※この作品はR-18です。

純性癖ナイツ   作:ひかりねこ

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シンプルにザ・猫耳美少女という造形で好きです。

ミントがエッチな事に興味を持ってしまって……という話です。
一度気になるとあっちこっちへフラフラ行ってしまうのは、気まぐれな猫みたいで大変可愛らしいと思います。


ミントと好奇心初体験えっちする話

「うーん……」

 

 と可愛らしく唸っているのは、愛らしいフェリーンの黒耳を持つ銀髪少女。いったい何をそんなに悩んでいるのか、しょちゅう手を顎に当てて考え込んでいる素振りを見せている。

 私としてはこのまま眺めるだけでも十分癒しになるのだが、生憎と今は博士(ドクター)として真面目な会話の真っ最中だ。心を鬼にして注意するとしよう。

 

「何か気になることでもあるのかい?」

「ふぇ──あっ、いえ、平気です平気です! すみません、ドクターのお話はちゃんと聞いていますから!」

「ありがとう、今回は君の専門的な意見を是非求めたい場面だったからね」

 

 やんわりとした指摘にミントはすっかり大慌てだった。三角耳がピコピコ動き、ソファに投げ出された黒い尻尾が忙しなく後ろで揺れている。申し訳なさそうに顔を赤らめた彼女はすぐに意識を切り替え、こちらの方へ集中してくれた。私も安心して次の話題を切り出していく。

 

「次の作戦地点では不活性源石が眠っているが、これが活性化するリスクは──」

「わたしが見てきたデータによると活性化するリスクはそう高くないと思いますが──」

 

 少女と呼んで差し支えない容貌のミントだが、ヴィクトリアの大学に在籍していた立派な研究者の一人である。あくまで学生の身分ながら、彼女が専門とする地質学の知識については私も学ぶところが多い。特に土地に根ざした源石問題に関しては、より正確な情報を得るためミントの意見も参考にさせてもらっている。

 実際、ミントを招いて議論するのは有意義な時間だ。自惚れで無ければ向こうも貴重な経験として大事にしてくれていると思う。それだけに会話中にボケっとしているのは非常に珍しい。

 

「よし、分かった。やはり今回の作戦中ならリスクも最小限で抑えられそうだし、このまま計画を立てて問題無さそうだ。確信を得られて助かったよ」

「いえいえ、そんな! わたしだってエイヤフィヤトラさんとの会話が無ければここまで分からなかったですし……」

「だけど、それらの情報をまとめた上で話してくれたのは君だよ。おかげで随分早く結論も出たし、もっと誇るべき成果だ」

「えへへ、ありがとうございます」

 

 照れくさそうにしながらも頬がすっかり緩み、成果を認められたミントは嬉しそうだったのだが。 

 次の瞬間にはまたも「うーん……」と悩み始めてしまった。このフェリーンの少女が好奇心旺盛で、それこそ作戦後に様々なものに目移りして迷子になったのは一度や二度じゃない。仕事の優先順位はちゃんと理解しているけど、最優先が終わった途端にあっちこっちへ思考も身体もフラフラするタイプなのだ。

 そんなミントが私との会話中から気になってやまない事とは、果たしてどのようなものか。彼女のことだ、きっと真面目な内容なのだろう。できれば私も力になってあげたい。

 

「ひとまず重要な話は終わったし、何か悩みがあるなら聞くよ?」

 

 声を掛けてみたは良いが、ミントは心ここに在らずといった様子。上の空な調子で「大丈夫です……」とだけ返された。

 これ、このまま私の執務室から返して大丈夫だろうか。考え込みすぎて注意散漫、どっかで頭ぶつけて倒れてそうだ。何だか放っておけない。

 

「遠慮しなくていい。そういうのを聞くのも私の務めだ」

 

 優しく諭すようにもう一度声掛けしてみると、

 

「セックスって気持ちいいのでしょうか……?」

「……えっ?」

 

 思わず、といった調子でとんでもない発言がポロッと飛び出してきた。

 え、セックス? 性別とかそういうのじゃなくて、というのはまあ、文脈からして間違いない。研究熱心で真面目で、性的なアレコレとは無縁そうな純真さを持つミントが放った言葉とはとても信じられない内容だ。

 もしかして藪蛇を踏んでしまったのかと内心で焦るが、眼前の少女はそれどころじゃなかった。

 

「…………あっ!?」

 

 ワンテンポ置いてミントも自分の発言を自覚したのか、みるみるうちに顔が真っ赤に染まっていく。すごい、茹ったトマトのように鮮やかな赤色だ。フェリーンってここまで紅潮するんだなぁと現実逃避じみたことを考えてしまう。さすがに、聞こえなかった振りは無理だろう。

 

「ドクター、その……聞こえましたよね?」

「うん、ごめん」

「あうぅ……ど、どうしましょう……そ、そうだ弁解! 弁解を聞いてください!」

 

 頷いて「分かった、聞こう」と言う前に、もうミントは喋り出していた。 

 

「えっとですね、最近大学の友人から彼氏ができたという手紙が届きまして! 内容は普通に恋人生活の話だったんですけど、その中に性行為について触れてる文章があったんです! それ自体は気にしてないですけど、とっても気持ちよかったって感想があって、その──」

「好奇心が抑えられなくなったと」

 

 アワアワしながらすごい早口でまくし立てられた。そんな焦らなくても……

 結構過激な内容が手紙に書かれてることにも驚きだけど、女の子の方が赤裸々な話をするのはよく聞く話だ。その辺りはミントも一般的な子たちと何も変わらない。

 ただ、好奇心が強すぎるあまり一度気になった事柄に吸い寄せられてしまうのがミントの長所であり悪癖だ。とりわけ彼女くらいの年齢なら、正しい性知識を備えた上で若さ故の興味関心も強いだろう。性欲の強いエッチな子、などと失礼な揶揄をする気は無かった。

