シンデレラたちは止まれない! 作:私立聖白ビキニ女学院理事長
「ふいー……」
自販機コーナーで買ったエナジードリンクを喉に流し込み、私は長い息を吐いた。
と、
「そなたー。ねえそなたー」
スーツの上着の裾をくいくいと引かれる。
「
「はいー。
そこにいたのは我が事務所の導き手アイドル、依田芳乃だった。
今日も和装だ。
「ごめんな、すぐに気付いてやれなくて」
苦笑しながら芳乃の後ろでひとつに縛った髪を梳くように撫でる。
「んふー」
芳乃が目を細める。
「でもそなた、お疲れのご様子でしてー。そのような時に頼み事をするのは気が引けましてー」
「
「さすがは、そなたなのでしてー」
今度は芳乃が私の頭を小さな手で撫でてくれた。
いい歳なので恥ずかしいが、そのあまりの心地よさにされるがままになってしまう。
「肇」とは
「その解決の手伝いをそなたにお願いしたくー」
「芳乃ではダメなのか?歳の近い女の子同士、それに何よりコンビの相方じゃないか」
「そなたでないとだめなのでしてー」
芳乃の瞳が真剣な色を帯びる。
「そっかー。芳乃がそう言うんじゃ間違いないなー」
彼女が人智を超えた能力をその身に秘めていることは周知の事実で、私もそれを完全に信用している。
「そなたならできましてー」
そう言うと芳乃は私の顔を両手で挟み込むと、そっと唇を合わせてきた。
「んっ……ちゅぴっ」
たどたどしく舌を差し入れてきてくれたので、私はそれに応えて彼女の舌を自らの舌で絡め取って
「じゅっ、ずぞっ……ぷあっ。元気、出ましてー?」
「ああ、ありがとう。芳乃のおかげだ」
名残惜しいが、最後に小さく小鳥のようなキスを交わして私たちは離れた。
本当に身体が軽くなったような気がするから不思議だ。
「えなじーどりんくのあとのきすは、ぱちぱちしましてー」
「ははは」
私は女子寮の肇の部屋を訪ねた。
もちろん事前に連絡は入れてある。ちなみに女子寮は男子禁制であるのだが、私はプロデューサー特権として出入りの自由が認められている。
「どうぞ、こちらにお掛けください」
部屋着の肇に勧められたのは彼女のベッドで、肇は私の隣に腰を下ろした。
女性の部屋を訪ねてさらにベッドに座るのにはやや抵抗があるが、やましいことをしに来たわけでもなし、何より本人の希望なので構うまい。
「悩みがあるらしいな。芳乃から聞いた」
単刀直入に切り出す。
こういうことは前置きが長くなればなるほど言い出しにくくなるものだ。
「プロデューサーさんも気付いていてくださったんですよね?芳乃さんから聞きました」
「芳乃、言っちゃったのか」
芳乃だけの手柄にしようと思ったのに。
「ふふっ、ありがとうございます。嬉しいです」
そう言って肇は優しく微笑む。
「こうなってはもう取り繕う必要もないな。それで、レッスンにいまいち身が入っていない原因は何なんだ?」
「はい、それが……」
肇は申し訳なさそうに悩みを吐露し始めた。
「なるほど、陶芸と釣り、どっちもスランプが続いている、と」
「はい。分けて考えないといけないとわかってはいるんですが、どうしても頭から離れなくて」
肇は恐縮して身を縮める。
「気にするな。陶芸と釣りはどっちもアイドル・藤原肇を構成する大事なキーパーツだからな。で、具体的にどういう悩みなんだ?まずは陶芸の方から聞かせてくれ」
しゅんとする肇の頭を撫でつつ、話の先を促す。
「実は今、一輪挿しの花瓶に挑戦中なんです。これまでは茶碗や皿を中心にろくろを回してきましたが、新しいことに取り組んでみたくて」
「なのに壁に当たってしまったと」
