継母の連れ子が元カノだった、いまは僕の父親とヤってる 作:大中小太郎
――伊里戸水斗――
この世に幽霊というものがいるとしたら、どんな精神状態だろうか。
その答えは『喪失感』だろう。
肉体がない、基本的に人の目に映らない、生前の縁者たちと死別している。
僕の状況と、あまりに酷似していた。
いま、僕は夢の中で実体を得ている。
しかし、状況は幽霊と大差なかった。
歩く町には誰もいない。
この夢の住人は限られているから、出会わなければゴーストタウンだ。
誰とも出会わない。だから誰にも認識されない。
結女を失い、いさなを失い、帰る家にも帰れない。
僕も彼女らも死んではいないけど、深い別離で遠ざかっている。
だからこの状況は、浮遊霊でいるときと、あまり差がないのだ。
そんな僕にも、まだ縋るものがあるらしい。
気がつけば僕は――南さんの部屋にいた。
(留守、か)
伊里戸家を出てから、何度か南さんと交わった部屋。
伊里戸家を覗いていた南さんに、セックスというよりオナニーに使われていた場所だ。
屈辱と言えば屈辱だったけど、僕を必要としてくれてはいた。
そのせいだろう。何もかも失った僕は、無意識のうちに、南さんの部屋を訪れていた。
あんな関係でしかなかった南さんに頼るほど、僕の精神は崖っぷちなのかもしれない。
(PC、つけっぱなしだ)
視界に、南さんのノートPCが映る。
このPCでは、南さんが盗撮した結女の痴態が、何度も映し出されてきた。
「……っ」
南さんが戻ってくるまで見せてもらおうか――なんて、自然と考えた自分に嫌気が差す。
あれだけ明確に拒絶されて、まだ僕は、結女の淫らな姿を見たがっているのか。
いい加減にしろよ僕。昔の女に、いつまで未練たらたらでいる気だ。
呪いのような性欲を振り払おうとしていると――
「っ!?」
――勝手に、PCが動画を再生し始めた。
驚きこそしたが、夢の中であることを考えれば、そのくらいの現象はいまさらだろう。
操作して止めることもできたのだろうけど、その気にもならない。
僕の視界は自然と、画面に映し出された映像を注視するのだった。
○
『んっ、お義父さん……なんか、恥ずかしいよ……』
家のリビングだった。
ソファーの上に父が腰掛け、その膝の上に結女が乗っている。
結女は長い黒髪をポニーテールにして、夏物のシャツと白いスキニーパンツという服装だ。
父は何も言わず微笑んで、さも当然のように、シャツの上から結女の片乳を揉んでいた。
『もう、撮れてるの? えっと……水斗、見てる?』
「っ!?』
僕に向かって語り掛けてきた結女に、目を剥いた。
一瞬、オンラインになっているのかと思ったが、画面を見る限りこれは録画映像だ。
いわゆるビデオメッセージだろう。
『この間は、ごめんね? ちょっと、酷いこと言ったよね――ぁ♡』
僕に向かって語り掛けながら、結女は服越しに胸を揉まれて小さく喘いだ。
頬は紅潮しており、手は父の腕に添えられ、背後から義父に愛撫されることを甘受している。
『あの後、暁月さんから聞いたの。この夢のこととか、水斗が……私たちを見てたこととか』
ハンマーで頭を殴られたような衝撃を感じた。
バレた、知られた――僕がこの夢で何をしてきたのかを、結女は知ってしまったんだ。
結女が目撃した僕の浮遊霊化や、南さんが知り得たことを繋げば、全体像は自然と分かるだろう。
『ずっと、覗いてたんだよね? 透明になって、私とお義父さんのセックス、見てたんでしょ?
あっ♡ こうやって、私が、お義父さんに……んっ♡ エッチなこと、されるの……あんっ♡』
結女の巨乳に父の両手が食らいつく。
シャツに皺を寄せて、五指が柔肉に食い込み、口が首筋に吸い付いていた。
……いままでと違って、僕が見ていることを認識した上での行為だ。
そのせいか、結女は普段より恥ずかしそうに、父の愛撫に声を殺している。
『いいよ? 水斗だって、男の子だもん。私も、傷付けちゃったみたいだし、おあいこ、だよね?
