シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
「日曜日の学校かあ」
校門の前で校舎を見上げ、私は感慨深く呟いた。
「Pチャン、もしかして緊張してるの~?」
隣りのみくが口元に右拳を当てて「にゅふふ」と意地の悪い笑みを作って訊ねてきた。
「いや別に。ただおまえを迎えに来る時にしか来ないから日曜の昼間の学校なんて縁がないんでな」
「なーんだ。特別な思い出でもあるのかと思ったー」
何を期待していたのか知らないが、みくはオーバーリアクションでガッカリしてみせる。
「運動部に入っていたわけでもないし、そんなもんだ」
「Pチャンって文化系なの?」
「まあ消去法で言えばそうなるだろうな。実際学生の頃の日曜日なんてインドアでゲームばっかしてたし」
「ふーん。Pチャンの子供の頃にもゲームってあったんだ」
「あるに決まってるだろ。失礼なこと言うと揉みしだくぞ」
わきわき。
「もー!時と場所をわきまえてよねー!」
で。
どうして私が日曜日に彼女の母校を訪れているのかと言うと、仕事だからである。
みくの仕事なのはもちろんだが、今回はそれにくっ付いているマネージャー的なポジションではなく、なぜだかみくといっしょにインタビューを受けることになっているのだ。
その話をちひろさんから聞かされた時は断ろうかと思ったのだが、みくがすっかり乗り気であるというので承諾した。
担当アイドルの希望を叶えてやるのがプロデューサーの役割だ。
確かに朝からみくは上機嫌でソワソワしていた。
「あれ
「なんかぁ、ここで仕事らしいよ」
「隣りの男誰?マネージャー?」
「プロデューサーだって。オッサンじゃん」
風に乗ってヒソヒソと噂話をする話し声が聞こえてくる。
日曜日とは言え、部活動などをするために登校している生徒たちはいる。
猫耳も猫シッポも付けていない制服姿の上に眼鏡着用だが、隠しきれないみくのアイドルオーラのせいですぐに見つかってしまった。
「オッサン……その通りだけれども……」
ずーん。
流れ弾を食らう私。
若い子たちは配慮というものを知らぬ。
「ホラPチャン落ち込まないで!みくがPチャンのこと大好きなんだから、それで十分でしょ?」
そう言って鼻先に人差し指を突き付けられる。
確かにそれはそう!
「ああ。私はみくに愛されてて幸せだ」
「Pチャンしーっ!みくだって言葉を選んでるんだから!」
今度は小声で叱られる。
私は「すまんすまん」と彼女に謝りながら、優越感に浸っていた。
みくと同じ学校に通う生徒たちや同級生、クラスメイト、彼らがどれだけ望んでも手に入らないものを私は持っているのだから。
そう、前川みくからの愛を。
周囲からの好奇の目に晒されながら移動し、インタビュー場所であるみくの教室に到着した。
教室の真ん中に机が4つ、小学生が給食の時間にそうするように合わされて島を作っていた。
これがインタビュースペースということなのだろう。
ますます郷愁をそそられる。
みくと私が隣同士に並んで着席して待っていると、程なくしてインタビュアーの雑誌記者が現れた。
パリッとしたスーツスタイルに身を包んだ20代後半から30代前半の年齢に見える女性だ。
私は立ち上がって名刺交換をし、いよいよインタビューが始まる。
今回のインタビューのテーマは「ONとOFF」とのことだ。
なるほど、前川みくにふさわしい内容だ。
場所をわざわざ彼女の母校に指定してきたのもうなずける。
「前川さんとプロデューサーさんがそうして並ぶとなんだか三者面談みたいですね」
ピキッ。
記者は場を和ませようとしたのだろうが、タイミングが悪すぎて逆に凍らせる結果となった。
「はははみく、おまえ私のお母さんだと思われてるぞ」
「そんなわけないでしょ。逆逆!」
「なんと私がお母さんだったとは」
「性別も逆!」
私もそれこそいい歳をした大人であるし、プロなので私情を優先させることはないが、こめかみに浮いた血管がビキビキしているのを知っているみくは机の下で私の膝をさすって「どうどう」と慰めてくれる。
「面白いプロデューサーさんですね」
「はい!だから毎日楽しいです!」
記者よりみくの方がずっと大人である。
「前川さんは学校で『みくにゃん』と呼ばれても振り向かないそうですね?」
「はい。公私のケジメはプロの証ですから」
ファンの間では有名なエピソードである。
今も語尾に「~にゃ」を付けていないことからもそれがわかる。
「前川さんのアイドルとしての猫キャラは試行錯誤の末たどり着いたとお聞きしました。失礼ですが猫キャラというのはかなりベタだと思われるのですが」
これは私への質問、いや揶揄か。
