純性癖ナイツ 作:ひかりねこ
抜けるような蒼穹の下には、見渡す限りの荒野が広がっている。
つい先日ロドスが鎮圧した違法組織との死闘の熱はとうに消え失せ、虚しさすら感させる微風が土埃を巻き上げるだけ。そこかしこに残る破壊痕だけが何があったかを鮮明に伝えてくれた。
「興味を惹かれるものは撮れそうかい?」
「えーっとね……」
カメラ片手に訊ねてみると、やはりカメラを携えた少女は首を傾げた。その動作と喋りは非常に遅くゆっくりしており、表情に至ってはほとんど無表情である。最初の頃はこの特徴に随分面食らったものだ。
とはいえ彼女の意図を汲み取り辛いのには変わらない。大人しく次の言葉が出るまで数分待つかと思っていると、口うるさくも元気いっぱいなロボットが助け舟を出してくれた。
『シーンお嬢様は今回の戦闘記録を大変興味深く感じています! 既に何枚か写真を撮り終えたので、ドクターにはもう少しお待ちいただければと!』
「なるほど、そうだったか。分かったよ、ならもう少し付き合おう」
「……ありがとう」
オペレーター・シーンは優秀なカメラマンだ。著名な賞を幾つも獲得した凄腕で、今は鉱石病治療のために訪れたロドスで様々な写真を撮っている。とりわけ戦闘や戦争の爪痕を記録に残すことが現在の目標であるようだ。
実のところ、私もまた彼女の切り取った風景に魅了された一人だった。興味本位で読んでみたシーンによる写真集は、どれも生々しさの中に生や死の痕跡を感じられる。天災を間近で撮影した途轍もない迫力の一枚を見たときなど、思わず身構えてしまったほどだ。
「さて、私も少しくらい写真を撮ってみるか」
ずっと手に持っていたカメラを構えてみる。写真集を見て衝動的に買ってしまった安物のカメラだ。しかしファインダー越しに見る光景は、目で見るものとほとんど変わらないように思えた。
──きっと狭い枠によって区切られた世界の中で、どのような景色を切り取るかがカメラマンの神髄なのだろう。所詮真似事レベルの私には難易度の高い感覚だ。
何枚かパシャパシャ写真を撮ってみて、自分が気に入るものがあればそれで充分。満足した後は大人しくシーンの撮影風景を眺めることにした。彼女は動作の何もかもがスローだ。喋りも遅いし代謝すら鈍い種族である。なのにアシスタントロボットの『レンズ』らを指揮して最高の一枚を追い求める姿は、誰よりテキパキしてエネルギッシュに思えるのだった。
『この辺りは地面が凸凹して揺れますから、しっかり捕まっててくださいね!」
「……」
レンズの上に座って移動するシーンを目で追う。あまりにのんびりな挙動から単独行動は危険に思えるが、実際はレンズらがしっかりサポートするので問題ない。昔はもっと危険な地域で撮影を敢行したこともあるという。
なので私が彼女に着いてくる理由も実は無いのだ。なのにこうしてやって来ているのは、仕事の息抜きがまず一つ。他にも戦場跡地を観察しての指揮反省に、流れた血の重みを知っておきたいのもある。
だけど実際、本当の理由は至ってシンプルで──
『終わったよ』
いつの間にかシーンとレンズが戻ってきていて、スピーカーから落ち着いた話し声が出た。普段の騒がしさと正反対のそれは、シーン本人がレンズを通じて発声してることの証左だ。同じ声だけどこれくらいは聞き分けられる。
「お疲れ様。納得いくものは撮れたのかな」
「うん……お願い」
シーンが座ったままこちらへ手を伸ばした。緩慢とした動きは確かに私を求めていて、応じるようにこちらから抱きかかえた。小柄な身体は非力な私でも十分に抱えられるほど軽い。密着した肢体からはシーンの熱と柔らかさがこれでもかと伝わってくる。
「じゃあ帰ろうか。エスコートは任せてくれ」
『くれぐれもシーンお嬢様を丁重に扱ってくださいね! お怪我をさせたらこのレンズ、ドクターであろうと容赦はしません!』
「分かってるさ……っと」
口うるさい姑みたいなロボットを軽くあしらい歩き出す。最近はトレーニングにも手を出してるので車まで戻るなど容易いことだ。
なのだが、抱えられたお嬢様がこちらをジッと見ていたので足を止める。相変わらず無表情で感情は読み取り辛い。けれど今はレンズのサポートが無くとも言いたいことが手に取るように理解できた。
「んー……」
「まったく、我が儘なお嬢様だね」
つい苦笑してしまう。本当に微笑ましい我が儘だ。
目を閉じたシーンに顔を重ねて、抱きかかえたまま唇をそっと合わせた。蕩けるように甘い感触、舌を差し込まなくとも十分に興奮させられる心地。危ない薬の如き多幸感が一瞬で押し寄せて、唇を離すだけで理性を消耗してしまいそう。
「満足できた?」
「もっと……」
「続きは帰ってからだね」
今度こそシーンを抱えて歩き出す。レンズが『お二人ともお熱いですねー!』とか囃し立てるが気にしない。今更その程度で恥じるほど情が浅い訳では断じてないから。
結局これが、シーンの撮影に同行する一番の理由だ。可愛い彼女から目を離して仕事に集中できるほど、私は図太くなりきれなかったというだけである。
◇
シーンと今の関係性になってから半年ほど経つだろうか。
