※この作品はR-18です。

魔法戦士リリンセイバー ~パラレル~   作:神流し

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ちょっと遅れちゃいましたが、次を投稿します。


第64話「ひかり編その12・泥沼への誘い(いざない)」

               

 

                   ~ひかり視点~

 

「はああ・・はあ・・・なかなかよかったぜ、ひかりちゃんよ。あんなに喘ぎ声を上げちゃって、まんざらでもなさそうだったな。まあ、3人も立て続けに相手にしてたら無理もないかもな。それじゃあ、次は何を・・・ううっっ!?・・・・・。」

 

私を犯していた男子生徒は続けて私を犯そうとするも、今までと同じように黒い霧のようなものが消え呆然と立ち尽くしたかと思うとそのまま来た道へと戻っていった。

 

「(今度・・・・自分から積極的に・・・お口とか・・・試してみようかな?そうじゃないと・・・私・・・・)はあ・・・はふ・・・ひう・・・・ひぐ・・・っっ!!」

 

絶頂して間もない身体が余韻に震えてしまう。

本来なら受け入れるだけでもおかしいことなのに、自分の負担を軽減するためとはいえ男の人のモノを受け入れること自体に違和感を覚えることなく考えてしまう。

 

最初の人に犯された直後にすぐさま他の人が出てきて身体が反応を示し、相手をしなければならないと理解してしまった。

そのまま最終的に3人を相手にしなければならず、心身共に全く回復しないままに犯され続けた。

 

上に跨ったり後ろから貫かれたり、最後の人などは正常位で普通に犯されただけだったけど、心のどこかでそれに満足できていないと感じてしまった。

 

(うふふふ、あんなに犯されて大人気だったねひかりちゃん。淫乱な身体を満足させてもらえて、朝から気持ち良かったでしょ?でも自分から求める言葉までは言わなかったなんて、そんな我慢しちゃって大丈夫なのかな~~?うふふふ♥)

 

そんな倒れ伏している私に話しかけているのは、他でもない私自身の心の声だ。

昨夜から続いてこれで二度目で幻聴の可能性もまだあるが、気のせいでないのはほぼ間違いないだろう。

淫らに染まった私の心の一部が、まるで別の人格を持ったかのように話しかけてくるようになったのだ。

 

「お、お願い・・・話しかけて・・こないで・・・ください・・・はあ・・・はあ・・・・。」

 

体力を回復させるために魔法戦士に変身したのですぐに回復するが、心はそうもいかない。

休めば多少は持ち直してくるが、だんだんとそれも危なくなってきているのが感覚的に理解できる。

 

(え~~?私はあなたの素直な心を具現化しただけなんだよ?まだまだ私の心はそんなに大きくないけど、私がこうやって出てこれるようになってる意味、私自身のことなんだからわかっちゃってるんでしょ?)

 

「・・・・!!うう・・・・。」

 

わかっている、これがどういう意味なのか。

私の中の心が淫らな思いで満たされるともう一人の私――――『淫らな天月ひかり』が表に出やすくなるのだ。

 

(それに私の部分もまた大きくなってきたし、どんどん満たされていくのが分かるよ。ひかりちゃん♥)

 

それに加えて、犯されたり絶望や恐怖を感じたりするとさらに私の中の『何か』が広がっていくともう一人の私の存在感が強くなってきているのも感じる。

3人に立て続けに犯されたことで私の中のそれが一気に広がったのが感じられた。

 

具体的にどれだけ広がったのかわからないけれど、どんどんと追い詰められていくのだけははっきりとわかるのでそれが怖くて仕方がない。

 

(私がこれ以上話さなくてもひかりちゃん自身がどうなっているのかわかっているみたいだし、今日はこれくらいで失礼するね。次に出てくるときはどれだけ淫らになっているのか、楽しみだね~~。)

 

そう言うと私の中から何かが消えていくような感覚がして、もう一人の私の声は全く聞こえなくなった。

まだ長時間具現化できるわけではないだけれど、いずれはそんな制限がなくなってくるような感じがする。

 

(そしてそれがどういう意味を持つのか・・・・私はそれが分かっちゃってる。)

 

そうなってしまえばもう完全に手遅れになるのであろうが、今の私にできることはもう何もないのはわかりきっている。

できるのは、こうやって犯されながら少しでも堕ちないように耐えながらトーコ先生が帰ってくることを待つことだけだ。

 

(でもそれもいつ帰ってくるのかわからない。確認したくても、連絡しようという気も起らなくなっちゃってる。早く帰ってきてくれないと・・・わたし・・・わたし・・・・!!)

