性交機会促進法案が可決された世界 作:石刻テト
「ぇーと……じゃぁ――……最後に残った……は――……まだ、希望を出してない――」
「――
「――――は、はいっ!?」
――担任教師に名前を呼ばれて、久瑠沢
数日前に、入学式を終えたばかりの高校初年度。
そんな新生活の中で、クラス内の委員や係を決めるホームルームの最中……あろうことか、彼女は居眠りをしてしまっていた。
昨日、深夜まで動画配信サービスでドラマを一気見したせいで、睡眠不足になっていたのが原因だろう。高校生活が始まったばかりなのに、だらしない姿を同級生に見せてしまったかもしれない。麗菜は恥ずかしくて、少し顔を赤くした。
「おぉ~。いい返事だな~。やる気ある子が係になってくれるみたいだし、助かるよ」
「……えっ…………?」
どうやら呼びかけに反応して叫んだ言葉が、肯定の意味に捉えられてしまったらしい。
周囲からは、「久瑠沢さんが……?」「意外~」「見かけによらず……」といった、クラスメイトのひそひそ声が聞こえてくる。
麗菜は困惑し、言葉を上げられなくなってしまった。
今さらあれは違うんです、居眠りしていてよく聞いてなかったんです……などと言い訳できるはずもなく。
どうやら、自分に割り当てられてしまったらしい係を……もはや受け入れるしかない状況だった。
「よーし、じゃあ久瑠沢さん。大変だろうけど、頑張ってもらうよ」
「は……はい……」
「みんなも――とくに男子は、久瑠沢さんにお世話になるだろうし仲良くするんだぞ」
「え…………? だん、し……?」
「それじゃあ、久瑠沢。今日から――――」
「――――肉便器係、よろしくな」
「…………えっ…………?」
◇
「ぁ、ああ、あのっ! せ、先生……!? に……肉便器、係って……ど、どういう……」
ホームルームが終わった直後。
麗菜はすぐに担任へと駆け寄り、混乱しながら質問を投げかけた。
「なんだ? 説明ちゃんと聞いてなかったのか?」
「も、も、もう一度、教えていただけないかなって……」
「はぁ……。例の法案が成立して、学校でも実施されるようになったシステムだよ」
「れ、例の法案……?」
「性教育および性的関心の強化に関する法律――通称、性交機会促進法。ちゃんとニュース見てたか、久瑠沢?」
言われて――彼女は思い出した。
深刻な少子化や、男性の草食化への憂慮と対応策として、国会で提出されて話題になった法案だ。
急進的すぎるという批判も多かったが、結局は与党の賛成多数で法案は押し通されて、次年度からの施行されることになったとニュースで見た記憶がある。
つまり――
新年度となった今は、法に
「せ、先生……! 私、そ、そんなの――」
「――久瑠沢さーん」
今からでも辞退できないか、掛け合おうとした時。
軽い調子の声で呼びかけられ、麗菜はびくりとそちらを振り向いた。
学校から注意されない程度に軽く染めた、茶髪の陽気そうな男子生徒の姿が映る。
クラス内でも目立つほうの彼は、すでに顔と名前が一致していた。
「せっかくだし、久瑠沢さんに初仕事してもらえないかな~? って思ったんだけど」
「おっ、偉いな新堂! みんな最初は気が引けて言い出しにくいだろうしな。クラスメイトに手本を見せてくれると、先生も助かるぞ」
「任せてくださいよ~。ちゃーんとセックスしてみますから」
「じゃ、俺はもう行くからな。あとはよろしく頼む」
そう言って――
先生は、すたすたと教室をあとにする。
「ちょ、ちょ、ちょっとぉ――!?」
その後ろを追いかけようとした時――
「きゃっ!?」
麗菜は腕を掴まれ、動きをとめられた。
「久瑠沢さーん。オレのこと、忘れないでくれる?」
「し、新堂くん……」
「肉便器係――自分で引き受けたんだから、ちゃんと仕事してくれないと困るなぁ」
「そ、そ、それは……そんな、つもり――ひゃぁっ!?」
彼の腕が――麗菜の胸に触れた。
後ろから抱き込むような形で、新堂は彼女の胸を強くまさぐる。
異性からこんなふうに体を触れられるのは、当然ながら初めてのことだった。
「ひっ……!? み、みんなの前なのにぃ!?」
