シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
本日は様々な事務所のアイドルたちが一同に会しての大型ライブが行なわれる大事な日なので、私も事務所を離れて会場へとやって来ていた。
ウチのアイドルたちだけのライブでも今ではアリーナクラスを常時使う規模になっており、それが合同ライブともなると国内最大級のドームが会場となる。
訪れるのは初めてではないが、来る度に圧倒されてしまうのは間違いない。
ざっと一通り今回の会場内を歩いてみたが、過密状態になる場所とそうではない場所との差が激しく、色々と念頭に置いておくべきことが多そうだ。
今回のライブに参加するのはウチを含めて4つの事務所のアイドルたちだ。
成り立ちを見ると我が事務所の歴史は2番目だが、所属人数はダントツで多い。
なにしろ190人の大所帯だ。
我が社のあとに大量の新人を獲得して規模を拡張した事務所もあるがが、それでもウチには到底及ばない。
さすがにアイドルだけでもすごい人数だ。
ある種学園祭のような雰囲気で、なんとも騒然としている。
挨拶がてらによその事務所のアイドルたちのことも見てきたが、見目麗しいのは間違いない。
だがやっぱりウチのアイドルが最高で最上で最強だな!
正直な話最も気に食わないのは、男性アイドルたちとの距離が近すぎることである。
考えすぎかもしれないが、警戒は怠るべきではないと私の勘がそう告げている。
……ビジネスマンである手前、口にも顔にも出さないが。
「おーい!プロデューサーちゃーん!」
私の姿を見付けた
うん、ウチの唯が一番かわいい!
(ん~~~ちゅっ!)
唯が投げキッスを飛ばしてくる。
これは唯と私の間だけに成立しているサインの1つだ。
「お」
続きがあるようだ。
唯はニマニマとした笑顔で右手の親指と人差指でOKマークを作り、さらにそれをチラチラと左右に振る。
「ほほう」
そして締めに指でハートマークを作り、ウインクをバチン。
「これはまたフルコースだな。楽しみだ」
説明しよう。
まず投げキッスはそのままの意味で「キスしたい」。
次にOKマークは「フェラさせて」で、それを振ると「パイズリもアリ」。
で、最後の指ハートは「エッチしよ」である。
唯からの終演後のお誘いで、ウインク付きともなれば相当濃密な時間が期待できそうだ。
私は早くも愚息に血が集まっていくのを感じた。
が、今は雑念は捨てて仕事に集中せねばならない。
「あれ、
「マジじゃん。エロい身体してんなあ」
「お近付きになりた~い」
不穏な声。
視線を走らせると、そこにいたのは男性トリオグループの3人だった。
確か最初はどこぞの大手事務所にいたらしいが、そこの社長と決別して今の事務所に流れ着いたのだとか聞いた憶えがある。
彼らの発言に一瞬カッとなったが、よからぬ行動に走ったわけではまだない。
今ここで私が事を起こしては今日のライブ自体が台なしになるだろう。
私は拳を痛いほど握り締めて我慢した。
まあ実際唯がとてつもなく魅力的なスタイルをしているのは紛れもない事実だ。
なにしろ誰あろうこの私がそういう風に育てたのだから。
若い男にはまさしく目の毒だろう。
さあ、気を取り直してライブの成功の一助となれるよう働こう。
これが無事終われば唯とのしっぽりナイトが待ってるんだからな!
終わった終わった!
素晴らしいライブだった!
他の事務所のアイドルたちもやるじゃないか!
あの始まる前は気に食わなかった野郎トリオも見直したぞ!
私は終演後の喧騒の中を唯を探して早足で各所を回る。
唯、どこに行ったんだ?
合流地点に姿はなく、順路にも見当たらなかったし、ライブ直後なので彼女は今スマホも持っていない。
もう一度来た途を引き返してみるか?
いや、それよりも開演前に見回って気になった死角ポイントを重点的に調べてみよう。
なんだか嫌な予感がする。
ここでもない。
ここでもない。
ここでもない!
……焦るな。
発想を切り替えろ。
唯が立ち入りそうな場所ではなく、唯がなんらかの事態に巻き込まれたとして、加害者側の心理として犯行に及び易いのはどこだ?
人通りが少なく、暗く、音が漏れにくいのは?
私は脳をフル回転させながらも足を止めずに駆け回る。
……ここだ!
