シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
時を遡ること約半年前のこと。
「ゔぁ~~~……」
私は机に左頬を押し付けて突っ伏していた。
きっと今瞳のハイライトとか消えてる。
「もう無理。マヂ無理。休み、お休みちょうだい……」
目尻から涙が溢れ出してきた。
「この会社ブラックにもほどがあるよ。なんだよたった独りで190人のアイドルを担当ってありえないだろ……」
しくしくしくしく。
最後に休んだのがいつなのか自分でも憶えていない。
「もうこのままじゃ疲れマラ通り越して
ざわっ・・・!
私のその一言を聞いて事務所内にいたアイドルたちの間に戦慄が走った。
「ちひろさん!どうにかならないんですか!?」
「ちひろさん!このままじゃプロデューサーが!」
「ちひろさん!」
一斉にアシスタントの
私のスケジュールは彼女との共同管理だからだ。
「えーっとー……」
ちひろが必死にカレンダーと仕事の予定表とを行ったり来たりして頭を巡らせる。
「あっ、プロデューサーさん!ここならお休みが取れますよ!」
ぱたぱたと走ってきたちひろが卓上カレンダーのある部分を指差す。
「えっ、どこどこ!?」
私はがばっと身を起こし、その部分を探す。
「は、半年後……」
膝から崩れ落ちた私は某ボクサーみたいな真っ白な灰になる。
夢は夢で終わるんだ……。
「で、でもでもっ、二日間ですよ!」
「ふつ……かかん?それって連休ってこと……?」
「そうですそうです!すごいですよね!」
おまえが言うな。
だが確かにすごい。
土日祝日とか関係ないこの仕事、二日連続で寝坊してもいいなんて!
「ヒャッホーやったーっ!」
あの時の私は本当にどうかしていた。
気付いて!
それって異常なのよ!
「なんだかごきげんですね、プロデューサー?」
私の左肩越しにアイドルの
いつの間に背後にいたのか。
フローラルな香りがふわりと鼻孔をくすぐる。
「楓か。見てくれよ、連休がもらえるんだ!こことここ!」
「あら、それはとてもよかったですね」
「だろ!?もう嬉しくってさあ!」
微笑んでくれた楓に私も満面の笑みを返す。
「それではプロデューサー、私はこれで。ちひろさーん、私もお休みの申請したいんですけど~!」
楓は私に投げキッスを残してちひろの所へと賭けて行った。
まさしくトップアイドルと呼べる彼女だ、なかなか休みも取れないに違いないが、希望が通るといいな。
……なんて平和に考えていたのに、まさかこの後あんなことになるなんて、この時の私は想像もしていなかったのだ(*ナレーション)。
「プロデューサー、私たちの席はここですよ~」
「お、そうか。窓際は楓が座っていいからな。いい景色見ながら新幹線の中で飲む酒なんて最高だろ。……って、なんでいるのおまえ!?」
「もう、プロデューサーったら今日何度目ですかそのツッコミ?」
楓が目を細めてくすくすと笑う。
そうなのだ。
ここは新幹線の中。
私はせっかくもらった連休を満喫しようと一泊二日の温泉旅行を半年前に予約し、意気揚々と出発駅に到着すると、そこには大きな真っ白な帽子を被った笑顔の楓が手を降って待っていたのだ。
「まさか休みの予定を合わせてくるとはな……。しかしよく同じ日に連休なんてよく取れたな」
「そこはがんばりましたから、色々と。私だってあれから半年間がんばったんですから、そこは褒めていただかないと」
「えらい。そこは素直にえらい。よくがんばった!……で、なんで旅行先まで同じで新幹線の座席も連番なの?」
「そこもその、色々頑張りましたから」
左目を閉じてウインクしつつ舌を出す。
そんな仕種を見せられてはそれ以上追求する気を失うというものだ。
かわいいな!
この二十五歳児!
