個人的趣向によりリョナや特殊プレイが少ないと、シチュエーションを考えるのが大変です。
どうやって調教するのかということを考えるのは大好きですが。l
~ひかり視点~
「「・・・・・・・・。」」
学園自体はまだ終わってはいないが、私たちの今日の受講分の授業は終わったので荷物を片付けてエルちゃんと合流する。
気まずい雰囲気はそのままだが、いつもの習慣が抜けていなかったので校門でエルちゃんを待ってしまったのだ。
エルちゃんの方もそうだったらしく、ゆっくりとした歩みながら私の方に歩いてきて今は寮への帰路についている。
今日は魔法戦士の任務はないので、いつもなら家族の情報収集や街に出かけたりしていた。
しかし今の私たちがそんな気持ちになるはずもなく、言葉もなくそのまま寮へと向かっている。
「・・・・あの・・・・エル・・ちゃん・・・大丈夫・・・だった・・・?」
「・・・う、うん・・・・ひかりちゃん・・・も・・・?」
お互いに返事はしないが、否定もしないということはつまりはそういうことだ。
(フェラをしちゃって、身体の疼きを抑えることができたのかな?それとも・・・それ以上の・・・ことを・・・・んん・・・だ、だめ・・・・そんなこと・・・考えちゃ・・・・!!)
エルちゃんの心配をしたいのに、何かを考える度に
ただでさえそっちの方向に流されやすくなった上に、今はエルちゃんとの会話は任務以外には白亜がらみの話にしかならない。
なので嫌でもそっちの方を連想してしまい、心と身体を刺激させられてしまう。
気まずい雰囲気が強くなってきたこともあって、もはや一緒に帰っても会話はほとんどなくなってしまった。
(あんな・・・気遣うような言葉をかけるだけでもいやらしいことを想像しちゃって・・・・これじゃ、エルちゃんと言葉も交わすこともできないよ・・・。)
現時点での私たちに残された手段は、堕ちないように耐え続けてトーコ先生が帰ってくることを待つことだけ。
すでにそういう結論は出ているのでこの件に関しては話し合う必要はないのだが、せめてこの気まずい雰囲気の解消や気持ちを紛らわせるためにも話をしたいのに、それすら躊躇ってしまう。
(いくら通じ合えていたとしても、会話ができなきゃ伝えられることにも限界がある。まして今の私とエルちゃんの間には、それ以上の隔たりがあるのに・・・・。)
白亜からの連続かつ執拗な精神攻撃によってエルちゃんとの関係にヒビを入れられてしまい、さらにはエルちゃんへの不信感すら植え付けられてしまった。
まだ微々たるもので強く意識しないと自覚できない程度ではあるが、逆に言えば意識すれば確実にあると自覚できる程度にはある。
しかも白亜から渡された薬を飲んでしまうとその黒い思いを肥大化させられてしまい、淫乱な心と共に私の中に根を下ろしてきている。
(しかも私の中には『やみり』・・・・淫乱と黒い思いに染まりきった、もう一人の私とも言える別人格が出来上がってしまった。)
まだそういう気持ちが盛り上がった時にしか顔を出さず、私に話しかけるぐらいしかできることはないようだが、そのやみりの部分も確実に大きくなってきている。
(もしもやみりが大きくなったら何ができるようになるんだろ・・・・もう、怖い想像しかできないよ。)
何より恐ろしいのは、やみりの人格はすでに白亜に屈して彼を『白亜様』と呼び、私の中の淫らな思いをいやでも自覚させ私もそちらの側に引き込もうとしてくる。
彼女の囁く内容は紛れもなく事実であり否定しきることはできないので、私の心を確実に傷つけてくる。
しかもやみりの人格は間違いなく私の一部でもあるので、つまりは少なくとも私の心の一部は白亜の屈したということだ。
調教と同時に白亜への恐怖心はいやというほど刻み付けられ、『服従の首輪』を着けられた状況的にももう白亜に反抗しようという気持ちは微塵も湧いてこないのは事実だ。
(でも・・・それでも・・・抵抗したくてもできないというだけで、白亜に屈したつもりはないのに・・・・もう私の心は白亜に屈しかけてるの?)