舞台セット置き場の奥まった場所、果たしてそこに唯の姿はあった。
「唯!」
「プロデューサーちゃん!」
駆けつけた私の姿を見て、唯の表情が明るくなる。
「さあ唯、帰ろう。こんな所にいても何もいいことなんてないぞ」
「うん!」
「おいおいオッサン、何俺ら無視して勝手に話進めてんだ?」
私の前にチャラ男が立ちはだかる。
170cm半ばはあるか。
「知るか。どけ小僧」
「ヒュー!粋がるねえ。担当アイドルの前でカッコつけてるわけだ」
ナルシシスト男が口笛を吹く。
「やっつけちゃえー!」
ショタが焚きつける。
「おまえら3人、せっかく見直したばっかりだったのに」
自分に腹が立って奥歯を噛みしめる。
そう、こいつらはあの3人組男性アイドルだった。
「はあ?それこそ知るかよ。今から俺らはお楽しみなんだからすっこんでろ」
「そうそう。なんなら端っこで見ながらオナるぐらいは許してやってもいいぜ」
「あははははは!それいい!」
大きな溜め息を吐く。
……はあ、所詮はこの程度か。
「そうか。では押し通るだけだ。唯、すぐだから待ってろ」
「ああ!?だから通さねえって言って」
めきょっ。
私の左膝がチャラ男の股間にめり込む。
「あ……がっ……」
チャラ男が身体を「く」の字に曲げて膝から崩れ落ちる。
「おいおい、人の進行方向に立ち塞がるんじゃないよ。邪魔だろ?」
パシャッ☆
泡を吹いて倒れる無様な姿をスマホで激写し、転がったチャラ男の股間を踵でわざと強く踏み付けて前へ進む。
「てめえ!何してくれてやがる!」
ナル男がこちらへ突進して来る。
「よっと」
ティーン!
右足の爪先がナル男の股間に吸い込まれる。
「おぐっ!」
「たった今言ったばっかりなのに聞いてなかったのか?まったく最近の若者はせっかちだなあ」
パシャッ☆
ゲロを撒き散らして倒れる無様な姿をスマホで激写し、転がったナル男の股間を踵でこちらもわざと強く踏み付けてさらに前へ進む。
「ふ、ふたりともっ!あ、うわ、あ……」
残るショタがオロオロしている。
「坊主、こいつらが起きたら言っとけ。もしまた唯に近付いたらその時は今の写真バラ撒いた挙げ句、てめらの粗チンをチェーンソーで輪切りにして口の中に放り込んで縫い付けやるってな」
「ひゃっ、ひゃいいいっ!!」
ぷしゃあ……。
首を激しくガクガクさせてうなずくショタが失禁する。
こいつも一応撮っとくか。
パシャッ☆
「プロデューサーちゃん、つっよーい!」
唯が首筋に飛び付いてきた。
「なあに、こいつらが弱すぎただけだよ」
顔だけでやってこられたようなガキどもとは踏んできた修羅場の数が違うというものだ。
コツとしては顔には傷を付けず、見えない所を徹底的に痛めつけること。
心までへし折れるとベスト。
大槻唯という少女はとにかく誤解されやすい。
見事な金髪に垢抜けたファッション、そして明け透けな言動などなど。
いわゆる「ギャル」である。
みなさんはギャルというとどんなイメージを持っているだろうか。
派手好き、うるさい、頭が悪い、だらしない、援助交際(パパ活)、辺りではなかろうか。
それこそがパブリックイメージであり、まさしく大槻唯に貼られたレッテルでもある。
大槻唯の芸能界入りのきっかけはスカウトではない。
これを言うと高確率で驚かれるのだが、彼女はれっきとした養成所上がりだ。
彼女は街を歩いていたらスカウトされてそのままなんとなく事務所入りしたのではなく、自分の意志でアイドルになるべく養成所に入ったのだ。
そしてそこで唯と私は出会った。
事務所にいることだけがプロデューサーの仕事ではない。
様々な営業や広報の活動で関係各所や得意先を訪問したり、グッズなどを置いてくれているショップに顔を出したり、もちろんアイドルの仕事先にいっしょに行ったり、と外での仕事の種類は枚挙に暇がない。
その中でもスカウト活動は重要であり、今いるアイドルだけで会社は満足してくれないので、常にさらに会社を儲けさせてくれる新戦力を求められる。
スカウトと聞くと人通りの多い場所で「ねえ君かわいいね、アイドルやってみない?」などと声をかけるのを想像するかもしれないが、実際にはそんないるかどうかもわからないかわいい子を待つことに時間をかけるよりは、決め打ちで有力スポットを訪ねることがほとんどだ。
私はこの日、我が社が抱える養成所の1つを視察に訪れていた。
「これはこれはプロデューサーさん、ようこそお越しくださいました!どうぞ存分にご覧になっていってください!」
ここのトレーナーである30代前半ぐらいの男が揉み手でもしかねない勢いで飛んで来ておもねる。
冴えない男だ。
専務から直々に「あそこの養成所からは成果が上がっていないので君が行って直接その目で見て確かめてくれないか」と言われてやって来たことをすでに耳にしているのだろう、態度に焦りと保身ばかりが目に付く。
トレーナーにおざなりの反応を返しながらも、レッスンルームでダンス練習に励む女性アイドル候補生たちをぐるりと見渡す。
ふむ、素材はどの子も悪くない。
養成所にも入りたいからと言って誰もが入れるわけではないのだから。
