TSロリ勇者は仲間たちにぶち犯される 作:人の心を捨てないと書けない
「よーし、出れた出れた」
「ふぅ…」
このダンジョンは下級ではあったが、かなりの深さだったらしい。三十階ほど登ったか…リラがいなければ脱出には至らなかっただろう。
「なぁ、ここってどの国に位置するんだ?」
「知らないの? どうやってこのダンジョンまで来たのかな……。 ここは桜華の都の近くよ。そこから来たんじゃないの?」
「桜華の都の近く…そうか」
桜華は小さい極東の島国だ。国自体は小さいが、兵士の一人一人が屈強で逞しく、連帯感が凄まじい兵隊達によって、長く独立を守ってきた強国の一つだ。
しかし、桜華なら何度も来たことはある。都…桜華の一番大きな都市の近くにダンジョンがあるというのは聞いたことが無い。
「…取り敢えず都に行きたい。いいか?」
「うん。知り合い、いるのかな?」
いるはずだ。あの戦いで死ぬような奴じゃない。
「すまない、何かお礼をしたいが…今、持ち合わせが無いんだ」
「別に良いよー。 お礼がほしくって助けたわけじゃ無いしさ!」
「…そうか。リラ、だったな。その名前は忘れない」
そうは言っても、恩は返したい。今は名前だけを覚えておいて、いつか恩返しでもしよう。
「それに、こんな可愛い子にお礼なんてさせられないよー」
…うぅむ、可愛いといわれると、少し複雑だな。すぐに元に戻る算段を探したいから…元の姿でお礼をするとなるとややこしい事になるな。
「それじゃーまたね。今夜は茜屋っていう宿にいるから、困ったらおいで」
…まぁ、いいか。事情をちゃんと話せばいいだけだな。
「だーかーら、顔だけでも良いから会わせてくれよ」
「…あのなぁ嬢ちゃん、城には入れられないって」
「ほら、どこの子だい? お母さんの名前は?」
クソ…門前払いかよ。
「俺は椿の知り合いだ。伝言だけでも…」
「はいはい、椿姫はお忙しいからな。おじさんが相手してあげるから…」
…本来なら力ずくにでも押し入るというのに、今の俺じゃそれもできそうに無い。こんな衛兵如きに劣るとは思いたくも無いが、事実である。
それに、こんな幼い見た目じゃガキの戯言としか受け取られない。
「っち、わかったよ…はぁ…」
この場は一旦去ることにした。これ以上問答を続けても無意味だと悟ったからだ。だが、これで諦めるほど俺は甘く無いぞ。
……よし、侵入成功。
闇に紛れ、城壁を木の上から飛び越える。馬鹿な門番共め…へっ。
なぜ俺がここまで城に執着するのか。それは簡単だ。この国は入出国の際に証明書が必要なのだ。今、俺は持っていない。つまり出国できないのだ。そもそも密入国者扱いされてしまう。
その為にも、共に魔王と戦った信頼できる仲間でありこの国の姫である、『椿』に会いに来たのだ。
あいつなら、事情を話せばわかってくれるかもしれない。あいつの伝手で他の仲間達との連絡が取れれば、元の体に戻ることもできる。
「しっかし、見つかればやべぇかな…」
中にも複数いる見回りから身を隠しつつ、城壁の中を歩く。取り敢えず目指すは外の修練場。椿はよくそこで刀を振っていた為、会える可能性が一番高い。というよりも、流石に城の中までは行けない。そこにいる事に希望を持つのみだ。
「ふっ……ふっ……ふっ……」
篝火に照らされた美しい黒い髪を振り乱し、一心に刀を振るう美しい女性。思わず目を奪われるその横顔、間違いない。
「つばっ…むぐっ!?」
直ぐに彼女の元に足を運ぼうとした途端、後ろから伸びてきた手に口を塞がれ、拘束される。
「むっ…!! むぅ! んむー!!」
振り解こうと暴れるも、簡単に抑え込まれる。そして、口を塞ぐ布に何か薬品を仕込まれていたのか、意識が遠のいていく。
…あと、少し…だったの…に。
手を伸ばしても、椿へは届かない。
「名前は?」
「グリムだよ、グリム」
1人の少女が、牢の中で拘束されていた。服を剥かれて、腕を頭の上で縛られたまま。
「…真面目に答える気はない、か」
「大真面目だっつーの!」
牢の外で事情聴取をする覆面の男。この男は忍…桜華の国の影、密偵や暗殺を生業とする裏の者達である。
グリムという勇者の名は、今や世界中に知れ渡っている。その名を騙る、ましてや女となれば偽名を疑うのは間違いない。
「椿に合わせろって、そしたら帰るからよ」
「…身元も知れん怪しい侵入者に会わせられるものか。どこから我が国に入った」
「俺が知りてーよ。目ぇ覚めたらこの国だったんだからよ」
身分証が無いことが災いし、グリムは密入国者かつ城への侵入者という最悪の立場である。どれだけもがいても、鎖のがちゃがちゃとした冷たい音が響くのみである。
「…やれやれ」
男は立ち上がり、牢の中から姿を確認できなくなる。グリムは待て、と声をかけるも、返事は返ってこない。大きく溜息をつき、少しでも話がわかるやつが来てくれないかと祈るグリム。
「お前か、問題の子供というのは」
いつの間にか、牢の外に1人の忍びが立っていた。足音も気配もせず、グリムが気付かぬうちに、牢の前にいたのだ。
「あぁ。ほら、早く出してくれよ…」
