※この作品はR-18です。

純性癖ナイツ   作:ひかりねこ

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気だるそうな雰囲気漂わせてるけど、えっちになると積極的な女の子が好きです。
今回はひたすらアンブリエルとお尻えっちする話となります。


アンブリエルとねちっこくお尻えっちする話

「よーっすドクター、遊びに来たよー」

「また来たのか……」

 

 執務室の扉が勢いよく開けられ、ピンク髪のサンクタ少女が我が物顔で入室する。トレードマークの長銃の代わりにたくさんのお菓子やDVDケースを抱え込み、これから映画観賞会を始める気満々の様子。彼女は荷物をドサリとテーブルに置くと『取り込み中』と書かれたプレートを扉の外に掛けてから、ポスンとソファーへ腰かけお菓子の袋を開け始めた。

 

 まるで自分の部屋であるかのようなくつろぎ具合である。実際、自室でやる分には何ら咎められる行為じゃない。

 しかしこの場は私の執務室であり、現在進行形でこちらは業務中なのだ。

 

「アンブリエル、ここは君専用の映画館では無いのだが?」

 

 人事部からのメールに目を通しつつ、のんびりくつろいでいるアンブリエルへ苦言を呈す。彼女は「それは知ってるけどさー」と口を尖らせた。

 

「この部屋のテレビってめっちゃ大きいじゃん? あたしの部屋の小型のと比べたら雲泥の差っていうか……一度ここで観る映画の味を知ったら、もう戻れないって感じ?」

「良いじゃないか、こじんまりと鑑賞するのだってさ」

「えー、それはないっしょ。やっぱ映画はデカい画面と大音量で楽しんでこそ、アクションだろうがロマンスだろうがそこは同じなのよ」

 

 それは同感だが──と頷きたくなったのを我慢して、軽くため息を吐くのにとどめた。

 

 確かに私の執務室のテレビは大きい。来客に対する見栄や威厳の問題もあるし、単純にテレビ会議を行う場合は画面が大きい方が便利なのだ。そういう理由で導入された大型テレビだったが、気が付けば本来の使い方はちっともされていない。

 

「てゆーか、今更あたし一人くらい気になんないでしょ。もっと大人数で押しかけて騒いだりする人たちだっているくらいだしさ」

「むむむ……そういえば、他の面々はどうした?」

「あー、あたし以外用事があるんだってさ。だから今日はお一人様よー」

 

 ひらひらと手を振って笑うピンク色の天使。仮にも男と密室で二人きりなのに気にする様子は欠片も無かった。

 

 業腹ながらアンブリエルの言う通り、私の執務室は暇なオペレーター達の溜まり場になっている。上司と部下という垣根を取っ払った関係性を構築できているのは素晴らしいことだが、仕事中の私を堕落させる真似は止めてほしい。

 ボードゲームで遊んだり、麻雀打ってたり、おやつパーティしてたり、映画観賞会をしてたり、挙句の果てに酒盛りまで始めたり……他所でやれと言っても全員揃って『ここの居心地いいのが悪い』と宣い、結局私も参加してしまうこと多数。おかげでケルシーには怒られてばかりだ。

 

 しかし本気で立ち入り禁止にしない辺り、私もこういう状況を楽しんでいるのは間違いない。なので強く言うこともできず、『親睦を深めるのにちょうど良い』と建前まで作っていた。

 ただ、中でも一人だろうと頻繁にやってくるのはアンブリエルくらいなものだが。恋人関係ではまったくないが、かといって友人と呼ぶには少々距離感が近いような、そんな関係性。

 

「ま、ドクターがどう思ってようがあたしはここに居るんでー。どうせ仕事もあとちょっとで終わりでしょ? 片付いたら隣座って一緒に観ようよ」

「終わったら、な。はぁ……逆に気が散って延長にならなきゃいいんだが」

 

 二度目のため息をつく。とりあえずメールの返信を考えようと目を揉んでいると、アンブリエルが映画を観始めたようでテレビに大きくタイトルが映された。あのタイトルは確か……

 

「また過激なものを観るな」

「別にいいっしょ、あくまで映画なんだから気にする必要な~し。むしろドクターが知ってることにビックリよ」

 

 ケラケラ笑うアンブリエルに「まあ、な」と言葉を濁す。

 

 アンブリエルが持ってきた映画はラブ・ロマンス部分を高く評価された作品だが、一方で中盤の濡れ場シーンが非常に濃密であわやアダルトビデオかと錯覚する危ない作品だった。私もかつて興味本位で観たことがあるが、さすがに赤面物だった記憶が印象深い。

 そんなものを男女同室で鑑賞しようとは……彼女の肝の据わりっぱなしに感心してしまう。さすがに狙撃手(スナイパー)、大抵のことでは動じないのか。

 

「それともなに、ドクターはあたしのこと意識しちゃう?」

 

 ニヤリと笑ってこちらを見やる少女に「どうだろうな」と投げやりに返す。彼女はつまんなそうに「ふーん」と呟き画面へ視線を戻してしまった。期待外れという雰囲気を隠そうともしていない。

 ……白状すれば、アンブリエルが何度か私を誘っていることは分かっていた。気だるげで今時の少女っぽさ全開のアンブリエルだが、決して頭の緩い人間では無い。そんな女性が誘ってくれるのは男として非常に嬉しいし、私が()()()()の持ち主であれば乗っていたかもしれない。

 

 ともあれ頭を切り替えて残り少ない業務へと戻っていく。視界の隅で流れる映像と耳に届く大音量を極力意識から排除して、気合でやることを終わらせて。一時間ほど頑張った結果、ようやく一段落ついた。

 

「終わったぁ~……」

「お仕事お疲れさん、ドクター。いいタイミングじゃん、こっち来なよ」

 

 ちょいちょいと手招きされてアンブリエルの隣へ座る。肩や足が触れ合うぐらいの大胆な距離だが、彼女はこれっぽっちも気にしない。

 ひとまず映画へと視線をやる。いいタイミングがどういう事なのか、私はすぐに理解した。場面が切り替わった途端に大画面、大音量で映し出された男女の情事。肝心なところこそ隠されているが、濃密なセックスシーンがこれでもかと展開されていた。

 

「このシーンを私と観たかったと?」

「そ、だってドクターってあたしが誘っても全然乗ってくれないじゃん」

「随分はっきり言うんだな」

「そうでもしないと気付いてくれないっぽいしー?」

 

 あっけからんとアンブリエルは笑った。

 

「自分は魅力的じゃないのかーって、意外とショックなんよアレ。だから無理やりでも雰囲気出した方が良いのかなーって」

「……すまない。気付いてはいたし君は十分魅力的だと思うけど、私だって軽率に手を出していい立場じゃないんだ」

 

 本音を隠してもっともらしい言い訳を述べる。もちろん、アンブリエルが魅力的な女性なのはしっかり本音だけれども。

 しかしアンブリエルは納得してくれなかったようで。グイっと顔を近づけてきた、かなり近い。

 

