シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
「おはようございます」
「あっ、プロデューサーさん!ちょうどいいところに!」
「まゆ?」
事務所に出勤するなりまゆにスーツの上着の袖を掴まれた。
「おはようございます。今日もとってもステキです」
そしてそのまま背伸びをして耳元で甘い言葉を囁いてくる。
本当にブレない子だ。
「で、一体どうしたんだ?」
空いている方の手でまゆの頬をするりと撫で、軽くキスをして「まゆも今日もとても素敵だよ」と小声で返してからそう尋ねた。
「そうなんです!
「乃々が?」
思い出したかのようにズルズルと袖を両腕で掴まれたまま引っ張って行かれる。
「なんだなんだ?なんなんだ?」
着いた場所はプロデューサールームだった。
「あっ、プロデューサー!待ってたゾ!」
「おお親友、ヒーローの到着だな」
「
そこにいたのは
この二人と
「乃々は?」
袖から手を離すどころか腕にしがみついたまゆには触れず二人に尋ねる。
「ここだ」
美玲と輝子の声が綺麗にユニゾンし、私の机の下を指差す。
「やっぱりか」
溜め息をひとつ吐いてそこを覗き込むと……。
「ひぃっ!」
いた。
特徴的な巻き髪に透き通るほどの白い肌、じっとりとした三白眼。
今日も今日とて小動物チックだなあ。
「ぱんつ見えてるぞ」
「み、見ないでほしいんですけど!」
「見るだろ。見えてるし」
私の指摘で三角座りしていたのを崩してロングスカートの裾をさっと押さえる。
「プロデューサーさん?」
腕に込められるまゆの力が!
「まゆさんまゆさん、また瞳のハイライトが消えちゃってるから!」
「いけない、まゆったら」
にっこり。
なぜだろう。
目を開いてても閉じてても怖いな?
「こうなった経緯は?」
まゆの頭をよしよしと撫でつつ美玲と輝子に訊く。
「それが急に『やっぱり水着の仕事はいやなんですけどーっ!』って」
「昨日までは、渋々でもやる気になってたんだけどな」
「えー……」
正直「またかよ」という感想である。
明日は水着のグラビアの撮影がここに今いる四人で入っているのだ。
また乃々恒例の水着イヤイヤ期に突入してしまったか。
「のーのちゃんっ!なんでまた水着のお仕事嫌になっちゃったのかな~?」
ひょこっと机の下に顔を覗かせてご機嫌を伺ってみる。
「アイドルだからとか、夏だからとかで、いちいち水着になる意味、わからないですし……。そんなに度々、人に見せるものでもないですし……」
イジケながら床に右手の人差し指で「の」を大量生産している。
それ自分の名前やん。
「美玲も輝子もまゆも嫌がってないだろ?」
「そ、それが不思議なんですけど……。みんなは、その、恥ずかしくないんですか?」
じろりと三人の顔を見渡す。
「ウチはへーきだぞ!水着もファッションの一部だと思ってるしな!水着パーカーとか面白いぞ!ノノもどうだ?」
「ひっ!陰キャに見せかけた実は陽キャ!」
美玲の返答にまぶしそうに両手で顔面をガードする乃々。
「私はそうだな……ジメジメしてる所にいることが多いから、水辺とか水着にも実はあんまり抵抗がないんだ」
「ひっ!弱キャラに見せかけた実は強キャラ!」
輝子の返答にビビってあわあわする乃々。
「まゆの水着姿は、どんなシチュエーションでもプロデューサーさんのためのものだから……」
「あ、いつものまゆさんですね……」
まゆにはそのリアクションなんかい。
しかし今回はまた特にこじらせてるな。
「だ、だいたい、もりくぼの水着姿なんか、どこに需要があるのか謎なんですけど……」
恨みがましい視線を向けられる。
「おまえそれを言ったらひとつ上で同じバストサイズの輝子の立場はどうなる」
「あ、ご、ごめんなさい……」
「なに、気にするな。私にだって需要があるんだから、乃々ちゃんにだってあるということさ。フヒッ」
「そ、そうなんでしょうか……」
「そうそう!輝子、いいこと言った!」
