純性癖ナイツ 作:ひかりねこ
「おぉ、ここがロドスですか!」
ロドス艦内の廊下に興奮した様子の声が響き渡る。一人は扇子を持った背の高いリーベリの男性で、一人はボウガンを携えたコータスの女性だ。男の方は周囲を見渡しながらしきりに感嘆の声をあげていた。
「いやぁ、恩人様の本拠地がまさかこれほど大規模な
「もう、ウユウ君はビックリしすぎだよぉ……」
初めてロドス本艦を訪れた男性──ウユウをクルースは呆れた様子で嗜める。随分と大げさに賛辞を述べているが、既にロドス製薬に所属して長いクルースからすれば今更取り立てて騒ぐほどではない。周囲の生暖かい視線がちょっと恥ずかしいくらいだ。
なのだが、ウユウのいっそオーバーな調子は些かも変わらない。
「いやいや、何を仰るのです! 確かに尚蜀の移動都市と比較すれば小型でしょうが、国家ですらない一組織が運用するなら破格でしょう。凄まじい組織力と言いますか……私、ホントにここで雇ってもらえるんですよね?」
ここまで来ておいて今更何を言うのやら……とクルースは思ったが、敢えて口に出さないだけの良心はある。扇をパタパタさせて心配そうに声を潜めるウユウを安心させるべく、軽く笑ってみせた。
「大丈夫だよ、ちゃんと人事の人とドクターに話は通ってるからねぇ。今は仮所属扱いだけど、正式に手続きすればすぐにロドスのオペレーターだよ」
「──その通りだ」
二人の会話へ唐突に肯定の言葉が入り込んだ。二人が揃って廊下の先を見やれば、黒ずくめにバイザーで顔を隠したあからさまに怪しい人物がやってきていた。先の言葉は彼が発したものらしい。
ウユウは──自身の風貌は棚にあげて──胡散臭そうな目を一瞬向けたが、クルースはすぐに「ドクター!」と嬉しそうに駆け寄った。ドクターと呼ばれた男もそれを受け入れ「やぁ」と手を挙げる。
「久しぶりだねぇ、なんだか懐かしいくらいだよぉ」
「長期の任務ごくろうさま、クルース。しかも一人新しくオペレーター候補を連れてきたと聞いていたが、そこの彼かい?」
「そうだよ、名前は──」
紹介しようと手を差し向けたクルースだったが、その時にはウユウも状況を把握していた。クルースが発したドクターという名前を聞いて察せないほど、彼は勘が鈍くない。
両手をもみもみ、一周まわって怪しいくらいの笑みを浮かべながらドクターへ歩み寄るウユウ。即座の手のひら返しと胡散臭さにドクターの方が『ホントにこの人?』と怪訝そうな目を向ける。
「いやはや、貴殿が噂に名高きロドスのドクターでしたか! 私はウユウ、故合ってクルース嬢に助けられてロドスへ足を運ぶ事となりました。よろしくお願いいたします」
「私はドクターと皆から呼ばれている。これからよろしく頼むよ、ウユウ」
「ドクターのお話は先んじてクルース嬢から伺っておりますが、なんでも優秀な戦場指揮官にして
「あ、ああ……ありがとう。えっと、クルース?」
中々の勢いに押されてしまい、思わず助け船をクルースへ求めてしまうドクターである。さすがにクルースも苦笑いだ。
「ウユウ君はいつもこんな調子だから気にしなくていいよぉ。ちょっと過剰だけど、ホントに本心からそう想って言ってるだけだから」
「おお、フォローいただきありがとうございます恩人様! とほほ、いつも何かにつけて胡散臭いだの怪しいだのと言われてしまい……あなたにまで勘違いされてしまわないよう気を付けねばなりませんが、いかんせん何が理由か自覚がなく……」
「そ、そうか……」
『何かもうあらゆる要素が噛み合って凄まじい胡散臭さを発揮してるのに?』……という言葉をドクターはどうにか飲み込んだ。ちらりとクルースを見やればやはり同じような様子というか、微妙な顔をしている。
