※この作品はR-18です。

シンデレラたちは止まれない!   作:私立聖白ビキニ女学院理事長

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まさかのアニメ登場、まさかのソロ曲。


パラダイムシフトアライアンス

事務所の自販機に囲まれた休憩スペースのベンチに大きく足を広げてうつむいて座り、チビチビとブラックコーヒーを胃に流し込む。

脳内にモヤがかかっている。

明らかに睡眠不足だ。

アイドルとの夜のお楽しみで寝不足ならテンションが上ってむしろ頭は冴えるぐらいなのだが、残念ながらそうではない。

ぶっちゃけると作業効率が悪く、いつも以上に仕事に追われているのだ。

「スランプだ……」

「ん?」

ポロリと漏らした言葉が綺麗に誰かと重なり、背後を振り向く。

と、その人物も全く同じタイミングで振り返ったものだから、バッチリと目が合った。

「つかさ」

「お前か」

声の主は我が担当アイドルの一人である桐生(きりゅう)つかさだった。

 

「今日も今日とて目が覚めるような美人だな」

「たりめーだ。ケアが違うっての」

言ってお互いに吹き出し、挨拶代わりに正面から軽くキスをする。

お世辞は言っていない。

つかさは本日も本当に抜群に美人だ。

鮮やかに波打つ金髪に張りのある白い肌。

メイクも完璧。

一見着崩しているようなファッションも実はどこにも隙がない。

「で?」

またしても声が揃い、双方苦笑。

「スランプなんだって?」

 

ふたりしてブラックコーヒーを飲みつつ、向き合ってそれぞれの状況をつまびらかに語る。

つかさ相手に隠し事は一切なしだ。

むしろ彼女に仕事の話を聞いてもらえるのなら好都合と言っても過言ではない。

事務員のちひろを除けばアイドルで仕事の話を相談できるのは元秘書である留美(るみ)とつかさぐらいのものだ。

なにしろ現役の社長である。

美人で社長でJKでアイドル、それこそが桐生つかさだ。

我が事務所にはいわゆるお姉さん組や天才少女たちもいるが彼女たちは個々の分野に特化した人材であり、ビジネス全般の話ができる相手となれば限られてくる。

「なるほどな」

納得した様子でつかさはグンバツの脚線美を組み替える。

ああ美味しそうだ。

「アタシもお前もアイデア枯渇状態ってワケだ」

「そういうことだな」

彼女の言葉に首肯する。

「ならどうするよ?」

「『アレ』しかないかもな」

「『アレ』か。確かにな。『アレ』しかないかもな。でもお前、先立つものあんの?」

「おお、それが最近臨時収入があってな」

つかさの言う「先立つもの」とはもちろんマニーのことだ。

そして私に臨時収入があったのもまた事実。

「お、やったな。例の年少組のグループのリアルおしごと企画って奴か?」

「それそれ。さすがアンテナ張ってんな。あれが当たって会社から報奨金が景気良く出た」

「会社がお前に儲けさせてもらった額の何割だよ?って話だけどな」

「言うな言うな。腹立つだけだ。それよりありがたく遣わせていただこう」

「宵越しの銭は~、ってか。長く困ってたのにパーッとやっていいのか?」

「なあに、おまえとのことに遣うんだから躊躇うなんて選択肢はねーわ。それにな」

「それに?」

「すぐに何倍にもなって帰って来る」

ギラリ、と歯を剥いて笑ってみせる。

「お前のそういうとこ、マジで好きだわ」

今度は目を閉じて深いキスを交わした。

 

 

