戦う正義のヒロイン敗北もの作品集 作: 霜月ナル(元Hpinch_like)
「ここが噂の洞窟……」
火野レイはとある山の麓にある洞窟の前に立っていた。
此処は最近、学生の間で噂になっており何でも一度入れば二度と出られなくなるという。
ただの噂ならレイはこんな所に好き好んで来たりはしないが……
『火野さん、実は……』
レイのクラスメイトから相談を受けたのだ。
何でも彼女の素行の悪い友人が肝試し感覚で洞窟に入った後、帰ってこなかったらしい。
クラスメイト自身は怖くなり、洞窟に入らず逃げ帰ったため無事だったが翌日に友人へ連絡を取っても繋がらず、彼女の家族に聞いても家に帰ってきていない。
家に帰らないことがよくある人だったせいで誰も心配していなかったが、クラスメイトは洞窟の噂を知っていたため心配になり、神社で巫女として活動しているレイに相談したというわけだ。
正直、レイもその話を聞いて『素行が悪い子なら何処かで無断外泊してるのでは?』と思ったが、クラスメイトの縋るような表情を見ると断りづらく、『とりあえず一度見てみるから』と引き受けてしまった。
しかし――
「何この気配は……」
洞窟から異様な気配を感じる。
雰囲気に飲まれて錯覚したのかと思ったが、明らかにこれは妖魔の気配だ。
レイは少し中の様子を伺おうと洞窟に足を踏み入れる。
「こんな気配に私が今まで気づかなかったなんて……」
洞窟へ足を踏み入れた瞬間、妖魔の気配がより濃厚に感じられた。
どうやってかは解らないが、妖気をこの洞窟の入口付近までに押しとどめて気配を隠していたようだ。
もう少し詳しく奥を伺おうとすると……
「――なっ、入口が!?」
突如、洞窟の入口が岩で封じられてしまい外に出られなくなってしまった!
ただでさえ薄暗かった洞窟は入口が閉ざされて事により真っ暗になってしまう。
レイはここを脱出するためにも一人で妖魔を倒す覚悟を決め、変身ペンを取り出した。
「マーズ・パワー!メイクアップ!」
かけ声と共に変身ペンから炎の輪が噴き出されレイを包む。そして舞うように動くレイの姿が火星を守護星に持つ炎と戦いの戦士『セーラーマーズ』へと変わっていく。
「愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラーマーズ!火星にかわって折檻よ!」
変身を終えたセーラーマーズは、その力で手のひらサイズの炎を生み出し洞窟内を照らす。
洞窟の奥から澱んだ風が流れ、地面や壁はじっとりと湿っている。
「うぅ……気持ち悪いわね……早く妖魔を倒してここから脱出しなきゃ」
セーラーマーズは気持ち悪さに身震いしながらも奥を進んでいく。
幸いな事に洞窟は入り組んでいなく、ほぼ一直線で迷うことがなかった。
正直、悪辣な罠が仕掛けられているかと思っていたのでセーラーマーズは拍子抜けしていた。
歩き出して数十分。
「ここは……」
ようやく洞窟の終点であるに到着した。
そこは体育館ほどの広さがあり、どう考えても何者かによって整備されているように見える。
そして妖魔の気配も一番強く感じられた。
セーラーマーズが周辺を警戒していると、突如洞窟内に声が響いた。
次いで、今彼女が通ってきた通路が塞がれてしまう!
『ヒヒヒヒ……ようやく来たかセーラー戦士』
「妖魔ねっ!姿を見せなさい!」
セーラーマーズの声に応えるように、妖魔が目の前に現れる。
まるでボディビルダーのような筋肉と体格を持つピンク色の肉体。
その大きさはセーラーマーズの倍くらいはあった。
その巨体に気圧されるセーラーマーズだったが、キッと相手を睨み戦闘態勢をとる。
「洞窟に迷い込んだ人々はどうしたの!?」
「さぁて、どうなったかなぁ?くくく……心配せずとも、お前も同じ運命を辿ることになる」
「ふざけるなっ!」
セーラーマーズは御札をすかさず投擲し、牽制。
しかし、妖魔は避けることもせずに御札を掴むと握りしめる。
「なっ!?」
握りしめられた御札は溶けるように消え失せ、その効果を発揮することはなかった。
信じられない光景に目を見開くセーラーマーズ。
対妖魔の御札がいとも簡単に無効化されるなど有り得ない。
即ち、敵は想像以上に強力な存在だということ。
(こうなるならうさぎ達も連れてくれば良かった……!)