まあそんなこと言ったらここにいる四人ともがバスト80センチに満たないわけだが、皆様もご存知の通りおっぱいは大きければいいというものではない。
そもそもウチの事務所のアイドルたちは恵体が多すぎる。
「それにな、乃々」
「はい?」
「『どんなのか』が重要なんじゃない。『誰のか』が大事なんだ。例えば」
「きゃっ」
絡み付いていた腕を引くとまゆがバランスを崩す。
すかさずそこで社交ダンスのように体勢を入れ替え、背後から抱き締めた彼女の胸を周囲に見せつけるように揉む。
「あんっ!プロデューサーさん、こんなところじゃっ。それに、みんなが見て。まゆが特別なのは嬉しいですけど」
「まゆの胸にはまゆの胸にしかない魅力があり、楽しみ方がある」
スンスンと鼻を鳴らして髪の香りをいっぱいに吸い込みつつ、うなじにキスをしながら両方の手の平の中で鷲掴みにした胸の形を変える。
「だからおまえも自信を持て。おまえ自身が気付いていない魅力を他人は知っているものだ」
「さすが親友。説得力があるな」
「やってることはどうかと思うケドな」
輝子と美玲がそれぞれにらしいリアクション。
「そ、そうかもしれませんけど」
「お?」
「もりくぼはここから出るつもりは全くありませんので悪しからず……」
そう言ってずずず……とさらに奥へと身を寄せてしまう。
ヤドカリかよ。
「これは、手強いな……」
「ノノ以外のウチたちは次の仕事があるからもうすぐ行かないとだゾ」
「どうしましょう?プロデューサーさん」
三人が困惑の表情を浮かべて私の方を見る。
「ふーむ」
まゆの胸を揉みつつ思考を巡らせる(まだ揉んどったんかい)。
「まゆ、耳を貸せ」
「はい、プロデューサーさん。舐めても耳たぶを噛んでもいいですよぉ」
「それはまた今度な。ごにょごにょごにょごにょ……」
耳打ちをする。
「あっ、プロデューサーさんの熱い吐息がっ、ゾクゾクしちゃう……はい……はい……わかりました。まゆに任せてくださいね」
脳内がピンクまみれのようでいて、押さえておくべき所はちゃんと押さえているのが
「美玲と輝子も私に任せてくれるか?」
「わかった。ノノを頼んだからな!」
「ああ、親友に任せておけば安心だ」
二人も信頼した目で頷いてくれた。
さあ大見得を切ったからにはその信頼にきっちりと応えないとな!
「さ・て・と」
「ひうっ!」
他の三人が仕事へと行き、二人だけになったプロデューサールーム。
私の声に乃々が過剰反応する。
「乃々、ごめんな」
中腰になって机の下彼女に声をかける。
「……へっ?」
かけられた声音があまりにも優しく、乃々は間の抜けた反応を返す。
「私が悪かったよ」
「え?えっ?」
「おまえの気持ちをもっと考えてやるべきだった」
「プロデューサーさん……」
乃々の顔が「信じていいんですか?」とでも言いたげにほころぶ。
「だから私もおまえといっしょに机の下で反省することにするよ」
「はい?」
「よいしょっと。それでは失礼して……って、自分の机だけどな!」
HAHAHA!
身を屈めて四つん這いのままプロデューサーデスクの下に潜り込む。
「あ、あの、そういう話じゃ……」
「おー入ってみると薄暗くて狭くてなかなか落ち着くなあ!……ん?なに?なんか言ったか?」
「いえ、なんでも……」
「そうか?今度からこっちで仕事しようかなー」
我ながらだいぶ白々しい演技だが、圧の強さで押し切るスタイル。
「でも奥にいないとライトの光が差し込んで来ちゃってまぶしいな。もっと奥へ行かないと」
にじりにじり。
「その、近いんですけど……」
「嫌なの?」
うるうるうるうる。
「そんな、わけでは……」
「よかったー。乃々に『近寄るな』って言われたのかと思って心配しちゃったよー」
計 画 通 り (例の表情)。
それからしばらくして。
「あの、プロデューサーさん……」
「ん?」
「なんだか、暑くないですか?」
左手の人差し指で上着の襟を開いたり閉じたりして風を送り込む乃々。
「ピンポーン!
