シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
事務所内が明らかに活気づいていた。
それもそのはず、大型のタイアップ企画が次々と実現及び開催中なのだから。
我が事務所にはなにしろ190人ものアイドルが所属しているので常に何かしらのタイアップやキャンペーンが動いているが、今回のは特に規模が大きく、上層部からの期待も大きい。
年少組アイドルの大多数が関わるビッグプロジェクト。
リアルおしごと体験などもあり、その内容は多岐に渡る。
関わるスタッフの人数もかかる経費も桁違いである。
主役であるジュニアアイドルたちのやる気も相当なもので、学校というよりはもはやサファリパークのような喧騒だ。
「おーい、あんまり走り回るなよー」
暴走機関車のような子供たちに注意を促す。
怪我をしてもさせても大変だ。
走り回りたくなる気持ちはわからなくもないが。
「はーい!」と複数の元気な声が返って来る。
気合いが入っているのはいいことだ、うん。
ジュニアアイドルたちの溜まり場を見回りながらもついつい口元がほころんでしまう。
おっと、いかんいかん。
と、そんな中で独り喧騒から距離を置き、壁に向いてスツールにちょこんと腰掛ける存在を発見する。
「ありす」
「プロデューサーさん。お疲れ様です」
艶やかな黒髪の後ろに大きなリボンを着けた一見お人形さんのような小さな少女は、手元のタブレットから顔を上げて私にきちんと挨拶をする。
相変わらず歳に似合わずしっかりし過ぎなぐらいしっかりしている。
「おまえは案の定浮かれてないな」
「当たり前です。こういう時こそしっかりと地に足をつけることが大切なんです。いくら大きなお仕事が次々と決まっているからといって浮かれてなどいられません」
ドヤ顔。
だが声をかける前に彼女が帯びていた憂いを私は見逃してはいなかった。
「よっ、と」
彼女の左隣のスツールに腰を下ろし、私も壁の方を向く。
「プロデューサーさん?」
「話してみろ」
「な、何をですか」
私の方を見ていたありすが急にそっぽを向く。
歯切れが悪い。
「何に悩んでる?」
彼女の方は見ずに淡々と尋ねる。
「悩んでなんか……」
図星か。
「本当に?」
「……ごめんなさい。嘘をつきました。本当は今悩んでいます」
小さくなってうつむく。
「だと思ったよ」
苦笑。
「私、そんなにわかりやすいですか?まだまだ、子供ですね……」
「わかりやすくはないさ。今のを私以外でおまえの仲間で見抜けるとしたら
「桃華さんは納得ですが、みりあさんもですか?」
「あの子の勘の良さはウチのアイドルの中でもトップクラスだぞ。正直隠し事ができる気がしない」
「ああ、言われてみるとなんとなくわかります」
そう言うと、やっとありすは軽く笑ってくれた。
「ご両親とうまくいってないのか?」
「どうして、それを」
私がボソッと指摘したことはやはりビンゴだった。
「なあに、初歩的な推理だよワトソン君」
「ワトソンではなく
もはや懐かしいなそのテンプレートネタ。
「大きな仕事がどんどん決まってるがその報告をできていないか、しても反応が芳しくなかったか。言えばご両親は喜んではくれるだろうから前者か」
「正解です」
目を丸くしたありすがこちらを向く。
やや興奮気味だ。
「す、すごいです、プロデューサーさん」
「まあな。私はおまえのプロデューサーだからな」
正面から褒められると照れ臭い。
「で、なんで言えないんだ?立派なことだし、さっきも言ったがビッグプロジェクトだしきっと喜んでくれるだろうに。おまえだって見ていて欲しいだろ?」
「それは……」
すぐにまた表情が翳る。
「そうか。だからこそか」
喋っている最中に思い当たった。
「見て欲しいがビッグプロジェクトだけにご両親にかける負担も大きくなる、そう考えたんだな?」
「その通りです。プロデューサーさんもご存知の通り、うちの両親はとても忙しい人たちなので。それに最近は特に大事な時期みたいでなおさら……」
さらにうつむくありす。
「おまえだって今めっちゃ大事な時期だ」
「そうですけど。だからと言って」
迷ってるな。
ここで「子供なんだから遠慮なんかするな」と言うのは悪手だ。
橘ありすは人一倍すぐにでも大人になりたい女の子なのだから。
「ありす自身の気持ちはどうしたい?理想でいいから言ってみろ」
「そんな、いいんでしょうか?」
この期に及んでまだ遠慮する。
「いいから」
だから背中を押してやる。
「だったら……両親ともはもちろんですが、私は特にお母さ、母ともっと仲良くなりたいです。もっといっしょにいて、色々な話をしたり聞いたりしたいです」
同性だしな。
積もる話もあるだろう。
恥ずかしそうに、だが噛みしめるように彼女は話してくれた。
「うん。任せろ」
「えっ?」
「『任せろ』って言ったんだ」
「いくらなんでもそこまでは」
「水臭いぞ」
「でも」
口ごもる。
「なあありす」
「はい」
「私はおまえの何だ?」
「プロデューサーです」
スーツの上着の右側を広げ、後ろから見えないように彼女の小さな身体をすっぽりと覆い隠す。
「だけじゃないだろ?」
顔を近づける。
「……あっ」
それで察したようだ。
「私の好きなひと、です」
一瞬の躊躇の後、頬を染めて唇を合わせてくれる。
「ちゅっ……ちゅ……ちゅく……ぷぁっ」
「お母さんの予定が空いてる日がわかったら教えてくれ。あとは私が必ずなんとかする」
「はい、信じています」
微笑み合い、私たちはもう一度キスをした。
とある土曜日の昼前。
