※この作品はR-18です。

純性癖ナイツ   作:ひかりねこ

33 / 59
アニメのアーミヤがすごい可愛い&カッコよかったと感じた直後の投稿です。


お嫁さんなアーミヤとイチャラブ初体験する話

「次の作戦行動では、ドクターとアーミヤには夫婦として活動してもらう」

 

 ブリーフィングの最中、ケルシー先生の発した予想外の一言に隣のドクター共々固まってしまいました。思わずドクターと顔を見合わせると、向こうも何が何だかさっぱりとばかりに小首を傾げてます。ではこれはケルシー先生独自の案、なのでしょうか?

 戸惑いながらも「あの……」とおずおず手を挙げてみます。

 

「私とドクターが夫婦というのはその……どういう意図なのでしょうか? いえ、決してケルシー先生を疑っている訳ではなく──」

「疑問はもっともだな。だが今回はこの"設定"が一番、君たちが四六時中行動を共にしても違和感が少ないと考えた」

 

 設定、という言葉を舌の上で転がして飲み込みました。決してその、残念に思ってる訳ではありませんよ?

 そもそも発端は三日後に提携先の企業へこっそり訪問する用事のことです。信頼できる取引会社という触れ込みなものの、裏では感染者を搾取しあくどい行為に手を染めている噂が流れてます。根も葉もない流言の類であれば構いませんが、実際に客として訪れて感触を確かめようとドクターが提案したのです。

 だからてっきり今回の作戦もドクターが提案したものと思っていたのですが、やっぱり本気で驚いているみたいです。

 

「僕とアーミヤで夫婦は無理があるだろう、外見に差がありすぎる。せめて親子はどうだ?」

 

 その言葉にちょっとショックを受けてから、

 

「いや、親子の方が無理がある。君の外見と声からしてアーミヤほどの年齢の娘が居るのは考えづらい。やはり年若い夫婦として偽装する方が適任だろう、君たちの関係性なら違和感もあるまい」

 

 ケルシー先生の言葉に嬉しくなってしまいました。

 我ながらとても分かりやすいですが……私はドクターのことがとても好きです。頼れる大人としてもそうですし、今では異性としても恋焦がれています。この燃え盛る気持ちを誤魔化すつもりはありません。

 でもドクターは皆を繋ぎ止める支えですから、私の個人的な感情で独占するのが危険なのも自覚しています。だからこの感情は大事に胸に仕舞っておこうと考えていただけに、ケルシー先生の提案は願ってもないことでした。

 

「ドクター、やりましょう」

 

 浮かれそうな心を抑えて厳粛に、ロドスのリーダーに相応しい態度で臨みます。

 

「私たちロドスの信念が、ただ感染者を食い物にしようとするだけの企業に利用される事は避けねばなりません。そのために必要な事前調査を成功させるためなら、芝居を打つのも一つの手立てです」

「アーミヤ……」

 

 本当は芝居でなんて終わらせたくない──という本音は必死に抑え込みました。

 

「それに私はドクターのことが好きですから。奥さんとしてきっと上手にやれますよ!」

「はは、ありがとう。僕もアーミヤのことが好きだよ」

 

 胸が暖かくなるとても嬉しい言葉です。でもドクターの「好き」は私の「好き」と違うのはよく理解してます。わざわざ心を読むまでもありません。驚くほどの深謀遠慮を張るドクターですが、一方で驚くほど女性の好意に鈍感なのですから。

 とにかく、私欲も混じってしまいましたが取引先の裏を確認するのも大事な使命です。先ほど語った言葉は噓偽り無い本音です、この大地でロドスが活動するためにも万全の手を打ちましょう。

 

「なるほど、意義はよく分かった」

 

 私の言葉に頷いたドクターが真面目な調子でパンと手を叩きました。つられて私も気が引き締まります。

 普段はとても親しみやすい人ですけど、いざ真剣になるとすごく頼りになってカッコイイです。この人ならどんな困難でも解決してくれると無条件に信じちゃいます。

 

「ケルシーの案を受け入れよう、アーミヤと夫婦でやってきた客という体で潜入する」

「賛同を得られて何よりだ。ただしドクター、これだけは肝に銘じてもらおう」

 

 そこでケルシー先生の目がスッと細められて、ドクターを鋭く射抜きました。隣から発せられる感情にさざ波が立ったのをアーツで感知してしまいます。

 

「アーミヤは無知な子供ではないが、まだ十代前半の年若いリーダーなのも事実だ。敢えてこの場ではっきりさせておくが、君の仕事は彼女の補佐だ。間違っても『夫婦という偽装背景』を履き違えないように」

「ああ、承知しているとも。僕の全力でアーミヤをサポートし、当然ながら分別は守る。これで満足か?」

「良いだろう。その言葉が裏切られないことを期待している──どうした、アーミヤ?」

「えっ、ひゃい!? な、何でもないですよ?」

 

 ……えっと、つまりケルシー先生の危惧してた事というのは、もしかして。

 夫婦だからと、ドクターが私に迫ってこないように釘を刺したということでしょうか? も、もしそうなったら私はむしろ嬉しいと言いますか、絶対断れない自信があると言いますか……あわわ、赤裸々に考えすぎて頭がオーバーヒートしちゃいそうです!