ともあれドクターは右手を差し伸べ、それをウユウは感謝しながら受け取り握手を交わした。書類上はともあれ、これでウユウも名実共にロドスのオペレーターと認められたに他ならない。
「しかしなるほど、これからドクターの指揮下で働くのが楽しみですな」
「へぇ、それはまた意外だね。普通は上司が居ても窮屈なだけじゃないのか?」
新しい上官からのもっともな指摘に「いやいや!」と男は笑う。
「これまでにクルース嬢から何度もドクターのご活躍は聞いてきましたが、クルース嬢があなたを見た瞬間に頬を緩ませていましてね。それだけの信頼を構築しているというのは、なるほど説得力に足るものだなと。そのような方でしたら、ええまったく、楽しみなくらいですよ」
「私、そんな顔してたかなぁ……?」
「なるほど、これはウユウの目が確かだったようだね」
想像よりもウユウはしっかり周囲を見ているようで、そんな彼を拾ってきたクルース共々感心してしまうドクターだった。行動予備隊の頃の、すぐサボろうとする優秀な射手は一皮むけてすっかり頼れるオペレーターとなっていたようだ。
などと話している内に人事の人間もやって来て、ウユウとはこれでいったんお別れとなった。去り際には「恩人様、ここまでありがとうございました~!」などと叫んで手を振るものだから、当の恩人様がすっかり赤くなってしまったのは言うまでもない。
「うぅ……一生の別れじゃないんだから、あんな大声で言わなくたっていいのに……」
「ははは、信頼されてて良いじゃないか。彼、あれで中々本心を隠すのは上手そうだけど、その手の相手から得られる信頼は得難いものだ」
「ドクターは会ってすぐにそこまで分かっちゃうんだ、すごいねぇ」
仕切りに感心するクルースだった。ドクターがチェルノボーグで目覚めて以来の付き合いだが、彼といると驚かされてばかりである。
しばらくウユウの残した余韻を味わってから、ドクターはおもむろに直接出向いた本来の目的を思い出す。新入りの印象が強すぎてすっかり頭から吹き飛んでいたのだ。
「さてと……色々積もる話も報告もあるだろう。
「……うん」
短い言葉に籠められた真意は、この二人の間でのみ伝わるものだった。
クルースの顔が紅潮し、もじもじと太ももをすり合わせる。何気ない会話によって、明らかに発情した雌の色を窺わせ始めたクルースは、誰にも見られないよう俯いて顔を隠してしまう。先ほどまでの頼れるオペレーターといった様子はそこにない。
──特別な関係にあるとウユウに見破られなかったのは、間違いなく幸運なことだろう。
◇
「それでね、尚蜀でも思いがけず陰謀や揉め事に巻き込まれちゃって大変だったんだからぁ」
「概要くらいは聞いていたが、ニェンやシーに関連して炎国のお偉いさんがたくさん出張ってくるとはね……難しい判断を迫られたと思うが、ロドスの代表としてよくやってくれたよ」
「あはは、アーミヤちゃんを差し置いて"ロドスの代表"なんて照れるよぉ。それに、ドクターが居てくれたらなぁって何度も思っちゃったんだから」
指示通りに私の執務室へやって来たクルースは、ソファに腰かけ報告がてら長旅の思い出を多く語ってくれた。
炎国礼部と司歳台の確執、ロドスも提携しているリー探偵事務所の所長リー氏、ニェンのさらに姉らしいリィンなる人物を巡ったやり取り、さらに黒い杯を巡った外部勢力の参入まで……聞いてるだけで疲れてしまう内容ばかりだ。
さて、その渦中にもし私が居たとして上手くやれただろうか?