「本日はお忙しい中、お時間を作ってくださいましてありがとうございます」
橘家のリビングにて斜め前の椅子に座るありすの母に頭を下げる。
私の位置はいわゆる「お誕生日席」と俗に呼ばれるポジションだ。
「いえ、たまたま休みが取れたものですから」
自宅内にもかかわらずパリッとした服装のありすの母が無感情に返してくる。
面識が一応あるとはいえ、他人を招き入れるのだから当然か。
緊張の色が見えてはいるが、それを努めて隠そうとしている様子が窺えた。
「『娘ともっと交流を持って欲しい』というお話でしたけれど」
「ええ。平たく申しますとそうです」
「
不快そうな声色がにじみ出ている。
「当方も重々承知しております。日々ご多忙でしょうに、母として妻としての生活まで全うしてらっしゃる。気楽な男やもめの身といたしましては頭が下がります」
実際に会釈してみせる。
「そんな、当たり前のことですから」
満更でもなさそうだ。
ご機嫌回復、と。
「なのにその上で娘ともっとコミュニケーションを図れ、と?あの子にはタブレット端末なども与えてメールでのやり取りなどもしておりますが」
「聞き及んでおります。素晴らしいご配慮だと感服しております。ですが、そのような間接的な触れ合いではなく、直接的にですね」
「時間が取れればそうしています。あの子もその点は理解してくれています」
「理解」と来たか。
そろそろアプローチの仕方を変えるか。
「本当にそうでしょうか?」
前傾姿勢から直角に戻す。
「あの子が理解していないとでも?」
苛立ってきてるな。
「いいえ。理解はしているでしょう。ただし理解と納得は別のものです」
「詭弁ですね。我が家には我が家の事情があります。お世話になっているプロデューサーさんと言えど他所のプライバシーに踏み入り過ぎでは?」
「娘さんに甘え過ぎではありませんか?」
ジャブはもう終わりだ。
「……おっしゃる意味がわかりかねます」
ありすの母が苦々しい表情に変わる。
「ありすは確かに賢い子です。年齢にしてはなどという話ではなく、あの子は人として賢く、大人です」
「そうでしょう、だったら」
「でもそれは仮面です。本心を押し殺した偽りのガワだ」
「!」
ありすの母の身体が強張る。
心のどこかでそう思ってはいたが、気のせいだと思っていたこと。
気のせいだと思いたがっていたこと。
「あ、あなたにそこまでわかるんですか!?長い時間いっしょにいるとは言っても所詮は他人のあなたに!あの子の口から直接聞いたんですか!?」
椅子から立ち上がり、鬼の形相で私を睨む。
「はい。彼女は私にこう言いました、『母ともっと仲良くなりたいです。もっといっしょにいて、色々な話をしたり聞いたりしたいです』と」
私はズボンのポケットからスマホを取り出し、録音アプリの再生ボタンを押す。
『お母さんともっと仲良くしたいです。もっといっしょにいたいです。色々なことをいっしょにしたいです……』
「ありす……!」
ありすの母は両手で口元を覆い、力を失ってそのまま着席する。
この録音はありす本人からの提案で、私は「そこまでしなくてもいいのでは?」と言ったのだが、「あの人はこれぐらいしないと信じませんよ?あ、どうせなら弱々しく言ってみましょう」と娘からの言葉。
本当にしっかりした子だ。
「あの子、普段は気丈に振る舞って、本当はそんなにも……。ごめんなさい、ありす……」
打ちひしがれるありすの母。
効果は予想以上だった。
演技力でやや脚色してしまった感は否めないが、これがありすの本心である以上私には気まずさなどない。
「私はなにもありすのことだけを考えているわけではありません。彼女の願いはあなたとともに幸せになることですから」
椅子ごと彼女のそばに近寄る。
「あの、それは、どういう」
不安そうな表情で私を見上げる。
ありすの母だけあり、一般人とは思えない美しさだ。
清潔感のあるショートカットに意思の強そうな切れ長の瞳、白くキメ細かい肌。
いかにも仕事のできるキャリアウーマンといった第一印象で、これで一児の母であるとは誰も思うまい。
「あなただって寂しいのでは?」
目の前の両手を取る。
「あっ……いえ、私がそんな弱音を吐くわけには」
「なぜです?ここには今あなたと私しかいませんよ?」
「そうですけど……」
伏し目がちに顔を逸らす。
まだ壁があるな。
「その美貌だ、職場や取引先の男性からしょっちゅう誘いを受けるでしょう。なんなら街を歩いていても」
「え、ええ、実は。こんなオバサンに」
「何をおっしゃいます。私みたいな本物のオジサンからすればあなたが『オバサン』だなんてとんでもない!こんなにもお肌もハリも潤いがあって……忙しくてもお手入れは欠かしてらっしゃいませんね?私、これでも仕事柄メイクやスキンケアにも精通しておりますので。この滑らかさ、アイドルにも引けを取りませんよ?」
右手で彼女の左頬をつつ、と撫でる。
「はい。どんなに忙しくてもそこは女の意地で」
正面から称賛されてはにかみ、笑顔を見せるありすの母。
私は嘘も世辞も言ってはいない。
彼女が魅力的なのは紛れもない事実だ。
それにやり手のビジネスウーマンである彼女にその手の小細工は通用しないだろう。
もうひと押し。
「……はあ」
大仰に溜め息を吐いてみせる。
左手は彼女を手を握り、右手は頬を撫で続けたままで。
「プロデューサーさん?どうかなさいましたか?」
「ご主人もさぞやあなたのような奥方がいて鼻が高いでしょう。いやあ、心底うらやましい」
天井を仰ぐ。
うらやましいのは本当である。
うらやましくないわけがない。
「……」
彼女の表情に翳が落ちた。
