【サイコロプス隊】がシャルロッテによって殲滅させられている隙に、空高チームはバトルステージから離脱することができた―。
ロビーに集合する空高の部員達。
「あの…
何で、あの人から逃げたんですか?」
と訊くミモザ。
「アイツはな
『悠久の地』の住人
なんだよ。」
と言うフライ。
「『悠久の地』の住人って…
どういうこと?」
と、首を傾げるミモザ。
「読んで字の如く。
この『悠久の地』に住んでいる人達さ。
もっとも、元は
ビビッ島の住人
なんだけどね。」
と言うフライ。
「ますます、わからない…★」
と、頭を抱えるミモザ…。
「でも…
何で、逃げなきゃならないんですか?」
と、あらためて訊くミモザ。
「『悠久の地』の住人は
みんな『ニュータイプ』
なんだよ。
だから、あんなのに攻撃されたら、逃げるしかないんだよ…。」
と言うフライ。
「私達を攻撃してきたってことは、あの人は城を守っている人だったんですか?」
と訊くミモザ。
「たぶんね…。」
と言うフライ。
「どうやら、『悠久の地』の住人と遭遇したのは、私達だけではないようです!!」
と、タブレットを操作しながら言うキャロル。
「何だと?
これは
ビビッ島ガンプラバトル大会
なんだ。
『悠久の地』の住人に、参加資格なんて無いはずだぞ?」
と首を傾げるミリア。
「もしかして…
乱入
ですか?」
と言うミモザ。
「その可能性もあるな。
一応、運営に訊いてみよう。
キャロル、頼む。」
と、『悠久の地』の住人が参加していることについて、キャロルに運営に問い合わせるよう頼むミリア―。
◆
大会運営本部では、『悠久の地』の住人が乱入していることに、騒然としていた。
「メイコ様!!
これは一体、どういうことですか!?」
と、メイコに詰めよる運営委員長のクラウド。
「何のことかな?」
と、とぼけるメイコ。
「これは、ビビッ島のガンプラバトル大会なんです!!
部外者の乱入は困ります!!
メイコ様の御威光で、部外者を追い出してください!!」
とクラウドがメイコに言うが
「何で私が、そんなことしなくちゃいけないの?」
と、メイコは聞く耳をもたない。
「な…何をおっしゃっているのですか…?」
と、絶句するクラウド。
「それは、こっちのセリフだよ。
ここは『悠久の地』なんだ。
ビビッ島じゃないんだよ。
だったら、『悠久の地』の住人が参加したっていいじゃないか☆」
と、勝手なことをのたまうメイコ。
「わかりました…!!
メイコ様が止めないのなら、私が止めてきます!!」
と、立ち去ろうとするクラウドの前に、メイコが一瞬にして移動し、クラウドの首を絞めあげる。
「メ…メイコ様…何を…!?」
と苦しむクラウド。
「貴様のような下民ごときに、『悠久の地』の住人の自由を侵害する権利があるとでも思っているのか!?」
と言い放つメイコ。
「わ…わかりました…!!
おゆ…お許しを…!!」
と懇願するクラウドを投げ飛ばすメイコ。
「メ…メイコ様のご乱心…!!
ご乱心ーッ!!」
と叫びながら、クラウドをはじめ、大会運営本部の人達は逃げ出した…。
「こんな楽しいイベント…
見ているだけなんて、つまらないよ…☆」
と、メイコはほくそ笑んだ―。
◇
空高のロビーでは―。
「どうだ、キャロル?」
と、大会運営本部と連絡をとっているキャロルに訊くミリア。
「変ですね…。
大会運営本部と連絡がとれません…。」
と、困惑するキャロル。
「何だと?
どういうことだ?」
と、首を傾げるミリア。
「こいつは、様子を見た方がいいかもね。」
と言うフライ。
「あの…
これって、ビビッ島のガンプラバトル大会なんでしょ?
何で、『悠久の地の住人』が乱入してくるんですか?」
と訊くミモザ。
「さあな…。
その理由は
神のみぞ知る
ってやつだろうね★」
と言うフライ―。
◇
やがて、第4ピリオド開始時間となった。
「とりあえず、陸戦隊で戦場の様子を見てくる。
キャロルは引き続き、運営本部との連絡をとってくれ。
それからハイム。
一緒に来てくれ。」
と言うミリア。
こうして
ミリア
セリーナ
ラシュー
リコ
ミモザ
ユイ
イザベラ
の【陸戦隊】のメンバーに
ハイム
を加えて出撃する―。
・
『悠久の地』に降り立つ【陸戦隊】の
「とりあえず、このまま前進する。
ミモザ。
怪しい影を捉えたら、すぐに報せろ。」
と指示を出すミリア。
そして、【陸戦隊】は城に向かう―。
しばらく進んだら―
「先生!!
8時方向より、接近してくる集団があります!!」
と、ミリアに報せるミモザ。
《何者だ?〉
と訊いてくるミリアに
「えっと…
黒い九連星
というガンプラバトルチームのようです。」
と答えるミモザ。
《どこの馬の骨だ?〉
とミリアが言うくらいだから、よほどマイナーなガンプラバトルチームなのだと、ミモザは思った。
「どうしますか?」
と訊くミモザに
《来るのなら、相手をするしかないだろ。
挨拶がわりに、1発かませ。〉
と言うミリア。
「了解…。」
と答えるミモザ。
すでに、ロックオンカーソルは敵を捕捉している。
正面モニターに、敵機のデータが表示される。
【機体名】
ジン・ハイマニューバ2型
【ベースキット】
1/144 HG ジン・ハイマニューバ2型
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ○
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◯
【ガンプラファイター】
ワンダ
「いけっ!!」
と、GNスナイパーライフルを撃つ
当然だが、
それを皮切りに、陸戦隊のメンバーも攻撃を開始した―。
・
「消えろッ!!」
と、
「よけられるかな!?」
と、
逃走する2機のジン・ハイマニューバ2型だったが…
「逃がしませんわ☆」
と、
もう1機は、
3機のジン・ハイマニューバ2型が、まるでジェットストリームアタックのように縦1列に並んで突進してきた。
撃たれることを想定していなかったのか、ジェットストリームアタックのように縦1列に並んで突進してきたジン・ハイマニューバ2型3機は、まとめて爆散した…。
生き残った、最後の1機のジン・ハイマニューバ2型は一目散に逃走した…。