 

そうこう考えている内に体力はとりあえずは回復し、誰にも見られていないか確認しながら変身を解除する。

ひとまずは学園に向かうが、すでに最初の授業は始まっているらしく通学路には生徒の姿は確認できずどうやっても間に合いそうにない。

 

「始めて授業をサボっちゃった。でも、ああしなきゃいけなかったし・・・・エルちゃんは授業に間に合ったのかな?」

 

何か話そうとしてくれたけど、タイミング悪く私が感じてしまったので何も聞くことはできなかった。

ただでさえ気まずい雰囲気なのに、こんな状況下で話ができるのだろうか?

 

(エルちゃんが待っててくれるわけ・・・ないよね。私が犯されているっていうのに・・・どうしてエルちゃんだけ・・・だ、だめ・・・私ったら何を考えているの!?)

 

淫らな思いとは別に、私の心の中にエルちゃんに対する不信感のようなものが生まれてきているのが感じられた。

普段は何も思わないけど、強く意識するとエルちゃんを疑うような感情が出てきてしまうのだ。

 

「だ・・め・・・そんなこと・・考えないで・・!エルちゃんは・・・悪くないよ・・・今だって・・エルちゃんも犯されちゃってるかもしれないし・・・・そうだよ、エルちゃんも被害者なんだから・・・そんなこと考えちゃダメだよ・・・!!」

 

私とエルちゃんは白亜に罠にはめられてこうなってしまった、いわば運命共同体だ。

一緒にこの窮地から脱する術を考えないといけない。

 

『ひかりはこんなことになったのは、他ならぬお前のせいなんだからな』

 

エルちゃんを強く信じようとすると、調教の時に話していた白亜の言葉を思い出してしまう。

全ての出来事がエルちゃんが原因であるという言葉をエルちゃんは否定しなかった。

 

(冷静に考えれば、それは白亜の誘導によるものだとは思う。あの時は私もエルちゃんも心に余裕がなく、そんなことを考えることができなかったし。)

 

ましてやあんな荒唐無稽な内容だなんて、どう考えても私たちを揺さぶるための出鱈目だとしか思えない。

 

(でも白亜の言っていた、エルちゃんが正体を知られてしまったから私たちの所在を知られ今回の出来事になってしまったというのは本当のことなのかもしれない。)

 

あの時はその場に居た亜人を全員倒していたと思っていたし、白亜も死んだふりをしていたから気付かなかったのも無理はなかった。

でもそれでも、みらいさんやお姉ちゃんみたいな熟練の魔法戦士であったなら念入りに確認していたのかもしれない。

 

つまり今回の原因の大本は、私たちの経験不足というところに落ち着く。

 

(それはエルちゃんだけじゃなくて、私にも原因がある。だからエルちゃんだけを責めるだなんてお門違いもいいところだ。)

 

でもそれでも・・・もしもエルちゃんがもう少しだけ頑張ってくれれば・・・・変身を解除していなかったら・・・・ここまでのことになっていただろうか・・・?

 

(うう・・・いや・・・いやだよ・・・・エルちゃんのことを・・・そんな風に思いたくないのに・・・でも・・そんな嫌な感情が・・・黒い思いが・・・強くなってきちゃう・・・・!!)

 

必死に抑え込もうとすればするほどそれは大きくなり、エルちゃんを非難しようとしてしまう。

きっとこれも白亜がそうなるように私たちに意図的に仕掛けたことなのだろう。

 

(きっとエルちゃんも、私に対してこんな感じの感情を抱かせるように仕向けられたんだと思う。だからより気まずい雰囲気が強いんじゃないかな?)

 

お互いに散々に犯されあんな乱れた姿を見せられてしまっては微妙な雰囲気になってしまうだろうし、話しづらくなってしまうのは理解できる。

でもそれを踏まえても、私たちの間に流れる雰囲気はどこか重たい感じがする。

 

(これが白亜にとってどんな意味があるのかはわからない。でも偶然そうなったわけでもないし、意味もなく仕掛けるとも思えない・・・・一体、どんな意味が・・・?)