分からないが、おそらくやれるとは思われる。だが私とて常に最適解を打てる保証はなく、混迷極める尚蜀の最中で綺麗に立ち回ったクルースへの評価が覆ることは無い。
「だとしても、クルースが活躍したのは事実だよ。君はロドスの名を背負って行動し、その肩書に恥じない働きをみせてくれた。あまり謙遜するものじゃないさ」
「う~ん、ドクターがそこまで言ってくれるなら……えへへ、やっぱり照れくさいや」
尚蜀から持ち帰ったお土産らしい、瓶詰のお茶を飲みながらクルースは笑った。恥ずかしがろうと部下を褒めるのも上司の務め、気が付けば私もそういう役回りが板についている。
しかし……と、私もお茶を頂きながら思う。行動予備隊時代のクルースはのんびり過ごすことに全精力を傾けていたが、人は変わるものだ。今でも間延びした喋り方や落ち着いた性格は変わっていないが、難易度の高い外勤を任せられるだけの実力、人格があると断言できる。成長した切っ掛けについて私は詳細を知らず、敢えて聞いたこともないが──ともあれ賞賛に値するのは間違いない。
色々と深い付き合い私からすれば、感慨深いのは事実なのだから。
「君も長旅で疲れただろう。今はしっかり休息を取って、次の動きに備えてくれ。ニェンが今度は何をしでかすつもりか分からないからな」
「は~い、分かったよ~」
その後、しばらくは他愛のない雑談で時間を費やした。ロドスの近況やクルースが見てきた些細な事物まで、話は転々として取り留めも無く続いていく。本日の業務の方は大体片付けているし、クルースもこの後の予定は詰まってないので時間は取り放題だった。
──おかげで、これから過ごす爛れた時間もばっちり確保できそうだ。
◇
「どうしたんだい、体調が悪いのか?」
「ん……っ」
会話の最中にクルースのむっちりとした太ももが何度も擦り合わされ、風邪を引いたように頬が赤くなってきた。明らかな発情のサインだったが気付かないふりをする。熱を帯びた吐息が理性を揺さぶるがこれも我慢。あくまで向こうからアクションを仕掛けてくるまで耐え忍ぶ。
立派な人物になったクルースへの感慨とはまた別に、たわわに育った肢体へ劣情を抱くのは仕方ない。わざと下劣に舐めまわすような視線を向けてクルースをさらに煽る。本来ならば軽蔑されてしかるべき行為だが、こと私とクルースの間では許された行いだ。
「……ねぇ、ドクター。その、さ。しないのぉ……?」
ついに焦れたクルースが求めていた言葉を発したとき、内心でニヤリと笑ってしまった。悪人っぽい笑みを浮かべながら努めてわざとらしい態度を堅固する。
「しないの、とは何のことだい?」
「もう、意地悪しないでよぉ……
「さて、どうだったか……私も忙しくて忘れてしまったから、どんな準備をしてきたか見せてもらっても良いかな?」
誰がどう見ても悪いのは私だが、クルースはまったく逡巡せず従った。数秒と経たずに「仕方ないなぁ……」と喜悦を滲ませながら立ち上がり、カチャカチャと腰のベルトを外していく。ついに始まった性的な時間を前に私も興奮を隠しきれない状態だ。
「前に会った時より、ドクターが鬼畜になっちゃってるよ……」
「時間は人を変えてしまうからね、仕方ないさ」
「詭弁だよぉ」
──私とクルースはいわゆる肉体関係を持つ間柄だった。
ここしばらく所の話じゃない、それこそ彼女がまだ行動予備隊所属の頃からだ。切っ掛けはサボりがちだった彼女へのお仕置きと称して色々やって、段々とエスカレートした結果という最低なものだが……クルース自身が快楽にのめり込んだ事で有耶無耶となり、今でも続いている状態だ。
倒錯した関係ゆえ、一番大事なのは"お互いに気持ちよくなる"ことである。年数を重ねるにつれて愛や恋といった感情も相応に芽生えているが、結局大事なのは快楽なのでセフレの関係が近いのだろうか?
"ドクター"とオペレーターとして互いのことを信頼し、さらには淡く想い合ってさえいる。
なのにセフレさながらの関係を良しとする歪な関係性。果たしてこれで良いのか悩むことは何度もあるが、結局始めてしまったのは私だから今更止められるはずもなく。
「じゃあ、脱ぐね……」
こうして目の前でクルースにストリップショーをさせるのに、躊躇など欠片もないのだ。
ベルトが外され、腰回りを覆う白い布地と共に床へ落とされた。素晴らしく実ったお尻と太ももを束縛する黒のショートパンツだけとなるが、クルースはそこで手を止めることなく脱いでいく。