「あの子は?」
隅っこで両膝を抱えて不貞腐れている金髪の少女が目に留まり、トレーナーに尋ねる。
これが初めて唯を見付けた瞬間だった。
「……ああ、大槻ですか。あいつはパッと見は華がありますが、色々やらせてみても意外と地味でしてね。こんなことを言ってはなんですが、期待外れですわ。おまけに反抗的で、せっかく私が考えてやったスペシャルレッスンが気に食わんと言うからちょっと叱ったらあのザマでして」
「あの子が地味?それにスペシャルレッスンとは?」
「はい。あいつスタイル含めてルックスはいいんでそれを活かさない手はないと思って特にセクシーなヤツをね」
「はあ」
おそらくこのトレーナーは俗物だが、方針自体は間違っていない。
我が社が雇っただけのことはある着眼点だ。
あの子はまずはそういう路線でブレイクするだろう。
しかし、それをさせるのは現段階ではまだ早い。
「君、大槻さん、こっちへ来て」
私は隅で膝を抱える彼女に声をかけた。
隣りのトレーナーが何かを言おうとしたのに気付いたがスルーした。
レッスンルーム内が何事かとざわつく。
「ゆい?ゆいに何か用?」
不貞腐れていた表情から一変、ぱあっと明るい笑顔になってこちらへと駆け寄って来る。
根は好奇心旺盛のようだ。
「おにーさんだあれ?どこの人?」
「こっ、コラ大槻!なんて口の利き方を!この人はな」
距離を一気に詰めてくる。
泡を食ったトレーナーが間に入ろうとするが、私はそれを制して答える。
「私か?私は君のファンになるかもしれない男だ」
「なにそれ、おっかしー!」
唯が腹を抱えて笑う。
先程までの様子が嘘のような陽気さだ。
「君のダンスが見たいな。何か見せてくれないかな?」
「面白いからおっけー。どんなのがいーい?」
「そうだな。じゃあ最初は面白くない基礎から始めてどんどん難しくしていって。それで最後は好きなのを好きなだけ頼む」
「なにそれー。ゆいそんなこと言われたの初めて!ちょーウケるんですけどー!」
全ての視線が私と唯に集まっていた。
「ああそっちの君、音楽を適当に流して。どんなのでもいい」
ステレオコンポ近くに座っていた女の子に声をかける。
「は、はい!」
慌ててその子がスイッチを入れると、ノリのいい曲が流れ始めた。
「じゃあ始めて」
「らじゃー!」
唯が軽快に踊り始めた。
やはり基礎はしっかりと身に付いている。
もしかして「地味」というのは。
「君、曲を変えて。もっとアップテンポなものに」
「は、はい!」
私の指示で曲が変わり、気付いた唯が一瞬違う動きをしようとする。
「あっ、あいつ、また勝手なことを!」
トレーナーがそれを見て憤慨する。
迷った末、先程までよりは難しいが手堅いステップを踏む唯。
「違う。大槻くん、曲が変わった瞬間にやろうとしたステップで踊って」
「えっ、でも」
唯が戸惑い、横目でトレーナーを見る。
「いいから。私が許可する」
「ならいっか!……ほっ!」
彼女の動きが一気に大きくなる。
ステップは広く、腕の振りは大きい。
なるほど。
「君、次の曲!かわいい感じのに!大槻くん!今度は歌いながら!」
次々と指示を出す。
「あははっ!いーの?やっちゃうよー!ラ・ラ・ラララ~♪」
そこにいる誰しもの目が今や彼女に釘付けだった。
曲に合わせて、いや、曲を自分好みに解釈して、縦横無尽に自由にパフォーマンスする唯。
これまで誰も見たことない、活き活きとした彼女がそこにはいた。
曲が終わる。
「は~~~っ、めっっっっっちゃ楽しかったーっ!!」
パフォーマンスし終えた唯が満面の笑みを見せ、万雷の拍手が巻き起こる。
「大槻唯くん、君の身は直々に私が預かる」
「『唯』でいーよ。って、おにーさん結局ナニモノなの?」
「私は346プロダクションのアイドル部門のプロデューサーをしているものだ」
それを聞いてざわめきが巻き起こる。
「マジィ!?めっちゃでっかいトコじゃん!ゆいをそこのアイドルにしてくれんの!?」
「ああ、する。君にはとてつもない素質がある。将来私が君を絶対にトップアイドルに育て上げてみせる」
「やったーっ!ちょーハッピー!」
喜びのあまり大ジャンプする唯。
ざわめきはさらに大きくなる。
「ちょちょちょ待ってくれ!ちょっと待ってくれ!そんなの俺のメンツが立たないじゃないか!」
トレーナーが激昂する。
「メンツ?」
「そうだ!大槻をここまで指導したのはこの俺だぞ!それを横からかっさらおうって言うのか!?俺への評価も報奨もなしで!」
「『ここまで』とはどこまでのことですか?先程『地味』だの『期待外れ』だの酷評していたのは誰でしたかな?」
「それは……」
痛い所を突かれ、言葉に詰まるトレーナー。
「彼女が地味に見えたのは基本に忠実にあろうとする姿勢からだ。その証拠に彼女は自分の個性を殺そうとしていた。真面目すぎるほど生真面目ですよこの子は」
「こいつがぁ!?こーんな金髪頭で派手好きのこいつが真面目だと?俺の指導にも反抗的な態度ばかり取るのに!」
「それはあなたの指導方法が間違っているからだ」