どこに惹かれたか考えてみると、あの独特な雰囲気にやられたのだと思う。遅すぎる所作は人によっては苛立ちを覚えるだろうが、私はむしろ普段忙しすぎるからこそ好ましかった。ゆったりする時間を思い出させてくれるからだ。
それに何より、感情の反映が遅い無表情がたまに笑みを作った時の可愛さに惚れ込んだ。彼女のそういう笑顔をもっと見たい。その一心で積極的に話しかけたりカメラを自分でも触ってみたり、戦場の撮影を望む彼女の為に指揮を張り切ってみたりなど……自分でもかなり熱烈だった。
「私もドクターのこと、好きだよ」
ある日、不意打ちでシーンから嬉しい言葉を貰えた。非常に緩慢な音が言葉になるまで実に十数分は待ったかもしれない。だが彼女自身の口から同じ想いを告げられたのは途轍もなく嬉しくて。その歓喜に身を任せたまま今日まで至っている。
『ではレンズは隅っこで静かにしてますので、どうぞお楽しみください!』
「そういうの、一々言わなくても良いから……」
ようやくロドスへ戻ってきた私たちは、有無を言わさずシーンの部屋へ入り込んだ。他人から見ればお人よしなドクターがシーンお嬢様の世話をしているか、でなければいかがわしい行為に手を染めてると極少数が邪推するか。きっと大多数は前者を信じてくれはずだが、真実は残念ながら後者である。
少女特有の甘い香りがするベッドへ彼女を優しく寝かせた。無防備に寝転がるシーンの姿は襲ってくれと誘われているみたいだ。いくら何でも節操なさ過ぎると自省したのも束の間、彼女の方から再び私へ手を伸ばしてきて──気付けば勢いよく覆いかぶさっていた。
「いい、よ。いっぱい、しよ?」
「ありがとう」
緩慢な言葉が逸る脳を強制的に停滞させた。限界間近の理性でしっかりシーンの意思を聞き届けた私は、もう我慢ならないとばかりに服を脱がしにかかるのだった。
赤色のネクタイを緩め、ベージュのカーディガンの前をはだけさせ、白いシャツのボタンをプチプチと外していく。異性に一枚一枚服を脱がされているのにシーンはまるで頓着した様子が無い。表情も羞恥どころから無表情を貫いたままだが、これは単にシーンの動作や感情表現が状況に追いついてないだけである。
「シーンのお腹、とても綺麗だ。ブラもすごく可愛い、よく似合ってる」
「……」
シャツの前面を開けた先には白く滑らかなお腹と、形の良いふくらみを覆い隠す白とライトグリーンの下着が秘められていた。日焼けの跡どころかシミ一つない様子は陶磁器の如き白皙の平原で、思わず頬ずりしたくなるほど。手でそっと触れてみると僅かに冷たく、スベスベして触り心地が良い。
そして服を脱がされ身体を褒められ、あまつさえ触れられまでしたシーンはようやく感情が表に出てきた。先ほどまでの無表情が僅かに崩れ、頬は恥ずかしがって朱が差している。腕で顔を隠そうとする動きもあまりにゆっくりなものだから簡単に阻止できた。
むぅ、と文句を言いたげに膨らんだ頬がとても愛らしい。
「んー……」
「シーンの可愛い顔を見ながらしたい。ダメかな?」
「わかった」
ぷいと目を背けながらもシーンは紅潮した頬を隠さず見せてくれた。私の我が儘を受け入れてくれたことが嬉しくて、もっとこの少女を気持ちよくしてあげたいと願ってしまう。
少女の背中とシーツの間に腕を滑らせ、ブラのホックをスルリと外した。綺麗な花のレース装飾が施された下着をズラせば、お椀の形をした白い美乳がプルンと零れ落ちる。乳輪は淡い色をしてとても小さく、鮮やかな赤が目に眩しい先端はまだ勃ちきっていなかった。
「おっぱい触るね」
「うん」
許可を貰って両手で掬い上げるみたいに胸を触る。下から上へ動かすとゼリーみたいにぷにぷに揺れて気持ちいい。五指をゆっくり沈めれば適度な反発を起こしながら至福の感触へ誘われてしまう。
むにゅむにゅと揉んでみたら次は先っぽの赤い蕾へ指先を伸ばす。こちらはまだ柔らかいものの、指で転がしてみると芯の少し硬い部分はある。この控えめな乳頭がピンと勃ちきるまでが大変なのだと、こっそり考えながらゆっくり弄ぶ。
「ん……んー」
「まだあまり気持ちよくない?」
コクリとシーンが頷いた。頬こそ赤いがほとんど無表情で、まだ快感は伝わっていないらしい。
これも種族的な特徴なのかシーンは性行為で気持ちよくなるまでの
なので愛撫し始めの無感動で不感症じみた振る舞いに心が折れてはならない。むしろ快感が閾値を超えたシーンの悶えようは驚くほど可愛いから、それを目指してとにかく気持ちよくしてあげる必要がある。
カリカリ。スリスリ……♡
「んっ……どく、たー」
まだ柔らかな先っぽを指でカリカリ弾いてみたり、痛くないよう摘まんでみたり。僅かに漏れ出た呼び声は快感よりも戸惑いや羞恥の方が色濃かった。たぶん愛撫している私の方が興奮でどうにかなっていることだろう。
しばらく胸のあちこち触ってみても案の定これだけでは全然足りないため、より強烈な快感を与えるべくそっと腰の下に手を這わせた。次にされることを察した少女の身体が反射的にビクリと跳ねる。
「下も触るね」
「……」
