※この作品はR-18です。

RG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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新しい愛機(ちから)(2)


 

右手に持つビームサーベルでトム([リコ])リアット・ブルーサンダーに斬りかかったウイ([ユイ])ングガンダム01(ゼロワン)だったが、トム([リコ])リアット・ブルーサンダーはビームトマホークで受け止めた。

 

しかし、ウイ([ユイ])ングガンダム01(ゼロワン)は両肩口のマシンキャノンを撃って、トム([リコ])リアット・ブルーサンダーをたじろかせた。

 

そこを、ウイ([ユイ])ングガンダム01(ゼロワン)はビームサーベルで斬りつけた。

 

トム([リコ])リアット・ブルーサンダーは回避も防御もできず、まともに斬られてしまった…

 

はずなのに…

 

正面モニターに

[No Damage]

と表示されたのを見て、驚くユイ。

 

その隙をつかれ、トム([リコ])リアット・ブルーサンダーが両足の4連装マルチランチャーから放たれたミサイルをまともにくらってしまったウイ([ユイ])ングガンダム01(ゼロワン)…。

 

〈驚いたれすか?》

と、リコからの通信が入った。

 

「どうなっているの?」

と訊くユイに

 

〈どうやら、リコは

『カテゴリーF』になった

みたいなんれす☆》

と言うリコ。

 

「そ…そうなんだ…。」

と、驚くユイ。

 

「で、それは、どんな能力なの?」

と訊くユイに

 

〈リコも、よくわからないのれすが…

たぶん

低確率で、敵からの攻撃を無力化する

能力っぽいのれす。》

と言うリコ。

 

〈自分の能力も確認できたので、お開きにするれす☆》

とリコが言うと、トムリアット・ブルーサンダーの頭上に、降伏を示す、白い長方形のエフェクトが表示された。

 

そして、自動で退場ゲートへと向かっていった―。

 

◆

 

密林の中に降下したアデル・エ([ラシュー])アボーン。

 

そのまま、密林の中に身を隠す。

 

(これなら、みつからないはず…)

と思ったが…

 

「ひゃあっ!!」

と、ガンダ([ミモザ])ムアストレアJに撃たれてしまうアデル・エ([ラシュー])アボーン…。

 

「な…なんでぇ〜っ!?」

と、密林の中を逃げ惑うアデル・エ([ラシュー])アボーン。

 

密林の中に身を隠したからといっても

レーダーには、ちゃんと映っている…。

 

「ひゃあっ!!」

と、またしてもガンダ([ミモザ])ムアストレアJからの攻撃が当たってしまうアデル・エ([ラシュー])アボーン…。

 

密林の中に身を隠しても、ガンダ([ミモザ])ムアストレアJのGNスナイパーライフルから放たれたビームが、木々の間を通り抜けて飛んできて、アデル・エ([ラシュー])アボーンに命中する…!!

 

「このまま、やられてたまるもんか…!!」

と、アデル・エ(ラシュー)アボーンは密林から出て、ガンダ([ミモザ])ムアストレアJに向けて両肩のシグマシスキャノンを撃った―。

 

◇

 

ミモザは、アデル・エ(ラシュー)アボーンからの反撃を回避しようとしたが…

 

「きゃっ!?」

 

アデル・エ(ラシュー)アボーンからの反撃をくらってしまったガンダ([ミモザ])ムアストレアJは、密林の中に墜落していった…。

 

「よくも、やってくれたわね!!

お返しよ…!!」

と、ミモザは操縦桿を動かしたが…

 

(あれ?)

 

ガンダムアストレアJが起き上がるのに、タイムラグがあった。

 

(どうしたのかな?)

と疑問に思いつつ、アデル・エ(ラシュー)アボーンに向けて、GNスナイパーライフルを撃つガンダ([ミモザ])ムアストレアJ。

 

GNスナイパーライフルの銃口から放たれたピンク色のビームが、木々の間を通り抜けて、アデル・エ(ラシュー)アボーンに直撃した…!!

 

◆

 

密林の中に墜落したガンダ([ミモザ])ムアストレアJに追撃をかけようとしたアデル・エ(ラシュー)アボーンだったが…

 

「ゑっ…!?」

 

正面モニターに映る、木々の間を通り抜けて飛んでくる、ピンク色のビーム…。

 

「ぃぎゃあぁあぁ…っ!!」

 

ガンダ([ミモザ])ムアストレアJが撃った、GNスナイパーライフルから放たれたビームが、アデル・エ(ラシュー)アボーンに直撃した―!!