「いや、モノマネ早押しクイズじゃないんですけど……」
「なんだ違うのか。せっかくギネス級の速度で答えたのに。じゃあ本当に暑いのか」
「……はいぃ。プロデューサーさんは、暑くないんですか……?」
「確かにそう言われるとそうかもなー。上着だけでも脱いどくかー」
内心で「その言葉を待っていた!」と思いつつスーツの上着を脱ぐ。
実はとっくの昔から暑かった。
Yシャツの背中はもう汗びっしょりである。
「あー今思い出したわー。この時間エアコンの点検やるって業者が言ってた気がするー」
「えぇぇぇ、そうなんですかぁ~……」
乃々が情けない声を出す。
嘘である。
これはまゆに耳打ちした時に部屋を出て行く時にエアコンのスイッチを切っていくように指示したことによるものだ。
なぜそんなことをしたのかはこの後をご覧いただきたい。
「はひぃ~……」
乃々の胸元パタパタが激しくなってきた。
さすがに忍びないな。
「おっとそう言えばこんなものがあった」
そう言ってわざとらしくズボンの尻ポケットから汗拭きシートの袋を取り出す。
お察しの通り、これもまゆから受け取ったものだ。
「ほら」
それをそのまま袋ごと乃々に手渡す。
「こ、これは!ありがたや……」
なにやら老化したリアクションで受け取った乃々が喜々として開封して早速使い始める。
「は~~~ヒヤッとして気持ちいい……生き返ります……」
目を細めて胸元から腋の下から背中から首筋から~と拭きまくる乃々。
あーあ、そんなに一気に使っちゃったら……。
「あ、あれ?なくなっちゃいました……。プロデューサーさん、もう一袋……」
私は首を横に振る。
さすがにそんなに用意してるわけないじゃん。
「そ、そんなぁ~……」
すぐにしおれる。
「はふぅ~……」
乃々の目がぐるぐるし始めた。
これはいよいよ計画を最終段階へと移行する時だな。
「乃々、大丈夫か?」
「大丈夫か、大丈夫じゃないかと訊かれると、あんまり……。服ももう汗でぐしょぐしょなんですけど……」
「それはいかんな!服が傷む前に着替えないと!でもこの部屋に女の子の着替えられるものなんてぇ~……って、おやあ~っ!?」
「?」
頭がボーッとしてきている乃々は私の棒読み演技を気にも留めず、私の手元の布を見る。
「こ、これはーっ!水着じゃあないかー」
しかももちろん白ビキニである。
そりゃそうよ。
職権乱用?
知らない言葉ですね。
「す、涼しそう……じゃなくて!み、水着はさすがに恥ずかしいんですけど……」
「……チッ」
「今、舌打ちを?」
「まっさかー。投げキッスだよー。チュッチュッチュ~」
「はあ」
すっかり思考能力が低下しきっているかと思いきや、まだだったか。
しかし私にはまだ秘策がある。
「乃々だけには恥ずかしい思いはさせないから!私も水着になるから!な!な!?」
死なばもろとも。
乃々に水着を着させるためなら道連れだって辞さない!
「プ、プロデューサーさんまで!?でも、だったら……」
手応えアリ。
「あの、後ろを、その、向いていて欲しいんですけど……」
「え?なんで!?」
「は、恥ずかしいからなんですけど!」
「見たいんですけど!」
「む~りぃ~……」
「はいはい、しょうがないにゃあ……」
くるり。
ちぇー。
どうせ結局見られることになるのにねえ。
でもまあそれが乙女心ってやつなんでしょうよ。
「んしょ……んしょ……」
狭い中で一所懸命に着替えてらっしゃる。
衣擦れの音が耳に毒だなあ。
見たいよー見たいよー。
けど約束したからには我慢だ。
私は約束は守る男なのだ。
数分後。
「き、着替えましたけど……」
「くわっ!」
マッハで振り向く私!
乃々の白ビキニ!
「って、隠すなよな~っ」
めっちゃ強固な三角座りですやん!
おまえは硬くなるポ●モンか!
「だってだって、やっぱり恥ずかしいんですけど……」
ふーむぅ。
どうしてくれようか、この鉄壁のガードポジションを。
「そ、それより、プロデューサーさんも……」
「お、そうだな」
ガバッ!
ズボッ!
ポイポイポーイ!
躊躇などない!
羞恥心もない!