「んー……にしても鉄壁すぎるっつーか。あ、もしかして人様には言えないエグイ性癖持ってたり?」

 

 冗談っぽく放たれたその言葉に、私は返す言葉を失った。

 まさしくズバリ、ドンピシャである。いつも明るいアンブリエルが真顔になった。

 

「え、本当(マジ)……?」

「……真実(マジ)です」

「そっかー、なるほどね……ちなみに、どんな性癖なのか聞くのはアリ?」

「口外しないって約束してくれるなら」

「りょーかい、ならあたしの守護銃に誓ってドクターの性癖は秘密にすると誓いましょう。で、実際のところどうなのよ?」

 

 これはさすがに誤魔化せそうにない。今更取り繕うのも不可能だし、いっそ白状して楽になってしまいたい気持ちもあった。幸いアンブリエルに軽蔑の色は無いことに安堵して、重い口を何とか開く。スピーカーから放たれる大音量の嬌声がどこか遠くに聞こえた。

 

「お尻が……好きです」

「お尻? 別にふつーの事だと思うけど──あっ、もしかして」

「はい、そういうことです」

 

 度し難いことに、私は重度のアナルフェチだった。

 

 いったい何時から、と聞かれれば最初からと答えるしかない。どうも記憶を失う以前からアナル系が性癖だったようで、自分の端末の奥深くにひっそりとそういう動画や画像が秘匿されていた。それを偶然見つけて以来、私もすっかり同じ性癖になってしまい……記憶があろうと無かろうと同一人物というわけだ。

 アブノーマルな性癖の中では比較的メジャーな方とはいえ、アナル好きなど女性に話せばドン引きされるのは確実で。アンブリエルとの今の関係に居心地の良さを感じていた私は、この時間が壊れることを恐れて言い出すことができなかった。

 

 果たしてアンブリエルはどういう反応をするのか。戦々恐々しながら判決を待つ私だったが、意外にも彼女にドン引きした様子はない。

 

「なるほど、アナル趣味かー。確かに言いづらいのは分かる。っていうか、敬語なのウけるんですけど」

「いやぁ、何となく?」

「あはは、笑えるわー。でもドクターの趣味がお尻なのは意外だったわ、むしろ性欲枯れてる方が有り得ると思ってたくらいだし」

 

 別に枯れてはいない。何なら誘いに乗りたかった節もある。

 しかし普通に交わる中でアナルへの興味を抑え続けるなんて真似はできそうにない。いつか調子に乗って手を出した挙句、そのせいで関係が壊れてしまい……という最悪のパターンを考えると躊躇われてしまった。

 

「んー……それならさ」

 

 私の本音を聞いたアンブリエルは少し迷ったように視線を泳がし、意を決したように私の瞳を見つめて。

 

「あたしとアナルセックス……してみない?」

 

 映画の一時停止ボタンを押し、顔を赤くしながらもハッキリと。

 あまりにも私に都合の良い、とても魅力的な提案を投げかけてきたのだった。

 

 ◇

 

 じゃーと水の流れる音がトイレから聞こえてくる。遅れて扉が開き、心なしかげっそりした様子のアンブリエルが出てきた。相変わらず顔は真っ赤に染まっている。頭の輪っかもどこか輝きが落ちているかのようだった。

 

「ちゃんと出せた?」

「出しました、たーくさん出す羽目になったっての……はぁ、何あのゼリー? 身体から青いゼリーがにゅるにゅる出てくるとかホラーも真っ青なんですけど」

「医療部が重宝してる洗浄用ゼリーなんだからそんな言い方はしないであげてくれ」

 

 苦笑しつつアンブリエルの様子を見る。行為に及ぶ前にまずは浣腸による洗浄が不可欠なのだが、渡した洗浄用道具一式で特に問題なく腸内洗浄は完了したようだ。恥ずかしがってはいるが「やっぱり止めよう」と言い出す気配も無い。

 

「だが……本当にいいのか? お尻でのセックスだよ?」

「あたしが自分で決めて構わないって言ったんだから、一々蒸し返さないの。ここでやっぱやーめたってなったら我慢できんの?」

「……無理です」

「そういうこと。だからドクターはどっしり構えてさ、念願叶えてみればいいじゃんよ。遠慮はなし、楽しまなきゃ損でしょこういうのは」

 

 心配していたはずが逆に諭されてしまった。そこまで言われたならば引っ込みは付かない。

 

「ま、あたしも意外とちょうどいいっていうか。ドクターで処女捨てるのは全然アリだと思ってたけど、まだ取っとくのも悪くないし。アナルセックスってのも割と興味はあったのよね」

 

 ──アンブリエルがお尻でのセックスを許してくれた理由は主に二つだ。

 

 一つ目は彼女が──失礼を承知で言えば"意外なことに"──処女であり、前で交わった経験がまだ無かったから。特にこだわりがあった訳でもなく、私を誘っていい感じに処女を失うつもりだったが、一生に一度の体験だから出し惜しむのも悪くないと考え直したらしい。

 二つ目はごくシンプルに「ドクターのお願いなら別にいいよー」とのこと。何度も誘ったのは自分だし、普段の優しい雰囲気とのギャップがあって面白そうだから付き合ってあげるよと笑っていた。もし他の男性ならさっさと断っていたとも話していて、お尻を許されたことへの感謝と優越感が湧き上がる。

 

「んで、この後はどうするつもり? まさかいきなりお尻にドクターのちんちん突っ込むなんて言わないよね?」

「それこそまさか。ちゃんと準備しないと大変なことになるからね」

「あー、良かった。もし突っ込むようなら一目散に逃げてたわ……さすがはアナル博士(ドクター)、知識の方もカンペキなようで」

「意地悪なことを言わないでくれ」

 

 それこそ君だって詳しいじゃないか、とツッコミを入れたいところだが。

 いい加減に我慢の限界、お預けが苦しいというか。早くアンブリエルのお尻を見て、触りたい欲求に支配されかけていた。

 

「じゃあ……ソファーに座って足を開いてもらえるかい?」

「服は脱がなくていい?」

「そのままでいいよ、下着だけ脱いでもらえるかい?」

「はいよー」

 

 文句もなく素直に従ったアンブリエルは、普段着のミニスカートの中に手を突っ込むと躊躇いなく下着を下ろした。黒のスパッツと共にパールピンクをしたオシャレなショーツが抜き去られ、丸まったまま床にポイっと捨てられる。 

 ソファに腰かけたアンブリエルは膝を立て、黒ニーソに包まれたむっちりした脚をゆっくり開いていく。さすがに羞恥心が勝るようで目を瞑って顔を横へ逸らしている。しかし隠すことなくきっちりやり切ってくれた結果、腰を下ろした私の眼前には素晴らしい絶景が広がっていた。

 

「すごいな……」

「わ、わざわざ言わなくていいから……思ったより百倍は恥ずいわこれ……」

 

