※この作品はR-18です。

シンデレラたちは止まれない!   作:私立聖白ビキニ女学院理事長

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Pの一人称がアイドルと紛らわしいのになぜ「私」なのかというと、一人称が「俺」の主人公が好きではないからです。


禁断の果実

「プロデューサーさんっ、なにかいいお話はありませんかねっ?」

「バズる?のにはどうしたらいいんでしょう?プロデューサーさん!」

「プロデューサーさんプロデューサーさん!グッドアイデアをください!」

私の行く先々でヘタがやかましく揺れる。

辻野(つじの)あかりの頭頂部のアレだ。

「うるさい」

なのでそれをつまんで上に引っ張る。

「ひょわっ!なにするんご!?」

とっくの昔に死語となったネットスラングとともにオーバーリアクションで両腕をバタバタと動かせて抵抗する。

もはやその「~んご」って言うの、こいつの独占状態だよな。

独自解釈が進みすぎてオリジナル化してしまっているまである。

まあそれはどうでもいいや。

「おまえ本当に山形りんごのことばっかりだよな。アイドルのこともそれぐらい真剣になってくれよ頼むから」

これ見よがしに大きな大きな溜め息を発射するも馬耳東風。

こいつには皮肉や嫌味の類は効果が非常に薄い。

 

「山形りんごあってのアイドル・辻野あかりですから!」

ドヤ顔で胸を反らす。

「逆だろ」

つんつんっ!

腹立ち紛れに制服の上から左右の人差し指で乳首をつつく。

「うひゃあっ!なんでそんなに正確に位置がわかるんですかあっ!ブラしてるのに!制服着てるのに!」

涙目になってずざざっ!と飛び退(すさ)る。

こういうところはかわいいんだけどなあ。

「おまえの身体のことなら全てお見通しだ」

「こわっ!……で、『逆』ってどういう意味ですか?」

「アイドル・辻野あかりあってこその山形りんごPRだって何回も言ってるだろ!」

マジで何回も何回も口を酸っぱくして言ってる。

思い出してまた腹が立ったので今度は尻肉をむんずと掴む。

「きゃあーっ!今度はそっちーぃ!?」

くそっ。

腹立つぐらいいい身体してやがる。

もったいないなあ。

 

 

「おまえってめっちゃビジネスライクだよな」

とうとうプロデューサールームまでついてきたあかりをソファに座らせ、またしても溜め息を吐く。

「ビジネスライク?『ビジネス』はお仕事。『ライク』は好き?仕事好き?」

「ライクはそっちの意味じゃない。仕事って割り切ってるって意味だよ」

「ほへー」

絶対わかってない。

「ある意味つかさよりはるかにビジネスライクだわおまえ」

「もしかして私、つかささんよりビジネスの才能があるんご!?」

「調子乗んなスカートめくるぞ」

「めくってる!もうめくってる!」

スカートの裾を両手で押さえたあかりがわめく。

悔しいがこいつ、脚もキレイなんだよなあ。

ついでに撫でておくか。

さわさわ。

 

「この際もう一度確認しておくが」

「……なんですか」

自らの身体を抱き締めて警戒しながらあかりがジト目を向けてくる。

……ちょっと色々触りすぎたか。

「おまえ、アイドルと山形りんご、どっちが大事なんだ」

マジトーン。

「あの、えっ、と……」

「まだそこで即答できないか」

本日最大の溜め息。

「おまえだけだよ」

「え、なに、告白された!?」

「違(ちげ)ーわ!アイドルを即選ばないのがおまえだけって言ってんの!」

ぜーはーぜーはー。

こいつとの会話は疲れる。

「志保(しほ)だってパフェよりアイドルを選ぶ、法子(のりこ)だってドーナツよりアイドルを選ぶ、あのみちるだってパンよりアイドルを選ぶ。おまえだけだよ、アイドルの方を即選ばないのは」

我が事務所内で名高い食べ物特化型アイドルの名前を挙げていく。

彼女たちの好物に対する熱意は尋常ではないが、それでもこの質問を投げかければ「アイドルの自分だからこそ」と言ってくれる。

それなのに。

それなのにこいつときたら。

今度はこちらがジト目で睨む。

「ひっ!」

大袈裟にのけぞるあかり。

ちっ(舌打ち)。

 

「アイドル続けるかどうか迷ってたのも私はまだ許してないからな」

「ええ~っ、またその話~っ」

ボールペンの尻を突き付ける私にブー垂れる。

あれはあかりに待望の初ソロ曲が与えられ、それを披露するファーストワンマンライブを思い切って野外で行おうとした時のことだ。

結果的には成功を収めたのだが、大きなトラブルやアクシデントがいくつも重なり、彼女の心も折れかけていた。

そこに実家のご両親からの「いつまでアイドルを続けるのか?」という問いにあかりは口ごもり、態度を保留し続けた。

私にはそれが許せなかった。

これまで私や仲間のアイドルたちと積み上げてきたものは一体なんだったのか。

確かに家業は大事だ。

だが後ろ髪を引かれないほどアイドルの世界では魅力的ではなかったのか。

私は本気で怒り、悩み、落ち込んだ。

それはもうとてつもない無力感に苛(さいな)まれたものだ。

あの時つかさ、あきら、りあむたちの献身的な励ましがなかったら私はプロデューサー業を辞していたかもしれない。

「とても凛(りん)や紗枝(さえ)やみくと同い年とは思えないドライさだな。特に凛なんかはシンデレラガールに輝いてもなおまだまだ上を目指してるっていうのに……」

「あはははー。人にはそれぞれのペースっていうのがあるんでー」

これだよ。

はー自信喪(な)くすわー。

190人中、間違いなくこいつの扱いが一番難しい。

 