「宿泊先まで同じだったりしてな。ははっ」
「そんな、もちろん同じですよ。これが変更した予約です」
「怖っ!いざ動き出すと行動力すごいなおまえ!……って、しかも同室じゃん!さらに『
「楽しみですね、あ・な・たっ(はぁと」
と言って、右側頭部をこてんと私の左肩に預けてくる楓。
「はあ……
「まあ、いっしょに怒られてくれないんですか?」
「川島瑞樹」とは我が事務所のアイドルのひとりで、元アナウンサーの二十八歳。
楓とは『レイ・ディスタンス』というデュオユニットを組み、私生活でもとても仲がいい。
「それは『妻』のサービス次第かな~?」
「なら期待していただいてもかまいませんよ?十分以上にお応えしますから」
妖艶に微笑むと楓は首を伸ばして私の唇に軽くキスをした。
「は~っ、いい景色、美味しいお酒、そして隣には愛する
楓が満足げにほうっと色っぽい息を吐く。
すっかり出来上がってるように見えて実はそうでもないのがこの女だったりする。
「おい、ほどほどにしておけよ?」
念の為軽く釘を差しておく。
言ってまだ行きの新幹線の中であるわけだし。
「プロデューサーは飲まないんですかぁ?」
「二人して旅館に着く前に酔っ払うわけにもいかないだろ」
「むぅ~、なんだか私だけ楽しんじゃってる気がして気が引けます~……そうだっ」
「そんなことは気にしないでいいから楽しめよ。……って楓!?」
私のズボンのファスナーに手を掛ける楓。
「こんな所で何する気だ!?」
「しーっ。ナニしようかと思いまして」
慌てるあまり大きな声を出しそうになった私に、楓が唇の前に左手の人差し指を立てて制する。
「見つかるだろ!マズいって!」
我ながら小声で叫ぶという器用なマネ。
「この大きな帽子があるから大丈夫ですよ。周りからは素敵な旦那様に膝枕されているかわいい若奥様としか見えませんよ」
自分で「かわいい若奥様」って。
実際そうだけどな!
……いやいや、まだ「奥様」じゃなかった!
「それではこれからの二日間、よろしくお願いしますね」
大きな帽子ですっぽりと頭を覆い隠した楓が、取り出した私のペニスに律儀に挨拶する。
「あらあら、元気がありませんね。どうしたんでちゅか~?」
「元気あるわけないだろ、こんな状況で」
「じゃあ、いい子いい子しましょうね~」
ぱっくりと口に含む。
「っ!」
私は思わず両手で口を押さえて声を殺した。
いきなりにもほどがあるだろ!
「あ~むっ。ちゅるっ。くぷっ。るれっ。ずっちゅ」
新幹線の中なので頭を上下に動かしてフェラチオするわけにもいかず、楓は口内に咥え込んだ肉棒を吸いながら、裏筋やエラに舌を這いずり回らせる。
「ずっ。じゅぞっ。ぞっ。ちゅずっ。ぐぷっ」
頭のみならず手も当然使えないわけだが、フェラチオの上手さは折り紙付きの彼女にはそんなことはハンデにならない。
「くっ」
快感のあまり思わず声が漏れた。
大半のテクニックが封印されている状態だというのに、それでも彼女の口淫は気持ち良すぎる。
こちらは話せないわけではないが、変な声しか出なさそうなので結局我慢するしかない。
天国なのか地獄なのか。
こうなったらいっそ早めに射精させてもらうか。
と、考えた矢先。
「すいません。乗車券を拝見できますか?」
「!」
「!」
突然の声に私の背筋はまっすぐに伸びて硬直し、楓の動きも同時にピタッと止まった。
「は、はい、どうぞ」
私は胸元のポケットから二人分のチケットを取り出し、車掌に渡す。
よりによって若い女性車掌さんかよ!