乃々の目の前で身に付けているものを次々と剥ぎ取っては放り投げる。
「ひいぃ、潔すぎて怖いんですけど……!」
のののかたくなる!
こうかはばつぐんだ!
そんなこんなでゼンラマンに。
「さーて、まゆが用意してくれてた私の水着は、っと」
ほんま、まゆは気の利くオンナやでえ!(突然の関西弁)
で。
「Oh...」
「プロデューサーさん、き、着替え終わりましたか?もう、そっち向いてもいいですか……?」
「う、うん……」
「な、なんだかもりくぼより声が小さくないですか?……ってぇ!」
私の水着姿を目撃した乃々が思わずのけぞる。
さもありなん。
「まゆ、さすがにこれはねーよ……」
まゆが私のために用意していた水着は黒いビキニパンツだった。
しかもそれはもうビキニというよりブーメランだった。
「で、出ちゃってるんですけど……」
「ソウダネ」
この異常なシチュエーション、何も起きないはずはなく。
すっかり興奮状態のマイサンの亀頭より上がボトムスの上に顔を出していた。
「コンニチワノノチャン、ボクねっしー」
「ネ、ネッシーさんに謝って欲しいんですけど……」
「うん、ごめんなさい」
素直に頭を下げる。
「……」
「……」
お互い無言。
なんだか気まずい空気が流れている。
の、だが。
「……チラッ」
「……?」
愚息に視線を感じる。
「……チラッ。サッ」
「……」
やっぱり。
「乃々!貴様!見ているな!」
ドドドドドド……!
「ふぇぇ、だってだって、気になっちゃうんですけど!」
そりゃね。
わかるわ。
「どうする?触ってみる?」
「大丈夫?おっぱい揉む?」みたいに訊いてた。
「あ、あのあの!……はいぃ」
触るんかい。
毒を食らわば皿までか。
やはり乃々もだいぶおかしくなってるらしい。
「では、失礼して……」
乃々がそ~~~っと手を伸ばし、やがて細い指先が亀頭に触れる。
「あふんっ!」
予想以上に敏感になっているらしく、声が出てしまった。
「ひやっ!す、すいません、痛くしちゃいましたか?」
「違う違う。触ってもらえて嬉しかったんだ。さあさあ、もっと触って触って!」
「そ、それならいいんですけど……」
ホッとした様子の乃々が亀頭を左手ですっぽりと握り込み、指先で鈴口をくちゅくちゅと刺激してくる。
とっくに分泌されていた先走り液が狭い空間の中で卑猥な水音を立てる。
「ふわぁ……」
熱に浮かされたような声を乃々が出し、今度は空いた右手で竿を掴んで上下に擦り始める。
「しゅ……しゅ……」
「ぅ……ぁ……」
狭い空間、蒸し蒸しする熱気、卑猥な水音、むせ返るような臭気、それらが渾然一体となって、乃々と私を狂わせる。
「乃々……」
「プロデューサーさん……」
ふと目が合い、次の瞬間にはお互いの唇を求めていた。
「ちゅく……ちゅるっ……れぇっ……ぴちゅっ」
乃々は肺活量が少ない割にはキスやフェラチオといったオーラルプレイが好きで、夢中になるといつまででもしていることも珍しくない。
「ちゅ……ちゅっ……れるっ……くちゅくちゅくちゅ……」
手の動きは止めることなく、目を閉じたままの彼女は小さな唇と短い舌を必死に動かす。
ぶっちゃけた話、乃々のオーラルテクニックはまだまだ発展途上で、彼女よりキスもフェラチオも上手い子はいくらでもいる。
だが彼女はとても一所懸命で、そこに毎回胸を打たれていくらでもしてもらいたくなる。
「乃々、ありがとう、キスも手もどっちもとても気持ちいいよ」
「えへ、ほんとう、ですか?うれしい、です」
心からのお礼を伝えると、乃々は照れたようにして顔を伏せた。
「このままだとその内
今さらっていう話ではあるが程度の問題である。
「そ、それなら、その……」
「ん?」
「いっそ、その、あの……」
もじもじと内股を擦り合わせる乃々。
ははーん、乃々も実はとっくに濡れてたか。
「じゃあ、シちゃう?」
できるだけ優しく尋ねる。
「でもそのあの、この狭さではその……」
「大丈夫、私に任せて」
