※この作品はR-18です。

宴会のたびに女妖怪に喰われる人間くんの話   作:輝く羊モドキ

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人間くんは基本アホです。


家呑みしてたら押し倒された

 霊夢としっかり愛し合えている自信が無い。

 

 何だかんだ結婚する前からそれなりに親しい間柄だったが、それはあくまでも仕事上の関係の延長線上であって男女の仲では無いと思い返す。

 勿論、顔をあわせる度に『可愛い顔だな』と思ったりはしてたし、あわよくば……的な下心が全くなかったなんて言えない。だが言ってしまえばそれは性欲に基づく反応であり、魅力的な異性に出会えば大なり小なり抱く想いだろう。

 要するに、結婚するまで俺にとって霊夢とは『可愛い女の子』であって『特別な思いを抱く相手』では無かった。結婚するまではな?

 まあ、結婚生活色々あって霊夢の事を愛しいと思うし、今でこそ別居でそれぞれの生活を送っているが将来的には同居する事になる。俺が博麗神社のヒモ付きになるか、霊夢が博麗の巫女のお役目を次代に引き継いで俺の家に来るかのどっちになるかはまだ分からないが。とにかく結婚してからは霊夢が『特別な思いを抱く相手』に変わったのは間違いない。

 間違いないのだが……此処で最初の本題に戻る訳だ。

 

 霊夢は、間違いなく俺の事を愛しているのだろう。何度も他の女に(襲われたとはいえ)うつつを抜かす浮気ヤローを殴りはすれども最終的に許しているし、博麗神社に泊りがけで『お世継ぎ作り』の際には一緒に風呂に入ってくれる。『他の女の匂いがするのが嫌なだけよ』とかちょっと意味深な事言ってくるけど……まあ、美少女と一緒にお風呂に入るのは色々捗る。その後の『本番』でも……まあ、一応最後まで致せている。

 ただちょっと気になるのが……霊夢って情事の際、基本的に声を出さないんだよな……。俺は早漏だけど、早漏なりに霊夢を気持ち良くさせようと前戯に力を入れたり、行為の際に色々囁いたりしてみてもあんまり反応が無い。

 「無理しなくていいのよ」と霊夢は言ってくれるが……それは男のプライド的に……な?やっぱり無駄にデカい癖に早漏なのが悪いのだろうか……。

 

 で、だ。霊夢の愛を今更疑う事なんて無いのだが……問題は俺の方だ。

 なにぶん男という生き物は脳と感情が下半身に直結している生き物である。あの日から何かと性的に狙われる事が多く、下着を見せてくるのは当たり前、隙あらば胸を押し付けてきたり、フェラ素振りを見せつけてきたりと、俺の股間は爆発寸前。何とか誘惑に耐えて霊夢と『お世継ぎ作り』したとしても、俺も生活がかかっているゆえにずっと博麗神社に居るわけにもいかない。そして博麗神社から離れた直後から再開する性的誘惑。マジヤバイ。

 正直な話、何度も靡いてしまいそうになった。酒に酔って正常な判断が出来ない状態な上に襲われたならともかく、シラフの状態で妖怪達と致してしまったら俺はマジで霊夢に顔向け出来ねえ……。

 幸いと言っても良いかどうかはともかく、俺がシラフな時は妖怪達はある一線以上踏み込んでは来ないようだ。多分俺が肉欲へ負けて堕ちるその瞬間を楽しみたいんだろうな。悪趣味な……とは言いつつも妖怪だしで片付く話なのだが。

 

 そういうわけで、妖怪達へ対抗するためには鋼のような意志を持つ必要があり、そういった精神修行はどうすれば良いかなと同居人に相談してみたら「知・る・かバァぁぁ~~~カッ!!!」と中指突き立てられながら答えられた。なんで。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 俺の家は広い。めっちゃ広い。人里において、一二を争う程の広さだと言えば分かるだろうか。或いは、二階建てで地下室有り、10人は余裕で住める家だと言えば分かるだろうか。とにかくそんな家に住んでいる。