「あの、奥様、大丈夫ですか?」
「あ、ああ、ぐっすり眠っているようで……ひゃっ!」
「ど、どうかなさいましたか?」
「い、いえ、虫にでも刺されたかな?ははは」
私が話している最中に楓が亀頭の割れ目を舌の先でしつこく刺激してくる。
水音を立てられないのをいいことに、なんという悪戯っ子二十五歳児。
「れりれりれりれり」
「……っ!」
「はい、結構です。奥様と良い旅を」
「ありがとうございます。妻は悪ノリするきらいがありますので、その時はおしおきが必要かもしれませんね」
笑顔で女性車掌は我々の席を離れて行った。
どうやらバレずに済んだようだ。
「おい楓」
ビクっと楓の肩が震える。
「しまったやりすぎた」と言いたげな雰囲気が伝わってくる。
「とりあえずおしおきはあとでな。今はとにかくめっちゃ気持ち良く射精させてくれな?そりゃもうとんでもなくドッロドロのネットネトのを大量に出してやるから一滴残らず飲み込んだぞ、わ・か・お・く・さ・ま?」
小さく楓がうなずき、口淫を再開する。
今度は悪戯っぽくはなく、反省と愛情を込めた奉仕だ。
「ちゅぷっ。ちゅっく。ちゃくっ。れるっ。ちゅずっ。ちゅっ」
たんこぶを作ってしまった子供の頭を抱き締めて撫でるように、温かい楓の口内に包まれた男根に優しく舌がまとわり付く。
これは極上の夢心地だ。
ずっとこうされていたいぐらいだ。
「♪」
楓の頭を撫ででやると、彼女のご機嫌がすぐに良くなったのが伝わってきた。
本当に少女のような純真な精神を持った女性だこの子は。
「かっぽ。かっぷ。かぽっ。こっこっこっこっ!」
(十八番が来た!)
楓の特技である連続吸い込みフェラだ。
深く深く咥え込んだペニスの先端を締めた喉奥でガッチリと囚え、唇で根本をしゃぶりつつ吸いまくる。
舌は上から下まで縦横無尽に動き回り、まるで全身をローションプレイで愛撫されているかのような快感が襲いかかる。
「こっぷこっぽこっぽこっぷこっきゅこっきゅこっきゅ!」
もう限界だ。
これ以上我慢できない。
それを伝えるために楓の肩を軽くトントンと叩く。
「かえ、でっ」
「っ!」
どっぷ。
液ではなくボーリング玉状の物が発射されたような感覚。
どっぐ!どっぎゅ!どっぷ!どっぐ!」
「~~~!」
思わず楓の頭を押さえ付けてしまった。
「こくっ。こくっ。こっきゅ。こく……」
楓が一所懸命にザーメンを飲み干している。
ペニスの根本まで吸い付き、絶え間なく喉を鳴らす。
「……ぷはあっ。すごく、喉に絡みついて……濃いの発射オーライ、ですね」
顔を上げた楓が舌舐めずりをしつつ一息つく。
「今どれだけに伝わるんだそのネタ……」
「さーてお酒の飲み直し飲み直し~、っと」
楓は口をお手洗いですすいでくることなく、そのままカップ酒を飲み始めた。
「それでいいのか?」
「あら、こんなオンリーワンのブレンド酒、他にないじゃないですか?洗ってくるなんてもったいない」
「はあ、そんなもんか」
「そ・れ・に」
「?」
「『一滴も残さずに飲め』って言ったのはプロデューサーじゃないですか」
確かに。
「一泊二日でご宿泊の川島様ご夫妻ですね、ようこそ当旅館にお越しくださいました」
「あ、はい、そうです。お世話になります」
心構えをしておいたにもかかわらず、受付で「川島」と呼ばれて動揺してしまった。
ちなみ私の偽名は「穴太郎(瑞樹が元女子アナだから?)」で、楓が「ナオ」だった。怒られろ。
「楽しみましょうね、あなた。一発二日」
部屋に案内してくれた仲居さんが姿を消すやいなや、楓のエロダジャレが炸裂する。
「二日間にたった一発で満足できるのか?」
「できません。困りましたね……百発二日?」
「何秒間に一発出せばいいんだよそれ。ただまあ、新幹線の中でのアレのおしおきもあるし、覚悟はしておいてもらわないとな」
「もうあのことは水に流しましょうよ、温泉だけに」
「源泉かけ流しだからな。って珍しく上手いこと言ってもだーめ」
「ちぇ」