彼女の前髪を右手で掻き上げ、額に軽くキスをする。
この期に及んでここから出るという選択肢はないらしい。
そうなのだ。
森久保乃々は意外と頑固者なのである。
ではあるが、それはすなわち彼女の芯の強さを示している。
体力もない運動神経もない彼女がこれほどまでのアイドルになれた理由の一端は、まさにこの隠れた負けず嫌いにある。
「こっちに来て」
「は、はい……」
私が両手を広げると、乃々は正座のままズリズリとこちらへと近付いて来た。
「よく似合ってるよ(白ビキニが)」
「は、恥ずかしいんですけど……」
目線を逸し、両腕で胸を隠す彼女の頬を左手でするりと撫でる。
「左足を伸ばして、腰を浮かせて」
「ほ、本当に、しちゃうんですね……」
「するよ。ほら、乃々だって準備万端じゃないか」
くちゅり。
水着の下を横にずらして右手の人差し指と中指で彼女の秘部に触れると、そこはじっとりと愛液で濡れていた。
「ひゃっ!そ、そんな……」
「感じてくれて嬉しいよ」
そう言って乃々のくるくる髪を一束手に取って見せつけるようにしてそれに口づける。
「あっ」
乃々の頬が朱に染まる。
今のでさらに濡れたか、彼女のそこは普段の体温からは想像もできないほどの熱を帯びている。
「狭いから角度が難しいな……」
ある意味パズルゲーム的な脳の使い方を要求されている。
壁面や天井に彼女の頭をぶつけてはならないので最新の注意を払いつつ工夫する必要があるのだ。
ちゅくっ。
「ふあっ!?」
ようやく亀頭の先端が乃々の蜜壺を捕捉し、合わさって粘着質な水音を立てる。
「乃々、いいか?」
「ど、どうぞ……」
私が怖がらせないようにお伺いを立てると、乃々はおずおずと、だがしっかりと許可をくれた。
ぬぷっ。
ずにゅっ。
乃々の細い腰を持ち、軽い身体を正面から持ち上げ、剛直の上へと徐々に下ろしていく。
「ぁ……ぅぁ……ぁぁっ……」
か細い声が耳元で聞こえる。
凶暴な男性器が自らを刺し貫いていくごとに彼女は徐々に前傾姿勢となっていき、最終的に机の下での対面座位となる。
ちなみにお忘れかもしれないが乃々は白ビキニ、私は黒のブーメランパンツだ。
「全部
「は、はい……もりくぼの
精一杯に乃々が微笑む。
「ぐぅっ!」
「だ、大丈夫ですか……?」
「はは、大丈夫大丈夫、乃々の
こちらはこちらで精一杯の笑顔を見せる。
彼女の体格を思い浮かべてもらえばご理解いただけると思うが、彼女の
気を抜くとあっと言う間に搾り取られてしまうことだろう。
「乃々こそ大丈夫か?」
「はい、なんとか……。最初の頃よりは、ずっと、はい……」
「そうか、それはよかった。いっぱいしてきたもんな?」
「いえっ、それは、その…………はい」
真っ赤になって下を向く。
「乃々はかわいいなあ!(大声)」
「ひっ!このかっこうで、恥ずかしすぎるんですけど~……」
とはいえ。
とはいえ、だ。
なんとかして気を紛らわせたい。
少しでも射精を遅らせたい。
少しでも長くこのギッチギチの狭さを味わっていたい。
何かないか、何か。
……お。
目の前になんとも美味しそうな蕾があるではないか。
というわけで早速いただきます。
「あむっ」
「あわっ!?プププ、プロデューサーさん!?」
左の乳首に吸い付いた私に乃々が驚く。
舌で巧みに片方のブラのカップをずらし、ズレたと見るやすかさず薄いピンク色をした突起を口に含んだのだ。
「はむはむ、はむはむはむ」
歯を立てないように上下の唇で乳首を挟んで
「あっ、あっ、あっ、あっ」
唇を動かす度に乃々はぴくんぴくんと小刻みに上半身を震わせる。
さすがの敏感さだ。
ならば。
「ぺるっ。ぺるぺるぺるっ」
「んっ!んっ!んっ!んっ!」
唇で乳首を挟みつつ舌を伸ばし、乳首のくぼみや外周をせっせと刺激する。
乃々の震えが大きくなる。
「ん~~~~~っ!」
イッたか。
よし、これでなんとか先手を取れた。
面目躍如。
と、思いきや。
ぎゅぎゅっ!
