純性癖ナイツ 作:ひかりねこ
「告解室を作りたい?」
突拍子もない提案に思わずそのまま聞き返してしまった。
きっと間抜け面をしてるだろう私を見上げながら、アルケットは毅然とした表情で頷いてみせる。
「はい、その通りです。このロドスに告解室を作ってみたいと思ったのですが、ドクターさんは反対ですか?」
「いや、反対というか……すまない、急すぎて驚いてしまったんだ」
オペレーター・アルケットはラテラーノからやって来たリーベリの
だけどまさか、ここで聞くとは思ってもみなかった。いったいどういうつもりなのか詳しく聞いてみたくて、アルケットに続きを促した。
「ロドスはたくさんの人が集まる場所で、とても良いところだと思います」
「それはありがとう」
「ですが、良いところであるが故に、良いところで無ければいけないという意思が働いているようにも思えるのです」
どういう意味だろうか? 私が考えもしなかった視点から切り込まれた話に興味を引かれてしまう。まだアルケットの伝えたいことは分からないから、黙って彼女の言葉を待った。
「皆が前向きで様々な理不尽に抗おうとしているのは立派なことです。けれど、誰しも常に立派であり続けることはできません。ちょっとした弱音や文句、そういう事を言える場があったら良いなと」
「一応グループ単位で上司は居るし、そういう本音を聞ける体制も整えているつもりだが」
「では聞きますが、共に働く
真っ直ぐな問いに言い淀んでしまった。薬で抑制してるとはいえ病人は病人、そんな彼らの前でポロリと弱音を零すのが躊躇われる気持ちは分かる。引け目や負い目を持つ人はいるだろう。
考え込んでしまった私に、「今のはちょっと意地悪な言い方でしたね」とアルケットは微笑んだ。綺麗な赤と蒼の瞳と視線が交わる。
「告解室といっても大それた懺悔を聞くのではなく、普段言えない本音を吐き出してスッキリしてから前を向く、そういう場が有ったら良いなと
「もしかして一人で全部やるつもり?」
「……その、ロドスにいるサンクタの方々はそういうのあまり向いてない気がしますし」
遠慮がちに告げられて「あ~」と納得。トラブルメーカーとか面倒くさがりとか、さもなければ真面目過ぎてロジハラになりかねない面々ばかりだ。アルケットじゃなくても託すのは怖いと考えそうだ。
クセの強いサンクタの事情はともかく、アルケットの思想は一理あると言えた。皆が頑張っているからこそ言い辛い弱音や不満、そういうのをどこかでガス抜きできる場はあっても良い。所詮綺麗ごとだけで回らないのが世の常だ。
「
「宣伝? ポスターでも作るの?」
「ちょっとした割引券を用意するつもりです! ほら、購買部で販売してもらってるランデン修道院のビールとミルクパンがあるじゃないですか? 告解に来てくれた人にはどっちかを一枚進呈、という形式にしようかなと」
なるほど、それは意外と面白そうな試みだ。アルケットがよく推してくるランデン修道院特製のビールとミルクパンは本当に美味しくて、私もすっかり魅了されて購買部に置いてもらうよう頼み込んだ。その甲斐あってか今はいつでも購入できるし売れ行きも好調と聞いている。
そんな人気商品の割引券があれば興味本位で来てくれる人も多そうだ。しかし購買部も商売である以上、割引にするからにはそれなりの採算が無ければならないが……その問いにアルケットは「もちろん考えてます」と頷いた。
「所詮は私の我が儘である以上、ロドスやドクターさんに迷惑をかけるつもりはありません。清貧はシスターとして望むところですから、自費で補填するつもりで考えてますよ」
「そこまで本気なのか」
「当然、ランデン修道院の宣伝も忘れてはいませんけどね!」
にこやかに笑う彼女はシスターらしく慈愛に溢れた立派な人物であった。信仰を立て直そうとする力は信仰そのものより強いのかもしれないが、ここまで来れば立派な聖職者だ。切っ掛けはどうあれ他者の為に動こうというのなら、私も力になりたいと思う。
……それにまあ、どのような会話があったか断片だけでも知ることができれば、今後のロドス運営の役に立つ。生の本音というのは意外と貴重なデータである。
「いいじゃないか、私も全面的に協力するよ。取り急ぎ空き室の手配と使用許可、あとは割引チケットを用意するための資金も工面しよう」
「えっ、待ってください、そこまでドクターさんに頼るのは──」
困ったように手を伸ばした少女の手を取り落ち着かせる。本当に資金の方面で私に頼る気は無かったのだろうが、それぐらいは頼ってもらわないとむしろ寂しい。
「気にしないでくれ、どうせ痛む懐がある訳でもないのだし。それにこうしてお返しは貰ってるからね」
カッコ付けて言いながらアルケットの細い腰をグイと掴む。
「ひゃっ、うぅ……♡ お返し、って……♡」
実のところ告解室を作りたいというアルケットの発言からここまで、ずっと繋がり合ったまま会話を続けていた。既に何度も身体を重ねているのでお互い恥じらいが無いというか、ちょっと休憩のつもりで抱き合いながら喋るくらい良くあることである。
なら恋人関係なのかと問われるとそうでは無くて、言ってしまえばセフレのような気安い間柄だ。エッチなことへの相性が良いのか互いに不満を持つことなく、それこそスポーツでも楽しむように円満な肉体関係を築けている。
「ドクターさん、その物言いは少しおじさんみたいですよ? アイドルやってたときに枕営業を持ちかけられたことを思い出します……」
「ははは、それは悪かった」
服を脱がされ足を開いた正常位で寝転がるアルケットの白い裸体は美しかった。輝く金髪に色違いの赤と蒼の瞳、それに小柄ながらも出るところは出て引き締まった女体は男を惹きつけるのに十分な魅力を放っている。ほんの一瞬だがアイドルにスカウトされて活動してたのも納得の美貌だろう。
そんな美人にして立派な志を抱いた、貞淑さが求められるはずの
「別に肉体関係が無くたって援助はするさ。でもせっかくだしウィンウィンで罪悪感の無い方がお互い納得がいくだろう?」
「それはそうですけども」
何度も肌を合わせて気持ち良くなっている以上取り繕う必要性は無いのだ。気持ち良くなって、気持ち良くして、その結果に見返りを得る。皆が得する建前があるなら乗っかってしまえば良い。