一人で強敵と戦う事になってしまい、後悔するがもう遅い。
クラスメイトの相談を真面目に捉えなかった自分の責任だ。
どうにかして自分一人で妖魔を倒さなければ、この洞窟を生きて脱出できない。
決意を固めたセーラーマーズは素早く妖魔の懐に入り込み、渾身の蹴りを放つ!
「――え?」
しかし蹴りが当たる瞬間に妖魔の姿が消え、虚しく空振ってしまう。
力を入れた攻撃が空ぶったせいで踏鞴を踏むセーラーマーズ。
次の瞬間、背後から気配を感じ無理矢理体を捻りその場から飛び退く。
ブォン!と風切り音を鳴らして妖魔の拳が空を切る。
避けたはずなのに、その風圧だけでセーラーマーズの頬に一筋の傷が刻まれた。
「ほぉ……流石はセーラーマーズ。咄嗟に避けるとはなぁ……なら、これはどうだ?」
再び妖魔の姿が消え失せる。
気配と姿を消しているのかセーラーマーズは周辺をキョロキョロと探してしまう。
それが致命的な隙となってしまった――
「ふぅんっ!」
「――おごぉぉぉぉぉ!?」
突如セーラーマーズの目の前に現れた妖魔が彼女の腹に渾身のパンチを繰り出した!
避けることも出来ずにその攻撃を受けたセーラーマーズは美少女が出してはいけない叫び声を上げ、吹き飛ばされる。
地面を何度もバウンドし、壁に叩きつけられるセーラーマーズ。
激痛に耐え、なんとか立ち上がるものの次の瞬間に吐き気を催し我慢しようとするが……
「お、おげぇぇぇぇぇぇっ!?」
胃の中のモノと血が混ざった吐瀉物が地面に広がる。
吐き出したことで喉がヒリヒリし、異臭が漂う。正義の美少女戦士としてあるまじき姿だった。
「はははっ!無様だなぁ、セーラーマーズ。もうちょっと楽しませてくれるかと思ったんだが」
「う、うるさい……まだまだ、これからよ!」
苦しみながらも妖魔に悪態をつくセーラーマーズ。
しかし、足はガクガクに震え息を荒げるその姿から虚勢を張っているのがバレバレだった。
セーラーマーズは痛む体を無理矢理動かし、妖魔へと向かっていく。
だが、その状態で繰り出す攻撃にスピードとパワーは無く、ひらりひらりと妖魔に躱されてしまう。
もはや先程までの瞬間移動とも言える回避すらしていない。
妖魔に舐められていることがはっきりと解る。
「おいおい、そんな攻撃じゃあ私を倒せないぞ?」
セーラーマーズを嘲笑う妖魔は攻撃を躱すと軽く足を振るう。
我武者羅に攻撃していたセーラーマーズは回避できなかった。
「――あぎゃあああああぁぁぁぁぁ!?」
セーラーマーズの股間に妖魔の蹴りが食い込む。
威力は抑えられているものの、急所に喰らえば一溜まりもない。
一瞬セーラーマーズの体が宙に浮かび、その場に崩れ落ち股間を両手で押さえる。
ビクビクと痙攣し、無様に白目を剥くセーラーマーズ。
「あ……あぁ……」
そして彼女の股間から黄色い液体が漏れ始めた。
――セーラーマーズは失禁してしまっていた……
妖魔はセーラーマーズの無様な姿に大笑い。
彼女のプライドはズタズタにされ、思わず涙が流れ出してしまう。
だが、彼女は諦めていなかった。
「はははは……!――む?」
セーラーマーズが妖魔の足を強く掴んでいることに気がつく。
振り払おうとするが、見た目からは想像もつかない凄まじい力で掴まれている。
そして、セーラーマーズは不適な笑みを浮かべた。
「ぬぉぉぉぉぉぉっ!?」
妖魔の体が電撃を受けたように痙攣し、その場に捕縛される。
――セーラーマーズの秘策だ。
我武者羅に攻撃していたように見せて、実は密かに妖魔の周辺に御札を設置していたのだ。
股間に強烈な攻撃を受けたのは予想外だったが、運良く妖魔が近づいてくれたため仕上げの御札を直接張り付けることが出来た。
セーラーマーズの不屈の意志が為せる技だ。
そして捕縛した隙にセーラーマーズ最大の攻撃をたたき込む!
