※この作品はR-18です。

純性癖ナイツ   作:ひかりねこ

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こちら、私のお題箱より発想をいただきました。
>カンタービレの産卵お手伝いからお互い発情してしまってそのまま......というシチュがみたいです
>焦らし描写があると嬉しいです

お尻描写は大好きですが、リーベリ産卵も定期的に書いていきたいですね。


カンタービレの産卵を手伝ってえっちする話

 夜のロドス艦内に足早に歩く音が木霊した。

 既に就寝しているオペレーターもいるだろう時間帯の狼藉に眉を顰める者はおらず、これ幸いと真っ直ぐ突き進むのはドクターその人である。少々焦った様子は普段のそれとかけ離れているが取り繕う余裕はない。既にその脳内は憔悴と疑念で埋め尽くされているのだから。

 

「カンタービレ、どいうことだ……?」

 

 切っ掛けは十数分前、自室でくつろいでいたドクターの下へ届いた一通の電子メールだ。

 果たして誰から届いたものかと確認すれば、そこには短く『ドクター助けて』という文面が浮かんでいて。何事かと大慌てで装いを整えたドクターは、『どうしたの?』と返信しつつメールの送り主であるカンタービレの部屋へと向かっているのだ。

 

 カンタービレは性格的に難しいタイプのオペレーターに入る。意地が悪いのではなく他人へ心を開かないタイプで、ロドスへ来た当初は感染者特有の厭世観と合わさって酷い精神状態だった。過去の悲惨な出来事に起因する精神的外傷の根は深く、満足に聞き取りをする事すら困難という有り様で、ある程度会話をできるまで彼女から信頼され始めたのもつい最近のことである。

 その中でドクターはどうにか話術を以て手を尽くし──まるで詐欺師のようだと揶揄(からか)われることもある──カンタービレの信頼をいち早く手に入れた存在だ。故に彼女はドクターにだけは他者より心を開く、というよりある種の依存があるようにも思えた。果たしてそれが正しいかは誰にも分からない、しかしドクターという窓口があることで彼女の精神が一種の均衡を保っているのは紛れもない事実だ。

 

「こんばんは、カンタービレ。いったいどうしたんだい?」

 

 だからこそ、短い文面に籠められた意味をドクターは看過できない。どんな形であれSOSが出たのなら応えなければ、せっかく築き上げた信頼が泡と化すだけだ。

 こんな夜更けに女性の部屋を訪ねることに心理的な抵抗感はあるものの、結局送り返したメールに返事はなく、直接ドアをノックする段階まで来てしまった。やや躊躇いがちに叩かれたノックの音に部屋の主はすぐ反応した。

 

「んっ……鍵は開いてるわ、そのまま入ってきて」

「ああ、分かった」

 

 どこか色っぽい声色に戸惑いつつ、ドクターは室内へと招かれた。辛うじて簡素な楽器が置いてあったり、読みかけのペット飼育の本が置いてあるだけの質素な室内。どこか物寂しさを覚える内装は主の精神状態を反映しているのだろうか。

 しかしそれらよりまず先に、ベッドで蹲るカンタービレの姿に気を取られた。黒髪を乱れさせ、お腹を抱えた姿はどう見ても具合が悪そうだ。急いで駆け寄ったドクターは彼女の目線の高さへ合わせ、ゆっくりと話しかけた。

 

「平気かい、喋れる?」

「平気じゃ……ないわ。でも、もう大丈夫よ」

「とてもそうは見えない。今すぐ医療部へ行こう、あそこは24時間誰かが居るから──」

「待って!」

 

 必死の形相で手を伸ばされた。黒の長手袋に包まれた右手は汗でじっとり湿っている。整った顔立ちはすっかり火照って艶やかに映ってしまい、こんな時だというのにドクターはドキリとしてしまう。まるで発情しているようにも見えて──それで何が起きているのか線が繋がってしまう。

 

