ミラージュコロイドとは【機動戦士ガンダムSEED】シリーズに登場する、可視光線を偏向する特性を持ち、マイクロプリズムに類似した働きをする、特殊なコロイド状の微粒子の一種である。
そのミラージュコロイドを用いた電磁光学迷彩技術が、ミラージュコロイドステルスである。
ガス状のコロイドを、磁場によって物体表面に定着させる事で、あらゆる可視光線や電磁波は機体の後方に屈曲され、電磁的、光学的に、ほぼ完璧な迷彩を施すことが可能である。
しかし、移動にスラスター噴射等を用いた場合には熱紋が発生し、隠密性が損なわれるという弱点がある。
また、コロイド定着に用いる磁場の問題から、ミラージュコロイドステルスの使用中はフェイズシフト装甲を展開する事はできない。
さらに、コロイドの定着のために必要な電場制御に、多量の電力を消費するため、バッテリー駆動機ならば展開可能時間が制限されてしまう。
ビビッ島のガンプラバトルでは、使用時の持続時間は30秒で、使用後、3分間は再使用できない。
□
「おかしいな…?」
と、セリーナが考えていると…
〈単純なトリックに引っかかりすぎ
ですよ…ッ!!
あの熱反応は
私が投げたヒートサーベル
ですよッ!!》
と、ジュネからの通信が入った。
「なっ!?」
『ンダトッ!?』
と、セリーナとミサイルが同時に驚く。
そして…
突如、正面に現れた
その内の数発が、
コクピット破壊と判定された
◇
「な…ななな…ッ!?
おかしいザンスッ!!
どうして、オレが負けてるザンスかァッ!?」
と、焦るイチ…。
「ぬぉおぉおぉ…ッ!!」
というイチの雄叫びとともに、GNビームサーベルを振りかざし、
しかし、
◇
「よし、とどめだぁ☆」
とラシューは、武装スロットから
…と同時に、ロックオン警報も鳴り響いた。
「ゑっ!?」
と、レーダーを見てみれば…
4時方向にいる
8時方向には、
「ゑっ…ゑゑゑ〜!?」
と、絶望的な状況に悲鳴をあげるラシューに、シュンからの
〈悪いことは言わない。
勝負はついた…。》
と、降伏を促す通信が入ってきた。
たしかに、この状況では、降伏するしかない…。
さすがのラシューも、1人で3人を相手にできない…。
ラシューは、降伏しようとしたら―!?
「ゑっ!?」
◆
「た…助かったザンスぅ〜☆」
と、シュンとジュネに助けられて、喜ぶイチ…。
そして、
「さんざん、オレをコケにして、恥をかかせてくれたザンスねぇ…★
その落とし前…
つけさせてもらうザンスゥゥゥッ☆」
とイチは、武装スロットから
すると、ガラッゾ・ヒドラの両手の指先から、オレンジ色のビームクローが伸びた。
それを見たシュンが
《イチ!?
やめろっ!!〉
と叫んだが、イチは止まらなかった…。
背中のGNスラスターから、大量の赤い粒子を噴射しながら、
「言ったザンしょ〜☆
勝敗は常に顔で決まるとォォォッ☆」
と、イチの歓喜の絶叫とともに…
アデル・エアボーンにガラッゾ・ヒドラは右手のビームクローを振り下ろし…
さらに、左手のビームクローでアデル・エアボーンの胴体を横一線に斬り裂いた…。
その、左手による攻撃が、アデル・エアボーンのコクピットに当たっていた…。
コクピットを破壊されたと判定されたアデル・エアボーンの耐久値はゼロになってしまい、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。
『Battle Ended.』
と、試合終了を告げるアナウンスが流れた…。
◇
第1試合の結果は…
青銅高校…全機生存
大空高校…全機敗退
…で、青銅高校側の勝利に終わった。
最後のイチの行動は、けっして褒められたものではないが、しかし、ラシューも降伏ボタンを押していなかった。
したがって、戦闘は継続中であったため、イチの行動はルール上、まったく問題はないのだが、後味の悪さが残る青銅の完勝だった…。
「悔しいな…。」
と、ミモザがつぶやく。
「な〜に☆
次で勝ってくるさ☆」
と、次の試合に出場するために、フライが立ち上がった。
そんな彼女を見て、ミモザも少しは元気になった。
フライは、空高のエースだ。
さらに、実力的には、フライに勝るとも劣らないメルチェも出場だ。
そして、リコを含めた3人が、第2試合の出場者だ―。
バトルステージに向かったフライ達と入れ替わりに、ソリン、セリーナ、ラシューが帰ってきた。
「お疲れ、ソリン。」
と、ミモザがソリンを労うが
「うん…。」
と、ソリンは力無く答えるだけだった…。
「あんな
つまらないトリック
に引っかかるなんて…。」
と、肩を落として戻ってきたセリーナ。
そんなセリーナを
『気ニスルナヨ、セリーナ。』
と、セリーナが背負うミサイルが慰めた。
「あのモヒカン頭には、勝てると思ったけど…★」
と、うなだれるラシュー…。
◆
一方、青銅側では…。
「すみません、部長。
ちょっと気分がすぐれないので、シュンに付き添ってもらい、保健室に行ってきます。」
と言うジュネ。
「そうですか…。
わかりました。
シュン。
ちゃんと、ジュネに付き添ってあげるのよ。」
と言うアテナ。
「はい。わかりました。
じゃ、行こうか、ジュネさん…。」
「えぇ…。」
と、シュンに付き添われて、ジュネは保健室に向かった…
…が…
体育館を出たところで…
「ジュ…ジュネさん…どこへ…!?」
と、驚くシュンの腕を引っ張って、ジュネは体育館の裏に行く―。
♡
「ど…どうしたんですか、ジュネさん?」
と訊くシュン。
「今日は、よくやった…。
ご褒美
をやろう…♡」
と、シュンにキスをするジュネ。
「ダ…ダメですよ、ジュネさん…。
体育館の中じゃ、みんなが…。」
と言うシュンのことなど気にもとめず
「心配するな…
誰も来やしない…♡」
と、ジュネは上着を脱ぐ…。
「ジュ…ジュネさん…!?」
と、顔を赤らめるシュン…。
「言ったろ…ご褒美だと…♡」
と、制服を脱いだジュネは、下着をつけていなかった。
ご褒美の意味がわからないほど、シュンも子供ではなかった。
「シュン♡」
「ジュネさん…♡」
と、抱き合って、キスをするシュンとジュネ…。
そして、二人だけのアツい時間を過ごすのだった…。