無言だが抵抗は無い。シーンの場合、嫌だと思っても身体と声が反応するまでタイムラグがある。故に慎重に彼女の意思を見極める必要があった。一歩間違えれば抵抗できないシーンお嬢様を無理やり手籠めにするという、レンズが危惧する展開になりかねない。
十秒ほど間を空けても嫌がる素振りは出ないため、問題ないと判断して黒のプリーツスカートを捲り上げた。ブラと同じ白地にライトグリーンの装飾が鮮やかなショーツで、クロッチ部分は残念ながら濡れていない。まだまだシーンを感じさせる必要があると気を引き締めて、丁寧にショーツを下ろした。
「あ……」
「何度見てもシーンのここは可愛いらしいね」
白くぷっくりした陰裂へ視線をやられると、さすがに心は敏感に反応してしまう。
「恥ずかしい……」
自分の秘部を鑑賞されてる時でもスローな口調は変わらない。なので彼女が言い切る前に、細くしなやかな両足を大きく広げてしまった。先ほどまで閉じていた割れ目が左右に引っ張られ、僅かに内部のピンク色を覗かせる。まだ蜜液を零さない膣口と、その下にある小さな菊門がヒクヒクと恥ずかしがって震えていた。
シーンは代謝すら鈍い方だからか、非常に仄かな性の香りが鼻腔をくすぐる。ほんの少しの香りだけでもうギンギンになりそうだ。吸い寄せられるように秘部へと顔を近づけ、ピトリを舌先で触れた。
「ひゃ……う」
「たくさん舐めてあげるからね」
まだ濡れていない状態での愛撫はいつもクンニリングスと決まっていた。自身の唾液を舌にのせ、膣口周りをペロリと舐め上げる。媚肉の甘酸っぱさが味蕾に伝わってとても美味しい、いつまでも舐め続けられそうだ。
舌先を尖らせて膣口へ浅く侵入し、ツポツポ抜き差しを繰り返す。入口は小さく狭いため軟らかい舌先でもキッチリ締め上げてきて、ここに一物を挿入したらと想像するだけで射精しそうだ。けれど挿入の前にしっかりシーンに気持ちよくなってもらいたいので、心を籠めて少女の身体を高みへ追いやっていく。
「ぁぅ……んっ……」
「気持ちいい?」
「くすぐっ、たい」
まだ快感が届くまでには至ってないようだ。しかし身体の反射そのものは正常に作動し、性行為に備えて少しずつ愛液が膣口の奥から零れてきた。やや白みがかった透明な愛液を舌先で掬い、潤滑油として割れ目へと塗りたくる。照明の下でテラテラと濡れ光る白い姫割れがとてもエッチだ。
いったん膣周りから舌を離して、今度は上部に存在する小さな小さな突起へと標的を移した。薄い茂みと包皮に隠れた肉真珠は綺麗なピンク色をしていて、息を吹きかけるだけで面白いほどピクリと跳ねる。いくら反応の鈍いシーンでも、やはりここは敏感なようで。
足を抑えて陰核をそっと甘噛みした途端、少女の反応が如実に変わった。
「あっ……! そこは……♡」
明らかに感じているシーンの甘い声が脳に響く。やはり女体最大の弱点だけあって敏感極まりなく、大抵の刺激では反応が鈍い彼女ですら感じてしまう。もちろん責め続けて身体のスイッチを入れれば感度はさらに上がっていくため、他部位と継続して刺激していくのが大事だ。
湿らせた舌先でツンと小豆を撫でる。白い太ももがフルフルと揺れて感じ始めたことをアピールした。ならばと指先でなぞるように触れながら、舌先を割れ目に沿って下へと落としていく。こなれてきた膣口を通り過ぎ、小さな会陰を通り過ぎてさらにその下で息づく秘密の窄まりへと到達した。
「そこは……!」
「汚くない、ちゃんと綺麗だから安心して」
珍しく焦った様子のシーンを可愛らしく思いつつ、可憐なピンク色をした菊門へ視線をやった。本当にここが出口なのか疑いたくなるほど綺麗な放射線を描いており、キュッと窄まったり広がったりを繰り返している。スローなシーンの身体の中で唯一動きの速い場所かもしれなかった。
そんな美麗なアナルへ口付けることに抵抗感は欠片も無い。複雑な皺の一本一本を解きほぐすように舌を動かし、外側から吸い上げるみたく括約筋を刺激した。緊張で硬くなっていた後孔は一舐めごとに解れ、力を抜き、舌先が内部へ沈み込むようになり出した。
「んっ、あっ……♡」
「シーンはお尻を弄られるのも好きだもんね、たくさんしてあげるから安心してくれ」
「やっ……言わないで」
感じ始めるのが遅いシーンの身体の都合上、様々な部位で気持ちよくなれるよう身体を慣らしてある。特に胸、膣と並んでお尻は敏感な性感帯となるよう仕立て上げた。日常で否応なしに感じる爽快感を種にじっくり開発した結果、今ではすっかりアナル苛めで喜ぶエッチな少女に変貌している。
だから口では多少の抵抗を見せるシーンも内心ではしっかり悦んでいて、身体の力を抜きリラックスした姿勢で私にお尻を任せてくれる。ピチャピチャとアナルを舐める度に甘い声がシーンから上がり、本格的に身体のスイッチが入りだしたようだ。こうなれば挿入までもう少しである。
「指も
「……うん」
舌先だけで
「あっ……♡ やぁっ♡」
もはや当初の無表情、無反応はどこにもなく、シーンは性感帯を苛められて悦ぶごく普通の
「乳首もクリちゃんも膨らんできた。お尻の穴をホジホジされて、裏側から赤ちゃん部屋の入口ノックされるの好きだものね」
「言わない、でっ♡」
