※この作品はR-18です。

継母の連れ子が元カノだった、いまは僕の父親とヤってる   作:大中小太郎

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七夜目・後編(結女視点)(挿絵追加)

【七夜目・後編】

 

 

 

そして今宵も――私こと、伊里戸結女は、淫らな夢を見る。

 

 

 

「ひあっ♡ お義父さんっ、待って――」

 

いつものように、私は義父に抱かれていた。

母の前で。

正確には、義父とのセックスで気絶してしまった、母の傍で。

 

「お父さんとお母さんのセックスを覗き見るなんて、結女はいけない子だな」

 

そう言いながら、義父は背後から私の全身を愛撫した。

言われた通り、私は先ほどまで部屋の外で父母の情事を覗いていた。

お義父さんが他の女としているかと思うと、いてもたってもいられなくて。

お義父さんが私を捨ててしまうんじゃないかと怖くて。

そう思いながらも、義父に抱かれる母を見て自慰をしていた。

……我ながら情けない。

 

「ああ、可愛いよ結女。お母さんにヤキモチを妬いたりして」

 

義父は後ろから、耳許で囁きながら、私のパジャマの中へ腕を滑り込ませた。

 

「ふぁぁぁっ♡」

 

乳首を指先で転がされて、思わず腰をくねらせる。

さっきまで母を抱いていた義父は全裸で、お尻にモノが当たってしまう。

パジャマの薄い布越しに感じる男根に、私は自ら尻を擦り付けていた。

 

「ダメです……お義父さんっ♡ こんなところでぇ……お母さんが、お母さんがぁ♡」

 

私の正面には父母のベッドがある。

 

「はひっ♡ はぁぁ♡ だんな、さまぁ♡」

 

そこでは、お母さんが仰向けに倒れていた。

うわごとで義父を呼びながら、体から湯気を立てて、ぴくぴくと小刻みに震えている。

ついさっきまで、お義父さんに狂うほどイかされて、とうとう意識が飛んでしまったのだ。

半開きになった瞳は虚ろで、私を捉えていない。

いま、自分の目の前で、娘が夫に体をまさぐられて喘いでいることに、気付いていない。

 

「由仁は気を失ってるから大丈夫さ。それにほら、結女もこんなにぐっしょり濡らしてる」

 

義父は片手で胸を揉みしだき、もう片方の手でショーツの中に手を突っ込んだ。

クチュクチュと淫靡な音を立てながら、義父は割れ目をなぞる。

 

「ふぐぅぅぅっ♡」

 

私は咄嗟に口を押さえて、出そうになった声を押し隠した。

お母さんが目を覚ましてしまうかもしれないからだ。

そして、その状況が、私の体をとことん敏感にしてしまっていた。

 

「結女、我慢しなくていいんだよ?」

 

義父はそう言って、より一層激しく手を動かし始めた。

 

「んんんっ♡ んぐっ♡ くぅぅぅっ♡ んんっ!!」

 

両手で口を押さえた私は、体をくの字に折る。

義父はそんな私の乳房を掴んで上半身を抱え、もう片方の手で秘所を蹂躙した。

ぐちゅぐちゅぐちゅ! と、とんでもない音が、私のおまたから響いている。

 

「ほら、やっぱり結女は変態だ。自分で気付いてるか? もう何度もイってるんだぞ?」

 

本当に、言われるで気付かなかった。

義父の手淫で走る快感が激しすぎて、絶頂のラインをいつの間にか越えていた。

腿までズリ下げられたパジャマのズボンとショーツに、大量の愛液が降り注いでいた。

 

(私、イってるのに気付かなかった! イクの、当たり前になっちゃってる……っ!)

 

普通の女なら、達するのは『特別』で、そこが一つの小休止やゴールになる。

私の場合は『当たり前』で、そこからもう一段階上の深い絶頂が来るまで止まらない。

 

(この人にっ、お義父さんにっ、こんなにエッチにされてたんだ……っ♡ でも……)

 

それを怖いと思う以上に、嬉しく思う自分がいた。

これで二人きりなら、喜んで更なる行為をおねだりするのに――

 

(お母さんの前でなんて、だめぇ……っ♡)

 

そんな私に構わず、義父は右手の指を膣内に挿れ、左手でクリトリスに触れた。

親指と人差し指で陰核を挟み込み、優しくこすり上げる。

 

「ふぎゅうっ♡ んんんんっっ♡ ふぅぅぅっ♡」

 

目がちかちかするほどの快感、けれどそれは一瞬のこと。

次の瞬間にはもっと強い快感に襲われ、たちまち絶頂に導かれる。

 

「くふぅっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡」

 

どうにか声を殺しきった私が安堵したのも束の間――義父は、私の背をベッドの方へと押した。

 

「っ!? お、お義父さんっ、まさか――」

 

私が倒れた先は、お母さんの隣だった。

ベッドの横からシーツに両手をついて、お母さんの顔を間近に見下ろしている。

義父はそんな私に、背後から挿入しようとしている。

 

「バレたくなかったら、声を我慢するんだよ?」

「む、無理っ。お義父さん待って、お願いっ。私の部屋で――」

 

義父は私の説得を聞かず、嗜虐的な笑みでお尻を掴んだ。

なにをしたいのかよく分かる。

お母さんのすぐ傍で挿入されて、必死に声を殺す私を見て、興奮したいんだ。

そして私も、心のどこかで、そんな体験に興味を抱いていた。

 

「あ、ああぁあっ。はいってくる……♡ はいってきちゃう……っ♡」

 

亀頭が割れ目をなぞり、蜜壺の入り口を割り開いていく。

その感覚だけで意識が飛びそうになるほど気持ちいいのに、これはほんの序の口だ。

 

「っっっ♡」

 

子宮口を突かれた瞬間、全身が痺れるような快感が走る。

それが収まる前に、ピストンが始まった。

必死に声を噛み殺しているせいで、それ以外の音が耳朶を打つ。

 

「んんっ♡ ふうっ♡ ひうぅっ♡ んぁっ♡ ぁぁんっ♡」

 

ずちゅっ♡ ぬぷっ♡ じゅぶっ♡ ぱんっ♡ ぱちんっ♡

 

