シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
「それじゃあPちゃん、なー、行ってきまーす!」
元気にブンブンと左右に大きく左手を振りながら、
「行っちゃったなあ。まあ颯も遠方ロケの仕事にもすっかり慣れたし、見習い後輩P(女性)を同行させているから心配ないとは思うが」
「『かわいい子には旅をさせよ』と言いますしね。かわいいかわいいウチのはーちゃんなら何の問題もありません」
「うんうん」と腕を組み、目を閉じて大きくうなずくのは、颯の双子の姉である
「まあ颯がかわいいというのには大いに賛同するが、おまえだって颯に負けないぐらいかわいいんだからな?」
「ピンピロリロリン♪」
「なんだそのSE?」
「凪の好感度が上がりました。そろそろ次のイベントが起こりそうですよ?」
「そんな太正桜に浪漫の嵐が吹き荒れそうなのよく知ってたな」
「コラボ楽曲実装はよ!」
「メタネタやめれ」
凪との会話はいつもこんな調子だ。
「我々は事務所に戻るとするか」
「そうですね。凪たちには帰れる場所があります。こんなに嬉しいことはない。わかってくれますよね?はーちゃんにはいつでも会いに行けますから」
「突如ニュータイプに覚醒するな。ほら駐車場に行くぞ」
ぽんぽんと頭を軽く叩く。
「二度もぶった!ゆーこちゃんにもぶたれたことないのに!」
「人聞きが悪いからさっさと歩け」
「うぃ」
高速道路に乗り、長い長い直線を走る。
気を抜くと眠くなってしまいそうだが、凪は私を飽きさせないように切れ間なくマシンガントークをしてくれた。
この子は常に我が道を行っているように思われがちだが、実は周囲をよく見ている。
私は凪の配慮に感謝したが、ただひとつ、気に食わないことがあった。
それは彼女の話がずっと妹である颯のことばかりなことだ。
「颯の話は颯からも聞けるんだ。颯ばかりじゃなくて凪の話をもっと聞かせてくれよ」
業を煮やして提案してみる。
「いえいえ凪の話など。それよりもっとはーちゃんのとっておき話をご披露いたしましょう。はーちゃんから聞くとしてもそれはそれ。凪視点は凪からしか楽しめませんよ。今ならDLCを購入しなくても基本無料ですよ?」
やはりな。
この子は妹を溺愛するあまり自己評価が低すぎるのだ。
これには荒療治が必要なのかもしれない。
「凪、今夜おまえを抱く」
「ズキュウウウン!!!」
「その吸血鬼が
「Pよ、はーちゃんが旅立って寂しいからと言って独りになった途端凪を狙うとはなんと卑劣な。いつもは久川姉妹の双子丼~
ブツブツ。
「あのー凪さん?もしもーし?」
「すいません。深ーい深い思考の海の底に沈んでいました。そこにあった神殿で
「それ海底神殿じゃなくて龍宮城だから」
「これは失敬あざとくてへぺろ。ところで話を唐突に戻しますが、一体どうしたのですかP?はーちゃんがいなくなって凪の魅力に目覚めましたか?」
「いんや」
「おや、目覚めたのは凪の魅力ではなくロリの魔力でしたか。
「早苗がトランクの中に潜んでたら恐怖だわ。それもう警官じゃなくてエージェントだろ」
「何を言っているのですか。もちろん走っているに決まっているではありませんか。パトカーではなく自分の足で」
「脚力すげーな!あいつ英霊召喚された槍使いかよ!つーか話が進まん。逆だ逆」
「逆?……はーちゃんはいなくなっていなかった?もしや早苗さんの代わりにトランクに!?」
「いないから。早苗も颯も。トランクから離れろ。……そうじゃない。目覚めさせてやるんだよ、おまえを」
「ロリに?」
「もうツッコまんからな」
「あとで凪の
「それはそれ。そうじゃなくておまえ自身に目覚めさせてやるんだ。久川凪の魅力にな」