 微かに震えた声音だったが、今の私にアンブリエルを気遣う余裕はなかった。

 

 綺麗に開かれた脚の中央には白い縦筋が走っていて、綻びなくふっくら膨らんだ形からも処女地であることは明白だった。姫割れの上部は髪と同じ桃色をした茂みがI字に整えられており、流行りやオシャレに敏感な彼女らしい庭園となっている。

 だが今回の主役はそちらじゃない。私は視線を下にやると、「触るよ」と一声かけてお尻をぐにぃと開いた。もっちり弾力の良い尻房を抜けた先には、焦がれてやまなかった窄まりが待っている。

 

「これがアンブリエルのアナル……」

 

 薄桃色の窄まりは放射状に刻まれた皺が中央に向かって収束し、複雑な形状を織りなしていた。くすみやシミは一切なし、さらに恥丘と違って産毛の一つも生えていない丁寧な処理がされている。ヒクヒクと蠢く後孔は少し強張っていて、きゅっと窄まったり開いたりを繰り返す。私の視線から逃れようとお尻が身じろぎしたが、まったく叶わず不躾な視線に晒され続けてだけだった

 

「えっと……その、洗浄した後しっかり確認してきたけどさ。変なの付いちゃったりしてないよね?」

「全然問題ない、とても綺麗だ」

「うわ、雰囲気めっちゃ怖いよ……そんなにアナルが好きだったんだ、人は見かけによらないもんだねー」

 

 クスクス笑っているが、明らかにカラ元気だった。今もアンブリエルは排泄孔というもっとも秘すべき部分を見つめられていて、きっと消え去りたいほど恥ずかしい思いをしているはず。だけど私のために頑張ってくれているのだ、ならこちらも誠心誠意応えてあげたい。

 私はすぐ傍のテーブルに置いてあった小さなケースを手に取り、蓋を開けて中身を取り出した。ぬるっとした細長い棒を指で摘まみ、窄まりへと先端を近づける。

 

「何よそれ?」

「ローションに浸した綿棒」

「そりゃ見れば分かるけどさ……いつ用意したの?」

「さっき君がお手洗いで準備してくれてる間に」

 

 せっせと備えていたと言えば、アンブリエルは呆れ顔だ。

 

「準備良すぎるでしょ……あーもう、アナルへの執念にはこりゃ参りましたわー。ドクターの好きにしてちょーだい」

「どうも。じゃあ好きにさせてもらうとするよ」

 

 早速綿棒でアナル責めを開始──する前に、人差し指をアナルへと近づける。ヒクつく菊門へ指の腹をそっとあてがい、開発前のアナルの形を楽しませてもらう。ねっとりとした肛肉の感触、複雑に形成された皺の凹凸、私より少し高いアンブリエルの体温まで、すべてが指先から感じ取れてしまった。

 

 むにむに、くにくに。

 こうして指の腹で触れるだけでも射精しそうなほど興奮するが、アンブリエルはいよいよ引き気味だった。

 

「うわ……ふつーそこまでする? んっ……」

 

 ただ、軽いアナル愛撫でも微量の快楽は拾えているようで、小さな口から控えめな喘ぎ声が漏れ出ている。くすぐったそうに身をよじりながら未知の快楽に悶えていた。

 これならば大丈夫そうだと判断し、指の代わりにローションを塗した綿棒を押し付ける。ピトリと触れた冷たい感触に「ひゃっ」と可愛らしい声があがった。ピクンと震えた菊皺をあやすようにゆっくり撫でつけ、円を描くようにクルクルと動かしてみる。

 

「どう?」

「どうって……まぁ悪くはない感じ? 気持ちいいっていうか、こそばゆいっていうか、そんな感じ。もうちょい強くても大丈夫そうかも」

「分かった」

 

 ならばと、少し力を籠めながら皺の一本一本をなぞってみる。適度な弾力に綿の先端が跳ね返されつつ、複雑な段差を上下しながら滑っていく。あくまで痛みも不快感も覚えさせないよう慎重に、肛門快楽だけを植え付けてようと試みた。

 

「んっ……それっ……ぁ……」

 

 くにくに、クルクル、ぐにぐに、と。柔らかな先っちょが自由自在に後孔の上を走るたび、アンブリエルから抑えきれない嬌声が零れ落ちた。『初めは細く柔らかいもので、優しくマッサージするように』──性癖に従い仕入れた知識は確かに役に立っている。

 段々と肛肉が充血し始め、ぷっくりと膨らみ始めた。ヒクヒクと盛り上がったり窄まったりを繰り返す様子にそろそろ大丈夫だろうと判断して、綿棒をアナルに対して垂直に立てる。ぐぐぐ……と力を入れて押し込んでみれば、意外なほどアッサリと綿棒が直腸へ侵入してしまった。

 

「うそ……あたしのお尻に、入っちゃった……♡」

「痛くない?」

「全然、っていうか何も感じないくらいだわ……でも、うわー……ホントにお尻でエッチしちゃってるよ、まだ処女だってのにさ」

 

 はにかみながら「人生何があるか分からないもんだねー」と笑うアンブリエルが可愛くて、もっとたくさん乱れてほしい気持ちが湧き上がる。お尻という倒錯的な部位で我を忘れるほど善がる姿を見てみたい。そんな欲求に従って、私はさらに二本の綿棒をケースから取り出した。

 一本は援軍としてアナルの皺をなぞりながら奥地へと侵入を果たさせ、もう一本はスリットの先でちょこんと顔を出す陰核へと向かわせる。まさか己に矛先が向くとは思いもよらず、女芯は咄嗟に隠れることもできないまま。やってきた綿棒に包皮を剥かれ、こちょこちょと擽られてしまう。

 

「あっ♡ それは反則っしょ♡ クリちゃん虐めるのは無しだって……っ♡」

 

 一番敏感な部位を触られたアンブリエルの反応は劇的だった。ただでさえ羞恥の中で快感を拾っていたところに、ダイレクトに巨大な刺激をぶつけられてしまったのだ。しかもローションに覆われた綿棒だから痛みなどは一切無し、純粋に気持ちよさだけが襲い来る。

 

「お尻の穴が気持ちいいって、まずは身体に教えてあげないとだからね。これで一回イってみようか」

「えっ、ちょっ、嘘でしょ♡ こんなの続けられたら……っ♡ あたしの頭バカになっちゃうんですけど♡」

「すぐにイかせてあげるから大丈夫だよ……たぶん」

「そこは自信持って言えってバカぁ! ひゃうっ♡」

 

 お尻とクリを責めながら怒られてしまった。まあ私も童貞なので確かなことは言えないが、この調子なら遠からず達することはできるはず。焦る必要はない、このままじっくりアンブリエルの性感を高めていき、陰核の快感をお尻のそれと紐づけていけばいい。

 ひたすら夢中で綿棒を動かし、入れて、ピンクのサンクタ少女をさらにピンク色へと染めていく。どんどんほぐれてきた菊門には三本、四本と綿棒を入れて拡張を施しながら、陰核は勃起してもなお磨くように丁寧に触り続けた。おかげでアンブリエルは身体を跳ねさせながら喘ぐことしかできず、ニーソの食い込んだ太ももを震わせて──

 

「あっ、ダメっ♡ イっちゃいそう……っ♡ んあっ♡ イ、くぅ~~~~っ♡♡」

 

 ビクッ、ビクン! 