 

「仕方ないさ、君くらいの子なら性的な事柄に興味を持つのは自然なことだ。恥ずかしいことじゃない」

「ど、ドクターはそういう経験はお有りなのですか?」

「え、私かい? 私はまあ、その……特に無いけど」

 

 とんだキラーパスだ。両手で顔を覆って小動物みたくなってるのに、凄まじい切れ味の質問につい正直に返してしまった。

 記憶喪失以前がどうかは知らないが、今の私は女性と肉体関係を持ったことは一度もない。間違いなく童貞、セックス経験値ゼロである。別に女性関係の有無で困ったことは無いし、これからも誰かと(ねんご)ろになることは無いだろうなぁと何となく思っていた。

 なので逆に、私から押し倒して「ならここで実践してみる?」とか迫る度胸も無いのだが。まさか自分のヘタレさと倫理観に安堵させられる日が来ようとは。

 

「あんまり大っぴらにすることじゃないけど、興味自体は誰だってあるさ。今回は聞かなったことにして、いつか素敵な人ができた時までその疑問は取っておきなさい」

「なら……わたしは今、ドクターとしてみたいです!」

「ほう、私と──えっ」

「本気です!」

 

 絶句したのもつかの間、ダメ押しとばかりに押し込まれる。

 いや、それはちょっと……マズいんじゃなかろうか。一瞬だけ頭に過った『エッチなことができるのでは』という邪念を必死に追いやった。

 

「落ち着いてほしい、今の君は興奮と緊張でおかしくなってるだけだ」

「お、おかしくなってなんかいません! わたしは本気ですよ! ドクターとなら、そういう事をしても後悔しないと思ってますから!」

 

 どうしよう、逆効果にしかなってない。ミントの顔はもう真っ赤で、薄緑の瞳はグルグル模様が浮かんでいるのが見えるようだ。ただ口調と表情からは自棄だけでない本気が感じ取れてしまうのも事実で。どう説得しようかと悩んだ数秒の間に、さらにミントは行動を起こした。

 バッ! ガバッ! バサリ! という衣擦れの音は、それぞれミントが立ち上がった音、黒色の上着を脱いだ音、その下の白いワンピースを脱いだ音だった。あっという間に下着姿となった煽情的な格好が目に焼き付けられてしまう。なんてことだ、黒色とは可愛い顔をして大胆な──そうじゃなくて!

 

「ちょっ、服を着てくれ!」

「わたしだって恥ずかしいです! でも、何とも思ってない人にこんな格好を見せたりなんてしませんよ! これでもドクターは興奮しないんですか?」

「いや、興奮はする。するけど……」

「でしたら! わたしとエッチなこと、してくれませんか……?」

 

 最後は自信無さげに上目遣いでお願いされて、これはもう応えない方が不誠実なのではと思わされる。

 どうしよう、このまま流されてしまうべきか。断るのが理性的で正しい判断だけど、そしたらミントのことだから別の信頼できる相手に相談を持ち掛ける気がしないでもない。

 慕ってくれる少女が別の相手に靡くのを、指を咥えて眺めろというのか。それは嫌だ、とても抵抗を覚える。自分の中に人並みの嫉妬心と独占欲があったことに驚かされた。

 

「…………分かった、なら一度だけだよ。やっぱり気が変わったならすぐに言うのを約束してくれ」

「はい、分かりました! ありがとうございます」

「礼を言う事じゃないと思うけどなぁ」

 

 とりあえずミントの要望に乗ってみよう。行為を始めればやっぱり怖くなって止めると言い出すかもしれないし。いったんはこれで様子を見るとして、結局流されようとしている辺り私は駄目な人間だなと自嘲した。

 

 ◇

 

「重たくないですか?」

「全然平気、とても軽いよ」

「良かったです。ドクターの身体、大きくて安心しちゃいます……」

 

 今、私の膝の上にはミントが腰かけている。小さな子供をあやすような体勢だが、どちらも下着姿なのを見れば決してプラトニックな行為じゃないと分かるだろう。黒色のキャミソールとショーツ、それにサイハイソックス姿のミントは普段と印象が丸っきり異なる妖艶なもの。

 まだ前戯すら始まってないが、既に股間には血流が集まり硬くなり始めている。上に座ったミントは気付いているだろうに、気にした様子はこれっぽっちも無かった。借りてきたペットのように目を閉じてリラックスして無防備な様子を晒している。

 

「これからエッチなこと、しちゃうんですね」

「怖くなったかい?」

「そんなことないです、本当ですよ? むしろ誰かに抱きしめられるのって、こんなに素敵なことだったんだって……身体が蕩けちゃいそうで……」

 

 柔軟なフェリーンの身体が膝の上で溶けるように、身体から強張りが抜けていく。変に緊張されるよりは全然いいが、これから性行為に臨むのに不安は無いのだろうか。急に組み敷かれて強姦される可能性をまるで考えていない姿に、その信頼を裏切りたくないと改めて思う。

 視線を下げるとサラサラの銀髪と黒い三角耳がすぐ傍にあった。恐る恐る手で銀髪を触ってみると、まるで絹に触れているような触り心地で心地よい。ふわふわの耳の裏側を指で引っ掻いてみると擽ったそうな吐息が上がった。 

 

「あっ……耳撫でられるの、好きです」

「なら良かった」

 