それをアルケットも分かっているから「仕方ありませんね」と苦笑した。リーベリらしからぬ長い尻尾が嬉しそうに揺れている。
「まあ、ドクターさんの玩具にされるのは嫌じゃありませんから。分かりました、
「ああ、任せてくれ。ちゃんと期待に応えてみせるさ」
ただ、と一言付け加えて細い腰を掴んだ手に力を籠めた。
次に何をされるか察知したアルケットが手で制そうとするがもう遅い。
「『玩具にされるのは嫌じゃない』ではなくて、『玩具にされるのが好き』だろ?」
「ひぎゅっ♡♡ ま、まってくださ──あんっ♡」
どちゅん! と膣内で温められ続けた肉槍で一突き。アルケットの背中がグッと反り返り、白い喉を晒しながらビクリと身体が震えて絶頂する。これまで挿入だけされて焦らされた中で急に与えられた衝撃に耐えきれなかったようだ。
そこから更にどちゅん♡ どちゅん♡ と追い打ちみたく腰を動かす。あまり早いピストンではなく、カリ首や肉幹で狭い膣内を全部擦り上げるような動かし方。締め付けがよく膣襞の細かい彼女の
「ひっ、ひぐっ♡ イってます、イきましたからっ……♡ ひゃっ♡ あんっ♡ だめ、です……っ♡」
などと口先だけは抵抗の意思を示しているものの、表情はすっかり蕩けて快楽の虜になっている。基本的に明朗快活で修道院の立て直しを第一に考えている彼女だが、こうして交わる時は結構なマゾっ気を発揮する。なので乱暴なプレイ──暴力や度の過ぎた行為を除くが──をされるとむしろ喜んで気持ち良くなってしまうのだ。
本人曰く「優しいドクターさんがこういう時だけ乱暴に求めてくるのが好き」と言っていたが、ともかくソフトなSMやオナホ扱いといったプレイはこちらも望むところである。これだけの美少女を好き勝手できるのは良いことだ。
ぐぽっ♡ ぐちゅっ♡ にゅぷぷっ♡
「やっ♡ あっ♡ はげし、ですから……♡ ひっっ♡ あんっ♡ また、イっちゃ、い……♡」
逃げられないように太ももから大きく足を開かせて、がっちり抑え込んだ体格差を分からせる体勢。覆い被さった下ではアルケットが何度も絶頂してされるがままとなっている。組み敷かれる被虐感と、何度も硬い肉棒で膣内を擦られる感覚に頭がクラクラしている頃だろう。
水飛沫の音がぷしゃり♡ と聞こえて下半身が生暖かいもので濡らされる。確認するまでもなく彼女の潮吹きで、連動して膣襞がきゅぅ♡ と締まって一物をキツく包み込んだ。それを気にせず自分本位に二度、三度と子宮口やスイートスポットを突けば、「もうオナホになるしかないんだ♡」と抵抗を諦めたように女体が弛緩してぷしゅぷしゅと水飛沫をお漏らしする。
「いっぱい潮吹きして気持ちいい?」
「は、い……っ♡ ドクターさんがお射精するための道具になるの、気持ち良くて……♡
上品な声と一人称で答えながらも濁った嬌声を抑えきれない姿にムクムクと嗜虐心が湧いてくる。自分から
もっと彼女を絶頂させたい。余裕のないイき顔を晒させて、
「あっ♡ 胸まで触るのは、反則ですからっ♡ ひゃっ♡ ドクターさん♡」
パン♡ パン♡ とテンポ良く腰を打ち据えて、その度にアルケットの決して小さくない双丘がプルンと揺れる。強欲にそちらにまで手を伸ばして、先端をカリカリと苛めながら甘い喘ぎ声を搾り取る。どこまでも男を悦ばせる性処理道具であり、楽器でもある少女にもう雄の欲望を抑えきれそうになかった。
「ぐっ、そろそろ
「いつでも、大丈夫ですから……っ♡ お好きな時にお射精♡ してくださ──っ、ああ゛ぁぁぁぁ~~~~……っ♡♡」
びゅくっ♡ びゅるるるる……♡
「はぁ……はぁ……♡ ドクターさんの、熱いですね……♡」
「だいぶ溜め込んでたけど全部吐き出したよ」
「えへへ、満足してもらえて嬉しいです……あっ、綺麗にしてほしいのですか? 仕方ありませんね♡」
射精して萎えかけた一物を口元に近づけるとアルケットは嬉しそうに亀頭へとキスをして。まだ肩で息をしているのに『犯してくださりありがとうございます♡』と言わんばかりにしゃぶりつく。
舌をねっとり絡めながら精液と愛液を舐め取り、尿道に残った精子すらちゅうちゅうと吸い取ってくれる。献身的なご奉仕にすっかり気を良くした私が頭を撫でると、嬉しそうに目を細めてリラックスするのだった。
「はい、これで綺麗になりましたよ。さてドクターさん、
「ああ、任せてくれ。とりあえず空いてる部屋の利用から掛け合ってみるさ」
「吉報をお待ちしてますから!」
こうして私とアルケットのいつも通りの逢瀬はしかし、不思議な約束を取り付けて終わったのだった。
◇
その後、忘れない内にアルケットとの約束は果たした。
使われていない空き部屋を見繕っては内装の用意も協力し、
最初の内は「本当に人が来るのかな?」と半信半疑だったりしたが、ちゃんと割引券の効果はあったらしくポツポツと人は訪れて。しばらくすると中々評判の良い告解室として認識されているようだった。
実際に利用した人にそれとなく話を聞いてみると、
「最初はどうなのかと思ったけどシスターがとても丁寧に話を聞いてくれた」
「馬鹿げた悩みだったけど真摯に答えを探してくれて助かった」
「他で言えない悩みを聞いてもらえるだけでもありがたい」
「愚痴を零して美味しいビールの割引券も貰えるなんて最高!」
などなど……私の想像を大きく超えてオペレーター達からの評価はすこぶる良好なようである。今は割引券に頼らずとも毎日4、5人くらいはやって来るそうで、ランデン修道院のシスター・アルケットの名は以前より随分と売れたらしい。本人がベッドの上で嬉しそうにそう語っていた。
──ならば私も、一度は経験してみたくなるのが人情というものだろう。
告解室に変貌した一室の扉を控えめに叩く。特に予告や予約はしていなかったが、それでも「どうぞお入りください」と聞きなれた声がすぐ返ってくる。それを合図に私は『使用中』の札を扉に掛け、初めて告解室なるものへ足を踏み入れたのだった。
内部は意外と暗い。意図的に照明の光量を搾っているようだ。そして部屋の真ん中を仕切るように暗幕が用意されていて、真ん中付近に声を通すための小さな穴が点々と空いている。それらは部屋の暗さと相まって暗幕の奥を見透かすには至らない。
「お掛けください。この場では誰しも平等であり、また何者でもございません。緊張せずとも結構ですよ」