 ぷしっ……♡

 

 大きくお尻を跳ね上げながら、アンブリエルはしっかり絶頂まで到達した。姫割れからは透明な飛沫をあげ、綿棒を咥え込んだ括約筋はきゅぅっと締まって咀嚼する。初めての快楽に翻弄されてたっぷり一分は甘い声をあげ続け、私はその姿をしっかり目に焼き付けておく。

 ようやく意識が戻った時にはすっかり羞恥にも慣れてしまったらしい。荒く呼吸を刻みながらそろそろと菊門へと目をやり、まだ入ったままの綿棒をちょんちょんつついている。

 

「お尻で……イっちゃったわ……」

「気持ちよかった?」

「ん~……クリの刺激がめっちゃ強かったのはマジなんだけど、細いのでお尻の入口をクイクイってされるのも良かったっつーか……」

 

 アナルを弄られながらの絶頂はアンブリエルに不可逆の衝撃を与えたようで、すっかりお尻が気になって仕方ないようだ。言い淀みながらも新たな扉を言語化することに余念がない。

 

「なんだろう、背徳感っていうの? そんなのもあってさ……正直、だいぶ気持ちよかったわ。普段の一人遊びより良かったかもね、なんて」

「……どういたしまして?」

「なによそれ、あーおっかしぃ」

 

 要領を得ない私の返事にひとしきり笑ってから、アンブリエルはソファの上でモゾモゾと動き出した。どうしたのかと訝しむ私の前で、上半身を背もたれに預けた姿勢を取り、綿棒を引っこ抜きながらお尻をこちらへと向けて。ピンク色の髪がバサリと広がりながら、片手でクイッとお尻を広げた四つん這いの姿勢となった。

 

 綺麗なピンク色の排泄器官をこれでもかと見せつけながら、振り返った紫の瞳が嗜虐的な色を映し出す。

 

「さ、そろそろいいっしょ? んじゃドクター、一息にあたしのアナル処女を奪っちゃってよ」

「随分と軽い言い方だな……もうちょっと時間かけなくて平気なの?」

「平気っしょ、さっきのでだいぶ緩んじゃった自覚あるし。まあ排泄器官だかんね? ドクターのおちんちんが多少大きくたって大丈夫よー」

「そうか、なら……」

 

 ガチャガチャとベルトを外してズボンを下ろした。これまで努めて意識してこなかった愚息ははち切れんばかりに膨らんで、凶悪なサイズをこれでもかと見せつける。さらに脈打ちながら涎のように先走りを流す様は我が事ながら怪物のようであった。これを今からアンブリエルのお尻の穴へと埋め込むのだ。

 初めての、そして念願のアナルプレイを前に何もせずとも射精してしまいそう。必死に欲求を抑えながら竿へとローションをぶちまけ、パンパンに腫れた亀頭を菊門へと擦り付けた。唐突に開帳された凶器にアンブリエルは目を丸くしている。

 

「うわっ、ドクターのデッカすぎでしょ……20センチくらいはある? ちょっーとあたしの想定と違うんですけどー……やっぱ一回待ったにしない?」

「もう大丈夫そうって言ったのは君だろう?」

「あっ、待って──ひぐっ! んぎぃっ♡」

 

 ぐぐぐぐっ……ぬぷぷぷっ!

 

 グッと亀頭に力を籠めて、ゆっくりと括約筋の先へと侵入を開始した。

 アンブリエルは待ってくれと言ったものの、肛肉の方はしっかり準備万端だった。自己申告通り適度に緩んだ媚肉は雄の象徴を前にすぐさま白旗をあげ、ぐぽっ♡ と開いて奥への道を開けた。おかげで簡単に直腸内部へ潜り込むことは叶ったのだが、そこから先が中々大変だった。

 

「めっちゃ、締まる……!」

 

 ヤバいくらい締め付けが強い。括約筋はもちろんのこと、直腸もツルツルの腸ひだを用いてしっかり一物を握りしめてくる。まるで万力で扱いているかのようで、とにかく窮屈かつピッチリした印象だ。

 かといって無理やり出し入れするのはご法度だ。竿を打ち込まれた菊門は皺が伸びきるまで広がりきっており、無理やり動かせば確実に壊れてしまうだろう。それは絶対に避けなければ。

 

 今はとにかく耐えながら奥へと進めていくしかない。肉体的な快楽は無いが、アナルを犯しているという精神的充足感を元手にじわじわと侵入を続けていく。

 

「お゛っ♡ おっきいのが、あたしの中に来てるっ♡ やば、あ゛っ♡ まだ入ってくんの……っ♡」

 

 一方で受け入れる側(アンブリエル)もさすがに苦しそうで、濁声交じりの嬌声をあげながらなんとか受け入れようと頑張ってくれていた。顔を見せるのは恥ずかしいのか伏せてしまっているが、苦しそうな息遣いはしっかり聞こえてしまう。現状は快感交じりの苦痛といったところだろうか。もう少し力を抜いてくれればお互い楽になれるかもしれない。

 少女の小柄な体躯に覆いかぶさるようにして、頭を撫でながら穏やかな声音を意識して囁く。

 

「ゆっくり深呼吸して……力を抜いて、リラックスして……」

「んっ……やっては、いるけど……ふぅー……こんな感じで、いい?」

「そう、上手だ」

 

 ゆっくりと深呼吸を繰り返すことでお尻の力が抜けてきた。強烈な締まりをした括約筋は段々と柔らかく甘噛みするようになっていき、直腸内部も少し余裕が生まれ始める。そうなってくると一転して、熱いゼリーの中に突き込んだようなトロトロの腸内に歓待されることとなった。

 

「余裕が出てきたからかな……ドクターのおちんちんの形、ハッキリ分かるようになってきちゃった♡」

「私も、君のお尻の気持ちよさを感じ始めたところだ」

「アハハ、息ぴったしー。それじゃあそろそろ、動いてみる……?」

 

 ついにこの時がやってきた。さらに膨張した肉槍の示すままアンブリエルの腰を掴み、じっくりと腰を後ろへと戻していく。ねっとりと絡みつく腸ひだの感触を味わいながらねちっこく引き戻し、肛門括約筋をゾリゾリ削るように擦り上げる。どうやら出て行くときは苦痛も薄く、かつ快感も拾いやすいようでアンブリエルの嬌声も艶やかな色へ染まっていった。

 

「お゛っ♡ あ゛~~っ♡ ま、待って……♡ 変な声、出ちゃってるんですけど……♡」

 