「なに恥ずかしがってるの~? 肉便器としての活動、クラスのみんなに見せないとダメでしょ?」
「あっ……! ひぃっ……! ぃ……ゃ……!」
ほとんどのクラスメイトは教室内に残っていて――
その目線が、黒板前にいる麗菜と新堂の二人に注がれていた。
今されていることが――注目されている。
それを自覚して、彼女は顔を真っ赤にした。
「ひっ……ぅ……!」
「――服も、脱がないと」
「ぁ……っ!」
彼の手が、麗菜のスカートに触れた。
ウエストのフック部分が動かされて――服の締め付けが弱まる。
脱がせようとする新堂の手に抗うことができず――
スカートのファスナーが……無慈悲に下ろされた。
「ぃ……やぁっ……!?」
「はい、これで一枚」
スカートを下方に引っ張られ、無理やり着衣を引き剥がされてしまった。
――羞恥心が、さらに強まる。
スカートを失くされた今は……麗菜はパンツが丸見えの状態になっていた。
「ゃだ……! み、みないで――」
「肉便器がそんなこと言ってたら始まらないでしょ」
「ぁ――そこは……っ!?」
パンツにまで、手をかけられる。
それを外されたら、もう何も隠すものはなくなってしまう。
麗菜はとっさに両手で防ごうとしたが――
それに対抗するかのように、彼も胸から片手を離して、左右の手で引きずり下ろそうとする。
男女の力の差は明白で――
下着は……無理やり、下のほうへとずらされていった。
「ぃやぁぁぁっ!?」
悲鳴を上げて、股間を手で隠す。
そこにあるのは……簡単に人には見せていけないモノだった。
秘所を見せまいと、内股になった麗菜に対して――
その隙をつくかのように、新堂は一気にパンツを足元まで引き下げる。
もう、彼女の局部を守るようなものは存在しえなかった。
「も……もぅ、ゆるしてぇ……!」
「この程度でなに言ってんの?」
新堂はそう笑うと――手を麗菜の股間に滑らせた。
ガードしきれず……その指の一本が、彼女の性器部分と接触する。
そこは……クリトリスの場所だった。
「ひっ……ぃ…………ッ♡」
「おっ、反応いいね~?」
指を当てられ、
クラスメイトの興味津々な目を感じて――麗菜は羞恥で体が燃え上がった。
ひどく暑い。
そして……敏感な部分も、かつて経験したことがないほど熱くなっていた。
「ぁ……! ひぃっ――♡」
「やっぱ肉便器になるくらいだから――こういうエロいこと、好きなんでしょ?」
「いゃっ――♡ そん、な……ッ♡」
否定しようとしたが――
激しくクリトリスを刺激されて、麗菜は言葉をうまく出せなかった。
クラスメイトの面前で、男子生徒から性器をいじくられて……。
羞恥心、緊張感、そして背徳感が混ざり合い、性的官能と相まって電流のような性感が脳に響いていた。
「ひぅっ――♡♡ ゃ、めっ……♡♡ ん゙っ――♡♡♡」
「なに? もっとしてほしいの?」
「ち、がっ――♡♡♡♡ あっ♡ あっ――♡♡♡ ぅ゙……♡♡♡♡」
耐えがたい刺激に、体の力が弱まる。
それに付け入るかのように――彼は片腕で麗菜の手を抱え込み、局部の位置から外させた。
女性器が――はっきりと、クラスメイトに公開される。
丸見えになったそれは……。
目を凝らせば、淫らな粘液で濡れていることが誰にでもわかるはずだった。
「ぉ――♡♡♡ ゃ……んっ――♡♡♡ あぅ゙……♡♡♡」
ふいに、クリトリスをこする彼の指が――
下へとずれ……膣の入り口に触れた。
ぐちゅりと音を鳴らして……彼の指が、愛液に
「うっわー。めちゃくちゃ濡れてるじゃん?」
「ひぃ……♡♡♡ ゃ、だ……♡♡♡ そ、こぉ――♡♡♡♡」
「やっぱ肉便器にピッタリなんだな~。久瑠沢さんって」
「ち、がっ――♡♡♡♡ あぅっ♡♡♡♡ あっ、あっ……♡♡♡♡」
粘液でぬるぬるになった指で――
彼はふたたび、クリトリスを強く摩擦しはじめた。
「ぃっ――♡♡♡ あ゙っ♡♡♡ ん゙ぅ――♡♡♡♡」
潤滑さが加わった刺激の感覚は、明確に快感の情を引き起こすものだった。
「ぉっ――♡♡♡♡ だ、め゙っ♡♡♡♡ それぇっ♡♡ ゃ、ば――♡♡♡♡」
