※この作品はR-18です。

魔法戦士リリンセイバー ~パラレル~   作:神流し

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実際にこんな能力があれば、ブラックなことに使われるのは間違いないですな。


第11話「長所と短所・その2」

                 

 

最初にひかりの能力について。

 

まず最初に、彼女の魔力保有量は魔法戦士の中でも突出して多く、あの赤い魔女と比べても、魔力量だけならすでに彼女も凌駕している。

 

ちなみに、彼女の姉も魔法戦士らしい。

ひかりほどではないが魔法力も相当なものらしく、固有能力も『未来視』とこれまたチートじみている。

あの赤い魔女とコンビを組んでいたらしく、まさに無敵のコンビだったようだ。

ただ彼女は少し前に作戦行動中に失踪し、今も行方不明らしい。

少し気にはなるが、今は関係ない話だ。

 

余談はこれくらいにしてひかりの能力について調べよう。

説明したようにひかりの魔法力はすさまじく、生み出された固有能力もすごいの一言だ。

 

ひかりの固有能力は『回復』

 

これだけだと魔法戦士の基本の回復魔法と一緒だが、彼女の場合はそれとは桁外れどころか次元が違う。

普通は傷と体力の回復ぐらいだが、彼女の魔法はそれだけに止まらず、どんな傷であっても完全に治癒してしまう。

骨折程度は無論のこと、手足切断レベルの欠損であっても再生させてしまう、しかも瞬時に。

それだけではなく、体力だけでなく前のように魔力でさえも回復させてしまい、毒や呪いなどの状態異常さえも瞬時に回復させる。

 

風邪くらいの病気ならすぐに回復させ、彼女に回復できないのはかなり特殊な状態異常や生まれついての重病ぐらいのものだ。

 

彼女の固有能力のすごいところは、何と言っても魔力をも回復させてしまえるところだ。

他の魔法戦士の固有の回復魔法でも、時間が掛かったりいくつかの条件をクリアーすれば肉体欠損でも回復できるし各種の状態異常も回復できるものもある。

しかし、魔力そのものを回復してしまえるというのは他に類を見ない。

 

また、回復する際に触れている必要もなく、離れたところでも100mぐらいの距離なら魔力を飛ばすことによって回復させることもできる。

 

つまり、戦闘において彼女さえ無事であるならいくらでも戦闘可能であるし戦線を維持することも可能だ。

彼女の存在は戦略さえも変えてしまいかねない。

 

次にエルシアの魔法だ。

 

彼女の固有能力は『テレポート能力』

 

触れた物体や魔力を任意の場所に飛ばすことができるというものだ。

彼女のテレポートは空間を歪めることによるタイプのもので、その応用で空間を歪めてシールドを生み出したり、体に防御フィールドを展開させて毒などを防ぐこともできる。

移動距離は魔力の使用量に比例して長くなり、現在の彼女の最大移動距離は2㎞ほどとのこと。

ただしこれは全魔力を使用してのことで、普段は数十~数百mぐらいにセーブしている。

 

ちなみに、前回のように緊急時に誰かを遠くに飛ばして逃がすこともできる。

この場合だと比較的遠くに飛ばせる割には魔力の消費は少ないが、飛ばせる場所は行ったことがある場所へランダムに飛ばされる。

周りの安全はある程度は自然と考慮されるらしい。

 

総じて防御と支援に優れた魔法であり、ひかりほどではないが十分に強力と言えるだろう。

 

二人は普段からコンビを組んでおり、プライベートでも一緒なのが多いのは確認している。

というよりも、組織に所属している魔法戦士はそのほとんどは通常時は二人一組だ。

例外はあの『赤い魔女』ぐらいであり、相方が失踪してからは彼女は一人で活動している。

これは彼女が組織でトップクラスの強さの持ち主ゆえの信頼というのもあるが、人手不足という切実な面と、彼女についていける強さの魔法戦士がいないというのも大きい。

 

相方の妹であるひかりに将来的にそれを期待しているようだが・・・・。

 

まあ、このように二人の固有能力は強大でありコンビを組んでいる以上は二人を同時に相手にする可能性は非常に大きい。

とはいえ、付け入るスキがないわけではない。

まだまだ経験不足というのも大きいし、二人の魔法にもしっかりと弱点が存在している。

 

まず二人の共通の弱点として、自分の能力を自分に使うことはできない。

ひかり自身の回復は魔法戦士共通の回復魔法によって強化された自然回復だよりだし、エルシアは自分をどこかに飛ばしたりすることはできない。

 

特にひかりの場合、この仕様のせいで規格外の魔力と能力があっても他に仲間がいないとなんの効果も発揮できないのだ。

基本魔法は消費される魔力も発揮される効果も一定であり、他者に対する魔力供与も現状では不可能なので、魔力の多さはあまり意味がない。

もし自身に使うことができていたら、理論上は無限に戦うことができていただろう。

 

エルシアの場合、テレポートは使えないがシールドやフィールドの展開は自身にも可能だ。

 

なんとか自身にも使えないか組織でも研究中らしいが、自身に使えないがゆえにこれだけの強力な能力なのだろうと半ば結論付けられている。

 

また、この二人の能力を見ればわかるだろうが、強化された身体能力と基本の剣とマジックミサイルしか二人に攻撃手段は存在しない。

唯一使えるのが、前回、ひかりが使った剣を強化しての一撃だ。

しかし、あれは一定以上の魔力を注入しないと使うことができない。

ひかりほどの魔力の持ち主であっても、戦闘中の使用は一回が限界である。

それ以外の魔法戦士が使うと、一発で魔力が枯渇してしまうのだ。

 

以上のことから、彼女たちの戦闘は安定はしているが普通よりもやや時間がかかるらしい。

 

                    ~第11話・完~




準備もいよいよ最終段階って感じです。
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