「みくを見ていただければおわかりいただけると自負しておりますが、彼女はこの年齢でズバ抜けたルックス、類まれなるプロポーション、さらには優れたインテリジェンスまでもを兼ね備えています。だからこそ我々は気付いたのです。この上に突飛なキャラ性を付け足すことは過剰、蛇足でしかないと。猫キャラはあくまで元来彼女が猫好きであることを加味しての付加価値でしかありません。その証左として猫耳及び猫シッポを付けずにユニット参加した『Nothing but You』での
慇懃無礼かつ立て板に水で返す刀。
この程度の回答は脳内でとっくにシミュレーション済みだ。
私は私のアイドルたちを守るための努力は決して怠らない。
相手がどんな手段で来ようと全て最高最上の対応をしてみせる。
「Pチャン……」
みくがキラキラとした笑顔を私に向けてくる。
どうだ、おまえのプロデューサーは。
誰よりもおまえのことを考え、誰よりもおまえを愛し、誰よりもおまえに尽くす。
そうだ、もっと私に惚れろ。
「それでは前川みくさん、あなたにとってプロデューサーさんはどういった存在ですか?」
これが最後の質問か。
「プロデューサーは、みく、いえ、私にとってかけがえのない存在です。時にはお兄ちゃんみたいで、時には先生みたいだけど、それ以上の、普通の人では絶対に味わえない色んなことを教えてくれたり見せてくれたり体験させてくれる、とってもとっても大切な人。この人と出会わなかったら私の人生は180度違ってたって思います。アイドル前川みくの全てを作ってくれた人。Pチャ……プロデューサーを、ひとりの男性として尊敬してます!」
一所懸命言葉を選びつつもみくからの熱い想いが伝わってきて、私は胸を打たれた。
「お互いがとても大切に想い合っていることが大変よく伝わってきました」
私たちはそんな薄っぺらい記者の締めの感想を聞き流しつつ、潤んだ瞳で見つめ合っていたのだった。
このあとは簡単な撮影をして終了となる流れのはずだったのだが、機材トラブルが起きたとのことで、その対応におおよそ1時間ほどかかってしまうと連絡が来た。
こればっかりは仕方がない。
こんなこともあろうかとスケジュールに余裕を持たせておいて正解だった。
「すりすり、すりすりすり」
「ん?」
右半身に違和感を覚えたので視線を落とすと、私の右腕にみくががっしりとしがみついて頬擦りし、両足を右足に絡みつかせていた。
「みく?」
「これは匂いつけにゃ」
口調が猫語になっている。
まだ取材の仕事は終わっていないのに珍しいことだ。
いや、1時間空いたことによるOFFモードというわけか。
「みくは感動したのにゃ」
「何に?」
「Pチャンのみくに対する想いに」
「そうか。でも」
「何を今さら」と言葉を続けようとした私はみくの声が震えていることに気付き、ハッとして彼女の顔を見る。するとそこには潤んだ瞳があった。
「Pチャン、猫チャンが匂いつけする意味は知ってる?」
「まあ大体は」
確か、自分の匂いを付けることによってリラックスするため、そして愛情表現、さらには自分の所有物であることをアピールするため。
「Pチャン、みくだけのプロデューサーでいて。今だけ……今だけでいいから……」
ここで「今はおまえとだけいるだろ」と返すのは無粋である。
彼女は暗に「他のアイドルのことを考えたりしないで」と言っているのだから。
「わかった。今の私はみくだけのプロデューサーだよ」
「嬉しいっ!」
涙滴の飛沫を散らし、みくが私の胸に飛び込んで来た。
スーツの襟を握り締め、胸いっぱいに私の体臭を吸い込み、顔を上げる。
「ねえPチャン、キスして?」
「みく、ここは学校だぞ?しかもおまえの」
一応釘を刺しておく。
「わかってる……でもダメ。我慢、できないの……」
頬は上気し、息が荒い。
「そうか。じゃあちょっとだけ待ってろ」
私は左腕でみくの身体を抱き締め、右手でスマホを操作し、先程の記者からもらった名刺の番号をコールし、みくの体調が思わしくないので空き時間の間ここで休ませることにしたとして施錠の上カーテンも締め切り、誰も近付けさせないことを厳命しておいた。
それから私たちは手分けして施錠をし、廊下側と校庭側の窓のカーテンも全て閉めて回った。
「Pチャン……!」
「いいよ。おいで」
限界が近かった様子のみくに私は両手を広げる。
すると胸に飛び込んで来るのかと思いきや、いきなり唇へとむしゃぶりついてきた。
「はむっ!ちゅぴちゅるっ……れっ、れるっ、れろるっ……ちゅくっ」
スタートから舌を絡めてくるなんて随分と情熱的だ。私はしっかりと彼女の細い腰を左手で抱き、右手は制服のスカートの上から上向きの形の良い尻を撫でつつ、
「はあぁ……Pチャンの息、クラクラしちゃう。ねえもっとちょうだい?」