 

「ふむ……アーミヤ、君の気持ちは理解しているつもりだが、今回はあくまで目的のための手段だ。君も気を付けるように」

「は、はい……大丈夫、です」

「僕は思ったより信用されていないのだろうか」

 

 冗談っぽく呟いたドクターの言葉もどこか遠く、私はケルシー先生へと頷いたのでした。

 

 ◇

 

 ブリーフィングが終わって自室に戻った後も、先ほどのやり取りが頭から離れてくれません。

 ベッドに横たわって天井を見上げながら、何度も同じ単語を反芻してしまいます。

 

「夫婦、夫婦ですか……」

 

 幸せの形とは人それぞれです。結婚して家庭を作るのが幸福と語る人もいれば、一人で好きなことに没頭する生活こそ至高だと言う人もいるでしょう。どれが正解なんて答えは誰にも導けないものです。

 でも少なくとも私にとっては、ドクターと特別な関係になる事への憧れがとても強くて、間違いなく幸福への最短ルートなのだと思います。だって想像するだけで胸が暖かくなって、頬が緩んでしまいそうになるのですから。

 

「ドクター……」

 

 あの人への想いが抑えきれなくなって、片手が無意識に身体の下部へと伸びていて。けれどすぐに理性が手を引き戻してしまいます。()()を行うのは何だかその、言いようのない気恥ずかしさと不安がありまして……想像のドクターではなく、本物のドクターとたくさん一緒に居たいです。

 いえ、それなら手段はあるはずです。たとえば今日の話を理由にすればドクターもきっと断らないはず。どちらにせよ違和感のない『夫婦』となる必要がありますから、先に予行演習をするのが確実でしょう。

 

「うん、そうですよね……! 私もドクターも、どうすれば夫婦らしく在れるか知らない訳ですから」

 

 これはとても名案ですし、理に適っています。

 という理論武装も出来た今、一秒でも時間を無駄にしたくありません。衝動のままベッドから跳ね起きて、椅子に掛けてあった上着を羽織ります。体躯より大きな上着は否が応でも少女っぽさを思い知らされますが、でもケルシー先生だって夫婦の方が良いと言ってくれました。もっと自信を持って良いはずです!

 

「おや、アーミヤ。こんな時間にどうしたんだい?」

 

 逸る気持ちのまま部屋を飛び出しドクターの自室を訪ねてみれば、もう遅い時間だからか驚いた様子。なのに当然の顔をして部屋へ上げてくれるドクターの好意に甘えさせてもらい、緊張しながら踏み入りました。あまり来たことは無いですけど、ドクターの匂いが色んな所から漂ってきて、居るだけでドキドキしちゃいますね……っていけません、目的を忘れてはダメですね。

 

「実はドクターにお願いがありまして──」

 

 一緒に並んでベッドへ腰かけながら話題を切り出します。今はフードも外されて素顔が間近にあるせいで、どうにも心が落ち着きません。恥ずかしくて直視できないんです。

 

「──なるほど、夫婦として振舞うための予行演習か」

「はい、今のままではきっとボロが出てしまうと思いまして。その、ドクターが嫌で無ければ一緒に慣れておくべきかなと」

「嫌だなんてとんでもない。僕も覚えてる限り誰かと結婚した記憶は無いから、アーミヤが提案してくれて助かったよ。ありがとう」

「お、お礼を言われるほどのことじゃありませんよ!」

 

 であれば私がドクターにとって初めての、お、お嫁さんになるのですね……意識するだけで心臓がバクバクなってしまいます。たとえ仮初の関係であったとしても、好きな相手の特別になれるのは嬉しいです。

 だけど夫婦の予行演習をするなら、どうすれば良いのでしょうか? 勢いで提案してしまいましたが、具体的に何をするべきかはサッパリです。夫婦らしいこと、夫婦らしいこと……うーん。

 

「じゃあ、今はアーミヤが僕の妻になる訳だ。なにか夫にしてほしいことはあるかい?」

「えっ!? あっ、その、えーっとですね……」

 

 ドクターの方から話を振られてビックリしました。ど、どうしましょう、まだ悩んでいる途中なのですが。

 

「でしたら、その……手を握ってもらえませんか? 触れ合うスキンシップに慣れておくべきかなー、なんて……」

「スキンシップか確かに。分かった、こうすれば良いかな」

「あ……」

 

 男の人の大きな手が、私の手を包みました。とても暖かい、ゴツゴツしてるのに安心できます。伝わる体温からドクターの優しさが感情と一緒に届いてきて、これだけで幸せな気持ちになってしまいそう。

 あれ、でも、ドクターからはどこか懐かしさのような感情も届いてきてます……どうしてでしょうか?

 

「こうしていると、君と初めて出会った時のことを思い出す」

 

 訝しんでいると、私の疑問へ答えるようにドクターが呟きました。

 

「チェルノボーグでのこと、ですか?」

「ああ。目覚めたばかりの僕の手を君が取ってくれた。あの時感じた温かさを思い出すと、懐かしい気分になってしまうんだ」

「そうですね……あの日から随分時間が経ちましたから。本当にあっという間の出来事でした」

「だからこうして、今度は僕がアーミヤの手を握っているのを嬉しく感じてしまってね」

 

 どこか気恥ずかしそうにドクターは笑いました。つられて私も微笑んでしまいます。夫婦というより、まるで恋人のようなやり取り、なのでしょうか? 恋愛小説を読んだ事はありますけど、どれも甘酸っぱくて今の状況と似ていた記憶があります。実際に自分が同じ立場になるとこんなにも胸が高鳴るものなのですね。

 このままずっとドクターと手を繋いでいたいです。きっとドクターは受け入れてくれると思います。でも許されるならもう一歩、さらに踏み込んでみたいから。

 

「こ、今度はギュッと抱きしめてもらえませんか?」

「アーミヤ、それは──」

「いえ、私からやっちゃいますね!」

 

 一瞬ドクターが躊躇したのはケルシー先生が釘を刺していたからでしょう。お気持ちは理解できますが、だからって私が躊躇う理由にはなりません。立ち上がって有無を言わさず両手をドクターの背中へ回してしまいました。互いの服越しに体温を感じて、呼吸も鼓動も手に取るように聞こえてきます。

 手を握って、抱きしめて、これは夫婦らしさの演出と言えるのでしょうか? きっと違うのでしょうね、それくらいは分かってます。むしろ予行演習どころか直接的な『好き』を表現するための行為であって、私は自分の気持ちを抑えきれていない自覚があるんです。

 

「ドクター……離したく、ないです。ずっと私の傍に居てほしいんです」

「予行演習はもういいのかい?」

「意地悪なことを言わないでください! 私はドクターのことが、ずっとずっと前から──」

 