私のヒップに、義父の下腹部が当たる音。結合部から泡立つ愛液の音。

ベッドの軋む音、私と義父の息づかい、ときおり叩かれる私のおしり。

そして、それら全てを意識から叩き出す、子宮から全身に広がる悦楽の波。

 

(気持ちいいっ、気持ちいい気持ちいい気持ちいいっ♡

 ぞくぞくしてるっ♡ お母さんにバレそうなのぞくぞくってして気持ちいいっ♡)

 

お母さんが寝ているすぐ隣で、こんなこといけないはずなのに、どうしようもなく感じてしまう。

その快感が欲しくて、欲しくてっ、こんなお母さんを侮辱するようなセックスを止められないっ。

 

「んっ、んっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ♡♡♡」

 

私は歯を食いしばって、漏れ出てしまいそうだった喘ぎを押し殺した。

 

「すごいよ結女、膣内が何度も収縮してる。何度もイってるのに声を我慢してるね」

 

答える余裕もないけどその通りだ。

普段ならきっと、窓ガラスが震えるくらい絶叫してる。

 

「もうすぐだよ。もうすぐ出してあげるからね?」

「~~~~ッ♡」

 

義父に射精を予告された途端、私の心と体が切り替わる。

大好きな人が、自分の膣内で達したがっていると聞いて、大喜びしている。

たとえどんなプレイ内容だろうと、全てのセックスはこの瞬間のためにこそあるのだと。

 

(きてっ♡ お義父さんっ♡ きてきてきてぇ♡ わたしの中にびゅーって精液ちょうだいぃ♡)

 

義父の腰の動きが速くなり、パンッパンッと肌と肉がぶつかる音が響く。

そしてついにその時が来た。

 

「―――っ!!」

 

どくんっ! と熱いものが注がれていく。

待ち望んだ瞬間に身を震わせ、背中を反らしながら果てた。

義父は私の中で最後の一滴まで絞り出そうと小刻みに動き、やがてゆっくりと引き抜いた。

どろぉ……と粘ついた白濁液が、秘所からぽたぽたと落ちていく。

この体が、また一段と、この人に染められてしまった――そんな背徳的な喜びに心が満たされる。

 

「…………っ!」

 

恍惚としていた私は、ふと目の前の光景に気付いて絶句した。

 

「…………」

 

お母さんが――母の由仁が、私を見ていた。

 

目が合っていた。

さっきまでとは違う、明らかに意識が戻っている瞳で、お義父さんに抱かれる私を見ていた。

義父の視界からは、私の体が遮蔽物になって見えなかったようだけど、私は気付いてしまった。

 

全身から血の気が引いていく。

もしかしたら、私と義父の関係は、これで終わってしまうのではないかと。

 

そんな私に向かって、お母さんは――

 

「……♡」

 

人差し指を唇に沿えて、お茶目に微笑んだ。

 

しーっと、言っちゃだめだよというジェスチャー。

 

たったそれだけのことに、数多くの意味があった。

きっとお母さんは、私と義父の関係に、とっくに気付いていたこと。

気付いていた上で、止めさせずにいてくれたこと。

 

――『ないしょ』にしましょう? と、私にこっそり告げていた。

 

その日の夢は、それが最後の光景となった。

 

 

 

○

 

 

 

それからというもの、私たちは『ないしょ』でお義父さんとエッチするようになった。

正確には、お互いに『見て見ぬふり』をするようになった。

 

例えば、朝――

 

「結女、お母さん朝ご飯作るから、『旦那様』を起こしてきてくれる?」

「はーい」

 

エプロンをつけて台所に立つお母さんに言われて、私は父の部屋へ向かう。

夢で日時や曜日は意味を持たないけど、たぶん休日なのだろう。

 

「~~♪」

 

お寝坊さんを起こしてあげるために、私は軽い足取りで廊下を進む。

服装は、肩口と鎖骨の開いた白いトップスに、膝上丈の紺色スカート。

お清楚でありつつ、ほどよく露出した、男の人を誘えるコーデ。

移動途中に軽く髪を整えて、私は父の寝室に到着した。

 

「お義父さん、朝ですよー」

 

気立ての良い娘のように呼び掛けながら、部屋に入って、後ろ手に扉を閉める。

母はきっと……時間をかけて朝食を準備してくれるだろう。

 

 

 

「おいおい結女、朝からお父さんを襲うとは困った子だな」

「あうんっ♡ ごめんなさいっ♡ でもっ、我慢できなくてっ♡」

 

ベッドで仰向けになった義父の上で、私は腰を振っていた。

 

「でもっ♡ お義父さんだって、朝勃ちの処理♡ してほしかったでしょう?」

「じゃあ、お言葉に甘えようかな」

「ああんっ♡」

 

下から突き上げられて、思わず声が漏れる。

それでもまだ余裕があるのは、寝起きの義父がまだ本調子ではないからだ。

だからといって不満ということはない。余裕があるぶん、私が積極的に動いてあげられる。

 

「ふふっ、幸せ者のお義父さん♡ 年頃の可愛い娘に朝一でエッチしてもらえるなんて♡

 世のおじさまたちが聞いたら嫉妬に狂いますよ? しっかりと堪能してくださいねっ♡」

「ああ、最高だよ結女。お前ほど可愛くて献身的な娘なんていない」

 

そう言ってくれるだけで嬉しくなって、私の体は更に昂ぶっていく。

 

「んっ……♡ はぁ、はぁ、はぁ……♡」

 

激しく動くと息が切れてしまうから、ゆっくりとしたペースで腰を上下させる。

 

「ところで結女、また胸が大きくなったんじゃないか?」

「あっ、わかりますか? 実はブラがキツくなってきて……」

「どれ、見せてくれないか」

「はい……どうぞ♡」

 

私はできるだけ扇情的に見えるように、服の裾をゆっくり持ち上げて、胸を晒す。

こうなると分かっていたから、ブラは最初からつけていない。

 

「おお……」

 

義父は私の姿に感嘆の声を漏らすと、その指先を乳首へ伸ばしてきた。

 

「はうぅんッ!?」

 

いきなり敏感なところに触れられて、体がビクンと跳ねる。

 

「前はDって言ってたけど、もうEかFくらいあるんじゃないか?」

「やっ♡ たぶん……ふあっ♡ 引っ張っちゃだめぇっ♡ もおっ、オモチャじゃないのにぃ♡」

 