「なんだとぅ!本部の肝入だかなんだか知らないが、レッスンに関しては素人のくせに!」
どんどんと化けの皮が剥がれ落ちていく。
「これだけのアイドルを育て上げてきた私が素人とはね。もういい。これ以上あなたと話しても時間の無駄だ。大槻唯くん、これが私の名刺だ。君なら大歓迎だからいつでも連絡してきてくれ」
全身を怒りで震わせるトレーナーを尻目に、唯に私の名刺を手渡す。
そこには私への連絡先が記されている。
「うん!ありがと!めっちゃ連絡するから!」
「ははは。お手柔らかに」
私の名刺をとても大事そうに胸に抱える唯に小さく手を振り、レッスンルームを後にする。
「待って待って!ねえ待ってってば~!」
養成所を辞そうとした私を誰かが追い駆けてくる。
この声は。
「大槻唯くん」
「ゆ・い!って呼んでって言ったじゃーん!」
「ああ、うん、唯」
「そーそー!」
にへら、と笑う。
特徴的な金髪とメリハリの利いたプロポーション、もう憶えた声。
大槻唯だ。
「どうしたんだ?早速何か気になることでも?」
「えーっとね……」
モジモジとする。
この子にしては歯切れが悪い。
「こっち来て!早く早く!」
どうしたものかと考えていると突如左手を掴まれて引っ張られる。
「おい一体どこへ連れて行こうって言うんだ。出口はそっちじゃないだろう」
「い・い・か・ら!」
そして何度も角を曲がった先にある小さな扉の中へと連れ込まれる。
「これでヨシ!っと」
唯は扉を締めた上に施錠までしてしまった。
「なにがヨシなんだ。ここはどこだ」
「ここはねー。ゆいがあのトレーナーにわけわかんない怒られ方した時なんかに隠れる秘密の場所だったトコ。今は全然使われてない部屋なんだってー」
「へぇ」
相槌を打ったものの、彼女の意図がわからない。
相談事があるなら電話でもいいはずだ。
「ねえ、プロデューサーちゃん」
その呼ばれ方はレアだな。
「ん?」
「キスしよ?」
「何言って」
「ダメ?」
距離が近い。
すでに胸を押し付けられるほどの近さだ。
潤んだ瞳の圧もすごい。
「一応訊いておくが理由は?」
「ゆいがしたいから」
即答。
言葉に飾りがなく、嘘ではないことがわかった。
「だがそれだけでは理由としては弱いと言わざるをえない。初めて会ったばかりのオッサン相手に」
「したいの。させて?ゆい、プロデューサーちゃんのこと好きになっちゃった」
ずいずいと迫ってくる。
狭い室内ではすでに後ろに逃げ場はなくなっていた。
「でも君、初めてだろう?キス」
「!」
「やはりか」
「すごい、なんでわかっちゃったの?ゆい、こんな見た目なのに」
「見た目は関係ない。スキンシップには慣れていても、きっちりと自分の中でラインを引いている子かどうかぐらいの判別が付く目は持っているつもりだ」
「……ヤバッ」
唯がつぶやくように小声で叫ぶ。
「ゆいもう絶対したい、プロデューサーちゃんとキス」
彼女の眼光が真剣なものに変わる。
ただ息遣いは浅い。
「怖いのか?」
「……うん、怖い。キスがダメダメでプロデューサーちゃんに嫌われちゃったらどうしよー、って」
目線を下げてしょげる。
彼女の身体が今日一番小さく見えた。
「奪ってやろうか?」
唯の右頬を左手でつるりと撫でる。
「奪われたのなら下手かどうかなんて関係ないだろ」
「ヤッバ!プロデューサーちゃんヤッバ!」
唯は目を輝かせる。
「ゆい、じゅんじゅんしてきちゃった……」
かと思うと急にしおらしくなり、内股をこすり合わせる。
「ゆいの大事なファーストキス、奪ってプロデューサーちゃん」
ちゅっ。
最初の最初として小鳥のような口づけをあげる。
「んっ」
唯がぴくりと反応し、長いまつ毛が震える。
ちゅくっ。
唯の上唇を左から右にぞろりと舐め、下唇をやわやわと咥えてしゃぶる。
「ふっ、くふっ」
そんなことをされると思わなかったのか、驚いた彼女が口ををうっすらと開く。
私はその機を逃さず舌を差し込み、口内で彼女の舌を探す。
見付けた。
じゅるっ。じゅるっ。じゅるっ。
唯の舌に自分の舌を巻き付けてまるで陰茎を手淫をするかのように上下に
「こくっ、こくっ、こっ」
喉が鳴る。
唯が私の唾液を飲み込む音だ。
「私の唾液の味もこれからしっかり憶えていくんだぞ」
「……ぷあっ!くらくらしちゃう」
早くも目つきがとろんとしている。
最初からいやらしいキスをし過ぎたかとも思ったが、こういうのは最初が肝心だ。
私との以上のキスはこの世に存在しないのだということを真っ先にその身体に刻み込む。
「や……は……ちゅぷっ……息、できな……れるっ……じゅれっ」
無意識に逃げようとする彼女の唇と舌を執拗に追い回し、捕獲しては蹂躙を繰り返す。
「も、立って、らんな……」
「おっと」
膝から崩れそうになる唯の尻を正面から尾てい骨越しに両方鷲掴みにして引き上げる。
「きゃうっ!」
ホットパンツを履いていた彼女の股に下着が食い込んだらしい。
これは思わぬ副産物だ。
ぐいぐいとホットパンツを引き上げて唯の股間を刺激しつつ、ディープキスを激しくする。
じゅぷっ、れるっ、ちゅくちゅくちゅくちゅくっ!