まるで浮ついた内面を見透かされたかのようで少し恥ずかしい。
非常に落ち着いたアルケットの声に従って、暗幕の前に設置された椅子に腰かける。普通のロドスの椅子では雰囲気が出ないからと主張したアルケットによってわざわざ黒く塗り直された品だ。こうしてみると確かに、どことなく厳かな雰囲気を感じなくもない。
「さて、
「なるほど、お互いに正体は詮索せずに知らない建前で語り合うと」
初めて告解室で声を出してみる。向こうもまさか私が来たとは思っていなかったのだろう、「えっ」と一瞬動揺した雰囲気が伝わってきた。だがそれも僅かな間ですぐに彼女は平常心を取り戻していた。
「はい、その通りです。今この場にいる限り、
「なるほど、そういう事なら……シスター、あなたに相談させてもらいたい事がある。聞いてもらえるだろうか?」
「もちろん構いませんとも! 是非お悩みをここで吐き出してスッキリとこの部屋を後にできるようお手伝いしますから」
頼られて嬉しそうなアルケットの声に小さく笑みが零れてしまう。いつもは信仰心より修道院を優先してそうな女の子なのに、やっぱりこういうところは真面目で敬虔な女性である。
それなら一つ胸を貸してもらうとしよう。ただ何を話そうかあまり考えてこなかったから……よし、この話題にしてみるか。こほんと咳払いをして話し始める。
「私は実は、過去の記憶を失っているんです」
と、神妙な語り口で切り出した。
敬語になってるのはこの場の空気のせいだ。なんだかその方が良さそうというか、そういう空気に呑まれていた。ほんの少し暗幕の奥でクスりと笑う気配を感じたが気にしない。
「ふむ、それはさぞお辛い経験をされたのでしょう」
「その辛い経験も何があったか実感が無いのですが……シスターに一つお聞きしたい。記憶を失う前に犯した罪とは、果たして記憶を失ってもなおその人の罪となりますか?」
「なるほど……私から安易な答えを口に出すことは出来ません。ですが、過去はただそこに在るだけなのです」
これまで他者に語ったことの無い潜在的な不安と疑問。切実な問い掛けに対して、アルケットの回答は不思議なものだった。
どういうことでしょうか、と聞き返す前に彼女は続きを語ってくれた。
「罪とは難しいものです。許すこと、許さないこと、それは主観でも客観でも成り立つことです。そして仮にあなたが主観として過去の罪を気にしているのなら、私は先の言葉を記憶の無いあなたへ贈ります」
「過去はただそこに在るだけ、と?」
「はい。気にするなというのではなく、まずはそのまま受け止めること。嘆き悔やむことも、過ちを正すべく前を向くことも、全て
人が人を裁くのはとても難しいことなのです、と彼女は続ける。
「だから最後は己自身が覚えのない
「…………悩むことも開き直ることも、すべては私の自由であり、逃避ではないと」
「向き合い戦うことだけが正解ではありません。正しさとは常に痛いことで、今のあなたに
なるほど、と口の中で呟く。
どこかスッキリした気持ちだった。彼女の回答はもしかしたら解決ではなく時間稼ぎなのかもしれない。けれどそういう言葉を私は確かに欲していて、誰にも明かせなかった心境を始めてこうして吐露できた。
分かったような気がする、確かにこの告解室は良いものだ。人に聞いてもらえる環境があるのはありがたい。
「助かりました、ありがとうございます。あなたに相談できて良かった」
「構いませんよ、迷える方々を導くのも我らの主の教えですから。あなたの一助となれたのならば幸いです」
顔は見えないが、きっとアルケットは暗幕の先で微笑んでいるのだろう。そして私もまた、おそらく同じ表情をしているに違いなかった。
◇
さて、思いがけず真面目な相談をさせてもらったわけだが。
正直お互いに向こうに誰がいるのかハッキリ理解してるし、それが何度も身体を重ねる信頼性がある相手だと承知済み。何ならこの告解室が上手く回り出すまでの愚痴や苦労を散々抱いてる最中に聞かされたものだ。
ならばやってみたい事がある。だいぶ下心満載だし嫌がられたらそれまでだが、仕方ないではないか。密室で美少女シスターと二人きり、さらに本音を自由に話して良いなどと……興奮しない方が難しい。
「もう一つ、相談させてもらっても良いですか?」
「はい、大丈夫ですよ。今日はあなたで最後のつもりでしたから、お時間の事は気にしないでください」
それは好都合だ。フードの下でニヤリと笑って話を進める。
「実は最近、とある女性に対して平時から劣情を我慢できていないのです」
「れ、劣情……それはその、様々な女性に対して、ですか?」
僅かに強張ったような声音が恐る恐る確認してきた。明らかに個人としての興味や恐怖を隠せていない様子に、何故か私の方が安心してしまった。
「いえ、その、相手は一人だけなのですが……非常に明るく精力的な女性で、目を惹くほどの美人なのです」
「な、なるほど。へ、へぇ~そうなのですか……それでその、美人で素敵で魅力的な女性に劣情を隠せないと?」
一転してあからさまに嬉しそうな雰囲気を出すシスターである。一応は互いの正体を知らない建前なのに良いのだろうか。まあ今更だ。
「一緒にいるだけでつい顔を目で追ってしまいますし、胸元や太ももにも視線が行きがちで。恥ずかしいことに、最近はどのような下着を着けているかすら気になってしまう始末。変態的な執着心が芽生えつつあります」
「そう、ですか。なるほどなるほど、そうなのですね……ではあなたは、そのような気持ちにどう折り合いを付ければ良いか聞きたいのですか?」
結構なことを言ってる自覚はあるが、存外にアルケットの声音から侮蔑や拒絶は感じられなかった。むしろ先ほどよりも淡々とこちらの意図を確認してくる裏にどこか上ずった勢いを感じられる。
「このような欲求が肥大して相手を傷つけてしまうのが、少し怖くもあります。ですがもしかしたら、相手もまた答えてくれる可能性があって……シスターはどのように感じるでしょうか?」
「普通であれば危険な兆候です。女性にもまた一個人としての尊厳がある以上、危ないことをする前に距離を取るか折り合いを付けるかが最善ですが……失礼、少しだけ席を外しますね」
と、至極真っ当な意見を述べてくれたシスターが席を立つ気配がした。言葉通りに部屋の奥へ下がったのだろうが、当然そちらに部屋の出入口は無い。なのに何をしているのかと訝しむことしばらく、『パシャリ』と端末で写真を撮る音が小さく聞こえてきた。