「もっと強くする?」
「ひぁぁ♡♡♡♡ あっあっあっ♡♡♡♡ あ゙ぅ――♡♡♡」
激しくなったそれに――
性器の熱がさらに増して、官能の度合いが高められる。
「おっ……♡♡♡ おっ、ぉっ――♡♡♡♡ も゙、ぉ……♡♡♡♡」
「ほらッ――」
「ひぃぃ――♡♡♡♡ い゙ぃぃ♡♡♡♡ や゙、め゙……♡♡♡♡ い、ぃ゙っ……♡♡♡ ぁ゙――♡♡♡ い゙ぃ゙ぃ♡♡♡♡」
「早くイって――肉便器らしい姿をクラスのみんなに見せろよ」
「そん゙っ♡♡♡♡ な――♡♡♡♡ あ゙っあ゙っあ゙っ――♡♡♡♡ ゔっ♡♡♡ い゙、いぃ――♡♡♡ イ゙ぃっ――♡♡♡♡」
最後の一押しのように――
クリトリスが、情熱的に摩擦された。
「い゙ぃ゙ぃぃ♡♡♡♡ ぐぅっ――♡♡♡♡♡♡ っ゙……♡♡♡♡♡♡」
羞恥と快感に――頭が真っ白になった。
教室の中で……クラスメイトに見られながら……おまんこを曝して……クリトリスでイった……。
その事実を脳内で反芻して……アドレナリンがドバドバと出てくるのを感じる。
心臓は、かつてないほど大きく跳ね上がり――
膣内は、自慰ではありえないほどドロドロに濡れていた。
「あ゙っ……♡♡♡♡ ぁ゙――♡♡♡♡♡」
股から太ももへ、はしたなく愛液を垂らしながら――絶頂の余韻に浸る。
ただの手による愛撫で、こんなことになってしまうのなら――
……挿入をしたら、どうなるのか。
想像すると……下腹部の奥が、きゅんきゅんと熱くなった。
「……マジイキじゃん」
「久瑠沢さん……やっぱり、そういうのが大好きなんだ……」
「肉便器係になるくらいだしね~……」
「えっろ……俺もあとでヤらせてもらおうかなー……」
「新堂くんっ、二人でシてるところ早く見せてよ~」
多種多様な、クラスメイトの声が向けられる。
それはすべて、性に関心を寄せた内容であり――
――性交機会促進法の狙いどおり、この場の人間すべてがセックスに興味を持つようになっていた。
「じゃ、久瑠沢さん? ……しよっか?」
「ぁ……♡♡♡♡ ぅ――♡♡♡♡♡」
「オレと――子作りセックス」
「――――ッ♡♡♡♡♡」
衝撃的すぎる言葉を投げかけられて、麗菜はビクっと体を震わせた。
――性行為。
それも、ゴムなしで、生中出しをするという発言だった。
そんなことをして――万が一のことがあったら。
そう考えると……さらに心臓が高鳴って、肉体が熱くなった。
「ゃ……♡♡♡♡♡ ゃ、ぁ――♡♡♡♡」
「あ~、シたくてたまらないって感じ?」
「ち、がっ――♡♡♡」
「ほら、体そっちに向けて」
聞き入られることもなく――
彼は麗菜の肩に手を当てて、体勢を誘導させる。
教壇の机に手をついて――
流されるまま……彼女は後背位のポーズをクラスメイトに晒していた。
「おっ! 久瑠沢さん、いいケツしてるね~」
「ぅ、ぅ……♡♡」
「綺麗でエロいし――いい肉便器になれるんじゃない?」
肉便器。
何度もそう言われると――もはや耳が聞き慣れてしまう。
それが自分のことを指していると考えると……麗菜は不思議な気分になり、どこか興奮のようなものが湧き上がった。
「じゃ――」
挿れるよ。
いつの間にか、ズボンを下ろしていた新堂がそう言うと――
硬いモノが、彼女の膣口に押し当てられた。
「ひんっ――♡♡♡♡」
生の……勃起した、男性器。
初めて経験するそれに……緊張と興奮が混ぜこぜになって、膣を熱くさせる。
今から、それを自分の体内に突き込まれるのだと思うと――ひどく性欲がたぎった。
「あっ、そういえば。久瑠沢さんって――処女だっけ?」
「ぁ――♡ そ、ぉ……♡♡♡♡」
「まっ、いいや。どうせ――こんだけドロドロだったら変わらないし」
そう言って――
彼は、ぐちょぐちょに濡れた膣内に――一気に陰茎を突き立てた。
「ぉ、ぁ゙っ――――♡♡♡♡」
奥まで突きあたって、響いた衝撃が――
麻薬のように、脳髄を刺激した。
「ぁ゙っ――♡♡♡♡ あ゙っあ゙ぁ゙ぁ――♡♡♡♡ ひ、ぃ゙……♡♡♡♡」
理性を削られて、濁った喘ぎ声しか出せない。
