※この作品はR-18です。

シンデレラたちは止まれない!   作:私立聖白ビキニ女学院理事長

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キャラ独特の世界観の再現には特に気を遣います。


complete comfort

両目を指で押さえる。

両のこめかみを強く押しながら揉む。

頭を抱える。

深く溜め息を吐く。

「こんなことではいかん」と頬を叩いて顔を上げる。

以下ループ。

これをずっとプロデューサーデスクで繰り返していた。

 

参っていた。

とにかく参っていた。

心身ともに疲弊しきっていた。

 

「ありゃりゃ、だーいぶお疲れのご様子だねえ」

「周子(しゅうこ)」

「せいか~い。よくわかったねえ。ってそりゃわかるか」

顔を上げずに誰か当てた私を褒めてくれようとしてやめる。

「まあ声聴けばさすがに100パーな。匂いや体温だけでも当てられる自信はあるが」

「うわ、ここに変態がいますー。早苗(さなえ)さーん!早苗さーん!」

「いや気配と足音消して近づいて急に背後から現れる奴の方こそどうなのよ」

「あははー、それもそっか」

まったく悪びれない女狐。

「って言うかこの事務所のアイドル隠密行動に長けた奴多すぎない?私の知らないところで特殊な訓練でも受けてるの?」

「女の子には秘密が色々あるんだよ、うんうん」

「そこは否定して!」

 

「で、どしたん?話聞こか?」

「女の子が、しかもアイドルがそれ言ってくるのどうかと思うよ僕(ぼか)ぁ」

「細かいことはいいからいいから。で?」

「いやでもさすがに担当アイドルに生臭い大人の世界の暗部の話を聞かせるのはどうかと」

「黙れよ(イケボ)。エア壁ドンドーン!」

「トゥンク……って黙らせてどうする。そこまで言うなら話すけど、聞いても後悔するなよ?」

「しないしない」

「本当だな?」

息を整え、心を落ち着かせる。

「SNSや匿名掲示板での誹謗中傷はひどいわりあむは炎上するわ殺害予告は来るわりあむは炎上するわ予算は削減するくせに成果は今以上に出せとか言ってくるわりあむは炎上するわ部下は育たないわりあむは炎上するわ枕営業を迫ってくるわりあむは炎上するわ……」

「うわーもういい!もういい!あたしが悪かったってば!」

周子がうんざり顔で目の前でワイパーのように両手を左右に動かす。

「いやまだこれで十分の一程度なんだが」

「そうなん?って、さっきの半分ぐらい約一名のことについて愚痴ってなかった?」

「記憶にございません」

「汚い!大人汚い!」

 

「とまあ、こんな感じよ。それが一気にわっと来てな。さすがにな。えー……っとぉー……疲れた」

「語彙力ないなってるやん」

「うん」

「LiPPS(リップス)ハーレム招集かけとく?」

「ごめん。いい。つーか無理。今はしんどい。ごめん。ほんとごめん」

デスクに顔の左半分を押し付けて突っ伏す。

「思った以上に追い詰められちゃってるねー」

さすがの周子の声もいつもの悪戯っぽさが鳴りを潜め、本気で心配してくれているのがわかった。

ちなみに「LiPPSハーレム」とは私の中で大仕事を成し遂げた時や、逆にどん底に突き落とされた時用の切り札のような位置付けの、速水奏(はやみかなで)、塩見周子(しおみしゅうこ)、城ヶ崎美嘉(じょうがさきみか)、宮本(みやもと)フレデリカ、一ノ瀬志希(いちのせしき)の5人を一度に相手にする夢見心地の酒池肉林プレイのことである。

あれはまさに天国。

 

「でさ、おまえは何しに来たの?何か用事?」

周子の方に顔を向ける。

「あたし?暇だったから」

「竹を割ったような単純明快さ!」

「おじいさん、おばあさん、あたし、月へ帰ります……よよよ」

「それ竹割られた姫の方な」

「どんなに疲れててもちゃんとツッコんでくれるの好きー」

カラカラと笑う周子。

「私だっておまえのことめっちゃ好きだよ……はあ」

目を開けているのもしんどくなって両方のまぶたを閉じる。

「今の、ドキッとした。疲れ切ってる時ほど人間本音が出るって言うじゃん。マジじゃん」

「本音に決まってるだろ……お世辞なんか言うかよ……」

お互いに無言の時間が訪れる。

「ね、プロデューサー」

「うーん?」

「何かして欲しいことある?」

「あるよ。あるけどさー」

「言ってみ言ってみ」

「でもなー。『それさすがにどうなん?』って我ながら思うワケ」

「妙に口堅いなー。それならその口、シューコちゃんがふやかしてみせようかな?」

「?」

 