それから間髪入れずに私の持つ端末から通知音。まさかと思いながら開いてみると、やはり送り主はアルケットで──暗い部屋で黒の修道服をたくし上げて、白いレースのショーツを自撮りしているアルケットの写真が添付されていた。
「な──」
「すみません、戻りました……どうされましたか?」
「あ、いえ、何でも……」
全て把握したうえで語り掛けてくるアルケットにドギマギしてしまう。
この暗幕の向こうで理知的に悩みを聞いてくれた
「ふふ、分かりますよ。きっと良いことがあったのでしょう」
「ええ、まあ」
「さて、先ほどの話の続きですが、他者に対して同様の劣情を向けるのは道徳に反することだと思います。しかし中には例外もあって──たとえばあなたがその想いを向けている相手ならば信じてみてもよろしいかと」
「……良いのですか?」
「良い悪いは本人が決めることです。あくまで
そうか、そういう事なのか。ならばもう仕方ない。
本当はご法度だろうが今から直接意思を確認させてもらおうと、何も言わずに部屋を区切る暗幕に手を掛けた。薄くて脆くて、理性と約束によってのみ守られた儚い仕切り。本当は覗いてはいけない秘密を暴き立てる罪人となり、私はその幕を潜り抜けた。
「やあ、アルケット」
「あっ、ドクターさん……ダメですよ、告解の最中にこちら側へ踏み込んでは」
「君が誘ってきたのだろうに、今更なにを」
言葉と裏腹に嬉しそうな笑みを浮かべるアルケットの姿は、これまで一度も直接目にしたことの無い装いだった。黒色のワンピースタイプをした修道服は先ほどの写真のまま、見切れていた頭部は耳の形に合わせられた黒い
いつもの大弓を持ったミニスカートの姿やアイドルとしての煌びやかな衣装と違って、今の彼女はシンプルなデザイン故に清楚で神聖な雰囲気を感じてしまう。ついさっきまで真面目な相談を聞いてもらっていたから尚更だ。
「告解の時はいつもその服を? よく似合ってるよ」
「当然です、
「そうなのか、それはある意味残念だ」
不思議そうな顔をするアルケットを椅子から立ち上がらさせる。小柄な少女の全身がよく見えて、スリットから覗く生足が暗い室内で魅惑的な白色を放っていた。
まるで触れ難い芸術品を前にしたかの如く、敬虔な気持ちさえ芽生えそうで。こんな私でも神というものを信じてみたい気持ちにさせられる。
「こんなに綺麗なアルケットを私はまだ知らなかったと思うと悔しくてね」
「や、そんなストレートに褒めていただけると……さすがに照れますね」
「自分の下着を写真で撮って送るは恥ずかしくなかったの?」
「あれも恥ずかしかったですけど! それとこれとはその、話が別ですから……」
恥ずかしそうにたじろぐアルケットへ身体を寄せる。ちょっと自分でもどうかと思う性欲だが、当の彼女が『直接本人から聞け』と教えてくれたのだから。私はその言葉を信じて正直に本心を告げていく。
「ごめん、今のアルケットとこのままシたい。ダメかな?」
「ダメ……ではありませんよ。いいえ、むしろ嬉しいです。ちょうど
「良かった、ありがとう」
控えめな同意に感謝して、そっとアルケットと唇を合わせるのだった。
◇
もう数えるのも億劫なほどアルケットと肌を合わせた仲だが、彼女が
なので厳かな雰囲気すら感じられる修道服を身に纏ったまま、私の足元に跪いている姿は普段以上に興奮を煽られて仕方ないものだ。
「ドクターさんの、もうこんなに大きく……普段より硬くて太いですよね、これ?」
ズボンを下ろしてまろび出た肉棒を手で触れながら、アルケットは若干呆れた様子で扱いてくれる。ゆるゆるとした快感は射精には程遠いが、却ってこれからへの期待を高めてくれる優しい手付きだった。
「今のアルケットを見て興奮するなって方が無理があるな」
「そんなにこの恰好が良いのですか?
などと笑い含みに語るとアルケットはそれが当然とばかりに亀頭を口で咥え込んだ。じゅぽっ、くぽっと甘い水音を立てて味わうように舌先で鈴口を転がす。すっかり口淫奉仕に慣れたシスターの口遣いは見事なもので、裏筋やカリ首といったこちらの弱いところを的確に刺激して性感を高めてくる。
ちゅぱちゅぱ、ぐぽぐぽと柔らかく優しい口遣いで膨れ上がった肉棒を丁寧に包み込み、時折舌先がチロチロと先端を刺激して違う快感をもたらした。清楚なシスターを跪かせて奉仕させているのは視覚的にも満足度が高いものだが、今日はこのまま口だけでイってしまうのは勿体なく感じた。
いつも以上にアルケットがシスターであることを意識させられるなら、ぜひともいつも以上に盛り上がりたいプレイがあるのだ。
「アルケット、立ってくれ」
「んむっ、ぢゅ……もうお口は良いのですか?」
れろ、と唾液の橋を掛けながら離れていく赤い唇が惜しい。その未練を断ち切ると立ち上がったアルケットのお尻へ手を伸ばした。可愛らしい尻尾が伸びるその下、黒いスカートの奥に隠れた肉付きの良い臀部を撫でた。
そのまま触っているだけでももっちりして柔らかい揉み心地だが、用があるのはさらにこの奥。谷間の奥にある秘められた出口の方だから、指先をゆっくりと後ろの門へ近づけていく。その時点でアルケットも何を求められているのか察したようだ。
「なるほど、今日のドクターさんはそちらの気分ですか」
「シスターなら貞操の代わりに尻穴を使うこともあるだろう?」
「もう修道院でも随分昔の話ですけどね……
ちょっと恥ずかしそうに赤と蒼の瞳を逸らす美少女は、その随分昔の話に感化されて自分でアナル開発してた頃があるとか何とか。それを知って以来頻繁にアナルセックスをするようになったので、当然こちらが尻穴性交をねだっても拒否感など抱かれるはずもない。
「するのは歓迎しますが、ドクターさんの指で優しくほぐしてくれると嬉しいです……♡」
「ああ、分かった。喜んでエスコートさせてくれ」
こちらに身体を預け、最も他人に触れられたくないであろう箇所をあっさり明け渡してくれる。すっかりリラックスした表情がこれからの行為への期待と私への信頼を如実に表していた。
その信頼に応えるべく、獣欲を抑えながら修道服のスリットに手を差し込んだ。滑らかな太ももの感触を味わいながら秘められたデルタ部分を通過し後方へ回り込む。レースの肌触りの良い下着は先ほど写真で見せてくれた純白のものだろう、想像するだけで露出したままの肉棒が硬くなった。