 その時、強い力で身体が引き寄せられました。ドクターの両腕がギューッと私を包み込んでいると気付いたのは、一拍置いてからのことで。いつの間にかお互いに固く抱擁する体勢となり、頬がドクターの胸に当たっていました。

 

「どうやら私は臆病で、ズルい人間だったようだ」

 

 強い感情が否応なしに頭へと流れ込んできます。様々な色が複雑に絡み合っていて分かりづらくて、だけど主軸となっているのは申し訳なさと、喜びでしょうか? 密着しているせいなのか、いっそう強力に感じ取ってしまって頭の整理が追い付かないほどです。

 

「白状すれば私だって君のことが好きだ。しかし残っていた倫理観が、周囲の目が、何より良心という名の躊躇が一歩先へ進むことを押しとどめていた」

「ドク、ター……わたし、私は──」

「だけど君が今回の夫婦関係を偽装で終わらせたくないと願うのならば……とても嬉しいし、応える準備がある」

 

 信じられ、ません。ドクターと特別な関係になりたいと願っていました。あわよくばを祈って今夜この部屋に足を踏み入れました。だけどドクター自身から実質的な告白をしてもらえるなんて、夢にも思っていなかったんです。

 緊張して喉がうまく動きません。口の中がカラカラに乾いて一言発するのにも苦労して。でも勇気と気持ちを振り絞るには今しかないと奮い立たせて、私は背伸びしました。

 

「私は、あなたのことが大好きです。任務ではなく本当のお嫁さんに、なりたいです……」

 

 素顔のドクターへ唇を近づけて、そのままキスを……と思っていたのに、後少しだけ背が届きません。こういう時に自分の低身長が恨めしく感じたのも束の間、ドクターの方から唇が近づいて。

 

「アーミヤ、ありがとう」

「んっ……」

 

 ──初めてのキスは、コーヒーの味がしました。

 

 ◇

 

 大胆に、でもとても丁寧な手つきで服を脱がされていきます。

 ドクターの手で上着を取り払われ、ノースリーブのシャツは前をはだけさせられて。スカートはスルリと床へと落とされた状態で、優しくベッドへと押し倒されてました。ドクターが上から覆いかぶさって、すごい距離が近いです。

 

「すまない、性急だったろうか?」

「いえ、そんなことはありませんよ。私も……ドクターと結ばれたかったですから」

 

 告白して、想いが通じ合ったと分かった瞬間に身体を重ねようとするのは、人によっては焦りすぎではしたないと思うかもしれません。でも私はもっと深く結ばれたい欲を抑えきれなくて、幸いドクターも同じことを考えてくれてました。

 なので、エッチなことをしちゃうのだって自然な流れなんです。正真正銘初体験、知識でしか知らない性行為を前に心臓が爆発しそうなくらい高鳴ってます。僅かに感じていた羞恥心は期待を前に呆気なく吹き消されてしまいました。

 

「触るよ」

「はい、どうぞ……」

 

 男の人の大きな手の平が黒いキャミソールの下へと入ってきました。誰にも触らせたことの無いお腹を直に撫でられ、ゾクリとした感覚が止まりません。そのまま上へ上へと進んできた手はペロリと肌着を捲り上げて、水色の下着がドクターへと晒されてしまうのでした。

 無言でブラジャーを見つめるドクターの呼吸が少し荒いです。まだ胸は大きくないし、肉付きが良い訳でもない貧相な少女の身体。背伸びして下着だけは大人っぽいのを選びましたけど、ミスマッチと思われてたらどうしよう……不安に駆られておずおずと訊ねてしまいます。

 

「あの、ドクター……その、どこか変だった、でしょうか?」

「すまない、そうじゃないんだ。君があまりにも綺麗で見惚れてしまってた、大人らしい落ち着いた下着も良く似合ってる」

「あ、ありがとうございます……とっても嬉しいです、ドクター」

 

 思わず笑顔になってしまいました。いつもいつもドクターはそうなんです。容易くその人が欲しい言葉を理解して投げかけてくれる手腕は、私と同じく心が読めていると説明されても不思議じゃない精度でした。その度に「私もドクターみたいになりたいな」と尊敬してしまうのです。

 可愛いと言ってくれた下着の上にドクターの手のひらが乗りました。温かくて大きい、ちょっと重量もあるから膨らみ始めてる胸はふにゅりと潰れてます。スリスリと下着越しに手を動かされるだけで、その下の素肌が擦れて僅かな快感がやってきます。

 

「んっ……私の胸、あまり大きくないですけど……ドクターに喜んでもらいたいです」

「僕は最初から喜んでいるし、ガッカリする事は決してないよ。どんなアーミヤでも絶対に愛せる」

「ふふっ、ありがとうございます。とても頼もしい、ですね……ひゃっ!?」

 

 ちょっと油断した次の瞬間、ドクターがブラジャーを上へと追いやってしまいました。胸とその先端に感じるのはヒンヤリした空気の感触と、突き刺さるようなドクターからの好奇の視線。ムズムズしてくすぐったいです、だけど隠すことはせず素肌をドクターへ晒したまま、伸ばされた指を受け入れました。

 ドクターはまるで壊れ物を扱うみたいに、まずはゆっくりと胸の周辺をなぞってます。先端の周辺をグルグルと指が動き回ったり、むにゅりと指先を押し込んだり。絶対に痛みを与えないよう気を払われているタッチに、自分でも信じられないような艶めかしい声が出てしまいます。

 

「んっ、あっ……それ、気持ちいい、です」

 

 素直に申告すると、ドクターはもう少し大胆に触ってきました。指先だけでなく手のひらで圧迫するように揉んだり、先っぽを慎重に摘まんでみたり、まるで初めて与えられた玩具に夢中な子供のようです。普段と違ってエッチで好奇心旺盛な姿につい笑顔になってしまいました。

 

「ドクターにもそういう所があるんですね」

「がっつきすぎだったろうか? だとしたら申し訳ない」

「いえ、むしろ嬉しいんです。ドクターが私にだけ見せてくれる顔を、情欲を、もっと私にぶつけてくれると嬉しいです」

 