「オッサンの臭い息扱いされなくてよかったよ」
「Pチャンの匂いは全部好き。髪の匂いも息も汗も唾液も精液も。Pチャンの匂いはみくにとってのマタタビなのにゃ」
「全部おまえのものだよ」
「みくの!全部みくのものにゃあ!」
再び唇を求めてきた彼女に応える。
「れぇるっ!はぷっ……ちゅむっ、ちゅれ、にゅれっ、ちゅぷっ」
猫がネズミを追いかけ回すかのようにお互いの舌先を奪い合う。
「ぷあっ!Pチャン、キス上手すぎ!」
「まあな。まだまだ負けんよ。でもみくも舌の短さをカバーして余りあるぐらい上手くなってきたな」
「本当?もっとキス教えて!」
「もちろん。任せろ」
「しっかし、エッロい身体してるよなあ……」
ぎゅむっ、ぎゅむっ、っと背後からみくの胸を鷲掴みにして持ち上げる。
なんというか、重量がすごいのだ。
「もう、みくをこんな身体にしたのはPチャンなんだよ?」
「まあその通りだがな」
このみくのメリハリの効いたスタイルは私が徹底指導した賜物である。
トレーナーたちにも細かく指示を出し、
「このパッツンパッツンの胸、一体何が詰まってるんだ?」
「みくはまだおっぱいが出ないんだから、Pチャンへの想いだよ」
「嬉しいことばかり言ってくれる」
痛くならないギリギリの力加減で制服の上から胸を虐める。
「う……んんっ!Pチャンの触り方……いやらしすぎっ!みくの身体が、どんどん熱くなってきちゃうっ」
「遠慮しないでどんどん熱くなれ。みくの全身から甘い香りが立ち昇り始めてるぞ?」
耳元でねっとりと囁きつつ、右手の中指の腹でショーツの上からクレヴァスをなぞって往復し、左手の人差し指の先で陰核をカリカリと引っ掻く。
「だってぇ……!でもでも、そういうPチャンみくのお尻にずっと当たってるソレだって、もうガチガチでアツアツだよ?」
「だろ?みくの
ことさらに股間をみくの尻に押し付けて上下に動かしてみせる。
「みくも早くPチャンとひとつになりたい。来て、Pチャン」
生尻を撫で回すのと並行してみくのショーツを下ろし、右足を上げさせて抜き、左足の太ももの位置で留める。
ちょうどニーソックスの上に鎮座する形だ。
「
ヴァギアの入り口と亀頭の先端をキスさせ、背後から抱き締めたままのみくに宣言する。
「来てぇ」
期待に昂ぶる彼女の秘部から蜜が溢れ、竿を伝い降りて陰嚢までをも濡らす。
準備は万端のようだ。
「それではご要望にお応えして、っと」
ずにゅり。
まずパンパンに膨らんだ亀頭を埋め込む。
「きゅふぅんっ!」
待ちに待ったモノをもらい、みくが歓喜の声を上げる。
「ここから……」
両手を彼女の腰から胸へと持ち替え、立派な双丘を下から持ち上げつつ、腰を少しずつ少しずつ突き上げていく。
「んんんん~~~っ!」
みくの背筋がぶるりと震える。
全身が快楽に悦んでいるのだろう。
「
艶っぽい満面の笑みを見せて振り返る彼女。
だが私はそれにこう返す。
「まだまだだぞ?」
「えっ?」
ギチッ。
「P……チャン?」
ギチッ。ギチッ。ギチッ。
すでにこれ以上ないぐらい密着しているというのに、さらに腰を押し付け、剛直を上へ上へと目指させる。
めりっ、めりっ、と音が聞こえそうなぐらい強引に彼女の
やがて。
ずっ、ぷんっ。と到達した。
「か……はっ」
息苦しさのあまりみくが苦悶の吐息を漏らす。
だがそこには多量の悦楽の色が混ざり込んでいた。
「Pチャン……そこは、赤ちゃんのお部屋にゃあ……」
「そうだな。将来のために下見しておこうと思ってな。内覧って奴だ」
「どんな……感じ、なの?」
「ああ、すごくいい部屋だ。これなら安心して私たちの子供を作れるよ」
「よかったあ……将来が楽しみ、だね」
そう言うと、みくはまるで母親になったような自愛に満ちた笑顔を見せた。
ずっくずっくずっくずっくずっくずっくずっくずっく。
限界まで奥深くまで挿入した肉棒を、一定のリズムで小刻みに突き上げる。
形としては立ちバックだが、机に手を突いているわけではなく、姿勢としてはまっすぐだ。
一見不安定に見えるかもしれないが、彼女の自重で完全にピッタリと安定してつながっており、そこに彼女とのセックスを知り尽くした私が絶妙にバランスを取ることにより、みくは最高最上の状態の快感をその身に刻み付け続けられるのだ。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」
あまりの快楽の波に連続アクメ状態となっているみくは、大きな声を上げることなく舌をだらりと伸ばして全員をビクつかせ続ける。
秘部からはとめどなく愛液がしたたり、私の陰嚢を洗う。
たんたんぱんぱんたんたんぱんぱんたんたんぱんぱん!
じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ!
ずぐずぐずぐずぐずぐずぐずぐずぐじゅこじゅこじゅこじゅこじゅこじゅこ!
「ダメダメPチャン!これ以上されたらみくがみくじゃなくなっちゃう!」
急激なピストン攻撃に我に返ったみくが叫ぶ。
「どうなっちゃうんだ?」
たわわな双丘をシャツの下から両手を入れて揉みしだきつつ腰を際限なく叩き付けながら尋ねる。
「Pチャンのことしか考えられなくなっちゃう!みんなのみくにゃんじゃなくなっちゃううう!」
「今はそれでいいんだよ」
めきょっ。めりゅめりゅめりゅっ!!
裂けよとばかりにトドメの一突きを打ち込む。
「にゃああああああああああっっっっ!!!!」
絶叫とともに絶頂を迎えるみく。
ぷしっ!ぷしっ!とスプレーのように何度も潮を吹く。
それが落ち着きを見せ始めた頃を見計らう。
「ふにゃあぁ……」
ここだ。
びゅぐっ!どっぷ!びゅぐるどぎゅびゅぐびゅぐどっぐどっぐどっぐ!
「にゃ!?あ!あ!?にゃああああああああああっっっっ!!!!」
時間差で尋常ではない量の男汁をみくの最深部に解き放つ。
痛いほどに彼女の身体をきつく抱き締め、男根で完全に蓋をする。
射精は異常なまでに長く、それは2分以上も続いた。
「はあ……ふう……」
力尽きて机に突っ伏すみく。
丸くて白い尻がこちらに向けられている。
なんとも綺麗な形だ。
だが。
「Pチャン、いくらみくのことが好きすぎるからって激しすぎ……って、Pチャン!?」
苦笑交じりにこちらに頭だけ振り向いたみくがギョッとする。
それはそうだろう。
なにしろ私のペニスはいささかも萎えていないのだから。
「Pチャン、それって」
「ダメだよな、みく。せっかくおまえの一番奥でたっくさん
「え?えっ?Pチャン!?」
「ちゃんと押し戻して元の場所にいてもらわないとな」
おもむろにみくの尻を掴む。
「もしかして!?それってもしかして!?待ってPチャン、みく今ものすごく激しくイッたばっかりで」
「さあ、いるべき所におかえりっと!」
ずっぷんっ!
「にゃああああ!またああああ!」
ああ気持ちいい。
なんて気持ちいいんだ。
やはりいるべき場所はここなんだ。
ここにいるべきなんだ。
机に突っ伏すみくの上に覆い被さって組み敷き、一匹でも多くの精子にみくの子宮にいてもらうべくペニスで突き返す。
無心でただひたすらに腰を振る。
私のかわいい精子たち、母たるみくの胎内へとお戻り。
ばちゅばちゅばちゅばちゅずぷずぷずぷずぷぱんぱぱんぱんぱんぱんぱぱん!
「Pチャン許してもう許して今はもう許して!大好きだから愛してるからこれ以上みくをおかしくしないで!ああああああああっっっっ!!!!」
びゅぐーっ!!びゅびゅびゅぐびゅるびゅぐびゅびゅーっ!!