周子がぐるりとデスクの周りを歩き、突っ伏す私の横顔のすぐ隣に自らも顔を横に置いてドヤ顔を見せる。

「添い寝のつもりか?」

「いんや。『その口ふやかす』って言ったやん……ちゅっ」

ふわっとしたタッチで唇を合わせてきた。

唇同士をハグするように押し付け合い、やがてどちらからともなく舌を差し出す。

最初は舌先を挨拶するみたいに軽く触れ合わせ、やがて唾液の分泌を確認したところで舌全体を絡ませ合う。

「ぬるっ……れっ……ちゅくっ……れぇっ……ねぷっ……」

お互いに顔の角度を変えつつ、より深くディープキスできるポジションを探る。

(今、鼻息大きくなかった?)

(おまえの方こそ)

(アイドルは鼻息なんか出しませんー!)

(いやそれは無理があるだろ)

目だけで会話し、肩をすくめて笑い合う。

「以心伝心」と言っても過言ではない関係。

周子といっしょにいると肩の力を抜いて生きられる気がする。

なんとも心地良い。

(ねーねープロデューサー)

(ん?どうした?)

(もっと唾液飲ませてよ)

(いいぞ)

私の舌に巻き付けた自分の舌を手コキするかのように扱(しご)きつつ、目で乞うてくる。

「じゅるっ……えれぇっ……ろぉっ……」

呼吸が苦しくなるぐらいに唇を押し付け、彼女の口内にたっぷりと唾液を流し込む。

「んくっ……こくっ……こくっ……ぷあっ」

何度か白く細い喉を鳴らし、ようやく周子が唇を離して顔を上げる。

「ふふっ、ごっそさん♪」

猫、いや狐のように舌舐めずりする。

「……!」

それを見てドキリと、そしてゾクリとさせられる。

下半身に急激に血が集まるのを自覚する。

 

「ふやけてそろそろ口も滑らかになったんじゃない?」

スウッと瞳を細めた周子がニタリ、と嗤う。

「ニヤリ」でも「ニマリ」でもなく、「ニタリ」なのがこの子らしい。

「ほぅら、こっちはもうバッキバキやん。ご主人様と違って正直な子やわ」

すすす、とズボンの上から彼女の言った通りバッキバキに勃起した愚息を撫でられる。

「は……ぁ」

思わず息が漏れてしまった。

私の気持ちいい所やそれの気持ち良くさせ方を知り尽くしている周子のひと撫では一気に射精に導かれそうなほどの快感だった。

「ちょっ、大丈夫?プロデューサーがこんなに弱ってるの記憶にないんだけど」

「やり過ぎた」と思ったのか慌てる周子の頭を撫でる。

「大丈夫、大丈夫だ。ありがとう周子」

「ほんと?」

「そんなにしゅんとするな。本当のことを言うとな、して欲しいことはあるんだ。おまえにだからやって欲しいことがな。でもな、マニアック過ぎておまえに嫌われるのが怖

くて躊躇ってる」

包み隠さず白状した。

彼女相手に嘘は通用しない。

「マニアック?縛ったり口にボール噛ませたりそういうの?」

「違う違う。私がそういうのは嫌いなの知ってるだろ」

「もーだったらなんなん!?あたしはプロデューサーのこと絶対嫌いになんてならないから言ってみなって!」

両手を握られてどんぐりを横にしたような大きな瞳で見つめられる。

それで私は腹を括った。

 

「周子」

「うん」

「イライラするぐらいねっとりフェラしてくれないか?」

「……は?」

あ、キョトンとしてる。

そりゃそうだろうなあ。

自分でもやべーと思うもん。

「イライラするぐらいねっとりフェラしてくれないか?」

「いや聞こえてたからもう一回言わなくてもいいって」

「お、おう」

「イライラするぐらい?ねっとり?」

「あーいやいやごめんな!ごめんごめん!やっぱり私が悪かった!武士の情けでせめて聞かなかったことにしてくれ!」

「ちょっと黙って。それにあたし武士じゃないし。和菓子屋の娘でアイドルだし」

「はい」

背筋を伸ばして姿勢を正す。

 

空気が重い。

時計の針の音がやけに大きく聞こえる。

マニアックな要求を女の子にしておいて無言の圧の中放置されるとか。

完全に自業自得なんですけどね!

