※この作品はR-18です。

魔法戦士リリンセイバー ~パラレル~   作:神流し

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下準備は大事です(苦笑)


第1話「胎動と蓄積」

 

 

                   ~白い亜人視点~

 

「ふっふっふ・・・・今日もいい仕事したぜ。」

 

夜の町、とある一軒家の中に俺はいた。

あれから1ヶ月が過ぎ、ひたすら力を蓄えるために能力を使い続けていた。

 

俺の能力、その名も『侵食』

 

最初に使った時は力を吸収するために使ったが、それは本来の使い方の副作用に過ぎない。

これだけでも十分にすごい能力だが、本当の使い方は相手に俺の魔力を流し込み、洗脳させることこそが本来の使い方である。

 

洗脳させる際に俺の魔力とシンクロするが故に、相手の魔力がそのまま俺に計上されていくのだ。

吸収は相手が死亡している時にのみ起こる現象である。

使おうと思えば魔法戦士であっても効果があり、吸収は無論のこと、洗脳だって不可能ではない。

 

こう言えばすさまじいチート能力のように見えるが、そんな便利なものではなく様々な弱点も存在する。

というよりも、便利さに比例して弱点も半端ない。

 

まずこの能力、相手に直接触れないと効果が発動しない。

相手に触れる場所はどこでもよく服などの衣類越しぐらいなら問題なく発動するが、俺が能力を発動させるには掌を密着させなくてはならない。

 

第二に使えるのは生物のみ、しかも人間と亜人限定である。

なので、そこら辺の動物やらを侵食したり吸収して強くなるのは不可能である。

ならば人間や亜人の死体から吸収すればいいかと思うかもしれないが、吸収できる死体は死後2時間以内でないとならないのでそれもなかなかうまくいかない。

 

第三の欠点として、侵食が完了するのには時間がかかる。

初期の段階では普通の人間であっても最低でも丸一日、場合によっては二~三日は必要なのだ。

まして魔法戦士相手であっては、まず発動させるだけでも至難の業であり、しかも侵食完了まで一週間以上は確実に必要とする。

 

他にもまだ弱点はあり、この侵食はある程度まで進めば一般人でも確実に感付き、しかも抵抗することが可能なのだ。

それも場合によっては完全に抑え込まれて、そのまま俺の魔力が取り込まれる可能性もある。

 

そしてこれこそが最大の弱点なのだが、一度でも抑え込まれ取り込まれてしまった相手には、俺の魔力に対する耐性ができてしまい、以降は絶対に通用しなくなってしまう。

たとえ俺が世界一の強さになって、相手が世界最弱であってもだ。

しかもこれは侵食が完了した相手にも有効であって、本人は洗脳されているので自身では解除できないが、外部からの力によって浄化されてしまうとどうにもできなくなってしまう。

 

さすがに吸収した力はそのまま残されるので失われる危険性はないが、俺の能力の詳細を知られ対抗策を取られると、やれることは一気に狭まってしまう。

 

なので、俺の力の詳細は絶対に知られるわけにはいかない。

知られるにしても、最低でも誰にも負けない強さを手に入れるまでだ。

そういうわけで、まずは力を強化するためにそこらの一般人から吸収する必要があった。

 

ここで役に立ったのが、最初に吸収した赤と緑の亜人の特殊能力である。

赤の亜人の気配隠ぺい能力によって夜の家に静かに潜入し、侵食を開始すると同時に緑の亜人の能力によって睡眠薬を分泌し注入。

そのまま侵食が完了するまで起きないようにするのだ。

 

前述したように、初期の段階では普通の人間であっても最低でも丸一日以上が必要であり、普通ならそこまで眠らせるのは大変だったが、最初に吸収した亜人たちの魔力によって6~8時間までと一晩ほどの長さに大幅な時間短縮することができ、なんとか間に合わせることができた。

 

最初に亜人の死体から吸収できたことと、赤や緑の亜人から得た能力がなければ、この能力を生かせなかったかもしれない。

しかし、それも頭打ちになりつつあった。

 

「とはいえ、やはりこれ以上は一般人を侵食しても、強くはならんか。」

 

侵食とともにおこっていた力の強化のペースが鈍化してきたのだ。

俺の強さは取り込んだ魔力が一定以上に達するとレベルアップするのだが、レベルが上がるごとに必要とされる魔力量が増大する。

 

RPGでたとえるなら、雑魚敵ばかりを倒していてはレベルアップのペースが落ちてくるのと一緒だ。

このまま一般人を襲い続けていてもレベルアップはするだろうが、さすがに時間がかかりすぎる。

 

「そろそろ次の段階に移るとするか・・・・。」

 

さらなる強さを求めるなら、亜人を襲うか運よく強い魔力を持つ一般人を見つけ出すか。

あるいは、天敵ともいえる魔法戦士を襲って陵辱するしかない。

 

「ふふふ・・・・襲うのなら、やはりまずはあの二人からだよな。」

 

そう、俺が進化するきっかけをくれたあの二人の魔法戦士。

あの極上の魔力が忘れられないのだ。

 

そうして、さらなる強さと欲望を求めて俺はあの魔法戦士たちに目標を定めるのであった。

 

                   ~第1話・完~




エロもなけりゃ萌えもない。
早いところ、エロまで持っていきたいところです。
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