「具合が悪いわけじゃ、ないの……女のリーベリ特有の、と言ったら通じてくれる、かしら……?」

「……なるほど、卵か」

 

 努めて冷静に呟いた言葉にカンタービレは頷いた。

 リーベリを含む一部の種族の女性は、生理の際に卵を子宮に宿し産み落とすことがある。大抵の場合普通の生理より大掛かりな排卵となってしまい、産卵の際は特別に休暇を申請するのが許されるほどだ。当然ロドスでも同様の措置が取られており、必要であれば医療スタッフの補助を借りることも可能なのだが──

 

「なら尚更私ではダメだろう。医療部へ走ってリーベリの女性を呼んでこよう、そうすれば」

「いや、行かないでドクター……」

 

 カンタービレは手を離さない。左手でお腹を抱えながら、もう片手で必死にドクターを引き留める。この人にこそ居てほしいと言わんばかりの態度に、どうしたものかと思案してしまう。

 

「その、私じゃあまり力になれないと思うし、デリケートな話だと思うのだが」

「それでも、あなたがいいの。今夜の産卵は辛くて苦しくて誰かに助けてほしいけど、それはドクターじゃなきゃダメなの。お願いよ、私を見捨てないで……」

 

 ──リーベリの女性にとって産卵中は一番無防備だと聞く。

 

 故に誰にも見せず部屋で一人きりのまま産み落とす。それができないほど辛ければ、もっとも信頼できる家族(パートナー)に産卵を手伝ってもらう。逆説的に、信頼のおけない相手には決して無防備な産卵姿を晒すはずもない。

 ロドスに来る以前のカンタービレがどのような環境で産卵を行ってきたのか、はっきり言ってドクターは考えたくない。しかし今ここで卵によって苦しんでいる状況で、彼女の眼鏡に適ったパートナーはロドスにドクターしか居ないと主張されたのなら。デリケートな問題だからと諭している場合では無いのだろう。

 

 一つ、大きく深呼吸をする。

 産卵前の発情状態なカンタービレの熱に当てられないよう思考を整えて、ドクターは決断を下した。

 

「分かった、私は何をすればいい?」

「……ありがとう、ドクター」

 

 ◇

 

 産卵──つまりは子宮に発生した拳大の卵を膣道を通して外へと排出する行為。当たり前だが重力でポロッと落ちてくることはなく、女性が自ら力を籠めないと産み落とすことは難しい。

 なので産みやすい体勢を自身で取り、身体が動かないよう固定するのが一番楽な産卵となるのだが……覚悟を決めたはずのドクターはカンタービレの格好に困惑しっぱなしだ。

 

「えっと、何というか……本当にこの姿勢でいいの?」

 

 ベッドに横たわったカンタービレの頭側にドクターが腰を下ろすまでは良かった。けれど直後に彼女は長い両足を折りたたむと、高い柔軟性を発揮して両ひざを両手で抱え込んだのである。いわゆる"まんぐり返し"に類似した、腰は持ち上げないまま膝裏を顔のすぐ傍に付けた卑猥な体勢を取ると、そのままドクターに自身の足を抑えるよう頼んだのだった。

 

「ええ、問題ないわ。抑えてもらえるなら、これが一番力が入りやすいから」

 

 澄ました声色は「必要な事なのだから当然でしょう?」と訴えているようだが、さすがに羞恥は隠せず顔色は赤かった。上下互い違いに向き合ったまま、ふいと目線を逸らされてしまう。

 豊かなふくらみはむっちりした両の太ももに挟まれたことでより強調され、ドクターの視線が自然とそちらへ吸い寄せられる。さりとて視線を逃がせば今度は大きく捲れ上がったスカートの下から、煽情的な白のレース生地が汗や愛液ですっかり透けているのが分かってしまう。もしドクターが反対側に座っていれば、捧げるように開かれた女の秘密(おまんこ)をいくらでも鑑賞した上で、指で弄るも精を注ぐも自由自在だったことだろう。

