ミモザとクレアの対戦を観戦している、ユイとケイ―。
「ウソでしょ!?
あの距離で当てたの!?」
と、
「でも、その攻撃を防いだクレアって娘も凄いわ。」
と、クレアを称えるユイ。
「10年戦ってるからね。」
と言うケイ。
「ところで、ケイさんは『ニュータイプ』だそうですが…
どうやって、なったのですか?」
と訊くユイに
「私も知りたいわ…。
何でなったのか…。」
と答えるケイ。
「これは、私の友達が言っていた噂話なんですが
『悠久の地の八戦神』の夢
を見たことありませんか?」
と訊くユイ。
「それは、どんな夢なんですか?」
と訊くケイ。
「夢の内容は、人それぞれみたいなんです。
『悠久の地の八戦神』の夢を見たら『ニュータイプ』や『カテゴリーF』になる可能性が高いみたいなんです。」
と言うユイ。
「たしかに…
以前、知らない女の人の夢
は見ましたが…
それが、その夢なんでしょうか?」
と訊くケイに
「私の友達の噂話が本当なら…。
でも、ミモザも八戦神の夢を見て『カテゴリーF』になったんです。」
と答えるユイ。
その時…
ミモザが入っているコクピットルームの右隣のコクピットルームに、中年男性が入ろうとしていた。
「あ、すみません。
今、対戦中なんです。」
と、気がついたユイが言うが、中年男性は
「そんなこと、わかっとるケン★」
とユイを無視して、コクピットルームに入ってしまった…。
「えっ!?
ちょっ…ちょっと…!?」
と、困惑するユイ。
「えっ?
何なの、あの人?」
と困惑するケイ。
「ど…どうすれば…?」
と狼狽するユイに
「とりあえず、受付に言いに行きましょう!!」
とケイとユイは受付に走った―。
◆
GNスナイパーライフルを撃ってくる、
しかし、
(たしかに『射撃絶対命中』という能力は厄介じゃけん。
でも、逆に言えば
対処も楽
じゃけん☆)
と、不敵な笑みを浮かべるクレア。
なぜなら
射線が絶対に自分に向けられている
のだから
シールドで防げば、ダメージをうけることはない
からだ。
それに…
(何じゃけん、あれ?
素人丸出しの動きじゃけん。
あんなんで、よくガンプラバトルをしとるけん★)
とクレアは、ミモザの技量の低さにあきれた。
(ならば…☆)
と、
◇
「来たぁぁぁ…ッ★」
と叫ぶミモザ…。
『GNフィールド、展開』
とハロが言うと、
しかし、GNフィールドの持続時間は10秒しかない。
GNフィールドが消えると、
「きゃぁぁぁ…ッ!!」
至近距離からの攻撃に、
そして、被弾して、たじろいだところを、ビームトマホークソードのビームサーベルで斬られてしまった。
「きゃあッ!!」
と、悲鳴をあげるミモザ…。
正面モニターにも
〘CRITICAL DAMAGE!!〙
と表示された。
その時…
レーダーが、10時方向から来る機影を捉えた。
「ねぇ、クレア…。
と訊くミモザ。
〈ゑっ?
だ…誰じゃけん!?》
と、驚くクレア。
10時方向から、謎の敵機が近づいてきていた。
正面モニターに、謎の敵機のデータが表示される。
【機体名】
ヴァンディッツ
【ベースキット】
1/144 HG サーシェス専用イナクトカスタム
【種別】
汎用型擬似太陽炉搭載可変モビルスーツ
【属性】
空
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ◎
地上戦 ◯
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◎
【ファイター】
パトリック
(パトリックって、誰?
もしかして…
乱入…!?)
と驚くミモザ。
ガンプラバトルにおいて乱入とは、最低のマナー違反行為だ。
やがて、
その姿は、全身赤色のサーシェス専用イナクトカスタムだが、背中から赤いGN粒子を噴出させていた。
そして、
◇
さらに、
『GNフィールド、展開』
とハロが言うと、
コクピットルーム内には、耐久値が50パーセント以下になったことを報せる警報音が鳴り響いている。
(何なの、アイツ…!?
メチャクチャ強いんだけど…?)
と、
◇
「や…やめるけんっ!!」
と、
しかし、
「あああ…っ!?」
と、
(どうなっとるけんっ!?
回避できんけん…っ!?
まさか、アイツ…
『ニュータイプ』
じゃけんっ!?)
これは、まさに
パトリックが『ニュータイプ』であることの証明
だった。
(なんてことじゃけん…
『ニュータイプ』の乱入者だなんて…っ!!)
と、畏怖するクレア。
「ミモザさんっ!!
逃げるけんっ!!」
と叫ぶクレア…。
◇
《ミモザさんっ!!
逃げるけんっ!!〉
と、通信機からクレアの叫びが響いた。
だが…
(クレアを助けないと…!!)
と、
その直後…
〈テメェッ!!
何するケンッ!!》
と、
「キャアァァァ…ッ!!」
『耐久値、レッドゾーン!!
耐久値、レッドゾーン!!
コレ以上ノ戦闘ハ危険!!
コレ以上ノ戦闘ハ危険!!』
と叫ぶハロ。
《ミモザさんっ!!
逃げるけんっ!!〉
と、通信機からクレアの叫びが響いた。
「クレア…
ごめん…!!」
と、ミモザは降伏ボタンを押した。
すると、ガンダムデュナメス・ヴァンガードの頭上に、降伏を示す白い長方形のエフェクトが出現し、ガンダムデュナメス・ヴァンガードは自動的に退場ゲートへと向かっていった…。