「そんなシーンもすごく可愛いさ」
「ひぅ……♡」
ぷっくり勃ち上がった乳首を指先でピンと弾くだけでシーンの口から嬌声が飛び出す。寡黙な彼女からは想像もつかない声だ。陰茎に響く声色にこちらの理性が消耗させられる。
さらにお尻へ収めた指を引き抜き、代わりに薬指を再度埋めていく。中指を膣口へと滑り込ませ、人差し指は控えめな自己主張を始めたクリトリスへとあてがった。これで乳首、陰核、膣、菊門の四点責めとなり、シーンが息を呑む気配が伝わってくる。
「まずは一度気持ちよくイってしまおうね」
「あ──あぁっ……♡」
カリカリと乳首を引っ掻きながら、ピンと陰核を弾いて、グチュりと湿った音を立てて膣内を撫ぜ、ちゅこちゅ指を抜き差ししてアナル責めをする。スイッチの入り始めたシーンの身体に対して過剰なまでの四点責め。一息に与えられる快楽の奔流は感覚の鈍さすら容易く打ち破り、ひたすらに"気持ちいい"だけを少女カメラマンの脳へと送り込んだ。
「やっ、あぁ……♡ イ、く……♡」
ぷしゃ、ぷしゅり♡
控えめな絶頂宣言と共に緩やかに潮が吹きこぼれた。お漏らしのようにちょろちょろと流れ落ち、自身の陰部を濡らしながらベッドシーツへ染みを作っていく。ちゅぽん♡ と音を立てて引き抜いた私の手もすっかりふやけていた。
今や室内にはすっかり雌の香りが漂い、乱れた呼気の音だけが響く。眼下の少女は服を中途半端に脱がされた状態で、足を大きく開いてぐっしょり濡れた陰部を曝け出している。まるでこちらを誘っているような光景にゴクリと生唾を呑んだ。
「シーン、いいかな?」
いそいそと取り出した雄の象徴、その切っ先をよく濡れたシーンの秘部へ押し当てた。グズグズに蕩けた入口は軽く力を込めただけで簡単に陥落しそうな柔らかさだ。それでも無理に押し入らなかったのはしっかりシーンの意思を確認したかったからに他ならない。
あどけない顔を法悦に染めたシーンが私を見た。驚くほどゆっくりと口角が持ち上がり、にっこり笑みを形作る。メインディッシュを前に一秒だって待ち遠しい気持ちの中、彼女はゆっくりと言った。
「い、い、よ」
「──ッ!」
許可が下りた途端、自分でも驚くほどの勢いで腰を突き込んでいた。
正常位で向き合う姿勢のまま小柄な少女の
シーンの胎内は体格相応に狭く、一物全体をぎゅむぎゅむと握り込んでくる。僅かな蠕動以外はほとんど動きが無いのだが、代わりに襞の密度と締め付け具合がすごい。入口、中ほど、子宮口近くの3点が輪っかのように締まるこれは、いわゆる名器というヤツだと勝手に思っている。
「んっ……ふぅ……♡」
「一番奥まで入ったけど、苦しくない?」
「へいき、だよ」
一物をピッタリ収めた膣内は私のために誂えたかのような密着具合だ。いや、何度もシーンと交わった末に私専用に
少女の薄く滑らかなお腹を撫でてみる。この手のひらの下、ほんの僅かに膨らんだ直下に自分自身が突き刺さっているのだ。そう考えると不思議な高揚と征服感が湧き上がる。それと共にきゅう♡ と内部が締まったことからシーン自身も意識してしまったようで。
「動くね」
グーっと腰を引き戻し、入口付近まで亀頭が戻ったところでまた奥へと押し込んでいく。よく締まる3点を通過する度に一物が震えて射精しそうなるのを堪え、何度も子宮口へとキスを試みる。その度にゴプリと白く濁った本気汁が分泌され、カリ首に掻き出されて会陰とシーツを汚すのだ。
トン、トン、トン。ぐちゅ、パチュン。粘ついた水音はすっかりシーンが感じている証だった。小刻みに揺れる身体はシーンの身体特徴と反した忙しなさで、これは何度も小さく絶頂してることを意味する。昂った状態で本番に入ると彼女はいつもこうだ。
「気持ちよくなれてるみたいで嬉しいよ」
「はっ、あっ……♡ んっ、んあっ……♡」
溜まりに溜まった快感が一気に押し寄せ、絶頂の波に捕まってシーンは降りられない。反射的に抵抗を試みる身体の動きはあまりに遅く、簡単に抑え込めてしまう。ひたすら膣内をペニスで擦られてイき続けるしかない快楽地獄だ。
徐々に挿入のペースを上げて何度も子宮を小突き揺すってみる。その度に小柄な肢体が揺れ、美乳がフルリと揺れて視覚まで楽しませてくれた。まだ付けたままの赤色のネクタイとのコントラストが美しい。
「やっ、あっ……♡ また、んんっ……♡」
果たしてどれだけ達したのか、とうのシーンすら回数は分からないだろう。ギュッと目を瞑って幾度目かの絶頂を噛みしめ、膣内がキュッと締まって肉棒を甘噛みする。よく躾けられた膣襞たちの歓待は私を大いに満足させ、強烈な射精欲へと導いてくる。正直そろそろ限界だった。
「シーン、そろそろ……!」
「うん……いっぱい、
すっかり快感に蕩けたシーンの顔が再び笑った──ように見えた。
実際はもう理性の限界に達していて、彼女の意思も言葉も待てなかった。最後の最後に暴走した獣欲に任せてシーンの腰を掴み、叩きつけるように肉槍を突き立てる。愛液が飛び散り、柔らかな膣肉が目を白黒させる中を突っ切って、亀頭をシーンの一番大事なところへ合わせた。
「
「──っ♡♡ ぁ~~~~っ゛……♡」