怒ってみせるけど、気持ちいいし嬉しかった。

この人の気を惹けるなら、いくらでも大きくなっていいし、エグい下着だっていくらでも着る。

 

「まったく、こんなに大きく膨らんで……。お父さんは心配だよ」

「はいっ♡ ごめんなさっ♡ でもっ♡ 好きで大きくなっ♡ んっ♡ ひゃうんっ♡」

 

言葉を遮るように、強く乳首を摘ままれて、腰の動きも大きくなっていく。

 

「ひあっ♡ お義父さっ、待ってっ♡ 私がしますからっ、奥はっ、まだ責めないでぇ♡」

 

あまり奥を突き上げられると乱れてしまうから、逃げるように腰を浮かせる。

すると、私が自ら腰を上下させるような形になって、急に恥ずかしくなる。

 

「なにを言ってるんだ。奥を突かれて淫らになる結女が、僕は一番見たいんだっ」

 

義父が上下運動のタイミングをずらす。

そして、私の腰が降りた瞬間に合わせて突き上げてきた。

 

「ふぁぁっん♡」

 

パンッ!パァンッ!! 肌同士がぶつかり合う音が響き渡る。

 

「はっ♡ お義父さんのっ、すごく硬くて熱くっ♡ あっ♡ ダメですっ♡ そんなに強くしたらっ♡」

「はは、朝から父親の上でエッチな顔をして、罪深い女の子だ……ほら、これはお仕置きだ!」

 

義父は片手で私の乳首を抓りつつ、もう片方の手はスカートに隠れた結合部へ、そのすぐ上の陰核を擦る。

 

「ああらめっ♡ 奥を突きながらそこはだめって、何度もっ、言ったのにぃ♡」

「それこそ、何度も言ってるだろう。結女の膣内は、イってるときが一番気持ちいいってね」

 

義父の剛直を包む私の膣、その達しているときの収縮が、義父にとっては心地良いらしい。

 

「ひゃぁぁぁだめっ♡ 朝のっ、軽い運動なのにっ♡ こんなイキかたっ♡ ふあっ♡ あああぁぁぁっ♡」

 

この夢の中で立て続けにイかされるのも慣れたけど、だからといって快感は衰えていない。

慣れたというのは、意識を保てるようになったというだけで、絶対値は減ってない。

むしろ意識が保たれているぶん、以前は逃がしていた快感を捉えるようになって、体感では増加している。

 

「まあ、朝からくたくたにするのも悪いからね。じゃあ、このまま出すぞ」

 

義父は私の乳首と陰核を解放すると、今度は腰を掴んで、自らが達するための抽送を始めた。

 

「はぅうっ♡ おっきくなってるっ♡ お義父さんのおちんぽっ、わたしの中で爆発しそうっ♡」

 

子宮口をこじ開けるような激しいピストンに、私はなす術もなく喘ぐしかない。

 

「んっ……結女、出るよ」

「出してくださいっ♡ いっぱい、中にくださいっ♡」

 

義父が射精すると同時に、私も絶頂を迎える。

 

「――ッッッッッ♡♡♡」

 

ドクンドクンと脈打つ肉棒を感じながら、私は声にならない嬌声を上げて、天井を仰ぐ。

しばらく放心状態で震え続けて、ようやく絶頂が過ぎ去ると、張り詰めていた全身が脱力した。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……♡」

「大丈夫かい?」

 

息を整える私に、義父が心配そうな顔を向ける。

私はそれに微笑みで返す。

 

「はい。お義父さん、ご飯、もうすぐできますから。私は、シャワーを浴びていきますから」

「そうか、じゃあまた後で」

 

私は義父とキスをして、家の中で道を別れる。

きっと、私が朝食の席に現れないことについて、お母さんは何も言わないことだろう。

 

 

 

○

 

 

 

朝食の後、お義父さんとお母さんが、さりげなく寝室へと姿を消した。

私は何も気付いてないふりをして、部屋に戻ると言いながら、寝室を覗き込む。

 

――もう始まっていた。

 

「だ、旦那様ぁ♡ 目隠し、ちょっと怖いです……っ♡」

 

お母さんが、背後に立つお義父さんに、目隠しを着けられていた。

帯状にしたハンカチで目を覆われ、後頭部で硬く縛られてしまっている。

 

「由仁は大人の女性だからね。ありきたりなセックスじゃ刺激が足りないだろう?」

 

そう言って、義父が背後から母を抱きしめる。

 

「そ、そんな、淫乱みたいに……ふぁんっ♡」

 

耳を甘噛みされて、母が嬌声を上げると共に全身をびくっと震わせる。

 

(目隠し……私、あんなのされたことない……っ)

 

扉の隙間から覗き見る私は、驚きの中に、少しだけ嫉妬心を織り交ぜた。

別にされたいというわけじゃないけど……興味はあるけど……とにかく、私が義父と経験してないプレイを、母がしているというところに、妬心を覚えてしまった。

 

「綺麗な服だね、誘ってくれてたのかな?」

 

義父はお母さんの首筋や鎖骨を撫でながら、耳の後ろから囁くように訪ねる。

 

「そっ、そういう、わけじゃ……」

 

母の装いは、オフショルダーの春物ニットとマーメイドスカートというもの。

大人っぽい色香を感じさせる。特にマーメイドはお尻を強調するデザインだ。

そんな服装で、食後の洗い物などしていれば、後ろ姿を見た男性はそそられる。

選んだ甲斐あって、母はこうして部屋に連れ込まれてしまっている。

 

「なら、ここはどうしたのかな?」

「ひぁうっ♡」

 

義父の手が母の胸に触れて、先端部を指先でくすぐる。

服の上からだというのに、母の反応は過敏だった。

その気持ちは分かる。この夢では、とにかく性感は過敏になるから。

ましてや目隠しなんかされたら、感覚が鋭敏になって、より感じやすくなるんじゃないだろうか。

 

「あっ、だめぇ♡ いま、そこ、弱いんですっ♡」

「『そこ』じゃ分からないだろう? んん?」

 

義父は少し強い口調で、脅すように言いながら、より強く母の乳首を責め始めた。

 

「あぁんっ♡ ち、ちくびぃ♡ きもちいいれしゅぅ♡」

 

目隠しされているせいで視界を奪われ、敏感になった体に容赦のない快楽を与えられているせいか、母の声が高い。

目元が隠れていても、緩んだ口元や紅潮した頬から、だらしない顔になっているのが見て取れる。

 

「そうか、ならブラを外せ。服の中で、ブラだけだぞ?」

「は、い……♡」

 

命令されるまま、母はニットの中に手を入れて、ホックを外す。

腕を抜き、背中を反らすようにして脱ぐと、服の裾から紺色のブラを抜き取って、床に捨てた。

 

「よくできました。従順で可愛いよ、由仁」

 

そして再び、義父は母の胸に手を這わせる。

最初は触れるか否かという程度で焦らすと、不意に勢いよく掴み上げた……!