「おや、そちらこそどうされました?」
「い、いえ、別に……」
「あの、大変差し出がましいのですが、ご主人とは……」
「はい……ありすがアイドルになってからはもう……い、いやだ私ったら何を!?」
口が滑ってしまい、焦るありすの母。
事前にありすから聞き出してはいたが、事実だったか。
「なんともったいない!え、いや、本当ですか!?こんな奥様をそんなに長い間放っておくとか!?」
ちなみにこれ、全く演技じゃないです。
「あの人も、忙しい人ですから……」
完全にうつむいてしまう。
さもありなん。
妻として、女としてのプライドはズタズタだろう。
外ではあんなにモテているのに家に帰って肝心の旦那がそれでは。
「それにしたってねえ……私からすれば一切理解できない話ですよ。もし私にあなたのような奥様がいれば家に帰るのが楽しみで仕方ないだろうに」
「そう、ですか?」
弱々しく顔を上げる。
抑圧していた感情が表面化してきたと見える。
「ええもちろん、それはもう」
ぐいっと顔を近付けて微笑んでみせる。
「あ、あの、プロデューサーさん」
「なんですか?」
「顔が近い」と言いたいのだろうが、さらに顔を近づける。
唇を突き出せばもうキスをしてしまえる距離だ。
「ありす、あの子とも、こんな」
ありすの母のまつ毛がふるふると揺れる。
さぞや心も揺れていよう。
なるほど。
それが最後の防波堤か。
「キス、ですか?」
「は、はい」
「ええ、何度もしてますよ」
「それ以上のことも?」
「はい。何度も」
「あ、あの子はまだ!」
「誓って私から強要したことはありません」
「当たり前です!」
声を荒げるありすの母。
娘を想う母としては当然か。
「あの子と、ありすとそんなことを……!あなたって人は……!」
「何か勘違いをしてらっしゃるようだ」
「なんですって?」
「あの子はとても賢い子です。そういう行為が相応しくないことももちろん理解している。その上で私を求めてきた。その意味がおわかりになりますよね?」
我ながら今私はさぞかし冷たい目をしていることだろう。
「ああっ!」
思い当たったか。
「
「ああ……あ」
「そもそもありすに寂しい想いをさせたのは誰ですか?」
娘への謝罪の言葉とともにしゃくり上げる彼女が落ち着くまでにはそこそこの時間がかかった。
私はその間ずっと彼女の肩を抱き、背中を擦り続けた。
「私、私、これからはもっと母としてあの子のことを大切にします。言い訳なんかしないで、時間を作って。あの子のことをもっともっと理解してあげないと。今回はそのことがよくわかりました。本当にありがとうございます、プロデューサーさん」
「いえいえ、こちらこそ担当プロデューサーとはいえ赤の他人がご家庭の内情に土足で踏み込んだ上に散々強い言葉を投げかけてしまいまして、深くお詫び申し上げます」
「……大方あの子に『あの人はこれぐらいしないと信じませんよ』なんて言われたんじゃありませんか?」
「お見事。その通りです。さすがはありすのお母様だ」
私たちはこの日初めて笑い合った。
「あ、すみません、私ったらこんな」
彼女が体勢に気付いて顔を真っ赤にする。
「いいんですよ。お気になさらないでください。それより先程『あの子のことをもっともっと理解してあげないと』とおっしゃいましたが、具体的にはどうされるおつもりですか?」
「それはまだ何も……」
腕の中でしゅんとする。
「でしたら、共通の喜びを持たれるのはいかがですか?同じものを好きになって同じことをしてみるとか」
「『同じものを好きになって同じことを』……?」
チラリと私の顔を見る。
「?」
なにやら含みのある表情だ。
「あの子は、ありすは、プロデューサーさんにどういう風にその、迫ったんですか?」
「気になりますか?」
「は、はい。母としては」
「女性としても?」
「え、ええ、まあ」
「当然ご存知でしょうが、あの子もなかなかに頑固なところがあって打ち解けるまではなかなかに苦労させられたんですが、信頼を置いてくれてからはそう時間はかかりませんで。詳しくは本人の名誉のために伏せますが、『ひとりの男性として愛しています』と言ってくれまして、それからですね」
記憶を辿り、言葉を選んで話して聞かせる。
いやあ懐かしい。
「あの子ったらそんなことを……。いつの間にかそんな大人に。いえ、目を離した私が悪いですね」
ありすの母は苦笑する。
「そ、それで、その、そういうことも」
「そうですね、タイミングが合って、お互いの気持ちが盛り上がれば。もう何度したかは数え切れませんが」
「そんなに……」
「やはり、知っておきたいですよね?」
「はい!?」
「ありすが私とどんなキスをしているのか」
「え、え」
「母として」
顔をこれまでで最も接近させる。
もはや唇を突き出さなくてもどちらかが身じろぎするだけでキスが成立する距離だ。
「え、は、そ」
心は決まっても言葉にならないか。
「どうぞ、ご自分でお試しください」
「私には、夫が」
まだ言うか。
「どこにいるんです?」
「っ!」
結局その一言が引き金となり、ありすの母は私の後頭部を両手で持ち、唇を求めた。
よかったなありす。
これでお母さんとこれからは仲良くできるよ。
「れぷっ!れるっ!はぷっ!はもっ!ちゅうっ!ちゅぢゅっ!れぇれぇれぇ……!」
これは熱烈だ。
よほどご無沙汰だったと見える。
私は彼女からのキスに応えながら左手でシャツの間から手を突っ込んでブラをズラして生乳を揉み、右手でタイトスカートを捲り上げて生尻を揉む。
熟れた女体が火照り、むせ返るような色香が匂い立つ。
