※この作品はR-18です。

戦う正義のヒロイン敗北もの作品集   作: 霜月ナル(元Hpinch_like)

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対魔忍シリーズから「水城ゆきかぜ」と「水城不知火」です。

不知火が普通に対魔忍側にいますが、アクション対魔忍と同じように失踪しなかった世界線ということでよろしくお願いします。
今回は筆がノってしまい、前置き部分が長くなってしまいました(笑)
敗北までの道筋をきっちり描きたかったので……


対魔忍シリーズ
水城母娘、敗北蹂躙


水城ゆきかぜと水城不知火の母娘退魔忍は父(夫)が死んだ原因を調べる為、東京キングダムに潜入し調査を行っていた。

本来、直接戦闘がメインのゆきかぜにとって潜入調査は苦労の連続だったが、その道のプロである母のサポートもあり、何とか調査を進めることが出来た。

そして、東京キングダム内のとあるギャング組織の根城にて――

 

「――で?東京キングダム内の事件に精通している情報屋っていうヤツはどこにいるわけ?早く言わないとチンポ吹き飛ばすわよ」

「ひ、ひぃ!?」

 

ギャング組織の根城である倉庫は滅茶苦茶になっており、天井には大穴が空き、ボス以外の構成員は死んでいないもののあちこちに倒れ気絶している。

潜入調査中にこのような大立ち回りは御法度だが、場所が郊外の倉庫街で人目が無いこと、現状のゆきかぜのスキルでは静かに気絶させるといった事が出来ないこともあり正面突破を選択した。

……まぁ、こそこそと調査を行うのにストレスが溜まっていたのでその解消を兼ねていたのも否定できないが。

東京キングダムの繁華街で情報収集を行っていたゆきかぜは、このギャングが腕利きの情報屋との繋がりを持っているという情報を得た。

そして、ギャング組織の集会があるという日を狙い襲撃、制圧したというわけだ。

中々情報を吐かないギャングのボスに痺れを切らしたゆきかぜは彼の股間にライトニングシューターを向ける。

 

「さっさと吐きなさい!さーん、にー、いーち、ぜ――」

「言う!言うから待ってくれ!――アイツは用心深くて頻繁に取引場所を変えるし、合言葉も必要なんだ。それに一見の客には会わねぇ!」

「なら、あんたが今すぐアポ取りなさい。適当に対抗勢力の情報が欲しいとか理由付けて」

「えぇ!?そんな無茶な!?」

「出来ないならあんたの股間が吹き飛ぶことになるわねぇ」

「ああ、もう!わかった、わかったよ!」

 

観念したようにギャングのボスは懐からスマートフォンを取り出す。

震える手で中々操作が上手くいかない。

それを見たゆきかぜは溜め息をつく。

 

「落ち着きなさいよ……動揺した声で電話なんかしたらバレるんだからさ」

「あ、あぁ……すぅーはぁー」

 

深呼吸をして、少し落ち着いたボスは情報屋へ電話をかける。

数回のコール音の後、相手が応答した。

 

「もしもし。――合言葉は『400BR』……あぁ、久しぶりだな。そう、情報が欲しいんだ。今敵対してるギャングの……」

 

ボスがしばらく情報屋と通話しているのを眺めるゆきかぜ。

ようやく調査が大きく進み、東京キングダムで任務に従事していた父が死んだ真相に近づく。

慣れない事をしていつも以上に疲労を感じていたゆきかぜは体を伸ばして解す。

ボスが電話をしている間は手持ち無沙汰なため、当たりに散らばっている彼らの商品を拾って眺める。

一見すると有名ブランドの高級アクセサリーに見えるが実はパチモノだったり、明らかにヤバそうな白い粉など様々だ。

色々と物色している内にギャングのボスは通話を終えていた。

 

「明日の夜、風俗街の外れにある潰れたクラブで会う約束を取り付けた。……こ、これで見逃してもらえるんだよな?」

「まぁ、上出来ね。そのクラブの場所は?」

 

ゆきかぜは地図を開き、ボスに場所を示させる。

示されたクラブの場所に印を描いて地図をしまう。

そしてゆきかぜは――ボスをぶん殴った。

 

「おげぇ!?な、なんでー!?」

「いや、私が去った後で小細工されたら困るでしょ?殺さないけど捕縛はさせてもらうわね♪」

「そ、そんなぁ……」

 