 だって今の私はあなたのお嫁さんですから──はにかみながら宣言すると、ドクターの目線が明らかに変わりました。どこか遠慮がちで気遣っていたものから一転して、容赦ない獣欲をぶつけてきて。少し怖いくらいのそれを受けて、全身にゾクゾクした悦びが走るのを自覚しました。

 今の私はドクターのお嫁さんで、組み敷かれてしまう(おんな)なのだと自覚させられる。本で読んだ過激な表現の意味がこれ以上なく理解できてしまいました。

 

 ドクターの口が私の胸に近づきました。何をされるか察した瞬間、柔らかな唇の奥へ先っぽが吸い込まれて。ちゅーっと、赤ん坊のように吸い上げられてしまいます。

 

「アーミヤの乳首、甘い……」

「はぅ、おっぱい、吸っても何も……出ませんからぁ……」

 

 ちゅーちゅー、ちゅぱちゅぱ。大きな赤ちゃんの面倒を見ているみたいですけど、やってくる性感は誤魔化せません。おっぱいを弄られるだけで気持ちいいのに、吸われたり歯を優しく立てられると「あぅ」とか「ひゃん!」とかはしたない悲鳴が出ちゃいます。

 大人の女性の胸とはとても言えない部位へドクターが夢中になってくれてる──まだ貧相な私の身体でも好きな人を満足させてあげられる、その嬉しさが物理的な快感以上の快感になって身体中を駆け巡るんです。じんわりと広がる多幸感と気持ち良さに、気付けば足の根本をスリスリと動かしていました。履いているショーツがじんわりと湿ってムズムズしちゃいます。

 

 私の変化に気付いたのか、ドクターが胸からいったん離れました。舌先と胸の先っぽの間に細い糸がつぅと伸びてて、そこはかとなくエッチな見た目です……おっぱいを愛撫されていた事実に、改めてゴクリと息を呑んでしまいました。

 

「アーミヤも気持ちよくなってくれて良かった」

「ドクターの、おかげですよ……優しく触ってくれて、嬉しいんです。もっとたくさん愛してください」

「それは、たとえばこっちとか、かな?」

 

 小さく『くちゅり』と水音が鳴った途端、とんでもなく顔が熱くなったのを自覚しました。

 だ、だってそれはドクターの指先が私の性器へ触れた時の水音で。既にショーツが濡れていたのは分かってましたけど、改めてドクターに明示されるのはすごく恥ずかしいことでした。はしたないからと反射的に足を閉じようとするものの、大きな両手にガバリと開かされてしまいます。

 

「ど、ドクター……! これは恥ずかしいですから……っ!」

 

 そのまま膝裏が頭の横に届きそうなほど持ち上げられて、まるで前転を途中で止めたような格好に。咄嗟に隠そうと伸ばした両手はドクターに抑えられてしまいました。

 ふーっと、興奮を帯びた荒い呼吸が当たります。ドクターの顔のすぐ傍に、タイツとショーツ越しとはいえ私の一番大事なところがあるんです。そこをジッと見つめられるだけで身悶えしちゃって、恥ずかしくて、なのに何故だか身体の奥からジワリと水が湧きだして。

 

「おっぱいを触られておまんこを濡らしてしまったんだね」

「い、言わないでください……っ!」

 

 ドクターから溢れてくる感情はとても分かりやすくて、「おまんこを濡らしてるアーミヤが可愛すぎる」とはっきり理解できてしまいます。耳を塞ぎたいですけど、塞いだところで流れ込んでくるエッチな感情。可愛いと思ってもらえるのは嬉しいですけど、それとこれとは話が別と言いますか。そ、そもそも『おまんこ』だなんて言い方がすごく恥ずかしくて……!

 粘ついた視線が私の大事なところに突き刺さってるみたいです。既にショーツはズラされて、隠していた割れ目はもちろんお尻の穴までじっくり見られちゃってます。これでもかと羞恥を煽る様に翻弄されて、私はドクターが次に何をするか分かりませんでした。だから状況の変化に気付いたのは、ピッというタイツを裂く音が聞こえてから、陰部に生暖かい感触が触れた後だったのです。

 

「ひゃうっ! ど、どどどドクター!? いったい何を──!?」

 

 鮮やかな赤い舌が、私の割れ目に沿って這うように舐めあげてます。

 状況を正しく理解した直後に押し寄せたのは、「そんなところ舐めちゃダメです!」という気持ち。だっておしっこを出すところで汚いですし、お尻の穴も近くにありますし……いくらエッチの為の穴で、ここから子供が産まれるとしても、好きな相手に触らせるべきではありません!

 ……なのに、ドクターはちっとも躊躇せず舐めてます。既に水色のショーツは除けられ、開かれた白い裂け目が内部の赤色を曝け出してました。自分でもほとんど見た事の無い内部を、ドクターはしっかり見つめて舌で舐めまわしてるんです。

 

「あっ、あぅ……っ、それ、変な感じして……ひぅっ!」

 

 舌で割れ目を舐められる経験なんてもちろん初めて。嫌悪感や抵抗感、あるいはドクターへの罪悪感をもっと抱いてもおかしくないのに、頭の中は『気持ちいい』の悲鳴でいっぱいでした。唾液を纏った柔らかい舌が、ザリザリと内部を擦り上げて、吸い上げて、それが堪らなく気持ちいいんです。

 

「そんなところ、舐めちゃダメです、からぁ……」

「でもアーミヤのここは『舐められるのが好き』って正直だよ。おつゆもいっぱい溢れてる」

「あ、あうぅ……」

 

 さながら数日振りに水を啜るかのような、砂漠でオアシスを見つけた旅人のような、とても美味しそうに割れ目の中を吸われてます。ちゅーちゅー、じゅるり、なんて擬音が聞こえてきそう。ドクターの指摘通り舌での愛撫が気持ち良くて、そのせいでたくさん愛液が漏れてしまって、それをドクターに舐め取られてペースが上がる悪循環。いえ、ドクターからすれば好循環なのかもしれませんが……

 

「そ、そんなに夢中になっちゃうもの……なんですか?」

 