「で、それはそれとして。置いといて」

すっと空中で手の平を上にした両手をスライドさせる。

「それはそれとするな。置いとくな」

「まあまあまあまあ!」

「こいつ……」

「プロデューサーさんのことだから、なんだかんだ言いつつ考えてくれてるんでしょ?山形りんごのPR方法!」

ずいっと身を乗り出してくる。

キラキラと目を輝かせやがって。

この顔を見せられたらついつい期待に応えてやりたくなってしまう。

甘いな、私も。

「ったく……こっち来い」

「なになに?何が始まるんご!?」

手招きして、デスクの上のモニタに企画案を映し出したものを次々と見せる。

「おお~っ、夢が広がるんご~!」

「はいはい、よかったな」

「これなら山形りんごの魅力をたくさんアピールできますね!」

「そのためにおまえもがんばれよ~」

打っても響かないのでおざなりに声を掛ける。

どうしたらこいつ本気になってくれるのかねえ。

 

 

「やる気出てきた!よーし、やるぞーっ!」

隣で鼻息荒くガッツポーズを作るあかり。

どこまで本当やら。

「で、あのー、プロデューサーさん?」

「なんですか辻野あかりさん?」

頭の後ろで腕を組み、椅子の背もたれに体重を預ける。

「えっち、しません?」

「はあ!?」

思わず椅子からズリ落ちそうになる。

私はどこぞの大御所落語家か。

「なんて?」

「いやーそのー、せっかくふたりっきりですし。いいもの見せてもらって気分も盛り上がってきたしー」

わからん。

こいつのスイッチどこか全然わからん。

「あそこ見せてみろ」

「なして!?」

「今どんな具合だ?」

「ふえぇ……」

それこそりんごのように顔を真っ赤にしたあかりが、私の指示でスカートの裾をつまんでするするとたくし上げていく。

やがてスカートは膝上を通り越し、清潔感のある白のパンティが顔をのぞかせた。

「染みてるな」

「あの、言わないでもらえると助かります」

「ふむ」

ぴとっ。

「ひゃんっ!」

右手の人差し指の腹で下着の上から秘部のクレヴァスをなぞる。

にちゅり。にちゅり。

いやらしく水音が立つ。

「あの、下着が汚れるんで、それ以上は」

「だな。じゃあ脱がすか。よっ、と。うむ。片足パンツもそそる」

「脱がすの上手すぎるんですがそれは」

「だろ?レナのお墨付きだぞ。隠し芸に手品でも憶えてみるかなー」

「ダメですってレナさん……」

 

「よし、そのまま腰を下ろせ。ぐっと、な」

ギシッ、と二人分の体重に椅子が大きく音を立てる。

靴とスカートを脱いだあかりが左足の太ももに脱ぎかけのパンティを残したまま屹立した肉棒を自らの秘部へと埋め込んでいく。

「は……あ……あ……挿入(はい)ったぁ……」

後ろに落ちてしまわないように私が彼女の立派な尻を両方支えてはいるが、念のため首の後ろに腕を回させる。

と、必然的にお互いの顔が至近距離に来る。

「キスしとくか?」

「しますよぉ。ムードぉ」

意外とそういうの気にするんだな、こいつも。

「れぷっ……ちゅくっ……えれぇっ……ちゅっぷ……」

「もっといやらしく舌を絡ませて。唾液を舌にまとわせて。……そう、やればできるじゃないか」

ニヤリとしつつ制服の上着のシャツのボタンを外し、前をはだけさせる。

飾り気のないブラを上にずらし、下から両方の乳房を揉む。

たっぷりとしたボリュームの胸に全部の指を食い込ませてゆっくりじっくりと形を変える。

まーるい実にいい形してるんだよなあ、図に乗るから言ってやらないけど。

「うわあ、なんかものすごくいやらしい揉み方されてるぅ……はあぁ、ん……くぅんっ!」

貫かれながら艶めかしく身を捩(よじ)る。

んごんご言ってないと本当にかわいいのになあ。

なんか悔しいので音を立てて乳房に吸い付いてやる。

「ちゅばっ!ちゅぶっ!ちゅぶっ!ちゅばっ!」

「ぅんんんっ!吸われちゃってるぅぅぅ!」

さらに舌先で乳首を高速で弾いたり舐め回したり。

「んっ!?ん!ん!ん!ん!」

ぴくんぴくんとあかりの身体が跳ねる。

感度良好。

深々と剛直を突き刺して腰を跳ね上げ、尻肉を掴み、乳房を揉み、乳首を吸って甘噛みする。

様々な刺激と快楽を絶え間なく与え続ける。

一度こいつの理性を完全に破壊してやりたいものだ。

 

たぱんっ!たぱんっ!たぱんっ!たぱんっ!たぱんっ!

