~エルシア視点~
「「・・・・・・・・。」」
日常生活に戻って早々に衝撃的かつ数々の絶望的な出来事が起こった翌日、私たちは学園に一緒に向かっていた。
しかし私たちの間の距離は物理的にも精神的にもさらに広がってしまい、昨日は少しはあったこれからどうしようかという会話すらもなくなってしまった。
2人とも授業があったのでこうやって一緒に通学しているが、それがなければ別々になっていただろう。
それなら一緒に通学する必要はなかったのだが、一緒に通学するのが当たり前になっていたので気が付けば一緒に出てきたのだ。
(ひかりちゃん・・・・昨夜は何をしていたのか、結局、聞くことができなかった。)
聞いても正直に話してくれるとは思えず、ひかりちゃんのこれまでの行為への後ろめたい思いもあっていよいよもって話そうとすることができなくなった。
(多分、ひかりちゃんも白亜から形は違っても同じような思いを抱かせるように調教されているはず。本当はそのことも含めて、話をしないといけないはずなのに・・・・。)
すでに私たちができる手段は昨日の時点で全て無意味だとわかってしまった。
トーコ先生もいつ帰ってくるかわからず、帰ってきても事態が好転するかは不透明なままだ。
(でも昨日は思いつかなかったけど、他に残された希望は一応はある。白亜が他の魔法戦士に討伐されることだ。)
私たちの魔力を吸収して強くなったとはいえ、まだ総合的な戦闘能力はみらいさんや他の魔法戦士の方が上のはずだ。
白亜の特殊能力は脅威だが、みらいさんたちなら対処できるかもしれない。
私たちが白亜のことを他の人に言うことができなくとも、それとは関係なく討伐されれば私たちは解放される。
(そうすれば私たちは助かる・・・・『
だけどそうなってしまった場合、白亜の言ったことが事実ならば他に洗脳された人たちが洗脳が解けるまでの間に暴走してどんな事件を引き起こすのか想像もできない。
誰が洗脳されているのか何人が洗脳されているのかもわからない以上、どうやっても完全に止めることはできないだろう。
それに加えて、洗脳されているのが学園の生徒や組織の関係者だけとは限らない。
範囲がそこまで広がってしまったら、本当にどうしようもない。
(それに白亜もその可能性を考えているのか、活動は控え気味になっているし。)
白亜自身が調教の時に言っていたが、私たちという極上の獲物を捕らえているのに必要以上にリスクを犯す必要はない。
私たちを調教する際にも極力見つからないようにしているし、他の魔法戦士を襲おうとする様子も見られない。
(そういえば、昨夜は白亜は出てこなかった。どうしたんでしょうか?)
犯されることを望むはずもないが、私たちの前に姿を現さないのもそれはそれで何をしているのかわからない恐怖がある。
いずれにしても、私たちが調教されている間は白亜は他の魔法戦士を襲ったりはしないだろう。
でもそれは逆に言えば、他の魔法戦士が倒してくれる可能性がほとんどないということでもある。
(私たちからどうこうすることができない以上、偶然が重なって白亜が倒されるのを期待するしかない。でもそうすると、他の生徒や一般人がどんな暴走をするかわからない。一体、どうすれば・・・・。)
私たちがその身をもって洗脳を解くことはできるけど、何人いるかわからない上に終わったかどうかもわからない。
(それに何より・・・・これ以上犯されて、私たちの心身がもつかどうか・・・・。)
私もひかりちゃんも、身も心もかなり追い詰められてきている。
度重なる調教や洗脳を解除するためのノルマに加えて、白亜からの『何か』によって心も徐々にだ確実に闇に染められてきている。
(侵食によって白亜には考えが読まれているから、嘘もごまかしも通用しない。それに、効果がそれだけとは限らないし。)
考えれば考えるほど、八方塞がりな状況なのが理解できてしまう。
(もう、このまま・・・・犯され続けることしかないのかな?)
そんな絶望的な考えが、常に私の頭の片隅に有り続けている。
振り払おうとしても消すことができず、犯される度にその考えが大きくなってきているのがわかる。
(しかも・・・・その考えが甘美な響きに聞こえてきちゃってる。このまま快楽に身を任せたら、どれだけ楽になれるか・・・・んん・・・・・だ、だめ・・・・なの・・・・・!!)