 明らかにアナルから気持ちよさを引き出しているその声に、私の興奮は否が応でも高まっていく。気まずそうな調子のアンブリエルをさらに乱れさせるべく、股間を膨らませながらカリ首で執拗に肛肉をこそぎ落としていく。

 

「ヤバっ、それめっちゃ気持ちいいんですけどっ♡ 抜かれるのっ♡ 何これぇっ♡」

 

 ぐぐぐっと亀頭が引き抜かれる頃にはすっかり尻孔快楽で善がってしまっている始末。軽くほぐした程度でこの乱れようとは、もしやアナルの才能がある淫乱天使だったりするのだろうか? どうにも好奇心が刺激されてしまう。検証するためにはもっとアンブリエルを気持ちよくさせてあげなければ。

 竿全体が引き抜かれ、ぐっぽり開いた菊門へと再び亀頭から押し込んでいく。先ほどよりもさらに容易に、ぐぐ~っと肉槍を飲み込んでいく。まるでこちらの方が食べられているかのようだ。

 

「んぐっ♡ また入って、きたぁ……♡」

「たくさん気持ちよくしてあげるから、たくさん嬌声を聞かせてくれ」

「あっ、ちょっとドクター♡ 少し休ませて──ひぐっ♡ だ、めっ♡」

 

 ぐちゅん、ずちゅんとローションを泡立てながら腰を大きくストロークさせていく。最初は動きだけ大きくしながら緩慢に、徐々にアンブリエルの身体がこなれてきたらペースをあげてピストンへと変化させていく。ローションはたっぷりあるから適宜補充をしつつ、どんどん秘門を暴いて開発した。

 もちろん私もしっかり快感は受け取っている。締め付けの強い括約筋を使って上下に扱くように意識することで、あたかもオナホール──一度使ったことがある──で自慰を行っているようで。つまりそれは少女の尻孔を性処理道具にしている訳でもあり……めちゃくちゃ興奮してしまう。

 

「あ゛っ♡ あ゛っ♡ お゛~~っ♡ 引き抜くの好きっ♡ もっとたくさんやってっ♡」

「ああっ……!」

 

 どうやらすっかり肛門性交の良さを覚えてしまったようで、特に気持ちのいい肉槍が引き抜かれる際の感覚を貪欲に求めてくる。陰裂からもすっかり愛液をまき散らしていて、空洞となっている膣口をパクパクさせておねだりしているようだ。

 まさかここまで乱れるとは、これは本当に淫乱天使というか、アナルで感じる才能に溢れている。オシャレに敏感で、距離感が近くて、狙撃手をやらせれば素晴らしい腕前を持つ少女が、恥も外聞もなく嬌声をまき散らしながらアナルセックスで乱れていた。

 

 最高だ。肉体的にも精神的にも限りなく充足されていく。アナル好きとしてこの光景が見たかったから、もはや射精まで秒読みの段階に入っていた。これだけ満たされて精を吐き出さない方が逆に失礼というものだろう。

 

「ドクターのっ♡ あたしのお尻の中で膨らんでるしっ♡ いいよ、いっぱいびゅーって射精()しなよ……♡」

 

 その言葉が契機となって、呆気なく崩壊は訪れた。

 

 ビュクッ!! ビューーッッ!!

 ドクン! ドクン……!

 

「お゛っ♡ お゛お゛~~~~っ♡ いっぱい、くるっ……♡」

 

 凄まじい脈動をしながら精液が怒涛の勢いで吐き出される。最初にアンブリエルのお尻を視界に映してからこの瞬間まで、溜めに溜め続けた欲望のすべてを注ぎ込んでしまう。自分でもどれだけ出るのか、いつまで出すのか見当もつかないほど白濁が放たれ続けていた。

 そんなのを直腸で受け止めるアンブリエルはもっと大変なことになっていて、精液の熱さを感じて絶頂しながら脈打つ竿に括約筋を擦られまた絶頂した。疑似排泄じみた行為で気持ちよくなっていたはずなのに、最後は最奥に精子をこき捨てられてイけるのだからもはや天賦の才だろう。

 

「はぁ、はぁ……抜くよ」

 

 ようやく射精を終えた一物を菊門からきゅぽんと抜く。名残惜し気にまとわりつく肛肉を振り切り、久しぶりに外気へと晒され火照った竿が冷まされる。

 

「ま、まってぇ……いま抜かれたら……あぁ……♡」

 

 そして栓の抜けたアンブリエルのお尻はぽっかり開いたまま、精液を垂れ流しになっている。中々戻る気配もないままごぷりと白濁を零し続けていて、もしや壊してしまったのではと心配になるほどだ。

 突っ伏したまますっかり気をやってしまった少女だったが、ようやく気も確かになるとゆっくり私の方を見やる。普段と同じ気だるげな表情を取り繕っているものの、背徳絶頂の味を覚えた女の色が色濃く映ってしまっていた。

 

「これ、お尻戻らなくなったらどうすんのよ……♡ その時は責任取ってよね、ドクター♡」

 

 その言葉に、私はただ頷いたのだった。

 

 ◇

 

 底知れないほどに有能ながら、どこか愛嬌があって親しみやすい人──それがドクターに対してあたしが抱いていた印象だったね。あの日までは、と但し書きが付くけれど。

 

 ぶっちゃけ、戦場指揮官としての才覚は末恐ろしさすら感じる。ドクターが指摘した地点に敵が来なかったことは無いし、ドクターが提示した移動ルートに敵が現れたこともない。スナイパーとしてのあたしを最大限に運用しながら、他のオペレーターにも同等の指揮を出しているなんて、いったい何が見えているのかあたしには想像もつかないわ。

 その割には医療部の人に健康診断でガミガミ言われてたり、いきなり変なこと言い出したり、執務室を遊び場にされても本気で怒らず乗ってくれたり。途方もない有能さのギャップっていうのかね、みんな簡単に気を許しちゃう。これが人心掌握術? の一環だったらもうお手上げ、誰もあの人には敵わんって。

 

 ドクターの事が好きか嫌いかでいえば、間違いなく好きに分類できる。でも恋愛感情とは違っていて、付き合いやすい友人枠というか……気軽に色々話せるありがたい人、くらいな感じかな?