「で、まんまと部屋に上げてしまう凪も凪ですが。14平米に狼が」
「猫派なのに悪いな」
「Pは犬派でしたね。バターを用意しましょうか?あそこを舐められるのはあまり得意ではありませんが」
「そっちの犬派じゃねーよ!」
はあ、まったくこの子は。
「凪。ここにはおまえと私しかいないんだ。気を張らなくてもいいんだぞ?」
「はて。Pは何をおっしゃっているのやら。凪は今や自室に帰って来て完全オフモード。ラリーカーはオフロード。エッチの前にお風呂どう?」
「そういう上手いことを言おうとしなくてもいいから」
「ふむ。凪ラップもお気に召さないと?今日のPは気難しい。それとも玄関開けたら即Hがよかったと?これはこれは気が付きませんで」
「そうじゃない。私には気を遣わなくていいって言ってるんだ」
終始おどける凪に対して私は努めて冷静な声音を心がける。
「……何だって言うんですか」
お。
ようやく針に食い付いたか。
「これが普段の凪ではないとでも?」
キッと私を睨む。こんな彼女の表情を何人が見たことがあるだろうか。
「そうだ」
私はあえて多くを語らず、短い言葉で凪を刺激して本音を引き出そうとする。
「だったら何だと言うんです?キャラ付け?仮面?外面?」
かなりイライラしてきているな。
「よくわかってるじゃないか」
「凪の何を知っていると?はーちゃんといっしょに何度かセックスしたからって彼氏面ですか!?」
ついに激昂する。
「そのつもりがないとは言わない。だがな凪、私はおまえのプロデューサーだ。颯のプロデューサーでももちろんあるが、おまえのプロデューサーだ。おまえのことを毎日ずっと見て考えている」
「はっ!プロデューサーでなければまんまストーカーの発言ですね」
「なんとでも言え。私はおまえが無理をし続けているのを知ってる。このままだとおまえはいずれ疲れ果てて壊れる」
「今度は予言者気取りですか。やれやれ、Pの方がずっとお疲れなのでは?
彼女の言葉遣いは柔らかいが、視線は射抜くようだ。
「図星を指されて怖いのか?」
「いい加減にしてください!言いがかりの説教ならもうたくさんです!性欲を満たしたいだけなら有無を言わさず犯せばいいでしょう!」
ファンシーな部屋に少女の剣呑な怒声が響く。
「凪。今のおまえのそれは『素』か?」
「なっ!?」
凪の動きが止まる。
「言いたいことが言えて少しはスッキリしたか?」
「それは……」
腕の力が抜け、彼女の頭が急激に冷えていくのがわかった。
もうひと押しだな。
「凪。ここには今颯はいない」
「!!」
彼女の両目が見開かれる。
「おもしろ言動キャラも、ラッパーも、そんな差別化は今は必要ない。私とふたりきりの時は『ただの久川凪という女の子』でいてくれていいんだ。颯とふたりでいる時専用の凪でもない、独りだけの時間を過ごす時の凪でもない、甘えて頼りっきりの凪でいてくれ」
「P……」
凪の瞳が潤み、唇がわななく。
「プロデューサー!」
私の胸元に軽い身体が飛び込んで来た。
「うわああああああああっっ!!!!」
それは私も初めて聞く久川凪の慟哭だった。
すんすんと鼻をすする音が時々静かな室内に聞こえる。
嗚咽の方はもう止んだようだ。
私は「もう落ち着いたか?」と訊くことはせず、ベッドの上で腕の中にうつ伏せで顔を埋めてうずくまる凪の髪と背中を優しく撫でることに専念した。
「ぐすっ……クスコであそこの中を見られるより恥ずかしかったです」
「したことないだろそんなこと」
凪は大泣きしたことを恥じているらしい。
相変わらず発言内容は素っ頓狂だが、言い回しが普段の芝居がかったそれではない。
「したいですか?」
「したくないよ。そんな倒錯したプレイなんて」