 

「綺麗でエロいな……」

「ドクター?」

「あ、いや、すまない」

「気にしてないわ。こんなことを頼んだのは私だもの、どう見られようと怒らないから」

 

 カンタービレの169センチという長身が窮屈に押し込まれ、ドクターの手で身動きできないよう抑え込まれている。醸し出される疚しさと背徳感といったら、劣情を隠すだけでも一苦労な程である。

 だけど、今回の目的はあくまで産卵介助だ。あくまでカンタービレを助けるため、それ以外のやましい気持ちなど存在しないと言い聞かせながら、ドクターは彼女のショーツを留める紐へ手に掛けた。

 

「脱がしていい……んだよね?」

「気を遣わずとも結構よ。脱がないと卵を出せないのだし、私も結構お腹が限界なの、よ……」

 

 苦しそうな吐息がカンタービレの口から漏れ出た。そうだ、躊躇している場合じゃない。今も苦しんでいる彼女の為だと割り切って、ドクターはスルスルと紐をほどいてしまった。清楚だが妖艶なショーツが取り払われ、女の花園が明らかとなる。楚々とした黒の下生えは愛液で柔く濡れ光り、濃い雌の香りがむわッと立ち昇る

 部屋いっぱいに広がったそれは頭をバカにする媚香のようだ。衝動的にカンタービレを襲いたくなってしまう獣性を抑え、彼女の足を手で抑え込む。それと同時にカンタービレ自身の両手は割れ目へと伸ばされ、自身の手で大きく秘唇を割り開いてしまう。ドクターの位置からはセルフ開帳の全貌こそ見えないが、ピンと勃って茂みに隠れるクリトリスと、その下に続く赤いラビアが僅かに見えた。

 

「んっ、はぁ……準備できたわ……」

 

 鮮やかな秘貝が開かれたことで雄を誘う雌の香りが一段と濃くなった。本当にもう我慢の限界のようで、身体に力が入り始めている。いよいよカンタービレの産卵が始まるのだ。

 

「できるだけ君のペースに合わせるから、頑張ってくれ──というのも変かな?」

「ふふっ、頑張るのは間違ってないわね……あっ、っぅ……!」

 

 ドクターの言葉に微笑んだ直後、カンタービレの身体がビクリと跳ねた。弛緩していた全身が一気に強張り、両足が跳ね上がりそうになるのを必死で抑え込む。すごいパワーだ、もし自身の体重を掛けられるこの体勢で無ければ、非力なドクターでは蹴り飛ばされていたことだろう。

 それと同時に薄くて白いお腹がポコリとへこんだ。いや、へこんだというより"もとに戻った"と表現するのが正しいのか。これまで気付かなかったが、子宮に卵が出来たことで僅かに張っていたお腹が戻り始めている。

 

「うっ、っ゛ぅ……んんっ……!♡」

 

 ぷしゃっ♡ ぷしっ♡

 

 防衛本能が働いたのか、割れ目から控えめな潮吹きが起こりシーツを濡らした。

 既に膣内は卵を通しやすくするためトロトロに蕩けているのだろう。性的快感を拾いやすい発情状態になっているせいで白い喉から甘やかな声が絞り出される。挿入()れるのではなく産卵()す行為を快楽に変換することで、少しでも苦痛を柔らげようと試みているのだ。

 もちろん、そんなのを間近で見せられるドクターは堪ったものじゃない。ただでさえ恵まれた肢体を持つカンタービレが、まんぐり返しという無防備な姿勢で抑え込まれ、潮吹き産卵姿を晒しながら嬌声まで上げているのだ。ご馳走を前にお預けされた野獣の気分である。

 

「あっ、ダメっ♡ 出ちゃう……っ!」

 