 

相談させにくくさせて、少しでも私たちが偶然に解決できる可能性を下げさせるため?

 

(そんな安易なこととは思えない・・・私たちを仲たがいさせるのが目的なの・・・でもそれは・・なんのために・・・・?)

 

現時点ではこれ以上は考えても答えを出せるわけもない。

かといってエルちゃん以外には話すこともできないし、少しでも多くの意見を得るためにはやっぱりエルちゃんと話すしかない。

 

「きっとエルちゃんも同じようなことを考えているはず・・・なんとか気まずさを振り切ってでも話をしないと・・・!!」

 

さっきもエルちゃんが何とか話そうとしていたし、今度はこっちから話しかけて少しでも情報を共有しないといけない。

このままでは白亜の思うつぼだし、自分たちでできることを少しでも模索すべきだ。

 

「そうしないとただ待つだけになっちゃうし、何もしていないと・・・意識が・・・んん・・ああ・・・そ、そっちを・・・意識しちゃう・・・・!!」

 

エルちゃんへの不信感の払拭も大事だが、やはり一番に意識してしまう心と身体を蝕む淫らな思いを何とかしないと――――

 

「ふっふっふ、随分と楽しんでいたようだな。お前もエルシアも今の状況を楽しめるようになってきて、用意してやった俺も嬉しいぞ。」

 

色々と考えながら学園に向かっていると、不意に後ろから肩を掴まれ声をかけられる。

するとそこには、私たちにとって見覚えのある人が・・・いや、亜人が立っていた。

 

「・・・・は、白亜・・・こ、こんなところで・・・な、なにを・・・・?もしかして・・・今から・・また・・・?」

 

彼の姿を確認すると同時に私の心は恐怖にとらわれ、身体を震わせてしまう。

『服従の首輪』によって抵抗はできないのはもちろんだが、すでに彼への敵対心などは完全にへし折られてしまっているので、何かをしようという気は微塵もおきない。

 

「んん、なんだ?あれだけ犯されておいて、まだ物足りないってのか?すっかり物好きになっちまったな?」

 

「ち、違います・・・昨夜は姿を見せなかったから、何をしていたのかと・・・思って・・・。」

 

今はまだ(・・・・)積極的に犯されたいと思うわけもないが、全く姿を見せずに何かをしていたのかと思うとそれはそれで不気味でしょうがない。

何か考えてはいけないフレーズが出てきた気がするが、意識しないようにする。

 

「(やせ我慢しやがって・・・・)ああ、昨夜は大事な用事があってな。心配しなくても、今のお前たちには関係のないことさ。気にする必要はない。」

 

「・・・・・・・。」

 

今はということは、将来的には私たちに何か関係があると言っているようなものだ。

これまでのことを考えれば、気にならないわけがない。

 

「俺としても今からお前を犯してやってもいいんだが、そうすると次の授業に間に合わなくなるかもしれないからな。すでにお前もエルシアも授業を一回休んじまってるし、これ以上は無理させると周りが怪しむかもしれないしな。」

 

「え・・・エルちゃんもって・・・ま、まさか・・・・?」

 

「ああ、想像通りさ。エルシアも今朝のノルマをこなしていたようだぜ。朝から大人気だよな、お前たちは。」

 

「ああ・・・エルちゃん・・・やっぱり・・・・。」

 

私の想像した通り、エルちゃんも私の知らない場所で犯されていたのだ。

こうやって私たちは少しずつ変えられていくのかと思うと、恐怖で仕方がない。

 

「怯える必要はないさ。いずれはお前もエルシアもそんなことが微塵も気にならなくなるからよ。」

 

「いやああ・・・そ、そんな風に・・なんて・・・・。」

 

否定しようとしても、そんな姿を想像するだけで体が熱くなってくるのを感じる。

白亜の予言した姿がそう遠くないのを実感できてしまう。

 

「今言ったように授業を休ませすぎると怪しむやつらが出てくるかもしれないが、今のお前らは授業中でも発情する可能性があるからな。さすがにそんな細かい調教なんて不可能だし、それはそれでおかしく思われる可能性だってあるしな。」