突き上げる度に乳房が大きく上下し、それを追いかけるようにして捕まえては愛撫する。

「は、あんっ!はあんっ!んくぅっ!くふっ!あっはぁ!んんんっ!」

確かに目の前のあかりを悦ばせて感じさせているのはこの私なのだが、未だにこいつを征服できていない感覚がずっとある。

それを少しでも早く取っ払いたいのに、掴みどころのないこいつはいつもすんでのところでスルリと逃げていくのだ。

「わっ、私!もう!イッちゃ!イッちゃう!」

「頭ん中真っ白になるぐらい派手にイけ!嫌というほど膣内射精(なかだし)してやる!」

「イクっ!イクイクイク!イッちゃ!あっ!ああんっ!ああっ!ああああ~~~~っ!!」

あかりが尻と乳房を震わせて達する。

私はそれを確認してからさらに尻を掴んで引き寄せ、最後に渾身の一突きをねじり込んでから大量射精を開始する。

どぷうっ!どきゅっ!どぴゅどぴゅどぴゅっ!!びゅぐぐっ!びゅっく!!

「はああああ~~~~~んっ!!」

膣内射精(なかだし)されて耳元で放たれる絶叫が心地良い。

あかり、完膚なきまでに私のものになれ。

 

「は~っ、気持ち良かったーっ!」

秘部から溢れた膣内射精(なかだし)されたザーメンをティッシュで拭き取ってそれをゴミ箱へと捨てると、あかりが全身を使って伸びをする。

「そいつはよかった。ではひとつお掃除フェラでも」

「じゃっ、これで失礼しますね!お疲れ様でしたーっ」

バタン。

「あの、お掃除フェラ……」

ぽつーん。

私はその日、アイドルプロデューサーになってから初めてセックスの事後の始末を自分でする羽目になった。

なんという虚しさだ。

おのれ辻野あかり!

 

 

翌日のことだ。

「Pサマ!邪魔する!よ!」

「邪魔するんやったら帰って~」

「はいよー……って帰らないよ!」

「うわ、お約束……」

プロデューサールームのデスクで仕事をしていると、りあむが怒鳴り込んで来た。

withあきら。

「何の騒ぎだ?」

「『何の騒ぎ』もナンジャモもないよ!Pサマ!あかりちゃんにナニしたのさ!」

「何言ってんだこいつ?」

りあむではなくあきらに尋ねる。

その方がずっと効率がいいからだ。

「えっと、昨日からあかりチャンがなんか元気なくて。それで訊いたら『Pサンと会った』って言うんでそこで何かあったのかなって」

「Pサマの鬼畜!変態!異常性癖!ヤリチン!社畜!」

「うるさい黙れ。それに最後のは何だ」

ぺしーん!とデカいだけのりあむの乳をビンタする。

「うぎゃーっ!モゲたらどうすんのさ!弁償しろよ!」

「チチをもぐ名曲を知らんのか」

「知ってるよ!なんならカラオケの十八番だよ!」

「あの、話進まないんで……」

「悪い悪い。ついそこの淫乱ピンクのペースに巻き込まれた」

「だだだ誰が淫乱ピンクじゃい!こちとら経験人数ひとりだけだぞ!」

はいただいまご紹介にあずかりましたそのひとりですどうも。

 

「昨日あいつにした話はこうだ」

あきらとりあむをソファに座らせ、昨日あかりとした話の内容を聞かせる。

山形りんごよりアイドルを重視して欲しいこと、もっとアイドル活動に好きになって欲しいこと、もっとアイドル活動に本気になって欲しいこと。

「あー……」

あきらが「思い当たる節が多々ある」、といった様子で天井を仰ぐ。

だろ?

「で、でもでも!あかりちゃんにはアイドルの才能がある!よ!」

「だからこそだ。このまま腐らせるにはあまりにも惜しい」

「デスヨネー」

勢い込んで反論しようとしたりあむをバッサリと斬り捨てる。

そんなことは百も承知だ。

「あいつをなんとかして本気にさせようとあの手この手を試みてるんだが、ぶっちゃけ全滅して途方に暮れてる状態だ」

正直に告白する。

あかりの親友であるこのふたりになら言ってしまってもいいだろう。

「このまま諦めちゃうんデスか?あかりチャンのこと」

「諦めるつもりはない。が、このままいつまでも火が点かないあいつに入れ込むよりは他のことにその分注力した方がいいのでは、という気がしてきてるのも確かだ」

「『他のこと』ってなんだよぅ」

りあむがしょぼくれて情けない声を出す。

アホ毛もシナシナだ。

「例えばおまえらのことだ」

「自分、デスか?」

「え?ぼく!?」

ふたりが驚いた様子を見せる。

「そうだ。おまえたちふたりはどんな形であれ、アイドルに対して本気だからな。それならこっちだって本気で応えてやりたくなるってもんだ」

「ドモです……」

「え、えへへ、えへへへ……」

それぞれのリアクションで照れるふたり。

「それに比べてあいつはなー。正直藁にもすがりたい思いだ。おまえたちもアイデアを考えてくれないか」

両膝に手を突いて頭を下げる。

「了解デス」

「う、うん。ぼくにできることなら何でもする!よ!……で、Pサマ、1つだけ教えて欲しいんだけど」

「なんだ?」

「昨日あかりちゃんとはシたの?」

「シたよ?」

「シたんかーい!!」

「でもな」

「?」

「お掃除フェラしてくれなかった」

「知るかようそんなこと!うらやまし過ぎる!ちんこもげろ!」

「もげたら困るのはおまえもだぞ」

「なんだとーう!ぼくが困るわけ……あ、やっぱ困る。ごめんなさい。じゃあぼくは一体どうすればいいんだー!」

「なんなんデス?この会話……」

私とりあむのやり取りに呆れるあきら。

いつもの光景である。

 