「はあぁぁぁぁ!ファイヤー・ソウル!」
セーラーマーズの人差し指から1万度の灼熱炎弾が放たれる。
拘束された妖魔は避けることが出来ず、爆炎に包み込まれていく。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
もがき苦しむ妖魔の叫びが洞窟に響き渡り、1分も経たずに妖魔は消し炭となり消滅した。
妖魔が立っていた場所には黒い炭だけが残っていた……
「うぅ……なんとか、勝てたのね」
戦いが終わり気が抜けたのか、その場で膝を突くセーラーマーズ。
殴られた腹は赤く腫れ上がり、セーラースーツの股間部が失禁したために黄色く汚れている。
そんな自分の姿を見て、また涙が流れ出す。
戦士といえど、セーラーマーズも一人の少女。
こんな無様な姿を晒して心が傷つかないわけがない。
「こんな目に遭わせた妖魔は倒したんだから……!早く家に帰って休みましょう――」
『それはどうかな?』
「――え?」
不意に洞窟内に声が響く。
有り得ないとセーラーマーズは否定するが、聞き間違いではない。
――倒したはずの妖魔の声だ。
『残念だったな。実はさっきのは本体じゃない』
「な、なんですって――!?」
『この洞窟そのものが、俺の本体なのさ!』
次の瞬間、先程まで岩で覆われていたはずの洞窟がグロテスクな肉壁へと変わる。
肉壁は生きているように脈動していた。
今までの光景は妖魔によって見せられていた幻影。
洞窟に誘い込み、敵を奥深くまで誘導。
そして、体力を消耗させたところで真の姿を現し敵を倒す。
それが、この妖魔の作戦なのだ。
『まぁ、分体がやられたのは予想外だった。火星を守護にもつ戦いの戦士だけはある』
「そ、そんな……」
絶望しその場にへたり込むセーラーマーズ。
先程の戦いで全ての力を使い果たし、もう戦う力も残っていない。
洞窟自体が敵である以上、もはや逃げることも出来ない。
たとえ力を振り絞っても、この洞窟の何処を攻撃すれば良いのか解らない。
セーラーマーキュリーがいれば、分析して事前に正体を掴めて対処法も浮かんだだろう。
しかし、此処にはセーラーマーズ一人しかいない。
『さぁて、まずはお前の体を蹂躙してやろう』
「ひぃっ!?」
洞窟の天井から不気味な肉塊が現れる。
ヒトの上半身のような形をしているが、その姿はブクブクに膨れ上がっておりセーラーマーズの数倍も大きい。
次いで、地面から触手が何本も生えてくる。
妖魔の言葉と触手の姿に、セーラーマーズの脳裏に最悪な未来が浮かぶ。
触手は素早く彼女の手足を掴み、持ち上げる。
「きゃあ!?放してぇ!?」
暴れ回るセーラーマーズだったが、触手の力は強くビクともしない。
そして彼女の年齢にしては大きい胸に触手が纏わり付き、プロテクターが破かれて胸が露わになる。
露わになった胸へ触手が巻き付き、乳首を愛撫し始める。
「んひぃ!?」
自慰もしたことがないセーラーマーズにとってそれは未知の感覚だった。
触手が乳首をコリコリと刺激する度にピクピクと体が反応する。
さらに彼女の股間を触手がレオタード越しに擦りつけて愛撫する。
だんだんと黄ばんだレオタードの股間部が再び湿り始めた。
『クククク、敵に犯されて感じるなんて恥ずかしくないのかぁ?』
「うるさい!か、感じてなんか……ひゃう!?」
胸を愛撫していた触手の先が口のように開き、乳首を甘噛みし始めた。
それに合わせるように股間を愛撫する触手の動きも激しくなる。
生娘には刺激の強い快感がセーラーマーズを襲う。
「あ、あ、あ、あ……ダメダメダメぇ!?」
『オラ、無様にイケっ!』
「あ、ああああぁぁぁぁぁぁ!?」
触手が強く乳首に噛みついた瞬間、セーラーマーズは仰け反り、体をビクンビクンと痙攣させた。
股間からは潮を噴き出し、レオタードを濡らしていく。
あまりの快感で白目を剥いて舌を突き出す無様なアヘ顔になっている。
「あへぇ……」
『敵に絶頂させられてアヘ顔とは、美少女戦士の名が泣くぜぇ?』
嘲笑う妖魔に返事も出来ないセーラーマーズ。
しかし、妖魔は休む間もなく彼女を責め立てる。
『おらぁ!伸びてる場合じゃねぇぞ!』
「――ふごぉっ!?」
開いたままの口に太い触手が突っ込まれる。
絶頂で呆然としていた意識を強制的に戻されたセーラーマーズは目を見開く。
触手は彼女の口内を蹂躙し、喉奥まで激しく突き始めた。
「んぼぉ!?おごっ、おげぇぇぇぇぇぇっ!?」
あまりの苦痛で吐き出しそうになるが、触手で栓をされているため叫ぶ事しか出来ない。
だが、まだこれで終りではない。
一際太い触手がレオタードをずらし、秘所に押し当てられる。
セーラーマーズは口内凌辱で苦しみながらも、その感触に気づき顔を青ざめる。
(まさか……やめて、やめてぇぇぇぇぇっ!?)