 だが劣情を抱いている暇はなく、いっそう強張った彼女の身体を抑えるので精一杯だ。気付けば両手で開かれた陰唇の先から白い何かが飛び出している。それが卵の先端なのだと気が付いた直後、ぐちょりと湿った音を立てながら全体が排出された。白濁した愛液に塗れた白い楕円形は宿主の拳より小さい程度の大きさで、テラテラと照明を反射しながらシーツへと沈み込む。追いかけるようにゴポリと愛液の塊が垂れ落ち、雌の匂いを追加で振り撒いた。

 これがリーベリの産卵なのか──淫靡さよりも学術的な方面でドクターが感心するのもつかの間、産卵を終え弛緩していたカンタービレの身体にまた力が入った。まだ子宮に卵が残っているのだろう。額に汗を浮かべ、快楽と苦痛の入り混じった顔したカンタービレと視線が合う。

 

「はぁ……ハァ……まだ卵は残ってるわ……ごめんなさい、もう少しだけお願いできる?」

「もちろんだとも。このままで良いのかい?」

「できれば……太ももより、足首を掴んで少し足を広げてくれると、もっと楽になると思う」

 

 分かったと頷き、むっちりした太ももから手を離して足首を掴み直す。

 

「あっ……そうよ、上手。もしかして、前にもリーベリの産卵を手伝ったことがあるのかしら?」

「いや、ないよ。君が初めてだ」

「そう、あなたにとっての初体験になれたのは、ちょっと嬉しいわね」

 

 軽く開かれた両足の付け根まで辿れば無防備に産卵中の陰裂が待っているわけで。あたかもレイプされる直前じみた格好を曝け出しながら、カンタービレは次の産卵に備えて目を瞑った。けれど前よりも少しだけ、表情には余裕が生まれていた。

 今度はドクターにもごろりとお腹が動いたのが分かった。子宮の内部で卵が移動し、子宮口を抜けて産道へ運ばれている。生命の神秘、ともすれば異性は忌避しがちな身体の働きを前に、すっかりドクターは釘付けだった。この美しいリーベリの産卵をもっとよく見たいという好奇心に逆らえない。

 

「……すまない」

 

 口の中で小さく呟き、少しだけ上半身を前へ乗り出した。視点が変わったことでカンタービレの陰部が覗き込めてしまう。

 恥丘に茂った黒の体毛はもちろん、その先にあるふっくらした割れ目やサーモンピンクの粘膜までもが視界へ入った。当然、ぱっくり開いたまま産卵に備える膣口まで完璧に映り込む。

 産卵介助を超えたドクターの行いにカンタービレは何も言わない。抵抗する余裕が無いだけかもしれないが、しかし性器を見せつけるように添えた両手をいっそう外へ広げたのは、おそらく意図的なものだろう。くぱぁと開かれた割れ目の内部を一切隠すことなく、複雑な襞の構造から排泄の為の小さな孔まで視姦してと言わんばかりの行為。カンタービレもまた、他人に見られることで身体が昂りを押し上げている。

 

 本人の許しを得て加速度的に興奮が煽られていく中で、再び卵が顔を出した。今度は先ほどのより少しだけ大きい。

 膣襞を擦り上げ、膣口を広げ、くつろげられた陰唇を押し上げて──誤魔化しきれない快楽を与えながらゆっくりと進み出る様子が、包み隠さず露わとなる。

 

「つぅ、また、出る……♡ ドクター……見守ってて……♡♡」

 

 切ない声音で名を呼ばれたドクターは反射的に足首を握る手に力を籠めて、彼女が産み落としやすいよう協力する。その甲斐あってか白い殻はスムーズに抜け出して、一番大きな中心径を問題なく通して、きゅぽんと軽快な音を立てつつ落ちていった。粘っこい愛液が膣と卵を結ぶように糸を引き、産みたてほやほやなのだとアピールする。いっそ芸術的なほど綺麗で白く、美しい楕円形を描いていた。