 性的な愛撫ではない、あくまで心身のリラックスがメインのゆったりした時間が流れる。これからミントを抱くとは思えないのんびり具合に、このまま本題を忘れてくれればと願ってしまったが──

 

「その、こっちも触って、いいんですよ?」

 

 手持ち無沙汰になっていた片手がミントの手に誘導されて、彼女の胸へと運ばれてしまう。ふにゅり、とても柔らかい感触が布地越しに伝わってくる。さらに強く掌を胸元へ押し付けられて、半ば無理やり彼女の乳房の感触を味わうこととなったのだが、それがいけなかった。

 ヤバい、なんだこれは。まるでマシュマロを揉んでるみたいだ。大きすぎない美乳がすっぽり手の中に納まっている。五指を沈めるとその分だけ形を変えて、弾力と張りを返した。あくまで紳士的に、露骨に胸を揉むのは止そうと思っていたのに、自制心は一瞬で消し飛んだ。やわやわと堪能するように手を動かしてしまう。

 

「あっ、んっ♡ おっぱい揉まれるの、こんなに気持ちいいなんて……♡」

 

 いつも元気いっぱいで可愛らしい声を出す喉が、初めての感覚に嬌声を漏らした。あまりのギャップに理性が加速度的に溶けていくのを実感する。胸をまさぐる指の動きから躊躇いが消えていく。

 掌の真ん中付近に感じる硬い感触は間違いなく乳首で、今も徐々に大きく硬くなり始めていた。私の拙い愛撫で感じてくれているのが嬉しくて、もっと気持ちよくなってもらいたい気持ちまで芽生え始める。当初の、成り行きの性行為はマズいという真っ当な倫理観は紙屑のように引き裂かれた。

 

 もっとミントの身体に触れてみたい、彼女が可愛く喘ぐ姿を見てみたい──獣の如き欲求に突き動かされるまま、頭を撫でていた手を白いお腹へと触れさせた。スベスベで薄いお腹の下には、少女の最も大事な器官が眠っている。

 

「こっちも、触っていいかい?」

「いい、ですよ……ドクターの好きになさってください」

 

 さすがに緊張しているようだ。しかし止めてとは言わない、むしろ期待するように身体を預けてくる。ならばと私はお腹に当てた手を下へやり、大人っぽい黒いショーツの上へと着地させた。滑らかでとても触り心地のいい感触を堪能しながら指を滑らせると、下部に浮いた突起に指が当たった。

 

「んあ……っ!」

「すまない、痛かった?」

「ふぇっ!? いえいえ、ちっとも痛くなんかないですよ。できればもっと、触ってもらえると嬉しいです……」

「なら良かった」

 

 恥ずかしそうな自己申告に安堵して、大きくなり始めた陰核を指の腹でコロコロと転がした。ショーツの布地越しに優しくタッチしているからか、特に痛みを感じることなく快感だけを拾えているようだ。うっとり閉じられた瞳からは涙が零れ、上気した頬が色っぽい赤に染まっている。

 シミ一つ見当たらない太ももを開かせ、大胆に手を滑り込ませた。クロッチ部分はいつの間にかより黒く染まり、クチュクチュといやらしい水音を出していた。私の拙い愛撫で感じてくれてることが分かって嬉しくなってしまう。

 

「んっ……あっ♡」

 

 膝の上で無防備に白い喉を晒して喘ぐ姿が艶めかしい。三角耳が快感に耐えるためへにゃりと折れ、尻尾がピンと伸びたままビクビク震える。すっかり気持ち良さに翻弄されているけど、まだ愛撫の段階なのに大丈夫なのだろうか。心配になるくらい敏感で、そんな女の子にさらに追い打ちを掛けようとする私はこれ以上なく悪人だった。

 

「直接触るよ」

「は、はい……♡」

 

 ショーツの上から陰核を弄っていた手を内部へと滑り込ませた。恥丘に生えた僅かな恥毛を超えて、ふにふにと柔らかい陰唇へ手が伸びる。下着越しでも分かるほど濡れた陰部に指先を当てて、愛液を絡めるように上から下へ縦筋をなぞり出す。

 

「ふぁっ……♡ くすぐったくて、気持ちいい、です……♡」

 

 ミントの割れ目はまるで子供のように無垢で小さいように感じた。だけど私自身、初めて女性の秘部を触るから比較はできない。むしろ今この時も心臓がうるさいくらいバクバク鳴って酷いのだ、異性の性器を触ることを許された興奮と背徳感は容易く理性を奪おうと襲ってくる。

 つぅ……と指でなぞり、蜜が指先に絡みつく。それを潤滑剤に柔らかな陰心を擦るとさらに奥から愛液が零れて、濃い雌の匂いが鼻腔まで届いてくる。

 

「あっ♡ んっ♡ 指、ゴツゴツして……♡ あっ♡ だめっ♡ 大きいの、きちゃいますっ……♡」

 

 包皮から飛び出た陰核を慎重に摘まんだ次の瞬間、ビクン! と大きくフェリーン少女の身体が跳ねた。キュッと引き結ばれた口から押し殺した嬌声が漏れ出し、尻尾がピーンと伸ばされてしまう。それと同時にぷしゃりと割れ目から愛液が噴き出し、指とショーツをこれでもかと濡らしてしまう。

 可愛い、とんでもなく可愛くて愛くるしい。こんな美少女が私の膝の上で股を弄られ絶頂したなんて、数十分前の自分に告げても絶対信じてくれない。だけどショーツから引き抜いた指先はべっとりと愛液に塗れ、開いてみればねちょりと糸を引いて雌の匂いを振り撒いて、現実に起きたことと教えてくれる。