「あはあ……いやらしいキス……胸もお尻もとんでもなくいやらしい揉まれ方してるぅ……素敵ぃ……」
ありすの母がとろんとした目つきで熱い吐息を漏らす。
「なあに、こんなのまだまだ序の口ですよ」
舌を吸い、乳房をぐにぐにと揉みしだき、尻を鷲掴む。
「ありすにも、こんなにいやらしく?」
「彼女にはここまではあまり。相手の身体に合った愛撫を心がけているので」
「ならどうして、私にはこんなにもいやらしく?」
「それはあなたの身体がとんでもなくいやらしいからですよ」
「あはあぁんっ!」
両の乳首をつまみ上げる。
「そんな、私の身体、いやらしくなんか」
「いやらしいですよ、とんでもなく。好きだなあ。私はこの身体、とても好きだなあ」
左の乳首を口に含んでちうちうと吸い、右手は黒のレースのパンティの中に突っ込んで蜜壺を弄る。
「ほんと?本当、ですか?」
「ええ。欲しいなあ。くれませんか?もらってもいいですよね?もう私のですよね?」
目で訴えかけ、乳と尻、陰核と秘部を無言で攻め続ける。
「あ、あの……」
「くれないんですか?私のじゃないんですか?じゃあもうナシで」
一切の愛撫を停止する。
「いやあ!キス!キスぅ!」
すがり付いてきてねだる。
「この唇は誰のですか?」
彼女の下唇をつまむ。
「舌は?」
次は舌をつまむ。
「この胸は?お尻は?ヴァギナは?」
次々と触っていく。
「あ、あ、あ、あ……」
そして最後に。
「あなたの心は誰のものですか?」
じいっと目を見据える。
「あ、あなっ!あなたのものです!心も身体も!全部!」
「ありがとうございます。大事に大事にしますよ。私はね」
完了。
「はあ……はあ……」
私のディープキスと全身愛撫で何度も達したありすの母が乱れた着衣のまま椅子にぐったりともたれかかっている。
だがその表情は晴れやかだ。
「私、こんな解放感、結婚してから初めてです。なんだか憑き物が落ちたみたい。こういうのをデトックスって言うんでしょうか」
破れたストッキングを脱ぎつつ自嘲気味に語る。
「それはよかった。でも、まだまだこれからですから」
にっこりと微笑んで私は言う。
そして彼女の眼前に我慢汁の太い糸を垂らした男根を突き出す。
「プロデューサーさん……?」
「まさかキスと愛撫だけで終わりなわけがないでしょう。最初の頃のありすじゃないんですから」
「ああ、なんてたくましいの……それに、すごい匂いと熱……」
彼女の喉が上下して大きく鳴る。
「さあ全部脱いで。そうしたらこれをしゃぶらせてあげますよ」
「は、はい!はい!」
居ても立っても居られず、彼女は剥ぎ取るようにして身に付けている物を脱ぎ散らかす。
普段の彼女からはとても想像できない姿に違いない。
「あの、脱ぎました。全部。だから」
「よくできました。まずは亀頭に誓いのキスを。それからは好きにフェラしてくれて結構ですよ」
「ああ、ペニス……」
腰に両手を置いて仁王立ちする私の前にありすの母は膝立ちになり、両手を膝の上に置いて目を閉じる。
「あなたに全てを捧げます。だから、だから私にどうか、再び女の悦びを与えてください」
ちゅっ。
鈴口に甘噛みするかのような口づけをする。
そして唇を離すことなく亀頭を吸う。
「ちうっ!ちぅっ!ちゅっ!ちゅっちゅっちゅうっ!」
「先っぽ、好きなんですか?」
熱心に亀頭に唇を這わせる彼女の髪を撫でつつ問う。
「好きぃ……あなたのペニスの先っぽ、好きぃ……。色も、形も、熱も、味もぉ……ちゅっ!」
「いくらでも吸っていいですよ。今はあなただけのものだ」
「私だけのペニス、ああ……れろぉ……!」
蕩けた表情で今度は舌をねっとりとまとわりつかせ始めた。
これは想像以上に肉棒に飢えていたようだ。
よく今の今まで我慢できていたものだ。
彼女の自制心に敬服する。
だからこそ、これからは私が彼女を娘とともに楽にしてあげなければならない。
「ちゅぽっ!ちゅぽっ!ちゅぽっ!ちゅぽっ!」
首を縦に振り、音高く肉竿の中ほどまでを吸い上げる。
これは気持ちいい。
「ああ……いいですよぉ。とても、とても気持ちいい」
背徳感もあり、征服感もあり、余計に気持ちいい。
「上手です。とても上手です。これからあなたにはたくさんフェラチオしてもらいたいなあ」
「いつでも!んっ!いつでもします!して欲しくなったら!ちゃぽっ!いつでも呼んでください!んん~~~っ!」
マジかよ。
最高か。
ここまで心酔してくれるとは。
これは新たな楽しみができたなあ。
「んっ!んっ!んんっ!んんっ!」
彼女の首の振りが早くなる。
熱烈アピール、かわいいじゃないか。
さすが自己アピールもプレゼンもお手の物か。
「
「
「
「!」
びゅるんっ!
びゅるるっ!びゅるるるっ!びゅぐっ!どぷっ!
「ぅんん~~~~~っ!!」
彼女の後頭部を両手で掴んで引き寄せ、喉奥に突き込んだ剛直の尿道口を目一杯開いてザーメンを注ぐ。
びゅっく!びゅっく!びゅっく!びゅっっく!
「ふ~~~っ」
私は大きく息を吐く。
実に満足感の高いフェラだった。
これを今後いつでも楽しめるのかと思うと鈴口が乾く暇がない。
「あはっ。あんなに
お掃除フェラをしながらありすの母は目を輝かせる。
その顔はもう妻でも母でもなく、ひとりの女だった。
「さあ、どう
これ見よがしに彼女の目の前でドロドロのペニスを掴んで揺らせてみせる。
「どうしよう、迷っちゃう。激しくもしてしてもらいたいし、ゆっくりと愛し合いたい気も……」
少女のように顔を両手で押さえて身をくねらせる。
そそるなあ。
ああ早く
「最初の体位だけ決めてください。そのあとどんな体位でもいくらでも
早く早く!