「いやー、またここに来ちまったな」

つかさがぐるりとすっかり御用達となっている室内を見渡す。

「もう何度目になるか。まさに実家のような安心感」

「それ言い過ぎ」

ドッと笑い合う。

すでに二人ともテンションがおかしくなり始めていた。

ここは某所にある高級ホテルの上階だ。

あえて最上階ではない。

なぜかと言うとそこはつかさのこだわりで、「まだ上がいると思う方が燃えるからな」とのことだ。

つくづくハングリーな女だ。

かっけぇ。

で、ここで何をするかというと「カンヅメ」である。

我々はそう呼んでいる。

もっとも「我々」と言ってもつかさと私の間だけで通じる合言葉のようなものだ。

よく小説家などが締め切りが迫るか過ぎるかしていて担当編集者の監視付きで監禁されながら執筆する描写があるが、あれを想像してくれれば近いものがある。

つまりは二人でここにこもって目的を達成するまでは出ない、的なニュアンスだ。

とはいえ二人とも明日も予定が入っているので実質一晩勝負である。

ここまで来ると大事なのはノリと勢い。

 

「カンヅメ」に入る前にお互いに着飾り、レストランで大いに飲み食いして英気を養う。

食べたい物を食べ、飲みたい物を飲む。

どうせこの後しこたまカロリーを消費するので摂取する分のことは気にしない。

つかさは未成年なのでもちろん酒は飲まないし飲めないが、私も基本酒は飲まない。

楓(かえで)や志乃(しの)たちと付き合いで嗜む程度に飲むことはあっても、深酒をすることはまずない。

なぜかって?

ズバリ勃ちが悪くなるからだ。

私にとって三大欲求で最も重視するのは当然性欲なので、酔ってフニャチンになって楽しめなかったり、眠気に負けて寝落ちしてしまうなど言語道断である。

アイドルとのセックスこそ生きる原動力。

最初の内は「アタシのことは気にせずお前は飲んでもいいんだぜ?」と言ってきたつかさも今では全く気にしなくなった。

むしろお互いをじっと見つめながら「この後セックスするんだ……!」と思いつつカロリーをバカスカ摂り込むのが気持ちも盛り上がるのだ。

 

リッチな食事を堪能し、部屋へと戻ってきた。

次に行なうのは入浴である。

我々はこれを「禊(みそぎ)」と呼び、本番の前の最後の儀式として位置付けているのでここではまだ不埒な行為は行なわない。

嵐の前の静けさ。

本音を言うと性欲的にはもうすっかり出来上がっているので今すぐにでもむしゃぶりつきたいのだが、お預けも時には最高のスパイスたりえる。

「『商品』を自称するだけあるよなほんと」

バスタブの縁に腰掛けながら腕を組み、シャワーを浴びるつかさの肢体をうっとりと眺める。

出ていて欲しい所は出ていて、引っ込んでいて欲しい所は引っ込んでいる。

まさに理想のボディライン。

自らのブランドでメインモデルを務めるからには他のどのモデルよりも美しくなくてはならない。

広告塔である以上「桐生つかさ」の価値が売り上げに直結するのだ。

社員を抱える立場。

責任を伴う自分磨き。

彼女は常に気が抜けない。

「だろ?ふふん、お前からその言葉が出るってことは、メンテナンスは完璧ってこったな」

両腕で後ろから髪を掻き上げつつ片脚を軽く曲げ、腰つきに角度をつけて流し目を送ってくる。

「ああ、パーフェクトだ」

「上から83-55-82、微動だにしてないぜ。お前の大好きなウエスト細め、ヒップよりバストサイズが大きいアタシボディさ」

「とても好物がチーズカツカレーとは思えん」

「あれはアタシのスペシャルフードだからな。全部終わったら絶対食うからお前も付き合えよな!」

「もちろん」

固い握手を交わす。

それにしても。

「この身体を好きにできるなんて堪んねえなあ」

「おいおい、よだれ出てんぞ。つーかおまえのそれ、もうバッキバキの臨戦態勢じゃねえか」

すっかりいきり立った私の愚息を見てつかさは苦笑するが、頬が染まっているのを私は見逃さなかった。

強がってはいても桐生つかさの根本はやはり乙女なのだ。

 

 

「さって、ブレスト開始すっか」

「待ってたぜェ、この瞬間(とき)をよぉ……!」

これから試合に臨むプロレスラーがリングコスチュームを脱ぎ捨てるように、向き合ったつかさと私はバスローブを脱いで放り投げる。

「ブレスト」とは「ブレインストーミング」の略で本来は「一つのテーマに対して複数人が自由に意見やアイデアを出しあうこと」を意味するが、我々の中ではちょっと違う。

いや、かなり違う。

今から私たちがしようとしていることは会議であり、個々の仕事であり、共同作業であり、獣のような嵐のようなめくるめく性行為だからだ。

要するにそれぞれの仕事をしつつ、協力しつつ、ヤッてヤッてヤリまくるのである。

 