疑問を呈するまでもなく、やみりの存在がそれを肯定してしまっている。
そのやみりの人格が大きくなるということは、私の心が白亜に屈してきているということだ。
(いや・・・いやだよ・・・白亜に屈したくなんて・・・でも、どうしようもない・・・・。)
どれだけ心は抵抗したいと思っても、状況的には耐えきることができないのは明白で逃げることも許されない。
すでに私たちに残された道は一つだけであり、結末も近いか遠いかだけではっきりと見えてきている。
(最後の希望のトーコ先生が早く帰ってこないと、私たち・・・もう・・・・。)
そうは思っても先生が気付いてくれるかどうかは不確実であるし、先生の動向も白亜によってある程度のコントロールがされておりいつ帰ってくるかはわからない。
「ひかり・・・ちゃん・・・大丈夫?なにか・・・考え事・・?」
「・・・うん・・・私たち・・・どうなるのかなって・・・?」
「・・・・・・。」
恐る恐るエルちゃんが話しかけてくれるも、返せる言葉は不安と恐怖しかない。
私の考えていることはエルちゃんも当然全部わかっており、この一言だけで全てを察してくれたのか返事を返すこともできないようだ。
「もう・・・逃げたいよ・・・こんなの・・・・耐えきれる気がしないよ・・・・。」
「ひかり・・・ちゃん・・・・。」
涙を浮かべながらエルちゃんに私の心のあるがままを話してしまう。
魔法戦士としてこんな弱気なことを言ってはいけないのは百も承知だが、それでも何もかもを捨てて現状から逃げだせば助かるのであれば、今の私はそれを選択してしまうかもしれない。
(お姉ちゃんを探すということも、魔法戦士としての任務も・・・・そして・・・エルちゃんとの友情でさえ捨てて助かるっていうのなら・・・・いやああ・・・こんなこと・・・考えたくないのに・・・!!)
でもそんな考えが思いつくのはもう否定しようがない。
今の私の中では、エルちゃんとの友情よりも自らの逃避を選択しかねないのだ。
「ひかりちゃん・・・わたし・・・・」
そんな私を見かねてエルちゃんが何かを言おうとする・・・・
「よう、待たせたな。」
「「・・・・・・!!」」
そんな矢先、私たちが歩く歩道の先に立って話しかけてくる一人の男子生徒・・・・それは変装をした白亜であった。
・
・
・
・
・
・
・
・
~エルシア視点~
「よう、待たせたな。」
「「・・・・・・!!」」
変装をしていてもすでに見慣れているその姿は、どう見ても白亜であった。
(また・・・・
白亜が私たちの前に姿を現す理由など一つしかない。
淫らな性奴隷へと貶めるために、また私たちに調教をするということだ。
(手が・・・震えてる・・・・うう・・・・!!)
こんな場所で堂々と変身するわけにはできないけれど、本来ならば亜人は問答無用での討伐対象だ。
たとえこの場で戦えなかったとしても、相手に対して毅然とした態度で挑まなければならない。
それなのに今の私とひかりちゃんは、白亜を目にした途端に身体を震わせる。
たとえ抵抗できなくても心までは負けてはいけないはずなのに、心の奥底にまで刻まれた恐怖心が白亜への闘争心はおろか反抗心さえ奪われてしまったのだ。
(それに・・・・白亜を見ちゃった・・・だけで・・・んん・・・悔しい・・・こんなの・・・・!!)