「え?クスコの話はもう終わってますよ?クスコから離れてください」
「おまえなあ……」
途端にこれだ。
私は思わず苦笑する。
ちゅっ。
「?」
不意に唇が重ねられた。
「凪?」
「凪はしたいです。あなたとセックスが」
「ちゅっ。ちゅくっ。ちゅっ。ちゅるっ」
凪は服を脱いでいる最中も隙きあらば唇を求めてきた。
彼女は舌が短く、また肺活量もある方ではないので、ディープキスよりは小鳥のようなついばむキスが主になる。
私は淫靡なディープキスは大好きだが、こういうキスももちろん好物である。
「凪がこんなにキス魔だとは知らなかったよ」
「ぴちゅっ。凪も知りませんでした。今日までは、こんな凪を。ちゅくっ」
少しうつむいてはにかむ。かわいい。キュート凪。
「どうします?もうしますか?」
「どれぐらい濡れてる?」
「正直まだあまり……」
「どれどれ」
全裸になった凪の秘部に右手の人差し指の先で触れる。
「んっ」
敏感に凪が身をよじるが、彼女の言う通りそこはわずかに湿っているだけだった。
「このまま挿入するとさすがに痛いよなあ」
「そうですね。『ひぎぃ!』となってしまうでしょうね。なにしろPのはデカマラなので」
「言い方ァ!」
「お気に召しませんか。ならばデカチン?巨根?ギャラクティカマグナム?うーむ……」
「最後のは謝っとけ」
「はい。ごめんなさい」
「う、ん……んんっ、んんっ!」
腕の中で凪が身をくねらせる。
私は座った凪を後ろから抱き締め、左手で胸を、右手で秘部を愛撫することにした。
「P……キス、キスぅ……」
凪は私の愛撫にされるがままになりつつも、相変わらずキスにご執心で、私は両手と口を忙しく動かすことになった。
ふにふにと左手を動かして胸を揉みながら、時折人差し指をピンピンと弾いて乳首を弄ぶ。
「Pは、凪の胸を触っていて楽しいですか?凪の胸は、その……」
「はーちゃんに比べて」という言葉を彼女が飲み込んだのがわかった。
「楽しいよ?めっちゃ楽しいに決まってるだろ」
言って舌を伸ばし、乳首の周囲をなぞる。
「うんんっ!あっ、くふっ!だって、大きく、ないしっ」
「大きさとかじゃないんだよなあ……ぱくっ」
「ああんっ!」
乳首を完全に口に含み、軽く歯を立てながらわざと大きく音をさせつつ吸う。
「じゅずっ。じゅるっ!ぢゅっ!ああ美味い。『誰のかというのが重要』なんて言ったらその場限りの綺麗事に聞こえるだろ?でも実際そうとしか言いようがない。凪のおっぱいだからこそ揉みたくなるし舐めたくなるし吸いたくなる。じゅぞぞぞぞっ!」
「それだけ美味しそうに吸われては、何も言えませんね。凪との間に子供が生まれたら取り合いになりそうですね」
「なあに、もう片方を吸うから問題ない。そして子供より美味しそうに吸う!」
「ふふっ、この人は本当に」
ちゃこっ、ちゃこちゃこっ、つぷっ。
「あっ、はっ、あっあっ」
ぬちゅり。
凪の秘部から指を引き抜く。
それを彼女の目の前で開いてみせると、中指と人差し指の間に透明の橋がとろりとかかった。
「これだけ濡れてれば大丈夫だな」
「み、見せないでください」
凪でも自分の濡れ具合を見せつけられるのはさすがに恥ずかしかったらしい。
「すまんすまん。デリカシーがなかったか?ではお嬢さん、お望みの体位は何かね?」
「一見ジェントルマンに見えて言ってることはアレ。なるほど、これが噂の変態紳士」
「で、どうすんの?」
「急にフランクにならないでください。……そうですね。今日の凪はとことんキスにこだわりたい気分。密着してはチュッチュできるのでお願いします」
「心得た。凪の希望を全て叶えよう」
「そう、あそこを指で開いて。そしてそのままゆっくり腰を下ろしていって」
「んんんんっ!