 好奇心から訊ねてしまうど、ドクターが一瞬割れ目から口を離しました。助かったと安堵するのも束の間、今度は指でぷにぷにと陰唇を弄られてしまいます。うぅ、それだけでビリビリした快感が走ってしまうのが恨めしいです。

 

「甘酸っぱくてとても美味しいけど、何よりアーミヤのだから僕もすごい興奮するんだ」

「な、なるほど?」

「すごく綺麗で無垢で、いつまでも舐め回したい程だ」

 

 そこでドクターは言葉を区切ってから、

 

「オナニーもしたこと無さそうだから、なおさらじっくり解して濡らさないだからね」

「えっ、ええっ!? どうしてそれを──」

 

 思わず言いかけてから、とんでもない事を口走りかけたと気付いて慌てて口を閉じます。だけどもう遅くて、ドクターは優しそうな笑みの中に悪い微笑みまで浮かべてました。

 

「うん、やっぱりそうか。あんまり自分でここを弄るのにも慣れてなさそうな雰囲気があったからね」

「ドクターが、とても意地悪です……」

「ごめんごめん。だけどある意味重要というか、アーミヤに痛い想いはしてほしくないから」

 

 ドクターの手が伸びて、私の長い耳をゆったり撫でてくれました。これ、とても好きです。撫でられると心が温かくなって、身体から力が抜けて、すごく幸せな気持ちになってしまいます。さっきまでの恥ずかしさや文句がすっかり飛んでしまうのですから、やっぱりドクターは策士です。怒る気持ちも吹き飛んでしまいました。

 

 でも、一つだけ訂正するなら、

 

「一度だけ、その、オナニーしたことはあるんです……」

「どんな風に、と聞いても?」

「えっとですね──」

 

 思い出します。初めての、そして一番最後にした自慰行為は初潮を迎えた直後のことでした。

 ドクターへの想いが抑えられずに悶々としていた頃、何かの拍子に柔らかな角にお股を当てると気持ちいいことに気付いてしまったのです。確かソファを跨ぐ時に偶然擦れたのが切っ掛けだったと思います。

 今よりまだ子供だった時期ですけど、本能的に快感だと気付いてました。それでもしばらくは、お股をたくさん擦りつけてみたい欲求と好奇心を、快感への恐れが上回って抑え籠めていたのですが……結局我慢しきれず、オナニーしてしまったのです。

 

「って、どうして私がドクターにこの話をする必要があるんです!? こ、ここまでとしましょう、ね!?」

「いやぁ、だけど僕はアーミヤの初体験をもっと聞きたいな」

「ひゃぅ、舐めるのは、ダメですってばぁ……」

 

 ドクターの舌が再び割れ目をなぞり始めました。今度は上から下へ大きく移動して、一番上にあるもっとも敏感な突起から、下は終端を超えた先の会陰部分まで、たっぷりと愛撫されました。どこか緩慢な動きは先ほどまでと比べて酷く焦れったくて、ドクターがわざと弱い刺激に留めているのがよく分かります。

 だから仕方なく、私はオナニー初体験の話を続けることにしました。決してもっと気持ちよくなりたいからでも、ドクターに話すことで喜んでもらいたいなんて変態っぽい理由ではありませんから!

 

「えーっと、その、結局恐れより好奇心が勝ってしまいまして……」

 

 いよいよ覚悟を決めた当時の私は、机の角にハンカチを被せて、そこへ下着越しにお股を擦りつけました。最初は躊躇いがちに動かしていた腰も段々勢いを増してきて、明らかに「気持ちいい」を貪欲に求め始めていたんです。気付けば下着もハンカチも湿っていて、机に体重を預けていた手は胸へと伸びていました。子供ながらに胸を触ることの良さは、シャワーを浴びる際に気付いていましたから。

 でも最後は絶頂することなく終わってしまったのです。ドクターのことを想ってオナニーしても、募るのは虚しさだけ。肉体的には気持ち良くても精神的にはちっとも満たされなくて。先に身体の方が限界を迎えて、ベッドへ倒れ込んでしまったのです。机の下は垂れ落ちた愛液で小さな水溜まりになっていて、後で片付けるのに苦労しました。

 

「というのが顛末でして……それ以来、オナニーしてもあまり気持ちよくなれないと分かったので、していないんです」

「じゃあ今日はアーミヤにたくさん気持ちよくなってもらわないとだ。でないと君の夫として、お嫁さん一人満足させらないことになってしまう」

「ドクター……」

 

 夫、お嫁さん。ドクターに改めて告げられるとやっぱり嬉しくて仕方ないです。今ならきっと、ドクターを想ってオナニーしても絶頂まで出来るのではないかと、はしたなく考えてしまうほどに。もちろん試す気はないです、だってドクターの手でたくさん触ってもらいたいですから。

 愛おしさがいよいよ胸の奥から溢れてきて、かつて自慰に走った際の好奇心がムクムクと起き上がってきました。もっと、もっと深く、ドクターとの繋がりが欲しいです。この人のお嫁さんになったという消えない証を刻みつけてほしいです。

 

「ドクター、私はもう大丈夫ですから……処女(はじめて)を、貰っていただけませんか?」

「……分かった。だけどその、僕のはどうにも一般より大きいようで──」

 

 躊躇いがちにドクターがズボンを下ろすと、ブルン! と勢いよく大きな棒が飛び出してきました。

 ……え? これが、男の人の性器……なんですか? その、えっと、信じられないくらい大きいです。まず凄い長いです、私のお腹にピトリと押し付けられた先端は、お臍のちょっと上くらいまで来てます。これを受け入れたらお腹が破けてしまうのではないでしょうか?