「プ、プロデューサーちゃん、激しっ!アソコもっ、やっ!」
じゅずっ!じゅっ!じゅじゅっ!じゅじゅっ!じゅじゅっ!じゅじゅっ!れるれるれるれるれるれるれるれるっ!
「んん~~~~~っ!!」
びくんびくんと唯の身体が波打ち、今度こそ彼女の全身から力が抜けて床にへたり込む。
オナニーで過去何回イッたことがあるかは知らないが、これほどまでの絶頂を迎えたことはあろうはずがない。
私は舌舐めずりをして口の周りを拭いながら、肩で息をする唯を見下ろす。
キスの才能もある。
きっとこの子はセックスの才能もあるだろう。
だが今日はこんなところだろうか。
収穫は十分以上にあった。
「ゆいとのキス、どうだった?」
「ファーストキス、美味しくいただかせてもらったよ。唯はきっとどんどんキスが上手くなっていくだろうな」
「ほんと?ゆい才能ある?」
「ああ。私が保証するし、これからはいつでも練習相手になってやるからな」
「やったぁ」
ようやく笑顔を見せる。
「ねえ、プロデューサーちゃん、ゆい、他の才能もあるかな?」
「他のって?っておい!」
立ち上がり、にじり寄って来た唯が私のズボンのファスナーに手を掛ける。
「唯、ソレを出すともう後戻りできなくなるぞ。ファーストキスがたった今だったのに、このまま初Hにまで雪崩れ込むつもりか?」
大人の対応として一応釘を刺す。
「うん。プロデューサーちゃん、ゆいのヴァージン、もらって?」
「うっわ。プロデューサーちゃんの、ガッチガチになったぁ」
取り出した私のペニスを右手で大胆なストロークで
「なにこれ、ネバネバしてるー。もうせーえき
「違う違う。それは先走り液って言って、『もうすっかり準備できたよ~。早く唯ちゃんとエッチしたいよ~』って言うサインなんだ」
「へー、オトコの人の身体って面白っ。エッチが終わったらフェラしたげるねー、つんつんっ」
性の知識は豊富なようだ。
そう言って亀頭の先っぽを人差し指で突っ付く唯。
「あ~、プロデューサーちゃん、めっちゃエロい顔になった~!」
「そんなことはない。『この子はきっとフェラも上手くなるし、パイズリの才能も絶対にある』とか考えて楽しみになったりしてないから」
「自分で全部言っちゃってるし!ウケるー。パイズリっておっぱいにチンチン挟んでペロペロする奴?プロデューサーちゃんあれ好きなの?」
「好き。めっちゃ好き。ちょー好き!」
「あはっ、オケオケ、それもやったげるからさ。まずは……エッチ、しよ?」
唯が私の首の後ろに両腕を回してきたのでもう一度口づけを交わす。
「最高のロストヴァージンの思い出を作ってやるからな」
唾液の糸を舐め取り、私は唯に獰猛に笑う。
それを見て唯は息を呑み、笑顔を返す。
「お願いプロデューサーちゃん、ゆいをプロデューサーちゃんのものにして」
ちゃくっ、ちゃくっ、ちゃくちゃくっ。
右手の中指を唯の秘部に第二関節まで埋めて中をかき回す。
「プロデューサーちゃん、それっ、気持ちいいっ!」
唯が両目を閉じてしがみついてくる。
「それは良かった。もうすっかり濡れてるし、イカない程度にもっと気持ち良くしてやろう」
ちゃこちゃこちゃこちゃこちゃこちゃこちゃこちゃこ。
「んっ!んっ!んっ!んっ!……プロデューサーちゃん、そこだけだと切ないよぉ……」
「そうか。なら……」
彼女が着ている短いTシャツとその下のブラを捲り上げ、右の乳房に吸い付く。
もちろん秘部への愛撫は続けたままだ。
「ぱぶっ!ぱぶっ!ぱぶっ!ぱぶっ!」
わざと大きく音を立てて乳房を吸い上げる。
「れるれるれるれるれるれるっ!」
そして舌を高速で動かして舌先で乳首を連続して弾く。
「わけわかんない!アソコもおっぱいも気持ち良すぎてわけわかんない!んん~~~っ!!」
どうしていいのかわからないと言うように唯が身をよじる。
初めてでこれほどの愛撫はさぞや堪らなかろう。
「プロデューサーちゃん、
私の両肩にしがみつき、震える声で懇願する。
「わかった。これだけ濡れてればスムーズだとは思うが、破瓜の痛みは覚悟しておいてくれ」
「それってゆいがプロデューサーちゃんのものになったって証拠だよね?」
「そうだ」
「じゃあ全然怖くなんかないよ?早くしてほしい!」
「痛みは一度だけ。あとは一生唯を気持ちよくする」
「ありがと。プロデューサーちゃん大好きっ!」
唯のホットパンツとショーツを下ろし、右足を上げさせて脱がせる。
ちゅくり。
バキバキに硬直したペニスの亀頭を唯のヴァギナの割れ目に付ける。
「あは。こっちでもファーストキス、だね」
恐怖を誤魔化そうというよりは雰囲気を重くしないようにしてくれる唯。
気遣いのできるいい子だ。
唯と軽くキスをしてから。
じゅぷり。
彼女の右足を抱え込んだまま、亀頭をゆっくりと埋め込む。
「んっ!」
下唇を噛む唯。
それは異物感からか、それとも快感からか。
ずぷぷ……。
肉棒を少しずつ前へと進める。
「んんっ!!」
唯の背筋がゾクゾクっとしたのがこちらにまで伝わってきた。
さらに進む。
と、
唯の処女膜だ。
目が合う。
「どーぞっ」
信頼しきった笑顔。
それにうなずいて。
ずぷんっ!