ぎゅぎゅぎゅっ!
なっ、
ぎゅぐっ!
「おふぁっ!」
びゅぐっ!びゅぐっ!ぎゅぐっ!!
「ああ、ああ、あああ……
あっけなし!
我ながらあっけなし!
気を抜いた瞬間まんまと一本持っていかれてしまった。
くすん。
なんだか自信なくしちゃう。
いくら乃々の
いかんいかん、頭を切り替えよう。
さて、お次はどうするか。
とりあえず一回抜いて、と。
「まって、ほしいんですけど……」
「乃々?」
「あの、もう少し、このままで、いてほしいんですけど……」
「抜かずに?」
「はいぃ」
「いいよ。乃々がそう言うなら私は全然このままで」
「よかったです、えへ」
ふにゃ、と乃々が笑う。
満たされた笑顔だ。
「この体位、好きなのか?」
「安心、するんです。なんだか、落ち着きます……」
自らの言葉を裏付けるように、私の首の後ろで組んだ腕の力を強める乃々。
「ふむ。抱っこしてるからかな」
「そ、そうなんですかね……?あっ」
至近距離でまともに目が合った。
彼女の視線逸らし癖はあまりにも有名だがそれは私相手でも適応されており、恥ずかしいのか滅多に見つめ合うことはない。
「……」
「ひゃあぁぁ……」
すぐに目を逸らさなかったばかりに完全にそのタイミングを失ってしまったらしい。
両目が渦巻き状にぐるぐるしている。
「乃々」
「?」
声をかけると、通常の目に戻った。
「乃々」
私はもう一度彼女の名前を呼び、そのまま唇を彼女の唇へと近付けていく。
「は、はわ……」
「キスしよう。乃々とキスしたい」
「も、もりくぼは」
「乃々はしたくない?」
息がかかる距離。
彼女は決してキスは嫌いではないのだが、お互いつながった上にこれほどまでに至近距離でのキスに躊躇があるのだろう。
未知への不安。
自分がどうにかなってしまうのではないか、という恐怖。
されど。
「したい、です。もりくぼも、キス」
ようこそ。
新たな扉の向こう側へ。
今にして思えば。
それが完全にスイッチだった。
「えぷっ!じゅるっ!れぇるっ!じゅぷっ!ちゅぶっ!」
座ったままキツく、キツく抱き締め合い、深く深く淫らな口づけを交わしながら、激しく交わる。
乃々の小さな尻を両手で掴み、肉槍に突き刺すように何度も何度も何度も叩き付ける。
ぢゅぐっ!ぢゅぶっ!ずっぷ!ぬっぽ!ぐぢゅっ!ずぐっ!
「んんーっ!んんーっ!んんーっ!んんーっ!」
呼吸はお互い鼻のみで行ない、下半身は性器を、口は唇と舌をひたすら求め合う。
彼女の短い舌をこちらの舌で巻き取り、蛇が獲物を捕食する時のように嬲る。
「んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!」
身体をガッチリと抱え込まれ、いいように揺らされ、口内を凌辱されている乃々の目が焦点が合わずにとろんとしている。
かくいう私もすっかりエンジン全開だった。
机の下というレアなシチュエーションでの白ビキニの乃々との密着濃厚セックス。
これで興奮しまくらないわけがない。
腰の動きも舌の動きも絶好調だ。
それぞれが全く別のリズムで動く動く。
ずっぐずっぐずっぐずっぐずっぐずっぐずっぐずっぐ!
ちゅっ!ちゅるっ!ちゅくっ!れろぉっ!じゅるじゅるっ!
ぢゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅぐずぽずぽずぽずぽ!
じゅるるっ!じゅるるっ!れるれるれるれるれるれるっ!
「あっあっ!んっんっ!んっんっ!あっあっ!」
あー気持ちいい気持ちいい!
ペニスも口もめちゃくちゃ気持ちいい!
最高!
最高!
最高!