「そうなんです。茶碗や皿とは何もかも違っていて難しくて。祖父からは『茶碗や皿に対するような情熱が花瓶に対してないからだ』と言われてしまって」
うーん、なるほどなあ。
「『情熱が足りない』かあ。初めてのものにいきなり熱意や愛情をもって向き合うのは難しいよなあ。それぐらいは素人の私でもわかる。ところで一輪挿しの花瓶って大体どれぐらいのサイズの代物なんだ?」
「はい、えっと、一輪挿しなので一般的な花瓶のようなスケールは想定していなくて、高さはこれぐらいで、直径はこれぐらいで、ちょうど……あっ!」
身振り手振りで私に説明してくれていた肇が、何かに気付いたようにハッとなる。
「肇?」
「そうだ!どうして私気付かなかったんだろう」
「あのー、肇さん?天女系アイドルの藤原肇さん?」
一体なんだこの構図は。
ベッドに座る私はそのままなのだが、眼下には肇が正座している。
そこまではいい。
おかしいのは、私のズボンとトランクスが脱がされてしまっていることだ。
だからなんだこの恰好は。
変態紳士か私は。
「そろそろ説明をしてもらえると助かるんだが」
下半身がスースーする。
「しっ、お静かに!」
「アッ、ハイ」
肇の気迫に気圧されて思わず姿勢を正してしまう。
「本当にどうして気付かなかったんだろう。あの高さ、太さ、質感、まさにプロデューサーさんのおちんちんそのものだったのに、私ったら」
「はあ」
この子もだいぶ天然だよなあ。
どう考えても普通じゃない状態なのに、頭の中のことでいっぱいになってしまっていてそれに気付いていない。
「あの、プロデューサーさん?」
「はい、なんでしょう」
「これをすぐに大きくしてもらうことはできませんか?」
これとは当然マイサンである。
いつもなら肇の部屋に招かれたというだけで半勃ちぐらいにはなっていただろうが、今日は真剣に悩みを聞くつもりだったのでまだ実に大人しいものだ。
「自分の意思だけでは急には……。何か刺激でもあれば」
「あっ、そ、そうですよねっ。……わかりました」
なにやら決意を固めた様子の肇。
「どうするつもり……って、おい肇」
「プロデューサーさんはじっとしていてください」
「失礼しますね、そっと……」
肇はまだ稚魚のような私の愚息を丁寧に右の手のひらの上に乗せると、左手をその上にかぶせ、こすり合わせるように動かし始める。
さすさす、さすさすさす。
肇のひんやりとしたたおやかな手で挟まれて動かれ、私は陰茎に急速に血が集まっていくのを感じた。
「あっ、むくむくって」
純真に嬉しそうな表情を見せる肇。
うん、かわいい。
状況が状況なのがアレだが。
だが、半勃ちぐらいには元気を取り戻した陰茎だったが、そこからはなかなかそれ以上大きくはならなくなった。
「この方法ではこれが限界ですか。だったら……はぷっ」
「おはっ」
まだ中途半端な硬さのペニスを肇がいきなり口に含んだ。
勃起しきった状態なら半分も口に収まらないが、この状態だと丸ごと捕食されてしまう。
「ちゅぷちゅぴっ、くぷくぷかぽっ」
目を閉じた肇は陰嚢を含みつつ舌先で亀頭の先頭を撫でさする。
「ほっ、ふっ」
私は思わず腰を浮かせてしまった。
普段は屹立したモノをフェラチオさせるのが常なのものだから、これはなかなか得られない刺激だった。
ふにゃふにゃ時のペニスはこんなにも敏感なのか。
新発見だ。
ありがとう肇。
「ぴちゅっ。……ぷあっ!これで、いつものプロデューサーさんですね」
そうして今や完全にいきり立った剛直を前に肇は満足げだ。
でもこれを「いつもの」って言っちゃうのはどうなの?