 ま、とにかくドクターは付き合いやすい上司だね。ラテラーノに居た頃のクソ上司と比べれば雲泥の差だし、この人になら蜘蛛の巣が張りかけた処女を捧げちゃっても良いかなとまで思ってた。テキトーに捨てるのはごめんだけど、やっぱり初体験は大事にしたいかんねー。

 

 だから何度か誘った結果、肉体関係まで持ち込めたのは良かったのだけど──ドクターが超重度のお尻好きーというのは、さすがに想定外だった。

 

「ちょ、いつまで、んふっ♡ 舐めるつもりなのよ……?」

「私の気が済むまで」

「もう三十分くらいやってると思うんですけどー?」

 

 ドクターの執務室で、あたしはお尻の穴を執拗に舐められていた。

 

 ……いや、自分で言っても意味分からんわ。だけど事実だから仕方ない。壁に手を突いて軽くお尻を突き出した姿勢で、ペロペロ排泄器官を嬲られ続けてる。相手はもちろんドクター以外にあり得ない……あり得ないけど、やっぱまだ信じたくないわ。

 

 あの日、ドクターを誘った負い目もあってお尻でのエッチを許したあたしは、その後も彼とアナルでの肉体関係を結んでいた。継続したのは思いのほか気持ちよかったのもあるし、まあドクターのお願いなら聞いてあげても良いかなくらいの感覚だった。

 

 誤算があるなら、ドクターがどれだけお尻好きか見誤っていたことかな。

 

 今のところ乱暴なプレイをされた事は一度もない。すごい丁寧かつ気遣ってくれていて、その点はとても信用できた。でも、責める場所はとにかくお尻。あたしの控えめなおっぱいはもちろん、普通興味を示すはずのおまんこだって最低限しか触れてこない。わけわからん、なんよその拘り。

 加えて、夜だけでなく仕事の合間に呼び出されることもあった。あたしが暇な時を見切っているのか、ちょうど断る理由もないタイミングで呼び出しが入るせいで、毎回ホイホイと誘われてばっか。あー、これじゃ頭が緩い女って思われちゃってそうだわ。

 

「んお゛っ♡ 舌、ぐりぐりしないでぇ……♡」

 

 前言撤回、もう思われてるかも。

 

 うねうね動くドクターの舌があたしのお尻の中に侵入しようとねじ込まれた。くすぐったさと快感が脳まで届いてバカみたいな喘ぎ声が出ちゃう。こんなん全然可愛くもなんともないってのに、ドクターはいつも「可愛い声だね」と言ってくれる。ホント、そういうところだわ。

 性交回数を重ねたあたしのお尻はすっかりドクター専用に調教されてしまって、今では簡単な前戯であっさり緩んでしまう。だからこんな執拗にほぐす必要は無いんだけど……絶対ドクターの趣味だわ、ヤバすぎ。

 

 でも、これで嬌声をあげちゃうあたしはもっとヤバすぎなんだろうね。

 

「あっ♡ ああ゛っ♡ んひい゛っ♡」

 

 舌がお尻の入口で暴れ回って気持ちいい。声が全然抑えられない。あたしのお尻に存在する弱点すべて知り尽くしたドクターのアニリングスは暴力的な快感をもたらし、思わず腰が抜けそうになってしまう。でもお尻を思いっきり掴まれてるから逃げられない、小動物のように足を震わせながら耐えるしかないっていうね。

 拷問じみた快楽責めを30分も延々と続けられれば、そりゃ誰だってバカになるって。あたしが特別淫乱で頭緩いわけじゃないから勘弁してほしい。おまんこはすっかり愛液垂れ流し状態で、床に水溜まり作っちゃってるし。いつもお尻弄る前の前座にしかされないから嫉妬しちゃってるんだろうか、知らないけど。

 

「はー……♡ はー……♡ ホント、いつまでやるつもりよ……♡」

 

 あたしの下に跪いて、汚いはずの場所を舐めてる意味ではドクターに奉仕されているけども。

 実際に奉仕してるのはどう考えたってあたしの方だ。恥ずかしい場所を突き出して、好き放題に弄らせるなんて性奴隷みたい。でもキチンと気持ちよくされてしまって嫌じゃないのが困りもの。

 

「んっ……」

 

 なんてとやかく考えてたら、やっと舌の愛撫が一段落してあたしの肛門は解放された。ドクターの唾液を塗されてふやけきってしまい、勝手にクパクパ口を開いてる。どうすんのよこれ、すっかり開発済みアナルになっちゃってさ、もしこれから彼氏できたらなんて説明すりゃいいの?

 

 と、油断してたのがいけなかった。

 

「入れるよ」

「え、なに──うひゃぁ♡」

 

 つぷん♡ つぽん♡

 

 不意打ち気味にあたしの中へ小さな球体が入ってくる。覚えのあるこの感触はドクターがよく使うアナルビーズかな。ビー玉くらいの球が4つくらい紐で繋がっていて、程よい大きさの性玩具だね……はぁ、入れられただけで分かっちゃうのがめっちゃ恥ずかしい。

 

 さっぱり抵抗なくアナルビーズをお尻で飲み込んだところで、ドクターが立ち上がった。

 

「それ、夜まで入れっぱなしにしておいて」

「嘘でしょ、ホンキで言ってる? っていうかここでしないの?」

「さすがに時間が無いからね。もう業務に戻らないと」

 

 っはー、こういう所では真面目なんだから。仕事なんてほっぽり出してヤることヤっちゃえばいいのにさ。自分は我慢して、しかもあたしにまで我慢させるとか正気かっての。ドクターじゃなきゃビンタしてるわ。

 とはいえ、これで終わりらしいので疼くアナルを我慢しながら下着を履き直した。あーあ、せっかく気合入れて白のTバックなんて付けてきたのに、ドクターったら目もくれないし。変態アナル性欲魔人め、ちょっとは反省しろっての。

 

「んじゃ、あたしはテキトーにぶらついてるわ。終わったらまた呼んでねー」

「分かった。ああ、それと。もし本当に嫌だったら出しても全然いいからね」

 

 ……そうやって最後はあたしの意思を尊重してくれるの、マジでずるいわ。

 

 ◇

 

 時間はあっという間に過ぎて、夜になり。

 

「んぐっ……♡ 出ちゃう……っ♡」

 

 あたしはドクターが見守る前でベッドに(うずくま)り、お尻からアナルビーズを出す姿をバッチリみられてしまっていた。ずっとお腹で温めていたあのビーズを、だ。結局出さないままここへ来てしまった。

 バカほど恥ずかしい、なんちゅー拷問よ、これだけで人を殺せるんじゃないの、この人権迫害変態ドクターめ──罵倒は山ほど浮かぶのに、あたしの身体は素直に従ってしまう。服は着たまま下着だけ脱いで、手も使わずにいきみながらアナルビーズ産卵するように出していく。あ、ヤバい、またお尻の穴が広がっちゃって、

 

 きゅぽん……にゅるん……♡

 

「あっ……はぁ……♡ 気持ちいい……♡」

 

 お尻から球が一つ抜ける度、脳まで走る快感にやられて変な声が出てしまう。服は一切脱がないまま、アナルだけを間抜けにも晒して産み落として……恥ずかしいのが、気持ちいい。

 羞恥心すら快感になるようすっかり躾けられちゃったとか、終わってんなあたし。心は客観的に評価しちゃってるけど、身体の方はそうもいかない。異物が抜ける感触、括約筋を広げる感触、解放感、すべてがごちゃ混ぜとなった排泄絶頂を味わいつくしてしまう。