「ああ……また
「Pチャンってばひどいんだからもーう!」
「さすがにやりすぎた。今回ばかりは反省した。ごめんなさい」
机の上に座り、椅子に座ったみくにお掃除パイズリをしてもらいながら私は彼女に頭を下げた。
「どうしてあそこまで興奮しちゃったの?ちょっといつものPチャンじゃなかったよ?」
眉根を寄せながらも制服のシャツをはだけさせ、かわいいデザインのブラを上にずらして私の愚息を挟んでくれている。
「興奮か……まさにそれかもな。みくが実際に通っている学校のしかも教室でみくを抱けるっていうシチュエーションの優越感に」
「もうっ、ヘンタイなんだから!」
「……いや、違うな。私はきっと嫉妬してたんだ。あるいはそれに対する子供じみた意趣返しだったのかもしれない」
「嫉妬?」
みくが丁寧にペニスのエラ部分にこびり付いたザーメンの塊を舐め取ってくれつつ、不思議そうな視線をこちらに寄越す。
「ああ。学校のある間はずっとみくといっしょにいられるみくのクラスメイトに。男子生徒たちがいつも『ああなんてかわいいんだ。付き合いてー!』って毎日思ってるその前川みくと私は実際にこんなことができるんだぞ!って」
素直に吐露した。
そして言っている間にそれこそが真実なのでは、と自分でも思えてきた。
私はなんて幼稚なんだ。
「あははっ」
「みく?」
「Pチャンてっきりオジサン扱いされて怒ってるのかと思ったから」
「見た目はオッサンでも中身はこんなにガキだった。ごめんな、みく」
「しょげないの!みくはPチャンのそんなところも大好きなんだから!」
「本当か?」
「本当だってば!嘘だったらこんなことするわけないでしょ!少しの時間でもいいからできるならえっちなことしたいって思えるぐらい……って、『少しの時間』?」
みくの顔色が変わる。
そして同時に私も気付いてしまった。
「時間!!」
それから私たちは弾かれたように離れてそれぞれ最速で後片付けを実行した。
いくら時間ができたからと言って、その時間いっぱいを使ってセックスしまくっていては話にならない。
証拠隠滅する時間が必要だった。
私とみくは手分けして色んな所に飛び散ったり垂れたりした各種液体を拭き、窓とカーテンを全開にして空気の入れ替えを行なった。
そして記者たちが戻ってくる前に全てを完了し、なんとか体裁を整えたのである。
戻って来た記者に「お二人ともなんだかさっきより疲れてませんか?」と訊ねられたので、「いえもうすっかり!それにせっかくですから空いた時間で使わせていただいた教室を掃除しておきました!」と答えておいた。
嘘は言ってない。
こうしてゴタゴタはありつつも、無事インタビューの仕事をやり遂げたのである。
終わりよければすべてよし!
後日。
「へ~、これがみくちゃんとプロデューサーのインタビュー記事かあ」
彼女はみくと
「ふっふーん、Pチャンといっしょなんていいでしょー?」
両腕を組んだみくが鼻息荒くドヤ顔を決める。
「いいなー私だっていつかは……ってプロデューサーと映ってるみくちゃん、やけに顔赤くない?」
「そ、そんなわけないにゃ!みくのほっぺはいつでもほんのり桜色にゃ!ねーPチャン?」
「ん?ああ、そうだな」
「なーんか怪しい。もしかして撮影直前に隠れてエッチしてたりして!さすがにそれはないかー、あはは!」
「なななななんでそれを知ってるのにゃ!?……あ」
「みく……」
李衣菜に引っ掛けられるなんて語るに落ちるぞみく。
「うわあ、マジか。みくちゃんロックだなあ……」
「ちっ、違うから!アレはそういうのじゃなくて、スキンシップ!そうスキンシップだから!」
「はいはいロックロック」
なんでも「ロック」で片付けてくれる李衣菜に心の中で感謝。
生真面目過ぎるみくを程よくガス抜きしてくれるいい相方だ。
前川みく。
なんでも器用にこなせるように見えて、肝心なところが不器用な女の子。
完成しているようでも発展途上。
だがそれすなわち裏を返せば、まだまだポテンシャルを秘めていると言える。
ルックス良し、スタイル抜群、おまけに優等生。
それがまだ化けるなんて、この先が楽しみすぎないか?
「みく、おまえとの将来が楽しみでならないよ」
左手で彼女の頭を撫で、そのまま抱き寄せる。
「ピピピピPチャン!?」
「え、まさかそういうことなんですか!?みくちゃんの人生、本当にロックだなあ!」
「違うから!違うからーっ!Pチャンも違うって言ってにゃー!」
ははは。
たとえそうでも構わないぐらいみくのことは好きだけど、今はまだアイドルとしての将来を優先させたいな。
「笑ってないでなんとか言ってー!」
「みく、2人で幸せ掴もうな!」
「だーかーらー!!」
まさに恵体。