シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
私は190人ものアイドルのプロデュースを一人で担当し、その全員と関係を持っている。
皆私のことを心から愛してくれているが、全員が全員セックスに積極的なわけではない。
その理由の大半は性格的な部分によるものだが、こちらが求めればすんなりと応じてくれる子もいれば、そうしてもなお淡白な子もいて「どの手でいくか」と毎回悩まされることになる。
今目の前にいる
鷺沢文香、19歳の大学生兼アイドル。
叔父が経営する書店の手伝いをしていたところをスカウトした、趣味は栞作りという根っからのインドア。
歌もダンスも未経験だったのだが、たゆまぬ努力の結果第10代目シンデレラガールに輝いた。
今でも隙きあらば読書をしようとするほどの
なにしろ「脱いだらすごいんです」のお手本のような恵体を普段は厚着の下に隠してしまっているのだから。
アイドル活動にせよプライベートにせよ、そのせっかくの美ボディを活かさないのは実にもったいない。
特にプライベートではもっともっと私に味わわせて欲しいものだ。
そこからプロデュースにつながるケースも少なくはないのだからなおさらだ。
ここはプロデューサールーム、言わば私の執務室だ。
自宅に帰っても風呂に入って寝るだけという毎日なので、実質ここが自室と言えなくもない。
事務仕事をするだけではなく、人を呼んで指示を出したり簡易ミーティングを行なったり、アイドルたちからの相談を受けたりする場でもある。
……なのだが、「相談したいことがある」と言ってやって来た文香は来るやいなや本棚から数冊の本を抜き取り、早速その世界に没入してしまっていた。
「……文香。……文香!」
「……あ、はい、なんでしょうか?」
これだ。
何度も何度も呼びかけ、やっと反応がある。
集中力があるのは素晴らしいが、ありすぎるのは危なっかしくて仕方がない。
このザマではいざという時に即対応できまい。
「『なんでしょうか?』じゃない。私はおまえから『相談したいことがある』と言われて時間を取ったんだが?」
そう言って壁掛け時計を右手の親指で指し示す。
彼女に指定された時刻からすでに約40分間が経過していた。
分刻みのスケジュールで動いている私にしては我慢した方だと思わないか?
「す、すみません……書を目にするとつい……。それにプロデューサーさんのお部屋には興味深い書が来る度に増えているものですから……」
恐縮しきった文香が恥ずかしげにうつむくと、前髪ですっかり顔が隠れてしまった。
「それで、悩みとは?」
単刀直入に切り出す。
この期に及んで回り道をしている場合ではない。
「……はい、実は……」
「今度出るドラマの役の心情が掴めない、と」
「……はい、お恥ずかしながら……」
アイドルという職業は歌って踊るだけではない。
昔はそういう時期もあったかもしれないが、今やドラマにCM撮影、モデル、声優、ラジオDJ、バラエティ番組の出演などなど、その活動の場は実に多種多様であり、マルチタレントともはや同義だ。
そしてご多分に漏れずトップアイドルのひとりである文香にも様々な分野の仕事が舞い込んできており、その中で今度プライムタイムのTVドラマに出演することになっていた。
「役どころは文系大学生で、当て書きに近いほど文香に寄せられていたはずだが」
「はい。とてもありがたいことに。ですがどうしても心情がわからない場面がありまして……」
「ふむ。どこだ?」
「ここです」
文香がバッグから台本を取り出し、蛍光イエローのマーカーでラインした部分を見せてくる。
「『親友の女性と同じ男性に想いを寄せ、彼女が彼と仲良くしているのを目にし、内なる嫉妬の炎を燃え上がらせる』……か。言っちゃあなんだが、よくある話じゃないか」
「はい。お話の設定としては陳腐なもので、それなら大丈夫と臨んだのですが、いざ向き合ってみると意外にも難しく……」
「私の前にアイドル仲間には相談してみたんだろ?」
「はい……
「それだけの面々から参考になるアドバイスが得られなかったのか?」
実にそうそうたるメンバーじゃないか。
「いえ、それがその……みなさん口を揃えて同じことを仰るのです」
同じこと?