 何故そんな家に住んでいるかと言われれば、まあ……ノリと勢いで。

 俺はこう見えてかなりの高給取りである。幻想郷を股にかける、人間で唯一無二の運び屋となれば一人で暮らすに余りある金銭を得る事も不可能ではないという事。で、そんな風に大金を稼いだら、馬鹿な事に使いたくなってしまうものである。

 『狭い家で暮らすのって嫌だよね』と思ってしまえば、稼いだ大金を全部突っ込んで豪邸を建ててしまうのも無理はない……いや、だいぶ無理あるよな。なんでこんなデカい家建ててしもうたん昔の俺……。大体人里の端の方に何も無い土地が丁度良く広がってるのが悪い。端の方というか、人里と里の外のほぼ境界線だけど。

 

 とにかく後先考えずデカい豪邸を建ててしまい、一人で暮らすにも掃除もままならないという事に気がついて絶望の淵へ立たされていた時に丁度偶々()()()のが同居人兼住み込み家政婦の『矢持伊勢(やじいせ)』ちゃんだ。里の外で行き倒れていた所を、仕事帰りに通りがかった俺が見つけてそのまま拾ってきた。

 聞けば記憶が無いらしく、里中に聞いてみてもそれらしき行方不明者も居ない事から恐らく外の世界の人間なのだろうと結論付けたは良いが、では外の世界に帰そうと博麗神社へ連れていこうとすると激しく抵抗するので、仕方なく拾った俺が責任を持って飼う事にした……というと犬猫みたいな扱いだな。

 ともかくそんな訳で無駄に広すぎる家の住み込み家政婦としてそのまま矢持伊勢ちゃんを雇い、一緒に住むこととなって……もうかれこれ結構経ってるな。最初こそマトモに掃除も出来なかったが、今では炊事掃除洗濯買い物何でもござれと急成長。しかも美少女でおっぱいも大きい。

 何かエロい事が起こるんじゃないかという期待が無かったと言えば嘘になる。嘘になる……が、そんなこんなしてる内に俺が霊夢と結婚した訳で。まあそもそも唯の同居人という間柄で何を遠慮する必要があるという話なのだが。霊夢と結婚して初夜を完遂し、その後の宴会を無事に生き抜いて家に帰ってきた時には「ほぉ~そうかそうかおめでとうおめでとう。お前みたいなヤツが誰かと結婚出来るなんて欠片も考えもしなかったわ」とのお言葉。俺だって泣く時もあるぞ。

 

 まあそれはともかく。俺と矢持伊勢ちゃんは男と女ではあるが男女の関係ではなく、雇用主と労働者の関係ではあるが友達と言っても良い程には気安い間柄だ。ほら、今だって―――

 

「要するにテメェが自分の性欲すら抑えられないサルだって話を、よくまぁ屁理屈こねくり回して話せるもんだよなァ。あーやだやだこれだから男ってヤツは!アタシの事をエロい目で見てみろブッ殺すぞ!」

 

 ―――とても大変心温まるご意見ありがとうございます。お礼に今日の晩酌は無しです。

 

「んなッ!?ふざけんな!!!」

 

「うるせえ我が家の決定権は家主の俺に在り!俺がNOと言えばNOなんだよ!!」

 

「そうかそうかそんなに夏場におでんが食いたいのかなら早速準備してやるよ」

 

「ごめんなさい」

 

「掌返しが早過ぎるだろお前……」

 

 矢持伊勢ちゃんに胃袋を掴まれている俺に抵抗する術など始めから無かったのだ。弱すぎるぞ家主。

 というか矢持伊勢ちゃん。夏場におでんとか、冬場に冷やし中華とか、わりと平気でそういう事やってくる。特に冬、クッソ寒い中窓全開で『寒さに反逆してやるよ!』とアイス食ってたのは普通に死ぬからダメだぞ。ましてや無理矢理食わせてくるのは俺が死ぬからもっとダメだぞ。ほれ口開けろあーんじゃねえ色々な意味でドキドキしてくるだろうが。

 ……と、我が家のヒエラルキーは何故か家主ではなく家政婦の方が上になってしまった。どうして。

 

 

 

 

 夜。

 何故か家政婦にサイフまで握られている訳だが、一仕事終える度に一人では使いきれない程の大金を稼げる俺にとって重要な事ではない。むしろ何処からか美味い酒を仕入れてくる矢持伊勢ちゃんの目利きの良さを褒めるべきだ。……と、だいぶ酒に酔った俺は考える。