 

 きゅぷっ……♡

 

「んぐっ……♡ これで、全部出た……?」

「ああ、エラいぞアンブリエル。ちゃんと全部出しきれたね」

「褒められても、嬉しくないっての……」

 

 ぼとりとシーツへ重いものが落ちる音。ようやく全部のアナルビーズを出し切ったかな? ほんの4個を出すのが途方もない時間に感じられて、あたしはもうヘトヘトだった。

 けどドクターはこれくらいじゃ全然満足してくれない。手を突いてぺたりと座り込んだ私をベッドへ寝かせると、正常位の姿勢を取って足を持ち上げる。上向きになった肛門へ凶悪な一物が押し当てられた。

 

 うわ、やっばい。今からあの凶悪なちんこであたしの中をゴリゴリ抉るつもりなんだ。さっき出したアナルビーズとは比較にならない太さと長さがあって、何度見てもお尻が壊れるんじゃないかと怖くなる。もう凶器で狂気でしょあんなん、受け入れてるあたしもどうかしてるわ。ってか、服くらい脱がせてくれって。

 だけど長い竿によるストロークと、とんでもない段差を作るカリ首でお尻擦られると飛んじゃうくらい気持ちいいって、身体に覚え込まされちゃってるんだ。すっかりほぐれた肛門はあたしの意思を無視して迎えに行っちゃってるし、こりゃダメね。

 

「入れるよ」

「うん……んぐっ、おあ゛っ♡ ん゛~~~~っ♡」

 

 ほら、ちょっとぐにって押し込まれるだけで簡単に受け入れちゃって。ドクターの硬くて熱いのが内部に侵入して、我が物顔で直腸に居座り出す。お腹が蠕動(ぜんどう)して追い出そうとするけど効果は無し、むしろ歓待されたと勘違いしたのか肉棒が大きくなる始末だった。

 

 この時点ではまだ苦しさの方が勝ってる。だからドクターも少し止まってあたしが落ち着くのを待ってくれて、頭や耳を撫でてくれたりもする。この苦しさと幸福感の同居する時間、けっこう好きなのよね。

 だけど今日のドクターは鬼畜モードなようで、耳を撫でるのもそうそうにあたしの下半身へと手を伸ばした。滅多な事では触れられないおまんこへ両手を掛けて──くぱぁって。

 

「ちょ、ドクター……それ、恥ずかしすぎるって」

 

 普段は一瞥もされない秘所が割り開かれ、中身まですっかり明かされてしまっている。粘膜が空気に触れてスースーする、っていうかめっちゃ恥ずい。あたしのそこ、誰かさんが貫いてくれないおかげでまだ処女なんですけど。指で大きく広げちゃって、全部見えちゃいそうじゃない。

 

「アンブリエルのここ、真っ赤で綺麗だ」

「そーいうの、デリカシー無いと思うけどなー……」

「ごめんごめん──こうやって広げると、処女膜まで見えちゃうな」

「えっ、うそっ!?」

 

 ホントに見えちゃってるとか、いよいよドクターは羞恥心であたしを殺せるか実験してるのかっつーの。真っ赤になった顔を思わず両手で隠しちゃうけど、すぐにドクターの手で剥がされた。やめてよ、こんな顔見ないで。可愛くないから。

 

「可愛いよ、アンブリエル」

「うそ、言わないで……♡」

「嘘じゃない、本当だ。気持ちよくなってる君も、恥ずかしがってる君も、すごく可愛いよ」

「~~~~っ♡」

 

 あたしってそんな分かりやすい? それともドクターの洞察力がおかしいだけ? いつも的確にあたしが欲しい言葉をくれてさ、嬉しくなって余計に顔が熱くなっちゃうし。まだ見られてるおまんこが勝手にきゅんきゅんして愛液を垂れ流しちゃう、堪え性なさ過ぎっしょ。

 こうしている間に直腸もすっかり落ち着いて、ドクターの一物の形まで感じられるほどリラックスしてた。目配せして「いいよ」って教えてあげたら、すぐにおちんちんがあたしの中から引き抜かれてく。

 

 じっくりねっとり、良いところを知り尽くしたドクターの動きは効果覿面なのよね。

 

「あ゛──っ♡ ん゛~~っ♡」

 

 バカみたいな存在感を放つおちんちんが抜けてくと、嫌でも排泄時の快楽を引きずり出されて声が漏れる。元々お尻は出口なんだからトーゼンだけど、出ていくときの純粋な解放感が頭を痺れさせちゃうんだ。

 ぐぐぐぐってドクターのが抜けて、亀頭が括約筋を抜ける辺りでまた内部へ潜り込む。だけどすぐに引き抜かれて……浅いところを擦ってあたしの肛門を嬲るつもりだ、これ。短いスパンで何度も排泄快楽を叩きこまれる、結構好きな責め方だった。恥ずいから言ったことは無いけどさ、バレバレだったみたい。

 

「んくっ、あっ♡ ああ゛っ♡ ダメ、イぐ~~っ♡」

 

 あっさりイっちゃった。括約筋を擦られただけでこんな簡単に天国まで連れてかれる。他の性感帯弄りは一切なし、言い訳しようもなく変態になってしまった絶望と、こうまで躾けられた倒錯的な快感がない交ぜになってあたしの頭を揺さぶってくる。

 ホントこれ、合法的な麻薬だよ。お尻から摂取しちゃう、気持ちよさだけを追求したおっそろしい麻薬。そんなんを過剰摂取させられたらダメにされるに決まってるって。

 

「気持ちよくイけた?」

「……うん」

 

 いや、「……うん」じゃねーし。あたしの口はなにを素直に認めちゃってるのよ。これじゃ自分で変態ですって自白してるもんじゃんか。でも気持ちよかったのは事実だから他に言葉が出てきてくれない。

 あたしをイかせたことで男のプライドを満足させたのか、ドクターはとても嬉しそうだ。してやったりと笑う少年のようでどこか愛嬌があるっていうか、そういう所がちょっと可愛いなーなんて。

 

「動くよ」

「まって、いまイったばかり──おお゛っ♡」

 

 やっぱ訂正、全然可愛くないわ。

 ドクターのおちんちんが一気にあたしの中に入ったと思えば、すぐに外へと抜け出て行く。ずぶぶっ、ずるるるって感じで、行ったり来たりを繰り返して。バッキバキに勃起した竿にお尻が虐められてしまう度、ひどい声が零れてしまう。

 

 ずぶんっ♡ ぐちゅん♡♡ どちゅん♡♡♡

 

「お゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ んぎっ♡ ゆるし、でぇ……♡」

 

 あー、ヤバいってこれホント。おトイレで出してるのと同じような快感、解放感を無限に味わされ続けてる。しかもお尻の側からあたしの子宮まで突いてきちゃって、まだ処女だってのにポルチオまでしっかり揺さぶられてる。