 

「ドクターの指、気持ちよかったです……♡ 自分でするより、ずっと早く、イっちゃいました……♡」

「自分でもしてたんだ、エッチだね」

「あっ、あぅ……♡ いじわるなこと言わないでください」

 

 ぷんすか頬を膨らませてポカポカと頭を叩いてくる。絶頂仕立てで全然力が入ってなくて微笑ましい。可愛いなぁと子供をあやすみたいに頭を撫でてあげたら、あっという間にふにゃりと蕩けてしまった。

 なんて、のんびり考えてたのがいけなかったのか。ハッと佇まいを戻したミントがするりと膝から抜けると、すごい早さで私の下着を下ろそうとしてきた。ちょっと、ちょっと待ってくれ。

 

「急にどうしたの?」

「わたしもドクターのを触ってみたいです! むっ、むむむ……本で読みましたけど、男性は興奮すると膨らむのは本当なんですね」

 

 どうやら照れ隠しの裏返し、好奇心の発露らしい。探求心に素直なミントの行動に面食らうが悪い気はしない。彼女に自発的に肉棒を触ってもらえるという下心もまあ、当然あるが。

 それならばと、私はミントの脇の下に両手を通して持ち上げた。とても軽い。「わっ!」という小さな悲鳴を聞きながら、ソファに寝転がった私の上へ互い違いに乗せてしまう。ちょうどお互いの性器が正面に来るような体勢だ。

 

「こ、この体勢は……恥ずかしい、ですね♡」

「私のが気になるなら、好きに触ってもらっていいよ。こっちも同じことをさせてもらうけどね」

「の、望むところです! ドクターの大きいの、たくさん観察させてもらいますから! エッチなことされても負けません!」

 

 うーん、やっぱり可愛い。性的に無知ではないけど、無知みたいな純真さがある。当初の『セックスは気持ちいいのか?』という疑問はすっかり放り出して眼前の男性器を知るのに夢中になる様は、ある意味学者らしいものだけども。

 

「そ、それじゃあ失礼しますね……こんにちは~……ひゃうっ!?」

 

 気の抜けるような挨拶と共に下着が降ろされ、ブルン! と結構な勢いで肉槍が飛び出してしまった。ここまでの前戯ですっかり張り詰めていた一物は、解放された勢いのままビンタみたくミントの頬へ当たり、ベチンと大きな音が鳴る。さすがにこれは童貞にも刺激が強いというか、処女の女の子には酷すぎたと思う、ごめんなさい。

 しかし好奇心は不幸な事故にすら勝るのか、すぐに気を取り直したミントは両手で包み込むように陰茎へと触り始めた。熱を帯びた肉棒に比べると少しばかり体温の低い指先が心地よい。脈打つ雄の象徴を触診するようになぞって、握って、摘まんでみて。ミントの玩具にされているみたいだ。

 

「すごく硬くて、熱い……あっ、ビクッて震えました。とっても狂暴そうな見た目と大きさなのに、ピクピク震えてて可愛いですね……」

「そうなのかい?」

「はい、とっても興味深いです! お口で奉仕することもできるそうですが、味はどうなんでしょうか……んっ、ぺろっ」

 

 チロリと舌先が伸びた途端、ゾクゾクした感触が一気に脳髄まで駆け抜けた。亀頭をほんの少しだけミントの舌に舐められただけなのに、途方もなく気持ちいい。他者から与えられる予期せぬ快感は想像以上の威力だった。情けない声を出さないように我慢するので精一杯だ。

 

「あむっ、ちゅっ……しょっぱくて、変な匂いがしますね。でも不思議と嫌いじゃなくて……もっと舐めてみたくなっちゃいます、はむっ」

「うあっ、それはっ……!」

 

 普通ならもっと恐る恐る触りそうなところを、この子は躊躇の欠片も無い。舐めるだけに飽き足らず、興味関心が命じるままに小さな口で咥え込んでみる始末だ。アイスキャンデーを食べるみたいに先端だけ含んで舌先でペロペロと動かされると、口内の温かさと舌の柔らかさが途轍もなく気持ちいい。

 その間も当然のように指先は動いており、形や温度を確かめるみたいに肉棒の上を走り回っていた。気付けば玉袋の方まで触れていて、慎重に揉み込む動きを見せている。もちろん、こちらも同様に気持ち良かった。

 

「あむっ、はふっ、おちんちん、美味しいです……♡ こうやって刺激すると、男の人は精液を出してしまうんですよね? わたし、ドクターが射精してるところもっ、見てみたいです!♡」

「──そっちがその気なら」

 

 このままではミントに翻弄されるまま射精してしまう。さっき一度彼女をイかせたからお相子……と納得するには、私は負けず嫌いだったらしい。ならミントのことも同じだけ気持ちよくしてあげようと、目の前でフリフリ揺れる黒いショーツに包まれたお尻へと手を掛けた。

 ペロリとショーツを引き下げる。出てきたお尻は剥きたてのゆで卵のように白く、つるんとしていた。モチモチの尻肉を両手で掴んでガバリと広げてあげれば、少女が最も隠すべき秘密が余すところなく露わとなってしまった。

 

「あっ、ドクター!? お尻広げないでくださいっ♡」 

 

 焦った声が飛んでくるがもう遅い。開かれた尻肉の先にあるピンク色の窄まりも、その直下にある白い割れ目も等しく無防備に晒される。どちらも視界の範囲では産毛の一本もない綺麗なもので、排泄器官でありながら清潔さすら感じるほど美しく整っていた。