「KGI(Key Goal Indicator)は?」

「青天井」

「上等」

つかさからの問いに120点の答えを返す。

ちなみに「KGI(Key Goal Indicator)」とは「ビジネスの最終目的の指標」のことだ。

モアベターなんて論外。

目指すならベスト以上。

できるさ。

つかさと私のシナジーなら。

「つかさ、愛してる」

「アタシこそお前のベストパートナーだってことを、嫌って言うほど思い知らせてやるよ。ワークもライフもどっちでもな」

どちらともなく歩み寄り、しばし見つめ合った後唇を合わせる。

「ちゅっ」

最初は小鳥のようなキスで牽制し合う。

が、すぐにもどかしくなって貪るように唇同士で挟み合い、角度を変えてしゃぶり合うようになる。

一度走り出すともう止まれない。

伸ばした舌を卑猥に、淫靡に、官能的に絡ませ合う。

可能な限りの量の唾液をまぶし、イニシアチブを奪い合う。

「れちゅっ……えぇろっ……ちゅくっ……ぺちゃあ……にちゅ……じゅぷっ……」

目は閉じず、むしろ睨みつける勢いで至近距離で見つめながらのディープキスの応酬。

私は左手でつかさの右の乳房を揉みながら右手で秘部を弄り、つかさは両手で私の肉棒をしごきながらのベロチュー合戦。

完全に火が点き、荒い息を吐く。

 

「どっちの案件からいく?」

「お前の方がタスクが多いんだ。お前からでいいぜ」

「助かる」

私は資料を持ってスツールに座る。

と、何も言わずともつかさが私の足と足の間に正座し、おもむろに剛直を口に含む。

「ちゅぼっ!ちゅぶっ!ちゅぽっ!ちゅぽっ!ちゅぶっ!ちゅぼっ!」

のっけからフルスロットルだ。

股間の刺激と快感がどんどんと私の脳をクリアにしていく。

「今回の総選挙は驚きとともに話題にもなったがファンの『長い』『疲れた』『しんどかった』などの意見も多数見られた。これは次回開催の課題だな」

「んっ。もっと期間短くしねーとファンもアタシらもモチベが続かねーよ。グループ分けたのも良し悪しだ。応援したいアイドルが少ないグループの期間なんかは苦痛に感じるんじゃねーの?れるっ」

「だよな。実際死票も多かったのではないか、って話も聞く。SNSも忌避せずに意見も拾って次回に活かすべきだな」

現場からの声も含めて貴重な声を聞かせてくれた礼も込めてつかさの頭を撫でる。

すると彼女は嬉しそうに目を細めてディープスロートを再開してくれた。

「幸い次回開催までは日がある。出来る限りの改善要求を取り入れて次につなげたい。総選挙は毎年恒例の一大イベントだからな」

「ぐぽっ!ぐぷっ!ぢゅっぷ!ぢゅっぽ!ぢゅぷっ!くっぷくっぽ!……ぷあっ!アタシら出る方だって楽しみにしてんだ。頼むぜ」

「任せろ。……そろそろ射精(だ)したい。いいか?」

「ちゃぱっ!……いいぜ。今日一発目だ。景気づけに濃い~のくれよ?」

「ああ。喉に絡みつくドロッドロのネッバネバだ」

「いいね。……じゅっぷじゅっぷじゃっぷじゃぷっ!」

「射精(で)るッ!つかさ!射精(で)るッ!堪らんッ!おうっ!」

どっきゅ!どどぴゅっ!どっぷ!どぷどぷどぐっ!!