……ははあ、なるほど。
「当ててみせようか?」
「えっ、プロデューサーさん、おわかりになるのですか?」
「ああ、目に浮かぶよ。あいつらはこう言ったんだろ?『文香がなぜわからないのかがわからない』って」
「どうしてそれを……」
文香は目を丸くする。
「意外か?」
「いえ、すみません、はい、正直……」
「オッサンが乙女心を理解できるのを不思議に思うのもわからないではないが、あいつらにしてみれば文香が乙女心を理解できないことが不思議だったというわけだ」
くくく、と私は喉の奥で笑う。
「私は、乙女心を理解できていないのでしょうか?」
「そりゃそうだろう。好きな男と他の女が仲良くしていれば嫉妬する、単純極まる話じゃないか。乙女心云々以前に私だって好きな女が他の男と仲良くしていれば嫉妬する」
「言われてみれば……なるほど、単純な話だったのですね……。ではなぜ私はピンと来ないのでしょう?感情が、薄いのでしょうか……」
目に見えてしょげる文香。
かわいい。
かわいいが、放っておくわけにもいかない。
「感情が薄いってことはないだろう。というよりは、身を焦がすような恋愛をしたことがないか、もしくは内に秘めた想いに気付いていないか、だな」
「身を焦がすような恋愛……内に秘めた想い……私の中にもあるのでしょうか?」
「これまで何度かおまえと身体を重ねた私としては、ぜひともあって欲しいがね」
「それを言われてしまうと……申し訳ありません……」
さらに小さくなる文香。
彼女とは言ったように何度かセックスをしたことがあるが、情事の最中はともかく、終わってからが非常に淡白で、「これがいわゆる賢者タイムか」と思ったほどだ。
私には賢者タイムなるものになった経験はないが。
「なら試してみるか?おまえの中の炎の存在を」
「えっ?」
弾かれたように顔を上げる文香。
「どうやって、でしょうか?」
「そうだな……ちょっとした準備もあるし、おまえはまた本でも読んでいてくれればいい」
「あの、ご存知とは思いますが……私、一度書に向き合ってしまうと……」
「わかってるわかってる。私を誰だと思ってるんだ?おまえのプロデューサーだぞ。おまえが読書していてなお反応してしまう、それこそが強い感情だとは思わないか?」
「はあ……そういうもの、でしょうか……」
彼女の反応は芳しくなく、自分の読書を邪魔できるものなど何もない、と信じ切っている様子だ。
「悪いがスピーカーホンで電話をかけさせてもらうぞ」
「どうぞ。話し声程度では集中力は乱れたりしませんから」
ソファで右隣りに座って読書を始めた文香に念のため断りを入れたが、彼女は本から目を話すことなく余裕の構えだ。
そうして余裕でいられるのも今の内だぞ文香。
Trrrrr……。
『はい。ご用は何かしら?』
「おー休憩中に悪いな
「詩織」という名前に文香の左眉がピクリとわずかに動いたのを確認し、私は内心でほくそ笑む。
「親友」と評しても差し支えないだろう。
『文香は?』
「ああ、文香なら私の隣りで読書してるよ」
『ビックリした。寝てるよ、って言うのかと思ったわ』
「残念ながら違うんだわ。いつもの感じだよ」
『あらかわいそうに。相手にしてもらえてないのね』
「だろ?詩織だったら私を放っておいたりしないよな?」
『そうね。私だったらそんな絶好のチャンスを逃したりはしないわ』
詩織との流れるような会話を楽しむ。
隣りの文香は本に没頭しているようでいて、聴覚はこちらに向けているのがわかる。
文香が初めてそこまで仲良くなったアイドルである詩織と私の会話、とても無関心ではいられまい。
「……伝えておきたかったのはそんな感じだ」
『ええ、ありがとう。白波便りとしての活動、楽しみだわ』
「私も入れての3人での仕事は楽しみじゃないのか?」
『あら、また3Pとやらがしたいのかしら?』
「したいしたい!そりゃもちろんしたいさ!……けど文香はあんまり乗り気じゃないんだよなあ、3P」
チラッと右目の端で文香を見る。
心なしか肩に力が入っているように見えなくもない。
『そうね。前にした時も文香は私にかなり遠慮してたわね。まあ私はその分あなたとできて嬉しかったけど』
「だがなあ、それぞれと同じぐらいしてこその3Pだと思わないか?」
『それはそうね。ただ彼女の性格上、なかなか難しいんじゃないかしら』
「詩織だってそんなに普段積極性があるタイプじゃないだろ」
『時と場合によるわ。あなたと文香しかいない状況で気を遣っても仕方ないのではなくて?』
「その思考が文香にもあればなあ。……なあ詩織、もしかして文香って私のことをそんなに好きじゃないのかなあ……」
バサバサッ!