連休の間に調教され続けてきたことで、私の身体はひかりちゃんと同様にすっかり快楽を求めるように改造されてしまった。
日常に戻ってきたことと昨日の任務での経験から、精神的に強く保つと快楽の感情を抑えられるようになった。
もっともそれは一時的なものであり、快楽の感情そのものを消すことはできない。
しかも感情を抑えれば抑えるほど快楽の感情は蓄積されていき、最終的にはそれが我慢できなくなってしまう。
結局のところ、どこかで快楽の感情は必ず暴走してしまうのでどこかの段階でそれを満たさないといけない。
皮肉にも、白亜の調教や私たちに課されたノルマがそれを発散させることになっている。
(でもそれで感情を発散させても、一時的なものにしかならない。すぐに快楽の感情は蓄積されていくから、また我慢し続けないといけなくなる。)
おまけにそうやって犯されるほど白亜の仕掛けた『何か』が進んでしまうし、何よりも私たちの淫らな行為に対する抵抗力がどんどん下がってきているのが実感できる。
(やっぱり考えれば考えるほど、どうしようもないのが理解できちゃう。もう・・・・楽になりたいよ・・・・やあ・・・・ま、また・・・・だめ・・・・んん・・・・!!)
油断すればすぐに表に出てくる淫らな思いを必死になって抑え込む。
今はまだ抑え込めるレベルだが、いずれは抑え込むことが困難なレベルになるだろう。
そうなるのが理解できているだけで、どの段階まで抑えられるのかはまだ上限は理解できていない。
(私は固有魔法のおかげか、そういうのが感覚で理解しやすい。でもひかりちゃんはそれがどこまでできるのか、話し合っていないからよくわかっていない。)
本能的に抑えようとしているからある程度は制御はできるだろうが、しっかりと理解できていないと我慢しすぎて暴走してしまうかもしれない。
「(お互いに気まずい空気であっても、せめてそのことだけでも話しておいておかないと・・・・。)あ、あの・・・・ひかりちゃん・・・・。」
「・・・な、なに・・・・エルちゃん・・・?」
俯いた顔を上げて私の方に顔を向け――――
「――――!!ああ・・・や、やあ・・・・ま、また・・・・・っ!!」
それと同時に、ひかりちゃんは何かに反応するかのように身体をビクリとさせた。
「ひかりちゃん・・・・どうしたの・・・?あ・・・まさか・・・また、感じ取っちゃった・・・?」
「う、うん・・・・そうみたい・・・・あの男子生徒が・・・そうみたい。」
指さした先には一人の男子生徒が直立不動で立っていた。
「黒い煙みたいなものが身体を包み込んでる・・・間違いないよ。エルちゃんは・・・・見えない?」
「うん・・・・私にはまったく見えないよ。それに・・・ほとんど何も感じないし。こんなことは始めてだよ。」
どうやらひかりちゃんが感じ取っても、私が感じ取らないと相手が洗脳されたどうかの黒い煙は見えないようだ。
おそらくは逆の状態になってもそうなるだろう。
(でもそうすると、誰が洗脳されているのかはこうやって感じとらないと絶対にわからないことになっちゃう・・・。)
ノルマをこなした後、任務の時間まで洗脳された人が判別できないか学園内を歩き回ったが全く分からなかった。
どうやっているのかは不明だが、感じ取った状態でしかわからないようにしていると考えるのが自然だろう。
私は固有能力の関係上、そういう目には見えない感覚に鋭くなっているはずなのに凝視して全神経を集中してやっとかすかな違和感を感じ取れる状態だ。
変身すればもう少しはわかるようになるのかもしれないけど、それもほんのわずかだろう。
白亜の能力の特殊性がよく分かるのと同時に、私たちにはどうすることもできない無力感も痛感させられる。
(やっぱりこれじゃあ、洗脳された人たちを判別したり隔離させたりすることは不可能です。一体、どうすれば・・・・。)
「・・・・・ごめん、エルちゃん。私行くね・・・・話はまた・・・・。」
「あ、ひかりちゃ・・・・!!」
私が止める間もなくひかりちゃんは男子生徒に小走りで駆け寄り、そのまま手を取って通学路から外れた小道に消えていった。
周辺の人の流れが少ないとはいえ、さすがにこの辺りでするわけにもいかないだろう。
(ひかりちゃん・・・・今回はどんな風に満足させようとするんだろう・・・・。)
飲み込むか
もっとも前回のことを思えば、男の人の方が暴走してしまえばどんなプレイを強要されるかはわからないが。
あるいはそうならないように私たちが積極的に誘導することもできるが、それはそれでさらに自分で自分をさらに追い込むだけであるが。
どっちにしても、それらを拒むことはできない。
彼らの望むことはすべて受け入れて、射精するまで満足させるしかないのだ。
(どんな風に乱れて・・・・受け入れちゃう・・・・のかな・・・・やああ・・・・ま、また・・・・感じ・・・・ないでええ・・・・っっ!!)