雄を受け止めるために撓んだ子宮へ、己の欲望の限りをぶちまける。びゅーっという音さえ聞こえそうな勢いで白濁を吐き出し、シーンの内側から白く染め上げて憚らない。さらに精液をねだるように膣内がグイグイと締まるせいで気持ち良い吐精は中々終わりを見なかった。
最後は射精しながらズポッと引き抜き、薄い恥毛や滑らかなお腹へ精子をぶっかけてフィニッシュとなった。精子によるマーキングは儚い少女を欲望で穢す仄暗い悦びを大いに満足させてくれる。
そしてシーンの方はといえば、溜まりに溜まった性感が爆発したのかビクビクと身体を震わせていた。いつもの彼女からは想像もつかない長く大きな声をあげて、お腹の内外に感じる熱を元手に深イキしている真っ最中だ。
「はぁ……はふぅ……♡ おなか、あつい」
ようやく絶頂から戻ってきたシーンは息を荒げて呼吸を整えている。絶頂の余韻で呆けた表情で、膣内からは精液を零し、お腹にまで白濁を掛けられた姿は中々に背徳的だ。無垢な少女を穢す悦びが少しは理解できてしまう危うさ。
彼女の手がゆっくりと腹部へ伸び、精液を掬い上げた。私が見守る前でペロリと指先を舐めると、満足そうな顔をする。それでまた少しイったのか、割れ目からぴゅっと小さく潮が吹き出た。
「ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう」
シーンとの営みは中々大変なのは間違いない。
だけどこうして心を通じ合わせて身体を繋げる行為は、やはり苦労など簡単に吹き飛ぶ喜びに満ちているのだった。
◇
──シーンはドクターのことが好きだ。
そして同時に、自分が普通とまったく違う人間であることも自覚している。
動作が遅い。音が言葉となるまで数倍の時間がかかる。表情すらほとんど変わらない。明らかに大多数とは違う特徴を持っていて、幼少期はそのせいで友達すら出来なかった。
幸いシーン本人がこの事実を前に悩むことはなかった。反応の遅さは周囲を気にしない鈍感さとしてプラスに働き、揶揄されようと避けられようと気にすることなく自分の道を貫いている。
「…………」
だけどやっぱり、人並みに他者と関わることの難しさは理解していた。客観的に考えて自分のペースに他人が合わせるのはとても大変なことだ。まして近しい間柄になればなるほど忍耐を試されてしまう。以前受けた密着取材では短気なスタッフも温厚なスタッフも遅かれ早かれ全員去っていったのを覚えている。
なので恋人や結婚などは論外だ。絶対に破綻するのが分かりきっていたから、年頃の女の子なら一度は憧れる言葉は無縁なものとシーンは信じていた。だから周囲にはアシスタントロボットと、少しだけ歩み寄ろうとしてくれる人が居ればそれ以上を望むまいと思っていたのに。
「ドクター……」
こんな自分を一切疎んじることなく愛してくれる人がいる。その事実を想うだけでシーンのゆったりした心はとてもポカポカしてしまうのだ。らしくないほど心臓の鼓動を早めてしまうほどに。
『シーンお嬢様、ドクターは本日お戻りの予定ですよ!』
「うん……分かってる」
つい先日ドクターと深く愛し合った自室のベッドで、シーンはダラリと寝転がっていた。
オペレーターとしての仕事は現在無く、カメラマンとして撮りたい目標も今のところ無い。なので部屋でゆったり過ごしていたのだが、この数日ドクターはロドス本艦から離れていた。
普段からべったりくっ付いている訳ではない。だけど会いたいときに会えないのはもどかしい。メールや電話のやり取りよりも実際に見て、触れ合う方がシーンは好きだ。だから今はとても寂しい。
「……」
レンズの言う通り今日にはドクターが帰ってくる。早く帰ってきてほしい、一緒の時間をたくさん過ごしたい。あと数時間も我慢すれば良いだけで、我慢はシーンにとって一つの苦にならないはずなのに、この時ばかりは彼の温もりがあまりに待ち遠しかった。
「…………しようかな」
一言呟いてシーンは起き上がった。近くに置いてあった端末を手に取り、奥底にパスワード付きで保存されているファイルを開いた。中にはたくさんの写真や動画が収められているが、一つとして風景や戦場跡を撮影したものは無い。そのどれもがシーンとドクターの痴態を切り取った写真であり、動画であるのだから。
シーンはそこまで性欲が強い方ではない。いや、強い方ではなかったと言うべきか。何度もドクターと交わり開発される内に、人並みにムラムラすることが増えてきたし、そういう時はドクターを想って自慰行為に耽るのがお決まりになっていた。
「んー……」
無数に存在するあられもない記録の中から一つを選んだシーン。写真の中の自身は全裸で横向きに寝かされ、ドクターに片足を抱えられた状態で犯されている。ピストンの躍動感や飛び散る体液の臨場感、赤みがかった肌色に逞しい男体と嫋やかな女体の対比が美しい。レンズによる撮影は常と変わらない美麗さで二人の性行為を記録していた。
その写真を見ながらシーンは秘部へと手を伸ばす。当時のセックスを思い出しながらショーツの上からそっと筋をなぞると、ピリッとした刺激が走る。悪くはないが、ドクターが与えてくれる激しい快感とは比較にならない弱さ。非常にもどかしい。
