどに男の琴線に触れていた。
「今日、だけ……貴殿の好きにしても良い……いや、してほしい……と、言っているんだ……。大好きな、貴殿に、その……貪られたい気分、というか……。めちゃくちゃに、してほしい……というか。それでだな、ええと――」
持ち上がりかけた陰棒を握り、真っ赤になった頬を寄せながらそのようなことを宣うフィオレーネを見て―――男の陰茎は、瞬く間に力を取り戻した。
「っ!?」
あまりに急激な勃起にフィオレーネが驚き顔を離す。唖然として男を見上げると、獰猛な眼差しと視線が絡む。
「き、貴殿……ひゃっ!?」
男は無言でフィオレーネの身体を引き上げる。ふらふらと危うげな足取りで立ち上がらされたフィオレーネの手を引き、壁に突かせて支えさせる。
壁に向かせたフィオレーネの背後に回った男はそのまま彼女の腰を掴み、復活した剛直の狙いを定めた。
「あ……♡」
「全力で、愛してやる」
男は。
ゆっくりと。
腰を、沈める。
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男は、ひたすらフィオレーネの媚肉に喰らいついた。
宣言通り、フィオレーネは主導権を男に委ね、これまでの彼女からは考えられないくらいに積極的に奉仕し愛を捧げた。
フィオレーネの新たな一面にハンターの欲望は完全にブレーキを喪い、フィオレーネが意識を飛ばそうともお構い無しに剛直を膣穴にねじ込み、煮え滾る生命の源の一切合切をフィオレーネの子宮の奥に叩きつける。
ただ激しく貪るだけでなく、時には肉襞の一つ一つを味わうようにじっくりねちっこく腰を動かし。時には深くまで繋がったまま、フィオレーネの膣肉の蠢きだけを堪能した。
一ヶ月で生まれた心の穴を埋めるどころか山盛りにするような濃厚極まる交尾は、朝を迎える頃にようやく終わりを告げる。
ハンターの自室は汗と牡液と牝汁の臭いが充満し、寝台の周りは飛び散った精液と愛液で酷く汚れていた。汁気を吸いすぎて寝具として役立たずになった布団の上に、二人は横に並んで眠っている。
男はフィオレーネの身体を背後から抱き寄せ、ありったけの愛を注ぎ終え力を失った肉棒をでろりと晒した状態で寝息を立てていた。
フィオレーネは精液で腹を妊婦のように膨らませ、重たい絶頂の余韻に肢体を痙攣させている。その顔は汗と涎と涙に塗れ、瞳は虚空に向けられ半開きの口からは微かに細い息が漏れるばかり。
満身創痍に使い倒されて尚彼女は、至福に満ち足りたメスの