 かといって細い訳でもなく、私の手首くらいの太さがあります。男の人の匂いを漂わせた肉の棒は浅黒い色をして、血管が脈打っていて、とても禍々しい外見。もう完全に凶器です、オペレーターの方々の武器の方がまだ可愛げがあるように思えました。

 

「大丈夫か、アーミヤ?」

「あ、あはは……すみません、本物は初めて目にしたので」

 

 子供に読ませるような性教育の本では、これほど生々しい男性器の描写はありませんでした。あまりに異質で異様で恐ろしくて、無意識に太もも合わせて足を閉じてしまいます。あんなサイズのものが私のお腹に入るはずが無い、そんな怯えにも似た感情に支配されかけて。

 

「悪いが足を開くよ」

「あっ……!」

 

 ゴツゴツした男の人の手が、閉じた両足を再び開いていました。さっきまでお臍に当たっていた男性器の洗顔が割れ目に合わせられて、いよいよドクターが押し入ってくる気なのが分かりました。流れてくる感情も「アーミヤを僕のものにしたい」という色が強くて、少し怖いですけどそれ以上に求められるのが嬉しかったです。

 ほぅ、と息を吐きました。ここまで来たら逃げられませんし、怖いからと逃げるのはドクターに不義理だと思います。観念して足の力を抜くことでドクターへ身体を委ねました。さっきまで舌で愛撫されていた割れ目の奥からは愛液がじゅくりと染み出して処女喪失に備えています。

 

「できるだけゆっくりするし、優しくする。それでも痛かったら言ってくれ」

「はい……ですが、その、一つだけ我が儘を聞いてもらっても良いでしょうか?」

「何でも言ってくれ」

「それなら──」

 

 キスをしながら挿入して欲しいです、そう告げた途端にドクターの唇が私の唇と重なって。ギュッと目を瞑って舌を絡め合わせながら、同時に腰の方では明らかに大きすぎる男性器(異物)が侵入を開始してました。

 

「んぐっ……! ん~~っ!?」

 

 やっぱり痛い。ただドクターを受け入れるだけで途轍もなく痛くて涙が出そうです。キスで口を塞がれていなければ悲鳴を上げてのたうち回っていたかもしれません。でもまだドクターは挿入したばかりで、これすらも序の口という現実に意識が遠くなりかけました。

 でも、初体験を気絶して終わらせるなんて真似はしたくありません。だから頑張って耐えようとしている内に、ドクターが優しく頭を撫でてくれました。こちらを労わる穏やかな手つきに力が抜けて、全身から痛みによる強張りがゆっくりと抜けていくのを感じます。

 

「もっと力を抜いて、リラックスして」

「分かり、ました……んぐ……っぅ……!」

 

 どうにか身体を弛緩させている間にゆっくり、ジワジワと大きな肉棒が私の膣内を進んでました。本当にじっくりと、いっそ緩慢なほどの動きはドクターの気遣いなのでしょう。その間に何とか息を整えた私は、先っぽが壁にぶつかる感触を感じました。ドクターがピタリと動きを止めたそこは……女の子の初めての証があるところ、です。

 

「アーミヤ……いいかい?」

 

 問いかけに頷きました。もう覚悟は出来ていますから、ひと思いに他でもないあなたに奪ってほしいです。痛みも恐怖も耐えられます、だって今の私はドクターのお嫁さんなのですから。今の私は上手に笑えているでしょうか、引き攣った笑みになっていないか自信が持てません。

 

「どうかあなたの手で、私を女にしてください」

「ありがとう」

 

 感謝と共に再び異物が進軍を開始しました。まずはグーっと力を籠めてきますが、残念ながら先へは進みません。それと同時に先ほどとは比較にならない痛みが襲ってきました。まるで身体を縦に裂かれるみたいな痛み、鉱石病の発作よりあるいは凶悪かもしれません。

 

「よ、世の中の女性はこんな痛みに耐えて、子供を作ってるんですね……!」

 

 うめき声の代わりに冗談めかして笑ってみようとしましたが、どうにも上手くいきません。ドクターを余計に心配させてしまっただけのようで、視線で「止めるか?」と問われたので首を横に振りました。ここで後に引くつもりはありません。

 さらにドクターの腰が強く押し込まれてようやく、先っぽが奥へと進み始めたのを感じます。ぶちぶちと小さな音が身体の奥で鳴っているのが聞こえるようです。処女膜の喪失はとんでもない激痛を伴うと、知っているつもりでしたけど。思わず両手を伸ばしてしがみついたのはドクターの背中で、背中に爪を立ててしまってました。

 傷つけてしまってごめんなさい。でも痛みの逃げ道を探す身体はちっともと力を緩めてくれません。そしてドクターは爪を立てられる痛みをおくびにも出さず、されるがままとなってくれています。

 

「つっ、づぅ……! いた、い……! でも、あとちょっと、で……!」

 

 ブチン!

 言った傍から一際大きな音が聞こえた、ような気がしました。次の瞬間、死んでしまいそうな激痛が電流のように全身を駆け抜けて、即座に嘘のように引いていきます。それと同時に押し込まれていた先っぽがズルリと奥へ入り込んで、一息に行き止まりまで到達していました。

 二重の意味で信じられません。処女喪失の激痛を乗り越えられたことと、あんなに大きなドクターの男性器を受け入れられたのもそうです。お腹の中は異物感が凄くて、見れば7割くらいが私の膣内へと埋没しているのだから当たり前なのでしょうか。密着した隙間からは目にも鮮やかな血が流れてます。あれが処女を喪った代償なんだなと、他人事のように感じました。

 

「うっ、ぐ……はぁ……はぁ……今だけは、まだ……! 動かないで、ください……っ!」

「ああ、もちろん」

 

 ピークを乗り越えても荒い呼吸が止まりません。というより、先ほどまで自分が呼吸しているかどうかすら曖昧でした。それでも空気を求めて喘ぐ内にやっと意識がクリアとなり、ようやくドクターを傷つけてしまっていた両手を引き剥がすことができました。

 

「その、ごめんなさい……爪を立ててしまって、痛かったですよね?」

「いいや、これぐらい平気だよ。君の受けた痛みをほんの少しでも肩代わりできたなら、これほど嬉しいことは無い」

「ドクター……! ありがとう、ございます」

 