さっきの男の忍びよりも、実力も立場も上なのだと直感する。いくらグリムは幼子の姿になっても、相手の実力ぐらいならば感じ取れる。
しかし、グリムはある事に気づく。漆黒の忍び装束の胸元が若干膨らんでいることを。そして、少し声に聞き覚えがあるということも。
「んぁ? …お前、夕霧か?」
「なに? お前、なぜ私の名を…」
「俺だよ、グリムだよ。ぐーりーむ。久しぶりだなぁ」
ここに来たのは、グリムが過去に桜華へ来た時に知り合った女の忍、夕霧であった。彼女とは親交もまずまず深められたため、安心した。
夕霧はガチャリと牢を開けて、グリムの隣へと足を進める。そして、グリムの拘束された腕の鎖を吊り上げて、足を床へつかないように浮かせる。
「お…おい?」
てっきり拘束を解いてくれるのかと思っていたため、呆然としてしまう。
「只では帰せんようだな。我の名を知り、あの男の名を騙るとはな。幼子とはいえ、容赦せんぞ」
真っ向から敵意を向けられて、体を震わせてしまう。忍びの頭領である夕霧から、容赦しないという発言が飛び出すということは、本当に洒落にならない。
「ま…待てよ! 俺は椿に会いにきただけなんだ! お前でも良い、話を……んぁっ…?」
全裸のグリムの股ぐらをさする夕霧。
「…な、何だよ。変なとこ触って…」
ぴっちりと閉じた少女のおまんこを、指先でさすさすと撫でるように触れる。グリムは感じたことのない不思議な感覚に、むずむずと全身が痒くなる。
「しかし…幼子を痛めつけるのは趣味ではない。…お前が何者なのか、吐きたくなるようにしてやる…」
次第に愛液が溢れ出してきて、夕霧の指をねっとりと濡らし始める。
「ぅっ……な…なんだよ、それ…何のつもり…ぁっ…」
少しずつ甘い声を漏らしてしまうグリム。そして、つぷっ…と指が中に入る。
「あぅっ……! な…それ、やめ…」
指が中に入ったまま、くにくにと膣を擦る。力を込めて、指をぎゅーっと締め付けるも、それを意に介さず指は動き続ける。
「あっあっ…! ちょ……あっ…♡」
全身が震えて、頭が真っ白になるような感覚に襲われる。あの時、アルラウネに毒を吸わされた直後のように…
「ぐっ…ぐぅっ……♡ お前もっ…♡ その毒をっ…!♡」
「……毒? 何の話だ…まぁ、その身からしたら毒やもしれんな…?」
夕霧は絶頂を見届けるも、どこか違和感に襲われる。この者が密偵だとすれば、いくらなんでも快楽に弱すぎる。まるで快感を初めて知った少女のように…と
「まさかとは思うが…こいつ」
しゃがみ込み、グリムのおまんこを両手でぐっと広げる。グリムは、あんっ…とそれだけでも声を漏らしてしまう。初めて外気に触れる場所なのだから、当然だ。
「処女膜……!?」
密偵は捕まった際、決して主人の情報を吐かぬように拷問に対して耐性を付けるように訓練される。それが苦痛であっても、快楽であっても…。クノイチならば処女膜などすぐに破られる
本当に、グリムと言う名の少女なのか、それとも…
「……お前、椿姫の好きな物を知っているか」
「ふっ…ふーっ……、たくあんと…団子とっ…桜…♡」
見事、一致していた。もしや戯言ではないのかと、夕霧は思ってしまった。この者はもしかしたら本当に…
「少し、待て」
グリムは拘束はそのままで、また牢の中に取り残される。そして、先程感じた快感を思い出して、もじもじと腰をくねらせてしまう。
そしてしばらく放置されたのち、2人の人間が入ってくる。
「…姫、御用心を」
先程の夕霧と、そしてグリムが求めた、女性。
「つ…椿…!」
黒い髪を後ろ手に束ねた麗人、椿である。
「お主、名は」
吊るされた少女の頬に手を置いて、真っ直ぐと瞳を見つめながら、そう問うた。
「ぐ…グリムだ」
その名を聞いて一瞬目を見開くも、直ぐに目を閉じて、しばらく沈黙する。そして少し距離を取り、刀を抜いた。
グリムが反応する前に、刀は振り抜かれた。そして少し遅れて、恐怖から目を閉じた目を閉じたグリムは、ガキン、という金属音がしたのちに尻餅をつくことになった。
繋がれていた鎖は綺麗に真っ二つになり、吊るされていたグリムが床に落ちたのだ。
「お…おぉ?」
久しぶりに自由を取り戻したグリム。しかしすぐに、また身体は不自由となる。椿の抱擁により。
「…姫、その者は本当に…?」
夕霧の存在など居ないものかのように、椿は小さな体を抱き続ける。
「ずっと…ずっと待っておったぞ……勇者殿っ…!」
ぎゅーっ……と、硬く熱く抱擁を交わす。グリムは安心して、体の力が抜けるのを感じた。
「……勇者、殿?」
椿の太ももを温かい水が滴り、着物がみるみる水分を吸っていく。そして、鼻をつくような臭いが狭い牢の中に充満していく。
「ふっ……ふぁ…」
安心感からかお漏らしをしてしまう。実は不安で仕方がなかったのだ。身体が変化して、死にそうな危機にも陥って…
そんな時に、ようやくかつての仲間に助けてもらえるという事実に脱力して、股の力が緩んでしまったようだ。
椿はそんな状況にも関わらず、グリムを抱きしめ続ける。全て出し切って、ぶるぶるっと体を痙攣させるまで、抱き締め続けた。