文香が手にしていた本を落とした。
「し、失礼しました……」
慌てて本を拾う文香。
動揺を隠そうとしているが、指先の震えは誤魔化せていない。
『何の音?』
「文香が本を落としちゃってさ」
『そう。答えを聞けてよかったわね』
「そうならいいんだがなあ」
文香は何事もなかったフリをして読書を続けているが、ページがさっきからめくられていないことに私は気付いていた。
「あの時の詩織のパイズリは気持ち良かったなあ。今でも忘れられないよ」
『お気に召して良かったわ。胸のサイズは私が文香に勝っている数少ないところだもの、駆使しない手はないわ』
「1センチだけな」
『その1センチが女にとっては大きいのよ』
「なるほど。じゃあヒップは2センチ勝ってるな」
『ヒップが大きいのはあまり……』
「そうなのか。難しいなあ、乙女心。ただこんな私でも文香よりは乙女心がわかってるんだがな」
『あの子だってきっかけさえあれば化けると思うわ。それこそパイズリだって進んでするようになる。あの胸を使わないなんてもったいないもの』
「なって欲しいなあ。詩織が教えてやってくれよ。あれ好きだったよ、あのペニスを胸で挟んで固定しておいて亀頭を横から咥えて舐めてくれる奴」
『ああ、あれね。あれは私の髪が長いのに両手が塞がっちゃってるから生まれたテクニックね』
「あれしてもらいながら詩織のサラッサラの黒髪を撫でるのがまた格別なんだわ」
『私も好きよ、あなたに髪を撫でられながらフェラチオするの。頭がぼうっとするの』
「あー、こんなこと話してたら今すぐにでもしゃぶってもらいたくなっちゃったよ!」
私は左手でスマホを持ちながら、無意識に右手で股間の前の空間を撫でていた。
そこはちょうどパイズリフェラをする時の詩織の頭の位置だった。
『文香にしてもらえばいいじゃない、ちょうど隣りにいるのだし』
「してくれたら苦労はしないって。相手はあの文香だ……ぞ?」
『プロデューサーさん?』
気付くと私は文香にソファに押し倒されていた。
「詩織、お疲れ様でした」
文香は押し倒した私の左手の中のスマホに話しかける。
その声質は普段とは違って硬いものだった。
『火は点いたかしら?』
「はい。確かに私の中にも炎の種火がありました」
『そう。では今回の私の役目は終わったようね。今回はこうしてあなたの火付け役を担ったのだから、今度のお仕事が終わった夜での3Pはまた譲ってもらえる?』
「いいえ、もう、遠慮はしません」
『ふふっ、次に会う時が楽しみね』
「はい、私も楽しみです」
通話は切れた。
「白波便りはこれで確実にステップアップできるな」
私は文香に左手首を押さえつけられたまま言う。
「はい。私が足を引っ張っていたばかりに、これまでご迷惑をおかけしました。……ですが、プロデューサーさんは、とても意地悪です」
「意地悪?……んっ」
またしても私の言葉は遮られた。
今度は文香の唇によって。
「んっ……ちゅくっ……ちゅぴっ……ぴちゅっ……れるっ……んっ」
これまでにはない、情熱的な文香のキス。
顔の向きを何度も変え、様々な角度から私の唇を吸う。
「れっ……ちゅるっ……ぺちゃ……ちゅぷっ……ぺるっ……」
唇を吸いつつ、何かを促すように唇を舐め上げてくる。
私は彼女の意図を察し、舌を突き出す。
「ちろちろちろちろ……」
文香もまた舌を出し、その先端で私の舌の裏表を撫でるように舐める。
さらに長く私は舌を伸ばす。
「じゅるっ……じゅるっ……じゅるっ……じゅるっ……」
伸ばした舌の先を軽く咥えた文香が、たっぷりの唾液とともにそれをリズミカルに吸い上げる。
初めは照れがあったようだが、しゃぶっている内に夢中になったようだ。
「……ぷあっ。……いかが、ですか?」
顔を上げた文香が不安げに訊ねてくる。
「気持ち良かったかどうか、そっちに訊いてみればいい」
舌舐めずりをしつつ、私は顎をしゃくって自らの股間を指し示す。
「当たってます……硬いのが……私のお尻に……」
照れた表情とともに状況を報告する文香。
「通りで苦しいと思ったよ。出してやってくれるか?」
「……はい。プロデューサーさん、私にもパイズリフェラを……教えてください」
「待った」
「はい?」
私のベルトを外し、ズボンのファスナーを指で下ろそうとした文香にストップをかける。
文香は「それではどうすれば?」と言いたそうな不安げな表情を返してくる。
「ファスナーを手を使わずに下げるんだ。わかるな?」
「は……い……」
