この作品は、3年前のものを校正したものになります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12101735
思いついたら続きを書きます。よろしくおねがいします。
食料の入った大袋を、運んでは積んでいく。
日がそろそろ落ち、吹く北風も寒さを強める時間帯。
うず高く積まれたそれらが、崩れるのではないか等と杞憂しつつ、また次の荷物に手をつける。
楽な仕事ではない、今日の作業は特に辛い。
それでも動けるのは、この環境になれてきたからか、
「言われてた荷物これで全部ですよー!やぁっと終わりましたね…」
心底疲れたという表情の彼女──ナベリウスと一緒だからだろうか。
室内に戻ると、一目散にソファへと駆け込んでいくナベリウス。
誰かが拾ってきたであろう、ややかび臭いそれは、ぎぃと鳴いてまた元の形に戻る。
そこが彼女の定位置だ。
「疲れましたぁ! マッサージして下さいよぅ〜」
二人分のスペースを占領し、うつ伏せで足をばたつかせている。
散歩から帰ってきた犬のようだ、と揶揄すると何故か照れくさそうな返事が返ってきた。
「こっちも、疲れてるんだけどな……」
だが、労いの一つでは足りない程働いてくれたのも事実だ。
作業着を脱ぎ、身軽にしてからゆっくりと彼女の背に手をかける。
汗ばんだ彼女の服が、指に触れて少し温かい。
「んぃ……もうちょっと上ぇ……あ、そこです! んひ……気持ちいいですねぇ」
疲れからの緊張もほぐれてきたのか押し返しが緩くなり、女性特有の柔らかさが手に伝わる。
一緒に行動している仲間にやましい気持ちを向けぬよう、手元に集中しようとするが、
「ふぁ♡……んーぅ……もっとお願いします♡ あっ♡ そこ、きもちイイ…♡」
伏せた顔の方から聞こえる、くぐもった甘ったるい声がそれを邪魔する。
人の出入りのほとんどない”間”の時間。
それでも、もしかしたらと気を配りながら意識を右往左往させ、先程よりぎこちなくマッサージを続ける。
「んふふ、ちょっと手付きいやらしくないですか?」
冷水を、頭から冠せるような言葉が飛んできた。
そんなつもりではと、飛び退こうとするが、後ろから振り上げられた彼女の足に阻まれる。
くいっと向けられた横顔から、捕食者のように釣り上がった口元だけが見えた。
「駄目ですよぉ♡ ちゃんと、最後までしてくれないと」
「……もっと、気持ち良くして下さい♡」
自分の中の何かが、切れる音がした。
§ § §
「あふ…私そこ、弱いんですよぅ。あっあっなんで触るんですかぁ、弱いっていってるのに♡」
彼女の声を無視する。経験の少ない自分でも、その拒絶が、額面通りの意味ではないことはわかっている。誘われているんだ。
腰から背中、背中から首筋までを、触れるか触れないかの距離感で撫で、肩から脇腹へと骨に沿って指を這わす。
先程より敏感になっているのだろうか、彼女の体がこちらの手の動きに合わせて、びくんと跳ねる。
馬のりの体勢が持ち上げられ、股間部に彼女の、もちもちとした尻が当たって擦れる。
何か”硬いもの”の感触に、彼女も気づいたのだろう。腰を浮かせ、両臀部で挟み込む様に押し付けてきた。
まるで後背位のような、動物の交尾のような体勢。
それを振り払う様に、彼女の尻を押し戻した。
ずにゅんと指が飲み込まれ、手のひら全体に肉の感触が浸透する。
「ひゃっ!♡ そこはそんなに凝ってないんですけど、触るんですか? んしょ…じゃあ足広げて、奥まで触りやすくしますね♡」
そう言うと彼女は、片足をソファから降ろし立ち膝に、もう片方を背もたれと座面の隙間に、無理やり埋めていった。
開かれた股部から昇る、雌の匂いが鼻を侵していく。
服の下にあるだろう、肉穴を広げるように揉み込むと、更に濃い匂いで鼻腔が満たされる。
どこからの匂いだろう。
太ももから、臀部から、股から、いやもっと、もっと奥からの……
ダンッ、と遠くの何かが動く音で、我に返る。
誰か来る。何をしていたか言えない、今ここで止めないと。
「ナベリウスっ……これ以上はもう……!」
言い終わらないうちに、目にも止まらぬ速さで組み伏せられる。獲物を狩る大型獣の動き。
こちらの首筋を食み、舌を這わせ、耳元で止めた。
「駄目ですよぉ♡ 言ったじゃないですか、ちゃんと、最後までして下さいって」
普段から想像のつかない強い、それでいて甘い言圧。耳元から発せられるそれに圧倒され、彼女の手がこちらのズボンに手をかけているのに気付けなかった。
ヒヤリとした空気に晒されて、顕になる陰茎に慌てて目をやると、その視線を追うように彼女も移動した。
やや幼さのある彼女の顔が、自分の陰茎の奥にピタリと、移動していく様を見せつけられる。
「んふふ、あなたが悪いんですからね♡ こんな濃ぉい匂いのぶら下げて、隣を歩いてるんですから。ん……すぅ……はぁあ……♡」