 

「きゃうんっ!?」

 

ビクンッ、と母の体が跳ね上がり、甲高い声が上がる。

 

「こんなに体型の出る服でノーブラなんて、裸よりもエッチだよ?」

「やあっ♡ だんな、さまっ♡ そんなっ♡ あぅっ♡ つよく……ふあっ♡」

「痛くないだろう? むしろ痛いくらいされる方が気持ちいいんじゃないか?」

 

今度は両手で左右の乳房を鷲づかみにし、乱暴に揉む。

逞しい指の間で黒ニットに皺がより、内部の乳房が変形しているのが見て取れた。

 

「あっ♡ そんなっ♡ いたく、ないっ♡ ふあっ♡ 指っ、太くてっ♡ 気持ちいいっ♡」

 

母の表情は蕩けていた。

だらしなく口を開け、舌を出しそうなくらい喘いでいる。

 

「見えないだろうけど、姿見に君が映ってるよ。まるで家の中で痴漢されてるみたいだ」

 

実際その通りだった。

立ったまま、男の腕の中で身もだえしながら体をまさぐられる姿は、どこかそれっぽい。

痴漢という犯罪性のあることに例えられ、母は自分の状況に背筋を震わせている。

 

「ほら、次はお尻だ。そこに手を付くんだ」

 

言われるがままに、母はベッドの縁へ手をつく。

目隠しされているせいで手探りとなることが不安感を招き、体を過敏にしているようだ。

 

「あっ、ふぁぁっ♡」

 

なにせ、突き出したお尻を軽く掴まれただけで、部屋に声を響かせているのだから。

 

「こんなにお尻を突き出して。いまの由仁、すごく卑猥だよ?」

「やっ♡ いわな、いでぇ……♡」

「お尻も敏感になってるね。柔らかくて弾力もある。なんだか思い切り引っぱたきたくなるよ」

「だ、だめです……っ♡」

 

母が拒否した途端、義父は素早い動きで、目の前のヒップをスカート越しに叩いた。

見ているこっちのお尻までキュッとなりそうな音がした。

 

「ひゃうっ!」

 

びくんっと、母が仰け反る。

それでも義父は手を止めず、さらに二度三度と、音高く打ち据えていく。

 

「やめっ♡ くださっ♡ あっ♡ あああっ♡」

 

パンッ!と肉を打つ乾いた打擲音が響くたび、母の口からは甘い吐息が漏れた。

 

(や、やだ……♡ あんなに強く、お尻を叩かれたら……っ♡)

 

覗いている私まで打たれたような気分だった。

この夢に痛苦はない。痛覚が消えて性感に入れ替わったかのようになっている。

そんな体にスパンキングなんかしたら――現実では考えられないような快感が襲い掛かる。

 

「旦那様の言うことが聞けないのか? 由仁」

「ああっ♡ ごめんなさいっ♡ ぶたないでぇ♡ おしりぃ♡ おかしくなるのぉっ♡」

 

母はベッドのシーツを握り込みながら、義父の平手から逃れようとお尻を左右に振る。

 

「ひあっ♡ あっ♡ やっ♡ ふぁぁんっ♡」

 

義父はそれを追うように左右から叩き、時にフェイントを掛けて脅かしてから、また叩く。

 

(お義父さんって、あんなにSっ気あったんだ……それにお母さんも、喜んでる……Mなんだ)

 

まだスカートも下着も脱がされていないのに、バックで激しく突かれているような音と喘ぎ声だ。

目の前で母が乱暴なことをされている、なのに私には、母が悦んでいることが伝わってきた。

まるで体の感覚がリンクしてしまったみたいに、私のお尻まで感じ始めている。

 

「ふぁぁぁぁぁっっっ♡」

 

一際甲高い声で鳴きながら、母は絶頂に達した。

お尻を、叩かれ続けた、だけで……っ!

 

「はー……♡ はー……♡」

 

荒く呼吸する母の体から力が抜け、膝が折れかける。

義父はそんな母のロングスカートを掴み、まくり上げて中身を晒した。

黒いストッキングに包まれた太腿、その付け根にあるショーツが露わになる。

先ほど脱いだブラと同色のショーツは、中心を広く湿らせていた。

 

「叩かれてイクなんて、僕の奥さんは淫らで困るな」

「はひっ♡ ごめん、なさい……っ♡」

「ドMな奥さんには、相応のセックスをしてあげないとね」

 

義父はそう言って両手を伸ばし、母のストッキングを掴んで左右に引き裂く。

びっ、と裂ける音が響き、同時に黒の薄布が縦に割れていく。

その下から現れた白い肌は、汗ばみ、紅潮していた。

 

「綺麗な下着だ。愛でてあげたいけど、いまは邪魔だな」

 

言いつつ、義父は母の下腹部に手を伸ばす。

指先がショーツに触れると、ぐちゅりと湿った音が聞こえた気がした。

そのままずらすと、クロッチと秘部の間に透明な糸が引いて、ぷつりと切れる。

 

「お尻を叩かれただけでこんな風になるのか……このまま入れても大丈夫そうだな」

 

義父はベルトを外してチャックを開き、その分身を取り出した。

赤黒く、太く長く反っていて、血管を浮き上がらせて脈打っている。

 

「あぁ……♡」

 

それを目にした瞬間、私の子宮がきゅんと疼いた。

あの剛直を、何度この下腹部に受け入れただろう。

お腹の一番奥を、これまで何十回イかされたんだろう。

自分に向けられていると怖いくらいなのに、自分以外の女に向いていると、途端に羨ましくなる。

 