 

「つまり矢持伊勢ちゃんは結婚適齢期だし、そろそろ何処かに嫁ぐべきなのでは。ボブはそう訝しんだ」

 

「余計なお世話だボゲェ!!……ンだよ、アタシが邪魔だって言ってんのか?」

 

「いやーむしろ一生我が家に住んでいてもらいたいレベル。ご飯美味しいしお掃除上手だしおっぱいおっきいし」

 

「なッ……!?」

 

「でも俺も一応結婚してる訳で。いつまでも野郎の下に居るってのも矢持伊勢ちゃんの外聞が悪いだろ?折角器量が良いんだから引く手数多だろうに」

 

「……チッ。テメェが、アタシが居なけりゃマトモに生活出来なくなるまで堕落したら出てってやるよこんなトコ。そんでアタシが出てったこと後悔しながらのたれ死ねボケ」

 

「ほんと口悪いんだから矢持伊勢ちゃん……まあ、そんなツンデレな所も可愛いわけですが」

 

「なぁっ―――ハァァァッ!?誰が可愛いってェ!?」

 

「あ~……可愛いと言えば霊夢がなぁ、この前神社に行った時になんかリボン弄ってたんで、何してんだーって声を掛けたら―――」

 

「―――んな話どうでもいいわボケ。おら呑め。もっと呑め。死ぬまで呑め。今日の為に適当に買ってきた安酒呑んでとっとと潰れろボケ」

 

「おぼぉ……どうしたん矢持伊勢ちゃん。なんで今日はこんな呑ませてくるん……?」

 

「んなモン、テメエが明日マトモに働けなくなるようにしてる為に決まってんだろ!下らねえ事言ってる暇があったらとっとと呑め!」

 

「おぉぉぉ……ほんと、アマノジャクだなぁ矢持伊勢ちゃんは……」

 

「っ……あ、アマノジャクだったら、何だってんだよ……」

 

「別にぃ~……アマノジャクだったら、めっちゃ優しいなぁーって」

 

「あァッ!?」

 

「だってそうだろー?言ってる事ひっくり返して、つまり……あれだ。素直じゃないなぁ~って……ぇ」

 

 揺れる、揺れる。ぐわんぐわん揺れる視界。自分でも何を言っているのか理解出来ない程にしこたま呑まされ、普段なら言わない事を口から垂れ流してしまっているような、それでいて大事な事を言っているような。

 

「いぃ~っつも俺の事ぉ心配してくれてぇ……時々背中を押してくれてぇ……そんで俺が頑張れてぇ……本当に、なんか……『  』……みたいだなぁ……って……」

 

「っ―――」

 

 もはや正面に居る矢持伊勢ちゃんの顔すらマトモに認識出来ず、思ってない事まで言ってるような、心の奥底で思っていたような事まで言っているような。夢見心地。

 ふと呑んでいた酒瓶を見れば、里の酒蔵では見た事の無いようなラベルが貼ってあった。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 床に倒れ、グーグーといびきをかく男をじっと見つめる矢持伊勢……改め、鬼人正邪。

 自身の正体を隠し、潜伏先として選んだ先の家主を見つめる瞳には複雑な感情がこもっていた。

 

「……馬鹿が」

 

 誰に向けた訳でも無い言葉が口から漏れ出す。

 あの日、自分は逃亡生活の無理が祟り、丈夫な妖怪の身でありながら固い地面に倒れた。そんな時に偶然この男が通りかかり、行き倒れていた妖怪を家に運び入れたのだ。なんてお人好しか。そんなヤツは……こうして悪い妖怪に、骨までしゃぶられる目にあうと相場が決まっている。

 だと、いうのに。ひねくれ者のアマノジャクは人間を喰おうともせず、かといって体力が回復しきっても何処かへ消え失せるでもなく、このぬるま湯のような場所に居続けていた。

 何故か?決まっている。

 

「……馬鹿野郎がよ……」

 