あっ、ふあっ♡ お義父さん……まだ、途中だから♡ はぁうっ♡』
父の手が、シャツの下に侵入していく。
結女の腹部から服の中へ、手の形が生々しく浮かび上がらせながら、乳房に到達する。
シャツの下で五指がうごめき、結女の双丘をねっとりと味わっていた。
『ふあっ♡ ごめんね水斗、嫌がらせしたいんじゃないの。私の本心、伝えた方がいいと思って。
私、分かったの――私まだ、水斗のこと、好きみたい――ああんっ♡』
――結女が、僕に、好きだと言った。
好きだと言いながら、父の手を拒まず、乳首を抓まれて喉を反らしていた。
元恋人として、結女から好きだと言われたことは、過去に何度でもある。
でも……こんなに胸が濁るような『好き』は、初めて聞いた。
『それと、お義父さんのことも大好きなの♡ 私のこと、たくさん愛してくれた彼が好きなの。
水斗のことが好きなのも、この人を愛してるのも、どっちも偽りなく本当なの……んあっ♡
勝手なこと、言うみたいだけど、これが、私の気持ち……んんっ♡ くぅぅっ♡』
ぴくぴくっと、結女は震えを堪えながら、小さく達していた。
いや、反応が小さかっただけで、体の中ではかなり深い絶頂が起きているのかもしれない。
『こんな私で、ごめんね。それでもよかったら、また……会いに来てくれる?
今度は……あふっ♡ ちゃんと、起きているうちに、来てね? ぁっ♡
もし、私を抱きたかったら……ふあっ♡ させて、あげるから♡ はふっ♡
あ、でも、できれば……お義父さんを見習って、大人になってからの方が、いいかな?』
激しい動悸と、感情の高ぶりがあった。
それが興奮なのか不快感なのかさえ、もう僕には判別できない。
結女が僕を誘っている、家に戻るように言っている、そして……父のようになれと言っている。
それはどこか……既に割れてしまったものを、より細かく砕くかのようでもあった。
『これ、夢なんでしょ? だから、仕方ないよね? 現実のルールなんて、もういいよねっ?
義理のきょうだいでも、親子でもっ、お互いのこと好きなら、エッチしてもいいでしょっ?
私、この夢が好き♡ ずっと、見ていたい♡ 現実とは違う人生、一緒に送ろう? あっ♡
も、もういいでしょ? お義父さん――じゃあね、水斗。待ってるから、ね? あぁんっ♡』
父の手が結女の下腹部に滑り込んだ頃、結女は堪えきれなくなったように、話を終わらせた。
スキニーパンツのボタンが外され、濡れていた白い下着の中へ、父の指が入っていく。
『あっ、あああっ♡ もう、止まってるよね? お義父さんっ、お願い♡ んんっ、ちゅ♡』
映像は続いているが、結女は録画が止まったと思っているらしい。
首を振り返らせて父とキスをして、前戯の続きを求めている。
『入れて、お義父さん♡ もう我慢できない♡ いっぱい締めるから、おまんこにちょうだい♡』
結女はスキニーパンツを脱ぎ捨てて、真っ白な脚線美を画面一杯に晒す。
ショーツも床に放り捨てると、ソファーに座る父の股間に、半ば腰掛けるように秘所を合わせた。
少し経つと、映像の中の結女は、父に両手を引かれながらバックで突かれていた。
『あああ奥まで届いてるよぉっ♡ 子宮口にグリグリ押し付けられてりゅぅ♡ あっあっあっ♡』
結女は自分から尻を打ち付けるように、背後の父へ腰をくねらせる。
鎖骨部までシャツをまくり上げられた胸が、抽送の度にぷるぷると揺れていた。
口から舌が零れ出そうな顔で、歌うように喘ぐ結女の姿は、何度見ても目が離せない。
『これ好き♡ ポルチオ敏感になりすぎて、お義父さんのおちんぽキスでずっとイってりゅっ♡』