「あっ♡ そこぉ♡」

 

義父はその剛直の先端で、淫靡に濡れそぼった母の膣口を擦る。

ぬちゃっ、と粘っこい水音が鳴るたび、私の秘所まで水分を増してくる。

 

「欲しいかい? 目隠しされたまま、後ろから犯されてみたい?」

「……っ♡」

 

母は返答をためらいながらも、明らかに物欲しそうな雰囲気だった。

 

「ほら、早く何か応えないと無茶苦茶にするぞ?」

「あ――」

「はい時間切れ」

 

義父が不意打ちで一気に挿入した。

 

「ひゃぁぁぁっうぅぅっ♡」

 

母が背を反らして嬌声を上げた。

その瞬間、私の膣内にさえも、少なからぬ快感が走った。

 

(やだ、私……見てるだけで、感じて……っ♡)

 

思わず内股になった私は、それでも義父と母から目を離せない。

寝室には、女の尻と男の腹がぶつかる、情事に特有の音が連発していた。

 

「んぁあっ♡ もっとぉっ♡ 激しく突いてぇえっ♡」

「ああいいとも! こんなエロ尻を揺らされてっ、我慢できるわけあるか!」

 

義父は母の尻肉に指を食い込ませながら、長いストロークで腰を打ち付け、意図して音を立てる。

 

「ほら、聞こえるか? お尻パンパンされてるぞっ、家中に響くほど犯されてるぞ!」

「やあっ♡ 鳴らさないでっ♡ エッチな音っ、聞かせちゃだめぇっ♡」

 

二人は気づいているのかいないのか、私のことには構わず、行為に没頭している。

うつむき加減になった母は、紅潮した顔を快感に歪ませて、堪えきれずに女の声を上げていた。

 

「ひゃうんっ♡ あぁあっ♡ ダメッ、イくぅうっ……♡」

 

お母さんが絶頂に達しても、義父は止まらない。

腕を膝裏に回して片足を持ち上げ、より恥ずかしい姿勢にして、角度を変えて抽送を再開した。

 

「やっ、まだイッてるのぉっ♡ あぁあ待ってっ♡ もっとイっちゃう♡ もう一段上にイっちゃうからぁ♡」

「何度でもイケばいい。僕のこれは奥さんのためにあるんだからな。存分に味わえ!」

 

喘ぎ乱れる母の姿を目にした私は、壁に寄りかかって体を支えた。

 

「……っ」

 

そして腕を抱き、内股を閉じて、息を押し殺す。

 

(ああ♡ 分かる、分かるよ♡ イってる最中に追い打ちされると、ああなっちゃうよねっ♡)

 

――羨ましい。

体がそう疼いている。

私も朝一でイかせてもらったのに、もうお義父さんを欲しがっていた。

 

(やだ、聞いてるだけで、私まで……っ♡)

 

ショーツの中がぐしょ濡れになっている。

いま抱かれているのはお母さんなのに、まるで私の中にもあるように、膣内が引き絞られていた。

 

「またイクっ♡ またイキますっ♡ こんなの知らないぃいっ♡ すごいっ、毎回っ、新しいイキかたしちゃう♡」

 

壁越しに聞こえるお母さんの嬌声も、より激しくなっている。

それも分かる。私も体で知ってる。

あの人のセックスは、体位や緩急によって、同じ絶頂でも毛色を変えてくる。

同じ男に抱かれているからか、いま母がどんなオーガズムを迎えているかまで察しが付いて、思い出した体がそれを再現しかけた。

 

「すごいっ♡ 旦那様のセックスすごすぎなのぉぉぉ♡ もっとっ、もっと教えてくださいっ♡

 あなたの妻に、あなたのセックス教え込んでくださいっ♡ いっぱい覚えて応えますからぁ♡」

 

お母さんは、すっかり義父に夢中になってしまった。

現実でも夫婦なわけだから、肉欲が昂ぶるこの夢でも、より感じてしまうのだろう。

 

(だよねっ、欲しいよね……っ♡ お義父さんのセックス気持ちよすぎてっ、一日と我慢できないよね♡ それ欲しさにどんな恥ずかしいことも言えるし、どんな女にもなれるよね……っ♡)

 

聞いてるだけで感じている体を抱きながら、私は母への深い共感を覚える。

母に対して、嫉妬とか罪悪感なんて殊勝な感情はもう抱いていない。

彼の与えてくれる悦楽の素晴らしさを共有できる、同胞のようなものだった。

 

「出すぞ由仁っ、ラストスパートだっ、気絶しないで耐えろよっ」

「はいっ♡ 全部受け止めますっ♡ 出してっ♡ 旦那様のエッチな気持ちっ、全部わたしに叩き付けてぇっ♡」

 

絶頂が近付いた義父のスパートが始まる。

小さい風船を立て続けに破裂させるような音が、家中に炸裂した。

 

「あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ♡♡♡」

 

耳にするだけで、何が起きているか分かってしまう。

男の人が、自分が達するための動きをするとき、その腰付きはとんでもなく獰猛になる。

女を力尽くで孕ませようとするようなハイペースで、あの巨根が子宮口を連打するのだ。

そのとき女の体がどうなっちゃうかなんて、嫌というほど知っている。

 

「ああぁああっ♡ だめイグぅうっずうっとイってるのにぃいいっまたイクぅぅぅっ♡」

「っっっ♡」

 

母の絶叫と、そこに混ざる義父の荒い呼吸を浴びて、私は膝を折った。

 

(だめっ、体が『それ』思い出しちゃうっ♡ お母さんのイってるの、私にまで伝わってるぅ♡)

 

私は廊下の床に尻餅をついて、両腕を抱きながら背筋を反らす。

 

「っぐう!」

 

そしてついに――義父が母へ腰を当てる音を止めて、呻く。

射精の瞬間だ。

 

「ふああああぁぁぁぁぁっっっっっ♡♡♡」

 

お母さんの大絶叫を聞きながら、私は体を痙攣させた。

 

(イ……ちゃ……った……私、聞いてるだけで、イっちゃたよぉ♡)

 