それと同時に白亜の姿を見ただけで何をされてしまうのかと想像してしまい、私たちに刻まれた快楽が心と身体を蝕み始めてしまう。
一昨日までならまだなんとか反抗心だけは保てたのかもしれないが、そこからの日常を侵食するような性的調教が私たちの心をさらにへし折ってきている。
「わ、私たちに・・・なんの・・・用ですか?」
せめて少しでも折れていないように繕うためなのか、ひかりちゃんがわかってはいても白亜に理由を問い質す。
「なにを・・・だと・・・?聞くまでもないだろ、お楽しみの時間ってやつだよ。そうだよな、エルちゃんよ?」
からかうような口調で白亜が私に聞いてくる。
ひかりちゃんは必死に負けないように取り繕っているが、白亜が私たちの心を読めることをすでに私は知っているのでそんなものは無駄な抵抗であると理解してしまっている。
「・・・・・。」
なので何も言い返すことができず、俯くことしかできない。
「今日は魔法戦士の任務がなくて、今夜は丸々空いているんだろ?久々にじっくりと調教してやるよ。」
私たちの任務のシフトを把握しているようで、今夜は何もないことをわかっているようだ。
「じゅ、授業がありますから・・・・できるだけ・・・早く・・・してください・・・。」
「エルちゃん・・・うう・・・・。」
拒否することも逃げることも叶わぬ以上、私たちにできることは粛々と受け入れて少しでも心が堕ちないように耐えることだけだ。
「なかなか殊勝な態度だな。最初の頃はあれだけ抵抗していたのに、今じゃすっかりおとなしくなっちまったな。それとも、それだけ俺からの調教を楽しみにしていたのか?」
「そ、そんなこと・・・・ある・・・わけ・・・・。」
「そんな風に2人とも股をモジモジとさせても説得力がないぜ?」
「「うう・・・・。」」
白亜の言う通り、そんなものを受けたくないと思いつつも同時に心のどこかでそれを心待ちにしている自分がいる。
そしてそれはひかりちゃんも同様であろうし、白亜はそれをお見通しであろう。
どんなに言葉で抵抗を試みようとも、白亜にとってはただの強がりにかならない。
「まあいいさ。今は素直になれなくても、すぐに性奴隷の顔をさらけ出すんだからな。」
「うう・・・」「やあ・・・!!」
「さあて、と・・・今日はどっちにしてやろうか?」
値踏みするかのように私たちを見比べる。
彼は何らかの方法で私たちの動向を把握しているはずなので、ここまでに私たちが『相手』をした人数も把握しているだろう。
白亜の言を信じるならば、相手をした数が多い方を免除すると言っていたけれど・・・・
(でもそんなこと、信じられるはずもありません。)
ひかりちゃんとはちゃんと話し合っていないので、どちらが何人の男子生徒と相手をしたかなんてわかるはずもない。
私たちは受けいれるしかなかったけど、そもそも白亜がそれをしっかりと守る保証もないのだ。
「お前たちは俺が言ったことを守るのかどうかを心配しているんだろう?心配はいらない、言ったことはちゃんと守ってやるよ。逃げることはできない以上、お前たちで遊ぶために何でもありにしてしまっては逆に面白くないからな。」
「・・・・・。」
そう言ってくる白亜の目は私を見ているような気がする。
きっとまた心の声を呼んでそう答えたのだろう・・・・もっとも、そう考えていると想像してもおかしくはないけど。
「なので、このゲームを始めてからお前たちが相手をした数を教えてやろう。ちなみに先に言っておくと、侵食から助けるため以外に相手をする数もカウントされるが自分で慰めただけはカウントされないから覚えておくといい。後、同じ相手と連続で相手をした場合はカウントしてやるから安心して相手をしてやって構わんぞ。」
「「・・・・・」」
「では発表しよう。天月ひかりは人数は9人で回数も同じ、エルシア・クロンメリンは6人でこっちも回数は一緒だな。この数値に間違いがあるなら、異議を唱えても構わんぞ。」
私もひかりちゃんも言った人数に何も言うことはない。
(私の回数に関してはそれで間違いないはず・・・そうすると、ひかりちゃんも何も言わないということはそれも間違いがないはずです・・・でも、ひかりちゃん・・・いつの間に、それだけの人数を・・・。)
私が把握している限りでは、私が説明を受ける前の休み時間の一回とその次の休み時間に少なくとも二回。
それと今朝の一回と、休み時間に解消するために一回の計五回である。
(それ以外にも4人も相手にしていただなんて・・・もしかして・・・ひかりちゃん・・・そんなに相手をしていたかったのかな・・・・?)
思わずそんなことを考えてしまう。
白亜が言ってきたのは『私たちが相手をした人数、もしくは回数だけ』であって、時間や状況などの他の要素は一切考慮していない。
私のは『やむを得ず相手をした』と自分自身で分かっているが、ひかりちゃんの方はどういう状況で相手をしたのかは全く分からない。
(今の私は段々と快楽に流されやすくなっているから、ひかりちゃんも少なくとも同じくらいにはなっているはずです。だったら、相手をしなくてもいいのに快楽に流されてもおかしくはありません。)
白亜に言われただけでそんなことを推測してしまう。
根拠も何もないただの想像でしかないのに、私はそうだと確信してしまう。
(私がこんなにギリギリまで耐えながら頑張っているのに、ひかりちゃんったらそんな安易に流されて・・・・エ・・・ど、どうして・・・そんな風に・・・思っちゃうの・・・?根拠なんて何もない、ただの推測なのに・・・・いやああ・・・薬も飲んでいないのに・・・わたし・・・ひかりちゃんをこんな風に思っちゃうようになっちゃったの?)