「……」
無言で立ち上がったシーンはベッド脇のテーブルの前に立つと、机の角へ慎重に自身の陰部を触れさせた。セックスの写真を表示したままの端末も一緒に置いて、腰をゆっくりと前後に揺すり始める。いわゆる角オナがシーンは気に入っていた。
「んっ……♡ あっ……♡」
熱い吐息が少女の口から零れ落ちた。割れ目へ体重をかけているおかげで、スローな動作でも継続的に快感を与えてくれる。飾り気のない白のショーツは僅かずつクロッチの色を変色させ、感じていることを示していた。
スイッチが入ってきた辺りでシーンは次の
「ぁっ……ひぐっ♡」
それが今では、自分の指で肛門を抉るだけで甘い喘ぎ声を出してしまう。
シーンの身体は色々と鈍いせいで快楽の火が付くのも遅い。だから性感帯を増やしてより気持ちよくなろう、なんてドクターのアホっぽい提案は想像以上に効果があった。指や舌で丁寧に開発された菊門はシーンを容易く絶頂へ押し上げ、今では前戯で必ず触れられるウィークポイントにまでなっている。
動画の中のシーンたちはケダモノのような交わりを続けている。ひたすら不浄の穴を犯すドクターと、犯されて嬌声をあげ続けるシーン。ローションによる粘着質な水音と、グポグポ響く挿入音まで高性能なマイクは拾っていた。
「……恥ずかしい♡」
肛門を苛められて蕩け顔を晒す自身の顔が信じられない。けれどシーンが思い出すのは、逞しいドクターの肉槍で何度も何度も後孔を抉られ続けた快感だ。あの太くてゴツゴツした感触を思い出しながら自分の指でアナルを押すと、ビリビリと淡い気持ち良さが発せられる。
羞恥と背徳感と二点責めはオナニーに適した素材達だった。陰部はクリトリスを潰すようにショーツを押し付け、細指が布越しに菊皺をグリグリと苛め抜く。絶対に他者へ見せられないあられもない姿だ。
「ん……あー……♡」
残されている記録はいつもドクターにしてもらう場面ばかりで、シーンから奉仕することはほとんど無い。本当は気持ちよくしてあげたいと彼女も思っているけれど、ドクターは常に「気にしないで」と笑ってくれた。その言葉を思い出す度に胸がいっぱいになって、もっと好きになって、さらに自慰が気持ちよくなってしまう。
十数分も弄っている内に上半身が机の上に突っ伏した。ひんやりした感触がシーンの頬にあたる。動画が見れなくなったが気にせず自慰行為を続けてしまう。ここまで身体が昂れば想像だけで十分なのだろう。
ドクターとのキスを思い出して、胸を触られたことを思い出して、割れ目やお尻を愛撫されたことを思い出して、激しいセックスの感触を思い出して──半開きになった口からは涎と小さな嬌声だけが漏れていた。
「イ、く……♡」
ビクッ! ぷしっ……♡
ようやく身体が絶頂の閾値を超えたのか、シーンの肢体がビクンと震えた。机に伏せた上半身に身体を預け、足がピンと伸ばされて達した衝撃を味わっている。ショーツはお尻の方までジワリと濡れてポタリと愛液を太ももに垂らしていた。
そのまま絶頂の余韻にしばし浸っていたシーン。ようやく波が引いて落ち着いた頃、まだ震える足を引きずってベッドへ倒れ込んだ。濡れたショーツはそこらにポイっと投げ捨てられた。一部始終を見ていたはずのレンズが壁の置物に徹しているのは優しさなのだろう。
「早く、会いたいな……」
ひとまずシーンの昂ぶりは収まったけど、胸に空いた寂しさという穴は塞がらない。
早くドクターが帰ってきたらいいのにと願いながら、自慰の疲れでひと眠りしてしまうのだった。
◇
「やっと戻ってこれたー……」
見慣れた自室に入った途端、人目を気にせず大きく伸びをした。
数日ほどロドスを開けて移動都市での交渉やロドス支部の視察を行ったのだが、普段出歩くことのない出不精には重労働だ。明日はダラダラ休みたいなと思うがきっとそんな暇がある訳もなく。偉い立場も考え物である。
さすがに執務室へ行く気力は湧かず、持ってきた書類の整理とメール確認だけすればお終いにしよう。その後はシーンの顔を見に行きたい──そんなことを考えていたら、コンコンと控えめなノックの音がした。
「どう──」
『お邪魔します!』
「まだ言い切る前だったが」
当然のように入室してきたのはいつも通り元気いっぱいなレンズと、その上にちょこんと腰かけたシーンである。彼女に会いたいと考えた直後に向こうからやって来てくれるとは、きっと同じ考えだったのだろうと嬉しくなってしまう。
「おかえり」
「ああ、ただいま」
ゆったりとしたボイスに癒されてしまう。忙しなく早口で交渉をすることも多いから、シーンのスローな調子が染み渡る。
ただ、一つだけ気になることがあって。部屋へ入ってきたシーンは一目見ていつもと違う装いだった。
「今日は普段と格好が違うね。よく似合っているけど、どうしたんだい?」
「んー……」
鮮やかな白と朱色の映える振袖の装いは、確か以前にシーンが貰ったという極東の伝統衣装である。一応は彼女の私服扱いになるが、いつもカメラマンの姿なので見る機会はほとんど無かった。