それだと私が常にビンビンみたいじゃん。
「それでは、いよいよ」
職人の目つきになった肇が、自身の唾液と先走り汁で濡れて光る完全勃起した肉棒を前にして意気込む。
「まずは……」
左手を根本に添え、右手で亀頭の右側を掴み、あらゆる角度からためつすがめつ凝視して研究する。
「血管の浮き出方がすごいですね、こんなになって痛くないんでしょうか。この傘のようになっている部分の下の形も独特ですよね。ここがいつも中に入った時に引っかかるみたいに感じるところなんでしょうか」
まるでマッドサイエンティストが実験結果を分析するかのような口調と早口だ。
「そこは『カリ首』と言って、エラが張っていればいるほど『カリ高』『カリ太』なんて呼ばれたりもする」
「エラ!なるほど確かにエラですね!そう言われるととても親しみを感じます。じゃあプロデューサーさんはとっても『カリ高』なんですね!」
釣り好きとして目を輝かせる肇に私は、「そうなのかな、自分ではよくわからないが」と曖昧な相槌を打つ。
「あの、このカリ首の部分を特に念入りに触らせてもらってもいいですか?」
「あ、ああ、どうぞ」
なーんか調子狂うなあ。
「こうして……こう」
「!」
ぞぞっ。
背筋が総毛立った。
なんだ今の感覚は。
つーっ。
つつーっ。
ぞぞぞっ。
まただ。
今までされたことのある手コキとは全然違う愛撫。
ただ快楽を与えるためだけの指遣いではなく、繊細で、大切にされていることを実感する手淫。
これは、いいぞ。
上下に
「あっ、お
肇が慌てる。
亀頭の割れ目から次から次へと我慢汁があふれ出し、彼女の綺麗な指を汚す。
にっちゅにっちゅにっちゃ。
指の動き合わせて粘着質な水音が響く。
「とっても、えっちな音がします」
肇がぼうっとした顔つきになる。
頬も薄桃色に上気していた。
「火傷するぐらい熱くて。それに匂いも。ごめんなさい、プロデューサーさん。私、これ以上我慢できそうになくて。もう一度お口でいいですか?」
「いいよ。むしろこちらからお願いしたいぐらいだ」
私は肇のその提案に飛び付いた。
いくら気持ち良くてもさすがに手コキではイけないので、このままでは生殺し状態だったからだ。
手コキのテクニックに優れたアイドル数いれど、私はまだ一度もそれで達したことはない。
「はぽっ!ちゃぽっ!んぢゅっ!ぐぷっ!」
熱に浮かされたようにペニスにむしゃぶりついた肇は、大きなストロークでそれを吸い上げる。
「うぼっ!ぢゅぷっ!ぴっちゅ!れぶっ!」
肇の肺活量には定評がある。
休むことなく喉の奥まで咥え込み、恍惚の表情で目を閉じたままひたすらに口淫を続ける。
緩急をつけるフリをして亀頭にキスをしたり舌先で割れ目を弄ってきたりする子はいるが、彼女にはそんな誤魔化しは必要ないようだった。
「ちゅぶっ!ちゅぐっ!はぶっ!ぢゅっぷ!」
普段の穏やかな彼女の姿からは想像もつかない激しいディープスロート。
一度火が点いた藤原肇はすごいのだ。
「こぷっ!こぷっ!こぷっ!こぷっ!」
頭を上下に動かさず、喉を締めて細かく吸い上げられ、私は堤防が結界寸前になる予兆を感じた。
「肇、そろそろ」
歯を食いしばって伝えると、肇はペニスを咥え込んだままうなずく。
「じゅぷっ!じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぷっ!」
「はじ、めっ!」
「ん~~~~~っ!」
肇が私の腰に両腕を回してしがみつき、獣欲の全てを口内に受け止める。
「こっく、こく、こくり」
白い喉を何度も鳴らして嚥下する。
ああ、その姿はとても淫靡だ。
「肇、すごくよかったよ」
「ありがとうございます。お口ご奉仕に集中できたと思います」
肇はペニスに付着した精液を丁寧に舐め取りながら柔らかく微笑んだ。
「さて、今度は私の番だな」
息を整えた私は肇に向き直る。
プライドに賭けてこのままやられっぱなしで終われるものか。
「えっ、まだ何かしてくださるんですか?」
「もちろん。
「ろくろの気持ちに?」
肇には私の真意が伝わっていない様子だ。
「それでは、失礼しますね」
彼女のベッドに全裸で仰向けになった私のそそり立ったペニスの先端に自ら秘部を開いてあてがった肇がゆっくりと腰を落としていく。
「あ、ああ、あああっ。この体位、深いですっ」
腰を下ろしきった肇が大きく息を吐く。
「騎乗位のいいところのひとつだな。それに綺麗な肇の裸が下からよく見える」
