ユイと一緒にバスに乗って駅に向かい…
駅から湾岸線に乗って、ブルービーチに向かう。
アスマンからブルービーチへは、急行でも1時間はかかる―。
湾岸線というだけあって、車窓からは海―ビビッ海峡が見える。
この海峡の向こう側が南ビビッ島―いわゆる七尾島だ。
「ねぇ、ユイ。
ユイは七尾島に行ったことあるの?」
と、左隣に座るユイに訊くミモザ。
「無いわ。」
と答えるユイ。
「私も無いんだ。」
と言うミモザ。
「気軽に行ける場所じゃないからね。」
と言うユイ。
「七尾島って、どんなところなんだろう?」
と言うミモザ。
「七尾人とG国人は、文化や風習が違うからね。」
と言うユイ。
ユイは七尾人だが、生まれも育ちもビビッ島であるため、七尾人の文化や風習について、あまり知らない。
「七尾島って、近くて遠いね。」
と言うユイ。
「1度くらい行ってみたいな。」
と言うミモザ。
「そうだね。」
と言うユイ。
その後、2人は
昨夜の疲れ
もあったのか…
眠ってしまい…
終点のブルービーチ駅で、車掌に起こされるのだった…。
◇
「はづかしい…★」
と、泣きそうな顔をして、ブルービーチ駅に降りるミモザとユイ。
「で、これから、どこに行くの?」
と訊くユイに
「【ミッド】っていうガンプラバトルアリーナだよ。」
と答えるミモザ。
「場所わかるの?」
と訊くユイに
「わからないから、タクシーに乗る★」
と言うミモザ。
「一番、無難ね★」
と、駅前ロータリーに止まっているタクシーに乗るミモザとユイ。
「どちらまで?」
と訊いてきたタクシードライバーに
「ガンプラバトルアリーナ【ミッド】まで。」
とミモザが言うと
「だったら
歩いた方が早い
ですよ★」
と、タクシードライバーが指差す方を見れば…
そこに、目指す目的地
ガンプラバトルアリーナ【ミッド】
があった…。
(はづかしぃ〜★)
と、ミモザとユイはタクシーから降り、そそくさと【ミッド】に向かっていった…。
・
【ミッド】の入口前には―
「あっ、ミモザさん☆
おはようございます☆」
と、クレアが手を振っていた。
「おはよう、クレア。
そちらは?」
と、クレアに挨拶したミモザは、クレアの横にいる、クレアより背の高い少女に話しかける。
「はじめまして。
クレアの付き添いで来ました、大洋高校1年のケイといいます。」
と名乗るケイ。
「私はミモザ。
こっちは付き添いの、私の彼女のユイ。」
と、クレアとケイに、ユイを紹介するミモザ。
「彼女?
友達じゃなくて?」
と訊くクレアに
「そうだよ☆」
というミモザの返事を聞いて、驚くクレアとケイ―。
その後、4人は店内に入り、クレアが受付で利用手続をする。
「昼の1時から、2番ステージじゃけん。」
と言うクレア。
「えっと…
どうするのかな?
2対2で戦うの?」
と訊くユイに
「いんや。
私とミモザさんのタイマンじゃけん。
ケイは『ニュータイプ』だから、参加させられないけん。」
と言うクレア。
「わかったわ。
じゃ、よろしくね、クレア☆」
と、右手を差し出すミモザ。
「こちらこそ。」
と、ミモザと握手するクレア。
そして…
午後1時になった―。
2番ステージのコクピットルームに入る、ミモザとクレア―。
◇
『GUN-PLA Battel, Stand up.』
システムが起動し始めた。
『Please set your GP base.』
GPベースを、スロットにセットする。
『Begining Plavsky particle dispersal.』
ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。
形成されたバトルフィールドは、宇宙空間。
『Please set your GUN-PLA.』
ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。
そして、ミモザはオプションスロットに、ハロをセットする。
コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。
球体操縦桿を握り、そして―
『Battel start!!』
バトルスタートの合図が鳴り響く―!!
「ミモザ!!
ガンダムデュナメス・ヴァンガード、出ます!!」
「クレアッ!!
マリンハイザック・リィンフォース、出るけんッ!!」
両者のガンプラが発進した―。
◇
宇宙空間を進む
(そういえば…
1人で戦うのって、いつ以来かな…?)
などと考えていたら…
『1時方向ニ敵機』
と言うハロ。
正面モニターを見れば、すでにロックオンカーソルが、
同時に、マリンハイザック・リィンフォースのデータも表示される。
【機体名】
マリンハイザック・リィンフォース
【ベースキット】
1/144 マリンハイザック
【種別】
水中用モビルスーツ
【属性】
海
【戦場適応】
宇宙戦 △
空中戦 ✕
地上戦 ◯
水中戦 ◎
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◯
【ファイター】
クレア
「す…水中用モビルスーツ?」
と、驚くミモザ。
『マリンハイザック・リィンフォースハ水中用モビルスーツダカラ、宇宙用ステージデハ機動性ガ低下スル。
マタ、属性ガ「海」ダカラ、「空」属性デアル、コッチガ有利ダ。
ソンナコトモワカラネェノカッ!?』
と言うハロ。
「スゴいわね☆
そんなことまで教えてくれるんだ☆」
と、ハロの機能に感心するミモザ。
「じゃ…
さ〜て…
いくわよ、クレアッ☆」
と、GNスナイパーライフルを撃つ
GNスナイパーライフルから放たれたピンク色のビームが、
ミモザは『カテゴリーF』―
射撃絶対命中
という
だから…
GNスナイパーライフルから放たれたピンク色のビームが、
しかし…
正面モニターに
〘NO DAMAGE〙
と表示された。
(えっ?
何で…!?)
と、困惑するミモザ…。
◆
宇宙空間を進む
しかし…
突如、コクピットルーム内に、ロックオン警報が鳴り響いた。
(えっ!?
もう…!?)
と、驚くクレア。
レーダーを見るが、何も映っていない。
どうやら、こちらのレーダーの範囲外から捉えられたようだ。
(どこじゃけん!?)
と、周囲を見回すクレア。
障害物が何もない宇宙空間なので、敵からの攻撃は、回避するか、防御するしかない。
しかし、ミモザは『カテゴリーF』―
射撃絶対命中
という
まもなく…
(!?)
1時方向から、ピンク色のビームが迫ってきた―!!
(こ…これが、ミモザさんの
と、ミモザの
(距離を開けたままじゃ、こちらが不利じゃけん…。)
と、ビームが飛んできた1時方向に向かう
しばらく進むと、ようやくレーダーがミモザの
正面モニターに、ミモザの
【機体名】
ガンダムデュナメス・ヴァンガード
【ベースキット】
1/144 HG ガンダムデュナメス
【種別】
汎用型太陽炉搭載モビルスーツ
【属性】
空
【アビリティ】
TRANS-AM
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ◎
地上戦 ◎
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◎
接近戦 △
【ファイター】
ミモザ
(ガンダムデュナメスか…。
ミモザさんの能力にマッチした
とクレアは、正面モニターに映る