「まったくぅ!Pサマときたら!あんなに深刻そうにしておきながらやっぱりヤることはヤってたなんて!まったくぅ!」

「りあむサン、『や』がカタカナの方になってますよ」

「ツッコむとこそこぉ!?」

プロデューサールームを辞したあきらとりあむが駄弁りながら事務所の長い廊下を歩く。

と、そこに見慣れた人物が現れた。

「よっ」

「あ、つかさサン、ドモです」

「つかさちゃん!相変わらずお顔がイイ!推せる!」

その人物とは桐生(きりゅう)つかさ。

ふたりと同じくこの事務所所属のアイドルで、なおかつ女子高生で社長という肩書まで持つ。

「どうした?ふたりしてシケたツラして」

「あー……実は、ってつかさサンに言っちゃっていいのかな?あの話って」

「いいっていいって!むしろつかさちゃんに聞いてもらっちゃおうよ!」

「なんだあ?」

「ここじゃさすがにマズいかな。つかさサン、こっちに」

「おいおいおいおい」

「いいからいいから!」

あきらとりあむはつかさの手を引き、未使用の会議室へと連れ込んだ。

 

「なるほどなあ、そういうことか」

ふたりから話を聞いたつかさはあごをつまみ、スラリと長い脚を組む。

それを見たりあむがよだれを垂らさんばかりに頬を緩めたが、あきらに諌(いさ)められて姿勢を正す。

「どうデス?」

「うんうん!どうどう!?」

「悪(ワリ)、この件アタシじゃ力になってやれねーわ」

「どうしてデスか?」

「うわーん!なんでなんだよーう!」

あかりとのユニット経験もあるつかさからの言葉に期待していたふたりの顔に落胆の色が露骨に見える。

「アタシの考えってさ、まるっきりあいつと同(おんな)じなんだわ。だからあいつがそれ以上言うことがないってんなら、アタシにもねーの」

「そうなんデスか?つかさサン、Pサンのことめっちゃ信頼してますね」

「ん?まあな。ここだけの話、あいつのアドバイスのおかげでウチの会社が窮地を脱したこととか急成長を遂げたりしたことが何度もあってな、頭上がんねーんだわ。誰にも言うなよ?」

つかさは口の前に人差し指を立ててウインクする。

「そこまで……なんかつかさちゃん、もしPサマが落ちぶれてダメ人間になっても面倒見てあげそう」

「それはないでしょ、つかさサンだし」

「あー、そうかもな。あいつにはデカ過ぎる借りがある。ビジネスでも、アイドルとしてもな。あいつひとりぐらいは一生養ってやれる余裕もあるし」

「つかさちゃん、Pサマにベタ惚れじゃん!なにこのハーレムルートやだーっ!!」

つかさからの意外過ぎる返答に、あきらとりあむは目を丸くする。

あの桐生つかさにここまで言わしめるプロデューサーとは一体何者なのか。

 

 

「よっ」

「ん?おお、つかさか」

数日後、休憩コーナーで無糖のアイスコーヒーを飲んでいたら、軽やかな挨拶とともにつかさが顔を見せた。

「隣、いいか?」

「もちろん」

即答するとつかさはストンと私の右隣に腰を下ろす。

「……」

「ん?どうかしたか?」

無言でじっとこちらを見てくるつかさに尋ねる。

「いつもみたいにキスしてこねーな、って思ってさ」

「するけど?」

「んっ……ははっ、ちゃっかりしてるな」

すぐさま唇を合わせると、つかさはカラカラと明るく笑う。

この笑顔にいつも救われる。

本当はもっとねっとりとキスしたいのだが、人通りがいつあるのかわからないので軽くするのみに留めた。

ふう、つかさとディープキスしたい。

「悩みでもあるみたいだな」

つかさが自慢の脚線美を組み替える。

ああ、撫で回したい。

太ももの内側にキスしたい。

じゅるり。

「溜まってんのか?見えないようにしててやっから触っていいぞ、って触るの早いな!」

苦笑される。

欲望に忠実すぎて申し訳ない。

さわさわ。

さわさわさわ。

あーひんやりすべすべー。

いつまでも撫で回していたい。

なんなら太ももで手を挟んで欲しい。

 

「話してみろよ。アタシとお前の仲だろ?」

おっとこまえやなあ。

ちなみにつかさは私のことを「お前」と呼ぶが、彼女のことは対等な存在だと認めているので不快感は一切ない。

むしろ特別感あってよくない?

美玲(みれい)や千夜(ちよ)のそれとはまた違った趣があって。

なんつーか、愛情とは別に「男女の友情は存在した!」みたいな。

「大方あきらとりあむからあかりのことを相談されたんだろうが、その提案に乗ってやるよ」

「やっぱバレてっか。お前には隠し事できねーな」

「たりめーだ。私を誰だと思ってる」

笑い合ってもう一度軽くお互いキスをする。

 

「私はな、おまえで最後にするつもりだったんだ」

「ん?ああ、担当するアイドルのことな」

一から十まで説明しなくてもすぐにピンときてくれる。

つかさは本当にデキるいい女だ。

ウチの事務所には現在190人のアイドルがいる。

だがそれまでは183人だった。

上層部が突然「183人ってなんかキリ悪くね?本当は200人にしたいけどとりあえず190人にするからあと7人スカウトしてきてくんない?」なんてぬかすものだから(*一部脚色あり)、私は東奔西走する羽目になったのだ(遠い目)。