――ギャング達を全員拘束し、通信端末もすべて破壊して倉庫を出たゆきかぜ。

スマートフォンを取り出し、母――水城不知火へ電話する。

機密性の高い軍用回線を利用する専用端末で、情報を漏らす可能性が限りなく低い代物だ。

 

「あ、お母さん?例の情報屋に接触する機会はセッティング出来たよ。そっちに合流するね」

『ええ、了解よ。ふふふ、ゆきかぜが成長してくれて嬉しいわ』

「ありがとう!……でも、やっぱり回りくどいの私には合わない」

『確かにゆきかぜには合わないかもね。でも対魔忍としてやっていくには必要な技能よ』

「わかってるけどさ……じゃあ、またあとで」

『ええ、気をつけて』

 

母との電話を切り、ゆきかぜは歩き出す。

先ほどまでいた倉庫を離れ、人気のない裏路地に入り身を隠すマントを羽織って、フードを被る。

東京キングダムには対魔忍を憎む者が多い。

身を隠しながら合流場所兼拠点である寂れたラブホテルへ向かう。

ピンク色のネオンが輝く歓楽街を抜け、目的地のホテルに入る。

ラブホテルは監視カメラが少ないし、防音性も高い。

ゆきかぜ達が拠点にしているホテルは無人フロントで受付すら不要。

エレベーターに乗って目的の階へ上がり、ドアに鍵を差し込む。

部屋へ入ると既に不知火がシャワーを浴びている。

ゆきかぜはマントを脱ぎ、備え付けの冷蔵庫を開けてミネラルウォーターを飲む。

ベッドに腰掛け、一息つくゆきかぜの元へバスタオル一枚の不知火が近寄る。

豊満な肉体を惜しみ無く晒しながら彼女は娘を抱き締めた。

 

「お疲れ様、ゆきかぜ。よくやったわ」

「うん。まぁ、こんなに早く終わるとは思わなかったけどね」

「ふふ、ゆきかぜなら出来ると信じてたわ」

「……ありがとう、お母さん」

「ゆきかぜもシャワー浴びてきたら?疲れたでしょう」

「うん、そうする」

 

ゆきかぜはベットから立ち上がり、シャワールームに入る。

対魔忍スーツを脱ぎ、裸になりシャワーを頭から被る。

全身を隈無く洗い、汚れを落としていく。

汚れを落とすように体を手で撫でる。

手が胸に触れるとゆきかぜの顔が微妙な表情になる。

 

「お母さんはあんなに大きいのに、なんで私のは大きくならないんだろ……」

 

先程、抱きつかれた際に体へ押しつけられた母の胸の感触を思い出す。

娘の自分ですら羨ましく思うほどの巨乳。

幼馴染みの達郎も家に遊びに来て母にいつも会うたびにあの巨乳をチラチラ見ていた。

再度、自分の胸を見て溜め息をついた。

 

――翌日。

 

水城母娘は情報屋と会う潰れたクラブの近くで潜んでいると、情報屋らしき人物が建物に入っていく。

その様子を確認すると二人も周囲を警戒しながらクラブへと入る。

クラブの内部はボロボロで机や椅子などがあちこちに倒れていた。

照明は全て消えており、薄暗い室内を二人は武器を構え警戒して進む。

しばらくすると奥の扉から明かりが漏れていた。

恐らくクラブのメインホールが有る場所だろう。

二人は足音を立てないようにゆっくりと歩を進め、扉の左右に陣取り、一気に蹴破る。

 

「動くな!――って、あれ?」

 

飛び込んだメインホールには誰もいなかった。

確かに此処に情報屋が入ったはずなのに、と二人は首を傾げる。

しかし次の瞬間、メインホールの防火シャッターが全て一気に降りた。

 

「これは罠……!」

「くそ、閉じ込められた!」

『――やぁ、見知らぬお客さん』

 

メインホールに備え付けられたスピーカーから幼めな声が響く。

同時にスポットライトが点灯し、ステージのような場所に一人の小柄な人物が立っていた。

顔はガスマスクで隠されて見えないが、幼い体型と声質的に少女だと推測できる。

ゆきかぜはライトニングシューターを構える。

 