 鬼人正邪の視線の先には、いびきをかいて寝ている男の左手薬指に向けられている。その指には小さな、されど確かな『約束』の形が嵌まっていた。

 『博麗の巫女』との、約束の形が。

 

「ッ……!!」

 

 ソレが目に入る度、怒りに支配されそうになる。男の手ごと噛み砕いてしまいたくなる。だがそれは出来なかった。

 指輪に込められた異常なまでの退魔の力。指輪を無理に外そうとするか或いは破壊しようとすれば、周囲一帯の妖怪を消し飛ばして余りある()()()()()()が吹き荒れるだろう。当然、指輪を無理に外そうとした妖怪だけでなく持ち主である男も吹き飛ぶ。

 そんな爆弾に等しい物と知らずに身に付けている男がどうなろうと知ったことではないが、そんなことで自分の身を危険に晒す訳にもいかない。故に鬼人正邪は、男の指に嵌まる賎しい輪っかを見る度に自身の感情を、破壊衝動をひっくり返し、男に尽くしてきた。

 しかしそれも限界だ。ひっくり返しても尚溢れてくる激情を我慢するなど出来はしない。バレないように姑息に、卑怯に、されど大胆に。正体を隠し、騙し、操って。漸く手に入れた薬物を食事と酒に混ぜこんだ。

 何を食っても美味い美味いと食べる阿呆に一服盛るなんて朝飯前だ。『なんでもいいよ』じゃねぇんだよそれが一番困るんだよボケが。

 

 指輪は、外さない。だけど替わりに、大事なモン奪ってやる。

 

「……チッ。無駄に肉詰まった重い身体しやがって」

 

 ぐいと男を転がし返しながら、着ていた衣服を脱がす。多少乱雑に扱おうが、目が覚める気配は無い。

 そうして一気に全裸へ変えてやれば、男はぐーすかいびきをかきながら股間を膨らませていた。

 

「っは!やっすい薬でも効果はそこそこだな!」

 

 長い間、男から少しづつ少しづつちょろまかした金銭をはたいて買い上げた精力剤と睡眠薬の効力を見て嗤いながら鬼人正邪は半勃起している股間に顔をうずめた。

 

「ん……すぅぅぅ……くっ♥はァっ……♥直だと、臭過ぎだろ……♥」

 

 己の激情が爆発する前に何度も行った()()()()の際に利用した男の下着よりも遥かに濃い匂いに、鬼人正邪は頭をガツンと殴られたかのような衝撃を受けた。

 

「すぅっ……ん、れぇぇ……♥はっ……ァ……♥味が薄くて不味いじゃねぇか……♥」

 

 イチモツの鈴口に鼻を擦り付けながら、舌でカリ首を舐め回して少し溜まった恥垢をしゃぶり取る。この瞬間の為、昨日と今日は敢えて風呂を沸かさなかった鬼人正邪の策謀が光る。代償に自身も多少匂いが気になるが、誰に嗅がせる訳でも無し些細なことだ。

 そうしてベロベロと舐め回していれば、どんどん血が送り込まれて固く、大きく成長していくイチモツ。ぐぐっと鬼人正邪の顔を押し上げながら、自らの存在を主張した。

 

「はっ……♥なンだテメェ……こんな爪楊枝みてぇなモンでナニしようってンだよ……♥爪楊枝なら爪楊枝らしく口ンなか入ってろ……んぁー……む♥」

 

 大きくなったイチモツを一生懸命頬張って()()()しようとする鬼人正邪だが、いくら頑張っても先っぽしか口に入らない。

 仕方なくぢゅるぢゅると先っぽだけ吸いながら、手で竿をしごく。

 

「ん……ぢゅっ♥ぢゅるるっ♥んもっ♥むぷっ♥」

 

 垂れたヨダレをローション代わりにして竿をしごく速さを高め、眠っている男から精液を強請る。

 

 びゅるるっ!!びゅぶるるッ!!びゅるびゅる~~ッ!!