そんなこんなで新加入したのが、あかり、あきら、りあむ、ちとせ、千夜、凪(なぎ)、颯(はやて)だ。

そして、その前の183人目こそが桐生つかさだった。

「あん時ゃおまえに噛み付かれたよな。『アタシじゃ満足できないって?これから来るのはアタシよりハイスペックなんだろうな?』って」

「あー言ったな、確かに。ま、アタシも若かったってことで」

視線を宙に泳がせて頬を掻くつかさ。

いや、歳取ってないだろおまえ。

「実際おまえよりハイスペックなアイドルなんていないよ。後にも先にもな。なにしろ美人でギャルで社長でJKでアイドルだもんな?」

「たりめーだろ?って言いたいところだがさすがに自分で言うのは恥ずいな」

「照れるなよ、おまえらしくもない」

つかさの髪をくしゃくしゃと撫でる。

「おいせっかくのカンペキなセットが崩れんだろ。やーめーろってば!」

ああいいなあ。

つかさとの会話は同じ高さにいてできるのでとても心が軽い。

 

「まあ話を戻すとだな」

「おう」

「あかりは自分に自信がなさ過ぎる。ブレイクの理由を全部山形りんごのおかげだと思い込んでる」

「それな」

「いくら説明しても信じてくれねーんだよなー、あいつ。『またまたー。私に自信つけさせようとしてー!』とか言ってさ。いや自信をつけさせたいのは間違ってねーんだけどさ」

「意外とこじらしてんな、あかりのやつ」

「そうそう。意固地っつーか」

薄く笑い合う。

「おまえのさっきの話じゃないんだけどさ」

「うん?」

「あの桐生つかさの次のアイドルが凡庸なわけねーじゃん。スペック云々の話じゃなくてさ」

「まーな。ただ、そここそがコンプレックスの原因になってたのかもしれねーぜ?」

「あー……それかー。それ絶対あるなー。あーそこまで気ぃ回ってなかったわ。私のミスだこりゃ」

つかさに指摘されて初めて気が付く。

プラス要素にばかり目が行ってマイナス要素があるなんて思ってもいなかった。

この見落としは情けない。

ごめんな、あかり。

私のプロデューサーとしてのケアはまだまだだった。

 

パアン!と両手で自分の頬を全力で張る。

「お、おい」

「落ち込む段階は終わった」

気遣ってくれるつかさに微笑んでみせる。

……手形がくっきり残っているのがアレだが。

「お前のそういうとこ気に入ってる」

「嬉しいよ」

正面から両手を合わせてまた軽くキスをする。

「あいつは、あかりはギミックなしでもやれる素材なんだよ」

「だな」

「顔よし、スタイルよし、歌もダンスも最終的には期待以上のものになる、明るい性格におもしろキャラまで持ってる。これでなんで自信ないんだよあいつ。いくら周りがすごすぎるつってもさ、自分がそこにいられてる理由にぐらいいい加減気付けよ」

「なんだよお前、あかりにベタ惚れじゃん」

……は?

「私が?あかりに?」

「そーそー」

「……うーわ」

「気付いてなかったってか、お前も」

ケラケラとつかさに笑われる。

「目からウロコだ。私、あかりのことめっちゃ好きだったわ」

「ったく、のろけてんじゃねーよ、アタシの前で。妬けるってーの!」

「すまんすまん」

「で、お前はどうしたいんだ?」

マジ顔のつかさ。

「そりゃあかりと完璧にわかり合って、心機一転二人三脚でアイドル道を邁進したい」

「そっか」

つかさは柔らかく微笑む。

そして。

「だってよ?」

「……ん?おまえ誰に言って……あ」

彼女の視線の先にはあかりがいた。

あとあきらとりあむも。

 

「つかさ、おまえ、ハメたな?」

ジロリと睨む。

「睨むな睨むな。普段アタシらをハメ倒してるんだからたまにはな?」

「おまえそういうのを『オヤジギャグ』って言うんだぞ?」

「あーあー聞こえねー!」

苦笑する。

まんまとしてやられた。

最初からこういう計画だったのか。

「Pサン、ワンキルデス」

あきらがヘッドショットを決めるアクションをしてみせる。

「って言うかって言うか!ぼくはつかさちゃんとPサマの夫婦感に物申したいです!結婚何年目だよそれー!」

うっせ。

りあむうっせ!

で、肝心のあかりなのだが。

「なんでこいつ口元を両手で覆ったまま固まってんの?」

しかも頭頂部のヘタがめっちゃ「ピーン!」って立ってる。

「つーかよく見てみ?あかりの目、ハート通り越してりんごになっちゃってんよ」

「はあ?なんだそれ……ってほんとだ」

近くに行って覗き込んでみても微動だにしない。

「あかりさーん?山形りんごアイドルの辻野あかりさーん?」

「……ハッ!」

あ、我に返った。

 

「プロデューサーさん、私のこと、そんな風に考えてくれてたんですね」

「ま、まあな」

あかりにまっすぐ見つめられて思わず照れてしまう。

なんだこの初めての感情は。

なんだか瞳が潤みすぎじゃないですかあかりさん?