ひかりちゃんがどんな風に犯されちゃうのかを想像しただけで、再び身体が火照ってくる。
自分のことならそれなりに耐えられるが、ひかりちゃんのことを想像すると一気に我慢ができなくなってくる。
「だめ・・・こんな・・・ところで・・・!?――――やあ・・・この感覚・・・わ、私・・・にも・・・・?」
必死に耐えようとしたところで、私もフェロモンの反応を感じ取ってしまう。
後ろを振り返れば、一人で歩いていた男子生徒が棒立ちになっていて、やはりその身体からはほのかに黒い煙みたいなものに包み込まれている。
「こんな・・・朝早い時間から・・・私も、ひかりちゃんも・・・だなんて・・・で、でも・・・・放っておくわけには・・・・!!」
私もひかりちゃんも昨日と違って今日はこれから授業がある上に、そんなに時間に余裕があるわけでもない。
少しぐらい休んだところで単位が取れなくなる心配は今のところないし、同じ仲間の魔法戦士の先輩も何だかんだで色んな理由で休んだりしているのは公然の秘密だ。
留年したりするほど深刻な問題にでもならない限りは、授業態度に対してこれといって指導が入ったりすることはない。
なのでここで休んでも大した問題にはならないが、私もひかりちゃんも出られるなら可能な限りは出席しておきたい。
「い、急いであの人を侵食から解放してあげないと・・・・え??」
私もひかりちゃんと同じように、見つかりにくいように裏道に彼を連れ込もうとすると、それより早く侵食された男子生徒の方が私の手を掴んで連れ出していた。
「あ、あの・・・・その・・・・。」
急に引っ張り出されたことで言葉が出ない。
「へへへ、わかってるよ。授業をさぼりたくないんだろ?俺もすぐに授業があるから、手早く終わらせようぜ。」
「あ・・・・は、はい・・・・。」
そのまま彼に連れられて裏道に入り・・・・そこで彼に壁際に背を押し込まれすぐさま制服越しに胸を揉みしだいてくる。
「ふあ・・・やあ・・・ま、待ってください・・・・こんな・・・すぐそばで・・・・も、もっと・・・奥に入ってから・・・・ふあああっ!!」
壁際に追い込まれて身動きがとりにくい上に、今は魔法戦士の姿ではないので身体能力は強化されていないので力で男子に敵うわけもない。
それに加えて裏道に入ってすぐの場所なので、数は少なくても学園の生徒や一般の人が歩いているのが私の目に入ってくる。
もしもこんなところを見られたら――――
(ああ・・・だ、だめ・・です・・・こんなところ・・・見られちゃ・・だめな・・はずなのに・・・こ、興奮・・・してきちゃって・・・ます・・・・。)
全く関係ない誰かに見られることなど、魔法戦士的にも一人の女性としても本来は嫌悪すべきことであってはならないことだ。
それなのに、私はその光景を想像するだけで明らかに興奮してきている。
私が犯されている姿を目に焼き付けられてしまう――――そんな自分の姿を見てどんな風に思ってしまうのか。
私と同様に興奮しペニスを大きくしてしまうのではないか?
(そ、それに・・・そんな状態じゃ・・きっと・・・苦しくなっちゃってるに・・・違いないよね・・そ、そうなったら・・・わたしが・・・発散させて・・あげなきゃ・・・だ、だめ・・・わたしったら・・・何を考えて・・?)