 

耐久値がゼロになったアデル・エ([ラシュー])アボーンは、うつ伏せに倒れ、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

◇

 

【ノーマン】のイートインスペース―。

 

 

「へぇ…。

リコも『カテゴリーF』になったんだ…。」

と、オレンジジュースを飲むミモザ。

 

「はい☆

おかげさまで☆」

と、ブラックコーヒー(無糖)を飲むリコ。

 

「どんな能力なの?」

と訊くミモザに

 

「低確率で敵からの攻撃を無力化する能力

なのれす☆」

と言うリコ。

 

「何よ…その…

低確率って…?

発動しない確率の方が高いってこと?」

と言うミモザに

 

「ダメージをうけないなんて、そんなチートな能力、毎回発動される方がイヤれす★」

と言うリコ。

 

「そうかなぁ?

私だったら、ダメージをうけない方がいいけどなぁ?」

と、オレンジジュースを飲むミモザ。

 

「ところで…

『カテゴリーF』なんて、どうしたらなれるの?」

と訊くユイに

 

「リコの場合は

『悠久の地の八戦神』のアリス様の銃で撃たれた

んれす☆」

と言うリコ。

 

「何?

その

『悠久の地の八戦神』

って?」

と訊くミモザに

 

「『悠久の地』に住む神様れすよ☆」

と言うリコ。

 

そして

「ミモちゃんは、誰から、その能力を授かったのれすか?」

と、ミモザが『カテゴリーF』に覚醒した経緯を訊くリコ。

 

「そんなの、知らないわよ。

ガンプラバトルを始めたら、いきなり、そんな能力に目覚めていたんだから…。」

と言うミモザ。

 

「ガンプラバトルを始める前に、誰かに刺されたとか、リコみたいに銃で撃たれたみたいな夢を見たことないれすか?」

と訊くリコ。

 

「うん…。

うろ覚えなんだけど…

おかっぱ頭の女の子の夢

を見たことあるの。」

と言うミモザ。

 

「おかっぱ頭…

それは、おそらく

『悠久の地の八戦神』のドローネ様

れすね☆」

と言うリコ。

 

「そうなんだ…。

でも…

何で、そのドローネって人は、私を『カテゴリーF』にしたの?」

と訊くミモザに

 

「それは、さすがにドローネ様に訊いてみないと、わからないれす…★」

と言うリコ。

 

「そりゃそうだ☆」

と笑うミモザ。

 

 

「ところで、さっきのバトルで

ちょっと気になることがあった

んだけどね…。」

と言うミモザ。

 

「どうしたの?」

と訊くユイ。

 

「私が操縦桿を動かしてから、ガンダムが動き出すまで、若干のタイムラグがあった

のよね…。」

と言うミモザ。

 

「ミモちゃん。

それは

経年劣化

れす。」

と言うリコ。

 

「経年劣化?」

と、首を傾げるミモザに

 

「はい。

経年劣化したプラスチックは、プラフスキー粒子に耐えられない

んれす。」

と言うリコ。

 

「えっ、そうなの!?」

と驚くミモザ―。

 

 

数十年前に発見された、反粒子同士の結合によって生成され、プラスチックに反応して流体化する特性を有した、謎の粒子物質

プラフスキー粒子―。

 

ガンプラバトルは、そのプラフスキー粒子の特性を利用したものだが、近年の研究で

経年劣化したプラスチックは、プラフスキー粒子に反応しなくなる

という事が判明したのだ。

 

それどころか

プラフスキー粒子がプラスチックの分子構造を破壊して劣化させてしまう

という事も判明したのだ―。

 

 

「ユイ。

私の愛機(ガンプラ)って…?」

と訊いてくるミモザに

 

「私が小学生の頃に使っていた機体(ガンプラ)だから、相当ガタがきているはず

よ?

そもそも

ガンダムアストレアJはガンプラバトルの練習用に

と、ミモザに渡したんだけど?」

と、ミモザに指摘するユイ。

 

「ということは、少なくとも4年は経ってるわけれすから…

パーツの交換とかをしていないのなら、もうすぐ動かなくなる

れすね…★」

と言うリコ。

 

「パーツの交換、した?」

と、ユイに訊かれたミモザは

 

「していないわ…★」

と答える…。

 

「だったら、決まりれすね☆

みんなでガンプラを買いに行きましょう☆」

と言うリコ。

 

こうして、ミモザ、ユイ、リコ、ラシューは、ガンプラショップコーナーに向かった―。

 

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