「じゃ、じゃあ最初はやはり正常位でお願いします。それからあの、後ろからしてもらったり、私が上になってあなたを気持ちよくさせたりしたいです」
「わかりました、正常位ですね。でもついつい気分がノッてきて屈曲位になったりするかもしれませんよ?」
「素敵……。たくさん、愛してください」
「お任せを。性の悦びを存分に味わってもらいますよ」
くちゅり。
先端を秘部の入り口に合わせると粘着質の水音が鳴る。
準備は万端のようだ。
ありすの母はその音に恥ずかしそうに頬を染める。
「コンドームなんていりませんよね?」
最終確認。
その言葉に一瞬目を見開いた彼女だったが、すぐにまた潤んだ瞳になって私に懇願する。
「そんなのいりません!それより早く
完璧だ。
私はその返答に満足してぐいっと大きく腰を進める。
ぬぷんっ!
根本まで一気に肉竿が蜜壺へと埋まる。
「はあああんっ!」
ありすの母があごを反らし、歓喜の嬌声を上げる。
「これぇ!これがずっと欲しかったの!太ぉい!硬ぁい!熱ぅい!素敵ぃっ!」
こんなに褒めてもらえると気分がいい。
気を良くしてせっせと腰を振る。
ここがありすがいた所かあ。
今まさにそこを征服しているかと思うと感動もひとしおだな。
たぱんっ!たぱんっ!たぱんっ!たぱんっ!
大きなストロークで奥へ奥へと剛直を叩き付ける。
その度に
「いいですよ、ありすのお母さん。非常に気持ちいい。あなたは名器の持ち主で、締まりもいささかも衰えていないことがよくわかる。こんな名器を放っておくなんて失礼ですがご主人の気が知れませんね」
「いやあっ、あの人のことは今言わないでぇ!」
ガンガン私に突かれて声が波打つ。
感情も波打つ。
「そうですね!あなたはもう私のものですもんね!」
「そう、です!私はっ!もうっ!あなたの!もの!ですぅ!」
上出来だ。
気分が高揚しすぎて射精感の上昇がいつもより早い。
まあ本日一発目ということもあるし、こんなものか。
軽く一度
ぱぱぱん!ぱぱぱん!ぱぱぱん!ぱぱぱん!
ピストン運動を速める。
「ああんっ!ああんっ!ああんっ!わたっ、私っ!もう!」
ところが彼女が音を上げる方が早かった。
それほどまでにご無沙汰の快感だったか。
「イキそうですか?イッちゃうんですか?ご主人以外の男性器で?」
「あー、あーあーあー、イッちゃう!あの人のじゃないペニスで!プロデューサーさんの素敵なペニスでイッちゃいますぅ!」
「そうですか。では
「
ビクンビクン、とありすの母の美ボディが激しく脈打つ。
自らの言葉がきっかけとなって達したか。
実にいい具合だ。
一部の隙きもなく堕ちてくれた。
それではご要望にお応えするとしますかね。
「
「くださいください!もうあなたのものだから!プロデューサーさんのものだから!ザーメンください!あなたの熱いザーメン!」
「よく言えました。あなたはいい女ですよ。私の佳い女。ご褒美に溺れるほど
ごっぽっっっっ!!!!
「ひうっ!!」
ごぷっ!ごぷごぷごぷっ!どっぴゅ!
一発目はそこそこにしておくつもりだったのに結構な量を
予定外だがまあいい。
私の精巣ならいくらでも男汁を生産できる。
「熱……い、火傷しちゃう……素敵……」
「火傷なんかじゃ済ませませんよ。燃え尽きてもらいますから」
荒い呼吸を繰り返すありすの母の口元に射精したばかりで精液と愛液でズルズルのイチモツを差し出す。
すると彼女は即座にそれを口に含み、お掃除フェラを開始する。
この打てば響く感じ、いいなあ。
本当に佳い女性を手に入れたものだ。
嬉しすぎて笑みが止まらないよ。
「さあお掃除フェラが一通り済んだらすぐに第2ラウンド開始ですよ?」
「はいっ!」
びゅぐっ!びゅぐっ!どぐっ!
後背位でありすの母の
正常位に始まり、側位、騎乗位、立位と来ての後背位だったか。
「プロデューサーさん、私、限界です。休ませて、ください、ませんか……?」
「おやそうですか。私はまだまだやれるんですが残念ですね。あなたはセックス自体久しぶりだったわけですし、むしろよくがんばったと言えるでしょう」
「ありがとうございます……」
弱々しくお掃除フェラをする彼女の髪を撫でてやる。
「ではそろそろかな。おーい、ありす!もういいぞ!」
「ええっ!?ありす!?」
私の言葉に驚いたありすの母が跳ね起きる。
それと同時にリビングの扉を開けて娘のありすがゆっくりと姿を現す。
「ありす!?そんな!?今日はお仕事じゃなかったの!?」
完全に手遅れなのに両手で身体を隠そうとする。
夫のものではないザーメンまみれの裸体を。
「悪く思わないでください。これはありすからの提案なんですよ」
ショックで顔面蒼白のありすの母に私から説明する。
「ありすから!?どうして!?」
まだ錯乱状態だな。
仕方ないことだが。
「お母さん……」
ありすがしずしずと歩を進め、横座りで小さくなっている母親の前にしゃがむ。
「私、お母さんがプロデューサーさんのことを好きになってくれてすごく嬉しいです」
「……え?」
娘の表情のあまりの晴れやかさに面食らう母。
「私、ずっとずっとお母さんともっと仲良くなりたかったんです。何でも言い合える、そんな関係になりたかった。でもそれにはきっかけが必要でした。色んな事情があっても優先したくなるような共通の趣味とかできればいいな、ってずっと探していました」