 

「んぶッ!?♥んッ……ごくっ……♥ごくっ……♥ん、ぐッ……ぶッ!ゴボッ!ごほっ……は、ぁ……チッ……ザーメン、薄すぎじゃねえか……馬鹿チンポが……♥」

 

 大量に放たれた精液が喉から逆流し、鼻からも精液を吹き出しながら愚痴る鬼人正邪。

 顔中精液まみれとなり、罵りながらイチモツを叩けば負けじとばかりに怒張し返してくる。

 

「……ははッ♥まだアタシの口に射精したいってかァ?ヤなこった!次はアタシのマンコに射精すんだよ!」

 

 衣服を脱ぎ捨て、寝ている男の上に跨ってはギンギンに怒張しているイチモツをグッチョグチョに濡れている秘部へ押し当てる。

 

「くっ……こんな、ちっちゃいチンコなんて……アタシにかかりゃぁ、一飲み……だ……ッッッ!!!」

 

 ミヂミヂミヂィッ!

 自身の内側を裂いていく巨根を強引に押し入れながら、鬼人正邪は涙をボロボロと流した。

 

「あ”っ……ぐッ……はッ、はは……ッ……ほォーら見ろ……こんなモン、余裕だっての……♥」

 

 涙を流しながらもニヤリと嗤い、眠っている男に覆いかぶさる。

 

「はッ、はぁッ……オイ……『何処かに嫁げ』とか言った癖に、生娘の処女奪ったクソ野郎ッ♥テメェは今から、テメェの事が大・大・大嫌いな奴に種付けするんだぞ……ッ!どんな気分だか教えてくれよ……!♥なあ、おい……何とか言ってみろッ!!」

 

 ばちゅん!ばちゅん!ばちゅん!ばちゅん!

 ズキズキとした痛みを股から訴えられながら、濡れているとは言え未だに巨根に慣れ切っていない膣を使って強制的に腰を振る。結合部からは、透明な愛液と混ざってドロリとした血液が流れ出ていた。

 

「ぐっ……はぁッ……ふッ……おォら、早漏野郎っ♥テメェが興味深々のアタシのマンコん中にザーメン吐き出してみろッ!タダじゃおかねえぞっ!♥」

 

 男が博麗霊夢と結婚するより前、風呂場の洗濯籠の中に()()()見えるよう放置していた自身の下着を男がコッソリ『使って』いた事を知っている鬼人正邪。

 男が家に帰ってくる時間を見計らい、()()()薄着のまま昼寝をし、男に自身を視姦させていた鬼人正邪。

 自身の恵体を見せつけるように()()()男の視界の端で伸びをしたり、無防備に近づいて肉体を接触させて男の性欲を煽る鬼人正邪。

 全ては、男の人生を自らの手で滅茶苦茶にさせる為。人間の身でありながら、自ら妖怪の肉体に溺れるよう仕向ける為。あらゆる手を用いて、男が鬼人正邪(自身)を襲うよう計画を練り、実行していた……にも、関わらず。男は、博麗の巫女の手をとった。

 だから。

 

「出すなよッ!絶対に中出しすんなよッ!博麗の巫女を裏切ってアマノジャク孕ませんな!♥」

 

 ちゅっ♥ちゅっ♥と啄む様なキスを男の頬に何度も落としながら囁く。

 肉と肉がぶつかり合う音に、びちゃびちゃと水音も混じっていく。処女を喪失したばかりの膣肉から発せられる鋭い痛みの代わりに、ビリビリとした快楽が送られてきた。

 

「くっ……♥あはァっ……♥テメェのっ……ザコ人間チンポっ……♥ビクビク震えてるじゃねえかっ……♥」

 

 もはや男に覆いかぶさるというより、男の上に倒れ込むようにしがみ付きながら腰を振る鬼人正邪。男の肌と触れ合っている所からジンジンとした熱を感じ、心地良い肉の敷布団を逃さないとばかりにしがみ付く力を強める。

 

「はっ♥はっ♥イきそう、なのかァ?♥ちったァ我慢しろ早漏野郎がっ♥アタシが……イく前に……射精したら……テメェのチンポ……噛み千切ってやるぅ……♥♥♥」

 

 トロトロに蕩けた表情で嗤い、腰を振りながら自身の陰核を摘み上げる鬼人正邪。クリオナのし過ぎで育った陰核をシコリながら、膣内を擦り上げる剛直に深く集中する。

 

「あッ……おッ♥♥♥んッ♥♥♥あッ♥♥♥あッ……くッ―――あああああッッッ♥♥♥」

 

 びゅぶるるるるっ!!!びゅるるる~ッ!!!