「んん~~~~~ッ!」

つかさの頭を両手で引き付けてしこたま彼女の喉奥へとザーメンを流し込む。

「ごっ……ごきゅっ!ごっ……ごっく!」

キツく目を閉じたつかさが懸命に粘度の高い精液を胃へと送る。

「えほっ!えっほ!……お前、いくら濃いにしても限度ってものがあるだろうよ?ったく」

一通り飲み終えたつかさが涙目で口元を拭う。

「すまんすまん。久しぶりのおまえとのカンヅメが楽しみすぎてな」

「ズリーぞそれ。そんなこと言われたらアタシだって悪い気なんかしねーんだからな」

一時の解放感に浸りつつ、私たちは笑った。

 

「じゃあ次はアタシのな」

ホテルのマホガニー製の机に二台並べて置いてあるノートPCのつかさの方の前へと移動する。

「これだ」

カーソルを動かし、目的の画面をつかさが表示させたと同時に私は後ろからもう十分に濡れそぼった彼女の蜜壺へと男根を突き込む。

「んんっ!太ッ!硬ッ!」

つかさが衝撃に背を反らそうとするが私は覆い被さって両方の乳房を揉みつつぐっと腰を押し進めてそうはさせない。

「どれどれ?」

そのまま彼女の肩越しに画面を覗き込む。

「キッズブランドか」

「んっ……そ、そう。あっ……ウチの、ブランドではまだまだ弱い分野でな。ふ、うんっ!お前に、他所との差別化の、アイデアは、ない、か?」

「ふーむ……」

たんたんたん、と小刻みに腰を揺らしながら思案する。

「つかさのブランドはヤングアダルトがメインターゲットながらもさほどガーリーってわけじゃない。だったらいっそ若い主婦層やママ層にも手を伸ばし、背伸びしたい娘との親子コーデを売り物にするってのもアリかもな」

「いいじゃんそれ!あっ、あっ、あんっ!そのまま娘の方がメインターゲット層にシフトしてくれりゃ二度美味しいな。んっんっんっんっ!ああっ!」

その後もしばらく建設的な会話をしつつ、後背位を楽しむ。

「あっ!あっ!あっ!あっ!あんっ!」

つかさの嬌声がワントーン上がる。

「イキそうか?」

「ああ、イキそう。このままガンガン突いてきてくれ」

自身も私の挿入に合わせて腰を揺らしながら要望を伝えてくる。

「オーケー。激しく行くぞ」

返事の代わりにウェーブの金髪を振り乱して縦に首を大きく振るつかさ。

私はそれを確認し、一気に秘部の最奥までペニスを突き込む。

「ひうんっ!」

ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱんっ!ぱぱぱんっ!ぱぱぱんっ!ぱぱぱぱんっ!

「あっあっあっあっあっあっやっあっ!イッ、イク、イッちゃ、イク、イッちゃ!」

たたぱん!たたぱん!たたぱん!たたたぱん!

「あーあーあーあーあーあー!!」

ずぷぬぷずぷずぷぬぷずぷぬぷずぷじゅぷんっ!

「あああああはあああああっっ!!」

びくっ!びくうっ!

オルガスムスに達した彼女の全身が脈打ち、きゅうっと腟内が急激に締まる。

これでは私もひとたまりもない。

締まりが良すぎるっ。

びゅぶっ!びゅるん!びゅるるっ!びゅぐっ!どくっ!

限界まで覆い被さって腰を押し付け、一滴残らず子宮へと精液を届ける。

「ふ~~~っ」

射精(だ)した射精(だ)した。

お掃除フェラしてもらって次の案件だな。

 

 

仕事しつつキスしてセックスしてパイズリしてもらって愛撫してフェラしてもらってを繰り返していると、さすがにお互い全身ドロドロになる。

なのでドロドロになる度に風呂に入り、洗いっこしてまたピカピカになる。

ホテルを場所に選んでいる利点の1つがこれだ。

最初の「禊(みそぎ)」の時はしなかった浴室内での性行為も解禁され、私たちは場所を選ばず仕事の話と並行しながら性行為に明け暮れる。

正常位、後背位、対面座位、背面座位、立位、騎乗位、だいしゅきホールド、種付けプレス、屈曲位、駅弁スタイル、立ちバック、背面騎乗位、側位……ありとあらゆる体位でヤッてヤッてヤリまくる。