彼女の声にならない悲鳴を無視して、極太触手がメリメリと秘所に突き刺さっていく。
そして、触手の先端が処女膜に触れる。
同時に口内凌辱が一旦止まり、妖魔がセーラーマーズに問いかける。
『なぁ?やめて欲しいか?』
「んぅぅぅぅっ!」
セーラーマーズは涙を流して、懇願するように頷く。
もはやセーラー戦士としてのプライドなど粉々に崩れていた。
恋などしないと宣言しているセーラーマーズも、心の底では処女を愛する人に捧げたいと思っている。
それをこんな悍ましい触手に奪われるなど嫌なのは当然だ。
だが――
『いやぁ、何言ってるか解らんわ!じゃぁ、行くぞー!』
「んむぅぅぅぅぅぅぅっ!?」
悪辣な妖魔に慈悲などなかった。
妖魔はただセーラーマーズが敵に対して無様に懇願する姿が見たかっただけ。
極太触手は一気に処女膜を破り、子宮口を貫いて底を突き上げる。
触手のあまりの太さでセーラーマーズの腹が変形してしまう。
(いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!私の、私の処女がぁ……!?)
セーラーマーズの悲しみなど関係ないと、子宮と口内を犯す触手が無慈悲にピストン運動を始める。
規格外サイズの触手が子宮を激しく犯し、快感よりも激痛がセーラーマーズを襲う。
口内凌辱も再開し、上下の穴を同時に蹂躙される。
「んぶっ、おぼぉ、おごぉぉぉぉぉ!?」
美少女の出す声とは思えない濁った叫びが漏れる。
もはやセーラーマーズに出来るのは、無様に泣き叫び早くこの責め苦が終わることを祈るだけだった。
しかし、さらなる絶望がセーラーマーズを襲う……
『おっと、こっちの穴を忘れてたぜ』
「――~~~~~!?」
突如、新たな触手がセーラーマーズのアナルに突き刺さった。
予想外の衝撃で言葉にもならない叫びを上げ、セーラーマーズの意識が飛んだ。
だが、三穴同時凌辱の衝撃ですぐに意識が戻る。
極太触手が子宮を突き上げ、喉奥を蹂躙し、アナルをも犯していく。
例え意識を失ってもすぐに覚醒させられる。
彼女がセーラー戦士でなければとうの昔に死んでいるほどの責め苦。
しかし、体が耐えられても心は違う。
(やめて……もう許してぇ、刃向かわないからぁ……いやぁぁぁぁぁぁ!)
心の中で絶望の悲鳴を上げるセーラーマーズ。
もはや心は妖魔に屈し、許しを懇願していた。
これがあの気高きセーラー戦士、セーラーマーズだと信じられない程に無様な姿。
そんな彼女にトドメを刺すように触手の動きが激しくなっていく。
「おぼぉぉぉぉぉぉっ!?」
高速で三穴を犯していく極太触手達。
もはやセーラーマーズは苦痛も解らないほど蹂躙され、白目を剥く。
体も病的にビクンビクンと痙攣し始め、限界に近づいていく。
『おぉぉぉぉ、出すぞ!受け止めろぉぉっ!』
触手がボコンっと膨らんだ次の瞬間、一斉に大量のザーメンを吐き出した!