シュルリという衣擦れの音と共に、今度はショートパンツが下ろされた。クルースのよく育った下半身を守る最後の砦が暴かれ、私の不躾な視線に晒される。ショーツの下部の方は僅かに黒く湿っていて、この時点でも彼女が興奮していることを如実に示していた。
「オシャレな下着だね」
「ドクターに見られると思って、履き替えてきたんだぁ……」
「良く似合っているよ、ありがとう」
グリーンの布地に黒の装飾が施されたショーツはひどく大人っぽく煽情的で、しかもクルースが身に着けているというギャップが余計に興奮を誘ってくる。私のために履いてきたという事実も十分に満足感をくすぐってくれた。
彼女はそのまま背後を向くと私に背中とお尻を見せつける態勢となった。編まれた長い金髪が鞭のようにしなり、丸みを帯びた安産型のお尻と丸くふわふわした尻尾が見えてしまう。
淀みなく脱いでいたクルースの手が羞恥で一瞬止まったが、グッと堪えて最後の一枚を下ろし始めた。スルスルと剥かれたショーツの下には、シミ一つない白い肌ともっちり触り心地の良さそうなお尻、そして──肛門を塞ぐように収まった、緑色の取っ手が隠れていたのだ。
「お尻、ちゃんと準備してきたよぉ……」
「えらい子だ。すっかりそちらの味を覚えてしまったようだね」
羞恥で顔を真っ赤に染めながらもコータスの女の子は頷いた。私の言いつけ通りに自分で下ごしらえはしてきてくれて、こちらとしても満足である。
中々アブノーマルな自覚はあるが、クルースとの交わりはアナルがメインだった。前で交わるよりも後孔を貫いた回数の方が遥かに多い。なにせ後ろの方が万が一の事態に怯えず済むし、何より私も彼女もそっちで盛り上がれる人間だったのだから。
「ドクター、この後はどうするの?」
「そうだね、まずはプラグを出してしまおうか。机の上にしゃがんでみて」
「はーい……」
ブーツを脱いだクルースが備え付けのテーブルの上へ乗った。行儀の悪い行動を咎める者はここに居ない。
こちらに背を向けてしゃがんだ態勢となると、いっそうクルースの肉付きのいい身体に圧倒されてしまう。丸みを帯びた尻はしっとりとして張りがあり、眩しい絶対領域はむちむちすぎてはち切れそうなほど。サッと触れてみると柔らかい肌に手が押し返され、クルースの身体がビクリと震えた。
「触り方がエッチだよぉ……たまに会うセクハラしてくるおじさんみたい」
「クルースにそんなことする人が居るのかい? 随分と命知らずな連中だ」
「大きな都市に行くとしょっちゅうだよ~。困っちゃうし嫌だから、ドクターに忘れさせてほしいなぁって」
「ああ、任せてくれ」
私の知らないところで、私の知らない男がクルースの身体に触れるなど言語道断である。むくむくと嫉妬心が湧き上がり、ついで唯一触れることが許されている優越感を感じてしまう。彼女にとっての嫌な記憶を上書きし、存分に楽しんでもらわなければ沽券に関わる事態だ。
むにゅりとお尻を鷲掴みし、グニグニと揉みしだく。いくら指を沈めてもすぐに押し返される張りの良さ、皮下脂肪の下に隠された筋肉の程よい硬さが癖になりそうだ。
「んっ……♡ 相変わらずお尻好きだねぇ」
「君も同じだろう? お互い様さ」
ひとしきり堪能した後は菊門を塞いだままのアナルプラグへと手を伸ばす。ジュエルをあしらわれた取っ手部分を少し引っ張ってみると、肛肉がぐにゃりと追従し伸びてしまう。散々に開発されたおかげで柔軟性はバッチリだ。
このまま私の手で引きずり出すのも良いが、せっかくならクルースの恥ずかしがる姿を見てみたい。有能で気丈な女性が羞恥に溺れる様はどうしようもなく背徳的だ。
「じゃあお尻から出してみようか」
「えっと……手で出せってことかなぁ?」
「手は使わずにだ、出来るよね?」
お願いというには少し威圧的な調子で言い切った。別に立場がどうこうではなく、適度に責めてあげた方がクルースも興奮すると知っているからだ。
案の上クルースは嫌がる素振りすら見せず、「んぐっ……」とアナルに力を入れ始めた。ぐぐぐっとプラグが直腸から排斥されはじめ、括約筋山のように盛り上がって抜け落ちないよう抵抗するが……一番幅の広いところが抜ける寸前で動きが止まった。顔を見やれば長い耳まで真っ赤にしながら俯いてしまっている。
「どうしたんだい?」
「うぅ……おトイレで出しちゃってるみたいで、やっぱり恥ずかしいよぉ」
どうやらまだ乗り切れていないというか、微妙に羞恥心が残っているようだ。仕方ない、ここは私が後押ししてあげよう。開いた手の平を勢いよく振りかぶって──
バチィン!