 そのまま意趣返しとばかりに舌を伸ばすと、蜜液を滴らせる割れ目をベロリと舐め上げた。ぷにぷにした牝肉の舌触りと一緒に口の中へ芳醇な雌の香りと味が膨れ上がる。特に味があるわけではない、けれど不思議と美味しいと思う。もっと舐めたい欲求に突き動かされた。

 

「んひゃっ!? そ、そこ汚いですから舐めるのは……! あうっ♡♡」

「君だって、私のを、舐めてくれてるじゃないか……!」

 

 両手を尻肉から割れ目へと移し、両側からぐいっと外へ引っ張る。無抵抗に開かれた秘唇は内部の赤色をこれでもかと見せつけ、複雑に形成された襞や小さな穴、フードに隠れた突起までよく見えてしまう。今もクパクパと開閉し、トロトロと愛液を垂れ流す大きめの穴は膣口で間違いない。あたかも砂漠でオアシスを見つけた旅人のように蜜の源泉へ吸い寄せられていき──くちゅりと、舌先をねじ込んだ。

 

「~~~~っ♡♡」

 

 差し込んだ舌がキュッと膣肉に包み込まれ締め付けられる。内部に籠った体温は舌を火傷させそうなほど熱い。ちゅぽっと音を立てて舌を抜いて、もう一度差し込んでみると、ジワリと愛液が滲んで口元へと流れてきた。そのままグリグリ動かしてみると声にならない嬌声がミントの口から漏れ出てしまった。

 抗議するように黒いフェリーンの尻尾がバシバシ頭を叩いてくるが、フワフワの毛に包まれているからまったく痛くない、むしろ気持ちいいくらいだ。さっきまで熱心にフェラをしていた小さな口は淫靡な声を奏でるだけの楽器になっている。縋るように肉竿へ頬を寄せ、与えられるクンニの刺激に耐えるしかできていない。

 

「あっ♡ あ゛っ♡ ドクター♡ ふにゃっ♡ ペロペロするの、気持ちよく、て……っ♡♡」

 

 翻弄される子猫にすっかり気をよくした私は、さらに水分補給するように口付けて吸い上げる。膣口だけに留まらず、ぱっくり開かれた割れ目の中を上から下へとなぞるように、銀の茂みの生え際部分から陰核を通り尿道口、膣口、会陰まで丁寧に舐め進めた。その度にミントは腰をビクビク震わせ、尻尾をバタバタと暴れさせる。でも逃げられない、初めてのクンニリングスという巨大な快楽に翻弄されっぱなしで、私を責めるどころじゃない。

 なのに私は、蜜を塗した指先を膣口にあてがうと、ツプリと中へ差し込んでいく。ただでさえ見悶えているところへ異物を挿入されてしまい、ミントの背筋がピンと伸びた。ぎゅうぎゅうに締まる内部の感触を確かめながら、少し潜った先にあるザラついた部分をサッと撫でると──

 

「あぐっ♡♡ ごめんなさいっ♡ また、イっちゃう……っ♡♡」

 

 ぷしゅっ♡ ぷしっ♡

 

 まるで缶ジュースの蓋を開けた音みたいだな、と場違いにも思ってしまった。膣内の弱いところを責められ、割れ目から飛沫が飛び出した。可愛い女の子でもこういう音が出るんだなとドキドキさせられる。無色透明の飛沫は口の中に留まらず顔全体に振りかけられ、所有者を示すみたくマーキングされた。だけど悪い気はしない、少女のエッチな体液を思う存分浴びせかけられたことで性欲はもう爆発寸前だ。

 

「ミント」

「ひゃっ♡ な、なんですかドクター?」

 

 指を引き抜いて再び身体を起こすと、肩で息をするミントをソファへと横たえた。脱ぎ掛けのショーツを取っ払い、まだソックスを付けたままの両足を大きく開いたところへ、腰を滑り込ませて一物を押し付けた。そそり立った雄の象徴はミントの小さなお腹の中ほどまで伸びていて、とてもじゃないが全部入るとは思えないサイズ差を際立たせている。

 明らかに『これから性行為をするぞ』という意思表示、男性優位の正常位の体勢となって腰を掴んだ。もはやミントと一つになる事しか考えていない、最初の葛藤など忘却した獣の有り様。それでも、衝動的に挿入していないだけ自画自賛したいところだ。

 

「これから、君の小さな性器に、私のこれを挿入するんだ。きっと痛いと思う」

「あぅっ」

 

 ぺちぺち。サイズ違いの肉棒でミントのお腹を叩いて改めて実感させる。銀髪は乱れ、瞳は快楽に翻弄されて蕩けている。乱れたキャミソールからは美乳が零れて、まるで乱暴されたような無惨さと妖艶さを演出していた。だけど、これからもっと乱暴で痛々しい行為が始まってしまうことに、私はまだ若干の躊躇を覚えていた。

 

「すごいです……わたしの身体、ちゃんと受け入れることができるんでしょうか?」

「怖いなら、止めてもいいんだ。恥じることじゃない」

「いえ、ここまで来て止めるつもりはありませんよ。お願いしたのは私で、今だって興味津々なんですから! ですからドクター、ひと思いにお願いしますね」

「……まったく、君は本当に」

 

 可愛い顔をして度胸に溢れている。自分の好奇心を満たすためなら何も恐れない在り方は、不安定で危ないけれど、大きな強みでもある訳で。そんな少女の初めてをこのような形で奪う私は、やっぱり酷い人間なのだと実感する。