なのでついつい思い切り見つめてしまう。改めてみてもシーンに良く似合った鮮やかな衣装だ。振袖は先の方が黄緑色で彼女の雰囲気とよくマッチしている。朱色のスカートの下に隠れた白タイツの足とブーツはどうにも艶めかしくて視線が吸い寄せられそうだ。
「ドクター」
すっかり見惚れてしまっている間に、スッとレンズから降りたシーンが私の前に立つ。身長差もあって見上げる形になった。彼女の薄黄色の瞳と視線が合う。黒いリボンで髪の毛をまとめるのも綺麗だなと、ふと感じた。
『たくさん抱きしめて』
「ああ、分かった」
今のはレンズを介したシーンの言葉だった。機械を通して流暢に意思を伝えることはできるが、しかし彼女はあまり積極的にやろうとしない。きっと自分の言葉で伝えることに意義を感じているのだろうし、それに背いてでも早く抱きしめてほしいと願っているならいじらしいにも程がある。
小さな体躯に腕を回せばすっぽり収まってしまった。久しぶりに感じるシーンの体温と香りが疲れた身体へ最高の回復剤となる。彼女もまた腕をゆっくり持ち上げて、離さないとばかりに抱きしめた。
「寂しかったのかい?」
「うん」
「私も同じだ、戻ってきてすぐに会いに来てくれて良かった」
「ごめんね」
「気にしないでくれ、本当に嬉しいからさ」
それだけ深く想い合っているのだから、文句など出ようはずもない。こうしている時間だけでも満足感は相当なものだった。
けれど人間とは欲深なもので、すぐ傍に好きな
「したい、の?」
「あー、いや、そのだな……」
どうやら既にシーンにはバレていたようだ。ぼんやりした無表情からは軽蔑の色は見受けられないが、つい言い訳をしてしまう。だけどその前に、シーンが背伸びした。ゆっくり近づく顔と顔、気が付いた時には唇同士が触れ合って。
「おなじだね」
唇が離れたとき、シーンの口元は僅かに微笑んでいたのだった。
◇
ぱちゅん、ぱちゅんとねっとりした水音が響く。
ベッドに腰かけた私の上でシーンの身体が淫らに跳ねている。向かい合った姿勢、豪奢な衣装は一切脱がされていない。少女の身体を美しく飾り立てたまま、白タイツの局部のみを破った着衣セックスはいつもと違う興奮を与えてくれる。おかげで普段以上に勃起した一物は狭い膣内をいっそう抉り込んでしまっていた。
「んっ、あぅ……♡ はげ、しい……♡」
小柄なシーンは体重も軽く簡単に腰を突き上げられる。何度も上下に動かしたり、時にはこちらから腰を揺すって内部の弱いところを小突いてみたり。せっかくの服が乱れてしまわないよう派手な動きは控えているが、それでも快感を得るには十分な締め付けで歓待してくれた。
「シーンも気持ちいい?」
「ぅ、ぁ……♡ ぅん……」
「良かった。とても可愛い恰好だから私は興奮しっぱなしだよ」
素直な気持ちを耳元で囁いてみると、きゅう♡ っと膣内が締まった。嬉しさと恥ずかしさで身体が反応してしまったのだろうか。快感以外の感情で顔を赤く染めて俯こうとするシーンだったが、その前にこちらから唇を奪ってしまう。
「んっ……あむっ、ん……♡」
穏やかに啄むみたいなキスを交わし合う。絡め合った舌の動きすらシーンはとても緩やかだ。時には彼女のペースに合わせ、時には私が強引にリードしてみたり、緩急を付けながら貪るように唾液を交換し合った。とても甘い、蜜を啜っている心地になる。
その間も結合部は細かく動き続けていて、一物と割れ目に等しく刺激を与え続ける。交わる前にしっかり前戯を施したおかげで愛液が泉のようにコンコンと湧き出て止まらない。すっかり気持ちよくなれているが、私としてはもっと彼女が蕩けている顔を見ていたい。
「こっちも触るね」
「……っ♡」
本気汁を指先に塗り付け、ぐちゅりと音を立てながら菊門すら暴き立ててしまう。すっかり性感帯に躾けられた後孔は第二の性器に相応しい敏感さだ。たぶんこの調子だと
ともかく、一度スイッチが入ったシーンは一転してすぐには昂ぶりが収まらない。昇りつめるのも降りるのもゆったりな身体へ、一定の刺激を与え続ければどうなってしまうのか──答えを知っているシーンの瞳が、僅かな怯えと多大な期待を映し出した……ように見えた。
「怖かったら抱き着いていいからね」
「うん……♡」
私の肩にシーンの顎が乗った。静かな吐息が耳元をくすぐってくる。ドキドキと鳴る鼓動の音まで伝わってきそうだ。
少女はふにゃりと身体の力を抜くと完全に私へその身を委ねてくれた。彼女の頭を撫でて「ドクターの好きにしていいよ」という無言の意思表示に感謝して。後は数日会えなかった分の穴埋めを思う存分させてもらうとしよう。
「んっ……♡ やぁっ……♡」
グリグリと膣の一番奥を按摩しながら腰を揺すり、膣道全体の襞をまとめて愛撫する。
シーンの腰を持ち上げて陰核裏のスイートスポットをカリ首でグイグイこそぎ落す。
お尻に入れた二本の指は閉じたり広げたりしながらあちこちくすぐり、膣と直腸の間の壁を肉棒と一緒にサンドイッチして擦り上げた。
押し付けて、グラインドして、抜き差しする。グリグリ、ぐちゅぐちゅ、ぬぽぬぽと卑猥な音が奏でられる。寡黙物静かな少女からこんなにもエッチな多重奏が響くなど、いったい誰に想像できるだろう?