「ひゃうっ!」
派手な破裂音を響かせ、触り心地の良い尻に赤い手形を刻み込んだ。
唐突なスパンキングにクルースは目を白黒させてしまい、お尻の制御が緩んでしまう。その結果、中に仕舞われかけていたアナルプラグは一気に外へと押し出され、肛門の自然な動きが実施されることとなる。
「……あぐっ、うっ……んお゛っ♡」
ぐぽんっ! と軽快な音を立てながら肛門から抜け落ちてしまった。排泄快楽に脳を支配されたのか、クルースの喉から信じられないような嬌声が出てしまう。
ぽっかり開いたアナルが内部を晒しながらヒクつき、腸液に塗れたプラグが音を立てて床を転がっていった。宣告通りしっかり綺麗にしたようで匂いも汚れも一切ない。何度も交わり躾けられた尻孔はすぐにきゅっと窄まろうと縮こまったが、閉じ切ってしまう前に私の指が滑り込んで第二の栓となってしまった。
「ひゃあっ! ど、ドクター……♡ お尻叩いたりして意地悪しないでよぉ……」
「すまない、クルースが可愛くてついね。痛かった?」
「そんなに痛くはなかったけど……ビックリはしたよ」
小さな声で「嫌でもなかったしぃ」と続けられ、免罪符を得た私はもう一度お尻を軽めに叩く。パァンと弾ける音を響かせながら尻孔へ潜り込んだ指を動かし、彼女の気持ちよい所をこれでもかと引っ掻いていく。たとえば入口より少し進んだ先の、襞がちょっと重なっているところ。ここをなめすように広げてあげると……
「んぐっ、ん゛んっ♡ そこ触るの、ズルいからぁ……♡」
抗議の声は完全に無視、善がってくれるなら構わないとばかりに苛め抜いた。のんびりした口調のクルースらしからぬ濁った嬌声が執務室に響き渡り、普段の声音とのギャップを楽しませてもらう。直腸内でクニクニ指を折り曲げて触る場所を変えれば嬌声も変化するから、まるで指一本で彼女を支配しているようだ。
アナルへ差し込んだ指は腸内の弱いところを擦りながら出入りを繰り返し、彼女らしくない嬌声を絞り出すため弱いところをほじくりまわす。しっとりと指へ吸い付く肛肉はとても柔らかく、この内部へ突き込む際の期待を高めてくれた。
ふと思い立って、気まぐれに胸へと片手を伸ばしみる。
「あぅ、今度は胸に触るの……? ドクターのゴツゴツした手に触られちゃうなんて……♡」
上半身はまだキッチリ服を着込んだままだが、豊かな胸部はしっかり形が分かるほど実っている。広げた手の平では収まらない巨乳をがっしりと掴んで少しずつ力を込めた。服越しに伝わる体温と柔らかさをしっかり感じさせてもらう。服や下着の関係で硬い感触も伝わるが、かえってそれがクルースの秘密に触れているようであり、ズボンの中の一物が痛いくらいに膨らんでしまう。
ぐちゅぐちゅ……ぐにぐに……
菊門をえぐる指の動きを加速させ、更なる快楽へとクルースを叩き落す。開発されきったアナルは多少乱暴な刺激だろうとしっかり快感へと変換しているようで、気付けば机の上はまき散らされたクルースの愛液でぐしょ濡れだ。前は一切触っていないのだが、アナルの法悦でしっかり絶頂まで到達できるエッチな身体に育って何よりである。
「あっ……♡ お゛っ♡ んあ゛っ♡ っ──♡♡」
「イっちゃいそう?」
「う、うん……もう、だめぇ……♡ ドクターの指でイっても、いーい……?」
「もちろん」
肯定しながら追加で指を一本アナルへと押し込んだ。広げられた括約筋がぎゅーっと私の指を食み、油断すれば根本から食い千切るぞと脅してくる。しかし何度も彼女の直腸を弄んだ私からすれば可愛い抵抗でしかなく、誰が主人か教えるために指をピースするように広げてみせた。
「こんな簡単に開いちゃって、エッチなアナルだね」
「うわぁっ♡ くすぐったいの、ダメだってぇ……♡」