 互いに支え合うことの尊さを、こうして改めて感じることができて感無量でした。

 それからゆっくりとドクターは腰を動かそうとしましたが、すぐに「いや、もう少し待とう」とバツの悪そうな顔をしてます。もう我慢できない、早くアーミヤ(わたし)を貪りたいという感情(よくぼう)が隠さず流れ込む。今日何度目かも分かりませんが、気付けばフフと笑ってしまいました。大きく深呼吸して息を吐き出します。

 

「ふぅー……いいですよ、ドクター。痛みも引いてきましたし、慣れてきたので」

「あー、すまないアーミヤ。今の僕の感情を読まれるとちょっと申し訳ないというか、君に負担が掛かるというか」

「気にしないでください、ドクターのしたいことを受け止めてあげるのもお嫁さんの務めですから。むしろそう思っているのに自省してくれているのが嬉しいくらいです」

 

 でも優しくゆっくり動いてくださいね、とだけお願いして、後はドクターにお任せしました。

 ただ好きな人の言いなりになって、都合の良い存在になるだけが愛じゃない。その理屈は分かっていますけど、一方で相手の欲望を心行くまで満たしてあげたい感情もまた愛の一つだと思います。だからドクターが強く私を求め(愛し)てくれるのが、嬉しくて嬉しくて。ついつい頬が緩むのを抑えきれません。

 

「よし、それじゃあ動くよ。さっきも言ったけど──」

「無理そうなら言うように、ですよね?」

「まったく、アーミヤには敵わないな」

 

 困ったように微笑んでから、ドクターの腰が引き戻す方向へ動き出しました。

 

「っ……!」

 

 痛みはだいぶ引きましたけど、やっぱり処女膜があった箇所を擦られるのは痛みが伴います。あの激痛に比べれば何てことないと鼓舞して我慢する、前にドクターが再びキスをしてくれました。ただ唇を重ねているだけなのに、心は幸福の感情で満たされて、身体は素直にドクターへ開かれてしまいます。

 気付けば抜け落ちる寸前までドクターのものが出ていました。ここから今度は膣内へ戻って、また出てを繰り返すのですよね……さっきの痛みを思い出して身構えてしまいますが、

 

「んっ……あっ、あぁっ」

 

 ズルリと奥へ戻ってくる感触を前に、隠しようのない嬌声が口から飛び出していました。

 信じられません。でも事実として、ドクターの大きいの──この際だからもう"おちんちん"と呼んでしまいましょう──が膣内(なか)を擦った時、確かに"気持ちいい"と感じたのです。そしてこの感覚は、おちんちんの先端が子宮の入口にコツンと当たった際に確信となりました。

 

「んあっ、あっ、ひゃう!」

 

 恥ずかしすぎる声が止まってくれません。ドクターもちょっと驚いた様子で私を見てます。

 

「もしかして、気持ちいいのかい?」

「へ、変な感じが、して……ドクターのが往復する度に、身体がふわっと、するんです……!」

 

 それこそ、一度だけ自慰行為に耽った時や先ほどドクターに愛撫されてた時と全く同じ、快感としか呼べない衝撃が脳に届いてます。でも、だって、さっきまで私は処女だったんですよ? こんないきなり気持ちよくなってしまうなんて、エッチな女の子みたいで恥ずかしすぎて……!

 私の戸惑いをドクターも理解できてないはずはないのに、動きは全然止まってくれませんでした。むしろもっと私が悶えている姿を見たいという感情が流れ込んできて、僅かずつ出し入れのペースが上がっているように感じます。するとおちんちんの出っ張ったところが膣内を擦ったり、お豆さんの裏側を小突いたり、子宮の入口をノックしたりして、気持ちよくなってしまうんです。

 

「あっ、あっ、あうっ! これ、ドクター、気持ちよく、て……! ひゃっ、はぅぅ……っ!」

「今のアーミヤ、すごく可愛いな。もっとそういう声を聞かせてほしい」

「そ、そんな事を言われましても……ひぅっ!」

 

 ゴツンとおちんちんに大事なところを突かれて変な声が出ちゃいました。気持ちいい、恥ずかしい、嬉しい、もっとしたい、色んな感情が交じり合って渦を為して、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられた絵具の色みたいです。でもドクターから伝わってくる感情は一切ブレてなくて、私を求めて可愛いと考えてくれてるんです。

 ドクターの腰遣いに合わせて、自分からちょっとだけ腰を動かしてみました。僅かに当たる角度がズレた先っぽが気持ちいいところに当たって、ジンワリと快感が広がります。今のをもう一度。そう考えてまた腰を動かすと、今度は違う所に当たってまた気持ちよくなりました。

 

「アーミヤ……!」

「ドクター……!」

 

 パン、パン、水音が高らかに響いてます。気付けばドクターの動きから遠慮が無くなっていました。

 ギシ、ギシリという軋む音は私が腰を動かしている音。もう恥じらいを覚える余裕はありません。

 私はドクターと一番深い所で繋がってます。ドクターの大きなおちんちんを受け入れて、女の子から(おんな)にしてもらいました。心が蕩けてしまいそうなほど幸せです。

 これが子作り、男女の交わり、セックスというものなんですね。絡み合う両手と両足が自分でも分かるほど艶めかしくて、肉体関係に溺れる人がいる気持ちが理解できちゃいそうで。こんなに幸せで気持ち良い行為、夢中になっちゃうに決まってます。

 

「ダメだアーミヤ、そろそろ」

「射精、してしまいそうですか……?」

 

 切羽詰まった様子のドクターが頷きました。男の人の絶頂、射精は言葉だけなら理解しています。女性の子宮に精子を吐き出して妊娠させる行い。本当は避妊具を付けないといけないのを、今更ながら忘れていたのを思い出しました。

 でも、ここまで来てドクターに「一度ストップで」とは絶対に言えません。私だって望んでないです。だから──申し訳ありません、ケルシー先生。もしかしたら今夜、ドクターの子供を孕んでしまうかもしれません。後悔は欠片も無いです、むしろ幸せすぎてどうにかなってしまいそうですから。

 

「お願いします、あなただけのお嫁さんに、全部受け止めさせて……!」

「ぐっ、アーミヤ!」

 