わざとらしく膨れてみせる楓は置いておいて、ここの旅館は宿泊客のプライベートを詮索しないこと、取材拒否、必要最低限のサービスなどで知られ、客室ごとに貸切温泉が付いているのだ。
「それじゃあ今からどうします?私にします?ご飯にします?私にします?温泉にします?私にします?」
正座していた楓がずいずいと身を乗り出して来る。
「『私にします?』の主張が強すぎやせんか?まあそれはともかく、まずは飯だな。その後はそれこそ、私、私、私だ」
「きゃっ、大変。『旅の女はヤリ捨て』って言いますもんね」
「言わねーよ!最低すぎるだろその男」
旅行先テンションか、私たちはギャーギャー言いつつ夕食が運ばれてくるのを待ち、並べられるや否やがっついた。
楓はここでももちろん様々な酒を楽しんでいた。
「ふー食った食った」
私は両足を畳の上に投げ出し、下腹をさすりながらオリジナリティ絶無の台詞を満足の溜め息とともに吐き出した。
海の幸山の幸、和洋折衷でとにかく食べた。
「あら、私を食べる前にもう満腹ですか?」
楓が入浴の準備を整えながら背中越しに流し目を送ってくる。
「何言ってんだ。そっちは永遠に満たされることのない別腹だっつーの」
「それはそれで大変ですね。でも、少しでもお腹いっぱいに近付いてもらえるように精一杯サービスさせていただきますね」
「期待してるよ」
言いつつ私は気合を入れて立ち上がる。
さてではこの過剰摂取したカロリーを健康的に消費させてもらうとしようか。
ちゃぷちゃぷと、私たちの身体が動く度に水面で湯が跳ねる。
「んっ……ふっ……う……ん……」
お互いに肩まで浸かった湯船の中、対面座位で私たちは深々とつながっていた。
目の前の楓は私の首に左腕を回し、右手は浮かんだ盆の上の徳利とお猪口を器用に行き来してはセックスと日本酒を同時に楽しんでいる。
「愛する男性とセックスしながら飲むお酒。私、こんなに幸せでいいんでしょうか?」
言いながら飲みながら、さらにはキスをも交わしながら、彼女は絶妙な腰使いで咥え込んだ私の肉棒に刺激を与え続ける。
「まったく、器用なものだな」
私は私で楓の乳房を吸ったり乳首を舐めたりしながら、適度に強弱を付けつつ腰を突き上げる。
「プロデューサーだって器用じゃないですか。私が悪酔いしたりお酒をこぼしたりしない力加減でちゃんと気持ち良くしてくれるんですから」
「まあな。と言うか、風呂の中でセックスするのだって何回目だって話だよ。そりゃコツも憶えるさ。ここまでになるのに誰かさんが色々何回やらかしたか」
「何のことでしょう?記憶がさっぱり。そんなことより、私たちの身体の相性がばっちりだからですよ」
「それは否定しないけどな」
誤魔化すように楓が唇を求めてきたので、私は苦笑いしつつもそれに応える。
「ぴちゅ……れっ……くちゅっ……ちゅるっ。激しく突かれるのも好きですけど、こうしてゆっくりねっとりつながるのも素敵ですよね……ちゅぴっ」
「ああ、悪くない」
「ところでプロデューサーは飲まないんですか?」
「んー、そうだな。でも今おまえの腰を抱えてるしなあ。離して湯船にドボンじゃ悲しいだろ」
楓からの質問にトントンと男根を突き上げることで答える。
「あっ、あっ。もうっ、なんだか私だけお酒までいただいているので気が引け~……そうだっ」
「おいおい、新幹線の中でもあったなそのくだり。まああの時と違って今は何をしようが誰にも見られる心配はないが。で、どうするつもりだ?」
「こうします」
楓は徳利に右手を伸ばすと、左手で自らの胸を寄せて谷間を深くすると、そこに酒をなみなみと注ぐ。
「さあどうぞ」
「ワカメ酒ならぬ谷間酒か、こりゃいい」
「私はワカメ酒をしてあげるのもやぶさかではないんですけど、プロデューサーがアンダーヘアがお嫌いですから」
ここで1つカミングアウトさせてもらうと、私は女性のアンダーヘアが嫌いであり、全ての担当アイドルに完全処理を厳命している。
あんなものは水着なんかからはみ出しても困るし、第一不潔だ。