「私、プロデューサーさんのこと好きかも」

「へ?」

「いや、めっっっっっちゃ好きかも!?」

「なんだこいつチョロ過ぎんか?今まで散々言ってきたのにつかさ経由だとなにこの絶大な効果!」

「まーまーそう言ってやるなよ。結果オーライじゃん」

サムズアップしてくるつかさ。

その奥ではあきらが頷き、なぜかりあむが号泣している。

りあむうぜえ。

「じゃ、じゃあ、これからはもっとアイドル活動に真剣になってくれたり?」

「する!します!私!プロデューサーさんと山形りんごのためにアイドルがんばります!」

おいいきなり山形りんごと同格扱いになったぞ。

「あかりぃ、塩送るのはもう今回だけだかんな?」

「なんにせよこれでTRUE ENDルート突入デスね」

「なんだよこのクソゲー!やっぱりリアルなんてクソゲーだあ!」

三者三様の祝福。

本当に祝福かそれ?

 

 

「すいませーん!撤収作業トラブってるんで1時間ほどみてもらっちゃっていいッスか?」

「あ、はい、構いませんよ。なんならお手伝いしましょうか?」

「いえいえ!こっちのミスでご迷惑かけるんでお気遣いなく!そんじゃそういうことで!」

嵐のようにまくし立ててAD君は去って行った。

「巻いて終了できたかと思ったらこれか」

「よくありますよね、こういうこと。あははー」

こうしてロケバスの最後尾座席にポツンと取り残されたあかりと私だった。

この日はあかりとふたり遠出してのロケ収録で、早目に撮影が終了できたと喜んだ矢先のアクシデントだ。

「まあまあ、せっかくですからゆっくりさせてもらいましょうよー」

「お、おう」

やけに近くない?

最後列の右隅の席なのにぐいぐい押しやられてない?

「あ、あのあかりさん」

「なんですかぁ?」

「その、当たってるんですけど」

「えと、こういう時なんて言うんだったっけ?……ああそうだ!あ、当ててんのよ!」

私の左腕をぐいっと引き寄せてドヤ顔。

「まーたおまえはりあむからいらん知識を仕込みおって」

「なななんでりあむさんからだってわかったんご!?」

「むしろあいつしか思い当たらんわ」

事務所に戻ったら仕置きしてくれるわ。

やっぱり淫乱ピンクじゃないか!

「で、ご感想はいかがでしょうか?」

「はい?」

「お、おっぱいの」

「け、結構なお手前で」

「あ、ありがとうございます?」

 

「おまえさ」

「はい」

「無理しなくていいんだぞ?」

「なんのことです?」

キョトンとするあかり。

「そういうの」

右手の人差し指で押しつぶされているあかりの胸を指差す。

「む、無理なんかしてないんご!」

「ならいいけど。急な路線変更すると疲れるぞ?」

「迷惑だったり……します?」

「いんや。全然」

「よかったー!」

ようやく彼女の眉間のシワがなくなる。

「これまでを、取り戻そうと思って」

「なるほど?」

「私、プロデューサーさんの想いに全然気付けてなかったんで。それで」

「ふむ。まあ、ゆっくりでいいからな。おまえのペースで。気付けてもらえただけでも私はめっちゃ嬉しいから」

「ゆっくりじゃ、ダメなんです」

「あかり?」

「気持ちが、追いつかないから」

座席の上に膝で上がったあかりが瞳を潤ませて顔を近付けてくる。

「逃げちゃ、いやです」

「逃げはしないが」

「よかった」

そのまま唇を奪われた。

 

「ちゅるっ……ちゅくっ……ぴちゃっ……れるっ……ちゅっ」

「おまえからキスしてくるの、初めてだな」

「そうでしたっけ?ならこれからは私からいっぱいしますから……ちゅ」

妖艶に微笑んで再度キスをしてくるあかり。

こいつ、こんな表情をするようになったのか。

女の子が化けた瞬間を見るのは毎回ゾクゾクする。

「れぇるれぇるれぇる……ちゅっぴっ……ぴちゃっ……えぇれぇっ……はあっ」

たっぷりと唾液を交換し終えるとあかりは舌舐めずりして満足気に大きく息を吐く。

「次はぁ……」

彼女の視線が動き、ある一点で止まる。

「こっちですかね?」

そこは私の股間だった。

 

「よい、しょっと。あはは、さすがにちょっと狭いですね」

私の座席の前の空間にしゃがんだあかりがそう言って笑う。

大型のロケバスとはいえ前の座席との間にそこまでの余裕はない。

「これを、こうして……できたっ。プロデューサーさん、こんな感じでいいですか?」

制服の前を全開にしてたわわな胸をまろび出させ、私の陰茎をその谷間に挟んだあかりが尋ねてくる。

「あ、ああ、いいよ。しかし、あかりが自らパイズリを申し出てくれるなんて」

「プロデューサーさん、私のおっぱい好きなんですよね?だったら嬉しくないですか?」

「嬉しい!嬉しい、けど、意外すぎてな。これまでのおまえからすると」

「そんなに意外ですか?うーん、その気になったから、じゃダメですか?」

「ダメではないが」

「ならオッケーですね!おちんちんもこんなになってるし!ちゅっ!」

下から亀頭に軽くキスをされただけで肉棒自体が跳ね上がる。

「あはっ。元気~っ!」

仕方ないだろ!

こんなシチュエーション想像もしてなかったんだから!