「アンタが情報屋?」

『そうだよ。あなた達は――水城ゆきかぜと水城不知火。対魔忍だよね。高名な人たちに会えて嬉しいよ』

「さすがは東京キングダム随一って噂されてるだけはあるわね。……どうしてギャングのボスが来ないって気がついたのかしら?」

『合言葉。400BRはクライアントに問題が起きた時用のものでね。あとは東京キングダム内のカメラをハッキングしてここ数日の映像をチェックした』

「なるほど、それで私達がここに来ることを知っていたわけか……それで、私たちをどうするつもりなわけ?」

『私は対魔忍に恨みとかがあるわけじゃ無いけど、この街にはあなた達に恨みがある人達が沢山いる。捕縛して彼らに差し渡せば高額な報酬をもらえる』

「アンタみたいなちびっ子に出来ると思ってんの?」

 

ぎろりと情報屋を睨むゆきかぜ。不知火も武器を構え、戦闘態勢をとる。

それを見ても微動だにしない情報屋。

 

『残念だけど、もう勝負はついてるんだ』

「何を言って――!?……うっ!?」

 

唐突な睡魔がゆきかぜと不知火に襲い掛かる。

強烈な眠気に抗えず、膝をつく二人。

 

『何故わざわざ私が姿を現して長々と話したと思う?無臭の睡眠ガスが君たちに効くまでの時間稼ぎさ』

「く……そっ!アンタ、覚え……ときなさいよ」

『うん覚えとくけど、多分もう会わないと思うよ』

 

情報屋の嫌みな言葉に悪態をつきながらゆきかぜと不知火は深い眠りについた……

 

 

 

 

「う……うぅん……此処は?――あ、お母さん!?」

「……ゆきかぜ?どうやら捕まったみたいね……あら?その首についてるのは?」

「え?何これ、いつの間に……って、お母さんにも付けられてる!」

 

眠りから覚めた二人は牢獄に囚われており、首に何か装置が付けられていた。

当然ながら武器は取り上げられ、両腕に鎖のついた枷で拘束されている。

二人が状況を把握しようとしていると、牢の前に男が現れた。

 

「おはようございます、水城ゆきかぜと不知火さん。私はカオスアリーナの運営に携わる者です」

「カオスアリーナですって?――まさか!?」

「おや、不知火さんともなればすぐに解りましたか?率直に言うと、あなた達にはカオスアリーナで戦ってもらいます」

「そんなのに従うとでも?今すぐ此処を吹っ飛ばしても構わないのよ」

「ゆきかぜさんは血気盛んでいけませんねぇ。あなた達の首に付けているモノ、それは高性能爆弾です。ここから離れたり、無理矢理外そうとすればボンっ!と爆発してあなた達の体から頭が吹き飛びます」

「なんですって!」

 

驚愕するゆきかぜ。隣にいる不知火も目を見開いている。

この男が言っていることが本当なら下手に逆らえば死ぬことになる。

屈辱的だが、今のところはこの男の言うことに従わなければならない。

 

「試合は数時間後に行います。それまではゆっくりとくつろいで下さい」

 

そう嗤いながら言うと、男は去って行った。

ゆきかぜと不知火は悔しげに顔を歪める。

 

「とにかく、脱出するためにもこの後の試合には勝つ必要があるわね……ゆきかぜ、体の調子はどう?」

「だるさとかは無いし、睡眠ガスの後遺症は特に無さそう。むしろぐっすり寝たから調子良いかも」

「ふふ、心強いわね。試合まで体を解しておきましょ」

 

――数時間後、二人はカオスアリーナの広い闘技場の入口に立っていた。

 

武器は闘技場内に置いてあり、手枷も闘技場に入ってから外れるようになっているなど反逆できないよう徹底されている。

二人は警備兵のオークに背中を押され、闘技場内に入れられる。

瞬間、闘技場の端にバリアが張られ脱出できないように閉じ込められた。

同時に手枷が外れ、武器が戻ってくる。

これで試合開始と同時に戦うことが出来るようになったわけだ。

二人の前には対戦相手と思われる二体のオークが立っている。

その背丈は二人の二倍以上あり、筋肉も凄まじい量で盛り上がっていた。

 

『レディースアンドジェントルメン!今日大注目の試合、水城ゆきかぜ・不知火の母娘コンビと歴戦の双子オークの決戦だー!』

 

司会のアナウンスに観客が沸き立つ。

観客席を見ると、大勢の人間が座っておりその中にはギャングのボスの姿もあった。

あの野郎、絶対にぶちのめしてやる……と、ゆきかぜは怒りを燃やす。

しかし、今は目の前の敵に集中せねばならない。

 

「行くよお母さん!」

「えぇ、覚悟なさい。あなた達は私たちが倒すわ」

「ふんッ、メス共が粋がりやがって。お前らの身の程を俺達がたっぷりとわからせてやるぜ」

『それでは、試合開始だぁああ!』

「オラァアアッ!!」

 