見られて興奮するだけじゃなくて、それで大きくした男の人のモノを発散させてあげたいなんて思ってしまっている。
やはり私もひかりちゃんも、身体だけじゃなくて心も変えられようとしている。
精神的に昂っている状態なのを加味しても、こんな風に考えるなんて白亜の調教前までは想像もできなかったことだ。
(それなのに今は・・・ちょっとしたことでも快楽を求めるようになって・・・しかも、徐々にだけどそれも抑えらえなくなってきちゃってます。)
心と身体の昂りも少しずつだけど簡単にそうなるようになってきたし、我慢も利かなくなってきている。
男の人を求めなくても自分で自慰をすれば一時的に落ち着くけど、すぐに熱くなってきてきてしまう。
しかも今はこうやって助けるためとはいえ、自分の意思で犯されるようにしなければならない。
これならば確実に熱は冷めてくれるけど、それとは逆に心と身体が白亜の仕掛けた『何か』に飲み込まれてきているのが実感できる。
(何をどうしても私たちが追い詰められていくようになってる。逃げることもできないし、ただひたすら耐えることしかできない。でもそれも、いつまで耐えられるのかな・・・?)
その限界は確実に迫っており、そう遠くではないのが感覚として理解できる。
「んん・・・ふああ・・・そ、そんな・・・場所で・・・激しく・・・しない・・で・・ください・・お、おねがい・・します・・・もっと・・・目立たない場所に行ったら・・・ちゃんと・・してあげますから・・・で、ですか・・ら・・・ふあああっっ!!」
そんな様々な考えも、男の人の激しい愛撫で段々とできなくなってきている。
まだそこの道には学園に向かう生徒たちや、会社などに向かう人たちなど色んな人が視界に入ってくる。
少しだけ横に身体を移動させたのでパッと見には見つかることはなくなったが、少しでも気になって覗き込めばすぐに見つかってしまうような場所だ。
「へっへっへ、それは無理な注文だよ。だってあんたから上等な雌の匂いがしてきて、我慢できねえんだからな。それに口ではそう言っていても、まんざらでもないんだろ?こんなに乳首を固くして、アソコからも愛液が溢れ出てきてるじゃねえか。」
「ああ・・・やああ・・・こ、これは・・・ちがうん・・です・・・触られると・・か、感じ・・ちゃって・・・・はあああっっ!!」
しかし男子生徒は侵食のせいによるものなのか、全く抑えることができていないようだ。
私の言葉などお構いなしとばかりに私の制服をはだけさせ、胸を露出させさらに激しく愛撫してくる。
そして彼の言う通り、私の身体はその愛撫に応えるようにすぐさま反応を示している。
(見られると興奮するっていうのも、彼の言う通りになってます。で、でも・・・これ以上は・・本当に見られちゃいます・・・せめて・・・もっと奥に入ってから・・・・。)
この時の私は精神的に全く余裕がなかったのもあるが、犯されることが当たり前と思っていてそれに何の疑問も違和感も抱いていなかった。
そうすることが当たり前であり日常茶飯事であるという認識を刷り込まれてきているのだ。
「ふああ・・んん・・・そ、そんな・・・強く・・しないで・・・くださ・・・はぐうううっっ!!」
なんとか少しは見えにくい場所に身体をずらすことはできたが、これ以上は男子生徒の力が強いのと愛撫に感じすぎて心身ともに余裕がなくなりそこから動かすことができなくなっていた。
「なんだかんだ言って、お前もここで犯されることを期待しているようだな。素直に反応するだけじゃなくて、少し移動しただけで受け入れてくれるようになったんだから。周りに見られるかもしれないっている期待感を抱いちまってんだろ?想像以上の変態で俺も犯しがいがあるぜ。ほれ、キスしようぜ。」
「え・・・あ、あの・・・はい・・・んん・・・ちゅむ・・むぐ・・・んむ・・・・。」
男子が顔を近づけ、私にキスをしようとしてくる。
全てを受け入れる必要はなかったのかもしれないが、すでに精神的余裕がなくなってしまい私はそれを素直に受け入れた。
「ちゅ・・むぐ・・・んん・・・舌・・激し・・・んん・・んむーーーっっ!!」
やや勢いに任せた乱暴なキスで私の下に絡ませようとしたり、私の唇を舐め回して唾液でベタベタにして私を汚そうとせんばかりだ。