 いいだろう、ここまで来たら酷い人間らしく開き直ってしまおう。ミントが、そして私が望むままに初体験をさせてもらおうと、亀頭を膣口へとあてがった。狭く小さい入口は押し付けられた凶器の先端を呑み込もうとミチミチと広がっていく。前戯もあってよく濡れているが、それでも硬さが残っていて入れづらい。

 

「んっ、ふーっ……ふーっ……」

「痛い?」

「だ、大丈夫です……頑張って力を抜きますから、止めないでください……!」

 

 明らかに痛みを堪える顔をしているが、そこまで言われたら引き下がれない。細い腰を両手でがっちりつかむと、尻尾が私を求めるように巻き付いてきた。不安による無意識の甘えを受け入れながら、いっそう強く腰を押し込むと、ゆっくりとだが亀頭が沈み始めた。

 グググっ……と、傷つけないよう慎重に一物が進んでいく。膣内は凄まじい締め付けだ。膣襞がうねうねと吸い付いてくるのだけど、万力で締め上げるみたいに強烈な力が掛かっている。肉槍が握り潰されそうな圧力を前に、これではミントも私も気持ちよくなるどころではない。

 

 苦しそうに歪む顔へと手をやり、頬を撫でる。ちょっとだけ表情から強張りが消えたのを確認してから、ゆっくりと話しかけた。

 

「もっと力を抜けるかい?」

「は、はい、やってみます……んんっ、むむっ……んーっ……」

 

 気の抜けるような掛け声で、まずは四肢から力が抜けた。ついで少しずつお腹周りが弛緩し始め、きつく締まっていた膣も緩み出す。適正の締まり具合となった膣の強烈な快感に浸る暇もなく、今を好機とばかりに腰を大きく突き出した。

 

 めりっ……ぶちっ。 

 

 ずるりと最奥まで導かれた亀頭が、進路上の何かを引き裂いた感触がハッキリ伝わった。ミントの初めての証を奪ったのだと、痛みに歪んだ少女の顔と隙間から流れ出た赤い血が糾弾する。途方もない罪悪感、しかし処女膜を私が破ったことで初めての存在になれた達成感までもが一挙に来た。

 

「っ、うぅ……! 思ったより、痛いです……」

「だけど、これで全部挿入(はい)ったよ。よく頑張ったね」

「えへへ、わたしだってやればできるんですからっ!」

 

 人生で一度切りのものを捧げた直後なのに、目元に涙を滲ませたミントはどこまでも気丈に笑った。研究者としての好奇心は処女喪失の痛みにすら勝ってしまうのか。痛みを堪えていたはずの表情は緩み、既に次の段階に進むことを待ち望んでいるように思えた。

 しかしここで無理をすればミントを傷つける結果になる。それくらいは童貞の私だって理解していたので、期待に逸る彼女を制してしばらく繋がったままを選んだのだが──これだけで十分射精できそうなほど気持ちいい。程よく緊張の抜けた膣内はお湯の中に突っ込んでいるような温かさと、ゼリーで包まれているみたいなフィット感がある。

 

「ドクターのが、お腹の中でビクビクしてるのが分かります……私の膣内(なか)、痛かったりしませんか?」

「全然、むしろ良すぎて腰が抜けちゃいそうだよ。一回抜いて仕切り直したいくらいだ」

「むっ、それはダメですよ。初めてを捧げたんですから、最後まで付き合ってもらいますからねっ!」

 

 まるで幼子を叱るみたいに「めっ」とされた。いつもスカイフレアに注意されてるときの真似、なのだろうか? どこかアンバランスなおかしさと、この子自身が最後まで行為を望んでいることへの興奮、何より愛くるしさが胸いっぱいに広がった。呼応するように一物がドクンと跳ねて硬さを増していく。

 もう、あまり我慢はできない。細い腰を掴んで肉槍を細かく前後に動かす。ねっとりと、私の形を覚え込ませるように、胎内を広げて準備する。その度にミントの小さな口から微かな嬌声が漏れ出した。

 

「んっ……♡ ふぅ♡ 私のお腹の中が、ドクターの形に広がろうとしちゃってます……♡ 苦しいのに気持ちが良くて、あなたのものにされちゃってるみたいで……♡」

「痛くはない?」

「だいじょうぶ、です♡ ですからその……」

 

 近くに転がっていたクッションで口元を隠しながら、恥ずかしそうにミントは誘う。

 

「思い切り、エッチなことをしてみませんか?」

 

 もう、紳士ぶって我慢する必要など、欠片も無かった。

 

 ◇

 

「──ふぇ? あれ、私──」

 

 眠っていたんでしたっけ? 自信が無いですけど、パチッと目が覚めたからそうなのかもしれません。

 えっと、さっきまでしてたことは……確かドクターの執務室でお仕事の話をして、それから……それから……? ダメです、寝起きのボケっとした頭だと思い出すのも一苦労しちゃいます。

 だけど確か、とても恥ずかしくて嬉しいことをしてたような。あれ、待ってください、わたしのお腹に何かが入ってるような違和感が──

 

 どちゅんっっっ♡♡

 

「んひぃっ♡♡!」

 

 うつ伏せに寝転がった私の上から、勢いよく膣奥へ叩きつけられたドクターの腰遣いで、わたしはやっとイきすぎて一瞬気を失っていたのだと理解しました。そうです、私が迂闊にもドクターを誘うような真似をしてしまったからです。

 ドクターに初めてを捧げることに、抵抗感はありませんでした。何度も会話を重ねる中で淡い好意が芽生えていて、わたしの好奇心を満たすのに真っ先に思い浮かんだ信頼できる方でした。迂闊に口走ってしまったときは思わず風のアーツが暴発しそうになっちゃいましたけど……