甘い抗議の声は「もっとして♡」と同義だ。息を吹きかけながら舌を伸ばし、ベロリと中まで差し込む。広げられた後孔を味わい尽くすように舌を走らせ、弄り、指先で輪っかを擦るように刺激して。もどかしさと排泄快楽の混じった妖しい快感は急激にクルースの限界を高めてしまい──
「んっ、ん゛ん゛~~っ♡ イ゛っぢゃいそう……♡ イぐっ……♡♡」
ビクビクッ! ぎゅぅ~~っ♡
ぷしっ……♡
大きく身体を震わせてクルースはアナル絶頂へと導かれた。
ついぞ触れられることのなかった陰裂は愛液を滝のように溢れさせ、軽く潮まで吹きながら絶頂の衝撃を教えてくれる。指で広げられていたはずの菊門はギュッと閉じられ痛いくらいだ。どうにかズポッと引き抜くと「んお゛っ♡」と濁声がさらにあがった。
「はぁ……ドクター……♡」
しゃがんだまま両手を机に付けたお尻を突き出す姿勢で、頼れる狙撃オペレーターはお尻快楽にすっかり打ちのめされていた。後孔は力が抜けたのかクパクパと開閉し、その度にダラりと垂れ流された腸液が愛液の水溜まりと交わって。凄まじい淫靡な光景が鼻腔にまで漂ってくるようだった。
「気持ちよかった?」
「うん……恥ずかしいけどとっても良かったよぉ」
はにかみながら素直に認めてくれるクルースの姿は今までと何ら変わらない。成長して頼もしくなろうと彼女は非常に可愛くて、のんびり屋さんな片鱗も残っていて、こうしてお尻で気持ちよくなれる少女であり。愛おしさと同時にもっと喘がせ啼かせたいという嗜虐心まで沸いてしまう。
これぐらいでこの時間を終わらせてしまうなどもっての外だ。
「まだ続きをするだろう? ベッドに行こうか」
確信をもって問いかけた私は片手を差し出し、クルースはゆっくりと頷くとその手を握ったのである。
◇
寝室へ移動した私たちは生まれたままの姿となって、思うままに身体を貪り好きなだけ享楽に耽る権利があった。誰に憚ることなく自由に睦み合える誘惑を前に欲望を抑えることなど不可能だ。
柔らかなシーツの上でうつ伏せとなったクルースの上で、私は無我夢中となって腰を振り続けていた。破裂しそうなほど膨らんだ一物の行先は当然ながら彼女の菊門に他ならない。
ローションと愛液を潤滑油とした陰茎は、ぐぽっ、ぐぽっと卑猥な音を立てながら括約筋を掘削する。入口はよくほぐれているが、鍛え抜かれた体躯によって内部の締め付けはむしろ痛いほど強烈だった。
「んぐっ、んぐぅうっ♡ お腹、苦しいよぉ……♡」
ねっとりと肉槍を引き抜くと肛肉も追従してしまい、逆に勢いよく押し込むと内側まで巻き込みながら吞み込んでいく。貪欲かつ淫靡に調教された後孔は奉仕の仕方も叩き込まれており、快楽に翻弄される頭に反してしっかり立場を弁えていた。
さらに今回はいつもと違う趣向をこらしており──奥へと到達した亀頭にぐちゅりと柔らかい感触が伝わった。弾力と柔らかさを感じるそれはクルースの腸壁ではなく、肛門性交前に仕込んだ洗浄用のアナルゼリーである。本来ならば既に準備を整えている腸内へ追加で浣腸する必要は無いのだが……先ほどのプラグ排泄を見て「今度は排泄絶頂するところを見たいな」と思ってしまったのだ。
どちゅんっ♡ ぐちゅん♡
ぐちゅ、ばちゅんっ♡
水音を立てながら執拗にクルースの肛門を擦り上げた。カリ首がゼリーだけでなく腸ひだまでしっかりこそげ取り、亀頭は直腸側から子宮をコツコツ苛めてしまう。背徳的な交わりでありながらクルースは乱れに乱れていて、彼女の嬌声を呼び水として一物はいっそう硬くなっていく。
「お゛っ♡ ああ゛っ♡ 奥まで突くの、ダメぇ♡」
入口周りはキツめで、中はふわふわながらもしっかり締まっている。さらに奥に潜むアナルゼリーの不思議な感触が良いアクセントとなり、子宮を突けばビクンと震えた身体がいっそう引き締まった。種類の違う快感が同居しているせいでいくら突こうと飽きが来ることがない。
言葉も忘れてクルースの後孔を貪り続ける私へ、クルースが嬌声を堪えながら振り向いた。
「ドクターも、気持ちいい……?」