(はああ・・・こんな・・乱暴なキスなのに・・・わ、わたし・・もっと・・・身体が熱くなって・・きちゃいます・・・や、やっぱり・・・わたし・・・お尻だけじゃなくて・・・キスでも・・感じやすい身体なんだ・・。)
しかしそんな乱暴な行為であっても、私は受け入れてしまい身体を熱くしてきてしまっていた。
白亜の調教によって私の性感帯はアナルであると自覚させられてしまっただけではなく、キスによっても感じてしまうのだと気付かされてしまった。
完全に自覚してしまったら最後、どんなに否定しようともいやでも意識させられてしまう。
そして意識すればするほどさらに感じてしまい、もっと意識してしまうという悪循環に陥っていた。
「んん・・チュ・・んむ・・・胸も・・あ、アソコも・・・もっと・・・熱くなって・・きて・・・はああ・・んん・・・やああ・・・も、もう・・・これ・・以上・・・は・・・・。」
白亜よりも乱暴でやや拙い感じに軽い不満感を抱きながらも身体は熱くなり続け、すでに我慢できなくなってきている。
しかし魔法戦士としての自覚が頭の片隅に残り続けており、キスをされ続けていることもあって私から何かを言うことはできなかった。
「んむ・・・ペロ・・・お前の唇も本当に気持ちいいな。このまま舐め回し続けたいところだが、あまり時間もないし早いところ終わらせないとな。後ろから責められたいかこのままで責められたいか、好きな方を選んでいいぜ。」
唇と一緒に少し身体を放すと、私にどんな体位で犯されたいか聞いてくる。
「んん・・・あ、あの・・・その・・・・こ、この・・ままで・・・お願い・・します・・・・。」
「ん~~~?そんな小さなおずおずした声じゃ聞こえないな~?どうして欲しいのか、もっとはっきり言ってよ。ほらほら、恥ずかしがっている場合じゃないんじゃないの?早くしないと見つかっちゃうかもしれない、授業にも間に合わなくなるかもしれないよ。それに、今さら恥ずかしがる必要なんかないでしょ?本当は見られたくてしょうがないくせに。」
「・・・うう・・・そんな・・・こと・・・・。」
男子は私の心の中を見透かすように言ってくる。
正常に働いている理性の部分は見られたくないと思っているのは事実だが、それと同時に淫らに染まった私の心の一部が見られたいと囁いているのもまた事実だ。
まだ今は理性の方が勝っているが、これもいつまで耐えられるのかわからない。
はっきりと言えることは、今のままではそう遠くない内に理性が打ち負けてしまうのは確実であるということだ。
「ほれほれ、早くどうして欲しいのかはっきり言ってよ。そうじゃないと、ここで止めちゃうよ。君的にはそうしちゃうと困っちゃうんじゃないのかな~?」
「――――!!うう・・・・。」
私のこととは別に、この人を侵食から解放するには最後まで続けなくてはならない。
実際にはこの人もここまでしておいて止められるとは考えにくいが、万が一にも止めさせるわけにはいかない。
「お願い・・します・・・この・・今の体勢の・・ままで・・わ、わたしを・・・・犯してください・・・あなたの・・・その・・・硬くしちゃってる・・・ペ、ペニスで・・・熱くなって・・・愛液で・・・溢れた・・・アソコを・・・激しく・・・貫いて・・欲しいん・・・です。」
だから、今の私にできることは行為を続けてもらえるように言葉でその気にさせることだけだ。
「も、もう・・・乳首も・・アソコも・・・熱くなっちゃって・・・が、我慢が・・・できないん・・です・・・おねがい・・します・・・は、早く・・・犯して・・・ください・・・!!」
なるべく大きな声にならないようにしながら、やや途切れ途切れになりながらもはっきりと彼にそう言う。
気をつけないと、声が大きくなって見つかってしまうかもしれない恐怖を感じながら――――もっとも、その恐怖はどういう意味での恐怖なのかはなるべく考えたくないけど。
「そこまで頼まれたら、断らないわけにはいかないな。どうしても犯して欲しいみたいだから、存分に楽しませてやるよ。ほれ、挿れやすいように自分で広げろよ。」
「は、はい・・・・ど、どうぞ・・・思う存分・・・お、犯して・・・ください・・はぐ・・・んんんん・・むうう・・・っっ!!」
右足を上げパンティをずらして自分のアソコを指で広げ、挿入しやすいようにする。
広げると同時にアソコからは愛液が溢れ、地面に滴り落ちそうになっていた。
誘い文句を言うのと同時に一気に
「