「んっ……」
ショーツ越しに尻肉をグニグニと揉み解し、それから大きく左右に開いた。もっちりして弾力のあるお尻を両手で鷲掴みにできる幸運に感謝しながら、開いた尻肉の谷間へ指先を慎重に近づける。不浄の穴へ近づく異物の気配に少女の背中が微かに跳ねるものの、抵抗の素振りは一切ない。
ぐにっ……ちゅくっ♡ ぐにぐにっ♡
「あっ……♡ それ、気持ちいい……♡ ふぁ、んっ……♡」
可憐で小さな後ろの穴を慎重に指圧する。ショーツの布地越しに軽く押し込む程度の力で刺激し、ぐにぐにと指の腹で左右に擦り上げた。まずは挨拶代わりのアナルマッサージから始めたものの、それだけでアルケットはくぐもった嬌声を胸元で漏らしていた。
レースの上から指で円を描き、緩く押し込んで、ジワジワと後孔へ快感を伝達する。じっとりと湿ってきたのは汗ばんできた身体のせいか、それとも前穴から溢れだした愛蜜のせいか。きっとどっちもなのだろう、私を見上げる潤んだ瞳は情欲に蕩けていた。
お尻を弄られて気持ち良さげな修道女についつい責め立てたくなってしまう。だがアルケットを傷つけるのは本意でない。欲望を理性で抑えて壊れ物へ触れる手付きでゆっくりとアナル性感を高めていくが、
「
「っ……!」
まるで私の葛藤を見透かしたようだ。スリスリと腰を振って「もっとたくさん触って♡」とアピールするアルケット。自分から更なる快楽を求めてくるなら我慢をする意味がない。
「今それを言われたら、もう止められないからなっ」
搾り出した言葉は言い訳にもならないもので、とにかくアルケットの恥部に直接触れたくて仕方なかった。下着をずらして丸い尻を剥きだしにすると、今度は指先がダイレクトに菊皺へと触れたのだった。
くちっ……♡ 微かに湿った感触がして、「んっ♡」と鼻にかかった喘ぎ声がアルケットから漏れた。ぷにぷにの肛門はやはり儚く小さくて、とても排泄器官とは思えない慎ましさ。うっかり力を籠めればその瞬間に壊れそうなイメージすら抱いてしまう。
だけど既に私は、彼女と何度も
ぐにっ♡ ぐりぐりぐりっ♡
「ひうっ♡ ひゃっ、あっ♡ 指が、すごく太くて……♡」
やってることは先ほどと同じで、今度は直接アナルを指で揉みほぐしているだけ。ぐるりと回転するように擦り上げ、ぐりぐりと押し込むように指先で圧力をかける。だけど今は直に触れているだけアルケットの体温を感じられて、弾力のある尻穴がどんどん熱を帯びているのが感じ取れた。
もちろんそれだけに終わらず、さらに肛門責めは続けていく。今は目視できないものの、これまで何度も見てきた渦巻いた穴をなぞってアルケットという楽器を奏でさせる。皺の一本一本まで丹念に伸ばし、ほんの一部分だけでも触れてない箇所が残らないよう丁寧に触れていく。こうしてアルケットの大事な穴が誰の所有物であるのかをねちっこく教え込むのだ。
「ごめん、なさ……っ♡ もうイっちゃい、そう、でっ……♡ ぐりぐりってされるの、ダメです♡」
「いいよ、好きな時にイって。でも尻穴に指すら入ってないのにもうイくなんて──随分と淫乱な
可愛らしい訴えを認めながらも
十数秒間の絶頂を楽しんだ後、力の抜けてしまった小さな身体を支えた。ちょうど胸に抱き留めるような姿勢であり、自己主張した一物が彼女のお腹へ当たっている体勢。ようやく達した衝撃から帰ってきた修道女は腹部から伝わる熱と脈動に気付いたようだ。
「ドクターさんの、すっごく腫れあがって……♡ 私ばかり気持ち良くなってしまってすみません」
「別に構わないよ。それよりほら、もう少しお尻をほぐさないと入らないだろう?」
「えっ、あっ、待ってくださ──ひぐっ♡ イったばかりなのに、お尻ほじるの、は……ぁっ♡♡」
まだ尻穴のすぐ傍に指は控えているのだから、今度はずぶりと奥へ差し込むのだって容易である。
今の絶頂でだいぶ緩んだらしく大した抵抗もなく人差し指がアルケットの直腸へと侵入を果たした。中は相変わらずとても熱くて狭い。出口部分の肛門括約筋が指を強く締め付ける傍ら、
まずは指を根本まで埋め込んで軽く様子見。アルケットの顔に苦痛の色は見られず、絶頂直後のアナルを今度は
ぐぷっ……♡ ずるるるるっ♡
「ひっ、あっ♡ 抜くの、良すぎて……ぇ♡ あっ♡ あんっ♡」
指一本程度だが、アルケットの細指と比べれば遥かに太くてゴツゴツした男性の指。それが小さく繊細な後孔をわが物顔で押し広げ、かと思えばシレっと撤退してはまた戻ってくる。一連の動作で肛門を刺激されれば当然アルケットは快楽に打ち震えるしかできないのだ。
ただこれは結局前戯であり、本命の前に下ごしらえしている状態にすぎない。あくまでメインはこれから挿入する肉槍の方であるから、小さな後孔に指を差し入れたまま修道服のスカートを捲り上げた。控えめな花柄の刺繍があしらわれた白いショーツが露わとなるがクロッチ部分は暗く湿っていた。太ももには愛液が垂れており白い生足を伝って床へと零れ落ちていく。
「こっちの準備もしておかないとね」
言いながらクロッチ部分を片手でズラす。ぷにぷにの白い陰裂とその上に生い茂る黄金の麦畑が印象的に目に焼き付いた。そこへ差し出すのは男の欲望を象徴する巨大な槍。赤黒くて脈打つ凶器を押し付けると、漏れ出す愛液を馴染ませるように腰ごと一気に密着させた。
ずちゅっ……ぐにゅっ……♡
「これ……♡ ドクターさんの、が……直接感じられて♡ 期待、させられちゃいますから……♡」
今も尻穴責めで蜜を垂らし続ける前穴へ肉竿を押し付け、潤滑油を無理やり供給させていく。滑らかなショーツとふわふわ陰毛の感触を楽しみつつ、竿全体に白く粘ついた汁を馴染ませて。まだ足りないなと無慈悲に直腸に収めた指を左右へ動かせば、愛液の量がさらにこぷり♡ と増大して「気持ちいいです♡」と涎を垂らして喜んでくれた。すっかり後ろからの刺激だけで感じてしまう淫乱な修道女である。
くちゅっ♡ にちゅっ♡ にちゃっ……♡
「んっ、ぁ……♡ クリトリスが、擦れて……♡ はぅ、あっ♡」
変則的な素股でしっかり剛直の滑りを良くし、小さく自己主張する陰核までぐにぐにと押し潰して。快楽によがる女体から力が抜け、一物がすっかりヌルヌルになったらもう良いだろう。にゅるんと反り立った肉棒を引き離すと後ろを責めていた指もまとめて抜いてしまう。