 これで2つの卵が出てきた。パクパクとヒクつく膣口からは愛液がドロリと零れ、シーツに落ちた白い楕円をコーティングしていく。どちらもカンタービレのお腹で生成されたとは思えない大きさで、異物であり、それ故に背徳的な興奮を覚えさせた。

 

「はっ、あんっ……♡ ふぅ、んくっ♡」

 

 足首を掴まれたいやらしい恰好のままカンタービレは息を整え、消耗した体力を取り戻そうと試みる。やはりリーベリにとって産卵の負担は大きいようだが、赤く染まった頬は苦痛だけでないことを如実に物語っていた。

 

「はふっ……んっ……♡ これで全部、卵は出てきたかしら」

「それは良かった、ならもう平気だろうか。後はゆっくり休んでくれ」

 

 これで仕事は終わりかと安堵しながらドクターは足首から手を放した。少々暴走してしまったが、突発的な状況にしてはよく耐えた方だろう。己の理性を賞賛しながらさっさと去ろうとするのだが、立ち上がろうとしたところをカンタービレの手に押し留められた。

 

「待って、ドクター……あなたへのお礼がまだ済んでないわ」

「そ、そんなものは必要ない。君もすっかり体力を使っただろう、もう寝てしまうべきだよ、うん」

「でも、あなただって興奮してるわ。私ばかり手伝ってもらうのは不公平だと思うもの」

 

 言いながらカンタービレはシーツの上で両手と両膝を突き、四つん這いになってしまった。当然ながら産卵直後なせいで着衣は乱れ、ショーツだって身に着けていない。そのままドクターに対してお尻を向けるよう体勢を変えてから、片手で尻肉を開いたのだ。

 

「今なら、卵が通った直後でおまんこもよくほぐれているから……性処理用の穴と思って、あなたの好きに使ってくれて構わないわ」

「待てカンタービレ、それは──」

「受け入れられないの? 優しい人ね……」

 

 なら言葉を言い換えるわと呟いて、

 

「産卵直後はいつも身体が発情してしまって、とても辛いの。だからどうか、私を助けると思って犯してちょうだい。あなたの熱で私の昂ぶりを鎮めてほしいの」

 

 雄を誘うように、ぐにぃと改めて尻肉が強く引っ張られた。

 産卵直後の陰裂はまだ小さく空洞を晒していて、確かに本人の言う通りよくほぐれているだろう。柔らかく張りのある尻肉を鷲掴みしながら突き込めればどれほど気持ちいいだろうか。カンタービレから提案された誘惑にゴクリと喉を鳴らし、無意識の内に手が伸びる。

 吸い寄せられた尻肉に掌が当たった途端、もっちりした感触に吸い込まれてしまいそうだった。揉み込むと五指がしっかり沈むのに、力を抜くとすぐに元の形に戻ってしまう。きめ細かい肌はスベスベとして触り心地も良くて、いつまでも撫でまわせてしまいそう。

 

「んあっ……♡ やる気になってもらえたかしら」 

「っ! ここまで言われたらもう引っ込みつかないからな。やっぱり無しと言われても止められないよ」

「大丈夫、承知の上よ。だから……お互いのために、獣のようなセックスをしましょう?」

 

 ドクターの裡にある良心は断るべきと囁くが、こうまで誘惑されて許可を出されて、我慢できる理性は持ち合わせていなかった。

 本人がそれを望んでいるという免罪符を片手にズボンを下ろし、一物がボロンと外気へ飛び出た。これまでの痴態鑑賞(さんらん)ですっかり勃起した肉槍は凶悪な大きさだ。後ろ目で確認したカンタービレもさすがに目を見開き息を呑む。

 

「すごい……とっても逞しくて、硬そうなおちんちんね……そんなもので私のおまんこを突かれたら、どうなってしまうのかしら?」

「怖くなったかい?」

「怖いと言ったら、ドクターは止めてくれるの?」

 

 『まさか止めたりしないわよね?』──挑発交じりの確認に今度こそ良心や慈悲が吹き飛んだ。万が一にも眼前の雌リーベリが逃げ出さないよう両手でホールドし、先走りを垂らす切っ先を膣口へとあてがった。グリグリと擦りつけるようにマーキング、入口を確認しながら所有欲を満たすように焦らして憚らない。

 

挿入()れるぞ」

 

 確認ではなく断言口調にカンタービレがビクリと身体を震わせて。

 観念し身を捧げるように力を抜いて、ドクターへと全てを委ねた。

 

「んっ、来て……♡ あっ♡ ああああぁぁぁっ♡♡」

 

 ズブズブズブッ……!