なので我が事務所のアイドルたちはムダ毛処理の一環として全員がパイパンである。
「じゅるっ、ずずっ」
「いかがですか、プロデューサー?」
わざと音を立てて彼女の目を見ながら酒をすする私を、楓がゾクゾクしながら見ている。
「今まで飲んだ酒で一番美味いかもな」
ちゅるっと最後に谷間に残った酒を吸い込んだ私はそのまま乳首を口に含んで舌の上で転がす。
「あんっ、プロデューサー、そっちはお酒じゃありませんよ?」
「ん~、私にはやっぱり酒よりもこっちの方がいいかな」
「あっ、んっ、ふっ、くっ。プロデューサーは『花より団子』ならぬ『酒より女の子』なんですね」
「そうそう、より正確に言うなら『酒より楓』かな。あれ、結果花っぽくなったな」
「プロデューサーは楓の花言葉を知ってますか?」
私の首の後ろに両手を回し、試すような視線を真正面からぶつけてくる。
「『美しい変化』『大切な思い出』、それに『調和』や『遠慮』ってとこか」
「すごい。よくご存知でしたね」
「好きな女の子のための努力は惜しまんよ。今日だって『美しい変化』を日々見せてくれる楓との『大切な思い出』だよ」
「プロデューサー!」
楓の表情が蕩けたようになり、両足を腰に挟み付けたかと思うと、私の身体を抱き締める力が急激に強まる。
「楓?」
「プロデューサー、私、お酒ではなくプロデューサーに完全に酔ってしまいました。あなたを愛しています、心の底から。あなたのためならあなた以外の全てを失ってもいい。今すぐあなたの赤ちゃんを妊娠して、アイドルを辞めてもいいぐらい」
彼女のオッドアイが名状しがたい輝きを放つ。
なるほど、これは確かにミステリアスアイだ。
「それはさすがに急すぎるな」
「ですよねぇ」
楓はいつもの表情に戻り、わざとらしく溜め息を吐く。
「でも、私のアソコがこれまでにないぐらいきゅんきゅんしているのがわかりますか?」
「わかるよ。食い千切られそうだ」
「じゃあ引退宣言はひとまず撤回しますから、『もう堪忍して~っ!』って言うまで愛してくださいね」
「言う気ないだろそれ。だが了解だ。覚悟してもらおう」
「ふふっ、嬉しい」
「あっ!ああっ!んんんっ!う、あっ、はあっ!」
さっきはちゃぷちゃぷ程度だった水面の揺れが、今や嵐のような激しさだ。
「ひとつになる」とはこういうことか、と言わんばかりに密着し合った私たちは、限られた可動範囲の中で貪欲に互いを求める。
胸を愛撫できるだけ私の方が有利なので、楓はそれをさせじとキスを盛んにねだり、一度唇を合わせるととてつもなく淫靡に舌を使って私の口内を犯してくる。
さらには膣をキュウキュウに締め、世界で一番背徳的なポールダンスを肉竿の上で踊り狂う。
「ふっ、ふかっ、深い!深い!あっ、あふっ!子宮の!天井に!プロデューサーのペニスの先が!キスを!なんて、幸せっ!あああああんんんんん~っ!」
「楓、楓っ!めちゃくちゃ気持ちいい!極上すぎるこのナカに一生挿入していたいよ」
「いっ、いいんですよ、一生、そこにいてくださってもっ。私だってあなたを離したく、な、いんですからっ!」
卑猥すぎる愛の告白を交わしながら、数えるのも馬鹿らしくなるディープキスを交わす。
「えろぉ、ぬべるっ、じゅっ、じゅぷっ、ぞっ、ずぞっ、れるれりれるねぷっ」
まさに美酒。楓とのディープキスこそが史上最高の甘露であると思わざるをえない。
「っ!」
楓の子宮口が突然わななく。
「楓、イクのか?」
「すみません、プロデューサー、第1回戦は私の負けみたいです」
「では派手にイッてもらうとしよう、かっ!」
「あきゅんっ!」
背骨が折れるほど楓の身体を抱き締め、右の乳房に吸い付いて乳首に適度に歯を立てながら、バランスボールの上に乗っているかのように腰を跳ね上げる。
「プロデューサー!わ、わたっ、しっ、イッ!イッちゃいます!プロデューサーの精子、私の
「くれてやる!今もこれからもいくらでもな!だから……イケッッッッ!!」
最後の一突き。
「ああ~~~~~ッ!!」
どぷっ!どぷり!どっぐ!どきゅどきゅどきゅうっ!
