メイ「おい」
「んあ?」
メイ「なんで誰もいねーんだよ」
練習場所である屋上でもたれかかるメイ。
その横で準備運動をする命。
「恋は生徒会……んで、千砂都は部長として生徒会の打ち合わせに出席
可可は新作のクレープを食べに行って、すみれは神社の手伝い……かのんときな子ちゃんは2人で原宿デート……四季は謎の実験をするって化学室に籠りきりで…」
メイ「いや、自由すぎんだろ!?……それでよくライブとか出来るな…」
「ただみんな口を揃えて言うんだよ……地獄の前の安息の日だって」
メイ「……はぁ?」
「ま、いいや…とりあえず1人でも練習はするだろ?セカンド・メイ」
メイ「お前っ、だからその呼び方は……」
「だって俺がメイって呼んで、そっちも命って呼んだらおかしいだろ?
……あ、めっちゃんの方が良かった?」
メイ「あ、アタシはあの呼び方まだ認めてねーからな!?」
「……んー…じゃあ、ヨネさん」
メイ「……なんか、ばあちゃんみたいに呼ばれてる気がすんな」
「ヨネスケ」
メイ「屋上から落とされてーのか?」
「……なかなか決まらないなあ……めっちゃん以外に」
メイ「……じゃあ、アタシがアンタの事をこう言おうか?…兄さんってな」
「……えっ?」
メイ「な、なんでもねーよっ!///」
「……いいよ、2人きりの時なら」
メイ「ちょっ、真剣な顔でこっち見んじゃねーよ……っ!」
「メイ」
メイ「……な、なんだよ……兄さん…」
「意外とチョロいな?」
メイ「う、うっせー!ばーか!!!」
────────────────────────
【その日の夜】
風呂場でシャワーを浴びてたメイが鏡に写った自分を見つめた。
メイ(くっそ、部活の時の事が頭から離れねー…///)
メイ「……ったく、何舞い上がってあんな呼び方してんだっつーの……///」
メイ(でも……思い出す度に…顔が赤くなっちまう)
メイ「……兄さん…かぁ……四季にバレたらからかわれそうだな」
メイ「…………///」
メイ「って!何意識してんだよアタシ!やめやめ!!///」
メイ(……はぁ、自分の口からアタシをアンタの女にしてくれ……とかよく言えたな……今更恥ずい気持ちになってくる)
メイ「……っ……///」
自分の胸を少し触り唇を噛むメイ。
メイ「もし、牙を向けられたら……アタシは…///」
────────────────────────
【次の日】
きな子「先輩~、今日の練習もちゃんと出来るか不安っす~…」
「おー、よしよし」
きな子「えっへへ~♪」
メイ「……///」
四季「メイ、羨ましそうな顔してる」
メイ「はぁっ!?し、してねーし!!///」
四季「……冴木先輩、みんなが練習してる時部室に1人で居る」
そう言うと、四季は屋上へと向かった。
メイ「アイツっ……余計な事を……///」
と、言いつつも…頬をポリポリと掻いて目を泳がすメイだった。
………………………………
【部室】
「さて、来週のメニューはっと……」
メイ「おい、居るか?」
「セカンド・メイ?どうしたんだ?」
メイ「…………」
いつもは突っ込むメイが無言で命に近づいてきた。
「……な、なんか怒ってる…?」
メイ「おい」
「な、何かな……?」
メイ「……そこ、座らせろよ///」
メイが指さしたのは……命の膝の上だった。
「な、なんでっ!?」
メイ「あ、アンタがサボってねーか見張るんだよ!///」
こちらのYESかNOかを言う前に……メイは膝の上に跨った。
「……メイ、さん?」
メイ「……///」
跨った後……腕を組みながらそっぽを向くメイ。
(お前、練習は……と、聞くのはやぶ蛇なのかね……)
メイ「……っ……ふ、っ……うっ……///」
落ち着かないのか、メイが何度も座る位置を変えてる……気がした。
「……メイさん?」
メイ「……ん、だよ……っ///」
心做しか……息遣いが荒い。
メイ「くっ…………ぁ……///」
まさか……と、思い…命はメイの胸を後ろから鷲掴んだ。
メイ「っあぁっ……!///
て、めぇっ……何、しやがる……っ!///」
「……誰にも言わないよ、そして……俺もこの事については言及しないよ
何か訳がありそうだし……続けなよ」
メイ「……う、るせぇっ……っ///」
「可愛いよ、メイ」
メイ「……っ……ぁ……!!///」
耳元で可愛いと言われたからか……メイはピクピクっと声を殺し……身を震わせていた。
メイ「………………///」
「……さっ!練習に戻った戻った!」
メイ「……こ……これ……///」
「ん?」
メイ「これっぽっちも気持ちよくなんかなかったからな!////」
押しのけるように立ち上がると、ふんっとあしらい……部室を後にした。
「………………」
さっきまでメイが触っていた膝の上を見る命。
そのまま膝を椅子の上に立たせて鼻を近づけた。
「……メスの匂いがする…」
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