 

「・・・っっ・・・そ、それ・・・は・・・あなたの・・せいで・・・・。」

 

彼の言う通り、今の私たちの身体は授業中であったとしても時も場所も問わずに発情する可能性がある。

今はまだなんとか耐えられるが、こんな状況が続けばそれも怪しくなってくるかもしれない。

 

というか、高確率でそうなってくるだろう。

 

「そうさ、そういう調教を施してやったんだからな。まさかあの短期間でそれを受け入れてここまで淫らになるなんて、俺自身も予測できなかったがな。でもまだ気付かれるには俺にもリスクが高いからな。そこでお前たち用のアイテムを用意してやったのさ。」

 

「え・・・・・アイテム・・・・ですか・・・?」

 

昨夜は来なかったのはそれを用意するためだろうか?

一見するとありがたい話のように聞こえるが、そもそものこうなってしまった原因は彼にある。

そんな彼が今さら私たちを気遣うためだけに何かを用意するとは思えないので、何かしらの裏があると思うのが自然だろう。

 

「そうさ。今のお前たちにピッタリの素晴らしいアイテムだよ。」

 

そういって懐から取り出したのは、一本の香水の瓶と何かの錠剤が入った瓶だった。

いずれも掌に収まるぐらいの大きさのもので、香水の瓶に入っている液体は特にこれといった色はついていないただの水のように見える。

錠剤の方も小さな一般的な薬品ぐらいの大きさのもので、色も白く一見するとこれといった怪しさは感じられない。

 

「これは・・・・いったい?」

 

私の胸元に押し付けてくるので思わず受け取るが、どんな効能があるのかわからない薬品をおいそれと使うわけにはいかない。

ましてや白亜が私たちのために用意したともなれば、あまりにも怪しすぎる。

 

「心配しなくても、お前たちの命にどうこうなるようなことはねえよ。何度も言っているが、お前たちを失うにはあまりにも惜しいからな。それはあくまでもお前たちのために用意してやったものだよ。」

 

「そんな・・・こと・・・信じられませ・・・うむう・・・むぐううう・・・んん・・んく・・・ふはあ・・・・急に・・なにを・・・・?」

 

何を企んでいるのか考えていると、いきなり白亜が私にキスをしてきた。

突然の行為に理解することができずされるがままに舌を入れられ、思わずそれに応えるように私も舌を絡ませてしまう。

さらには唾液を私の口の中に流し込んでくるので、口の中がいっぱいになってきてそれを反射的に嚥下してしまう。

 

「うう・・・い、いきなり・・・こんなことをして・・・・な、何の・・意味が・・・・?」

 

目的はわからないが、唾液を飲み込ませた意味はすぐに理解できた。

身体がそれに応じるように、熱くなり始めたのだ。

元々、亜人の液体には他者を発情させる媚薬のようなものを分泌させる能力がある。

しかも白亜は様々な毒を生み出すあの時の緑の亜人の能力を引き継いでいるらしく、より強力な媚薬などを生み出せることは私たち自身は散々に理解させられている。

 

(でも急にこんなことをして・・・何の意味が・・・?)

 

最初の授業には間に合わなくなったが、今から行けば次の授業には十分に間に合うだろう。

仮に今日の残りの授業を全部休んだとしても、現時点ではまだ大きな問題になることはない。

 

身体が徐々に熱くなってくる中で、白亜が私にしてきたキスの意味を考えようとするが答えは出ない。

 

「なあに、お前に渡したそれらの使い道をわかりやすく説明するために、お前の体を温めてやったのさ。後でエルシアにも渡して同じように説明してやるから、その意味の答え合わせをするといいさ。それでできれば・・・な・・・ふっふっふ。」

 

「うう・・・・。」

 

やはり白亜は私たちが話がしづらい雰囲気になっていることをわかっている。

そういう風になるように仕向けてさせたのだろう。

 

「それじゃあ、そいつの薬の説明をしてやるぞ。まずは香水の方だが・・・・」

 

そんな私の心に興味なさげに白亜は薬の説明を始めるのだった。

 

                   ~第64話・完~




ここまで読んでいただきありがとうございます。

過程を描くのは楽しくていいんですが、シチュエーションを考えるのは大変と思える今日この頃です。
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