どうしようかな舌噛もうかな!

「プロデューサー」

「は、はいーっ!4代目シンデレラガールの周子さんにおかれまして本日も大変お美しく」

「それ、面白そうやん」

「え?いいの?」

企み顔の周子に対し、間抜けな素の反応を返してしまう。

「言われて頭ん中でシミュレートしてみたんだけどさ、それ、あたしもやってみたいなーって思ってさ」

フッサフサの狐耳と尻尾をチラつかせる彼女の誘いにフラフラと吸い寄せられる。

あれ?

私の方からの提案だったよな?

 

「それではご対め~ん」

椅子に座る私の前に膝立ちになった周子が鼻歌交じりにベルトを外し、手品のようにそのままスルリとズボンとトランクスを一瞬で脱がしてしまった。

この程度の芸当ができてももはや驚くに値しないのがこの子のすごいところだ。

「すっご、こんだけガチガチだと痛くないの?」

そう言いつつ、つつ~っと、竿の根本から陰茎の裏筋を左手の人差し指の腹でなぞられる。

「ぅぅぅ……」

本当は舌で舐め上げられたいのに、それを知っていてわざと指でされているのがわかっているのに感じてしまう。

「ふふっ、これがいいの~?」

「ふふっ」が「ひひっ」に聞こえそうな意地の悪い笑いとともに、指をゆっくりと上下に往復される。

そして気付かぬ内に右手でワイングラスを持つように玉袋を揉まれていた。

「ま、あんまり手だけでやっててもね~」

こちらの反応を目の端で窺いながら、鈴口に伸ばした舌を徐々に近付ける。

「先走り汁が水晶玉みたいに先っぽに溜まってるねー」

もう少し、もう少しで舐めてもらえる。

否が応でも期待が高まる。

なのに。

「ふ~~~っ」

亀頭にそよ風のように息を吹きかけられる。

「周子ぉ」

「あはは、なにその切ない顔。もう舐めてもらえると思った?」

どうやら徹底的にこの状況を楽しむつもりらしい。

私は性悪女狐に自分を玩具として差し出してしまったのかもしれない。

 

「どうどう?もう少しでシューコちゃんの舌がおちんちんに付いちゃうよ~?」

上目遣いで私を牽制しながら、周子は長い舌をゆっくりゆっくりと亀頭の先端に伸ばす。

チロチロと揺らせてこちらを挑発する様は、蛇の割れた舌先を想起させた。

「ぺるんっ」

生唾を飲み込みつつその様子を注視する私に気を良くしたのか、周子がいきなり大きなモーションで亀頭の先端の先走り汁の玉をすくい取った。

「うはっ」

舌先が一瞬触れただけなのに背中に電流が走った。

「おーいい反応。そんなに舐めて欲しかったんだー?」

こくこくと首を上下に振る。

「じゃあもっと舐めて欲しいよねー?」

またしてもチロチロ舌で煽ってくる。

「言葉で言ってくれないとわかんないかなー」

「周子、舐め」

「ぴとっ」

「ああっ!」

恥を忍んで私が懇願しようとした矢先、そのタイミングを狙いすましたかのように周子が舌先を亀頭の先端の割れ目へとくっつけた。

「くりくり、くりくりくりくり」

そのまま抉(えぐ)るようにして尿道口をほじくられる。

「ぁぁぁぁ……」

「りりりり、りりりり」

今度は細かく横移動を行ない、先程までとは全く違う刺激を与えてくる。

この子は舌技だけで一体いくつのテクニックを持っているのだろうか。

 