「んん・・・ぐうう・・・わ、わた・・し・・・見られ・・・たく・・なんて・・・んぐうううう・・・・・・っっ!!」
彼の言葉をかろうじて否定したが、実際の今の私の気持ちは見られたくないという気持ちと見られたいという気持ちがせめぎ合っていた。
白亜の制約の強制があれば素直に話さざるを得なかったというのが、せめてもの幸いかもしれない。
(でも・・・やっぱり・・・わたし・・・見られたいって・・・思うようになっちゃってます・・・。)
もうこの気持ちを抱いていることを誤魔化すことはできない。
こうやって犯されるほどに自覚させられてしまう。
しかもたまたまなのか白亜がそういう風に仕向けているのかわからないけど、こうやって犯そうとしている人たちが言葉で責め立ててくるとなぜか的確に私の心に傷をつけてくる。
(白亜は私たちの心が読めているみたいですし、その洗脳下にある人たちがその影響を受けていてもおかしくはありません。)
偶然の一致と言ってしまうよりもそちらの方がよほどしっくりくる。
でもそれは私たちにとってより過酷なことになるという、悪夢のような宣告でもあった。
(そうなると、これから先も私たちを犯す人はただ犯すだけじゃなくて言葉でも私たちを責め立ててくるということです。)
全員が言葉で責め立ててくるわけではなくそこは個人差なのかもしれないけれど、どっちにしてもより私たちを確実に傷つけようとしているのは間違いない。
(仮に言葉責めがなかったとしても、私たちが犯されることには何も変わりない。やっぱりこの状況自体を何とか・・・しない・・と・・・んん・・・ふあああ・・・・っっ)
そんな様々な思考もすでに限界を迎えようとしている。
「はああ・・・ああ・・・お、お願い・・・です・・・せ、せめて・・・もっと・・・やさ・・しく・・・んん・・・むぐうう・・・ちゅ・・・・むううううっっ!!」
私の言葉を遮るように荒いキスで私の唇を塞ぎ、胸と乳首を激しく愛撫しながら
「もう余計なことは言わなくていいし、考えなくていいんだ。あんたはただ快楽を貪ることだけを考えていればいいし、見られることに快楽を感じることに集中すればいいんだよ。」
男の人に瞳には狂気の色が強くなってきており、もはやこの後の授業などは考えているようには見えない。
ただ私を犯したくてたまらないという欲望だけが彼を突き動かしているように見える。
(彼を止めることはできないし、私は犯され続けることしかできない。他のことを考えて意識しないようにするのももう限界ですし・・・・このままじゃ・・・ま、また・・・イっちゃう・・・・。)
もう私も限界が近く、このまま
そうなるとまたあの感覚が私を蝕み、終わりが近づいてしまうのは間違いない。
(犯されるのは止められなくても、イっちゃうのを我慢することは止められていない。少しでも白亜の思惑に嵌らないようにするためにも、せめて・・・イっちゃうの・・・だけは・・・・ふああああっっ!!)
そんな私のなけなしの抵抗をあざ笑うかのように、彼は指を私のアナルに突き挿しさらなる刺激を与えてくる。
私の一番の性感帯であると自覚させられてしまったので、責められると一気に昂ってしまう。
「んむ・・・むぐ・・へっへっへ・・・絶頂しないように我慢してるんだろ?そんなことは許さないぜ。あんたは犯されたら絶頂するしかないんだってことをいやでも自覚させてやるよ。もっとも、そこまでする必要はあったのかは微妙みたいだけどな。」
「ふああ・・はああ・・・す、すご・・・い・・・前と・・後ろが・・・責められて・・・頭の・・なかが・・・真っ白に・・なって・・きて・・・も、もう・・・何・・も・・・・ふああ・・・はあああ♥」
彼の言う通り、私は彼から与えられる責めに翻弄されほとんど何も考えられなくなってきている。
いや・・・・より正確に言うならば、彼の与えてくる快楽に身も心も溺れそれを求めること以外に考えられなくなってきていた。
何を言っているのかなんとなくは理解できても、それも私の頭の中にほとんど入ってこない。
「ふああ・・はああ・・・も、もう・・・わたし・・・なに・・・も・・かんがえ・・られ・・・なくて・・・・んん・・・はふううう・・・・あああ♥」
白亜よりもやや荒々しい自分本位の犯し方であったが、それでも私の心と身体を確実に蝕んでくる。
どんな性的快楽でも喜々として受け入れ、私の心身を作り変えるようになってしまっているのだ。