顔をさらに赤らめた文香は前髪を掻き上げると、ファスナーを前歯の上下で噛む。
「はくっ」
「こうですか?」と目で問う文香に私はうなずく。
「……」
ジ、ジ、ジジジジ……。
のろのろと徐々にファスナーが下りていき、やがて一番下まで開き切るが、当然肝心のペニスはまだトランクスの中だ。
「あ、あの……」
文香に私はもう一度うなずく。
「わかり……ました……」
覚悟を決めた文香は細心の注意を払いつつトランクスのゴム紐部分を咥え、まるで玩具を取られまいと引っ張る犬のようにズルズルと後退していく。
が、案の定カリ首の部分でトランクスが引っかかってしまい、引っ張るだけではそれ以上脱げなくなる。
端を咥えたままでしばらく思案したあと文香は少し戻り、上へと引き上げる。
ぶるんっ!!
「きゃっ!」
窮屈な状態から解放された男根が勢いよく屹立し、小さく悲鳴を上げた文香はトランクスを口から離した。
「まるでイソップ童話の水面に映る自分を見た犬だな」
「肉を落としたわけではありませんが……ふふっ、そうですね」
彼女は今日初めての笑顔を見せた。
「それでは……失礼します……」
上着を捲り、飾り気のない白のブラをも上へとずらした文香が、おずおずと胸の谷間に肉棒を挟んで左右から押さえ付ける。
「文香の胸は本当にまーるいいい形をしてるよな」
私はブランデーグラスを持つように下から彼女の乳房を右手の手のひらの上に乗せ、親指でぐにぐにと押し込んで極上の餅のような弾力を楽しむ。
「んっ……そうで、しょうか……読書の邪魔になって、持て余しているのですが……」
「私は好きだなあ。大好きだ。大きさも、形も、ハリも、色艶も」
するする、さわさわ、となるべくいやらしい手つきで触れるように心がける。
「あなたが好きなら……う、んっ……よかった……と思うことにします」
「おまえの胸はなんでこんなになったと思う?」
「なぜ……ですか?中学生ぐらいから徐々に大きく……」
「そういうことを言ってるんじゃない」
左手の親指と人差指で左の乳首をつまんでくりくりと左右にひねる。
「ひゃんっ!……どういう、ことでしょうか……」
「ああ……乳輪もいい。大きすぎず、色も薄く、ツブツブしてない。そしてもちろんその中心の乳首もいい。綺麗な色でちょうどいい大きさ、しこり具合も適度で、舐めても吸っても非常に美味だ」
「んんっ!……それではまるで……あなたのために……」
そこまで言って文香はハッとする。
「そう、おまえの胸は私の好みになるように成長したんだ」
「そんな、まさか」
「復唱しろ文香、『私のおっぱいはあなた好みに成長したあなたのためのものです』と」
逡巡する彼女の両目を見据える。
「言え」
「ですが……」
「認めて楽になれ。おまえのヴァギナは認めるのを待ち焦がれて濡れてヒクヒク言ってるぞ?」
「どうして、それを」
「私はおまえのことなら何でも知ってるんだ。なぜならおまえの全ては私のものだからな」
「私の全てが……」
「言え。認めろ。そうすればおまえは新たなステージへと上がれる」
「新たな、ステージ……」
うわ言のように私の言葉を繰り返す。
「さあ」
「私、鷺沢文香のおっぱいは、あなた好みに成長したあなたのためのものです」
「独自のアレンジを加えてくるなんてやるなあ文香!」
嬉しくなった私は彼女のあごを掴み、唇を合わせる。
「この唇も、あなたのためのものです」
「くぽっ!くぽっ!くぽっ!くぽっ!」
目を閉じながら文香は亀頭全体を包み込むように咥えて一定のリズムでしゃぶる。
「文香は舐めるよりもしゃぶる方が向いてるな」
「そうかも、しれません。舐めるのは嫌いではないのですが、口がすぐに、疲れてしまいます……」
「いいんだ。別に悪いことじゃない。大抵の子はどちらかに特化してるからな。どっちも同じぐらい上手い子なんてなかなかいないもんだ」
「よかった……です」
不安だったのか、ホッとした表情を見せる。
「先走りがあふれてきたぞ。吸って吸って」
「あ、はい。……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっちゅっ」
小さな盃になみなみと注がれた酒を飲むみたいに口をすぼめて亀頭の割れ目にぷっくりと顔を出すカウパー氏腺液を吸う。
「お、それいいな!かわいいし気持ちいい」
彼女の艶やかな髪を撫でる。
「あ……」
文香がうっとりと目を細める。
「頭を撫でられるだけで、こんなにも幸福感を得られるのですね。これが、奉仕の悦び……」