「持ってる手がドロドロ。次から次へと先走り汁があふれてきて、こりゃもうしゃぶらないと間に合わないかもねー?」

チラッ。

実にわざとらしく顔色を窺ってくる。

が、それに乗らざるをえない。

「周子」

「んー?」

「しゃぶ」

「はもっ」

「くうぅっ!」

またしても言い終わる前に先手を打たれてしまう。

同じパターンの罠にハマるのは甚だ業腹であるが、舌先だけでは得られない温かな唇による刺激での悦びの方が大きかった。

「ちゅちゅぢゅっ!ちゅちゅぢゅっ!ぢゅぢゅちゅっ!りろりろりろりろ……」

亀頭全体を咥えられ、唾液たっぷりに細かく連続で吸い上げられる。

そして舌をも巧みに使い、吸い上げるのと同時に尿道口への高速愛撫をもこなす。

気持ちいい。

めちゃくちゃ気持ちいい。

でも。

「周子ぉ」

竿が寒いんだよ。

寂しいんだよ。

肉棒全体をしゃぶって欲しいんだよ。

「♪」

なんと「してやったり」の表情か。

 

確かに「イライラするぐらいねっとりフェラしてくれ」とリクエストしたのはこちらなので不満を言う資格などないのだが、これではあまりにも生殺しすぎる。

「はーっ……はーっ……はーっ……」

息が荒くなる。

正直周子の才能を見誤っていたと言うほかはない。

脱帽だ。

白旗を揚げるしかない。

「周子」

美味そうにじゅるじゅると亀頭をしゃぶり続ける周子に声を押し出す。

「なぁに?」と目だけで訊かれる。

「私の負けだ」

「ぷあっ」

口を離した周子が大きく息を吐く。

「へへー、シューコちゃんの勝っち~♪」

満面の笑みでWピースを見せつけられる。

「おまえやっぱすげーわ」

「それ喜んでいいとこなん?なんか複雑やわー。まあでも言うて、シューコちゃんの方もだーいぶイライラしてたからもうそんなに余裕なかったけどねー」

「え、そうなのか?全然そんな感じに見えなかったが」

「最初の内は面白くて仕方なかったんだけどねー。気持ちが盛り上がってきちゃうとさ、派手にフェラしたくなってきちゃって我慢するのがもー大変」

つーん!と人差し指の先で亀頭を弾かれる。

「ほんま罪作りなおちんちんやわー」

「マジかよポーカーフェイスの達人すぎるだろ」

完全にこの子の手の平の上で踊らされていたわけだ。

「周子、改めてお願いするよ。おまえのしたいフェラをしてくれないか?」

「おっけー。覚悟しなよー?今のシューコちゃんはすっごいんだから」

 

「じゅるるるっ!じゅるるるっ!じゅるるるっ!じゅるるるっ!」

私の両膝に手を突き、まばたきすることなくまっすぐに目を見つめてきながら、周子は歓喜に震える肉棒の根本から先端までを大きなストロークで下から上まで咥え込んで何度も何度も高速で往復する。

「おっ!おっ!おっ!おっ!」

「オットセイか私は」と頭の中でツッコミ。

今すぐ変な声を出すのをやめたいのだが、周子がそれをやめさせてくれない。

「ずろろろっ!ずろろろっ!ずろろろっ!ずろろろっ!」

「おおおっ!おおおっ!おおおっ!おおおっ!」

気持ち良すぎて気が狂いそうだ。

「じゅろっ!じゅぞぞぞっ!じゅろっ!じゅぞぞぞっ!じゅろっ!じゅぞぞぞっ!」

「周子周子周子周子!」

両手で頭を抱える。

「ずずずずずずずずずずずずずずっっっっ!!」

「ああああああああああっっ!!」

周子の頭を抱え込んで引き寄せる。

どむっっっっ!!!!

精巣が爆発した。

「んんんん~~~~っ!」

どむっっっっ!!!!どぐっっっっ!!!!どぷっっっっ!!!!どぽっっっっ!!!!

精液がビュービュー出るのではなく、大きな精液の塊が大砲のように射出されているイメージ。

「ごぷっ!ごきゅっ!ごきゅっ!ごっきゅ!」

両目を堅く閉じながら、周子が大きな音を立てながらザーメンを嚥下する。

止まらない。

止まらない。

申し訳なく思いつつもひたすら私は少女の喉奥に特濃の男汁を流し込み続けた。

 

「えほっ!えはっ!シューコちゃんのフェラが絶品だからって、いくらなんでも射精(だ)し過ぎだって!」

咳き込みながら涙目で苦笑する周子。

あれだけの量を精飲すれば当然か。

「悪い。でもこれだけは言わせてくれ、今までのフェラの中で一番気持ち良かった!!」

「なら、いいけどさ」

意外な言葉だったのか、彼女は目を丸くして頬を染める。

「じゃあプロデューサーには責任を取ってもらおうかな?」

周子が膝をパンパンと叩(はた)いて立ち上がる。

「責任?」

「そ」

立ち上がった周子は靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、ショートパンツのファスナーを下ろしてそのまま一気にパンティまでもを脱ぎ捨てる。