 一際強くドクターの腰が押し付けられて、子宮がグッと上へと押し上げられました。ビクンと震えたおちんちんの先端から熱い何かが迸ってて、大事な袋の中へ注がれてます。これが射精で、今お腹の中を満たしているのが精液なんだ──知識よりも本能が先に理解して、子宮がキュッとなりました。そこから広がる熱が身体中を駆け巡って、全身が打ち震えたのはきっと絶頂なのだと、思います。

 熱くて、温かくて、火傷しそうに思う傍らお湯に浸かったみたいな心地よさ。ビクリと震える度に粘ついた精子が飛び出して子宮を満たして、お腹がずっしり重たく感じてしまうほど。今日は危険日ではありませんけど、これだけ射精されたら妊娠しても不思議じゃありません。

 

 やっと射精を終えたおちんちんがズルリと抜け落ちると、白い精子に破瓜の血が混じった液体が零れ落ちてました。とても生々しい初めての証に思わず目を背けたくなって、でもなぜだか目を離せません。

 

「ぐっ、うぅ……はぁ……すまないアーミヤ、自省が全く、利かなかった……」

「謝らないでください。私も、ドクターに射精されて一緒に絶頂しちゃいましたから……初めての絶頂をドクターと一緒に経験できて、嬉しかったです」

「そう、か。アーミヤの様々な初めてを貰ってしまったな、ありがとう」

 

 お礼を言うのは私の方です──口に乗せようとした言葉は、何故だか言葉になりませんでした。

 あれ、と思う間もなく意識がスッと落ちていきます。どんどん暗闇に閉ざされる視界の中で、ニコリと笑ったドクターが頭を撫でようと手を伸ばしたのが見えました。ああ、やっぱりドクターは優しいです。

 もし子供を妊娠していたら、母体感染の防止に急いで薬を飲まないと。そうするとケルシー先生に報告しないとですから、きっとドタバタすると思いますけど……ドクターと一緒に子育てするのは、間違いなく幸せな未来だと思います。

 

「お休み、アーミヤ」

「おやすみ、なさい……ドク、ター……」

 

 そんな、未来への展望とも妄想とも付かない想像に浸ったまま、いよいよ心地よい暗闇へと身を委ねたのでした。

 

 ◇

 

 次の日、同じベッドで目覚めた私とドクターはいつも通り仕事へ戻りました。

 昨晩の思い出はすごく鮮明に残っていて、一晩明ければとんでもなく恥ずかしいことをしてしまったという気持ちでいっぱいです。恥ずかしすぎてドクターの顔をマトモに見れず、でもお嫁さんになれたことが嬉しくて顔がにやけてしまって、仕事の時も色んな人から「アーミヤさん、ちょっと浮ついてません?」と注意されてしまいました。うぅ、素直に反省です。

 そしてドクターは何とケルシー先生に、直接私たちの関係を報告しに行ったようでした。昨日の今日で関係を結んでしまったことをケルシー先生が怒らないはずありません、なのに一人で話を付けに行ったのはきっと私を庇っての事なのでしょう。

 

「そうはいきませんよ、ドクター……!」

「あ、アーミヤ!? どうして……」

 

 だから私は、「ケルシー先生とドクターが深刻な顔をして部屋に入って行った」という情報を聞いた途端、一目散に走り出していました。案の定ドクターは驚き顔で、ケルシー先生は「掛けたまえ」と冷静に椅子を指さしました。きっと、私が来ることも織り込み済みだったのでしょう。

 

「おおよその顛末はドクターから聞いた。その上で、今は簡潔に問わせてもらおう──後悔は無いな?」

「はい、ありません。私は今、誰よりも幸せなお嫁さんですから」

 

 ドクターが僅かに噴き出した音が、いやに大きく響きました。ま、まあ確かにお嫁さんという言葉は可愛らしすぎたかもしれませんが……嘘偽りない私の立ち位置です、誤魔化す気はありません。

 神妙に私の言葉を聞き届けたケルシー先生は、デスクに置いてあったマグカップの中身を一口飲んでから、はぁ、と小さなため息をつきました。呆れているようですが、どこか嬉しそうな感情も込められてたのはきっと気のせいじゃ無かったと思います。

 

「了解した。アーミヤが納得し幸せであるなら後は当人たちの責任だろう。これ以上干渉する気は無いし、その権利も無い。彼女は無知な子供ではない、ああその通りだとも」

 

 ただし、とケルシー先生は鋭くドクターを見据えました。ほとんど睨んでいるような迫力に、思わず足が半歩下がってしまいました。

 

「君は必ずアーミヤを幸せにする義務がある。分かるな、今度こそ記憶喪失で逃げる事は許されない」

 

 その言葉に、ドクターは一歩も引くことなく、私を庇うように前へと出ました。

 大きな背中。戦いになるといつも私の方が前に出てしまうから知らなかった。彼の背中はとても大きくて安心感があって、無条件に安心させてくれるのだと。

 

「ああ、望むところだ。僕は必ずアーミヤを幸せにするとここで誓おう」

「……ふっ、ならばいい。君からそのように殊勝な言葉が出てくるとは思わなかった。おめでとう、だが任務の事は忘れないように」

 

 それだけ告げて、ケルシー先生はもう用は無いとばかりに去って行きました。

 私は茫然とそれを見送るしかできません。でも、ケルシー先生が私たちの関係を認めてくれて、ドクターはとっても嬉しい言葉を誓ってくれて、もう頭の中はパンクしちゃうそうです。

 

「そういう、訳だ。はは、面と向かって言うのは中々恥ずかしかったけど──」

「ドクター!」

 

 言葉で感謝を伝えることは、もう出来そうにありません。

 だからこの万感の思いを一片でも伝えるために、ドクターへ思い切り抱き着いたのでした。決して、感極まって涙を流している姿を見せたくないとか、そういう理由では無いんです。

今のペース・文字数で書き続ける方がいい?

  • 今のままでいい
  • 1話の中にもっと濡れ場があってもいい
  • 1万文字以下でたくさん投稿してほしい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。