私は凪の腰を慎重に両手で抱えたまま、挿入の手伝いをする。
選んだ体位は対面座位だった。
「これならいくらでも好きなだけキスしながらセックスできるだろ?」
「P、あまり、腰を動かさないでくださいっ。おなかが、ちょっと、くるしい」
凪の身体にこれだけ奥深く私のペニスを挿入する体位ではこれまでしてこなかったので、確かにちょっと酷かもしれない。
「違う体位に変えるか?」
「いえっ、これ、がっ、いいですっ。Pの、顔を、見な、がらっ、んっ!した、い、しっ。キス、もっ、あっ!したい、のでっ。ああ、ん、あんっ!」
「そうか。無理はするなよ?」
私は肉棒を突き上げないように気を付けながら、凪の頬や額にもキスの雨を降らせる。
「それ、より、P、重く、ない、です、か?」
私にしがみつきながら凪が問うてくる。
「全然。軽いもんだ。凪はもっと食って肉付けてもいいぐらいだ。あっ、グラマーになれって意味じゃないぞ?」
「くすっ。わかって、ますよ。気を、遣わせて、しまいましたね」
凪は額に汗を浮かべながらもにっこりと微笑み、何度目かのキスを求めてくる。
「ちゅぴっ。ちゅっ。ちゅるっ。れるっ……そうじゃなくて」
「うん?」
「凪は、重い女だと気付きましたから」
「そういう意味でか。具体的には?」
「P、凪はあなたのことが大大大、大好きです」
「どうした急に?うぐっ!」
凪は私の疑問には応えず、これまでにないぐらい身体を密着させ、結合された腰をうねるように動かせ、激しく舌を絡ませてきた。
「えるっ!ちゅろっ!れるれるれるれるっ!じゅっ!ずじゅっ!ちゅくちゅぷえろじゅぷっ!……ぷはあっ!これぐらい、すき、です」
「本気なんだな」
「はい。生まれて初めてはーちゃんに負けたくないものができました」
ずぐっ!ずぐっ!ずぐっ!ずぐっ!
凪の軽い身体を浮かせては下ろすタイミングに合わせて肉棒を突き上げる。
「あっ!ぅあっ!ぁぐあっ!ふ、わっ!」
キスを仕掛けてくる余裕がないほど膣内の異物感に夢中になっているらしい。
「P、そろそ、ろ……」
「イキそうなのか?」
「は、い。いち、ど、イカせて、くだ、さ、いっ!きゃふっ!」
「激しくがいい?ゆっくりがいい?」
「激し、く、で、お願、い、します」
「了解だ」
かなり感じているみたいなのにそれでも激しくを所望した彼女に私は「本当にいいのか?」とは訊かず、その心意気を汲むことにした。
ずぶずぷじゅぽぐぷぐぽじゅぐずぐっ!
きつく抱き締め、凪を上げては下ろしてペニスをカチ上げる。
「あーあーあーあーあーあー」
凪は壊れた人形のように脱力して、揺られ揺られては腟内を剛直によってかき回され続ける。
ぶるっ。
少女の全身が震える。
「Pっ」
「ああ、思いっきりイケ。今まで一番の絶頂で生まれ変われ」
こくり。
凪は決意を秘めた表情でうなずく。
「イケっ!!」
じゅぷんっ!
亀頭の先端が膣内の一番天井を叩く。
「ぅああああああああーっん!!」
凪が絶叫を放つ。
間違いなくこれまでの人生で一度も出したことがない大声だっただろう。
その声を聞いて、ぞくり、と私の射精感も急速に高まった。
どぷっ!ぶびゅるびゅるびゅるりびゅぐっ!ごっぷっ!
「んんんんんんんん~~~っ!!」
大量の精液を一気に送り込まれ、凪が続けての絶頂に到達する。
私は肩に前のめりにくてんともたれかかっている凪を下ろして寝かせてやろうと彼女の身体を持ち上げようとした。
「待っ……て」
と、その手を凪が弱々しく掴んだ。
「抜かない……で」
「凪、このままおまえの
今は射精直後で陰茎は力を一時的に失っているが、彼女の膣圧は未だすさまじく、再び鎌首をもたげるのは時間の問題だ。
「それでも、いいんです。それで、いいんです。凪の
「凪っ!」
私は凪のその言葉が嬉しすぎて、彼女の身体を力いっぱい抱き締める。
そして愚息も案の定秒で元気を取り戻してしまった。
「ふふっ、身体は正直、ですね」
凪が悪戯っ子をたしなめるように笑い、私はバツが悪くなって苦笑を返した。
「P、キス、してください」
「ああ、私も今、凪とものすごくキスがしたいよ」
私たちは見つめ合い、そしてまるで初めてのように初々しくキスを交わしたが、その直後すぐに火が点いてそれはディープキスへと変わった。