 

 口の端からよだれを垂らしながら白目をむいて絶頂した鬼人正邪は、子宮に叩き付けられる精液の熱さによって気絶と半覚醒を繰り返す。

 バチバチと弾ける視界には、未だに深い眠りの中に居る男が見えた。

 

「はぁっ……♥はぁぁっ……♥くっ……ハハっ♥テメェ、容赦なく膣内射精しやがって……アタシが孕んだら、どう落とし前つけるつもりだァ?♥」

 

 啄む様なキスを眠っている男の唇に何度も落としながら、ニヤニヤと嗤い続ける鬼人正邪。その顔は精液やよだれ、汗などによってベトベトに濡れ、全身からはムワリと感じられる雌の体臭が発せられている。

 

「はぁ~……♥はぁ~……はひッ!?♥」

 

 男の上で脱力して呼吸を整えてる最中、突如尻肉を掴まれ悶える。何事かと振り返れば、男のがっしりとした腕が尻に回されていた。

 

「あんっ♥やっ……はァ!?♥」

 

 男の上に倒れ込んでいた鬼人正邪は、そのまま力づくでひっくり返されて男の下敷きとなる。

 あわあわと男の顔を見れば、相変わらず眼を閉じて夢の世界にいるようだ……が、その腕と腰はガッチリと鬼人正邪を押さえ付け、逆に逃さないとばかりに力強く掴まれる。

 

「(精力剤が効き過ぎたか―――ッッッッッ♥♥♥)」

 

 どちゅん!

 男は全体重をイチモツに乗せて鬼人正邪に深く突き刺した。

 

「お”き”ゅゥッ♥♥♥」

 

 男は眠ったまま、全体重と腕力を込めて鬼人正邪に腰を叩き付ける。鬼人正邪の膣肉は一度男の巨根を迎え入れたまま絶頂したせいか、先程とはうってかわって痛みを訴える事無く膣肉を潰される快楽を叫んでいた。

 完全な無意識の中、男は目の前の雌肉オナホにむかって吐精する為だけの性処理セックスを行う。

 

「お”んッ♥♥♥お”ぉん♥♥♥お”ほォ”ォ”ッ♥♥♥」

 

 どちゅんどちゅんと力強く膣奥に叩き付けられる度、衝撃が体内を通って鬼人正邪の喉を震わせる。全く可愛げの無いアクメ声が家中に響き渡り、ここでセックスを行っていますと主張する。

 

 びゅぶるるるるっ!!!どびゅるるるる!!!

 

「お”お”お”お”お”っ♥♥♥♥♥」

 

 全体重を込めて腰を鬼人正邪の一番奥へ押し付けた直後に勢いのある射精によって今まで経験した中で最も気持ちの良い絶頂を更新した鬼人正邪は、のしかかる男を押し上げるように自身の腰を跳ね上げさせた。

 結合部からは残った血と愛液、そして狭い膣内と子宮に入りきらなくなった大量の精液が溢れ出る。

 

「ふッ♥♥♥ふひィっ♥♥♥はッ♥♥♥あひっ♥♥♥」

 

 どちゅん!

 

「お”ォ”ッ♥♥♥♥♥」

 

 精力剤によって萎え知らずとなった男は再び激しい抽挿を開始した。

 ぼっこんぼっこんと鬼人正邪の腹の内側を押し上げ、精巣に溜まったザーメンをコキ捨てる為だけの快楽ックス。無意識でも耳に届く雌の喘ぎ声。鼻に入り込む雌の匂い。

 次の射精はすぐの事だった。

 

 ぶびゅっ!!ぶびゅるるるッ!!!びゅぶるるるッ!!!