 

「蜜がすごいですね……れるれるぺるぺるっ」

執拗に子犬のような舐め方で亀頭を舌で愛撫される。

それだけなのにあのあかりにパイズリされているという事実に大興奮してしまって腰が踊る。

「あ、そだ、おっぱいもちゃんと使わないとですよねっ!」

左右から乳房を押さえ付け、暴れるペニスを捕獲する。

おっぱい自体はソフトなので締め付けられる感覚は薄いが、柔らかさと温かさに包み込まれて脳が蕩けそうになる。

「プロデューサーさん気持ち良さそう♪じゃーあー……ぱくっ!」

「くっは!」

亀頭を咥えられ、我慢できずに声が漏れてしまった。

パイズリしてもらっているのだからそりゃいつかは咥えて吸ってしゃぶってもらえるものだとは身構えていたが、いざされると衝撃が大き過ぎた。

「ちゃぷっ!ぢゅるっ!ちゅくっ!じゅじゅっ!ろろろろ……」

ひとつひとつの動きに過剰反応してしまう。

こんなはずでは。

「プロデューサーさぁん、いつ射精(だ)しちゃってもいいですからねー。れるれる」

くそっ!

くそっくそっ!

この私があかりに主導権を握られているだと!?

こうなったら1秒でも長く持ちこたえてやろうと歯を食いしばり、せめてもの抵抗にあかりの髪を撫でる。

「褒めてくれるんですね?嬉しいんご~っ!もっとがんばりますね!あーむっ!」

「!!」

逆効果!

完全に裏目!

あかりのやる気にさらに燃料を追加してしまった。

「んじゅっ!じゅじゅっ!ちゅちゅっ!じゅぷっ!ぢゅるっ!」

コツを掴み、パイズリをモノにしたあかりは私の弱いポイントであるエラや裏筋、鈴口を故意か偶然か徹底的に口淫愛撫してくる。

「くうぅっ!あかりっ!」

もう、保たない!

自分の頭を抱えたかったのだが、堪えきれず手近にあったあかりの頭を両手で抱え込む。

「射精(ら)して!射精(ら)してください!れぷれぷれぷ……っ!」

「か、は、あっ!」

どっぷっ!!

「んんっ!?んん~~~~~っ♪♪」

びゅぐっ!びゅるっ!びゅっくびゅく!びゅびゅっ!びゅびゅびゅっ!

射精(で)るわ射精(で)るわ。

これまであかりの口の中に射精(だ)したかった分のザーメンを一度に発射した感。

「うわあ、いっぱい射精(で)ましたねー。ちゅむっ……こくっ。ふーん、せーえき?ってこんな味なんだー。嫌いじゃないかも?りんごには……合わないかー」

変わったのに変わらないなあ、こいつ。

大物なんじゃないか、もしかして。

 

なんたる不覚。

あのあかりにこってりと抜かれてしまった。

ショックだ。

汚名返上&雪辱を晴らす!

「今度はこっちの番だな」

スカートの中に手を突っ込み、あかりの生尻を撫でてしゅるりとパンティを脱がす。

「きゃんっ!お、お手柔らかにお願いしますね?」

「さあ、それはどうかな?」

「ひ、ひえ~っ!」

 

バスの窓に両手を突かせる。

もしカーテンをしていなかったら大変だ。

「胸ばかりに気を取られてたけど、おまえ、尻もいいよな」

いやらしく散々撫で回した挙げ句、キスマークが付きそうなぐらい吸い付く。

「ああんっ!そうなんですか?武器が増えるのは嬉しいです!」

「ああ、とてもいいことだぞ」

言いながら尻っぺたを下から上に舐め上げる。

そろそろいいか。

「準備は……万端だな」

後ろから秘部に顔を近付けて確かめる。

そこからは雌の匂いが強く放たれていた。

「言わないでくださいよぉもぉ」

ブーイングが返ってきた。

「すまんすまん、デリカシーがなかったな」

お詫び代わりと言ってはなんだが耳たぶを甘噛みしてやる。

「ひゃあんっ!」

「それではいよいよお待ちかね」

ずぷ。

ずぷずぷずぷぅ……!

「あ、あ、は、は、あっ!」

ぎっち!

「ああ、ああ~っ!」

「奥の奥まで挿入(はい)ったぞ」

「わかり、ますっ。私の腟内(なか)が、パンパンにっ」

「胸も揉んじゃおうかな」

せっかくだし。

背後から鷲掴みっと。

ああこの吸い付くような手触りよ。

「そんなっ、いっぺんにっ」

「嫌か?」

「嫌じゃ、ないですけどっ。し、刺激が、強すぎてぇ」

「そんなのすぐに快楽で全部上書きしてやる」

腰を動かし始める。

「んんんっ!」

 

ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!

「きっ、きも、きもちっ、気持ちいいっ!」

「そうかそうか、そうだろうそうだろう」

胸を最大限にいやらしく揉みしだきつつ、リズミカルに男根を腟内(なか)に突き込む。

休ませるつもりはない。

ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!

「ああっ!ああっ!あはあっ!うわっ!あはあんっ!」

ぱぱぱぱん!ぱぱぱぱん!ぱぱぱぱん!ぱぱぱぱん!

「だめだめだめだめ!こんなの気持ち良ぎます気持ち良ぎます!おかしくなっちゃいますよおっ!!」

「なれなれ!なっていいぞ!」

たっぱんたっぱんたっぱんたっぱん!

ずっぽずっぽずっぽずっぽずっぽずっぽ!