「シューコちゃんをここまでヌレヌレにした責任をね」

その言葉を証明するかのように、彼女の秘部からはつつーっと愛液の太い糸が滴(したた)った。

 

「あんっ!ああんっ!ああんっ!あんっ!ああんっ!ああんっ!あんっ!」

デスクに突っ伏した周子を後ろからめちゃくちゃに突く。

「ちょっ、プロデューサー!はっ、激しすぎるって!仕返しの、つもりぃ!?」

振り返りながら周子が抗議する。

「知らんなあ、そんなちっぽけな男のプライドは!これは!単に!周子を!気持ち良く!させようと!してる!だけ!だぞ!」

「んあっ!ふあっ!ひあっ!ふぐっ!ひっ!んんっ!ああっ!」

実は全くその通り。

やられっぱなしで終われるかってな!

名誉挽回とばかりに我武者羅に腰を振る。

「んんんっ!んんんっ!んんんっ!んんんんーっ!」

しとどに触れた周子の蜜壺を突き込む度に卑猥な水音が立つ。

それがさらに2人の興奮を高めた。

じゅぱんじゅぱんじゅぱんじゅぱん!ぢゅっぷぢゅっぷぢゅっぷぢゅぷん!

びちゅびちゅびちゅびちゅ!ぱっちゅばっちゅぱっちゅばっちゅぱっちゅばっちゅ!

「あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」

周子の喘ぎ声のトーンが上がり、ピッチが段々早くなる。

私は手応えならぬ突き応えを感じていた。

ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅ!

ずぱぱんずぱぱんずぱぱんずぱぱん!

後ろから周子に覆い被さり、両胸を鷲掴みにして揉みしだき、うなじに舌を這わせながら突いて突いて突きまくる。

「あかん、もう無理!イクって!無理無理無理無理!イクイクイクイク!イックゥーッ!!」

頤(おとがい)を反らした周子が絶叫し、全身をビクビクと震わせて絶頂に達する。

「周子っっっっ!!」

じゅぐりゅんっ!!

最後に深く、深く深く深く挿入し、鈴口を開く。

どぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷ!

「んんんんんあああああーーーっ!!」

びゅぐるっ!びゅぐるっ!びゅぐるっ!

なおも絶叫を放つ周子の腟内(なか)の最奥に、最後の一滴まで注ぎ込む。

 

「は~~~~~っ……」

「さすがに燃え尽きた……」

周子と私は精液と愛液でドロドロの身体を拭きもせず、肩を寄せ合ってソファに座っていた。

「周子と二人だけで南の島とか行きてー……」

「あー……それいーねー……」

私の心の底からの願望のつぶやきに周子が同意してくれた。

「行ってさー、一日中ベッタベタすんの」

「えー、こんだけ射精(だ)しといてまだし足りないん?」

苦笑しつつ周子は自らの秘部から溢れ出る私のザーメンを指ですくって見せつけてくる。

「正直に言っていい?」

「ええよ」

「全っ然し足りん」

「あかんわこの人絶倫なんてもんじゃないわ。つーかさー、南の島まで行っといて一日中またセックスなん?もったいなくない?」

「えー、逆に贅沢じゃない?」

「んー……それもそっかー。実現するといーねー」

「なー」

 

 

で。

それから数週間後。

「言ってみるもんだな」

「言ってみるもんだねー」

我々は今、南の島に来ております!