それから快感でまだ力の入らない修道女を壁際へと押し付けると無理やり尻を突きださせた。よく濡れた割れ目と、すぐに萎んで閉じた菊蕾が鮮やかなピンク色が目に眩しい。
まるでレイプする直前のような場面。けれど丸い形を保った可憐な尻穴は期待にヒクヒクと揺れていて、今しがた抜けたばかりの指より太いものを待ちわびているようだ。
「これからコイツで、君の尻穴を徹底的に犯す」
「は、い……♡ 承知して、いますから……♡」
尻の中央に亀頭をグッと押し付け、その形と熱をしっかり教え込むように宣言した。修道服どころかショーツすら脱がせていないから、立ち
いいや、それどころかむしろこちらを振り向き微笑みながら、片手で自分からお尻を開いてみせる。期待に濡れた赤と蒼の瞳が私を誘惑し、下腹部ではこれから入口となる
「今日の
溌剌として綺麗な声音はしっとりした情欲を帯び、亀頭を当てられた窄まりがヒクヒクして貫通を待っている。
でも今日のアルケットは真面目な相談に乗ってくれて、下心のある相談にも応えてくれて──
「だからどうか、あなたの人には見せられない欲望を全部……私の
なのに、懺悔の名目でこれほど強く肛門射精を望まれてしまったら、もう理性など何の役にも立たなかった。
背中から覆いかぶさるように身体を近づけ、一気に腰を押し込んでいく。先ほどの指責めでほぐれたアナルは問題なく広がり、ぐぐっ、ずぶぶぶぶぶぶぶっ……♡ と亀頭を呑み込み始めた。ちゃんと愛液で滑りを良くしたおかげであっさりと亀頭部分が
「あ゛っ♡ お゛っ、ぐぅ♡ 相変わらず、お腹が拡げられて……♡」
「苦しい?」
「苦しい、ですけど……ぉ♡ ドクターさんに満たされて、すっごく幸せで、心地よくて……♡ これ、また……っ♡」
何が「また」なのか、聞き返す前にぷしゃりとアルケットは潮吹きした。今は肛門へ挿入中で全く触れられていない前穴から勢いよく飛沫が飛び出し足元を濡らす。それに付随して直腸内がギュッと締まってまだ挿入途中の肉棒を熱く包み込んでくれた。
正直これはかなりヤバい、とても気持ちいい。既に開発済の後孔をしっかりほぐしたおかげで抵抗はちっとも無く、なのに挿入されただけでアルケットがイったせいでぎゅうぎゅうと締め付けてくる。普段はもっとフワフワして、ツルツルしていて、しかも蒸されるような熱さがあるのに、今は温かなローションにでも突っ込んだかのような心地よさを感じていた。
ぐちゅ……どちゅっ♡
「はっ……っあ゛ぁ~~……っ♡ これ、全部入りました、か……?」
「ああ、アルケットのお尻が私のを全部収めてるよ」
「えへへ、良かったです……♡ 今日は特にドクターさんの、大きかったですから……♡ ちゃんと
心底から安心した笑みを浮かべるアルケット。本当に相手のことを優しく受け止めてる慈愛のようなものを感じられて、そんな女性とこうして不浄の穴で交わっているのが奇跡のように感じられた。
だから少しくらい間を置いてアルケットが落ち着くのを待ってあげようと思ったのだが、それより先に彼女の長い尻尾が腕に巻き付いてきた。そのまま前へと引っ張る様子はもっと密着してと告げているかのよう。
「動かれないのですか……?
さらに言葉でダイレクトに伝えられたらもう勘違いでも何でもない。
互いに望んでいることはたった一つ、この交わりで気持ち良く射精して、またそれを受け止めることだから。遠慮など一切必要無いのだ。ただ欲望の命じるままに修道女を犯し、尻穴を精液便所として使い倒してやればいい。
あまりに下卑た欲望は普段の自分らしからぬもの。だけど今だけはそれが許されるのならばと、遠慮なく腰を前後に動かし始めた。ぐちゅっ♡ ずちゅっ♡ と重たい粘着質な音が暗い室内に響き始める。太い幹が肛門が抜けようとすると縋りつくように縁が捲れ上がり、カリ首が抜け出る直前にまた熱い直腸へと差し込んでいく。
どちゅっ♡ ぐちゅん♡ ぐぐぐっ、ずるるるるるる……っ♡
「あっ♡ っ、んぐ……♡ ドクターさんので、お尻、拡げられて……♡ ひゃうっ♡ まってくださ──あうっ♡」
自分から誘ってきたのに待ってくれなど頷けるはずがない。
むしろ勢いを増して腰をアルケットの桃尻へ打ち付ける。バチン、バツンと打擲音が鳴り響く。張りのある白い肌は徐々に赤く染まり始め、擦り上げられて熱された菊門の縁がピンクから濃い色へ変わりつつあった。その中で修道服の黒色と、直腸を一突きされる度に舞い上がる艶やかな金髪のグラデーションが美しい。
何度も小刻みに絶頂してるらしい締め付けの乱高下を楽しみながら、バキバキの肉棒をアルケットの尻穴で扱いていく。肉輪の強い締め付けと内部にトロふわで熱い感触の差異を楽しんで、自分さえ気持ち良くなればいいとばかりに自分本位なピストン運動を繰り返す。
ぱんっ♡ ぱんっ♡ どちゅんっ♡♡
「ひっ、あんっ♡ やっ、それ──っ♡ おく、あたっ……て♡ んあ゛っ♡ ひぐ……っ♡」
直腸の奥にある曲道を亀頭で掘削され、普通なら絶対に触れられるはずのない性感帯を穿り返されるアルケット。他者へ明け渡してはいけない己の中心部を捧げながら、宝石を思わせる瞳から涙を零して善がっている。ギチギチに拡げられた菊門は今も健気に剛直を飲み込んで快楽を貪り、縁から体液を泡立たせて卑猥な音を出していた。
まだまだアルケットの心地よい尻穴を堪能したいところだが、まずは一発抜いてしまいたい。パートナーの事情などお構いなし、ただ射精したい時に欲望をぶちまける悪い性交。抱いた罪悪感はしかし、アルケット自身の言葉で即座に描き消えた。
「ぜんぶ、わたくし、が……♡ 受け止めますからっ♡ シスターのお尻おまんこで、たくさん懺悔してください……っ♡」
「っ、いい加減にしてくれっ!」
吐き出した言葉は八つ当たりに近かった。どこまで都合が良いのだ、この修道女は。私が欲しい言葉を的確に当ててみせる発言に賛辞と苛立ちが混じってしまう。これじゃもう止まれない、優しくしてあげるなど不可能で。そっちがその気ならとばかりに激しく一物を抜き差しし、獣じみた欲求のまま直腸をぐちゃぐちゃにかき回して。
「ぐっ、
決壊はあまりにも呆気ないものだった。
どびゅっ! びゅるるるっ! びゅー……っ!