仕事もこなす。

セックスとセックスの間にディープキスをし、乳を揉み乳首を吸い、尻を揉み、ヴァギナを愛撫し、全身を舐める。

セックスとセックスの間にフェラチオをしてもらい、玉を舐めてもらい、手コキをしてもらい、パイズリをしてもらう。

セックスしていない時には愛撫もしくは奉仕。

二人とも性器も唇も手も脳もフル回転。

アドレナリンとドーパミンが常に分泌され続け、テンションMAX状態のままだ。

腹が減れば食い、喉が渇けば飲む。

冷蔵庫の物がなくなればルームサービスを大量に頼んで続行。

仕事をし、セックスをし、身を清め、延々と仕事&セックス。

 

このつかさとの「カンヅメ」の時ぐらいしかしないことがもう一つある。

それはシックスナインだ。

私は我ながらどうかと思うが、フェラチオしてもらうのは三度の飯より好きだが、自分は普段クンニリングスをするのは正直あまり好きではない。

だが今回みたいにすぐに風呂に直行でき、なんのストレスもなくそれを繰り返せるとあれば話は別だ。

常に清潔であればなんの気兼ねがあろうか。

と、いうわけで。

目の前のつかさ社長のサーモンピンク、いただきます。

唇を奪うように秘唇に吸い付き、じゅるじゅる音を立てて吸う。

「んあっ!舐められてる……お前にアタシのアソコ、舐められちゃってる……」

悦びにつかさの声が震える。

「そんなに嬉しいかねぇ」

舌先で陰核をつつきながら疑問を呈す。

「そりゃそうだろ。お前のアイドルならこれがどんなにレアかわかるだろうさ」

「ふーん。そんなもんかねえ」

れーろれーろれーろ。

「特別扱いされてるって実感は、女には麻薬だよ」

なるほど。

「確かに一番シックスナインしてるのはおまえとだろうな」

「っ!」

ぴゅるっ。

潮?

「おまえ、今軽くイッた?」

「イッてね!…………やっぱ今の嘘。イッた」

「かわいい奴だ」

「うっせ!うっせ!!……はくっ!」

「おふぅ!」

いつもとは違う角度からフェラチオされて声が出てしまう。

これぞシックスナインの醍醐味だな。

「さらにこれならどうだ?」

「おおう!パイズリバージョン!」

リバースフェラどころかリバースパイズリ!

超刺激!

「ああああああめちゃめちゃ気持ちいいぃぃぃ……!」

「そーかそーか♪」

表情は見えないが、つかさがニヤァと笑ったのがわかった。

「くぷくぷくぷ♪くぽくぽくぽ♪」

あっあっあっあっ!

それダメそれダメ!

ダメだって!

「つかさつかさつかさ!」

「ん~?もうイッちまうのか~ぁ?お前にしては随分と早くねーか?」

「だって!だってだって!」

「わかったわかった。虐めて悪かったって。代わりに気持ち良ーくしてやるから許せって。アタシだけの優越感で調子乗っちまった」

チュッ!とお詫びの印にチンキスしてくれる。

んんっ!!

やっべ、今ちんちんめっちゃ敏感になってる。

「ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷれれれれれれれれ……ぇっ!」

ダメ!

無理!

びゅっくっ!びゅっくっ!びゅぐるっ!びゅくびゅるっ!どっぴゅうっ!!

「わっ、わわっ!いきなりこんなに射精(だ)すな!顔に!髪に!あーあ、ベットベトじゃねーか。ここが風呂だからいいものの」

ザーメンまみれの顔で振り向いたつかさにジト目で睨まれる。

だって気持ち良すぎたんだもん!

私は謝らないからな!