 ぷしっ♡♡

 

 凶器がすぎる直径と大きさを誇る肉槍は、いとも呆気なく産卵直後の割れ目へ呑み込まれていった。まるで温かなローションの中に突っ込んでいるかのように抵抗感はなく、腰を突き込めば突き込んだだけ膣が伸縮し竿を覆った。加えて追い打ちをかけるように雄棒を咥え込んだだけで呆気なく絶頂した性器は、屈服を示すように潮吹きしながらきゅうきゅうと征服者を締め付けて歓待する。

 

「んあっ、ああっ♡ お腹の中、大きいので埋め尽くされて……ひぅっ♡」

 

 これだけ準備が整っていれば当然か、カンタービレは一切苦痛を感じた様子が無い。それに安心したドクターは遠慮なく腰を前後に動かすと、肉竿を膣襞へと擦りつけ始めたのだった。

 どちゅん! と遠慮のない一突きが子宮を揺さぶる。先ほどまで卵が宿っていた、大切に扱わなければならない部位を無遠慮に苛めて善がらせる。まだ僅かに開いたままの子宮口はちゅーっと亀頭へキスをせがみ、まるで自分から責めてくれとねだるように放そうとしない。

 そのまま止まっていても膣襞が丹念にご奉仕してくれて気持ちいい。けれど受け身なまま我慢できるほど、溜め込まれたドクターの欲望は小さくなかった。名残惜しげに吸い付くリングを引き離して、ゾリゾリと削るように膣内を逆走した。待って♡ もっと一緒にいよ♡ と伸びては追いかける襞ひだを暴力的にこそぎ落して、一物が抜け出るギリギリまで腰を戻した。

 

「いい眺めだ。膣が頑張って亀頭に吸い付いているのも、お尻の穴が伸びてしまっているのも、全部が見えているよ」

「うくっ、いやぁ……恥ずかしいこと、言わないで……」

「そうは言ってもね」

 

 四つん這いとなっているカンタービレの股へ手をやり、和毛に絡みついた愛液を手で掬う。白くべっとりした、粘つく塊を指で伸ばせばローションのように伸びて途切れない。好奇心でアナルの皺へ垂らしながら指先で引っ掻くと、ヒクつく菊門のすぐ傍にほくろがあることに気が付いた。

 

「ひっ!?♡♡ 待って、そっちは──」

「美人はお尻まで綺麗とはね。世の中不思議なものだよ」

「そこは汚いから触ったらダメよ……見られるのも、恥ずかしいから……!」

 

 陰多き女性の、誰にも知られていない秘密を暴く愉しさはドクターをして耐えがたい誘惑だった。恥ずべき窄まりの傍にある特徴的なものを見つけた満足感だけ胸に仕舞い、再び膣肉を抉ることに集中する。引き抜かれる寸前まで後退した肉棒を、今度はじっくり炙るように緩やかな挿入で進めていく。

 襞の一枚一枚をしゃぶり尽くすよう丹念に、時間を掛けて侵入して。反り立った亀頭が泣き所(Gスポット)を刺激した途端、もう何度目か分からない潮吹きが漏れてシーツを汚した。本人はそれすら構わず、シーツを掴んで枕へ顔を埋めて快感に耐えているのだが──

 

「顔も声もよく見せてほしいな」

 

