当分はエロ無しが続くので、申し訳ありません。
プロローグ・終わり、そして新たな始まり
「エー・・・一緒に入って、洗いっこしようよー・・・・・この国では、一緒にお風呂に入るのは、仲が良い証なんだよ?・・・・多分」
「そ、そうなの?・・・・・そういうことなら・・・・・」
とあるビルの一室、議会場らしき場所から外に出ていく二人の少女。
魔力学園研究機関に所属する魔法少女、天月ひかりとエルシア・クロンメリンである。
亜人討伐中に罠にはまり辱めを受けた二人であったが、ひかりとエルシアの連携によって辛くも勝利し、なんとか帰還するところであった。
「やったー!・・・・・むふふふふ・・・・・」
「ひ、ひかりちゃん?・・・・・」
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――――その二人が出て行った数分後
部屋の中に残されたのは、二人に敗れ、無残な死体となった亜人たちだけ・・・・のはずであった。
「う、ぐぐぐ・・・・」
しかし、その中の一体だけが、ゆっくりと起き上がった。
「危ないところだった。もう少しだけ『進化』が遅れていたら、やられていたところだった。」
彼は、ひかりを付け狙っていた赤い亜人につき従う一亜人にすぎなかった。
しかし、亜人は他者の魔力を奪いとることによって、まれに『進化』することができる。
常人よりはるかに高い魔力を有する魔法戦士、しかもエルシアだけでなく魔法戦士として膨大な魔力を有するひかりから奪い取ることができたことによって、運よく彼だけがひかりの必殺攻撃を受ける直前に進化したことでとっさの判断によって他の亜人たちが盾になるように動いて攻撃を軽減し、間一髪のところで助かったのだ。
「本当なら背後から襲い掛かりたいところだが、いかに向こうが弱っていても残っているのは俺だけ。それに加えて俺の特殊能力では、どのみち現状では対抗しようがない。残念だが、ここは退くしかないな。」
ダメージ自体はかなりのものであったのも含めて、やられたフリをしてこの場をやり過ごす以外に選択肢は存在しなかった。
ここで迂闊に生きていたことがばれてしまうと、諸事情によって瞬殺されてしまう。
(その過程で得られたものは大きかったがな。)
進化した亜人は、赤い亜人の気配遮断や緑の亜人の毒の体内生成のように、魔法戦士の固有魔法のような特殊能力を得ることができる。
能力を獲得すれば、同時にその能力の使い方も瞬時に理解できるようになるのだ。
進化した証拠として、その亜人の色は白い姿に変異していた。
しかしそれと同時にその能力を理解したが故に、すぐさまどうこうできるような能力でないことも理解できてしまった。
そのうえ、普通は身体能力や魔力が強化されるものだが、この白い亜人は珍しいことに知性が強化されたようで、単純な強さそのものは大きく上昇していなかった。
「あまりのんびりしていると、後処理にきたやつらに見つかって厄介なことになる。急いで能力の確認をさせてもらうか。」
そう言って、倒れ伏して物言わぬ死体となった赤と緑の亜人に近づき手を死体に触れる。
「悪いな、これからの俺のために糧となってもらうぜ。」
そう言うと同時に手が輝き出し、二体の亜人の死体を包み込む。
「ふっふっふ、さすがに進化した亜人だけあって一気に力が強化された上に能力までいただけだぜ。」
彼が獲得した能力・・・・それは『侵食』という能力の副次作用の一つである『吸収』であった。
取り込んだ相手の力や魔力だけでなく、相手が亜人であった場合は今のように能力までも奪い取ることができた。
「さてと・・・・残りの亜人の死体の力も頂いてから、おさらばするとするか。」
こうして、新たに生まれ変わった俺こと白い亜人の野望が動き出したのであった。
~第0話・完~
前書きにも書いたように、当分はエロ無しです。
かつ、説明回ばっかり続くのでご了承ください。