 

「~~~ッッッ♥♥♥♥♥」

 

 声にならない喘ぎ声を上げて絶頂する鬼人正邪。既にその腹は妊娠しているかのように膨らんでいた。

 

「くっ~~~はッ……♥♥♥最悪……ッ♥♥♥マジ、で……孕んだみてぇ……♥♥♥♥♥」

 

 ニマニマと嗤いを抑えられない鬼人正邪は、その膨れ上がった腹を大事そうに抱えた。

 その直後、眠っている男がもにゅもにゅと口を動かして、小さな、小さな声で何かを言った。

 

「…………霊……夢……」

 

「―――ア?」

 

 鬼人正邪は、無表情で、男の鼻っ柱に拳を突き入れた。

 ドダンと音を立てて床に叩き付けられる男。その目は僅かに開き、半覚醒状態である事が伺える。

 だから、どうした。

 

「テメェよぉ……。夢ぇ……見てる分にゃぁ良いよ。好きにすりゃァ良い。だけど、だけどよぉ……今、よりにもよってソイツの事を口出すか?」

 

 ボヤンとした意識の中。天上を見上げていると、下からぬぅっと顔を覗いてくるのは、矢持伊勢だった。

 男が何かを口にする直前、その口に何か布製の物が丸めて突っ込まれた。

 

「おら、テメェがご執心のアタシのパンツだ。精々ヨダレまみれにしてろよ」

 

 モゴモゴとうめき声を上げているし、突き入れられた妖怪の拳によって鼻から血が流れ出ているが、そんな事に目を向けずに鬼人正邪は再び男の上に跨った。

 

「馬鹿だ馬鹿だとは言ってたがよォ……そこまで馬鹿だったとは、この正邪様でも思わなかったよ」

 

 ぐぷ……ぐぷぷ……と音を立てながら、未だに怒張を続けているイチモツを迎え入れた。

 

「ほォら、愛しい愛しい博麗の巫女様ならこォんなコトもシてくれるんだろぉ?羨ましいよなァ?」

 

 そう言って見せつけてくる結合部は、血と愛液と精液が垂れ流れる秘裂……ではなく、尻穴だった。

 

「ははッ!全身の穴っつー穴を犯して楽しいよなァ!オラ!!」

 

 パンパンと音を立て、尻穴で男を喰う鬼人正邪。口に残っていた精液を吐き捨てながら、男に向かって舌を出す。

 

「あーんあーんきもちー!ケツ穴犯されてイっちゃうー!ハハハ!!!」

 

 膣から垂れてくる精液を潤滑油代わりとし、更にピストンの速度を上げる。

 

「おら!ウンコする為の穴で何気持ち良くなってんだ!ケツ穴でイったらテメェの事一生クソ野郎って呼んでやるよ!ハハッ!!!」

 

 モゴモゴとうめく男を見下しながら、言葉とは裏腹に射精させる為だけの腰使いで精液を強請る。

 

 びゅぶぶぶっ!!!びゅるるる~ッ!!!

 

「ッ!!はっ……マジでケツ穴でイきやがった……!あーあ、博麗の巫女じゃない女に、しかもケツの穴にザーメンひり出すとか幻滅したわ。あーもういいや、飽きた」

 

 そう言って尻穴からイチモツを引き抜く鬼人正邪。

 

「なーんて言うとでも思ったかばぁぁぁか!!!」

 

 そして再び勢いよく尻穴でイチモツを咥えこむ。その衝撃で尿道に残っていた精液がびゅるっと絞り出された。

 

「いいか?テメェはもう一生アタシ専用ケツマンコ奴隷だからなっ!死ぬまで精々チンコおったててろ雑魚人間がッ!!オラ返事の一つぐらいしてみろ!」

 

 うめく男の顔に再び拳を突き入れ、ケツ穴ピストンを再開する鬼人正邪。

 性臭と体臭、そして血の匂いが部屋に充満し、僅かに開いている窓から外へ流れ出て行く。

 

 時刻は真夜中。妖怪の嗤い声と人間のうめき声は、外に漏れだしていた。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 目が覚めると、そこは自室だった。ひっどい夢を見た気がする……。あとなんか股間が痛い。

 部屋の窓を開ければ、外から燦々と光る太陽の光と暑い風が入り込んでくる。うーん昼。

 おかしい。いつもだったら例え休日でも深酒した翌日でも矢持伊勢ちゃんは朝早く起こしてくるのだが……。そう思いながら起き上がってリビングに向かうと……目にすげークマを拵えた矢持伊勢ちゃんが居た。