 

 

「は~~~っ、とりあえずこれでノルマクリアか」

「だなー。お疲れさん、お互いにな」

最後の仕事をやり終え、クイーンサイズのベッドに二人でごろんと大の字になる。

つかさは私の左腕を枕にしている。

「お前、一体何発射精(だ)したよ?いくらなんでも絶倫すぎるだろ?」

そう言いつつ苦笑しながら右手で私の愛棒を握ってシコシコと上下に擦る。

「おまえこそ何回イッたよ?ひとのこと言えねーだろ」

私は反撃とばかりに右手で彼女の右乳を揉む。

「そんなん数えてねーわ。意味ねーことはしないんだよ、アタシは」

汗でベッタリと額に張り付いた前髪を左手で直しながらつかさが返す。

つくづくかっこいい女だよなこいつ。

 

しばらく無言で天井を並んで眺める。

肩で息をする息遣いだけが聞こえる。

「アタシ、マジでお前のこと好きだわ。愛してる。美人で社長でJK、そこに『人妻』とか『ママ』って肩書を今すぐ足してもいいぐらいにな」

急に身体を反転させて私の胸にもたれかかりつつ、つかさはじっと見つめてきてそんなことを言う。

「そりゃどーも」

「……アタシの言葉、信じてねーのか?」

思いっきり不満顔。

「いんや。それはない。嘘や冗談じゃないことぐらいわかってる」

「だったら!」

声を荒らげそうになったつかさが辛うじて思い留まる。

「何を焦ってる?」

私は努めて冷静な声を出した。

「焦ってなんか!……いや、焦ってんのかアタシ?なんでだ?」

「おまえのその独占欲は嬉しいよ。おまえほどのいい女に独占欲を向けられて、男冥利に尽きるってもんだ」

「独占欲?……そうか、そうかもな……」

寂しそうな顔をするつかさ。

この日初めて彼女が年齢相応に見えた。

 

「ウチの事務所で最強のアイドルっておまえ、誰だと思う?」

唐突にそんな質問を投げかけてみる。

「最強?腕っぷしって意味じゃないんだろ?」

「おう」

「だったら一番数字を持ってるってことか。もちろんアタシ!……って言いてぇところだけど、残念ながらそうじゃないのはアタシが一番わかってる」

私は彼女の口から答えを待つ。

「……ま、普通に考えて楓(かえで)さんだろうな」

「正解」

高垣(たかがき)楓、間違いなく我が事務所の看板アイドルだ。

彼女はなんと過去の総選挙で全て11位以内にランクインしている。

「で、それが?」

「誰もが認める最強アイドルの楓でも、シンデレラガールになれたのはやっと6代目だ」

「だったな。もっと早いってみんなして思ってたけど」

「では次の質問。楓の特徴及びアピールポイントはどれだけある?」

「楓さんの特徴……モデル出身、歌姫、酒好き、ダジャレ好き、趣味は温泉めぐり……あと何かあったか?」

「まだまだあるぞ?オッドアイ、泣きぼくろ、童顔25歳児、身長171cm、朝が弱い、ミステリアス、関西弁……などなど」

「うーわ、改めて列挙するとえげつねーな」

「だろ?そんな楓ですら『無冠の女王』と呼ばれ続けた」

「……『焦るな』ってそういうことか」

「そうだ。アピールポイントの数は多いに越したことはないだろうが、その数が多いからと言って即武器になるとは限らない」

「あくまで付加価値ってことな。つーかそもそもベースが愛されないことにはデコレーションは余計でしかない、と」

「おまえには釈迦に説法だったかもしれないがな」

「いーや、サンキュな。改めて思い出したわ、自分磨きの本質ってやつをさ」

咀嚼も消化も昇華も早い。

さすが桐生つかさはデキる女だ。

 

 