「あっ……♡ あぁ゛~~っ……♡」
ましてや雌の嬌声を上げて善がる姿など、誰にも予想がつかないに違いない。
濁音の付いた長い艶声を知っているのは私だけという優越感に満たされる。ぷしゃりと飛び出たのは潮か愛液か、それともお漏らしかもしれない。別にどれでも良かった、シーンが気持ちよくなっている証拠なのだから。
片手はシーンのお尻を責め抜いているが、もう片手は今もフリーだ。よって単にシーンを抱き留めるだけでなく、スカートの内部へ潜り込んで好き勝手するのもできるわけで。破けた白タイツの間を通り、ズラされたショーツの隙間へと指先の感覚を頼りに進んでいく。その先で待っているのはすっかり性感で目覚めてしまったシーンの一番敏感なところである。
カリッ……プニュッ♡
「~~~~ッ♡♡」
「おお、すごい勢いだ」
指の腹でクリトリスを優しく潰した途端、『ぶしっ、ぶしゃぁ』と愛液が吹きあがった。もはや声にならない悲鳴をあげてシーンが絶頂にのたうち、前後の穴に挿入された異物を痛いほど締め付ける。手で握り潰されてるのではと錯覚しそうな勢い、快感に鈍くすぐには気持ちよくなれないシーンからは想像もつかないイキっぷりだった。
しかしまだまだ終わらない。ここで絶頂したからと手を緩めず、あくまで一定のペースを保ってシーンを甘く苛め抜く。高みに達した女体は一呼吸置く間もなく性感を流しこまれ、結果として緩やかな絶頂がひたすら続くことになってしまう。
「あ゛っ……♡ ん゛っ、あぅ……♡」
とろんとした瞳、酸素を求めて伸ばされた舌、ポタリと垂れ落ちる涎に額から流れる汗まで、シーンを構築する全てが美しい。口数少なく無表情な少女が私の膝の上でこれほどまでに痴態を晒し、特等席で眺め啼かせることができるのだ。これ以上の贅沢などもはや存在しないと言い切れる。
タン、タン、タン……♡
ぬぽっ、ぬこっ、ぬぽっ……♡
口も、舌も、陰核も、膣も、子宮も、肛門も、あらゆる性感帯に触れ続けては快感を与えた。唯一露出させていない胸すら服の上からカリカリと乳首を擦り快楽信号を流し込む。無尽蔵に供給される気持ち良さはシーンを絶頂の波から下ろしてくれず、ドロドロに蕩けながら何度も身体を震わせていた。
「シーン……! シーン……!」
「ん、どく、たぁ……♡」
名前を呼び合う。挿入する音が段々と激しくなってきた。気付けばシーンの衣装が乱れ、鮮やかな布地が視界の隅を何度も舞っている。我慢ならず一度肉槍を引き抜くとベッドへシーンを転がしてしまう。うつ伏せに寝かせた状態でスカートを捲り上げると、細足を覆うタイツと共に形の良いお尻が明らかとなった。
すっかり仕上がった前後の穴はどちらも私を誘うようにクパクパ、ヒクヒクと開閉している。このままアナルセックスに切り替えても良いだろうが、今は寝バックの姿勢で割れ目の内部へと帰還することに決定した。選ばれた膣穴は歓喜と共に我先にと膣襞を絡み付かせ、僅かな外出からお帰りなさいと出迎えてくれた。
代わりに放置されたお尻の方の不満は、シーン自ら教えてくれる。
「あ……おしり、さびしい……」
「心配せずとも、そっちも後で愛してあげるから」
重なり合った体勢で囁いた。シーンの耳がカッと赤くなる。
両手足を縫い留め、体重を掛けて押し潰すピストン。元より体格差も体重差もあり、しかも動きの鈍いシーンはこうなると一切の抵抗が出来なくなる。ともすれば無理やり犯しているようにも見えるだろう。本人も最初は少し怖かったと後に話してくれた。
「あっ♡ やっ、んんっ……♡」
それが今では、すっかり快楽に溺れた雌の顔で楽しんでいた。抑えつけられることへの恐怖心など微塵も感じない。ゴシゴシと膣襞を一枚一枚磨かれ、ひたすら快感を貪り気持ちよくなってしまう姿は私への信頼の証でもあった。「この人なら決して乱暴なことはしないから」──彼女がそう信じてくれるからこそ、お互いに心から気持ちよくなれている。
「手、にぎってぇ……♡」
シーツへ投げ出された小さな手の上から、重ねて手のひらを置いて指を絡めた。既に深く深く繋がっているのがいっそう強く結びついたように感じた。シーンの体温と、心が近い。意識した途端にドクドクと脈打ち出した一物が射精間近だと訴えかける。
グイっと腰を引き、パァン! と派手な音を立てて叩きつける。ゆっくりと、されど大きく力強いピストンを意識した。一物が引き抜かれる度に膣口が盛り上がり、一物が戻る度にグッと締まり、精液を強請っているようだ。
「もう、射精る……っ!」
「うん、いいよ……♡」
一際力強く打擲音を響かせた直後、限界が訪れた。
びゅくっ! びゅるーっ! と放水じみた勢いで精液が吐き出される。シーツへ押し留められたシーンの子宮へこれでもかと白濁が注ぎこまれ、もっとも大事な小部屋を己の遺伝子で満たしていく。同時に絶頂した膣はうねうね蠢いて一滴でも多く精子を搾り取ろうとするかのようだ。
心地よい射精が止まらない。いつまでも少女の膣内へ注ぎ込めると錯覚しそうなほど。子種がドクドクと製造されては無尽蔵に鈴口から吐き出され、いまや膣道まで逆流していた。
「あっ……そっち、は……♡」
ならばと肉槍を引き抜き、にゅぽん! と音を立てながら切っ先をヒクつく菊門へ押し当てた。まだ柔らかい肛門括約筋を押しのけ、先端を軽く埋没させる。膣と比べて入口はきつく、
結局たっぷり一分は射精したのだろうか。自分でも信じられない量の欲望を直腸へ吐き捨てて、小柄な少女の両穴を自分のものだとマーキングしたのだった。
「ふぅ、はぁ……ヤバいくらい射精したな……」
今度こそ大人しくなった一物をシーンのお尻から引き抜く。コルク栓を抜く音に近い軽快な音が響き、ドロリと白濁が両穴からあふれ出た。白タイツを履いててもなお目立つ量に我ながら呆れの念しか出ないものだ。
ひとまず息を整え、シーンに水とタオルを持ってきてあげよう。絶頂の余韻で冴えてきた頭でそのようなことを考えていると、シーンがこちらをゆっくり振り向いた。
「どくたー」
「うん? どうしたの?」
「ありがとう」
彼女はいつも性行為の後に礼を言う。その裏には「普通と違う自分を愛してくれてありがとう」の意味が込められていることを私は知っていた。だからこそ、私も負けないくらい彼女に感謝の言葉を伝えたいのだ。
乱れてもなおサラサラの髪を労わるように撫でた。少しでもこの気持ちが彼女へ届くようにしたい一心で、心を尽くして言葉を紡ぐ。
「こちらこそありがとう。好きだよ」
「うれしい……大好き」
確かにシーンと付き合うのは苦労することも多いだろうが。
そんなことが気にならないくらい、この娘は可愛いのだと知っている。それだけで私は十分に満たされていて、シーンもまた同じく感じてくれているのだ。
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