「ああ、最高だよ……っ!」
「えへへ、良かったぁ……♡」
私の太いので尻孔をほじられ続けているのになんと健気なことだろう。力が抜けてふにゃっとした笑顔はかつてのクルースが得意で、しかし今の彼女はほとんど見せてくれない表情で。どんな切っ掛けであれもう一度その笑顔を見れたことが嬉しくて、愚直に腰を振り続けてしまう。
既にして限界は近かった。ここまで手や口ですら奉仕してもらえなかった肉槍は苛立ちをぶつけるように膨らみ、溜め込まれた精液を吐き出す瞬間を手ぐすね引いて待ち望んでいる。自身の直腸の中でさらに剛直が存在感を増したことを察知して、クルースの小さな口から「あ……♡」と微かな震え声が零れ出た。
「あっ♡ あうっ♡♡ 私の中に、射精しちゃうのぉ……♡」
確認とも懇願とも取れない言葉を肯定するように、長い耳へ向けて「ああ」と短く囁いた。たったそれだけの事でクルースは甘イキしてしまい、きゅっとお尻が締め上げてくる。素晴らしく敏感な身体と耳を堪能しながら、グッと腰を突き出して最奥へと押し込んだ。マーキングするようにグリグリと腰を押し付け、体重すらかけながら逃げられないように念入りに。
「もう、射精しそうだ……っ!」
「いい、よぉ……♡ 私の中でたくさん、精液を出してぇ……!」
一番気持ちよく射精できる態勢となり、クルースが受け入れてくれた瞬間に、我慢の閾値を突破した。
びゅくっ♡ びゅるるるるっ♡♡ びゅーっ♡♡
「お゛っ♡ んお゛~~~~っ♡」
まるで切っ先が爆発したように膨らみ、そして弾けたように精液を直腸へとまき散らす。我が事ながら信じられない勢いで射精が続き、アナルゼリーごと白に染め上げんばかりに内部を満たしていく。精子が玉袋から供給される度に一物がビクビク震え、その感触でまたクルースは嬌声をあげてしまい。人によっては汚いとも取りかねない嬌声をあげながら腸内射精を味わい尽くしていた。
すさまじい気持ちよさだ。尻孔は精液を絞り取るように蠢き締め付け、最後の一滴まで飲み干そうと頑張っている。淫靡で努力かなお尻を労うように軽く揺すって気持ちよくしてあげながら、おねだりに応えて溜め込んだ精液を最後まで吐き出しきった。少なくとも今の時点ではもう煙すら出ないところまで射精し切り、柔らかくなった肉槍をグポッと取り出す──瞬間に待ったの声がかかった。
「ま、まって……出ちゃうから、抜かないでぇ……♡」
「出ちゃう? いったい何がだい?」
もちろん承知の上で、萎んだ肉棒を緩々と往復させながら聞き返す。
さすがにクルースもこのやり取りに慣れてしまったようだ。
「お尻に入れたゼリーが……ドクターの精子と一緒に出ちゃうから……♡」
「だけど出さないといつまでも苦しいままになってしまうし、身体を壊してしまうよ。それは私も本意ではない」
「ドクターがやったクセにそんなこと言うんだ……やっぱり鬼畜さんだよぉ」
つまりここでお尻の中身を出してしまえと示唆しているわけで。いくら清潔なゼリーと精液とはいえ、あまりに情けない姿を見られれば女の子として終わってしまう。きっとクルースの中で物凄い葛藤と羞恥が渦巻いているのだろうが、私も目的のために妥協するつもりはない。
スゥと菊孔の淵を指でなぞる。まだ一物を咥え込んだままのアヌスがピクリと震えた。ゆっくりと腰を外へ向けて引き抜き始める。慌てたように腰が持ち上がるがあまりに弱弱しい動きだった。
「ほ、ホントにやるのぉ……? ドクターが私のこと嫌いになっちゃったら、嫌だよ……」
「安心してくれ、君がどんな姿を見せようとも私が軽蔑したりすることはない。だから──」
再び膨らみ始めた肉槍を意識しながら腰へと力を籠め、
「思いっきり出して、気持ちよくなってくれ」
勢いよく陰茎をクルースの尻孔から引き抜いたのである。
「お゛ぐっ────♡」
ずるっ、ずるるるる~っ!