ベルの音と共に餌を与えられた犬は、やがてベルの音だけで唾液を分泌させるという。

それと同じ、条件反射によるものだろうか。

でも私には、母の快感が娘の私にまで伝わってきたように思えた。

だってこんな夢なのだ、そんな現象が起きても驚かない。

親子というものは――互いを『同一』だと思っていて、深く影響しあうものだから。

 

「腰が抜けちゃったか。後片付けは任せて、休んでいなさい」

「ふぁい♡ ごめんなさい、旦那様ぁ♡」

 

義父は母を抱き上げ、ベッドに寝かせていた。

いいなぁ……と思いながら、私は見つかる前にその場を去る。

次の『順番』に備えて、少し準備したいものがあったからだ。

 

 

 

○

 

 

 

私とお母さんの間には、幾つか暗黙のルールが生まれていた。

 

お互い、義父とのセックスについて『見て見ぬふり』をすること。

片方がしているときは、その邪魔をしないこと。気付かれないよう覗くのはグレー。

片方がしたら、もう片方に順番を譲ること。義父が連戦を求めたらその限りではない。

 

明言したわけでも、明文化したわけでもないけど、そういう空気が生まれた。

たぶん義父もそれを分かっていて、声を潜ませるようなことはしなくなった。

 

結果として、私たちの情事は――やりやすくなった。

 

バレても問題なくなったし、一方で『家族に見られるかもしれない』という興奮は残っている。

私がお義父さんとした後はお母さんがして、お母さんとお義父さんの行為を私が盗み見聞きして、

私が見ていることをスパイスにお母さんたちが燃え上がり、今度は私が逆の立場になる。

私とお母さんはそうして、競うように、そういうゲームでもするように、お義父さんを誘惑する。

この伊里戸家の家族は、そんな背徳的で倒錯的な時間を過ごしている。

 

……なにか忘れている気がするけど、思い出せないなら、重要なことじゃないんだろう。

 

 

 

キッチンでの行為からしばらく経って――お義父さんは、私の部屋に来てくれた。

 

「あ……お義父さん……♡」

「へぇ」

 

私の姿を見た義父が、どこか嗜虐的な笑みを浮かべる。

それだけで背筋がぞくぞくっとするけど、今日はもう一つ理由があった。

 

「そういうプレイがしたくなったのかい?」

 

私はいま、両手首を縛られていた。

口を使って縛った両手首を胸の前に持ち上げて、ベッドの上に座っている。

 

「お、お義父さんが……興奮してくれるかなって……♡」

「するに決まってるだろう」

 

義父は笑いながら部屋に入ってきて、私を見下ろす。

義父の視界では、長い黒髪で清楚な義娘が、手首を縛られ怯えつつも発情しているはずだ。

 

「お義父さん……目が怖い♡」

「誰のせいだと思ってるんだい? ん?」

 

そう言いながら、義父は私の前に膝をつく。

そして手を伸ばし、私の顎を指先で撫でた。

 

「ふぁっ……」

「本当に綺麗な肌をしてるねぇ」

「あっ、ありがとうございます……♡」

「こんな球の肌に紐を食い込ませるなんて、罪深いことをしている気分になる」

 

手首を紐の上から撫でられると、慈しまれているような気分で安心してしまう。

 

「きゃっ!」

 

かと思いきや、義父は急に手首を掴んで持ち上げる。

両腕を上げさせられる形になった私は、どこか義父に向けて胸を突き出すような姿勢に。

まるで両腕を釣り上げられた囚人か奴隷のようで、目の前の彼がその持ち主であるかのよう。

 

「また……最初の夜みたいに、襲いたくなってきたじゃないか」

「っっっ♡」

 

最初の夜――欲情した彼に襲われてしまったのが、全ての始まりだった。

いまとなっては恨んでいない。それどころか、またあんな風に求められたいとすら感じている。

そういう意味もあって、こんなソフトSMプレイに誘ったことを、義父はしっかり見抜いていた。

 

「……って」

 

私は早鐘を打つ心臓を感じながら、唇を震わせて、顔を紅潮させながら、夢中で言葉を紡ぐ。

 

「もう一度……襲って♡ 私を、また、お義父さんのものにしてぇ♡」

 

義父は私を見下ろして、口の端を上げる。

 

「途中でやめてと言っても、やめてあげないからな?」

 

その言葉にゾクッとすると同時に、体が急速に昂ぶり、下着が湿った。

 

「ひゃあ!?」

 

手首を上に上げさせられたまま、私は乱暴にベッドに押し倒された。

義父がプレイに沿っているのか、本気で襲うつもりなのか、どちらもあり得て心臓が高鳴る。

 

「結女っ。ああ、可愛いなぁ」

 

片手で私の両手首を押さえた義父は、ねちっこい声で言いながら、服越しに私の胸を掴んだ。

 

「ひあぁぁぁぅっ♡」

 

乱暴な手付きを胸に感じた途端、驚くほど鮮烈な快感が走った。

 

(な、なに、いまの……っ)

 

元から性感過敏な夢の中だけど、いまは輪を掛けて鋭敏になっている。

 

「服越しに触られただけでそれか。かなり興奮しているな」

「やっ♡ 待ってっ♡ 違うのっ、こんなはずじゃ……っ♡」

 

聞いてない。

ちょっと縛られて襲われてる感を出しただけで、こんなになるなんて聞いてない!

 

「こら、逃げるんじゃない」

「ひうっ……ご、ごめんなさい……ふぁぁぁっ♡」

 

また胸を揉み回される。

電気ショックでも受けているのかというくらいの性感が全身を襲った。

 

(怖い、こわいこわいっ、気持ちよすぎて怖いっ♡)

「その調子だ。いい声で鳴けたらもっとよくしてやるぞ」

 

耳元で囁かれ、背筋が震える。

 

「……は、はい♡」

 

従順になると、彼は満足げに笑って、手首から手を離した。

それからはもう、お義父さんの両手が、私の過敏すぎる体を肉食獣のように貪った。

 

「んあっ♡ はぁぁっ♡ くふうぅ~っ♡」

 

服越しに両手で乳房を掴まれると、五指の一本一本から紫電めいた快感が刺さる。

 

「ノーブラだな。このスケベ娘め」

「だめぇ♡ お義父さんやっぱりだめっ♡ 私いまっ、体おかしい――ひゃああっ♡」

 

人差し指と親指が乳首を摘まむ。鋭い快感が脳天まで貫いた。

 