「頭くらいいくらでも撫でてやるから」
「ありがとうございます。子供っぽいと笑われてしまうかもしれませんが、とても……とても心地よいのです」
苦笑を返す私に、彼女は顔を朱に染める。
「また濡れた?」
「はい……お恥ずかしながら……」
「いい傾向だ。覚醒してきたな。引き続き頼む」
「はい、悦んで。いくらでもご奉仕できそうです」
「えぇる……えぇるぅ……えぇる……」
自らの胸の谷間から顔を出した亀頭を文香は夢中になって色んな角度から舐め回す。
「美味しいか?」
「はい、とても」
「どこがどう美味い?」
「徐々に精子が濃くなっていく先走り液はいつまでも味わい飽きないですし、ほどよい温度、舌や唇を押し返す弾力、そしてこのむせ返るような匂いに脳がしびれてしまいます……」
驚くほどに饒舌だ。
情事が始まる前の彼女は一体どこに行ってしまったのか。
今や鷺沢文香は完全に性の悦びに目覚め、開花した。
「私のペニスが好きか?」
「……好き、です」
「何が好きなんだ?ハッキリと言ってくれ」
「男性器……あなたのおちんちんが好き、です」
「他に知ってる限りの言い方で」
「ペニス……男根……肉棒……陰茎……魔羅……イチモツ……竿……」
「さすが博識だな」
「いえ、そんな……」
文香は恥ずかしさのあまり顔を伏せる。
「今はどう呼びたい気分だ?」
「おち……は恥ずかしいので、ペニスで」
「そうか。じゃあそれで宣言してからスパートをかけてもらおうか」
「わかり……ました」
とろんとした目で顔を上げて私の顔を見つめる文香。
「文香に、大好きなあなたのたくましいペニスを、たくさんパイズリフェラさせてください」
「じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!」
大きなストロークで亀頭を越えてペニスの中ほどまで飲み込んで吸い上げる。
「一気に上手くなったな。やはり覚醒したか。疲れてきたら唇を離して舌での奉仕に切り替えてもいいぞ」
「はい……れぇろえろえろえろ……」
「舌がメインの時は上目遣いが効果的だ。目でもしっかりとアピールしろ」
「こう……れふか……?」
竿の裏筋を丁寧に舐め上げながら、文香は私から視線を外さない。
「そうだ。『目は口ほどに物を言う』だぞ。ああ、潤んだ瞳がたまらん。そそる」
「そろそろ、またしゃぶらせていただいてもよろしいですか?」
「好きにやってみろ。文香の好きなように。この血管がいくつも浮いたグロテスクな肉棒におまえの愛を示してくれ」
「はい。ああ、おちんちん……」
さっきは「恥ずかしい」と言った「おちんちん」呼びを無意識にしてしまった文香はそれに気付くことなく、横から亀頭にチュッチュッとキスの雨を降らせている。
「じゃぷっ!じゃぽっ!じゅぷっ!……れるれるれるれるれる……ちゅぽっ!ちゃぽっ!ちゅっぽっ!」
「緩急や変化の付け方もコツを掴んできたな。だがこれはただのフェラチオじゃない、パイズリフェラなんだ。胸もしっかり使うんだ」
「は、はい……しょっ………しゅっ………」
「今度は口が疎かになってるぞ」
「えっ、あっ……難しい、ですね」
「踊りながら歌うのは大変だろう?それと同じことだ」
「なるほど……とても理解しやすい例え方ですね」
そこからの文香はまたさらに上達し、私も彼女の成長を喜ぶとともに射精への水位が迫ってきた。
「文香、射精が近い。どうして欲しい?」
「あの、それは、顔や髪にかけたり、口内射精したり、ということでしょうか?」
「そうだ。よくやってくれたおまえの希望通りにするつもりだ」
少し考え込む文香。
「ではあの、あなたがしてみたいことを私にしてください」
「いいのか?それで」
「はい。私の全てはあなたのもの。あなたが望むことが私の望みです」
「わかった。すっかり私好みの女になったな、文香」
「こう、でしょうか?」
「そうだ、勢いに驚いてこぼさないようにな」
指を開かない状態で両手をそろえて上に向けさせる。
手のひらで受けさせるためだ。
「さあもう射精が近い。先っぽをたくさん吸ってくれ」
私は彼女の鼻先にペニスを突き出す。
「この匂い、本当に射精が近いのですね……今の私にはわかります。……はむっ。ちゅくっ!ちゅくちゅくちゅくっ!ちゅくっ!」
「
「は、はいっ」
ペニスから唇を離した文香の手のひらの上に角度を定める。
びゅぐっ!びゅるびゅるびゅるっ!びゅっびゅっ!びゅびゅーっ!