結局。
凪の
「P、凪はナイズリを極めたいと考えています」
お掃除フェラを一通り終えてくれた凪が、正座して改まってそう告げた。
「なんでまた?フェラだけでも十分嬉しいぞ?おまえセンスあるし」
「『なんでまた』とは股だけに。褒めてもらえたのは凪も嬉しいですが、他の人はフェラの他にパイズリというもうひとつの武器まである。それはズルい。だけど凪にも胸がある。ないけどある。ならばナイズリです。配られたカードで勝負するしかないのさ」
なるほど。
言いようはアレだが、つまりは凪はパイズリができる子たちに嫉妬しているのだ。
「その意気やよし。私には断る理由がないからな」
「ははーっ。なにとぞこの凪めにご教授ください」
「土下座やめて。罪悪感がすごい」
「ほほう。これが『土下座攻め』。異性にも通じるとは目からウロコ」
「余計なことを憶えんでいい」
「それでは失礼して」
ベッドに裸で仰向けの私の上に凪がうつ伏せで覆い被さり、肉棒を胸の谷間に挟み込んで上から押さえ付ける。
「ここからどうすれば!?」
「急に真顔になるな素になるな」
「いえ実際凪は途方に暮れています。『駅から5分』が実は15分だったぐらいの衝撃を受けています」
「おまえはどこのカエル型宇宙人だ」
でもまあ、わからないのも仕方ない。
「時間が限られていたりするとローションなんかを使ったりもするんだろうが、今はせっかく汁やら液には困らないんだ。それを活用していこう。ペニス全体にまぶして……そう。で、すっぽ抜けないように気を付けながら前後に動く」
「よい、しょっ。よい……しょっと。こんな感じですか?」
「そうそう。でもまだ遠慮し過ぎかな。もっと押さえ付けて、もっと大胆に動いてもいい。で、疲れてきたり変化が欲しい時には口を使って刺激すればいい」
「ぬるぬる。ぬるぬるぬる。なにやら久川凪、ツチノコになった気分です。いえ、違いますね。ツチノコは目の前にあるこれの方でしたれろれろ」
早くもコツを掴んだのか、凪には余裕がある。
「れるっれるれるっ。しゃぷっ。ちゃぷちゅっくれろぉ。……ところでP」
「なんだい凪さんや。ぐいんぐいん動かれながらだと少々リアクションに困るんだが」
「注文の多い。ですがそれら全てを叶えるのが一級建築士、ご要望にお応えしましょう。と、本題はそれではありません。射精はどうするのですか?」
「いや、いつも通りピューッと」
「そういうことを訊いているのではありません。押さえ付けたままだとPはセルフ顔射することになるのでは?と凪は心配しているのです。いや、それがいいのなら止めはしませんが」
「嫌だよ!
「ふ~、やれやれ」
「嵐を呼ぶ園児のリアクションやめろ」
萎えるわ。
「一応訊いてみただけです。凪はもちろん美味しくいただくつもりでしたよ?」
本当かなー。
「ちゅくっ!ちゅくっ!ちゅぷちゅるっ!くぷくぷくぽくぷっ。れりっ、れれっれれっ」
凪はあっと言う間にナイズリをモノにし、巧みに潤滑油を使いながら押さえ込んだペニスの上を上下しては要所要所で口淫を行なう。
彼女は口が小さくて舌が短いわりにはフェラチオがとても上手い。
「ちゅこっちゅこっじょぷっ……んぐ……ぐぷぐぷじゅるっ!ぞるるっ!」
「っ!凪っ」
思わず凪の頭に手を置く。
今のは気持ち良すぎた。
「
これ見よがしに亀頭の先端の割れ目を舌でなぞられながら訊かれる。
完全に煽られていた。
「うん、
年甲斐もなくやたら素直な声と台詞が出てしまった。
これは恥ずかしい。
だが。
「きゅ、きゅうううううんっ!」
「凪さん?」
「まさか盛大に煽ったつもりが逆にキュン死させられそうになるとは。凪の完敗です。誠心誠意、真心込めてご奉仕させていただきます。……れぇるっ。ちゅっ。ちゅっ」
打って変わって、凪の口淫が丁寧なものとなる。
それまで傍若無人に振る舞われていただけに、この落差はマズい。
「凪っ。凪っ!」
恥も外聞も捨てて凪の頭を両手で押さえ付ける。
「んふっ」
凪がかすかに笑った気がした。
「じゅっ!ずずっ!ぞぞっ!じゅうっ!ずずずずず~~~っ!!」
「あっ、くっ!」
爆ぜた。
ごっぷ!びゅぐっ!どきゅっ!どきゅどきゅどきゅ!びゅぐるっ!びゅぐーっ!