決して巨乳だとは言えないが形の美しい胸。理想的な曲線でくびれた腰つき。高級な磁器のような白い肌。まさに至高の芸術品ではないか。
「恥ずかしい、です……」
そう言って左腕で両の胸を隠してしまう肇。
なんともったいない。
「陶器役の方は勝手に動かないでくださーい」
私は彼女の腕を外し、下から肇の胸を持ち上げて揉む。
「あっ、あんっ!入れられてるだけでも気持ち良すぎるのにっ!」
「それは重畳」
上々の反応を得られて気を良くした私はリズミカルに腰を跳ね上げつつ、ぐねぐねと手のひらの中で形を変える胸の感触を楽しむ。
この手触り、どんな上質な土でも敵うまい。
「あっ、あんっ!あっ、あんっ!ふっ、ふっ、くっ、ふっ!」
突き上げるペニスの亀頭が天井に到達する度に咥え込まれる。
なんという名器だ。
気を抜くと一瞬で搾り取られてしまいそうだ。
「あっ、はっ、ああっ、倒れ、ちゃうっ」
だが彼女が敏感なのに助けられた。
このまま肇がどんどんHが上手くなっていくとどうなるかはわからないが、今はまだ私の方に断然分がある。
「肇、手を」
私は彼女の胸から手を離し、その手を正面から恋人つなぎで絡め合う。
いわゆる「手つなぎH」の騎乗位版だ。
胸を揉めなくなるのは残念だが、これならベッドから転げ落ちることもあるまい。
「ありっ、がと、う、ござ、い、ますっ」
つないだ手に力を込めながら肇が律儀にお礼を言ってくれる。
手をつなげたことがよほど嬉しかったのだろう。
「動いて肇。そうだな、ベリーダンスみたいに腰をくねらせる感じで」
「んっ……こう、ですか?」
ぎこちなく肇が腰を回す。
「あっ、ふっ!これっ、腰が一周する度に、さっきのっ、カリ首にっ、引っか、かって、すきっ!」
「だろ?お互いの身体のことをこうしてよく知っていれば、いくらでも気持ち良くできる。こんな風に」
言い終わると同時に縦でも横でもなく斜め上方向に細かく連続でペニスを突き上げる。
「ああっ!ふわっ!それ!それっ!いいっ、すごく、いいですぅ!」
肇があごを跳ね上げる。
どうやら非常に気に入ったようだ。
「ではこれでイかせるとしようかな。肇も腰を振れ!ほらっ!ほらっ!」
「ああああ、ああああっ!ふわんわんあんあんっ!」
「どうだ!どうだっ!どうだっ!?」
「いい!いいっ!気持ち、いいっ!すきすきすきすき!」
「これでぇ……どうだっ!」
「いいいいいいいいっ!!」
渾身の一突きに肇の腟内がきゅうっとなって、全身が痙攣し、彼女は絶頂を迎えてくったりと私の身体へと倒れ込んで来た。
どぐっ!どぐっ!どぐっ!どぐっ!
「あああ、いっぱい、
イッたばかりの肇の子宮に私の特濃ザーメンが殺到し、その射精された感覚で肇はまたイッたらしい。
「肇にもうひとつ教えておくことがある」
事後、左腕の中で裸の肇を抱えたまま、私は切り出した。
「なんですか?」
肇がゆっくりと私の顔を見る。
その表情はまだとろんとしていて、匂い立つような色香を放っていた。
「さっきペニスのエラとかって場所の名前を教えただろう?」
「はい」
「じゃあこの全体を指して俗にどう称すると思う?」
「全体……」
首をひねりつつ、肇は陰茎を下から上まで指でなぞる。
「……柱?幹?それとも……筒?」
「惜しいな。正解は肇にもおなじみの『竿』だ」
「竿!」
肇の意識が一気に覚醒する。
「竿……竿……確かに!こことかこことか、なるほど!じゃあじゃあ、プロデューサーさんともっとたくさん色々えっちすれば、私、陶芸も釣りももっともっと上達するのでは!?」
「さ、さあ、そこまで上手く行くかどうかはわからないが」
私は苦笑する。
さすがに、ねえ?
「いいえ!そうに違いありません!そうとわかればプロデューサーさん、早速もう一戦お願いします!」
藤原肇、思い込んだら一直線。
後日談。
また肇がしょげているところを発見したので何があったのかを尋ねてみると、スマホの中の写真を見せてきた。
「これは例の一輪挿しの花瓶か。よく出来てるじゃないか……って待てよ、この形はまさか」
「はい……」
確かに一輪挿しの花瓶には違いないが、その形状はあまりにも見慣れたアレそのものだった。
「再現度たっか」
「祖父には生温かい目で『まあ、そのなんだ、ほどほどにな?』と言われてしまいました」
「うわあ」
集中力が高すぎるのも考えものである。いやマジで。
芳乃かと思った?肇でした!(芳乃のもいずれ書きたい)