 はしたないお願いに呆れられるかもと不安でしたが、すっかりドクターもその気になってくれて。本当にセックスをしてしまうんだと、期待と不安に揺れ動くまま処女を失うまでは良かったのですが、それからが大変でした。

 

「んっ♡ あっ♡ ああ゛っ♡ んぎっ♡ はげ、しいっ♡♡」

 

 ぱちゅん、ぱちゅんって水音が聞こえてくる。信じられませんけど、これ全部わたしが漏らした愛液の水音なんです。わたし、さっきまで処女だったんですよ? なのにいっぱい喘がされて、気持ちよくなっちゃって、誰が見てもエッチにこなれたフェリーンとしか思わない乱れっぷり。

 

 ドクターのに絡みついた汁が膣襞に擦れる音が、わたしの耳を嬲るみたいに響いて。貫かれて、擦られて、もう何回絶頂したのか自分でも分かりません。潮吹きなのか、お漏らししてしまったのか、それすらも曖昧なほど身体が蕩けてます。

 最初は処女膜を破られた痛みもあって、正常位で優しくドクターに抱いてもらいました。お腹の中に熱い射精を受けて一緒にイってしまった幸福感をよく覚えてます。でも、その一回じゃドクターは満足してくれませんでした。本で得た知識だと男性は一度射精すれば萎えてしまうとあったのに、時間を逆戻ししたようにそそり立っていて。

 そこからは一方的な展開でした。自慰とは比べ物にならない絶頂の感覚に浸っていたわたしを、ドクターは裏返して尻尾を握って……トントンと付け根を叩かれるとフェリーンの女の子はダメになっちゃうんです♡ 発情して頭の中がピンク色に染まっちゃうのに♡ 知ってるはずのドクターは一切止めてくれなくて、深い深い絶頂の波へと押し流されてしまいます。

 

「イくっ♡ イっちゃいましゅっ♡」

「────」

 

 必死の訴えにドクターは一言も返してくれません。ただ頭を撫でて、耳を触って、尻尾をギュッと握って、それだけの行為で心が満たされちゃう。ドクターのことですから、きっと分かってやってるんです。これで十分幸せになれるんだって。

 ぷしゃぁと水が漏れる音が耳に届いて、やっとわたしは自分が潮吹き絶頂したことに気付きました。もうお股がバカになって、ドクターの迎え入れる以外の機能を忘れちゃってるんです。お互いに初体験だったのに上下関係が徹底的に刻み込まれて、もう逆らえない。執務室の座り心地のいいソファは、わたし一人で使い物にならない段階まで汚しちゃってます。

 

「とても可愛いよ、アリエノール」

「ひぐ──っ♡♡」

 

 それ、反則です♡ 不意打ちで名前を呼ばないでください♡ 抗議したいのに声が出ない、代わりに押し殺すような悲鳴が出て、心がポカポカしながら身体は絶頂します。さっきは肉体的に、そして今度は精神的に絶頂させられて、苦しいのに苦しくなくて。

 だってこんな、寝転がったまま足を開いた、まるで潰れたカエルみたいに下品な姿勢は可愛くなんかないんです。そもそもエッチなことに誘ったのはわたしで、やっぱりはしたない子です。でもドクターはそんなわたしを可愛いと言って、惜しみなく愛でてくれる。強姦されてるみたいに激しく貪られてるのに、どこまでも気遣いと愛情の詰まった交わりに脳がおかしくなっちゃってます。もっと、この人から与えられる快感を受け取りたい。

 

「んっ♡ ひゃうっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ んぐ~~っ♡」

 

 また絶頂しちゃいました。もう身体は限界だから我慢しようと思ったのに、意志の儚さを笑うように呆気なく高みへ昇らされて。頭が真っ白になっちゃいますっ♡

 反射的に瞑った瞼の裏にフラッシュバックしたのは、これまでの色んな思い出。学者として勉強してきたこと、鉱石病に罹患したこと、ロドスへ来れたこと、スカイフレア先輩に怒られたり、調査に出たり、ドクターとお話したり──様々な記憶が浮かび上がっては泡みたいに弾けてく。こんな快感を知ってしまったら戻れないと宣告するように、好奇心に突き動かされたフェリーンの末路は色狂いだと、分からせるみたいに。

 

「ひぎゅっ♡ んぁ゛っ♡♡」

 

 怖い、わたしがミント(わたし)で無くなってしまいそう。

 激しすぎる性行為に、一人のフェリーンを形成する境界線が消えていくみたい。

 子宮の入口をノックされる度に目がチカチカして、意識が飛びそうになる。その度に自己を形成する何かが削ぎ落ちていって、ドクターに都合の良い性処理道具へ変貌してるようで、怖いのに楽しい。知らないこと、未知が、気になって仕方なかった行為の先が、すぐ傍に迫っているんです。

 胸を触られて、乳首をカリカリってされると泣いちゃいます。背中を指でなぞられるだけで酷く煽情的な声が出てしまいます。お尻は性感帯じゃないのに、揉まれると変な気持ちになって。グイっとお尻が割り開かれたことで、絶対に見せるべきでない窄まりが空気に触れてスースーします。

 

 そういえば、お尻の穴でエッチなこともできるんだっけ──などと、不用意に考えてしまったのがいけなかったのでしょうか。ドクターのゴツゴツした指が皺の表面をそっと撫でてきて、ビリビリって感覚が一瞬で脳まで駆け上がってきたんです。

 

「ひゃっ♡♡ ど、ドクター!?」

「ヒクヒクして物欲しそうだったから、つい」

 