開始早々、双子の片割れがゆきかぜに飛びかかってきた。

その巨躯からは想像出来ないほどのスピードで棍棒を振り下ろしてくる。

 

「くっ……うっ!?」

 

間一髪のところで回避したゆきかぜだったが、地面が大きく陥没し破片が飛び散る。

もし直撃していたら……と思うとゾッとする。

そしてもう一人も黙ってはいない。

別のオークは不知火に飛びかかり、棍棒を振るう。

不知火はふわりと躱し、手に持つ薙刀で攻撃するが棍棒で防がれる。

牽制で放った攻撃とはいえ、簡単に攻撃が防がれたことに驚く不知火。

 

「これは、一筋縄じゃいかなそうね……」

「俺たちをそこらのオーク達と比べられては困るな。今までもお前達のような対魔忍は相手にしてきたが、全て倒してきた」

「なら、その仇をとらせてもらうわね!」

 

不知火が得意とする忍術、水遁。

彼女はそれを使った幻影で敵を惑わし、確実に仕留める戦法を得意としていた。

不知火とオークの周囲が霧に包まれたように霞み始める。

 

「む……?これは……」

 

思惑通り、オークは不知火の姿を見失っている。

不知火は気配を消し、音も立てずにオークの背後に素早く回り込み、薙刀を振るう!

しかし――

 

「――な!?」

 

不知火渾身の一撃はあっさりと防がれていた。

あり得ない事態に不知火は致命的な隙を見せてしまう。

それを見逃さず、オークは空いている腕で彼女の腹を思い切り殴りつけた!

 

「おごぉぉぉぉぉ!?」

 

腹を思い切り殴られた不知火はくの字に曲がり、吹き飛ばされる。

そのまま闘技場のバリアに叩きつけられ、地面へと落ちた。

 

「あ、ぐぅ……おぇぇぇぇ!?」

 

殴られた衝撃で胃の中のモノを全て吐き出してしまう。

不知火はゲホゴホッと咳をしながらなんとか立ち上がる。

今のは一体何だったのか? あのオークは自分の存在に気づいていなかったはずだ。

だが、彼は背後からの攻撃に反応して見せた。

 

「わりぃな、実は俺な目が見えねぇんだわ」

「――なんですって?」

「昔仕事でヘマやらかしてな。だが、見えなくなった代わりにそれ以外の感覚が研ぎ澄まされたのさ」

「九郎さんと同じ……それは、相性が悪いわね……」

 

対魔忍にも似たような人物がいた。

八津紫の兄、八津九郎だ。

両目を失った彼は、第六感とも言える超感覚に目覚め、両目が見えていた頃以上に周辺を認識できるという。

それと同等の力をこのオークが持っているのであれば、水遁の幻影を得意とする不知火にとっては相性が悪い。

術が通じない以上、不知火は純粋な身体能力と体術で戦わなければならない。

しかも、先程の一撃がかなりのダメージで体が思うように動かない。

 

「はぁ……はぁ……た、たいした能力だけど、私たちに勝てると思ってるの?」

 

それでも不知火は強気な態度を崩さない。

そんな彼女を見て、オークは楽しげに笑った。

 

「へっ、口だけは達者だな。まあいい。お前らにはたっぷりと痛めつけてから犯してやるよ!」

 

オークは棍棒を振り上げ、再び不知火に襲いかかる!

 

「お母さん!?」

 

ゆきかぜは慌てて援護しようとするが、もう一人のオークに阻まれる。

 

「おっと、行かせねえぜ」

「くっ、邪魔よ!」

 

不知火は迫り来る棍棒を紙一重で避けるが、完全には躱せず肌や対魔忍スーツが裂ける。

そこから血が流れ出した。

しかし、不知火は決して諦めずオークの攻撃を必死で避け続ける。

反撃する余裕などなく、ただひたすらに回避に専念する。

そして、ついにその時が来た。

体力の限界に達した不知火は足をもつれさせ転倒してしまったのだ。

そこにオークが棍棒をフルスイング!