映像が一瞬だけ断絶する。
結女は全裸になり、足を開いて、背面座位で父に突き上げられていた。
画面の中心にあるのは結合部――愛液で泡立つ結女の膣口と、そこに出入りする父の巨根だった。
『ひぁぁぁっイクイクイクッッッ♡♡♡ 擦り上げながら奥をゴリってされるのしゅごい気持ちいいっ♡ お義父さんもっとっ♡ もっともっとぉ♡ 可愛い娘をいっぱいイかせてっ♡ おっぱいも強くぅっ♡ おちんぽで貫いてびゅーって出してぇっ♡ あああぁぁぁまたイクすごいの来てるぅぅぅっ♡』
結女は背筋を大きく仰け反らせ、ビクビクと痙攣しながら絶頂を迎える。
僕はその光景を見ながら――射精していた。
自分でも気付かないうちに、逸物を扱いていたようだ。
『はぁぁ♡ すごい出たぁ……♡ お義父さんったら……いつもより激しかったね……♡』
結女は後ろ手に父の首を抱き寄せながら、嬉しそうに微笑んでいた。
○
映像が暗転する。
しかしすぐに映像が表示された。
『あっ♡ ああんっ♡ えっ? 私も、するの? んあっ♡ 旦那様っ、一回、まって♡』
由仁さんだった。
ほぼ全裸で、ガーターベルトを装着した両足が艶めかしい。
ソファーに座る父に体面座位で跨がり、尻に指を食い込まされ、膣に怒張を呑み込んでいる。
『はふぅ♡ ごめんなさい水斗くん、こんな格好で。なんだか久しぶりね』
由仁さんとは、前に乱暴してしまって以来だ。
顔を合わせているわけではないけど、あのときの罪悪感が胸中に蘇る。
といっても――父の首に腕を回して腰を上下させる姿には、僕への嫌悪も憎悪もなさそうだ。
『私も聞いたわ。よく分からないけど、大変なことになってるのね。んあっ、あっ、やっ♡
でも、私も結女と同じ気持ちよ。この夢で、旦那様に愛されるの、もう止められないの♡』
父の手で軽く尻を叩かれながら、由仁さんは首だけカメラに振り返って、僕に訴えかける。
『だから、水斗くんも、いつでも帰ってきてね? ふあっ♡ ここは、あなたの家なんだから。
あん♡ 結女とも、すぐ仲直りできるわ。私でよければ、また、させてあげるから。んっ♡』
じゅぱっじゅぱっと、由仁さんに出入りする怒張が立てる音を、マイクが拾っていた。
父は再婚相手の尻を頻繁に叩き、由仁さんはそのたびに喉を反らしている。
夫婦というより、主人と性奴隷にしか見えない光景だ。
『悪趣味に聞こえるかもしれないけど、きっと水斗くんも愉しめると思うのっ♡ あっ♡ せっかく家族になれたんだから、一緒に仲良く暮らしましょう? んあっ♡ 旦那、様っ、まだ♡ あっあっあっあっ♡ じゃあね、水斗くん……いつでも、帰ってきてね? ふあっ♡ あぁん♡』
由仁さんはそうして、僕へのメッセージを終えた。
でも映像は切り替わらないし、父との行為も終わっていない。
『旦那様、お待たせしましたっ♡ 早く、いつもみたいに――んあっ♡』
結女と同様、録画が終わったと思っているらしい。
父に懇願した由仁さんは、父の手で体の位置を入れ替えられて、ソファーに置かれる。
父は由仁さんの両足を掴んで、いわゆる『まんぐり返し』に近い体位にすると、改めて挿入した。
『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっっ♡』
結女のそれとは違う、野太い声だった。
映像では、カメラに対して父の背中が由仁さんを隠してしまっており、その顔は見えない。
だが、怒張が抉り込まれた結合部だけはくっきり見えた。
父の腰が、どこか猛獣が補食するかのような荒々しさで、由仁さんの体に叩き込まれていく。