とはいえ仕事だが、それは置いといて。

「南のー!」

「島ー!」

すっかり浮かれております。

 

仕事は周子の水着グラビア撮影である。

何を隠そう、周子は我が事務所の水着写真集やブルーレイの稼ぎ頭なのである。

「プロデューサー」

「ん?」

「なんであたしって水着の仕事多いん?」

撮影の合間の休憩中、ビーチパラソルの下で冷えたドリンクを飲みながら周子がふと訊ねてきた。

「なんだそんなことか」

「『そんなことか』って……まあ『そんなこと』だけどさ。ウチの事務所さ、190人もアイドルいるじゃん?」

「いるな」

「そんだけいたらさー、あたしよりボイーン!なのもボーン!なのもいっぱいいるわけじゃん。セクシーさで売ってる子たちもたくさんいるし。そんな中でなんであたしが水着の仕事が代名詞、みたいになってるのかな?って」

そう言うと彼女は膝を抱える。

ここで「水着の仕事は嫌いか?」などと遠回りをするのは得策ではない。

「そりゃおまえの水着姿には他のアイドルにはない魅力があるからに決まってるだろ」

正解を直球で明示する。

「あたしにそんなのあるぅ?うーん……色白なとことか?」

「それならケイトやアーニャでもいいだろ」

「健康的でもないしさー……ますますわかんない」

「まさにそこだよそこ」

「そこ?健康的じゃないところ?」

眉根を寄せて首を傾げる周子。

「語弊はあるが、平たく言うとそうだ。他のアイドルたちみたいな『圧』がないのが受けてるんだ。『健康的!』『弾ける笑顔!』『はち切れそうな豊満ボディ!』的な圧倒されるアレな。そうじゃなくて『あーこの子の水着姿キレイだなー』ってただただうっとり見られる」

「そ、そんなもんかな?考えたこともなかったな自分じゃ!」

あ、照れてる。

「だから自信持て。あ、やっぱ今のなし。自信なんか持たなくていい。『へー、みんなあたしの水着姿そんなに好きなんだー。ふーん』って構えてればそれで」

「なにそれ。……でもありがと。なーんか気楽になったわー」

長らく抱えていた悩みが氷解したのか、解放されたように「うーん!」と伸びをする。

実は結構気にしていたのかもしれないな。

 

その後、グラビア撮影は驚くほどスムーズに進行し、予定時間よりもかなり早くに終了した。

 

 

撮影の後片付けやその後の手続き諸々を全て終え、ホテルの部屋に戻って来た周子と私は、それぞれシャワーを浴びてからクイーンサイズのベッドの上に並んでごろんと仰向けになった。

いかにも南国のリゾートホテル然とした天井をしばらく二人してほげーっと眺める。

「終わったな」

「終わったねー」

「それではお待ちかねの……」

「ぐー」

「寝るんかい!」

「あはは。ウソウソ、冗談やって。あたしだってずっと楽しみにしてたってば」

「おまえなあ」

まったくこの子は。

「疑うの?」

寝転がったままこちらの首の後ろに両腕を回してきて、至近距離でじっと見つめてくる。

「いや」

「ならよし……ちゅくっ」

私の返事を確認すると、そのまま唇を合わせてきた。

「ねっとり、ねっとり、とな」

「こう?……はもっ……ちゅるっ……ねろぉっ……くちゅっ……れぷっ……はあっ」

これ以上ないぐらいお互いに密着し、淫靡なるディープキスを交わす。

「うーわ、エッロ……」

「おまえが言うんかい」

「だってほんまのことやーん」

「確かに違いないが」

「でしょ?」

顔を見合わせて小さく吹き出す。

 

「あ……そこ……手つき……いやらし……ちょっ……上手すぎ……はぁ、ん……う、んっ……」

密着を解かずに、ねっとり、しっとり、うっとり、ゆっくり、たっぷり、じっくり、と周子の身体中を持てる限りのいやらしさで愛撫する。

乳房をゆっくりゆっくりと手の平の中でこね、硬くなった先端の桜色の乳首を啄(ついば)むようにして咥え、チロチロチロチロと速く細かく舌先を回転させて刺激する。

尻肉を鷲掴みにし、痛みを感じる一歩手前の力加減でぐにぐにと揉んだかと思いきや、触れるか触れないかのソフトタッチで弄ぶ。

陰核をピンピンと指先で弾いたり、軽く二本の指の間に挟んで何度も何度も擦り上げる。

秘部の入り口に鉤爪状に曲げた指を浅く入れ、泡立てるようにちゅくちゅくと掻き回す。

それらの愛撫にことごとく周子は最上で最適な感じ方で反応してくれる。

ひとつの行為で彼女が達しそうになる度にその寸前で止め、次の行為へと移る。

「ぷろでゅーさぁ……」

蕩けきった表情と声の周子が弱々しい声を出す。

「挿入(い)れてぇ……お願いだからもう挿入(い)れてよぉ……切なすぎるからぁ……プロデューサーので埋めてよぉ……」

「さすがにそろそろか。いいよ」

私も愛撫だけではなく挿入(い)れたくなってきたところだ。

 

ぴちゅり。

横向きに抱き締め合ったまま、ペニスの先端を洪水のように愛液を分泌し続ける周子のヴァギナの入り口にキスさせる。

ぶるるっ!