不知火はすかさず、薙刀で防御しようとした……が。

 

「あがあぁぁぁぁぁぁ!?」

 

薙刀の柄の部分はあっさりと折れ、フルスイングの棍棒が不知火にクリーンヒットした。

腕の骨や肋骨が砕ける音が体内で響き、凄まじい激痛が不知火を襲った。

衝撃で闘技場の床を転がる。

痛みで呼吸すらまともに出来ず、意識も薄れていく。

 

(こ、こんなところで……負けるわけ……)

 

何とか立ち上がろうとするが、体に力が入らない。

オークはゆっくりと歩み寄り、倒れている不知火を見下ろしながら言った。

その顔はとても愉快そうに歪んでいた。

 

同じ頃、ゆきかぜもオークに手こずっていた。

オークの素早い攻撃を躱しながら、ライトニングシューターを放つが全く当たらない。

それどころか、逆にカウンターを食らいそうになる始末である。

 

「こんのぉ!ちょこまかと避けるなぁー!」

 

苛立つゆきかぜに対し、オークは冷静であった。

彼女が放つ雷撃の弾丸を難無く回避し、懐に飛び込んでくる。

そして、オークは強烈なアッパーカットを繰り出した。

寸前で避けたが、凄まじい風圧がゆきかぜを襲う。

あまりの威力に彼女は吹き飛ばされ、バリアに激突してしまう。

 

「うあ!?」

「おいおい、もう終わりか?もっと楽しませてくれないのか?」

「うぅ……くそっ」

 

地面に這いつくばるゆきかぜ。彼女の対魔粒子は尽きかけていた。

ライトニングシューターを考えもなしに打ちすぎたのだ。

立ち上がろうとするゆきかぜだったが、オークが素早く近づき彼女の腹を蹴り上げた。

 

「おごぉ!?――おげぇ!?」

 

腹を蹴られた衝撃で胃の中のものを吐き出してしまうゆきかぜ。

さらにオークはゆきかぜの体を掴むと、ジャーマン・スープレックスを繰り出した!

 

「――ふぅんっ!」

「おぼぉ!?」

 

オークの渾身の技でゆきかぜは闘技場の床に頭を突き刺されてしまった。

常人では即死だが、対魔忍である彼女は一命を取り留めていた。

しかし、頭が地面に刺さり力なく足を広げている様はまるで間抜けなオブジェのようである。

さらに――

 

「お?こいつぁ……」

 

ジョロロロ……と逆さになったゆきかぜの股間から黄色い小便が噴き出していた。

それは地面とゆきかぜ自身を濡らし、ポタポタと滴っていく。

そんな無様な姿にオークはゲラゲラ笑い出した。観客席側も大笑い。

唯一幸いなのはゆきかぜが気絶して、自分の無様な姿を見られていることを彼女が知らないことだろう。

失禁が止まった後、オークはゆきかぜの足を掴み持ち上げて地面から引っこ抜く。

ゆきかぜは無様に白目を剥いて気絶している。

 

「あへぇ……」

「ははは、こいつは無様だなぁ!さっきまでの威勢は何処行ったんだか」

「そっちも終わったか」

 

不知火と戦っていたオークが戻ってきた。

不知火はボロ雑巾のように傷つき、片足を掴まれて引きずられている。

彼女も白目を剥いて失神し、失禁したようで対魔忍スーツの所々に小便の跡が残っている。

 

――水城ゆきかぜ・不知火の母娘コンビは完全に敗北していた。

 

オークたちは二人を引きずって闘技場の中央へと移動していく。

カオスアリーナの敗者に待っているのは、残酷な陵辱ショーだ。

オークたちの勝利を祝う歓声が鳴り響く中、オーク二人は股間の超巨大ペニスを露わにする。

ゆきかぜ達の胴と同じくらい太いそのペニスに、流石の観客達もどよめく。

そして二人はゆきかぜ達をペニスの先にあてがうと、一気にペニスへと突き刺していく!

 

「へ……?あへぇぇぇぇぇぇぇ!?」

「おぼぉぉぉぉぉぉっ!?」

 

いきなりの衝撃で意識が戻ったゆきかぜと不知火は凄まじい激痛で絶叫する。

オークの巨大な肉棒が二人の膣内を容赦なく蹂躙する。

あまりの大きさに彼女達の胴部分がペニスの形に変形してしまう。

オーク達は構わず腰を動かし始める……

 

「おごぉぉ!?おっほぉぉぉぉぉ!!」

「ひぎぃぃ!!やめてぇぇぇぇぇっ!!!」

 

ブチブチと音を立ててゆきかぜと不知火の膣口が避けていく。

股関節は外れてしまい、足が動かなった。

子宮どころか、内臓も潰される。

しかし、オーク達は止まらず激しくピストンを繰り返す。

激しい痛みで意識を失いかけるも、すぐにまた激痛で覚醒させられる。

 