「だめだめだめだめ!もうもうもうもう!イクイクイクイクイッちゃう!」

「イクのか?あかりイクのか?」

さらに密着して左右の乳首をコリコリコリコリ捻くり回す。

「……!……!……!……!」

声を出さずに首を縦に何度も大きく振る。

「いつでもイッていいぞ。おまえがイッたらた~っぷり腟内射精(なかだし)してやる。今までとこれからの想いを込めたザーメン、受け取れ!」

「す、すご、すごいっ!そんな、すごい!すごいの、すごいの来ちゃう!来ちゃう~~~ん!!あああ~~~~~っ!!」

どびゅるっ!どぴゅるっ!どぐどぐどぐどぐどぐっ!どびゅるっ!どびゅるんっ!

「くっふう~~~~~ん!!!!」

頭の中が真っ白になるぐらい腟内射精(なかだし)した。

あかりはくったりとして時折ぴくんぴくんと身体を震わせる。

彼女の女陰からは収まりきらなかった精液がとろとろと溢れ出てきていた。

 

 

「すごいですよね、おちんちんって。あんなに射精(で)るんですもん。破裂するかと思いましたよ」

座る私のペニスをうつ伏せになって横からお掃除フェラしながらあかりが回顧する。

「この中に、あんなに。はえ~」

感心しながら竿を上下に撫でる。

「そっちじゃない。精液を作るのは下の袋の方な」

「そうだったんご!?そのために付いてたんですかこれってー」

じゃあ今まで何のためにこんなの付いてると思ってたんだか。

「触ってもいいです?」

「いいぞ」

「うわー、シワシワだー。……あれ?コロコロしたのが入ってる」

「だから『玉』って言うんだ」

「あーなるほどー。こうして見るとなんだかりんごに似て……ないや。なんでもりんごに結びつけるのやめよう」

「やめるんかい」

「だってー、さすがに『無理があるな』ってなりました」

「まあなあ」

思わず吹き出してしまった。

辻野あかり、おもしれー女。

「……」

「どうした?」

「いやプロデューサーさん、そんな顔して笑うんだなー、って思って」

「今までだって笑ってただろ」

「えー笑ってませんよー。難しい顔してるか怒ってるかー、って感じでしたもん」

「それはおまえが不真面目だったからだろ」

デコピンぺしん。

「あ痛っ!そんなことしたらもうお掃除ペロペロしてあげませんから!」

「それは困る」

まさかあかりとこんな気の置けない関係になれるだなんてなあ。

わからないものだ。

 

 

「はー、いっぱいしたー」

私の左肩に側頭部を預けながらあかりが満足げな吐息を漏らす。

「おまえ、セックス好きだよな、前から」

こんなに仲良くなる前から。

「だって気持ちいいじゃないですか」

「現代っ子だなー」

純朴田舎育ちのくせに。

左腕であかりの頭をぐいっと抱き寄せる。

こいつにはバカ負けするよ。

「おまえが本気になったらどうなるんだろうなー」

見てみたいよ、心底。

「それならもうすぐ見られますよ?」

「お、言ったな?」

しれっと言いやがる。

「へへー」

「楽しみだ」

本当に本当に。

 

「プロデューサーさんといっしょにトップアイドルになって」

「いいなー」

「それからもいっぱい活躍して」

「おおー」

「余裕ができたらふたりで田舎暮らしとかしちゃって」

「夢があるなあ」

「仲良くスローライフ!」

「最高」

「たくさんの子供とりんごに囲まれて」

「子供とりんごかー。……ん?りんご?」

「あ、その前に父ちゃんと母ちゃんにあいさつを」

「おい」

「『娘さんを私にください!』って」

「調子に乗んな」

右手であかりの左の脇腹をくすぐる。

「ひゃっ!うひゃひゃっ!降参降参!降参です!」

ったく、こいつは。

ぽやぽやしてるように見えて案外計算高いんだよな。

 

「でも、それもいいかもな」

「本当ですか!?」

「考えといてやるよ」

「やった!父ちゃんと母ちゃん!後継者問題解決だよ!」

「気が早い!まずはアイドル活動に本気出せ!」

「はーい」

舌を出すあかり。

本当に、こいつは。

けれど「そうしてもいいな」って思わせる不思議な魅力があるんだよな、こいつには。

そこを具体的にして伸ばせばきっと爆発する。

きっかけ次第で一気にてっぺんまで駆け上がれる。

辻野あかりにはとてつもない潜在能力がある。

それを引き出すのは私の役目だ。

今は純朴おもしろ少女でしかないこいつをトップアイドルの座まで打ち上げてやる。

「私を信じてついて来られるか?」

「はい!何から何まで、ぜーんぶお任せしますんご!あ、もう一回ぐらいえっちしときます?」

「おまえな~……」

これだから!

これだからこいつは!

もー!!!!

 

りんごはエデンの園でアダムとイヴが蛇にそそのかされて食べてしまった知恵の実という説がある。

まさに禁断の果実だったわけだ。

辻野あかり、覚醒した彼女はどこまで行ける?

どこまで行けるか乞うご期待。

きっとすぐに驚くことになるだろう。

世間にとってもあかりは禁断の果実。

りんごはりんごでも金のりんごだ。

さあ、新生・辻野あかりを召し上がれ。




つかさからPへは「お前」で、Pからつかさへは「おまえ」です。ふたりの空気感気に入ってます。
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