周子の全身が震える。

「大丈夫か?」

「いいから、いいからぁ。早く、早くちょうだい……!」

「わかった。ゆっくり、ゆっくり、挿入(い)れるからな?」

「うん……」

不安げな瞳。

こんな彼女を見られるのは私だけだろう。

ず……ず……ず……。

ミリ単位でパンパンに膨らんだ亀頭を腟内(なか)に埋めていく。

最初はじっくりと楽しませてもらおうか。

--と思っていたのに。

「んんーっ!」

下唇を強く噛みながら周子の身が跳ねる。

「周子、イッたのか?」

まだ亀頭しか挿入(い)れてないのに。

「だってぇ……プロデューサーがあたしのこといじめるからぁ……」

涙目。

「ごめんな。ちょっとやり過ぎたな。もういじめないから今からはいっしょに楽しもうな」

「ほんとに?」

「ほんとほんと。嘘ついたりしないって」

頭を左手で撫でてやりながら額に小さくキスをしてやる。

「じゃあ……許す。えへへ」

鼻をすすりながら彼女は恥ずかしそうにそう言った。

 

「そう……そう……そんな感じ。なるべく動かないで腟内(なか)で私のモノが脈打つのを感じて」

「あ……は、ぁ……動いてないのに……めっちゃ、感じるぅ……」

対面座位で深くつながり、周子は私の首の後ろに両腕を回し、私は周子の腰を両腕で掻き抱く。

言葉少なく見つめ合い、暇さえあればいやらしくいやらしく舌を絡めてディープキスをする。

周子の口が疲れると離れ、その間私は彼女の首筋をしつこく舐め上げたり、乳首をちゅうちゅうと吸ったりする。

動きは必要最低限にとどめ、まるでひとつに溶け合うかのような感覚を味わう。

「ねえ、これってポリネシアンセックスってやつ?」

「うん?違うけど、まあスローセックスの一種であることには変わりないな」

「そうなんだ……こんなエッチの仕方もあるんだね」

「それにしてもポリネシアンセックスなんてよく知ってたな。そういうのアイドル同士の会話で話に出たりするのか?それとも自分で調べるのか?」

「ないしょー」

「内緒かー」

「そ」

「じゃあ仕方ないな」

くすり、と笑い合う。

そしてまたつながったまま密着してお互いを深く深く感じ合う。

 

「あ……また……イ……ク……」

周子がぎゅうっと私にしがみついて達する。

もう何度目か、何時間このままなのか、数えるのはとっくにやめた。

溶け合った私たちはもはや全身が性感帯のような状態で、肉棒が腟内(なか)で脈打つだけで周子は大きな悦楽を得、腟内(なか)のヒダヒダがうねって肉棒に絡み付く度に私もまたとてつもない快感を得る。

「周子、射精(で)る……」

「ええよ。射精(だ)して……」

どくん……どくん……どくん……どくん……。

「ああ、射精(で)てるぅ……」

恍惚の表情を浮かべる周子。

今や胡座をかいた私の尻の下には彼女の腟内(なか)から溢れ出した精液と愛液が溜まりに溜まった湖ができており、少し動いただけでも水音が立つ有様だ。

 

「ねえプロデューサー」

「んー?」

このスローセックスを始めてどれぐらい経った辺りか、対面座位でつながったまま周子が訊ねてきた。

「なんであたしとこうしたいって思ってくれたん?」

「また『なんであたし』か」

「こら茶化すなー」

「はいはい」

「こういうイチャラブにしても甘えるにしてもさ、『〇〇ママ』って呼ばれるような母性溢れる子たちやお色気ムンムンのお姉様方との方がよかったんちゃう?って」

「おまえって意外と心配性だよな」

「鼻思いっきり噛んだろか」

「ちゃんと言うからやめてやめて」

ほんの少しだけ間を置く。

「周子の好きなところって本当にいっぱいあるんだ。どんぐりのような大きな目が好きだし、色素の薄い髪も好きだ。もちろん色白な肌も好きだし、スレンダーながらメリハリの利きまくったプロポーションも好きだ。声も大好きだし掴みどころがない上にいたずらっぽい性格も好きだ」