「あっ、あわわっ、ふわっ」
あまりの射精の勢いに慌てる文香。
必死に一滴もこぼすまいとしている。
やがて長い射精が収まり、彼女の両手の中にはなみなみとザーメンの湖ができていた。
「ああ、ものすごい匂い……」
文香が呆けたような口調で言う。
「よし、じゃあそれを私の目を見ながら少しずつ少しずつ味わって飲んでいくんだ。しっかり味わって身体にその味を染み込ませろ」
「はい、それでは、いただきます。……ずずっ、ずっ」
文香は熱を帯びた視線で私の目を見ながら、少しずつ、少しずつザーメンを喉へと送る。
「じゅるっ……あっ、今のは少し多く飲みすぎてしまいました。もったいない……」
「またいくらでも
「本当に、美味しいのです。口内に広がる独特の粘っこさと鼻に突き抜ける青臭い風味、それが胃に到達すると焼けるように熱いのです。この感覚は他では決して味わえません」
「最高の食レポだったぞ。全部舐め取ったらいよいよセックスだ。泣くほど気持ち良くしてやるからな。もうビショビショなんだろう?」
「実はかなり前から……」
急いで両手のザーメンの残り汁を舐め取りながら、文香が白状する。
「見せてみろ」
「は、はい。こんな、感じです……」
立ち上がり、白のロングスカートをするするとたくし上げて現れた黒のレースのパンティ。
しとどに濡れたその奥の秘部からは長い愛液の糸が垂れていた。
「待たせたな。では聞かせてくれ。おまえの気持ちを」
「文香を、今までの鷺沢文香をめちゃくちゃにしてください。そして身も心も完全にあなたの女に生まれ変わった私を、どうか激しく愛してください」
「存分に、どうぞ」
全てを脱ぎ去った文香がソファで四つん這いになり、こちらに尻を向けて自らの指でもうすっかりとろとろになっている秘部を開く。
「後ろからがいいのか?」
「その……激しくされる体位のイメージといえばこれでしたので……」
「ああ、そういうことか。てっきりまた『顔を見られるのが恥ずかしい』なんて理由なのかと」
「いえ、恥ずかしくないと言えば嘘になりますが……あなたに気持ち良くされている顔をみていただきたいと、今ではそう思えるようになりました」
私は感激した。
「本当に成長したな、文香」
感慨深く彼女の白い小ぶりの尻を右手の手のひらで撫で、左手の人差し指と中指で膣の入り口をくちゅくちゅと弄って濡れ具合を確かめる。
文香がそれに反応して「んっ」と小さく声を上げた。
「では
「はい、お願いします。私に本物のセックスを教えてください」
ちゅぷ。
膣口に亀頭の先端でキスをする。
振り返った文香が小さくうなずく。
ぬぷんっ!