楓は背筋を反らし、だらしなく舌を出しながら恍惚の表情を浮かべる。
私は今さらだがお湯を少しでも汚さないように楓をそのまま抱え上げ、湯船の縁へと仰向けに寝そべらせると、彼女の顔の上に精液と愛液でどろどろになったペニスをだらりと垂らす。
「ちゅぼっ、じゅるりっ、れるぅっ、ぴちゃぴちゅりねるっ、ちゅぶっちゅぶっ」
赤ん坊が哺乳瓶に吸い付くように楓は熱心に肉棒をしゃぶる。
「っ!」
射精直後の敏感になった亀頭に対するあまりに執拗な口淫のせいで再度射精欲が高まってしまったのを楓は見逃さなかった。
「はくっ。じゅっぽ!じゅっぷ!れっぷ!ぬっぷ!ちゅっぷ!じゅっぽじゅっぽじゅっぽ!」
上半身を起こしたかと思うと楓は私の腰を両腕で抱き締めて根本までペニスを咥え込み、まるで
びゅぐびゅぐびゅぐびゅぐびゅるるるっ!!
まんまと間髪入れずに二度目の射精をさせられてしまった。
高垣楓、色んな意味で抜け目なし。
それにしても楓はフェラチオが上手すぎる。
射精どころか腰が砕けるかと思った。
「これで一勝一敗、ですね」
唇の端に付着した私の精液を見せつけるように舐め取りながら、楓は挑発的に微笑む。
「そうだな。決着をつけようか。さあこちらに尻を向けろ」
してやられた私はリベンジする気満々で湯船の縁に両手を突いた楓の上気した白い尻を下から上へといやらしい手つきで撫で上げる。
「ちょっ、プロデューサー、この体位だと私反撃できな……いいんっ!」
後ろに回させた楓の両手を乗馬する時の手綱のように掴みながら、後背位でいきなり挿入する。その勢いで彼女の形の良い胸がぶるんと揺れる。
ぱんっ!ぱちゅっ!ぱつんっ!ぱちゅんっ!
「そらっ!そらっ!そらそらっ!」
「あんっ!あはぁん!んんんっ!くぅんっ!きゃんっ!はあん!」
遠心力を使って振り子のように反動をつけて1回1回全力で肉棒を突き込む。
その度に楓の声帯から上がる綺麗な嬌声と肉同士がぶつかる音に私の性欲はさらに昂ぶる。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん!
「あんあんあんあんあんあんあんあん!」
今度はロデオのような姿勢で角度をつけて細かく腰を打ち付けながら楓のGスポットを連続して攻め続ける。
「イッちゃ、ぷろりゅーさー、イッちゃう、こんなのされたら、あっと言う間に、イッちゃう!」
「イケイケイケ……イケッッッッ!!」
ずぶんっ!と渾身の一撃を挿入する。
「ああああああああっ!イッちゃう!イッくゥゥゥゥゥッ!!」
楓の全身がビクンビクンと大きく震える。
かなり強烈なオーガズムに達したはずだ、痙攣がかなり長い。
溜飲を下げた私の方はまだギリギリ射精しておらず、「さてここからどうしてやろうか」と掴んだままだった楓の両手首から手を離したその瞬間、逆に両の手首を掴まれた。
「プロデューサー、どこへ行くんですか?」
「いや、どこにも行きはしないが」
「逃しませんよ?」
背筋にゾクリと寒気が走った。
この雰囲気は『深淵なる月影』の時の、得体の知れない魔神が憑依したような楓だ。
「ぐうぅぅっ!!」
未だ楓の膣内のペニスの先端から根本までに搾り取られるみたいな激烈な快感が走り、私の目の前が一瞬真っ白になった。
「か、楓?」
「私は、強いですよ?」
肩越しに振り返ったオッドアイが見たことがない色を放った気がした。
「ふふっ、ふふふっ。では、いきますよ?」
「かえ、で?」
「ほらっ!ほらほら!ほらほらほらほらぁ!」
ぎゅっ!ぎゅぎゅっ!ぎゅぎゅぎゅぎゅっ!ぎゅうぅぅぅっ!!