「んぶろろろろろろぉぉぉぉっ!?」
大量のザーメンが口内、子宮、アナルに注ぎ込まれていく。
口内に注がれたザーメンは強制的に胃へ流しこれ、子宮は大量のザーメンで妊娠したように膨れ上がり、アナルに出されたザーメンは胃腸へ逆流。
ザーメンで子宮と胃腸が膨れ上がり、セーラーマーズの腹は醜く変形してしまった。
さらに周りに佇んでいた触手も連動するように射精し、セーラーマーズの全身をザーメン塗れに染めていく、
数分間もの射精が終り、極太触手がようやくセーラーマーズから抜かれた。
「お、おお、おおぉ……」
セーラーマーズは失神し、股間からまた小便が漏れていた。
もはや生きているのが不思議な状態だが、それはもはや彼女にとって絶望でしかない。
『ふぅぅぅぅ、よかったぜセーラーマーズ。――じゃあ、頂くとするか』
(……いただく?)
微かに意識を取り戻したセーラーマーズの耳に、不穏な言葉が響く。
彼女の腕を掴んでいた触手が離れ、逆さまの状態にされる。
そしてさらに上へと持ち上げていくと、下に妖魔の頭(?)が見えた。
(ま、まさか……!?)
次の展開に気がついたセーラーマーズだったが、体がまともに動かず藻掻くことも出来ない。
下にある妖魔の大きな口が開かれる。
――妖魔はセーラーマーズを丸呑みするつもりなのだ。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
『あーん』
セーラーマーズの悲鳴を無視して、足を掴んでいた触手も無慈悲に放れた――
重力に従ってセーラーマーズの体が妖魔の口へと落ちていく。
次の瞬間、バクンっ!と音が響き、セーラーマーズの視界は闇に包まれた……
「んぅぅぅぅ……?――ひぃっ、此処は何処なの!?」
セーラーマーズが目覚めると、其処は肉壁に囲まれた狭い空間だった。
ぬるぬるした粘液で湿り、異臭が漂っている。
手足は壁から生えた触手で縛られ、身動きが取れない。
そして、セーラーマーズは最後の記憶を思い出す。
「私は、あの妖魔に呑み込まれて……そんな、嘘……」
そう、此処は妖魔の胃の中。
そして、胃の中に入ったものの末路は1つしかない。
「――いやぁ!?ここから出してぇぇぇぇぇぇっ!」
みっともなく泣き叫び暴れるセーラーマーズ。
そんな彼女の懇願を嗤うように声が響く。
『どうだ、セーラーマーズ?俺の胃の中は?』
「お願いします!もう逆らわないからここから出して下さいぃぃぃ!」
『はははは!そういえば、今まで消えた人間がどうなったのか教えてなかったなぁ!』
「あ、あ……」
『俺の胃酸で跡形も残らずに消化してやったのさ!』
「――いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
次の瞬間、天井からシャワーのように液体が降り注ぐ。
液体がセーラーマーズの体に付着するとじゅぅぅぅぅぅと音を立て始める。
妖魔の骨すらも残さない強力な胃酸だ。
「熱い、アツい、アツイィィィィィ!?どげる、からだどげちゃうぅぅぅぅぅぅっ!」
セーラー戦士のコスチュームだけではなく、肌も溶けていく。
凄まじい激痛に暴れるセーラーマーズ。
無慈悲に胃酸は降り注ぎ、彼女の体を溶かしていく。
もはや目も見えず、痛みしか感じない。
(こんな最後なんていやぁぁぁぁぁぁぁぁ!)
やがて、胃酸がセーラーマーズを飲み込んでいき悲鳴も消えていく。
じゅうううううと胃酸がセーラーマーズを溶かしていく音だけが響き渡る。
――数十分後
『げっぷ……いやぁ、飯の質が良いと満足感が高いぜ』
胃液が引いていき、セーラーマーズがいたはずの場所が露わになるが其処には何も無かった。
――セーラーマーズはこの世から跡形もなく消滅した。
今世のセーラーマーズは死んだが、いつか転生し再びこの世に産まれてくるだろう。
運がよければ、覚醒したセーラームーンの力によって復活できるかもしれない。
だが、この残酷な最後を迎えた彼女は再び戦えるだろうか……?
――不思議なことに、来世以降のセーラーマーズは火野レイとは似ても似つかぬ女性だったという……
新年一作目ということで巫女属性持ちのセーラーマーズをハードに凌辱しました。
今回はより絶望させるために上げて落とす感じにしてみました。
強気でプライドの高いヒロインを屈服させて絶望させるのって、良いですよね……
実は今回、AIのべりすとを使わずにフル手書き(手打ち?)で作成した作品になります。
なのでちょっといつもと文体が違うかも?