「も、もう・・・わたしの・・・こころと・・・からだ・・を・・・お、犯さ・・・ない・・・でええええ♥」
「遠慮すんなって。そんな嬉しそうに受け入れておきながらここで止めちまったら、あんた欲求不満で大変なことになっちまうぞ。ちゃんと
私の
白亜のモノでなくてもちゃんと理解できるようになった私の心と身体――――
「はあああ・・・・お、大きく・・・わ、わかっちゃい・・ます・・・♥な、
声だけはなんとか否定しようとするが、それが口だけであるのは彼にはバレバレのようだった。
「やれやれ、最後まで素直じゃねえんだからな。まあ、それが楽しみでもあるんだがな。しょうがねえ、俺の楽しみを優先するとするかな・・・・うう・・・で、出る・・・・うぐっっ!!」
言うや否や、私の
白亜より量も勢いも少ないような気もするが、それでも私の感覚を引き上げていくには十分であった。
「ふああああっっ!!な、
・
・
・
・
・
・
・
・
「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・・うう・・・ひぐ・・・ひっく・・・・。」
私を犯した男の人は射精して少しすると、今までと同じように憑き物が取れたかのように呆然とすると身なりを整えて通学路の方に戻っていった。
「こ、これで・・・あの人は・・・・大丈夫・・・です・・よね・・・うう・・・。」
崩れ落ちそうな身体を何とか壁を支えにして立ったままにし、ゆっくりと身なりを整えていく。
少しすれば体力は回復するであろうから、なんとか学園には間に合いそうだ。
――――ドクン――――ドクン
「ああ・・・や、やっぱり・・・あの・・感覚が・・・・。」
少し遅れてであったが、やはり白亜の仕掛けた『何か』がまた私の中で広がっていくのが感じられた。
しかも一回だけではなく一度に二回もそれが起こり、私の中の絶望もまた大きくなっていく。
「うう・・ひっく・・・ぐす・・・もう・・・わたし・・・どうしたら・・・・だれか・・・だれか・・助けて・・・・。」
助けを求めても誰かが助けてくれるわけなどないのに、そんなことを泣きながら思わず口に出してしまうほど私は追い詰められてしまっていた。
せめて授業だけでも受けて、一瞬だけでも平穏を得ようと学園に向かおうとする。
「ひ、ひかりちゃんも・・・無事に・・・終わったのかな・・・?」
ひかりちゃんは私よりも少し先に連れて行かれたから、すでに終わっていてもおかしくはない。
もっとも、それは私と同様に『何か』が進行してしまったということであり決して喜ばしいことではないが。
「このままひかりちゃんと合流して大丈夫なのかな・・?」
ただでさえきまずい雰囲気だったのに、お互いに犯された直後でさらに空気は重たくなってしまうだろう。
話さなくてはならないことがあるとはいえ、さすがに躊躇してしまう。
「で、でも・・・早く話さないといつまた次が来ちゃうかわからないし・・・・やっぱり強引にでも・・・・え・・?」
そう思い体力も回復してきたので通学路に戻ろうとすると、誰かに肩を掴まれた。
振り返ればそこには、さっきとは違う男子生徒がいつの間にか立っていた。
(も、もしかして・・さっきのを見られていた!?ど、どうやって言い訳を・・・。)
そう考える間もなく、彼もまた私を壁際に押し込んできた。
急なことだったので何も対応できず、されるがままに壁に押し込まれてしまう。
「あ、あの・・・なにを・・?さっきのは・・・その・・・・。」
「へっへっへ、何も言わなくていいぜ。あんたは役目を果たしてくれるだけでいいんだからな。」
「え、役目って・・・どういう・・・はああ・・・そ、そんな・・・もう・・・こんな・・・・。」
そう聞くと同時に私の中で彼から反応が感じられてしまった。
よく見れば、彼の周りに黒い霧のようなものが見えてきている。
「もう何も言わなくても、あんたならわかるだろ?今度は俺を満足させてくれよな。」
「うう・・・・こ、こんな・・・・で、でも・・・・断るわけには・・・・わ、わかり・・・ました・・・私の身体でよければ・・・・つ、使って・・・ください・・・・。」
私に選択肢など存在せず、彼の思うが儘に犯されてしまい最初の授業には間に合わなくなってしまった。
それと同時に『何か』が進んでしまうのだった。
~第63話・完~
ここまで読んでいただきありがとうございます。