じつはミモザは
今の今まで、ガンプラを買ったことが無い…。
つまり、今回が
人生初のガンプラ購入
だ…。
ガンプラバトルハウス【ノーマン】の1階には、ガンプラショップも併設されている。
「ガンダムアストレアって、どこにあるの?」
と訊くミモザ。
「アストレアなら、ガンダム
とユイが言うので、2人はガンダム
ガンダム
「何、これ?
赤いアストレア?」
と、ガンダムアストレア・タイプFの箱を手に取るミモザ。
「最初は、その赤い色で発売されたの。」
と、ミモザに教えるユイ。
「赤は、私の趣味に合わないな…★」
とミモザは、白いガンダムアストレアを探すが…
「無いッ!?」
ガンダムアストレアが無い…。
「今は売り切れみたいね…。」
と言うユイ。
そのかわりに
「ガンダムアストレアそのものは、ガンダムエクシアのリデコ品だから、ガンダムエクシアを買う?」
と、ガンダムエクシアの箱をミモザに渡すユイ。
「う〜ん…★
何か…
コレジャナイのよね…★」
と、ガンダムエクシアをユイに返すミモザ。
「えっ?
どうして?」
と、驚くユイ。
「何て言ったらいいのかな…?
何か、こう…
自分の
みたいな…?」
と言うミモザ。
「うん☆
ガンダムアストレアJは、あくまで、ミモザにガンプラバトルの練習用に渡した物だったからね。
そろそろ、ミモザに合った
と言うユイ。
「私に合った
と、首を傾げるミモザ。
「そうね…
ミモザは射撃が得意だから…
これだね☆」
と
ガンダムデュナメス
を渡すユイ。
「へぇ…☆」
と、ガンダムデュナメスを受け取るミモザ。
「…で、値段はいくら…?」
と、箱の表面に貼られている値段シールを見るミモザ。
「えっ?
1320ドノレ?
こんなに安いんだ…☆」
と、価格の安さに驚くミモザ。
「ユイは買わないの?」
と訊くミモザに
「
と言うユイ―。
◇
帰宅したミモザは、ランスの部屋に入る。
「なんだぁ?
お前が服着たまま、俺の部屋に来るなんて珍しいな★」
と言うランス。
「ぉとーさん、お願いが…★」
と、ミモザはランスに、ガンダムデュナメスの箱を渡す。
「何だよ、これ?」
と訊くランスに
「その…
作ってください…★」
と、頭を下げるミモザ…。
「何でだよ?
ユイちゃんのお下がりのアストレアがあるじゃないか?」
と訊くランスに
「それが、その…
経年劣化が、どうのこうので…★」
と言うミモザ。
「何だ★
ユイちゃんもけっこう
ヘボビルダー
なんだな★」
と言うランス。
「どういう意味よ、それ…!?」
と、ユイをバカにするランスに怒るミモザ。
「あれ、素組みだろ?
そりゃ、劣化するのも早いわ★」
と言うランスに
「どういうこと?」
と訊くミモザ。
「プラフスキー粒子ってぇのはよ
プラスチックの分子構造を破壊して、劣化させちまう
んだよ。
けどな
塗装すれば、劣化をいくらか遅らせることができる
んだよ★」
と言うランス。
「そうなんだ…★」
と、驚くミモザ。
「塗料がプラフスキー粒子を弾いて、プラスチックの劣化を遅らせる
んだ☆
ただし、そのぶん
プラフスキー粒子の吸収率が落ちるから、ガンプラの性能が100パーセント発揮されない
けどな。」
と言うランス。
「ま、コイツは
予備パーツ
として置いておけ。
かわりに、コレをやるよ☆」
とランスは、これまで自分が作ってきたガンプラを飾ってある棚から、とあるガンプラを取って、ミモザに渡した。
「これは?」
と、ランスがミモザに渡したガンプラ…
それは―
「ガンダムデュナメス・ヴァンガード
だ☆」
と言うランス。
ガンダムデュナメス・ヴァンガード―。
ガンダムデュナメスにガンダムエクシアの両腕を付けた、黒、緑、白で塗られた
「両肩は
GNフィールド発生機
になっているんだ☆
さらに、両足のハードポイントには、いろいろな武器が装備できるぞ☆」
と、ガンダムデュナメス・ヴァンガードの機能について、一気にまくしたてるランス。
「なんだか、よくわからない
けど…★
ようするに、強いってわけね★」
と、ランスに、やや引いているミモザだったが
「ま、そういうことだ☆」
と、ドヤ顔するランス…。
「おっと★
コイツも必要だ★」
と、ランスは
ピンクのハロ
を、ミモザに渡した。
「何に使うの?」
と訊くミモザに
「ハロが無ぇと、GNフィールドのコントロールができない
ぞ★」
と言うランス。
「ふ〜ん…。」
と、ハロのスイッチを入れるミモザ。
しかし…
「動かないよ?」
「あちゃあ★
電池切れ
か…★」
と、ミモザから渡されたピンクのハロの電池ボックスを開けて、新しい単1電池に入れ替えた。
再び、スイッチを入れると…
ハロの目が点滅し始め…
『ランス、ゲンキカ?
ランス、ゲンキカ?』
と、しゃべり始めた。
「はじめまして☆
私の名前はミモザよ☆」
と、ハロに話しかけるミモザ。
すると、ハロの目が点滅し始めた。
数秒後…
『モザ ゲンキカ?
モザ ゲンキカ?』
と言うハロ。
「モザ…?」
と、顔をしかめるミモザ…。
「私の名前はモザじゃなくて、ミモザよ。」
と言うが
『テメェノ ナマエハ モザ!!
テメェノ ナマエハ モザ!!』
と、やはり、モザとしか言わない…。
「てゆ〜か、コイツ、口悪くない?」
と、顔をしかめるミモザ。
「変だなぁ?」
と、ランスも首をかしげる。
「まぁ、口は悪いが、性能に問題はねぇ。」
と言うランス。
「うん☆
ありがとう、ぉとーさん☆
こういう時だけ
頼りになるね☆」
と、ランスに礼を言うミモザ。
「な〜に☆
お安いご用よ☆」
と、ランスは胸を張ったが…
(しかし…なんだろう…?
な〜んか、モヤっとするぞ…?)
と、ミモザの発言に違和感を感じていた…。