『はぐぅっ♡ すごぉいっ♡ 旦那様がぁ♡ 子宮まで、打ち込まれてるぅ♡』
父の手に膝裏あたりを掴まれた両脚が、爪先までピンと伸びて、由仁さんの快感を物語った。
まるで工事現場の杭打ち機のように、父は逸物を先端として、高速で由仁さんをプレスする。
『ひあぁあぁあっ♡ だめぇえぇえぇえっ♡ ポルチオ狙って突き刺すのしゅごいのぉっ♡
んおっ、おおっ♡ こんなっ、乱暴にっ、何度もぉ、イカされるのぉ♡ ――好きぃっ♡
もっとっ、旦那様もっとぉ♡ 子宮が潰れちゃうくらい突き込んでくださいっ♡』
ソファーが真ん中から折れそうなくらい、激しい抽送だった。
映像越しだというのに、気圧される。
父の屈強な肉体が、由仁さんを屈服させ、蹂躙している。
躍動する筋骨を見ているだけで理解出来る、男としての格上感。
僕はそれを感じながら、父に自分を重ねるように、由仁さんの嬌声を聞いて肉棒を扱いた。
『あああっ♡ イクッ♡ またイッっちゃいますっ♡ 旦那様もぉ♡ 来てっ、来てぇっ♡
娘と同じようにっ、子宮いっぱいに精液注いでくださいっ♡ ああ来るっ、脈打ってるっ♡
旦那様っ♡ 旦那様ぁっ♡ ん゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙イ゙グゥ゙ヴヴッッッ♡♡』
絶頂に達した由仁さんは体をビクビク痙攣させて、膣内の父を締め付ける。
父もうめき声を上げて腰を反らし、由仁さんの子宮に白濁液を注ぎ込む。
時を同じくして、僕の右手の中でも、頼りない肉棒が射精を迎えた。
きっと……由仁さんに他意はなかったのだろう。
僕を侮辱したいわけでも、煽りたいわけでもなく、純粋に心配して帰宅を促していた。
それこそ、家族関係の問題でプチ家出をしている息子を、呼び戻すように。
もうあの人にとって、家族がまぐわうことはタブーでも何でもないのだろう。
その禁忌が存在するのは現実世界であって、夢の世界ではないのだから。
○
『あっ♡ 次は、私ですか? えっと……水斗くん、見てますか? いさなです』
「っ!」
気がつけば、次の場面が再生されていた。
映っているのは、いさなだった。
『あぅ……おっぱい、待ってください♡ 喋り、にくいです……んんっ♡』
結女や由仁さんとは、視点が少し違った。
いさながソファーで仰向けになっており、それを正面から見下ろす視点だ。
エロ動画の主観視点で、正常位から挿入している場面と酷似している。
映像に手ぶれを感じることから、父がカメラを持っているのだろう。
『えへへ、ちょっと、驚かせちゃいましたか? 私も、なんです♡ あっ♡
私も、水斗くんのお父さんに、女にしてもらっちゃいましたっ♡ ふぁ♡』
全裸で仰向けになったいさなの胸に、父の手が這っている。
現実のいさなもGカップの巨乳だったが、この夢で見るいさなは、それより格段に大きい。
張りも異様にあり、仰向けになっても自重で流れることがなく、球体を保っている。
『そうだ、報告しないと、いけませんよね。あんっ♡ 待って、大事なこと、ですから♡
えっと、このたび、東頭いさなは――伊里戸家の養子になりましたっ♡』
……一瞬、何を言ってるか分からなかった。
『最初はおじさまの愛人だったんですけど、由仁さんが、娘も同然って言ってくれて♡
そしたら、私もおじさまのこと『お義父様』って、呼びたくなってきて……ふぁっ♡』
父の手が、意地悪をするように片乳を揉み回す。
いさなの爆乳に五指が沈み込み、映像越しにも弾力を物語っていた。
『だから、この夢の中だけですけど、伊里戸家の一員にしてもらいました。んんっ♡