「お前にはこれまで何回も助けられたよな」

「なんだなんだ、藪から棒に」

「茶化すな、聞けよ。せっかく感謝してるんだからよ」

ふくれっ面でつかさは身を起こし、私の陰茎の硬さを手で触って確かめてからその上に自ら陰唇を開いて跨る。

「またするのか?」

「したくなったんだよ」

ぶっきらぼうに答えて一気に腰を落とす。

「くぅうんっ!」

「おい無理するな」

「してねーよ」

眉間にシワを寄せつつつかさはゆっくりと腰をグラインドさせ始める。

騎乗位はお手の物で、見事な金髪と形の完璧な形の上向きバストを揺らしてロデオガールのように巧みに乗りこなす。

彼女の腰がうねる度に蜜壺内のヒダが様々な角度から肉竿に襲いかかる。

自分がどう動けば私がどう気持ち良くなるかを知り尽くしているつかさは、汗をしたたらせつつも残忍な笑みを浮かべて私を責め立てる。

このままではやられっぱなしだ。

私は攻守交代しようと恋人つなぎするか胸を揉もうとして両手を上に伸ばしたが、あえなく払い除けられてしまった。

「つかさ?」

「なあプロデューサー」

どん、と私の顔の両サイドにつかさが両手を突く。

壁ドンならぬ床ドンだ。

ただし騎乗位でつながったままの。

「アタシの、アタシだけのものになれよ」

そう言って顔を近づけてくる。

やだかっこいい……トゥンク。

などとふざけている空気ではない。

先程のやり取りがありつつもこの期に及んでまだ言うということは相当の覚悟なのだろう。

「アイドルとしてもビジネスでも、アタシこそがお前のベストパートナーだ」

「そこまで言うからには」

「『シンデレラガールぐらいなってもらわないと困る』、か?」

「……よくわかってるじゃないか」

「なってやるよ、シンデレラガールに!それで本当の意味でお前のベストパートナーになってやる!」

「それでこそ桐生つかさだ」

今度こそ私たちは恋人つなぎをし、キスを交わした。

 

それからも何度もセックスをした。

仕事抜きの純粋に楽しむセックスの方がやはり好きだ。

全てを出し尽くしたのかつかさは私の胸に顔を埋(うず)めて穏やかな寝息を立てている。

「私はな、つかさ」

優しく頭を撫でてやりながら言う。

「完璧なおまえももちろん好きだけど、大事な所でポカするおまえも好きだよ」

そして額にキスをする。

「……聞こえてんぞ」

「寝た振りとは卑怯だぞ」

「目が醒めたんだよ」

至近距離で睨まれる。

「アタシはそんなアタシは好きじゃねーんだよ」

「じゃあそんなおまえは私が愛してやるからいいよ」

「あんまりアタシを甘やかすなよ。上昇志向が鈍る」

口を尖らせて私の左乳首を人差し指で弄る。

ヤメレ。

「意外と不器用だからなおまえ」

「あのなあ!」

「何も心配するな」

つかさの細い身体をきつく抱き締める。

「プロデューサー?」

「どんなことでもおまえが全力でやった結果なら私が認める。認めた上でいっしょにもっといいものにする。だからおまえは何も心配せずにおまえの道を突っ走れ」

「『甘やかすな』って言っただろ……」

彼女の声が震える。

「今だけ……今だけな……。次に顔上げたら、いつものアタシだから」

「うん」

私は嗚咽が止むまでその小さな背中をさすり続けた。

 

 

「おっしゃあ!完・全・復・活!」

翌朝シャワーを浴びてパリッとした服装に身を包んだつかさはパンパンと両頬を叩いた後、いつもの不敵で勝ち気な笑みをみせる。

昨夜の弱気な彼女はもうどこにもいない。

「今日もサイコーにかっこよくて美人だな」

「なんたってアタシは、お前のベストパートナーになる女だからな!」

腰の位置に両手を置いてふんぞり返る。

そうだ。

なってくれよ。

期待してる。

おまえが本当の意味で頂点に立った時、その時は私からこう言おう。

「私の生涯のベストパートナーになってください」と。

でもそれを今は口には出さない。

「期待してるからな」

「おうよ。すぐだから待ってろ!……いや、待ってなくていい。お前がどれだけ先に行ってても必ず追いつくから問題ねえ。お前はお前で突っ走れ!」

お互いに突き出した拳を合わせる。

これだもん。

いい女すぎる。

心の底から期待してる。

だから全部ぶっ壊して早くここまで来い。

「私の生涯のベストパートナーになってください」って言わせてくれ。




少しでも気を抜くとつかさがしゃべっているのかPがしゃべっているのか区別が付かなくなるので予想以上に苦労しました。
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