「もっ、もりくぼっ!もうっ!」
「イクのか!?乃々イクのか!?」
「はっ、はいっ、もりくぼ、イッちゃいますぅ!」
「いいぞ!いつでもイッていいぞ!」
「はいいぃぃぃっ」
じゅっぱずっぱじゅっぱずっぱじゅっぱずっぱじゅっぱずっぱ!
くちゅくちゅくちゅれれれれれれぇっ!
ぬぽぬぽぬこぬこぬこぬこぬぽぬぽ!
ちゅっ!ちゅっ!ちゅっ!ちゅっ!
「あっ!ふあっ!あっあっあっ!あ~~~んっ!」
びびくっ!びびくっ!びくんっ!
腕の中で乃々の小さな軽い身体が跳ねる。
360度から一斉にペニスに蜜壺の中のヒダヒダがウネウネと最後の力を振り絞って襲いかかってくる!
こ、これはたまらんっ!
こんなの耐えられるかっ!
「の、乃々っ!私も、もう、ダメ、だっ!」
「プロデューサーさあんっ!」
どっっっぐ!びゅぐるっ!どぷどぷどぷどっぷん!びゅびゅびゅびゅっ!どぴゅっ!!
「ぅ、ぁぁぁぁ……。もりくぼ、おぼれるんですけど……」
「私は、おまえに溺れてるよ、乃々……」
私たちは至近距離で見つめ合い、また正面からの深いキスを交わす。
「あ、あのあの、プロデューサーさん……」
「おう」
「もう一回だけ、して欲しいんですけど……」
今度こそ肉棒を抜こうと思った矢先、乃々からのかわいいリクエスト。
「気に入った?これ」
「え、えっとぉ……そのぅ……」
「いいよ。『もう一回』なんて言わずに何回でも。乃々の気の済むまでいくらでも愛してあげる」
「プロデューサーさん……うれしい、です」
「じゃあ私もひとつリクエスト」
「な、なんでしょう……?」
「おっぱい舐めながらしてもいい?」
「こ、こんなのでよければ、どうぞ……」
「こら、『こんなの』とか言わない」
「は、はい、ごめんなさい……」
「それでは失礼して……ぺぇろんっ」
「きゅぅんっ!」
まだまだ敏感な乃々が左手の人差し指の第二関節を噛みつつ甲高い喘ぎ声を上げる。
この反応この反応。
堪らないよなあ、まったく。
ペニスが柔らかくなる気配すらないよ。
「プロデューサーさんは」
「ん?」
乳首を口に含みつつ彼女の顔を見上げる。
「もりくぼをいつだって、みつけてくれます」
「当たり前だろ、どこにいたって絶対に探し出すぞ」
「もりくぼが、森に隠れた時も、探して、見つけてくれました」
「あーあの時な。『アイドルやめる』つって、さすがに肝が冷えたよ」
我が事務所の森エルフ、
今思えばゾッとする。
状況が状況だったし、それぐらいのチートは許されるよね?
「プロデューサーさんは、どうしてそこまで、もりくぼによくしてくれるんですか?」
「おまえが必要だからだ」
唇を離し、まっすぐに乃々の瞳を見つめて即答した。
「そうですか……もりくぼが……ひつよう……えへ」
心底嬉しそうに表情を崩す乃々。
「そうだ。おまえがまたどこに行ったってすぐに連れ戻すぞ?」
「もう、逃げたりしません」
「そうなのか?」
「はい。もりくぼはもう、居場所を見つけましたので……」
そう言うと乃々は私の身体に強くしがみつく。
「ああ。離さないよ、乃々」
私も彼女の細い体をぎゅっと抱き締め返した。
「は~~~生き返るんですけど……」
「エアコンも生き返ってよかったなあ」
こっそりスイッチを入れたエアコンから涼しい風が吹き出し、火照った身体を冷ましてくれる。
私たちは机の下から抜け出し、ソファにぐで~っと伸びていた。
「乃々、ノド渇いてるだろ」
「そういえば……はい。でも、今はペットボトルを持つ力ももりくぼには……」
がんばったからなあ。
がんばっちゃったからなあ。
「ならこうするか……こぷっ」
私はウォーターサーバーから汲んできた冷えた水をカップから口いっぱいに含み、乃々に顔を近付ける。
「プロデューサーさん、ほっぺたふくらんで、リスさんみたいです」
意図に気付いた乃々も目を閉じてゆっくりと顔を近付ける。
「ちゅっ……こくっ……こくっ……こくっ……ぷあっ」
「どうだ?」
「こんなに美味しいお水は、はじめてです……」
口移しでの給水は気に入ってもらえたようだ。
「よかったよかった」
「あ、プロデューサーさん、それ……」
「『それ』?ああ、さすがに落ち着いちゃったな」
乃々の視線の先には、ようやく硬さを失いつつあるドロドロの肉棒があった。
「あ、あの、もりくぼが、おそうじしても、いいですか……?」
「いいのか?私としては願ったり叶ったりだが、疲れてるだろ?」
「疲れては、いますけど、その、おそうじするの、好きなので……」
「なら頼む。無理せずな」
「はい……やった」
小声で言った「やった」は聞かないフリをしておいた。
「ぺるっ……ちゅくっ……ちゅるっ……」
「くっ、はぁ」
短い舌で熱心にこびりついたゼリー状の精子を舐め取られ、思わず声が出てしまった。
「ちゅっ、ちゅっちゅっ、ちゅうっ」
尿道口に残ったザーメンを吸い上げられる。
そ、そんなにされたら愚息が息を吹き返してしまうっ!