クルースの反応は劇的だ。絶頂したばかりで敏感になった括約筋を硬くなった一物で擦り上げられ、ぽっかりと穴が開いてしまう。空洞は一瞬だけ深い黒を映し出していたのだが、即座に白の奔流が顔を出した。引き抜かれた衝撃で私の吐き出した精液が逆流し、噴水のように噴き出してしまう。
さすがに今回ばかりは下品な音も出てしまい、真っ赤になりながらクルースは顔を枕へ埋めてしまった。腸液共々シーツを汚しながら疑似排泄の解放感を味わっているのだが、まだ本番はこれからだ。
「んぐぅっ??」
精液排出が終わったアナルからぬるりと青色の固形物が顔を出した。肛門性交前に仕込んでいたアナルゼリーが直腸の奥から出口へと移動し、とうとう排泄器官としての本懐を遂げさせようとしているのだ。
「あ゛っ♡ ダメ、待って、ホントに、出ちゃうから……っ♡」
「クルースの全部、見せてほしいな」
「そんなこと、言われてもぉ……っづぅ~~~~♡♡」
ぐにゅっ♡ にゅる~~るるるるっ♡
「お゛っ♡ ぁあ゛~~~~っ♡」
ここまで我慢を続けてきた堅固な尻孔はついに白旗をあげ、奥底で温め続けてきたゼリーを勢いよく出してしまった。彼女の腸の型を取った青い固形物はとぐろを巻くようにシーツへと落ち、彼女の体温によりホカホカと湯気を立てている。当然ながら鼻につく匂いは一切せず、ゼリー自体とても綺麗な半透明だ。不浄の気配は欠片すら見当たらない。
だから私はもちろん、クルースも内心では明らかに疑似排泄を楽しんでいた。野太い嬌声をあげながらゼリーに肛門を嬲られ続け、潤ませた姫割れからぷしぷしと潮をまき散らしている。原始的な快感にすっかり頭をやられてしまい、頼れる狙撃オペレーターは声をあげるしか出来ない女の子へと変貌した。
ぐぐぐ……にゅぽんっ♡
少々間抜けな音と一緒にゼリーが抜け落ち、ようやくクルースはアナル法悦から解放された。もっとも恥ずかしく、もっとも本能的な刺激にすっかりやられてしまったらしく、足や菊門を閉じることすら叶わないまま潰れたカエルのようになっている。
「あ、あ゛ーーっ……♡ ドクターにこんなの見られちゃったら、もう終わりだよぉ……」
「責任は取るさ。君に幻滅することなんてありえない」
「うぅ……本当に、信じていいの?」
「ああ、本当だとも」
伸びてしまったクルースの隣に横たわり、添い寝するような姿勢を取る。そっと頭を撫でてあげると羞恥で茹った顔がゆっくりと絆され、安心したように緩んでいく。
──立派な人間となった代償なのか、いつも周囲を気にしてしまい本当に休まることが無いと彼女は語る。だが、この瞬間だけは何処にでもいる女の子のように無防備で。私のことを信頼し、一番見せたくない姿すらさらけ出してくれていた。
「じゃあドクター……私の身体は好きにしていいけど、勝手にどこか遠くへ行っちゃうのは駄目だからね」
「私はロドスのドクターだからそんなことにはならないさ。むしろ君の方が遠出してしまうから、いつも心配だが。セクハラもされてしまうようだし」
「うっ、それを言われると困るけどぉ……大丈夫だよ、ドクターほど酷い人はいないから」
「耳が痛いな」
笑いながらクルースの長い耳を撫でてあげる。すっかりリラックスした様子で、イき疲れたのもあってか眠ってしまいそうである。眠そうな様子がかつてのクルースが思い出されてしまい、どこかしんみりとした気持ちが湧き上がった。
「もう寝ちゃってもい~い……?」
「ああ、お休み」
「ありがとー……もし足りなければ、まだ使ってもいい……からねぇ~……」
などと呟くように言って、クルースはそのまま寝てしまった。スゥスゥと寝息を立てる姿はとても愛らしく、いくら本人の許可があろうと寝込みを襲う気にはなれない。それに、先にやるべきことがあろうだろう。
「……さてと、片付けするか」
ぐしょぐしょになったシーツ。
脱ぎ捨てられた互いの服。
出されたままとなったアナルゼリーに、体液塗れの身体の掃除まで。
セックスの後はいつもこうだ。楽しい時間の後には面倒事が待っていて、クルースはいつもしれっと回避してしまう。この辺りの要領の良さは変わっていないなとごちながら、私はベッドから起き上がるのだった。
本作はハーメルンとpixivのマルチ投稿ですが、今話含めいくつかはpixivでのリクエストで書いていたりします。
pixivでも同じタイトル・作者名で投稿しておりますので、興味があればどうぞ。
今のペース・文字数で書き続ける方がいい?
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今のままでいい
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1話の中にもっと濡れ場があってもいい
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1万文字以下でたくさん投稿してほしい