 許してなんて言っても、いったい何に許しを乞うているかも分からない。ドクターに? でもドクターはたくさん気持ちよくしてくれるし、ならこれはお仕置きじゃなくてご褒美で──もういいや、考えるのは止めよう。とにかくお尻が気持ちいい、それで十分なのよ。

 

「アンブリエル! アンブリエル……!」

「そんな、んっ♡ ひぎっ♡ 名前ばっか呼ぶなっての……!」

 

 あたしとドクターは恋人じゃないのに。

 お尻だけで交わってる変態的な関係性なのに。

 腰を振りながら必死であたしの名前を呼んでるの見ちゃったら、脳が勘違いしちゃうじゃない。二人は恋人同士だって勘違いした子宮が疼いて孕む準備まで始めちゃう。でも残念、ドクターが興味あるのはお尻だけだからそっちが愛されることはありませーん。

 

 ……ちょっと虚しくないかって? そんな事は無いかな、だってドクターのこんな性癖を受け止めてあげられるのは私なんだから。色々煩わしいことを考えなくて済むこの関係性が、意外とあたしは気に入ってるんだ。

 

「アンブリエルのお尻で、たくさん射精()してしまいそうだ……!」

「いい、よ……♡ あっ♡ んぐっ♡ あたしんお尻の中で好きなだけ、ぶちまけていいからさっ♡ ドクターも一緒に気持ちよくなっちゃおうよ♡」

「ありがとう……!」

 

 ドクターのおちんちんがあたしの中で膨らみ始めた。まだ大きくなるとか冗談も大概にしろっての、デカすぎんでしょ。お尻の筋肉を押しのける硬さも、火傷しそうなほどの熱も、射精に向けて脈打つ動きも、すべてダイレクトに伝わってくる。

 

 苦しいはずなのに半端なく気持ちいい。あ、ダメ、身体が勝手にイっちゃうわ。

 

「はぐっ……♡ おあ゛ぁぁぁ……! ~~っっ♡♡」

射精()るッ……!」

 

 あたしが絶頂したと同時に、ドクターも思い切り射精した。

 びゅくっ、びゅるるって勢いよくあたしのお尻の中に精液が流れ込んでくる。あんまり感覚は無いんだけど、仄かに温かさを感じて「たくさん出てるなー……」と感じてしまう。どちらかというと射精に合わせてビクンビクンしてるおちんちんの方が存在感あるかな。お尻の中で暴れまわってる。

 

 その間にドクターはいつの間にかあたしを押し潰すように抱きしめて、シーツに散らばった髪の毛に鼻を埋めてる。うわ、女の子の髪の匂い嗅ぐとかマジで変態じゃん、終わってるわ。でもレイプされてるみたいにプレスされて喜んでるあたしもだいぶ終わってるからお互い様、良かったねドクター。

 

「あ゛~~~~っ♡ あ゛ーー……っ♡ も、無理、イきすぎて死にそう……♡」

 

 たっぷり一分くらいは射精してた? やーっと精液が打ち止めになった時には、あたしの中はすっかり白濁を注ぎ込まれてしまってた。これ、もし子宮に膣内(なか)出しなんてしてたら間違いなく孕んでたでしょ。いつも思うけど絶倫すぎ、マジパネぇ。

 

「はーっ……♡ あ゛ー……っ♡ 出しすぎでしょ……お腹ん中がたぷたぷだわ……♡」

「あぁ……抜くよ、アンブリエル」

 

 ちゅぽん! 間抜けな音を立てながらおちんちんが引き抜かれた。 

 あたしのお尻はすっかりドクターの形を覚えてしまったようで、やっと栓が抜けたというのに全然閉じようとしない。しかも何を勘違いしたのやら、無視され続けたおまんこはすっかり緩んでしまったようで、あたしが止める間もなく熱い液体を漏らしてしまう。

 

「や……お漏らしなんて見ないで……恥ずすぎだって……」

 

 赤面物の放尿は弧を描きながらドクターのおちんちんにかかって、シーツやスカートへとしみ込んでいく。散々肛門いじくられた後のおしっこが気持ちくて涙出ちゃうわ。あーあ、もう女の子としてもお終いだね。こんな痴態を見られて生きてけるほど図太くないし、あたしもさ。

 でもドクターはちっとも気にした様子もなく、優しく「可愛いよ」と言ってくれたから……あたしは泣きながら笑顔になってしまうんだ。

 

 ──やっぱりチョロいんかね、あたしってさ?

 

 ◇

 

「あたしのお尻ホントに好き勝手してくれたねー」

「……ごめんなさい」

「謝って済むなら警察も近衛局もいらないっての。ま、気持ちよかったから許してあげる」

「はは、ありがとう」

 

 ダメになったシーツをほっぽって、あたしとドクターは抱き合いながらピロートークの真っ最中だ。あの後も飽きるほどイかされ、穿り返され、射精されて、すっかりあたしのお尻は精液漬けにされている。今も肛門から精液がとろとろ流れ出しちゃってるし。こりゃ明日の朝は大変だ。

 

「ね、ドクター。あたしたちってさ、どういう関係なの? 友達、恋人、それともセフレ?」

 

 メンドクサイ女みたいな質問だったけど、ドクターは大真面目に答えてくれた。

 

「うーん……セフレって言うとサバサバした印象があるな。やっぱり友達だろうか」

「へー、恋人とは言わないんだね」

「何だかそれは違う気がしてね。もちろんアンブリエルの事は好きだけど、恋愛とはまた違う気がする」

「きぐーだね、あたしも同じ。なのにお尻でセックスしてるなんて、倒錯的にも程があるっての」

 

 考えれば考えるほど意味分からんわ。なんであたしもこんな人にお尻を捧げちゃってるんだろうね、ホントさ。嫌だとか、止めようだとか、マイナスを感じたことが一度もないのが理由かな? 友達といる居心地の良さってのは理解できるかも。セックスっていう一つの遊びを夢中でやってるような、そんな感覚。

 

「本当に、どうしてこんな変態に付き合ってあげちゃってるのやら……」

「返す言葉も無い……どうしても嫌になったら言ってくれ、その時はスッパリ今の関係もお終いだ」

「ちょいちょい、ドクター」

 

 真面目すぎだっての。肩ひじ張らず、もっと楽に考えりゃいいのにさ。

 

「あたしは嫌だなんて言ってないよ。だからさ……たまには息抜きしたって良いじゃんか。ドクターはそれくらいする資格はあるって」

「……ありがとう。君が隣にいてくれて良かったよ、これからもよろしく頼むね」

「えっ」

 

 何それ、もしかしてそれって──告白?

 でも、問いただす前にドクターは寝ちゃってやがる。寝つき早すぎだろ、ビックリしたわ。

 

 ……ま、いいや。お互いが納得して満足してるのだから、難しい理屈をこねくり回さなくたって十分なのよ。そう結論付けたあたしは、ドクターの胸板に頬を寄せると重たくなった目蓋を閉じたのだった。

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