「おごぉぉ!死んじゃうぅぅ!もう許じでえぇぇ!」

「おぐぅぅ!壊れるぅぅ!死ぬぅぅ!」

 

泣き叫ぶ母娘にオークは容赦しない。

彼女たちの身体を揺さぶり、叩きつけ、何度も蹂躙していく。

 

「おぼっ!?おぼぼっ!?」

「おげっ!?おげげっ!?」

 

オークの強烈な一撃を受ける度に、ゆきかぜと不知火の口からゲロが溢れ出す。

もはやまともに呼吸すら出来ない。

生きているのが不思議なほどだ。

それでもなお、オークは動き続ける。

 

「しっかし、こいつすげぇ胸でけぇなぁ!」

 

不知火を犯すオークは、そう言うと彼女の豊満な胸を掴み強く揉みはじめる。

しかしそれで終わらず、おもむろに太い指を乳首に突き刺した!

 

「おほぉぉ!?」

「おい、こいつのニプルファックで感じてるぜ!」

「すげぇな……こっちはちっせぇからそんなこと出来ねぇわ」

 

不知火の胸はオークに弄ばれ、壊れていく。

ゆきかぜを犯すオークはそれを見ながら、彼女の乳首を思い切り引っ張り始めた。

オークの怪力で乳首が潰されながら引き延ばされていく。

 

「おごぉぉ!?ちぎれるぅぅ!ちくびとれちゃうぅぅ!!!」

「おほっ!?おひっ!?おほおおぉぉーっ!!」

 

両乳房とクリトリスを同時に責められ、ゆきかぜと不知火は同時に絶頂してしまう。

彼女達の股間から潮が盛大に噴き出す。

もはや彼女達は痛みも快楽も混ざり合い、何が何なのかよくわからなくなってしまっていた。

しかし、オークはそんなことは気にせず、さらにピストンを速める。

そして――

ドピュルルルーッ!!!ビュルウゥゥ―――――――ッ! オーク達のザーメンが勢い良く発射された。

 

「おぼぉぉ――っ!?」

「おぼぉぉぉぉっ!?」

 

射精と同時にゆきかぜと不知火は白目を剥いて絶叫した。

オーク達の巨根から放たれた大量の白濁汁が、二人の子宮を満たしていく。

その勢いは止まらず、彼女達の腹をどんどん膨らませていく。

 

「おごぉぉ……あへぇ……」

「あへぇぇ……」

 

やがて、二人の腹は臨月を迎えたようにザーメンで膨らんでしまった。

あまりに無残すぎる光景に観客たちは興奮し、歓声を上げた。

だが、彼女達の地獄はまだ終わらない――

 

「おいおい、まだまだ俺たちは満足してないぜ!」

「そうだな、もっと楽しませて貰おうか!」

 

オーク達はゆきかぜ達の膣内に挿入したまま、再びピストンを開始した。

 

「んひぃぃぃぃぃぃっ!!!?」

「おひぃぃっ!?」

 

衝撃で二人は意識を取り戻してしまうゆきかぜ達。

オーク達が満足するまで、彼女たちの陵辱ショーは続く。

 

「あへぇ……死ぬ……死んじゃうぅぅぅぅぅ!!」

「おほぉぉ……いやぁぁぁぁぁっ!!!」

 

二人の絶望の叫びがカオスアリーナに響き渡った……

 

 

――数時間後。

 

 

双子オーク達の自室。

部屋に戻った彼らのペニスには未だにゆきかぜと不知火が突き刺さっていた。

あの凌辱を耐えきってしまった彼女達を気に入った二人は、そのままチンポケースとして持ち帰ったのだ。

もはやオーク達が腰を振っても何も反応を返さなくなったゆきかぜと不知火。

 

「あへぇぇ……」

「おほぉぉ……」

 

しかし、それでもなおオーク達は飽きることなく、二人を犯し続けていた。

 

「いやぁ最高だなこいつら。強い対魔忍だけあって体も頑丈だし、生命力も高い」

「知り合いの魔科医に頼んで生命維持用の道具とかそろえるか!」

 

オーク達はそう言って笑い合う。

もはや彼女達は彼らの性処理用の玩具なのだ。

いつか、彼女達を助けに仲間達がやってくるだろうか……

はたして、その時までにこの母娘は生きているのであろうか……?

それは神のみぞ知る……

 

 

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