「……いいですよ?」
「へ?」
「またしても」
「……タフになったもんだ」
微笑んで彼女の頭を優しく撫でる。
さて、どうしようかな。
このまま乃々のお口に
嬉しい悩みだ。
「で、撮影のスケジュールは……」
「はい……はい……き、緊張するんですけど……」
「おいおい、腹話術師かっつーの!」
「は?」
後日事務所で乃々と打ち合わせをしていると、通りがかった
「ああ、これのことか」
言われてみれば。
事務所のソファに座る私の右膝の上に乃々が横座りしているからか。
あれ以来乃々はすっかり私と密着するのがお気に入りになった。
「……うらやましい」
「
いつの間にかやって来ていた凛がポケットに手を突っ込んだままこちらをジト目でにらんでいる。
「おいおい、それってどっちのことだよっ☆」
「どっちも!」
乃々にくっつかれるのがうらやましいのか私とくっつけるのがうらやましいのかを尋ねた心に対し、凛がぷりぷりとご機嫌斜めに返す。
「おーこわこわ!じゃあ凛ちゃんはプロデューサーの左膝に座ればいいじゃん。でもってはぁとは真ん中の一番美味しいポジションを……」
「佐藤自重しろ」
「『佐藤』って言うなし!」
わいのわいの。
「って、乃々寝ちゃってるし」
呆れた様子の凛が言うので見てみると、確かに乃々は私の胸に頭を預けて静かに寝息を立てていた。
ほんの少し目を離しただけなのに。
「こりゃ腹話術師の人形って言うよりはコアラかもね」
心が乃々の顔を覗き込み、柔らかく微笑む。
「よっぽど安心してるんだね。……やっぱり本気でうらやましいかも」
冗談抜きモードの凛に鋭い視線を送られる。
「大事にしろよ☆プロデューサー」
「当たり前だ」
心のからかいに真顔で返す。
この腕の中の小さな軽い身体、ほのかな温もり。
私が守るべきもの。
私が育てていくもの。
「ふふっ、プロデューサー、お父さんみたいな顔してる」
凛がくすくすと笑う。
いやそこは恋人って言って!?
「あらあらうふふ、それじゃあ私がお母さんで」
にゅっ。
「まゆ!?」
「ノノ、本当によく寝てるな」
「親友の体温は心地いいからな。わかるぞ。フヒ」
「美玲に輝子まで」
どうだ乃々。
おまえはこれでも逃げ出したいか?
こんなにも仲間に恵まれているというのに。
そんなことないよな?
「んん……ずっと、いっしょ……」
きゅっと私の上着を掴む手の力を強くする乃々。
私はそこに自分の手を重ねる。
幸せだな。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
この突き刺さる視線さえなければ。
私も寝ちゃおうかな!?
それじゃあ乃々、夢の世界で会おう。
夢から醒めたら、現実で夢の続きを描こうな。
乃々と私ならできるさ。
絵本でも
『もりのくにから』を最初に聴いた時はドキッとしました。なんと心臓に悪い歌詞。