「あーっ♡ ああぁあぁ~っ♡」

 

びくんっと腰が跳ね上がり、ショーツの中が熱くなる。

 

「おいおい、服越しにちょっと乳首つねっただけでもうイってるじゃないか。

 こんな状態で直接触られたらどうなる? 吸われたりしたらどうなっちゃうだろうな?」

「待って! 待ってお願いっ! 少しだけ落ち着かせて――」

 

想像するだけで恐ろしくなって、私は身を捩った。

けれど彼の手は離れず、私のニットの裾を掴んで、一気に首までまくり上げた。

 

(やだっ、うそっ♡ 胸、乳首が、息づかいまで感じてる……っ♡)

 

外気に晒された私の胸は、義父の吐息すら拾い上げて快感に変えていた。

 

「美味しそうなおっぱいだ。食べるぞ」

「やっ、やぁ♡ たべないでぇ♡」

 

窓を曇らせるように熱い吐息を当てられただけで、体が小刻みに震える。

 

「だめっ、本当にだめっ、私いまっ、おかしいくらい敏感だから――」

「ほう、どれ……」

 

彼が舌を伸ばし、ぺろんと舐めた。

 

「ふぁぁあんっ♡」

 

たったそれだけなのに、全身を貫くような快感が駆け抜けた。

 

「なんだこれは。結女、なにかそういう薬でも飲んだんじゃないだろうな?」

「そ、そんなわけ、ない……っ♡」

「なら、単純に好きなんだな――僕に襲われるのがさ!」

 

そう言った義父の口が、勢いよく乳房の片方にむしゃぶりついた。

 

「はひぃいいいっ♡」

 

一瞬で絶頂する。歯を食い縛っても声が漏れてしまうほどの快楽。

 

「ほれ、こっちもだ」

「きゃうんっ♡」

 

もう片方の乳房にも吸い付かれ、その快感は倍増する。

 

「手加減しないぞ。お前はいまレイプされてるんだ。僕の好き放題にされるんだぞっ」

 

宣言した義父は、両手と口唇を駆使して、私の双丘を蹂躙していく。

そのとき襲われた快感は、もう挿入されているときと大差がなかった。

 

「あああぁぁぁっ♡ これすごいっ♡ おっぱいすごいっ♡ 乳首が溶けちゃいそうっ♡」

「分かるか? この手付きで。僕がいままで優しくしてきたのが分かるだろう?」

 

もぎ取ろうとするように指を食い込まされる。

たとえ苦痛のない夢の中とはいえ、あまりに暴力的な快感の与え方だ。

いままでされたことのなかった行為を受ける、それは最初の夜と同じくらい衝撃的だった。

 

「やぁぁぁっ♡ おとうさんっ、ごめんなさいっ。変なこと頼んだの謝るから許してっ♡」

「ああ、分かってるよ。僕と由仁を見て、負けまいとして、気を惹こうとしたんだろう?」

 

義父が胸への蹂躙を止めて、髪を優しく撫でてくれる。

 

「おとぉさん……♡」

「大成功だよ。なにせもう止まらなくなった」

「え? むぐぅっ♡」

 

今度は唇を貪られた。

彼の舌が入り込んできて、口の中を余すところなく舐め回される。

キスってこんなに気持ちよかったっけ……? 今まで知らなかった。もっと早く知りたかった。

 

「んちゅっ♡ はむっ♡ れるっ♡」

 

私からも舌を絡めると、より深く口付けされた。

まるで本当に犯されているみたいで、興奮してしまう。

 

「……どうだ、少しは落ち着いたか?」

「ふあぁ……♡」

 

怖がらせた後に愛情たっぷりのキスをされた落差でか、私の頭は靄がかかったように蕩けていた。

 

「なら、今度はこっちを犯してやる」

 

だから――いつの間にかスカートの中に入ってきた義父の手に、反応が遅れた。

 

「あっ!? あああぁぁぁぅぅぅっ♡」

 

ショーツ越しに触れられるだけで、腰が抜けそうなくらい感じてしまう。

腰が浮いた瞬間を見逃さず、義父の手が引き千切るようにショーツを抜き取った。

 

「前戯なんかじゃないぞ。結女の超敏感になったおまんこを指で無茶苦茶にしてやる」

 

義父は、すでに愛液で濡れそぼった割れ目に人差し指を差し込んだ。

 

「ひゃうぅっ! そこだめぇっ!」

 

クリトリスの裏側あたり、Gスポットを指先で擦り上げられると、それだけで絶頂してしまいそうになる。

 

「ダメなのはここかな? それともこっち?」

 

義父は楽しげに言いながら、膣内の上側をぐりゅっと押し潰した。

 

「んぎぃいいいっ!!」

 

子宮がキュンッと収縮し、視界が真っ白になる。

私は体を仰け反らせ、ビクビク痙攣しながら潮を噴き上げた。

 

「おお、すごいイきっぷりだな。今日の結女はここが好きなんだね」

「ひっ……♡ あぁっ……♡ あひっ……♡ はひぃ……♡」

 

義父の言葉が耳に入らない。脳みその芯まで痺れているような感覚。

 

「なんてエロい顔してるんだ。我慢できないじゃないか!」

 

そしてついに、義父は挿入の準備に入った。

ズボンと下着を下ろして、膨張しきったものを取り出す。

 

「ほら、これが欲しいのか?」

「やぁ♡ おっきのこわい♡ 太いのこわいよぉ♡」

 

ちょっと前は、あれを挿れてもらえるなら何でもする、という気になっていた。

でもいまは、あれが私の秘裂を越えて来たら死んでしまうのではないかと思っている。

だって、あんなに太くて長くて硬いものが、こんな狭いところに……

 

「一気に入れるぞ。こんなに敏感になったところを一突きしたら、どうなるんだろうな?」

「やだっ、せめてゆっくり――ああぁぁあぁぁぁ~♡」

 

ズブゥウウッ――っと、彼の分身が入ってきた。

と思ったら、すぽんっと音を立てるように、軌道をずらして膣口から外される。

 

「ひゃぁぁっん♡」

 

焦らされている。

突き入れると見せかけて入口を滑らせ、いつ来るか分からないように焦らされている!

普段でも気が狂いそうになることなのに、こんなに敏感な体にそれをされたら……っ!