「こくっ。こきゅっ。こくこくこくっ。くぷっ。んっ、んちゅっ、ちゅくっ。こきゅこきゅっ」
凪が喉を鳴らして嚥下を続ける。
あまりの爽快感に初めて射精した時のことが脳裏をよぎったぐらいだ。
「凪。とても、とても気持ち良かった。ありがとう」
凪の額にお礼のキスをすると、彼女はくすぐったそうに目を細めた。
「なんのなんの。しかしPはこれをこれからいつでもしてもらえるんですから幸せ者ですね」
「ああ。私は本当に幸せ者だよ」
凪の身体を起こし、私は彼女の裸体をそっと抱き締める。
「だいすきです、P」
「私もだ。凪、おまえのことが大好きだよ」
後日。
凪と私は再びあの空港へとやって来ていた。
ロケから帰って来る颯を出迎えるためだ。
「Pちゃ~ん!な~!」
行った時と同じく、元気にブンブンと左右に大きく左手を振りながら颯がこちらへと走って来た。
「おかえり颯。いいロケだったみたいだな」
「おかえりなさいはーちゃん。ゆうべはお楽しみでしたね」
「うん!めーっちゃ楽しかったー!って、なーは相変わらずわけわかんないし!」
笑顔の花が咲く。
「ん?んん~~~?」
急に眉間にシワを寄せた颯が凪と私の周りをぐるぐると歩く。
「な~んかふたり、距離近くない?」
「そうですか?気のせいでしょう。ねえP?」
「そ、そうかな。そうだな。そんな気がするな!」
颯の視線が痛い。
「あ~~~っ、しかもふたり、恋人つなぎしてるーっ!!」
「おやバレましたか。さすがはーちゃん、目ざとい」
「いや気付かん方がおかしいだろさすがに」
私は溜め息を吐く。
凪から事前に「こうしましょう」と提案された時は迷ったが、彼女の意志を最終的に尊重することにしたのだ。
「なー、本気なんだね?」
颯の眼光が挑発的なものとなる。
「はい。本気も本気、大
それを正面から受け止める凪。
「じゃあこれからは、なーとはライバルだね」
「はい。はーちゃんとは双子で、姉妹で、相方で、
「なーには追い付かせないから!」
「一体いつから前を走っていると錯覚していた?凪はすでに奥義ナイズリをも会得し、まだあと2回?の変身を残しているというのに」
「えー、ズッルーい!はーが遠くでお仕事がんばってる時にふたりでイチャイチャラブラブしてたんだー!」
「はっはっは。それはもうネチャネチャズブズブでしたよ。本当にゆうべはお楽しみでしだったのはこちらというわけです」
「あ、あの、ふたりとも、ここはね、あの、周囲の目とか、あるからね。ね?ね?」
慌てる私をよそに、双子姉妹の丁々発止のやり取りは続く。
焚き付けたのは私とは言え、これは少々今後がにぎやかになりすぎそうだ。
miror。
フランス語で鏡を意味する言葉。
だがふたりともが同じである必要は全くない。
それぞれが個性を出して輝いてくれればいい。
私はそのどちらも受け入れ、愛し、伸ばす。
「なーはPちゃんとシたばっかなんだから次ははーの番ね!」
「何を言いますか。はーちゃんはこれまでもPとのしっぽりナイトを過ごしたことがあるんですから、ここは我慢をしてきた姉に遠慮するべきでは?」
「へっへーん!そんなの早い者勝ちだもーん!ねえPちゃん、はーとシたいよね~?」
「P、凪の好感度3倍アップキャンペーン期間中である今が上げ時ですよ?毎日ログイン(意味深)ボーナス、最終日の特典はなんといっしょに入るお墓です」
頼むから綺麗に締めさせて!
miror丼やると思った?凪単体でした!でもいずれmiror丼もやりたいかも。颯単体もやりたいかも。それにしても凪との会話書くのが楽しすぎた。