だって、そうすれば、お義父様と一緒に暮らして、いつでも抱いてもらえるからっ♡
私、水斗くんと義理のきょうだいになっちゃいましたね♡ 姉と妹、どっちがいいですか?』
画面に映る父の片手が動きを変えて、いさなの乳首を人差し指でくりくりと回す。
『ふぁぁぁっ♡ お、お義父様っ♡ 乳首だめっ♡ 声っ、出ちゃいますからっ♡ ふぁん♡
まだ、水斗くんと、お話してるのにっ♡ やっ、このまま、続けるんですか? もう♡』
過敏に反応したいさなは、恥ずかしそうに片手で顔を隠しながらも、僕に言葉を続ける。
『水斗くん、お義父様って、すごいですね♡ セックスがすっごく気持ちよくてっ♡ あんっ♡
男らしくて、度量も大きくて、頼もしいんですっ♡ 抱かれてるとっ、女の本能が疼いちゃう♡
特に、手がっ♡ このお手々がぁ♡ 私のおっぱいを滅茶苦茶にイかせちゃうんですっ♡』
いさなは乳輪を撫でられては喘ぎ、乳首を抓まれては体を跳ねさせた。
乳房を愛撫されては声を上げ、揉み込まれれば達したように首を振る。
『くはっ♡ ハーレム要員みたいだって笑いますか? やんっ♡ あっあっあっ♡ ふああっ♡
ふふ♡ でも、いざなってみると幸せなんですよ? 強い男の人に囲われる優越感っていうか、お義父様でないと味わえない快感があるんです♡ 支配されちゃうのが、気持ちいいんですっ♡』
映像が少し揺れる。
カメラを持つ父の手が、何かの身動きで揺れたのだろう。
僕には、映像で見切れているいさなの下半身に、父が挿入したのだと分かった。
『あっ♡ 待って、いまは――あああぁぁぁっっっ♡』
カメラはいさなの秘所を映し出し、父の剛直がすんなり侵入していく姿を映し出した。
映像がいさなの顔を捉えると、大きく仰け反って絶頂している。
喉が反らされ、顔は紅潮して、爆乳はぷるっと揺れていた。
『はひっ♡ おっきい♡ ふとい♡ ながい♡ すごい♡ お義父様のおちんぽ素敵すぎぃ♡』
絶頂から戻ってきたいさなの顔は、陶然と微笑みながら、カメラ目線で父を見詰めている。
『あひっ♡ だから私も、この夢を楽しむことにしましたっ♡ ふあっ、あっ、あんっ♡
お義父様の義娘として、この家でいっぱいエッチさせてくださいっ♡ ずっと、ずっとぉ♡』
僕に対してというより父に対して、いさなは懇願している。
頬に触れる父の手を、愛おしそうに両手で包んで、スローペースな挿入に酔っていた。
『よかったら、水斗くんとも、してみたいです♡ お友だち、ですけど、いいですよね?
セックスフレンド、してみませんか? 一番は、お義父様ですけどっ♡ ふあっ、ぁぁぁ♡
これっ、これすごいっ♡ 奥にぴったり当たってるだけでイっちゃって♡ ああぁぁっ♡
この状態で、おっぱい触られると、おっぱい中心で何度もっ、んぁぁぁイクゥッ♡♡♡』
父はさほど腰を動かしていない。
代わりに片手で胸を愛撫している。その愛撫も先ほどと大差ないのに、いさなの反応が過敏だ。
『あぁっ♡ これ、私のおっぱいっ♡ お義父様もお気に入りなんですっ♡ えへへっ♡
結女お姉さんがヤキモチ焼いた顔で見てます♡ ごめんなさい♡ これだけが取り柄だから♡
あっ、っくう♡ 水斗くんも、触りたかったですよね? いつも見てましたもんねっ♡
いいですよ? 帰ってきてくれたら、お義父様としてないときなら、させてあげますっ♡』
いさなは父に触れられてない方の乳房を、自分の手で持ち上げて、その先端に舌を這わせた。
『分かります。こんな爛れたこと、害悪な陽キャみたいなサークル、参加したくないですよね?