 

「ふぁあっ! あうぅぅっ! だめぇえっ!」

 

亀頭が陰唇を撫でるたび、期待が膨れ上がって破裂しそうになる。

もうだめ……限界っ!

 

「きてっ♡ お義父さんきてぇっ♡」

 

恥もプライドもなく懇願するも、まだ義父は来てくれない。

 

「なにをどうして欲しいんだ? おねだりするならちゃんと言うんだ!」

「おちんぽっ、お義父さんのおちんぽくださいっ♡ 結女のオマンコに入れてくださいっ♡」

「本当にいいのか? 今日は襲われる日なんだぞ?

 あの日みたいに無理矢理ぶちこんで、泣くほどイかされちゃうんだぞ?」

「いいのっ♡ またあんな風にされたいのっ♡ だからお願いっ♡ また襲ってくださいっ♡

 お義父さんを誘惑しようとしたいけない娘に、お義父さんの凄さを教え込んでくださいっ♡」

 

無我夢中に求めると、義父の顔が凶悪な笑みを浮かべた。

直後――奥まで一気に来て、頭が真っ白になった。

 

「んぉおおぉぉぉぉ~♡」

 

視界に閃光が走る。

獣めいた自分の声が、水の中で聞いたように遠い。

体は何かの発作のように痙攣して、手首を縛られた腕を左右に振り回した。

挿入されただけで、イってしまうどころか、気絶しかけた。

義父は私が絶頂から降りてくる前に、腰を動かし始める。

 

「あっ、待っ……ふぉおぁぁっ♡」

 

私のおねだりは、どうやら義父の理性を焼き切ってしまったらしい。

一度動き出したら止まらない。義父は激しいピストン運動を繰り返す。

 

「ほぉおっ、すごぃいっ♡ すごいのぉっ♡ おっきいっ♡ おくっ♡ くるのぉっ♡」

 

太い肉棒が出入りするたびに、子宮口が押し潰されて悲鳴を上げる。

 

「イクッ♡ イッちゃって、イってりゅうう♡ ぜんぶっ♡ からだっ、なかっ♡ ぜんぶぅ♡」

 

敏感すぎる体は、いわゆる『奥イキ』を何度も繰り返し、それを全身にウェーブさせている。

ひとつひとつの絶頂が寄せては反すのに、何度も追加されて、とめどがなくなる。

まるでオーガズムの輪唱だ。

 

「ひぐぅっ♡ あへぇっ♡ おひっ♡ んほっ♡ おごぉっ♡」

 

義父は私の膣内が馴染むのを待たず、抽送を再開する。

無言なのが怖い。本気の証だ。一心不乱に私の中で暴れ回っている。

 

「んぎっ♡ はげしいぃっ♡ しゅごっ♡ こわれりゅっ♡ おまんここわえちゃうよぉっ♡」

 

体を左右によじっていたら、手首を掴まれて頭の上に押しのけられた。

 

(犯されてるっ♡ 手を縛られて無理矢理めちゃくちゃにされてるっ♡)

 

こういう気分のために準備したことも忘れて、私は嬌声を上げる。

 

「んぁぁぁぁっ♡ ぁぁぁぁぁっ♡ あ”あ”あ”あ”あ”っっっ♡♡♡」

 

義父は私の手首を押さえ込んだまま、空いた手を腰の下に回して、腰を浮かせる。

片手で抱き上げられるような力強さにキュンとした直後、怒張の動く角度がより多彩になった。

 

「あっ♡ これだめっ♡ ふかいっ♡ いいところあたっちゃうからぁっ♡

 飛んじゃうっ♡ 意識とんじゃうっ♡ どっか飛んでっちゃうからぁっ♡」

 

私の抗議の声も聞かず、義父はさらに腰を持ち上げる。

そして――そのまま叩きつけるように落とした!

 

「くぁ――――ッ!?」

 

衝撃が脳天まで突き抜ける。

あまりの快感に、意識が飛んだ。

しかし次の一突きで、今度は叩き起こされた。

 

「っっっ♡ っっっ♡」

 

目の前には星が散っている。

上下左右の感覚がない。まるで宇宙にいるみたい。

 

「結女、もうすぐだぞ。ほら、僕にしがみついて」

 

我に返ったのか、お義父さんの優しい声に導かれ、私の意識が体に戻ってきた。

いつの間にか体位が変わっており、体面座位の姿勢にされている。

手首を縛っていた紐も解かれていた。

私は自由になった両腕を義父の首後ろに回して、足を腰に絡める。

 

「おとぉさん♡ もうらめぇ♡ こんなの覚えたらぁ♡ もどれなくなっちゃぅぅ♡」

「戻れなくていいじゃないか。このくらい何度だってしてやるぞ?」

 

耳を甘噛みされながら囁かれると、それだけで子宮の奥が疼いてしまう。

 

(幸せぇ♡ こんなに酷いことされてるのに♡ 愛しか感じないよぉ♡)

 

愛するがゆえに激しく蹂躙し、愛されるがゆえにそれすら気持ちいい。

いま私たちは、男と女の極地にいるのだと――そんな優越感めいたものが湧き上がる。

 

「結女……出すぞ」

「うん♡ 出して♡ いっぱい注いで♡」

 

その言葉通り、大量の精液が注ぎ込まれる。

私はそれをすべて受け止め、満ち足りた笑みを浮かべる。

あれだけ過激なセックスだったのに、最後は驚くほど物静かだった。

 

「はふぃ♡ はふぅ♡」

 

私と義父は、しばらくそのまま、荒い呼吸を繰り返していた。

 

(……あ)

 

ふと、義父の肩越しに部屋の扉が見えた。

もっと言えば、その扉からこちらを見ている、母が見えた。

私たちのケダモノめいた情交に、両手で口を押さえて赤面している。

そんなお母さんに、私は少し悪戯心を覚えて――

 

「……♪」

 

先日のお母さんを真似するように、人差し指を口に当てて微笑むのだった。

 

 

 

【七夜目・後編】




ご一読いただきありがとうございます。

前後編に分けても長くなってしまった……

そろそろ放送中アニメのネタバレ回避のため、
次話投稿を待機することになりそうです。
その間は、なにか別原作の短編でも作るかもしれません。
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