濡れそぼった彼女の秘部は、私の剛直を簡単に迎え入れた。
「あはぁんっ!」
貫かれた悦びに、彼女にしては珍しい大きさの声を出す。
「来……たぁ……」
「ああ、おまえの
「後背位、いわゆる『バック』は正常位と並んでの2大メジャー体位であり、それだけにバリエーションも多い」
私は腰をリズミカルに前後させながら真剣に語る。
これはそういうプレイではなく、真面目な話だ。
「は……い……」
「こう、オーソドックスに一定のリズムで突くもよし」
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
「あんっあんっあんっあんっ」
「少し腰を引きつつ入り口を浅めに細かく攻めるもよし」
ずくずくずくずくずくずく……。
「ああぁぁぁぁ……こ、の、もどかしさ、がっ……んんんっ」
「覆い被さって胸を揉みしだきつつ……」
上半身を倒して双丘を鷲掴みにしてぐにゅんぐにゅんとこねる。
「ああっ、あっ!二箇所を同時に攻められてはっ……くふぅっ!」
「スズメバチのように大振りでペニスを叩き込んだり!」
どっ、ちゅっ!どっ、ちゅっ!どっ、ちゅっ!どっ、ちゅっ!
「何もっ、何も考え、られなくっ!んんああんっ!」
「両腕をサーフボードストレッチに取って、バランスを取りながら色んな方向から挿入を楽しんだり」
後ろ手に回させた彼女の両腕の手首を掴み、手綱を持つかのようにしながら角度を変えつつ出し入れを繰り返す。
ぱっちゅんぱっちゅんぱっちゅんぱっちゅんぱっちゅんぱっちゅん……。
「為す術もない、感じが、まさに、好き放題、され、て、いる、よう、で、被虐心をっ、そそ、られっ!」
「両肩を掴んで安定させ、その分ひたすらピストン運動に専念したり!」
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!
「ああんっ!ああんっ!ああんっ!ああんっ!……こ、れっ、すご、いっ!」
「気に入ったみたいだな」
一度腰を動かすの止め、文香の耳元で囁く。
「は、い……とても、素敵……です……もっと……」
「じゃあ私のやる気に火を点けるようなおねだりをしないとな?」
「文香の……あなた専用おま●こを……文香の大好きな……あなたの太くて硬いおちんちんで……めちゃくちゃにして……いっぱい、いっぱい精液を……
「文香……おまえ、最高だな……おまえのこと、一気にお気に入りになっちゃったよ。突っ込まれたらただアンアン言ってるだけの奴よりはるかに素晴らしい。どこがどうなってどう気持ちいいか事細かに説明してくれるのがゾクゾクする!興奮しすぎてもうペニスがパンパンに膨らんで痛いぐらいだ」
「私の
「おまえのせいだ。おまえのせいでこうなったんだよ。だから責任を取れ」
私は荒い息を吐きながら、べろべろと彼女の頬を舐め上げる。
「はい、もちろん。全身全霊で」
「最高!最高!鷺沢文香最高!さあさあ楽しませてくれ!」
ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱぱんっ!
「気持ちいいっ、気持ちいいっ、気持ちいいっ!」
宙に視線を彷徨わせる文香の胸が、腰を突き込む度にぶるんぶるんと前後に揺れる。
「見ろ文香、鏡に映った自分の姿を!」
私たちの少し離れた前方には、私がネクタイを締めたりする時に使うための大きな姿見がある。
それにはまさに今背後から貫かれている全裸の鷺沢文香が映し出されていた。
「私、こんな無防備な表情もできたんですね……あなたの、おかげです……」
彼女の目尻にはわずかに涙が浮かんでいるようだった。
「これからもどんどんおまえ自身が知らないおまえの存在に気付かせてやる」
「なんて嬉しい。なんて素敵な。プロデューサーさん、私、鷺沢文香はあなたのことを心の底から愛しています」
「私もおまえを愛しているよ文香。惚れ直したと言ってもいい。これからもっともっとおまえを幸せにするからな」
「はいっ……はいっ!文香を、幸せにしてくださいっ」
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!
ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱぱんっ!
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!
ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱぱんっ!
「もう、ダメっ、ですっ!イクっ、イッちゃい、ますっ!こんなに、こんなにも突かれたら、もう、耐えられなっ、イクっ、イッちゃいますっ!」
「イケイケイケイケ!」
ぱぱぱんっ!ぱぱぱんっ!ぱぱぱんっ!ぱぱぱぱんっ!
「ん~~~~~あ~~~~~あああああ~~~~~んんんんっっ!!」
ぶるっ!ぶるるるっ!ビクッ!びびくんっ!