 とっくに遠慮や容赦を無くしたドクターは無慈悲だった。まるで手綱のように両手首を掴み背後へ引っ張る。ふにゃりと力の抜けた女体は抵抗できずに持ち上げられ、強制的に上半身がベッドから引き剝がされた。

 そして次の瞬間、意地悪くも肉棒が勢いよく最奥へと叩きつけられた。先ほどまでの焦らしと全く違う、暴力的な快感の波にリーベリは翻弄されるばかり。持ち上がった顔がさらに天井へのけ反って白い喉を晒しながら声を震わせた。

 

「あっ♡ ひいっ♡ ああっ、あんっ♡ それ、つよすぎ、てっ♡♡」

 

 バチンと音を立てて腰を打ち付ける。ふくよかな尻肉が波打ち悲鳴をあげた。

 亀頭がぐちゅんと奥を抉って苛め抜いた。身体の中央から快感が伝播したわわな胸がぶるんと震えた。すっかり汗で透けてしまった双丘は白い下着に詰め込まれたままドクターの手に弄ばれる。

 普段、流麗に楽器を奏でる口元は淫靡な喘ぎ声しか出せていない。嫋やかで美しい音色はもはやなく、下品ながらも男を悦ばせる嬌声だけを必死に奏でて媚びているのだ。

 

 あたかもカンタービレそのものが妖艶で淫靡で、痴態を奏でる楽器のようだ。それを好きなように調教(チューニング)して性交(えんそう)することが許されているのはドクターだけ。よく締まり潤んだ膣肉を名器と指すなら、彼女自身もまた紛れもない名器であり。

 

「ドクター♡ ドクター……♡ おねがい、あなたの慈悲を♡ わたしに恵んで……! あなたの傍に居ていいと、分からせて……!♡」

「っ、くぅ……!」

 

 女性を物のように扱うことに一抹の罪悪感と、多大な征服欲が擽られては弾けていく。ましてカンタービレ自身が主人の下に屈服する発言を良しとするなら止める理由もありはしない。多大な興奮が入り混じり、ぶつかり合って、組み敷いた女体へぶちまけるべくラストスパートを開始して。

 黒髪が振り乱され、肌に浮いた珠の汗が飛んでいく。ガツガツと貪るような獣の交尾は止まらない。美しい嬌声を絞り上げ、けれど子宮には精液を絞らせるべく締め上げてさせて、どこまでもドクター本意の性交が続いていくのにカンタービレは恍惚とした表情で受け止め続け──

 

「もう、ダメぇ……♡♡ イく、イっちゃう♡ イっ、ぐぅ──……~~っっ♡♡♡」

「ダメだ、私も……ッ!」

 

 びゅるっ! びゅるるるっ! びゅーっっ!♡♡

 ぶしっ! ぶしゃああぁぁぁ……!♡♡

 

 一物が膣内から引き抜かれた直後に大量の精液を吐き出して、同時にカンタービレは今日一番の潮吹き絶頂をしてしまう。

 尻肉に挟まれた肉竿から零れた白濁はリーベリの黒髪や背中に降り注ぎ、さらには尻やアナルにまで零れ落ちていく。もし子宮内に余さず注がれていたら排卵直後だろうと孕まされていたかもしれないような、凄まじい量だ。擦りつけ、挟み込むように尻の谷間を弄びながら、最後の一滴まで気持ちよく射精()し続けた。

 カンタービレの方も冷静に白濁の熱を感じる余裕はない。まるでお漏らししたかのような極太の潮吹きが音を立てて零れ、シーツや足元を平等に濡らしてしまう。さらに遅れて漏れ出したのは本当に小水で、ぐったり倒れ込んだ身体は羞恥の生理現象を留める事すら能わない。

 

 しかも驚いたことに、

 

「やっ、うそっ……もしかしてまだ──」

 