「あっぐっ!」
一思いに貫いた。
「いったぁ~……」
苦笑のような表情を作って左目を閉じる唯。
「よくがんばったな。あとは全力で気持ちよくだけさせてやるから」
彼女の目尻に口づけて涙を吸い取ってやる。
ずぐりっ!ずぐりっ!ずぐりっ!ずぐりっ!
「ああんっ!んああんっ!ああんっ!んああんっ!」
初体験の体位が立位なのはどうかと思わないではないが、スペースが限られているのだから仕方がない。
それにこれは実際にしてみての思わぬ収穫だが、足が長い彼女とこの体位の相性はいい気がする。
深く突き込む度に竿に
「おっ、ふっ」
声が漏れてしまった。
愛液と破瓜の血が混ざり合い、それが得も言われぬ潤滑油となって特有のぬめりが味わえる。
「プロデューサーちゃん、気持ち、いい?」
唯は自分が初体験にもかかわらず、こちらにそう尋ねてくれる。
「ああ、気持ちいいなんてもんじゃない。唯は名器の持ち主だな。吸い付きがものすごくて病みつきになりそうだ」
「『めーき』ってなに?」
「名器っていうのはめちゃめちゃ気持ちいいアソコってことだ。なかなかいないんだぞ?」
「やった。ゆいのめーきでヤミツキになっちゃえっ。えいえいっ」
驚いた。
ロストヴァージン直後というのに彼女は腰を使い、私を攻めてきたのだ。
しかも立位で。
この子はエッチの申し子かもしれない。
すさまじく男好きのするプロポーションにこの名器。
飲み込みが早く、さらに気遣いまでできる。
こんな子がいたとは。
もうこの段階で私は大槻唯に心底惚れ込んでしまっていた。
この子をずっと手元に置いておきたい。
手放したくない。
「唯!唯!唯っ!唯っ!唯っ!」
じゅぐん!じゅぐん!じゅぐんじゅぐんじゅぐんっ!
雑に腰を振ってはもったいない。
味わうように、もっと味わえるように、一回一回丁寧に男根を出し入れする。
少しでも多くこの
大槻唯の
「ああぅんっ!ああぅんっ!ああぅんっ!ああぅんんんっ!」
喘ぎ声も実に耳に心地いい。
もっと聴きたい。
右腕で彼女の足を抱え込み、左腕を回して彼女の右胸を揉みしだく。
唯の肉体、これすなわち全てが極上のパーツで構成されていた。
「はーっ……はーっ……はーっ……」
息荒く挿入を続ける。意識して大きく呼吸をしていないと、夢中になるあまり呼吸を忘れてしまいそうだ。
それほどまでに唯の身体は魅惑的だった。
「くすっ」
目が合った唯が小さく微笑む。
それはピストン運動に夢中になっていてもなおハッとさせられるような笑顔で、私は誘蛾灯に吸い寄せられる羽虫のように彼女の唇を求める。
「ちゅくっ……はむっ……れるっ……ちゅぴっ……」
初体験で立位で挿入されつつ胸を揉みしだかれ、さらにディープキスまで同時にこなす。
破瓜の痛みよりもすでに性の悦びの方が完全に勝っている。
まったく、大槻唯のセックスを愉しむ素養には何度も驚かされる。
百戦錬磨を自負するこの私が、まさか数分前までヴァージンだった少女に負けないように必死にならざるをえないとは。
唇を吸い、舌を絡め、乳房を揉み、乳首をこね、男根を突き上げては半ばまで引き抜いてはまた突き上げる。
これらの動きをバラバラにならないように巧みに連動させて唯を追い込んでいく。
「れっ……りゅっ……んっ……あっ……ちゅっ」
唯の余裕が次第になくなり、舌や腰の動きも緩慢になってきた。
さすがにここに来て経験の差が如実に表れてきたようだ。
「プロデューサーちゃん、来る、来ちゃう!」
「そうか。イッていいぞ。イケイケイケっ!」
私はここぞとばかりに肉棒を激しく突き入れ、乳房を揉みながら乳首をくりくりと摘んでひねり、食らいつくように唇を貪って侵入させた舌で口内を蹂躙する。
「あんっ!あんっ!あんあん、んあんっ!」
防戦一方の唯。
その姿にどんどん興奮させられる。
ずんぐずんぐずんぐずんぐずんぐずんぐ!……ぐぐりんっ!