溜め込まれた精子が一気に解放され、アルケットの奥底を目指して一目散に尿道を駆け抜ける。吐き出された白い欲望はそのまま熱々の直腸へぶちまけられ、結腸の奥までたっぷり注ぎ込まれていく。その間も肛門はギュッと締まったまま、すべての精液を肉竿から吸い上げてしまおうと咀嚼を続けていた。
凄まじい勢いで射精の快感が脳内まで届いて頭が真っ白になる。アルケットのことを微塵も考えていない自己満足の射精。けれど彼女は両足をピンと伸ばし、尻尾まで立てながら健気に雄の欲望を受け止めて。むしろ自分から細い腰を押し付け、少しでも深いところで私の子種を受け取ろうとしているのだった。
「はっ、ふ、っ……♡ びゅーって、ドクターさんのお射精……いっぱい、注がれてしまいました……♡」
「はぁ、ふぅ……すまない、ちっとも君のことを考えていなかった」
ある程度続いた射精が収まれば自然と頭もスッキリして、恍惚としたアルケットに謝罪の言葉を向けていた。いくら彼女にマゾっ気があってもこういう扱いをするのは本意で無いのだが……当の本人はどこ吹く風というか、肩で息をしながらも嬉しそうな様子すらあった。
「これで少しは、スッキリできましたか……♡ あなたの欲求を受け止め、抑える手助けを出来たなら嬉しいのですが……」
「……ごめん、一回程度じゃ全然足りない」
にゅぷ……と小さな菊門から引き抜かれた肉棒は、まだまだ硬さも長さも保っている。先端に残った精液の残滓が微かにアルケットの肛門と糸を引いてふつりと途切れた。ぽっかり開いた空洞からはどろりとした白濁が漏れ、今も濡れている割れ目まで垂れて汚してしまう。それでも
でもまだまだ足りない、閉じかけた穴をもっとこじ開け犯したい──精子を吐き捨てられたばかりの肛門を眺めていると危うい興奮を掻き立てられた。修道女のアナルを好き勝手にほじくり返し、わが物顔で吐精する快感に頭がどうにかなりそうだ。懺悔でもレイプでも名目はなんでもいい、もっと彼女の尻穴を味わい尽くしてすべての欲求をぶちまけてしまいたかった。
軽蔑されても仕方のないストレートな性的欲求。だけどアルケットは微笑んで、首を縦に振っていた。
「ええ、どうぞ。気の済むまで
◇
どちゅっ♡ どちゅんっ♡ ばちゅっ♡ ぐちゅんっ♡♡
「お゛っ♡ あ゛っ♡ ああ゛っ♡ うあっ、あ゛~~~~っ♡♡」
獣もかくやな声で喘ぐのは手ごろな机に乗せられた
だけどそんな事よりひたすら肛門を犯され続けている方がよっぽど屈辱的だろう。机の高さがちょうど肛門をほじくり返すのに適した高さで、何の負担もなくとろふわアナルを楽しめてしまう。まさしく犯されるために菊孔を捧げるかのような状況で、皺の一筋まで伸ばしてぱっくり男根を咥え込んでいた。
だから私は粘ついた本気汁を垂れ流す前穴には目もくれず、少女を屈服させるように排泄孔を力強く貪っていた。既に吐き出された精液が直腸内で熱くかき回され、白く泡立っては菊門の縁を下品に飾り立てる。完全に性処理穴と成り下がった排泄器官を犯され、金髪の少女は狂ったように嬌声をあげるしか許されなかった。
ごちゅっ♡ どんっ♡ ぐりぐりぐりっ♡
執拗に肛門を出入りしながら今度は子宮を裏から叩く。性感帯のポルチオを間接的に責められ、おまんこ側が「やっと犯してくれる♡」と勘違いしたのか無様に潮を吹き零す。だけど今はそちらに目もくれずシスターの極上アナルを味わうことに集中していた。
あまりにも下品で、背徳的で、尊厳をまるで無視した
「ぐっ、また
「お゛っ♡? あっ、あ゛っ♡ あついの、また注がれて……♡ イっちゃ、う……っ!」
グッと腰を押し付けてグリグリと肛門を掘削しながら再びの射精を敢行する。びゅるるるるっ! と勢いよく飛び出た精子が再びアルケットの
好き勝手に尻穴を犯されアルケットはぐったり脱力したまま、ぽっかりアナルだけが白濁を白旗代わりに零して雄への降伏を訴えかけている。だが生憎とまだ私の欲望は尽きていない。溜まっているもの全部を吐き出すべく、まだ放心状態のアルケットを無慈悲に抱え上げた。152センチという小柄さもあって持ち上げるのはそこまで苦でもない。
「よっと……悪いけどまだ使わせてもらうよ」
ぐちゅっ……♡ ぐぷぷ……っ♡
フルネルソン、あるいはアナル固めとでもいうのだろうか? 子供に放尿を促す用な、後ろから膝を持ち上げ抱きかかえるような体勢を取ると少女の肛門へ
そこでようやくお疲れの修道女様は自分がアナル処刑される直前だと気が付いたようだった。
「ふぇ……? えっ、あっ……まだイったばかり、ですから……♡ まってくださ、ひぐっ♡」
残念ながらもう遅い、訴えなど聞く耳持たないと一気に腰を突き上げる。先に半分ほど入り込んでいた亀頭がグッと奥へ滑り込み、修道女の直腸を串刺しにせんと最奥まで突き刺さった。当然一気に尻穴と直腸の襞を擦られたアルケットがその爆発的な快感に耐えられたわけもなく、
「やっ、だめです……見ないでください……♡」
ビクンと身体を震わせた直後、ちょろろろろ……♡ とお漏らししてしまうのも無理はない。達した衝撃と、排泄孔を散々虐められたことによる勘違いで尿道が緩んだのだろう。薄っすら黄色がかった水流のアーチが床へと落ち、いっそう淫靡な空気を醸し出す。
まるで子供に排尿を促すようでいっそう
「上手にしーしーできたね。いっぱい出せて気持ち良かった?」
「そんなこと……聞かないでくださ、いっ♡ あんっ♡ すぐお尻突くの、ダメですっ♡ からぁ……♡」
誤魔化そうとするお仕置きとばかりにグイっと腰を突き上げる。直腸の奥の奥、結腸を亀頭で叩きながら竿全体で狭い内部を擦り上げた。さらに角度を付けてまたも子宮を裏から責め、女の子の快感を忘れずに与えていく。裏側から子宮口を叩かれる度にお尻がキュッと締まり、「これくらい感じました♡」と正直に告白してくれるのが堪らない。
とんっ♡ とんっ♡ どちゅっ♡
「あっ、ん……♡ お腹、すごく圧迫されてるのに……気持ち良いです……♡」
「こうやって優しくされる方が好き?」
ゆっくりアルケットの身体を持ち上げるように動かして、肉棒を慎重に出入りさせる。
少しばかり腕に負担は来るがこれはこれで悪くない。まるでアルケットの尻穴をオナホ代わりに使っているようで良い気分にさせてくれた。素晴らしい肉穴でゆったり気持ち良くなる、これはこれでとんでもない贅沢だ。
「んっ……♡ 好き、ですけど……♡ ずっとこれ、していたいですけど……♡」
「けど?」
一度動きを止めて続きの言葉を待つ。もちろん何を言いたいか分かっているが、それでも彼女自身の口から聞きたかった。
清楚で美しい少女が、自ら強烈な肉欲を求めてしまう決定的な発言を。
「
「そっか──ならもう休憩はしなくていい、ねっ!」
「お゛っ♡♡ いぎなり゛っ、すぎますからっ♡」