淀みなく語るありす。
それは彼女がいつか話すために準備していたことを窺わせた。
「イチゴ?ゲーム?推理ドラマ?そのどれも難しいと思いました。なので考えて考えて、思いつきました。それがプロデューサーさんです」
ありすが私を見る。
私も頷く。
「私が信頼する、大好きなプロデューサーさんなら、きっとお母さんも好きになってくれると確信しました。そして実際、その通りでした」
「ありす……」
ありすの母は恥ずかしそうな、嬉しそうな、なんとも複雑な表情を見せる。
「とても嬉しいですけど、ひとつことわっておきます。プロデューサーさんのことを先に好きになったのも、ずっと好きなのも、私の方ですから」
得意げな顔でそう言いつつ、ありすは着衣を脱ぎ始める。
「ありす、なにを?」
娘の行動を見てオロオロする母。
「お母さんだけプロデューサーさんとのことを私に見られたのは不公平ですよね。だから私とプロデューサーさんとのことも見てもらおうと思います」
生まれたままの姿になったありすが私のもとへと歩み寄り、爪先立ちになり、目を閉じて「んっ」と唇を差し出す。
私は身を屈めて彼女の両肩に手を置き、そのまま唇を合わせる。
「ちゅるっ……れっ……ぴちゅっ……ちゅくっ、ちゅくっ」
のっけからベロチューと来たか。
かなり母を意識してるな。
母娘と言えど、そこはやはり女同士か。
怖い怖い。
将来背中を刺されるようなことにならないように気を付けよう。
「れぷっ……ねるっ……ちゅっ……えるっ……えれぇっ……」
「ありす、そんないやらしいキスを……!」
衝撃を受けた様子のありすの母。
興奮で頬が上気している。
「ぷあっ!」
背伸びをして私の首の後ろに両手を回してディープキスをしていたありすが一旦唇を離し、母を見る。
「どうですか、お母さん。私、こんなにもプロデューサーさんのことが好きです。でも、まだまだこんなものじゃないですよ」
私を椅子に座らせたありすは、私の足の間にやって来て膝立ちになる。
「ちゅっ」
そしてビキビキに勃起したままの汁まみれの男根にキスをする。
「ありすっ!?」
母親が思わず口元を覆う。
するとは予想していたのだろうが、実際に娘がフェラチオをする光景は刺激が強かったか。
「これが、お母さんの味……ぴちゃっ」
竿の付け根から亀頭まで、丹念に舐め上げる。
「ああ……ありす、そんなこと言わないで……」
「恥ずかしがることなんてないじゃないですか。プロデューサーさんに愛してもらってそれに応えた証拠ですよね?」
舌を止めることなく横目で母を見る。
「そう、だけど……」
「じゃあこうしましょう。あなたがありすとセックスしたあとの私のペニスをフェラすればおあいこじゃないですか?な、ありす?」
ありすの髪を優しく撫で付ける。
「ふふっ、そうですね」
妖艶に微笑んで目を細めるありす。
「ではそろそろ本気を出します。プロデューサーさん、いいですか?」
「ああ。ありすの本気フェラをお母さんに見せつけてやろうな」
「はい。きっと驚くと思います」
宣戦布告。
「ちゃぽっ!ちゃっぽ!ちゃぽ!ちゃっぽ!ちゃぷっ!」
口をすぼめ、左右に微妙に角度を変えながらのありすの大胆な口淫。
(プロデューサーさん、こんな感じでどうですか?)
ありすが目で問うてくる。
(気持ちいいのは間違いないが、もう少しインパクトがあればアピールになるだろうな)
(わかりました)
視線だけで会話する。
これは我々ふたりの長年の積み重ねの賜物であり、今日がスタートのありすの母にはできるはずもない芸当だ。
「ぷあっ。プロデューサーさん、アレをしますよ?」
「おう、楽しみだ」
「……アレ?」
置いてけぼりの母を尻目に、口を離したありすが不敵な笑みを見せる。
「こうして、と……それで……」
ありすは左手でそっと肉竿の上部を掴んで奥へと倒し、舌を伸ばすと陰嚢の根本にそれを付ける。
「どうするつもりなの!?」
「こうするんです」
母の疑問に娘は行動で答えを示す。
「れ~~~えっ!れ~~~えっ!れ~~~えっ!……りりりり」
玉袋のしわの溝を舌先でほじって下から上へとなぞり、丁寧に一本ずつその作業を行なう。
「ああっ、それ!ゾクゾクする!ゾワゾワする!」
声が出てしまう。
我慢なんか無理だって!
おまけにこのシチュエーションだぞ!?
「ふふっ、きゅってなりましたね。れーれーれーれー」
「ヤバいヤバいヤバい!いつもよりずっとすごいって!」
たまらずありすの頭を掴む。
「ありす、いつの間にそんなテクニックまで」
呆然とする母。
ですよね。
「プロデューサーさん、射精が近いですか?近いなら口に
「ああ頼む!めっちゃ
「楽しみです。……ぱくっ」
そこからはありすの独壇場だった。
「ぢゅぷっ!ぢゅぷぷっ!ぢゅぷっ!ぢゅぷぷっ!」
リズミカルかつ激しいストロークで休みなく根本から先端まで吸い上げる。
腰が抜けそうなぐらい気持ちいい。
これはあまり保ちそうにない。
「♪」
私の状態を察したありすが気を良くし、さらにペースを上げる。
あ、無理。
「ありすっ!」
私が彼女の頭を引き寄せるよりも早く、ありすは私の腰を両腕で抱え込み、さらにさらに深くペニスを咥え込む。
それがダメ押しだった。
どぐどぐどぐどぐ!どぐどぐどぐどぐ!どぐどぐどぐどぐ!