 

「……おう、おはよう」

 

「お、おはよう……どうしたんその目ぇは。あともう昼ですが」

 

「っせェわ。テメェこそ昼までグースカ寝やがって良い身分ですこと(ケツも腰も裂けそうな程痛ってェ……デカちんこ相手に激しくし過ぎたし、後処理クソ面倒で寝る暇ねえし、つーかなんでコイツはコイツで顔面ボコボコに殴られておいて普通にピンピンしてんだクソが)死ね」

 

「なんで急に暴言吐かれたん俺!?」

 

「おっと思わず本音が出てしまいましたわ」

 

「すげぇ棒読み!!」

 

 とりあえず体調が悪そうな矢持伊勢ちゃんを布団に押し込み、朝飯……昼飯は外で適当に買い食いする事にした。

 そうして腹ごなしに人里周りを少し散策しようと思ったら―――

 

「大変だ矢持伊勢ちゃん!!!」

 

「ンっだよ急に家に飛び込んできて何騒いで―――ァあ???」

 

 ―――なんか凄い行き倒れている集団を拾った。そしてなんやかんやあり、家は一気に大所帯となった。




続きますん(maybe)
返信してませんが感想はちゃんと見てます。(無精者)

ところで、弾幕アマノジャクの頒布からもう8年が経つんですね。思えば、初めて東方と出会ったのは某動画サイト。当時有名だったMAD曲の原曲及び原作の頒布は……2004年だと……辛い……現実が、とても辛い……。
俺もお嫁さんの妖怪が欲しいなぁ。(現実逃避)


以下駄文。深い意味などあんまりない。

・静音結界
今代の博麗の巫女が開発した結界。妖怪や悪魔等に特段の効果があるわけでもないが、結界内で発せられた音を結界の外に一切漏らさない効果がある。瞬時に、しかも傍から見て結界を張ったと気付かれないのが利点。
しかし結界の効果範囲は、どれだけ拡張したとしても人一人分を包み込む程度。これでは本人と密着した一人で会話しても他の者達に会話内容が聞こえない程度にしか使えず、それすらも小声で話せば解決するだろう。
何故今代の博麗の巫女がこんな限定的で非常に使いにくいものを態々開発したのかは謎だが、その用途はおそらく当人にしか分からないだろう。どれほど予測したとしても、精々傍に誰かが居る時に大声を出しても気づかれない程度の用途しか想像が出来ないが、あの怠惰な巫女がそれほど無意味なものを作り上げるのに時間を使うのかは疑問に残る。
 ―稗田阿求の覚書―

・矢持伊勢ちゃん
色々あって行き倒れていた所を人間くんに拾われた、記憶喪失で外の世界の住人。外の世界……というか博麗神社に近寄りたくないようだ。なんでやろなぁ(目逸らし)
記憶喪失の割には特に日常生活に困らないし、外の世界の住人の割には幻想郷に馴染んでいる。なんでやろ(ry
長い事人間くんの家に住み込み、家政婦紛いの事を行っている。料理や掃除等の家事能力が上がるにつれて自身の肉付きもほんのり良くなっている。なんで(ry
口調こそ悪いものの美少女であり、『だがそれが良い』と人里の男達に人気。彼女の()()()を断れる者は少ないようだ。だが浮いた話は無いという。な(ry

・鬼人正邪
実は矢持伊勢ちゃんの正体はアマノジャク、鬼人正邪だったのだ!(白目)
人間くんに拾われ、一番近いポジションを獲得。しかし回りくどい策謀を巡らせてるうちにぽっと出の巫女が大勝利決めてブチギレ。もはや手段など選ばねえとばかりに一服盛った。
妖怪と人間の区別のつかない節穴野郎が居るらしい。いったい誰の事なんだー(棒読み)

・行き倒れ集団
なんか倒れてたら人間くんが拾ってくれると聞いて、人間に変装するのが得意な妖怪の下で修業していた。人里端の人間くんの家付近で変装の修業中、セックスの匂いと人間くんのうめき声が聞こえて我慢出来ねえぜヒャッハーと中途半端な変装のまま翌日行き倒れのフリをした。
拾ってくれた。
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