文香の全身が激震し、二度三度と潮を噴いてソファに愛液溜まりを造る。
「文香、私はまだイッてないぞ?」
「……えっ?」
ソファに突っ伏して息も絶え絶えの文香が弱々しくこちらを振り返る。
「ああそうそう、後背位にはこういうのもまだあったな」
私は文香の腰を掴んで高く突き上げさせると、目一杯深くまで肉棒を突き刺す。
「あぐっ」
イッたばかりで敏感な文香が小さく悲鳴を上げる。
それに構わず私は高々と突き上げられた彼女の尻をぐいっと引き寄せ、一部の隙きもないほどに密着させ、腰を動かし始める。
ばっちゅばっちゅばっちゅばちゅばちゅ!ばっちゅばっちゅばっちゅばちゅばちゅ!
「ああ気持ちいい。なんて気持ちいいんだ。最高だな。本当に最高だな、覚醒した鷺沢文香は!」
ばちゅばちゅばっちゅ!ばちゅばちゅばっちゅ!ばちゅばちゅばっちゅ!
「あっく!あっきゅ!あっふ!あくぅん!」
息苦しそうな文香の喘ぎ声が天上の歌声に聞こえる。
「あーこれもう
どぴゅ。
「ぅあ!?」
文香は顔を上げようとするが。
どぴゅるどぴゅるどぴゅどぴゅどっぴゅ!!どぷどぷどぷどぷっっ!!
「あ……あ……あ……あ……」
ザーメンを最後の一滴まで受け止めた文香は、力なくまたソファに倒れ込んだ。
「性行為がまさかこれほどまでに奥深く多種多様なものとは思いませんでした……」
お掃除フェラをしながら文香が余韻に浸る。
「おまえは今まで
「き、菊門……恥ずかしながら、無知蒙昧であったと自戒するほかはありません。性交そのものだけでなく、前戯やこういったお掃除フェラなどのアフターケアまでを含めると……目からウロコだったと言わざるを得ません」
「その通りだ。セックスはもちろん生殖や快楽のためというのが主となるが、そこに収まりきらない魅力や意義がある。おまえの今までのセックスに対する固定概念は机上の空論に過ぎない。かっぱ巻きを食っただけで『寿司のことがわかった』と言ってたようなもんだぞ。ナターリアに謝れ」
「は、はい、ナターリアさん、申し訳ございません……くぷっ」
恐縮することしきりの文香は、誤魔化すように亀頭を咥え、お掃除フェラを丹念に再開するのだった。
この後しばらくして文香が出演したドラマは無事オンエアされ、「鷺沢文香の新境地」と絶賛されて彼女の代表作の1つに数えられることとなる。
後日、事務所にて。
「プロデューサーさん」
「文香か、どうした?」
「この書の濡れ場にあったプレイなのですが……」
「どれどれ……授乳手コキか。これがやってみたいのか?」
「は、はい……」
「じゃあ今日の仕事が終わったらホテルでな」
「はい、楽しみです」
そのまた後日。
「プロデューサーさん」
「文香か、どうした?」
「この書の濡れ場にあったプレイなのですが……」
「今度は何だ?……髪コキ?興味があるのか?」
「は、はい……」
「じゃああとで控室でな」
「はい、楽しみです」
文香はこうして色々な文献から未知のプレイを見付けては私のところに持ち込んではそれをねだるようになった。
最近はあえてそういった内容の書物ばかりを探しているような気がしないでもないが、それは言わぬが花というものだろう。
なんにせよ非常にいい傾向ではあるが、思うところがないわけではない。
「文香」
「はい、プロデューサーさん、なんでしょうか」
近頃すっかり定位置となっている感のあるプロデューサールームのお気に入りのソファで読書する文香が、パッと顔を上げて返事をする。
彼女は今やどんなに読書に集中していても、私の呼びかけになら一瞬で反応するようになっていた。
苦笑とともに言ってやる。
「おまえな、シンデレラガールになってから覚醒するんじゃないよ。普通は覚醒してやっとシンデレラガールになれるんだよ」
「あっ……そうですね」
私の言葉に感じ入るところがあったのか、文香がこちらへと歩み寄ってくる。
「大変お待たせしました」
そう言って彼女は私の顔に両手を添えて正面から唇を合わせてくる。
「本当だよ。随分と待たせやがって」
「すみません」
私たちは笑い合い、抱き締め合って今度は濃厚で淫靡なキスをする。
ようこそ、私のシンデレラガール。
今後も継続してライブに出てくれるんですかねえ。