「ん~~~~~っ!!」
ありすの頬が膨らむほどの大量の射精。
「ありす!」
「れぇっ」
心配した母が声を上げるが、ありすは首を振ると口を開け、どれだけ口内射精されたかを見せつける。
「そんなに……プリップリでとっても美味しそう……」
「こくっ……こくっ……」
熱に浮かされたように身を乗り出す母の前で娘が喉を鳴らす。
「ああっ……」
物欲しげに声を漏らすありすの母だが、ありすは一滴残らず口内の精液を胃の中に収めると口元を拭って表情を切り替える。
「プロデューサーさん」
「体位はどうする?」
いよいよ挿入という段階になり、こちらに向き直ったありすのリクエストを聞く。
「あ、あの」
「ん?」
「ぎゅって、されたいです」
「なら対面座位か駅弁、だいしゅきホールドからの種付けプレスとか……」
「だ、だいしゅきホールドで」
「OK」
笑って頭を撫でてやる。
確かにその名前は言うの恥ずかしいよな。
「いくぞ?」
「はい。来てください」
床に寝てこちらに向かって腕を広げるありすに覆い被さり、亀頭を小さな秘部の入り口にくっつける。
ぐぐっ。
ぐぐぐぐぐぐ。
徐々に徐々に剛直で狭すぎる
「ん、ん、ん、んっ!」
ありすがくぐもった声とともに下から私にしがみ付くが、だいしゅきホールドとは言いつつも彼女の身体のサイズでは私の胴に足は回りきらない。
それでも必死に離れまいと組み付く姿勢に感激する。
こつん。
「届いたぞ、ありす」
「は、い。わかります。感じます。プロデューサーさんで、私の中、いっぱいです」
「がんばったな」
額にキスする。
「私は大丈夫ですから、動いてください」
「本当に大丈夫か?無理はしてないな?」
「無理なんかしていません。私を誰だと思ってるんですか」
キッとにらんでみせる。
「さすがだな、クール・タチバナ。遠慮なくいくからな」
「どうぞ。来てください」
「よく言った!」
ピストン運動開始。
じゅぐっ!じゅぐっ!じゅぐっ!じゅぐっ!
「あんっ!ああっ!あっ!ああんっ!すご、いっ!」
床にうつ伏せになった状態で上半身をガッチリと抱き締められているので行動の自由はかなり制限されているが、なあに慣れたものだ。
滑り込ませるようにして腰を使い、極狭のヴァギナをひたすらに蹂躙する。
じゅぐじゅぐ!じゅぐじゅぐ!じゅぐじゅぐ!
無理な体勢で挿入を繰り返すものだからなおさらに卑猥な水音が立ち、余計に私とありすの劣情をかき立てる。
「すご、きもちっ、す、ご、いいっ!あああんっ!ひうっ!あ、はあっ!」
母親がすぐ横にいることも忘れたありすの喘ぎ声。
その母親といえば、瞬きをすることも忘れて娘の濃厚セックスを食い入るように見つつ、自ら胸を揉み、秘部を弄っているわけだが。
「ありす、私もめちゃくちゃ気持ちいいぞ。頭がおかしくなりそうだ」
ぐじゅぐじゅっ!ぐじゅぐじゅぐじゅ!ぐじゅぐじゅっ!ぐじゅぐじゅぐじゅ!
凶悪な肉棒をねじり込み、掻き回すように動く。
「ひうっ!ひゅっ!それすごっ、いいいいいっ!んんんんっ!!」
もがくようにありすの両足が宙を蹴る。
今やだいしゅきホールドは意味をなさなくなっていた。
「ありす、イクのか?」
抱き締め返しながら耳元で尋ねる。
「ごめ、なさいっ。私、もう、イキ、ます。イッちゃい、ます」
とろんとした目をし、口の端からはよだれが垂れていた。
ここまで感じているのはなかなかないことだ。
「謝ることなんてない。おまえがそんなに感じてくれて嬉しい。いつでもイッていいぞ。おまえがイッたら私もすぐに
「はいっ。お願い、しますっ。イク、イキます!イッちゃ!私!あっ、ああああああんんっ!!」
ありすの両足がピーンと伸び、小さな全身が激しく波打つ。
その振動が私にも伝わり、陰嚢が急激にムズムズしたかと思うと精巣が爆発した。
びゅぐんっ!!びゅぐっ!どびゅっ!びゅぐるっ!どぷっ!!
「あ!あ!あ!あ!あ!あ!」
射精の波の度に彼女の身体が跳ね、私はそれを抱き締めて押さえ付けた。
「はあ……はあ……はあ……はあ……」
どれくらい経ったか、ようやくありすの脈動も落ち着きを取り戻した。
「素敵だったよ、ありす」
「プロデューサーさん、大好き、です。あなたのことを愛して、います」
「私もだ。おまえを愛してるよ」
顔を見合わせ、笑顔でもう一度抱き締め合った。
「……」
「……」
無言の橘
お互いのことを見ようとしない。
「なんだかなあ」
「だ、だって、気まずいんです!」
私の苦笑にありすが憤慨し、その母はこくこくと頷く。
「仲直りの印にキスでもすれば?」
「はあ!?どうしてそうなるんですか!」
「あの、私たち別に喧嘩をしていたわけでは」
「しょうがないなあ」
「めんどくさい」と言わないのは良心。
その代わりと言ってはなんだが、私はずいっと二人の間に愚息を差し出す。
「……なんですかこれは。もしかしてこれを挟んでキスをしろと?」
すっごいジト目。
ヒョー。
「ありす」
先に動いたのは母の方だった。
ペニスの先端も先端、最先端の左側に唇を押し当てる。
「しょ、しょうがないですね!まったく、サイテーです!
わざとらしくプリプリと怒ってみせながら、ありすも母に倣って右側に唇を押し当てる。
亀頭の幅は広くない。
そうすると必然的に2人の唇はくっつくことになる。
「ありす……」
「お母さん……」
うんうん、素晴らしい光景だ。
せっかくだからこのままWフェラと洒落込もうかな!