大きなスパンで振り子のように腰を使い、最後にトドメの一撃を打ち込んで天井をこすり上げる。
「んああああああぅんんんんっ!!」
唯が私の両肩を強烈に掴みつつ絶叫を放って絶頂に達し、びっくんびっくんと彼女の身体が脈動する。
そしてその刺激は私にも如実に伝わり、思いの外限界が近かった私の臨界点をいとも簡単に突破させた。
どぐっっ!!どぐっっ!!どどぐぐっっ!!
灼熱の男汁の塊を唯の
「なにっ!?これっ、なにっ!?ゆいの
ごぷっ!ごっぷ!ごぽっ!
まだまだ
「んんんんああああああっ!!熱ぅぅぅいっっ!!!!」
初めて膣内に大量の射精をされ、その反動で唯が連続してオーガズムに達する。
「唯っ!おまえの身体、気持ち良すぎるっ!!」
まだしつこく唯の
「……ほんと?ゆいたち、身体の相性バッチシ?」
「ああ。間違いなく最高だ。これからヤッてヤッてヤりまくろうな」
「あはっ。プロデューサーちゃん、ケダモノ~っ」
私たちはつながったまま正面から唇を合わせた。
「それじゃーフェラすんね?」
跪いた唯が私のペニスの根本を右手で掴んで顔を寄せる。
「ちょ、ちょっと待て。一度拭いてからの方がよくないか?……その、おまえの血とか付いてるし」
気まずくなった私は彼女を一旦制止する。
自分の破瓜の血を舐め取らせるのはさすがに忍びないし、倒錯的すぎやしないだろうか。
「いーっていーって、チンチンしゃぶるのにそんなの気にしてもしょーがないっしょ」
だが本人はいたってサバサバしたものだった。
「そういうものなのか?」
「他の人のことは知ーらないっ。でもゆいは気にしなーいっ。あーむっ!」
無造作にぱくりと肉棒を咥え込む。
「ちゃぽっ!ちゃぽっ!ちゃぽっ!ちゃぽっ!」
リズミカルなストローク。
一見大雑把に見えるが、口を引く時に唇をすぼめて亀頭の形にして吸うセンスが卓越している。
「うっはぁ」
思わず唯の頭を両手で押さえる。
「ろお?ひもちひ?」
上目遣いで竿をしごきながら亀頭の割れ目を舌先でくすぐる。
「悔しいがめっちゃ気持ちいい。なんで初めてなのにこんなに上手いんだ?」
「えーゆい上手い?やったぁ~。でもゆい、全然難しーこと考えてないよ?『こここんな形になってるからこうしたらプロデューサーちゃん気持ちいーかなー』ぐらい?」
そう言って亀頭を咥え、ちゅっちゅっちゅっと吸い上げる。
「これはいよいよもって天才かもしれん。末恐ろしい才能だ」
「えへー、ゆい天才?じゃあもっと気持ち良くしたげるねっ」
唯は私の腰を正面から抱き締め、男根を根本まで深く咥え込む。
「じゅずっ!じゅずずっ!じゅるっ!じゅずるっ!じゅじゅじゅっ!」
口内に溜めた唾液を巧みに潤滑油として使い、大胆な動きでフェラチオを続ける。
「唯っ」
腰が抜けるかという快楽が下半身を襲い、私は思わず彼女の後頭部を抱え込む。
「んふー」
得意げな唯の鼻息が陰毛にかかり、尻の割れ目にブルっときた。
「じょぷっ!じょぷっ!じょぷっ!じょぷっ!れりれりれれれれ……じょっぷ!じょっぷ!」
(これは……堪らんっ!)
ビュビュッ!ビュビュルッ!ビュルビュルッ!ビューッ!
「んん~~~~~っ!」
堪えきれず大量のザーメンを彼女の喉奥に発射してしまう。
こんなのこれ以上我慢できるわけないだろ!
「もープロデューサーちゃん、
唯がケラケラと笑いながら手のひらの上にこぼれた精液を猫のような仕種で舐め取る。
「悪い悪い。唯のフェラが気持ち良すぎてな」
「マジマジ?ならいいけど!」
バツが悪くなって頭を掻く私に、彼女はあっけらかんと返す。
こういうカラッとした明るさは他の子にはなかなかない美徳だ。
「……そうだったのか」
不意に合点がいった。
「どったの?プロデューサーちゃん」
「ギャルってのはファッションや言動ではなく、生き様を指す言葉だったんだな」
「イキザマ?」
意味がわからない唯がキョトンする。
「生き方、じゃ似通ってるか。ライフスタイルって感じかな。メイクやファッションが好きだからギャルになるんじゃなくて、まずギャルとしての生き方があって、自然とメイクやファッションがそういう風になるってことか。順序が逆だったんだ。我々は勘違いしてた。見た目から入るのはビジネスギャルに過ぎないんだ」
思い付いたことが嬉しすぎて思わず熱く語ってしまった。
「そう!それ!ゆいがずっとわかってもらえないって悩んでたのそれ!」
「お?」
ドン引かれるのではと危惧したが、意外にも唯は目を輝かせてにじり寄って来た。
「ず~~~っとモヤモヤしてたの!ゆいあんましアタマよくないからどうやってコトバにしたらいいかわかんなくて!でもそれ!ゆいが言いたかったのそれ!プロデューサーちゃんオジサンなのにギャルのコトわかっててマジでスゴイ!」