「おあああああっ!!」
私は思わず絶叫を放った。
ペニスがねじ切られそうな膣圧だ。
「こんなの初めて!」とは女性側が言うべき台詞ではなかったか。
「あはっ、あははっ、あはははははは!」
楓が哄笑しながら変幻自在に腰をくねらせ、違う動きになる度にとんでもない悦楽が襲ってくる。
腰が抜けそうになるのだが、楓がそれを許してくれない。
信じられないほどの力で私の手首を掴み、ぐいぐいと腰を押し付けて完全密着状態を解こうとしないからだ。
「あっ、うわっ」
思わず情けない声が漏れる。
「プロデューサー、イキそうなんですか?イッちゃいそうなんですか!?」
必死にうなずいてその意志を示す。
「いいですよ。私の中にぜーんぶ、放っちゃってください。私はそれを一番奥でごくごく飲み干しちゃいますから♪」
「ああああああああ楓ええええええっ!!」
どぐどぐどぐどぐどぐどぐどぐどぐっっっっ!!!!
「んんんんんんっ!こんなに射精されちゃったらぁ!私もまたぁ!イッちゃうううっ!」
お互いにめちゃくちゃくに腰を動かしながら達する。
危うく記憶喪失になりかねないレベルに頭の中が漂白されてしまった。
高垣楓、さすがは「もし2度目のシンデレラガールに輝くなら彼女しかいない」と満場一致で言われる最強アイドル。
つくづくとんでもない女だ。
「楓、さっきのはズルいって」
「ちゅぷっ、ぴちゅっ、れるれる……『さっき』のって何のことですか?」
「おまえ、変身しただろ」
「ああ、アレ、ですか。私には女優の面だってあるんですから、武器は全部使わないと……ちゅっ、ちゅくっ、ぴちゃっ」
楓にお掃除パイズリをしてもらいながら私は不満をぶつけていた。
「プロデューサーだって人が変わったように凶暴にしてくることがあるじゃないですか、それと同じですよ……れるっれるれるっ」
「なーんか納得いかない」
「じゃあ延長戦、ですか?」
「おうよ、望むところだ。今度こそヒィヒィ言わせてやる」
「ふふっ、楽しみです。長い夜になりそうですね……ぱくっ。ちゃぷっ、ちゅぐっ、こぷこぷ……」
私が口を尖らせながら楓のふわふわの髪を撫でると、楓は柔らかく微笑んで胸の谷間の亀頭を咥えてしゃぶり始めた。
これは本当に長い夜になりそうだ。
「明けない夜はない」とはよく聞くフレーズだが、さてどうなることやら。
結局。
私たちは部屋に戻ってからもありとあらゆる体位でありとあらゆる場所でヤッてヤッてヤりまくり、正気に戻った時には空が明るくなっていたというオチ。
これって休んだことになるんですかね?
「おっはよう!あら、楓ちゃんとプロデューサー君じゃない。2人とも昨日一昨日と連休だったんでしょ?楓ちゃんったらお肌ツヤッツヤじゃない!うらやましいわ~」
翌朝出勤して事務所で楓と打ち合わせをしていると、そこへ瑞樹がやって来た。
相変わらずテンションが高い。
「おはようございます瑞樹さん、お肌そんなにツヤツヤですか?嬉しいです。たくさん磨いた甲斐がありますね。ね、プロデューサー?」
意味ありげな笑みを作ると楓が私の腕にしなだれかかってきた。
「仲いいわね~。って言うか、急激に距離が近付いてない?」
「かもしれませんね。だって、
ヤメテ!
本シリーズにおいてプロデューサーはアイドルたちの誰よりも年上の設定ですが、アイドルからプロデューサーへの呼び方は原作に準拠させてあります。