そんな事はしてない、と言おうとするが、彼女の吐息が陰茎の裏に当てられ、それどこではない。
裏筋に鼻を当てがい、思い切り匂いを吸い込んでいる。
「オスの匂い、精子の匂い……美味しそうな匂い。すうぅー……ん……ふぁ♡」
舌先が少し触れ、この先を期待してしまう。
いてもたってもいられず、匂いを嗅ぐだけなのか、と聞いてしまった。
「え? あたしは匂い嗅いでるだけでも満足ですよぅ? ほんといい匂い……」
してほしい、口で陰茎を愛撫してほしい。
喉奥に、亀頭を押し付けてほしい。
胃に直接流し込むように、射精したい。
射精したい、射精したいと彼女に視線を送る。
「ふふ、あたしにどうして欲しいんです? ちゃんと言ってくれないと、このまま匂い嗅がれるだけで終わり、お預けですよ?♡」
こちらの泣きそうな顔を覗き込みながら、彼女は続ける。
「お口で、おっぱいで、お尻で、おまんこで、どこに何をどうしたいか『命令』してくれなきゃわからないですよぅ?♡」
「……口で、してくれないか?」
彼女はニヤとさせた口を、大きく縦に開いた。
「わかりました♡ 気持ちよくびゅーびゅー♡ したくて尻尾みたいにふりふりしちゃってるおちんちんを、オスくっさい濃い匂い嗅いでヨダレだらだらのお口まんこで食べちゃいますね♡」
§ § §
温い吐息が、亀頭に当たる。
彼女の舌が、先走りの汁を舐めとる。
「いただきまぁ〜ふ♡♡♡」
言い終わらないうちに、陰茎が根本までまるっと飲み込まれた。
ぐぢゅぅ♡ ぐっぽ♡ ずぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅ♡♡♡ くぽっ♡ ごじゅ♡ぶぢゅぅ♡ ぬちちちちち♡
「はぁ…♡ くっっっさぁい♡ ほんとくっさいおちんちん♡ くっさくて、味も濃くて、ずぅーっとしゃぶっていたくなっちゃいますね♡」
陰茎が抜けそうになる程の勢いで吸われ、溜め込んだ唾液を、竿全体に丁寧に塗りたくられる。
裏筋から亀頭の周りを、舌先で綺麗にこそぎ落とし、尿道を押し広げて中まで味わおうとする。
「んっふ♡イキそうれふかぁ♡ くっさいザーメンびゅー♡びゅー♡ってしちゃいますかぁ?♡ じゃあーどこに射精したいか、メ・イ・レ・イ♡ して下さいね♡♡♡」
発情しきった顔を陰茎から離し、犬のように舌を出し、ザーメン臭で満たされた荒い吐息を撒き散らしている。
(こんなの命令じゃない、こんなの見せつけられたら、選択肢なんてないじゃないか…!)
「ナベリウス…! ナベリウスっ! 口に、口の中に出させてくれ!」
こちらの「命令」に淫靡な笑みで返し、先程の味わうような、ねっとりとした口淫ではなく、こちらを絶頂させる、射精させる為の動きで絞り、呑み込んでいく。
ちぽ♡ちぽ♡ちぽ♡ ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ♡ みぢぢぢぢぢぢぢ♡♡♡
「ぅあ…! もう…射精るぅっ…!」
ぴ ぶびゅびゅびゅ♡びゅー♡びゅー♡ぴちち♡
怒涛の搾精口淫に、耐えることなど出来ず、ものの数秒で達してしまった。
思考が脳から分離され、世界が青く見える。
射精が止まらない。
出し終わるまで咥え続け離さないのだろう、もごもごと口を動かしながら、こちらをじぃと見つめている。
永遠にも思える射精もおわり、彼女はちゅぽんと音を立て口を離した。
「はぁ……はぁ……腰が……立たないっ……」
「…………」
彼女からの返事がないので、目を向けると、並々と精液を溜め込んだままの口内を、こちらに見せつけてきた。
「……♡
命令して下さい。
とは言わず、舌をぐるぐると捏ねくり回しながら、待機している。
「……ナベリウス、精液を全部、一滴残らず飲んでくれ」
「ふぁい♡ ……ん……ぐきゅ♡ ぷちぷちぷち ♡こきゅ……ずぢゅ♡」
精子一粒一粒を、噛みしめるように咀嚼していく。
普段会話している口、動物に優しく語りかける口、人懐っこく声を出す口、どの口の動きでもない。
上位捕食者のような、雌の獣の食事風景。
自分の獲物を誇示するように、ゆっくりとその腹に収める。
「……っぷあぁ♡ ごちそうさまでした♡」
確かに全部食らったと、口内が空なのを見せつけてくる。
すべてを出し切った疲れで、意識が遠のく──
§ § §
「……あ、起きました? 急に倒れちゃうんですもん、びっくりしちゃいましたよ〜」
そこには、いつもと変わらない彼女が、心配そうな顔でこちらを覗き込んでいた。
先程までの口淫が、夢か現か幻か、と思案していると、彼女がニマと笑い、
舌をずろぉと一周させてきた。
「また、何かあったらいつでも『命令』して下さいね♡ あんまり痛いのは嫌だけど…なんでも言うこと聞きますよ!♡」
この日を境に、彼女と俺の歪な主従関係が、始まってしまった。