どちゅんっ! と一気に腰を突き上げた直後、アルケットの白い喉から濁声が飛び出した。
アイドルとしてもやっていける風貌と声音を持つ少女の、誰にも見せられない不浄の穴を犯して強烈な善がり声をあげさせる。他の誰にも許されない、私にだけ許された特権を噛みしめながら力強くアルケットの尻穴を犯していく。
今やすっかり柔らかくこなれ、侵入者を自分から歓迎するまでに至った肛門を硬い肉棒が得意げに出入りする。先に吐き出された精液が潤滑剤となり、しっかり少女を傷つけないよう凶器をコーティングしているから。遠慮せずにアナルを犯し、グリグリと何度も何度も狭穴の入口から奥まで剛直で貫いて。
「こっちの方も少しくらい触っておこうか」
と言いながらどうにか手を伸ばしたのはふんわりした茂みに隠れた小さな突起。これまでのアナル性感でしっかり自己主張をしていた小粒の肉真珠、それを隠すフードを丁寧に剥いていく。たったそれだけの所作でビクンと修道女の四肢が跳ねたが関係ない。
「そっちまで一緒は、ダメですから……っ♡ おかしくなってしまいますっ」
「派手にイって、またお漏らししてもいいからね」
と、慈悲のようで容赦のない宣告をした直後、愛液で濡らした指の腹でそっと雌突起を押し込んだ。
「ひっ──ごれ、ダメなやつ♡ きちゃってっ♡ ます……っ!♡ イ゛っ、くぅ……♡」
ぶしゃぁぁぁ……っ♡
効果は覿面だった。尻穴責めに陰核責めまで加わった衝撃は絶大で、またもお漏らしかと思わせるほど派手な水飛沫があがっている。今度は透明な奔流が部屋の壁まで飛んでしまい、淫らな水模様を壁面や床へ描いていく。その間も尻穴は肉竿を離すまいと強く強く握り締め、今や痛いほどの力強さと熱に内部が支配されていた。
中々どうして、クリトリス責めで大変な目に遭うのはアルケットだけで済まないようだ。彼女の絶頂に連動していっそう強烈な締め付けと化した直腸は最初のトロふわ感など既に無く、滑らかな筒全体が射精をねだるように肉竿を握り込んでいた。うねうね動く直腸内部は蒸されそうなほど熱く、なのにそれが心地よくて仕方ない。
ずる……っ♡ ぐぐぐぐぐっ♡
ならばといったん引き抜いてみるものの、今度は肛門がぐにぃと伸びて肉竿を離そうとしてくれない。諦めて内部へ戻れば文字通り熱い直腸の歓待と抱擁が待っていて──すっかり仕上がった修道女の尻穴は雄を離さぬ魔性の名器へと変貌を遂げていた。
これはさすがに無理だ。どう我慢しても搾り取られる未来しか見えない。ならば開き直って最高に気持ちいい
ぐぷっ♡ ぐぽっ♡ ずちゅっ♡ ぐりぐりぐりっ♡
「あっ♡ んっ♡ ドクターさんの、また大きくなって……♡ おなか、破裂しちゃいそう、で……♡ ひっ♡ 奥を叩くの、まって……♡」
「こっちだってもう、限界が近いから……っ! もう少し頑張ってくれっ」
連続で射精しているはずなのに精力が衰えない。むしろアルケットの尻穴に挿入している限り永遠に精力は尽きないのではないかと思わされる。極上の尻穴性器はそれだけ気持ち良く、圧巻で、都合の良いほど素晴らしく雄棒に尽くして悦ばせてくれるのだ。
だけど高められた性感はどこかで爆発してしまうものだから。せり上がって来る射精欲は今日何度目なのか、自分でももう分からない。ただただ節操ない性欲に正直となり、抱え上げた美しい金髪修道女の後孔に全ての欲望を注ぐべく、歯を食いしばりながら少女の身体を肉槍で貫いて、
「お射精、好きなときにっ♡ してくださって、良いですから……♡
「ぐっ……そんなこと言われたらッ 精子全部受け止めて、アナルで孕んでくれ、アルケット……!」
最後の煽りにあてられて思考はもう滅茶苦茶だった。肛門で孕めだなんてわけの分からないことを半ば本気で口走りながら亀頭をグッと奥へ押し付け、一番気持ちの良い射精の体勢を取ってから。
びゅくっ♡ びゅーるるるるるるっ♡ びゅるるるっ♡ びゅー……びゅくっ♡♡
「ぐっ……すっごい、
「熱いの、お腹でびゅーって……♡ 私のお腹が全部、ドクターさんで満たされてます……♡」
亀頭から噴水のように吹き上がった精液が直腸をまたも見たし、金髪少女の奥から白く染め上げてしまう。自分の大事な遺伝子を無為に扱き捨てるこの快感、あるいは排泄孔を押し広げて欲望を思うままに無駄撃ちする背徳感。その良さに頭が真っ白になりながらも限界まで腰を押し付け、一滴残らずアルケットへ
痺れるほどに心地よい射精が段々と終わりに近づき、ビクビク震えて吐精していた肉竿が小さくなり始めた。ゆっくりアルケットを持ち上げると呆気なく菊門から一物は抜け落ち、蓋の無くなった空洞からドロリと溜めに溜め込んだ精液が溢れ出てしまう。
「あっ……せっかくドクターさんがお射精してくださったのが……零れちゃってます……♡」
勿体無さそうに呟くアルケットの宝石のような瞳には涙が浮かんでいて、だけどそれが嫌悪感や羞恥に由来するものでないと知っている。気持ち良く犯されて、何度も何度も絶頂させられて、その果てに浮かべた涙だから綺麗だった。
これでやっと性欲も落ち着いたようで、萎えた肉槍は今度こそ復活の兆しなく垂れ下がっていた。本当にアルケットの腸内へ全部吐き出してしまったようで、何だかとてもスッキリした気分である。
「これでやっと収まったよ……ありがとう、溜め込んでたものを本当に全部ぶつけてしまった」
「それならば良かったです。訪れた者の悩みや欲望、それらを解消し導いてこそ告解室と
「ありがとう、嬉しいよ」
感謝を述べながらアルケットを手近な机に座らせる。結局最後まで脱がせなかった黒い修道服にも様々な体液が飛び散り、目立たないシミとなってどこか淫猥な雰囲気を漂わせていた。
普段はあまり修道女らしからぬ宣伝だったり商売だったりを重要視するアルケットだが、やはり根っこは信仰に裏打ちされた良い人間であるのだろう。興味本位で訪れた私にすら分け隔てなく接し、導いてくれるのだから間違いない。
なのでこれでダメな欲望もしっかり吐き出して万事解決……といきたいところだけど。性欲が収まり頭がすっきりした今、どうしても目を逸らせないことがある。
「…………それじゃ、部屋の片づけをしようか」
「あっ」
そこでやっとアルケットは簡易告解室の惨状に思い至ったようだ。そこら中に愛液や潮吹きや精液や、挙句の果てにお漏らしまである始末。いくら暗幕で仕切られた裏側とはいえこれだけ汚しては大変だ。
「仕方ない、急いで片付けるとしようか」
「分かりましたけど……うぅ、まだドクターさんのが入ってるようで……本当にお尻で孕まされたみたいにタプタプしてます」
「……自分で言っておいてなんだが、本当にお尻で孕ませたらすごいことだな」
そんな軽口を叩きながら、私たちは告解の代償を始末するべく行動を開始したのだった。
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