「そんないっぺんにいっぱい『好き』って言われたら、照れてまうやん……」

周子が耳まで真赤になった顔を背ける。

「でもな、周子」

「う、うん」

「私が一番好きなのはおまえの人間性なんだよ」

「人間性?」

予想外過ぎることを言われ、素に戻った彼女がこちらを向く。

「そうだ。おまえってさ、常に何事に対しても一定の距離を保ってるだろ。パーソナルエリアって言っていいのかな?俯瞰で物事を見てるって感じじゃなく。対人(たいひと)だったら相手を尊重しつつ、相手に踏み込み過ぎない。それが気を許した相手だと相手によって近くなる。その私との距離感がものすごく心地良いんだよ」

「自分では全然そんな自覚ないけど」

「そんなもんだ。とにかくいっしょにいて自然体でいられるのが周子、おまえなんだ。オトナとかコドモとかそんなの関係なくな。普段の生活から遠く離れた南の島で朝から晩までイチャイチャしたい相手を考えて、真っ先に浮かんだのが周子だった」

「……ぐすっ」

「泣くなよ」

「無茶言わないでよ。自分でも知らない自分のいいところそんなにいっぱい褒めてもらえたら泣くって!」

「参ったな……」

「参ったのはこっちやわ。このオンナ泣かせ!いやオンナ殺し!」

「散々な言われ様だ」

「だからこんな悪いオトコ、あたしが捕まえて離さんようにしないとね」

そう言ってこれまでで最高に密着してくる周子。

「おい、そんなにしたら」

「ええやん。他で悪さできないようにあたしが一滴残さず搾り取ってあげるから覚悟して」

「え」

「このシューコちゃんを本気にさせたこと、後悔してももう遅いから」

目が座った女狐が舌舐めずりをしながら迫ってくる。

あ~~~れ~~~っ。

 

「いやー太陽が黄色く見えるねー!」

「あれだけすればね。そりゃね。さすがにね」

ホテルをチェックアウトし、私たちは降り注ぐ日差しの下空港へと向かうタクシーを待っていた。

「プロデューサー、なんか痩せた?」

「吸われたんだわ、妖狐に」

「うわー悪い奴がいたもんだねー。怖い怖い」

「おまえだよ怖いのは。対照的にツヤツヤしやがって」

「それは置いといて」

「置くなよ」

「置・い・と・い・て!」

「わかったわかった」

「あたし、水着のお仕事すっかり好きになったよ!プロデューサーのおかげ!また来ようね、南の島!」

「それはよかった。って南の島まで好きになったか。そうかそうか」

「あー!なにそのエロい顔~っ」

「べっつに~?」

「水着撮影の後のイチャイチャが楽しみなんじゃないから!イチャイチャだったら南の島じゃなくてもできるんだから!なんだったら水着撮影の後じゃなくてもできるんだから!」

「ほーほー」

「さては信じてないなー?よーし、帰ったら第2ラウンドだー!」

「おう受けて立つぞ!シャーッ!」

お互いに変なポーズで威嚇し合う。

今回の旅を経て周子との距離はぐっと縮まった感がある。

ただただ感謝だな。

 

「帰るのが楽しみだね?プロデューサー」

背後から抱きつかれ、耳たぶをガジガジと齧(かじ)られる。

いやこれ、「縮まった」と言うよりもうゼロじゃん。

「あのー、周子さん?」

「はむはむはむ……んー?何~?って、雨だ。スコールかな」

「ホテルの中で待たせてもらうか?」

「いいじゃん、濡れてこうよ。『狐の嫁入り』、だもんね?」

「周子さん!?」

それって南の島のスコールにも適応されるのだろうか。

とはいえどうやら私の身はとっくに性悪妖狐の掌中にあるらしい。

この先どうなることやら。

それはこの天衣無縫な狐娘にしかわからない。

くわばらくわばら。




サブタイトルを略して「コンコン」→「狐」→「周子」でした。
なるべく関西弁をしゃべらせたいんだけど、あんまりしゃべらせると紗枝はんと文章だけでは差別化が薄くなるのでその塩梅が非常に難しいですね。
ですが書いていてとても楽しいキャラです。
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