後日。
私はプロデューサールームのデスクで仕事をしつつ、来訪者を待つ。
コンコン、とノックの音。
来た来た。
「どうぞ。入って」
「失礼します」
姿を見せたのはありすだった。
彼女からメールでこの時間に訪ねたい、と告げられていたのだ。
「今、お忙しいですか?」
「いいや、特に。おまえが来るまでの間に触っていただけだよ。こっちへおいで」
「そうですか。では」
嬉しさを隠しながら(隠せているつもり)とことことやって来たありすはひょいっと私が座る椅子に乗り、そのまま身体を反転させて背中を向けて足の間にすっぽりと収まった。
今日はいきなりあまえんぼモードか。
それもいいな。
「先日はありがとうございました」
「ん?ああ、あの時のことか」
こちらを見ずに話し始めたので、私も彼女のかわいいつむじを見ながら話す。
「あれ以来母はすっかり活き活きとしてますます綺麗になりました」
「ほう。それはよかった」
「父のいないところでは二人でプロデューサーさんの話ばかりしています」
「えー、どんな話してるのー?聞きたい聞ーきーたーいー!」
「なんでギャル口調なんですか気持ち悪い」
「ひどっ!」
一旦沈黙が降りる。
「母が」
「うん」
「父に求められたそうです。何年ぶりかで。急に綺麗になったからでしょうね」
「それで」
「気になりますか?」
「なるよ。そりゃ」
もう私のだし。
「正直ですね」
くすりと笑うありす。
「で?どうなったんだ?」
「断ったそうです。父はとてもガッカリしたそうですが、自業自得ですよね。あんなに長い間放っておいたんですから」
「そうか」
気の毒に思わないでもないが、私から言うべきことは何もない。
「早く大人になりたいです」
突然そんなことを言い出す。
「どうした急に」
「『急に』ではありません。いつも言っています」
「まあそうだが」
「お母さ……母がどんどん魅力的になって、このままだと子供の私は」
「早く大人になんてならなくていい」
「でも!」
やっとこちらを向いたな。
「早く大人になんてならなくていい」
もう一度、今度は目を見て言って聞かせる。
「おまえには今しかない魅力があるんだ。大人には嫌でもいつかはなるんだ。今を大事にして、今しかできない人生を楽しめ」
「それって
最近ジト目使用率が高くないですか橘さん?
クール・タチバナどころかコールド・タチバナなんですけど!
「おまえなあ」
「ふふっ、わかっています。ちょっとからかってみただけです」
「大人になったおまえも見てみたいけど、私は今のおまえが好きなだけなのに」
なんだよ。
ウチの事務所のジュニアアイドル小悪魔増えてない?
「焦っても仕方がないってことですよね。それに、今しかできないお仕事もたくさんある」
「そう」
「プロデューサーさんが上辺だけのことを言ってないのはよくわかります」
「わかってもらえたか」
ほっと胸を撫で下ろす。
「……お尻に硬くて熱いのが当たってますから」
「Oh...」
せっかくいい雰囲気になりかけたのに愚息の馬鹿!
だからおまえは「愚息」って呼ばれるんだよ!
「ぶち壊してごめん」
「しゅんとしないでください。そんなプロデューサーさんが私は好きなんですから」
ありすは柔らかく微笑んで目を閉じる。
肩越しにキス。
たっぷりとエロいキスをした後背後から彼女の上着をめくって両手を突っ込み、ふくらみかけの胸をいやらしく揉みしだく。
「いっぱい揉んで、お母さんより大きなおっぱいに育ててやるからな」
「あふっ、くぅ、んっ。『男性に胸を揉まれると大きくなる』っていうのは、都市伝説じゃないんですか?あっ、はっ」
「じゃあやめちゃう?」
指の動きをピタリと止める。
「やめないでください、いじわる」
「すまんすまん。そろそろ下も触るな?」
「はい。さわってください」
ショーツの中に左手を突っ込んで陰核をつまみ、右手で閉じたクレヴァスを上下にシュッシュッとなぞる。
「あっ!あっあっあっ!」
「今日はやけに敏感だな」
「だって、今日は、私だけですし、楽しみに、していたので」
「かわいいことを言う。1回イッとくか?」
「はい。お願いします。あ、ショーツは汚れると困るので脱がせてください」
「わかってるわかってる」
くりくりシュッシュッ。くりくりシュッシュッ。
「くぅぅぅぅぅんっ!」
あっけなく達したありすが落ち着くのを待ち、軽い身体を持ち上げてバキバキに反り返った男根の上にゆっくりと下ろして貫く。
「ああああはああああっ!」
「またイッたのか?」
「は、はい、すいません。感じ、すぎてしまって」
「少し休むか?」
「いいえ、むしろ激しくしてください。今日の私なら、いつもでは味わえない快感を得られる気がするんです」
「わかった。本当に激しくするからな。存分に味わえ」
「はいっ」
背面座位。
対面座位。
立ちバック。
駅弁。
体位を変えて何回もありすと愛し合った。
いっぱいキスをして、いっぱい愛撫して、いっぱいフェラしてもらった。
今彼女は私の膝を枕にソファで穏やかな寝息を立てている。
ありす。
私のかわいいありす。
かわいくて賢い、背伸びばかりしたがる努力の天才。
おとぎ話のヒロインの名を与えられた少女よ。
現実は本当は怖いおとぎ話よりもさらに怖いこともあるだろう。
でも、私がおまえを絶対に守るから。
「んん……ん……プロデューサーさん……だいすき……」
私もおまえのことが大好きだよ。
どんな幸福なヒロインよりも幸せにしてあげる。
私だけのありす。
幸せになろう、いっしょに。
決して迷わせたりしない。
約束だ。
ありすの話はいつかは書きたいと思っていたのですが、アニメでありすママを観て火が点きました。
「千枝の話といっしょじゃないか!」と思われたかもしれませんが、今回はママが堕ちるその瞬間も楽しんでいただければ、と。