 切羽詰まったような声にドクターが訝しんだ次の瞬間、掲げられたままの下半身が電流でも撃たれたように震えた。先ほどまで一物が収まっていた膣口の奥は暗闇が見えるばかりだが、その奥から白い何かが──卵が産まれようとしている。

 実はもう一つ残っていたのかと、冷静に考える暇もなく突発的な産卵は進んでいく。先ほどまで雄棒を歓迎していた膣襞たちは赤い媚肉を蠕動させて卵を外へ追いやるのに必死だ。クリトリスは卵の殻によって裏側から押し上げられ、ピンと勃起したままフードに隠れることもできずに震えていた。

 

 深イキした直後に追い打ちを掛けるかのごとき産卵絶頂の波が押し寄せる。不安そうに身体を強張らせるカンタービレの手を握ると、安心したのか少しだけ余計な力が抜けていく。卵の先端が膣口から外へ出た、もう一押しだ。

 

「ぐっ、うっ……♡ んんんんっっ……!♡」

 

 カンタービレがきばんだことで、にゅぽんと半分ほど抜けた卵へドクターが手を伸ばした。愛液でぬめる殻を割れないように掴み、一気に引きずり出す。空気の入り込む音、湿った水音、それらを交えて奏でながら卵は無事にドクターの掌に転がり落ちた。先の2つより明らかに大きくて、ドクターの握り拳に近しいサイズだ。

 

 そんなものがホカホカと彼女の体温を伝えながら、掌の上で鎮座しているのが信じられない。思わずしげしげと眺めてしまうドクターだが、もうカンタービレの方は限界のようだった。

 

「はぁ……はぁ……ドクター……ありがとう……」

「カンタービレ!?」

 

 小さく感謝の言葉を漏らした直後、気絶するように眠り込んでしまったのだった。

 

 ◇

 

「改めて巻き込んでしまってごめんなさい、そしてありがとう」

「礼は良いよ。感謝ならその……十分してもらったからね」

 

 それから、ドクターはカンタービレの部屋からすぐに帰ることはせず、彼女の室内を整えていた。

 何せシーツの上は諸々の体液でぐしょ濡れで、しかも3つの卵まで置いてあるのだ。このまま放置するのはしのびないし、頼られたからにはアフターケアもする気だった。

 シーツを新品へ替えて、卵を適当な籠の中に入れて、カンタービレをベッドに寝かしつけ、洗濯ものはどうするかと考えていたところで、彼女が目覚めたのだった。

 

「この卵はどうすれば良い?」

「私が処分するから平気よ。食べられないことも無いけど……あまり趣味が良いとは言えないから」

「なるほど、分かった」

 

 ほんの少し、どんな味がするのか気になったドクターだったが、追及はしなかった。代わりに籠をカンタービレへと手渡す。不揃いな大きさの白い楕円形たち、これらが全て彼女の胎内(はら)に収まっていたのだ。

 それらを複雑な目線で眺めて、そっと触れたカンタービレはドクターへと向き直った。

 

「本当は、どれだけ苦しくても誰かに頼るつもりはなかったの。ロドスの人たちが良い人なのは分かってきたけど、やっぱりまだ……怖いから」

「それでも君は私を頼ってくれた。まあ、あまり大きな声では言えないけれど、嬉しく思うよ」

「うん、私もあなたを呼んで良かったと思ってる。誰とも関わらず、一人で全部片付くのならそれが一番だけど……残念ながら難しいようだし」

 

 だからね、と恥ずかしそうにシーツで口元を隠して。

 

「もしあなたが良かったら、また頼んでもいいかしら? こんな姿を見せても構わない人がロドスにいるんだって実感したいから」

「君がそれを望むなら、拒むつもりはないさ」

「ありがとう。ねぇ、ドクター? 私ね、治療費を払い終わった後も、ロドスに残る道もありなんじゃないかって、今なら思えるの」

「嬉しいな。こちらこそ、信じてくれてありがとうだ」

 

 微笑んだカンタービレの表情はどこまでも美しく、自由だった。

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