「そ、そうか?へへ……」
「オジサン」は正直余計だが、悪い気はしなかった。
「ゆい、プロデューサーちゃんにガチ恋しちゃったかも!てゆーか愛?とにかく一生ついてくからシアワセにしてね!あ、パイズリしたげるねっ!」
唯はナマ乳を放り出し、さっき大量発射したばかりの愚息を谷間に挟むとせっせとしごき始めた。
「おいおい、待望の唯のパイズリとはいえ、さっきの今ではさすがに」
「ってプロデューサーちゃん、またもうビンビンじゃーん!」
「はいそうですマジスマン!」
たわいもなかった。
されど唯の魅力の前ではやむなし。
私はたった今手に入れたばかりの大槻唯という宝物を、これからどうやって愛でていこうかという思考で頭をいっぱいにするのだった。
大槻唯は誤解されやすい。
見た目が派手で、言動も明け透け、だからセックスもガンガン自分から腰を振るのがお好みだと思われがちだが、実際は違う。
「プロデューサーちゃん……もっと……あんっ……そう……ネットリして……う、ん……それ、サイコー……」
彼女の一番のお気に入りの体位は正面からの座位で、挿入したままあまり動かずひたすらキスを繰り返し、イクまでに時間をかける。
そして今試しているのが寝バックで、こうして全裸でうつ伏せになった唯に覆い被さって後ろから両胸を鷲掴みしつつ深く挿入し、ゆっくりと
「ちゅぴ……れるっ……ちゅく……ちゃく……れっ……」
首を回してこちらを振り返る唯と舌先同士でいやらしく突っつき合う。
ずりゅっ……ずりゅっ……。
さらに深く挿入し、ぴったりと唯に密着し、うなじにキスをする。
「すき……プロデューサーちゃん、めっちゃすき……ゆいのこといっつもめちゃくちゃ気持ち良くしてくれる……。愛してくれてゆい、嬉しい……」
「私も唯が私を好きになってくれて本当に嬉しいよ。唯さえよければいつでもどこでも気持ち良くさせてあげる」
「ゆいはぁ……いつでも、どこでも、いいよぉ……あ、んっ、はぁっ……」
ずぐっ。ずぐっ。ずぐっ。ずぐっ。ずぐっ。
「きもちいー……きもちいーきもちいー……気持ちいいよぉ……」
じゅぷりっ。じゅぷりじゅぷりっ。じゅっ、ぷっ。じゅぷっ。
「深ぁい……ゆいの奥の奥まで、プロデューサーちゃんので埋められちゃってるぅ……」
「唯は私のだからな」
「うん。ゆいのぜーんぶ、プロデューサーちゃんの。だからもっと、プロデューサーちゃんでいっぱいにして?」
「ああ任せろ」
ずずずずずずずず……。
これ以上はもう1ミリも行けない、という所まで亀頭を進める。
「息……できな……でも……サイコーのサイキョー……」
こちゅっ。
亀頭の先端が唯の最奥にキスをした。
その瞬間。
「……っ!……っ!……っ!……っ!!」
ぶるっ!ぶるるっ!と唯の背中が震え、枕に顔を埋めた唯がイッたのがわかった。
きゅうっと
「唯、おまえの
彼女の耳たぶをピチャピチャとしゃぶりながら射精宣言する。
それに唯は枕に顔を押し付けたまま何度もうなずく。
まだ細かくイキ続けているのだろう。
「
どぐっ。どぐっ。どっぐっ。びゅぐっ。びゅっ。びゅるっ。どっぷ。どぷ。びゅびゅっ。びゅぐびゅぐっ。びゅっ!びゅっ!びゅ~~~っ!
長い長い射精。
その射精の度に唯は白い尻を震わせ、小さなオーガズムの波に翻弄されていた。
「寝バックはどうだった?」
ホテルの鏡張りの天井を見上げつつ、ピロートークで唯に尋ねる。
「ゆいこれ、気に入っちゃったかも。チュッチュしながらプロデューサーちゃんとするのもいいけどぉ、この『ガッチリ捕まっちゃってもう逃げらんな~い!』みたいな感じが!」
「あれ~、唯、逃げようとしてたの?」
「そんなわけないじゃん!ゆいはプロデューサーちゃん一筋だよっ!」
「そうだよな。唯は一途だもんな」
「そーそー、ゆいはイチズイチズ!」
私たちは笑い合い、抱き合って倒れ込んでキスをする。
「ねえプロデューサーちゃん、もう一回シよ?」
「もう一回だけでいいのか?」
「とりあえずもう一回!その後のことはその一回が終わってから考える!デキそうなら何回でもする!」
「オッケー、それでいこう」
唯が私の首の後ろに両手を、腰に両脚を回し、私はゆっくりと彼女の
「んんんっ!これこれ!プロデューサーちゃん、だーいすきっ!」
大槻唯は誤解されやすいが一途で献身的だ。
私は担当プロデューサーとして、少しでも彼女への誤解を解いていかねばならない。
後日。
事務所ホールにて。
私の姿を見付けた唯が大きく手を振る。
「プロデューサーちゃ~ん!この前はすごかったねー!今日もシよ~よ!」
大槻唯は誤解されやすい。
唯はオタクにもオヤジにも優しいギャル。