動きはじめた彼の男性器が……ふたたび、膣奥に刺激を与えはじめた。
「あ゙っあ゙っあ゙っぁ゙っ――♡♡♡♡♡ ぉ――♡♡♡♡♡ ぐぅ゙っ――♡♡♡♡♡」
「へえ? 奥、突かれて気持ちいいの?」
「ゔっ――♡♡♡♡ ん゙っん゙っ――♡♡♡♡♡ ぎも゙、ぢぃ゙っ――♡♡♡♡」
「うわ~。やっぱり肉便器の才能あるねぇ、久瑠沢さん。見た目に似合わず……淫乱すぎ」
「あ゙ぅ゙っ――♡♡♡♡♡」
肉便器。淫乱。
そう言われながら、ガンガンとバックから突かれて――
「あ゙っあ゙っあ゙っ――♡♡♡♡♡ い゙っい゙っ……♡♡♡♡ イ゙ぃぃ――♡♡♡♡♡」
熱くこみ上げた快感に、びくびくと足腰が痙攣してしまう。
まだセックスからそう時間も経っていないのに――
「――もう、イったの?」
「ひ、ぃ゙っ――♡♡♡♡♡ ごめ゙、ん゙な、ざぃ――♡♡♡♡♡」
「あーあ。やっぱ肉便器らしいな。チンコ突っ込まれたら簡単にイクんだろ?」
「ゔっ――♡♡♡♡ ぞ、んなっ――♡♡♡♡ あ゙っ♡♡♡♡♡♡」
強いひと突きを送られて、思わず仰け反りながら喘ぎを発する。
激しく、力の籠った律動が――膣内をどろどろにとろけさせた。
「気持ちいい? 肉便器の体、チンコで犯されて」
「あ゙っ――♡♡♡♡ ん゙っ♡♡♡♡ あ゙っぁ゙っ――♡♡♡ ぎも゙ちぃ、でしゅっ――♡♡♡♡」
もう、肉便器と呼ばれることにも慣れてしまっていた。
否定せず――
目に涙をにじませ、口から唾液をこぼして、愛液を太ももに垂れ流している姿は――
間違いなく――肉便器の在り方だった。
「おっ――♡♡♡♡♡ ぅ、ゔっ……♡♡♡♡♡ い゙ぐぅっ――♡♡♡♡」
「何回イってんの? この淫乱肉便器」
「あ゙っあ゙っあ゙ぁ゙ぁ――♡♡♡♡♡ ずぃ゙、ま゙じぇん゙っ♡♡♡♡♡」
罵倒とともにガンガン突かれて、子宮が快感の悲鳴を上げる。
頭はもうくらくらとしていて――
ただ無心で、男性器に体を犯されるのを感じることしかできなかった。
「ん゙ぉっ――♡♡♡♡♡ あ゙っあ゙っあ゙っ――♡♡♡♡ ぁ゙ひっ――♡♡♡♡」
「おい、肉便器! そのぐちゃぐちゃのまんこ――締めておけよ」
「あ゙ぁ゙ぁっ♡♡♡♡♡ は、ぁ゙♡♡♡ い゙っ――♡♡♡♡」
「子宮のところに――オレの精子、注いでやるからよ」
「ッ――♡♡♡♡♡♡」
――精子。
それが膣の奥に中出しされて――子宮内のモノと結びつきでもしたら。
妊娠――
その想像に、緊張感と背徳感が限界まで高まり、性的官能と合わさって精神が壊れそうなほどの興奮を生み出した。
「あ゙あ゙ぁ゙ぁぁっ――♡♡♡♡♡ やだやだや゙だぁ゙っ♡♡♡♡♡♡」
「中に――出すぞッ」
「だめだめだめ゙だめ゙ぇ゙っ――♡♡♡♡♡ い゙っ、い゙ぃ゙――♡♡♡ ぐぅ゙っ――♡♡♡♡♡♡」
がん、と子宮のところに陰茎を突き立てられて。
熱いものが――そこに解放された。
「ぁ――――♡♡♡♡♡♡♡♡」
感じた。
自分の体内で……容赦なく、生のまま
精液が――
熱くて、興奮して……。
壊れたような笑みを浮かべて、その感覚に浸ることしかできなかった。
「ぁ、ぁっ――♡♡♡♡ な……か、だしぃ……され、ちゃった――♡♡♡」
「いやぁー。スッキリした。結構いいまんこだったな」
「ひっ――♡♡♡」
まるでモノ扱いの言い方をされて――男性器を引き抜かれる。
用を足すための……まさに、便器。
このクラスの誰もが――もはや、そう認識していた。
彼女が――
男性の性的欲求の捌け口にされる、肉便器なのだと。
「久瑠沢さん。気持ちよかったよ」
「ぅ゙――♡♡♡」
「肉便器係としての活動――これから頑張ってね?」
そう言って――
彼は麗菜のお尻を、バチンと叩いた。
「あ゙ひっ――♡♡♡♡♡」
びくっと腰を揺らすと――
その動きで、膣口から中に出された精子がダラダラと垂れてくる。
自分が肉便器として使われたのだと、自覚して……。
彼女は……とろけた顔で、言葉を漏らした。
「が……んばり、ましゅ――♡♡♡♡」
そうして――
久瑠沢 麗菜の、肉便器としての学校生活が始まるのだった。