 ごめんね、と言いながらドクターの指は止まってくれません。

 マッサージするみたいに円を描いて動かされて、変な声が出ちゃいました。

 子供の悪戯みたいに指先でグリグリって押し込まれると不思議な感触で。

 ぷっくり膨らんだ排泄孔を指で挟まれた時なんて、恥ずかしすぎて足をジタバタ抵抗しちゃいました。まあ、大して力の入ってない抵抗なので簡単に抑え込まれましたけど……

 ともあれ、挿入はせずフェザータッチだけですが、却ってそれがアナルへと擽ったさに起因する快感を呼び起こす。認めるのは恥ずかしいけど、気持ち良かったです。もしこっちを貫かれたらどうなってしまうんだろうって、また新しく気になることができちゃう程度には。

 

「お尻でも気持ちよくなれるなんて、エッチだね」

「いわ、ないでください……っ♡ んっ♡ あぁっ♡」

 

 さすがにドクターも準備せずに無茶をする気は無いようで、やっとお尻の穴から指を離してくれました。でも散々背徳的な性感を味あわされて、新しく芽生えた興味すら見透かされてるみたいで、顔から火が出そうなほど羞恥が凄いです。

 小休止は終わりとばかりに、またパンパンって腰が打ち付けられます。お尻を触られて締まりが増したのか、さっきよりドクターの硬いのが強く感じられます。ううん、きっとドクターの方もわたしの痴態を見て興奮してくれたんです。それが何故だか、とても嬉しい。

 

「耳も尻尾もピンと張って、とても可愛いね」

「~~~~っ♡♡♡」

 

 グポッ、グポッっていやらしい音が何度も繰り返し聞こえてきます。

 聞こえる度にわたしの性器が苛められて、気持ちよくさせられてるんです。一度往復されるだけで頭が真っ白になりそうな快楽が、飽きることなく執拗に繰り返されてしまう。とっくに許容を超えた快感信号が叩き込まれてるのにまだドクターはペースを上げて、激しすぎる挿入にお股が痺れてきそうです。激しい揺れでアンダーヘアごとクリトリスが布地と擦れて、机の角でオナニーしてるような快感さえ走ってくるから、愛液とおしっこがずっと垂れ流しみたくなってます。

 

 これ、ドクターにイき殺されてしまうんじゃないでしょうか♡?

 恐ろしくも甘い予感に身体を震わせたのもつかの間、お腹の中でドクターがビクンと跳ねました。先端が膨らんで、子宮口にグリグリを押し付けられるその動きは、

 

「────ぁっ♡」

 

 男の人が射精する前兆だったと、思い出す前にもう膣内射精(なかだし)が始まってしまってました。

 ドクターに上から押し潰される体勢だから、逃げることは許されなくて、一滴残らず男の人の欲望を受け止めることとなりました。ギューッと拘束みたいに抱きしめられてお腹の中へ温かな精液がジンワリ広がっていきます。さっき注がれた分はとっくに掻き出されてソファの染みになってるから、新鮮な精子を出してもらえて子宮が喜んでゴクゴクと飲み干しているんです。

 今日が安全日で心底ホッとしています。もし危険日だったら問答無用でドクターの子供を孕んでいたと思えるくらい、子宮の中が白で満たされて重たいです。下腹部に宿った他者の体温は火傷しそうなほど熱くて、内側から燃えてしまいそう。

 

「んっ♡ イくっ♡ イって、ますぅ♡♡」

 

 うっとり恍惚となりながらドクターの射精を受け止めてたら、急に顎をクイっと持ち上げられました。茹った頭で疑問に感じた直後、そっと唇を奪われて。ちゅっ、ちゅっと啄むみたいなキスを、されてしまいました。

 

「はむっ、むっ……どく、たぁ……♡」

 

 舌を絡めて唾液を交換する、とても大人っぽいキス。

 大学の友人たちは、こんなにも素敵で心満たされることを経験してたのでしょうか? 学者であることを後悔した日はありませんけど、もっと早く知りたかったと思ってしまいます。

 

「成り行きで君と交わってしまったけど、ちゃんと責任は取らせてほしい」

 

 ドクターの語る責任とは、エッチなことした責任、ということでしょうか?

 あれ、考えてみればそうですよね。エッチなことは、普通は恋人とするものです。知識の上では身体だけの関係も成立すると知ってますけど、ドクターは真面目ですからなぁなぁにする気は無さそうで。

 ちょっと待ってください、つまりこれは、告白を受けていると? とても競争率が高いと噂のドクターから、図らずもアプローチされていて。だけど発端はわたしのはしたない好奇心で、性行為を知る事さえできれば良かったので特別な関係性なんて考えたこともありません。望むべくも、無かったんです。

 どうしよう、とっても恐れ多くて、幸せすぎて、ちっとも言葉を返せません。今もタプタプ揺れる子宮が雌の本能を刺激してきて頭がオーバーヒートしちゃいそうです。

 

「あっ、わわわっ、わたしは、その……っ!」

「ごめん、焦らせてしまったようだね。君が望むならそういう関係になりたいし、嫌ならすっぱり忘れてもいい。どうあれ手を出してしまったのは私だから──」

 

 そこまでが、私の聞けた範囲でした。

 意識が、急激に遠のいていく。

 

「…………きゅう」

「あっ、ミント!?」

 

 ごめんなさい、この結論は次まで考えておきますから。

 今だけは、心も体も好奇心も満たせた状態で、心地よい眠りにつかせてください。

今のペース・文字数で書き続ける方がいい?

  • 今のままでいい
  • 1話の中にもっと濡れ場があってもいい
  • 1万文字以下でたくさん投稿してほしい
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