こんな思いを抱きたくないからこそ薬を飲まないようにしているはずなのに、私の心の中にはひかりちゃんを貶めるような想像をしてしまい、そんな自分に自己嫌悪を抱いてしまう。
「意義はないようだな。だったら今日の相手はエルシアに決まりのようだな。それなら今日の調教を始めるとするかな。」
何かを言うことをできるはずもなく、心に恐怖を抱く私の腕を掴み連れ出そうとする。
「ああ・・・・やああ・・・・」
「え、エルちゃん・・・・。」
悲しそうな眼を私に向けながら手を伸ばそうとするが、それが届くわけもなくすぐに手は下げられてしまう。
「そんなに怯えなくても、すぐにそんな恐怖も忘れさせてやるよ。どうしても相手をするのが嫌だってんなら、チャンスをくれてやる。俺のことを『白亜様』と呼んで絶対服従を誓うんだったら、今日の調教は勘弁してやるぜ。それともひかりが身代わりになるっていうのなら、変えてやってもいいぜ。」
「そんな・・・こと・・・言える・・・わけ・・・・」
「わ、わたし・・・・わたし・・は・・・・」
そんな自分から屈するようなことを言うわけもいかないが、この場を逃れることができるのならと考えてしまい、その選択肢を完全に排除することができない。
(魔法戦士がこんなこと考えちゃいけないのに・・・その考えを捨てることができません・・・屈しちゃいけないのに・・・でも・・・!!)
仮にこの場だけ逃れることはできても、一度でも屈する言葉を言ってしまうと一気に心の侵食が進んでしまうような気がする。
それで完全に侵食されなくても、もうその段階でほとんど終わりになってしまう予感がするのだ。
(だからといって、ひかりちゃんが身代わりになってくれるなんて・・・・。)
そうなってしまえば、何をさせられるかなんて考えるまでもない。
私が逆の立場になったとしても、勇気をもってそう言えるとも思えない。
(だから、ひかりちゃんがそう言えないのもわかってる・・・・わかってる・・・はずなのに・・・・。)
そう理解しているはずなのに、私の心の中にはひかりちゃんへの黒い思いが強くなっている。
(どうして代わってくれないの・・・・どうして助けてくれないの・・・・ひかりちゃん・・・私を見捨てるの・・・いやあああ・・・そんなこと・・・考えたくないのに・・・薬を飲んでいないのに・・・どうして・・・・?)
細かい検証をしていないからわかっていないだけで、一度でも飲んでしまうと残る効果があったりするのだろうか?
「どっちも何も言わないってことは、このままエルシアは連れて行くぞ。それと、ひかりも連れて行かれないからといって俺が調教しないだけじゃないからな。」
「わたしにも・・・なにか・・・?」
(やっぱり・・・・ひかりちゃんにもなにか・・・・。)
調教しない方をそのまま放置しないだろうとは思っていたが、やはり何かをやらせるつもりだったようだ。
「そうだ、淫らに染まった身体をそのままにしていたら疼いてしょうがないだろうからな。難しいことはやらせるつもりはないさ、今晩中に10人以上の相手をしてやるんだ。具体的に言うと、今から明日の明け方ぐらいまでだな。どういう風にするのかはお前の好きにすればよくて、一回の射精で一人とカウントするから同じ相手を。ああ、ちなみに言っておくが今晩の回数は含まれないぞ。それと、もうわかっているだろうが、何人相手をしたのかは把握しているから誤魔化すことはできないからな。そんなことをすれば、俺は何をするかわからないからな。それじゃあな、夜をたっぷりと楽しめよ。」
「そ、そんな・・・そんなに・・・・。」
過酷なノルマを課せられ絶望的な顔になってしまったひかりちゃんを置いて、私は白亜に腕を掴まれて連れて行かれるのだった。
~第70話・完~
ここまで読んでいただきありがとうございます。