私もそうでした。でもっ、でも実際やってみると気持ちいいんですっ♡ 快感なんですよっ♡
自分がいままで損してたこと思い知っちゃうんですっ♡ 人間は、セックスが気持ちいいの♡
そんな当たり前なこと、変な意地でしなかったことを、いつか後悔しちゃいますよ?』
上から――だった。
いさなが、僕と同じオタク系で社交性に欠いた陰キャだった子が。
この夢では、男を手に入れ、女に目覚めて、セックスを知り、更なる悦楽を愉しんでいた。
そして、過去に自分がいた階層の人間を自然と見下ろして、善意で助言すらし始めている。
『それとも、そこで一人ぼっちで、オナニーするんですか? んっ♡ いまもしてるんですか?
周りの女、お義父様に取られて、逃げちゃうんですか? あっ♡ 気持ち、分かるけど――
そんなんだから、結女さんに拒絶されたんですよ?』
ぶわっと……名状しがたい感情が、脳内を埋め尽くした。
怒りも悲しみも、喪失感も敗北感も、すべて混ざって化学反応を起こしたかのようだった。
周りの女を父に奪われた? にも関わらず逃げた?
そんなことは、そんなことは――言われなくても分かっているさ!
でも僕は浮遊霊状態だったし、当初はただの悪い夢だと思って……
『……ごめんなさい、ちょっと意地悪しちゃいました。
私、実はほんのちょっとだけ、水斗くんに恨みあったんです。
私を振った水斗くんに、ほんのちょっとだけ……復讐したかったんです』
いさなは父の抽送を止めさせて、少し真剣な声音で、映像越しに僕へ微笑む。
『水斗くん……私の告白を断ったこと……後悔、してくれた?』
映像が――切り替わった。
『ふぁぁぁぁっっっ♡ いくいくいくいくっ♡ お義父様ぁ♡ 子宮突きすぎですぅ♡』
いさながソファーの上で四つん這いになって、背後から父にピストンされていた。
カメラは他の誰かが持っているのか、画面の横に腰を振る父の姿が映っている。
僕の知らないいさなだった。
僕以外の人とはロクに話せないような女の子が、いまはメスの猛獣だった。
『ん゙お゙お゙お゙っ♡♡♡ お義父様のおっきすぎるっ♡ 慣れたと思ったらおっきくなるのぉ♡
あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡♡♡ お義父様のデカチンでイギまくるっ♡ またイクの止まらないのっ♡
イかされりゅほど気持ちいいの増えりゅのぉぉ♡ イキしゅぎてしあわしぇしゅぎるのぉっ♡』
パンパンパンパンッと高速で突かれ、その一突きごとに絶頂している。
父はそれこそ快感で殺そうとするかのように、いさなを責めるのを止めない。
見ている僕は性欲すら忘れて、いさなの身を案じてすらいた。
『おっぱい♡ おっぱいも掴んでぇ♡ いつもみたいに、お義父様の逞しい手で揉みくちゃに♡
ああそうそれ♡ 乳首もっ♡ ひゃううっ♡ 左右で違うことされるの乱れちゃうっ♡
お義父様もっと、激しくして♡ もっとして♡ もっど♡ もっどっ♡ もっどお゙ぉ゙ぉ゙♡』
父の指が、いさなの爆乳を引き裂こうとするように掴み、別の生き物のように五指を蠢かせる。
いさなは体を上下に振り見出し、涎をソファーに垂らして糸を引きながら、獣のように喘いだ。
その様子を見た僕は……また自分の逸物を扱き始める。
ひどく過敏になったペニスは、すぐ達してしまいそうだったが……例によって、ロックを感じる。
『んおおおぉっ♡♡♡ しゅごいっ♡ お義父様のおちんぽっ♡ また私を拡張してるうっ♡
子宮こじ開けられてるっ♡ もう無理なのにぃっ♡ これ以上入らないのにぃっ♡
ふおっ、おおおっ、んおおおおっ♡ おふっ、ふぉぉぉぉっっっ♡♡♡』
いさなが目を剥いて叫ぶ。
現実世界だったら死んでいたんじゃないかという過剰な悦楽に、目の色を狂わせていた。
『お義父様のザーメン欲しいっ♡ お義父様の赤ちゃん孕ませてくださいっ♡ 早く出してえっ♡
種付けしてくださいっ♡ お願いしますっ♡ お義父様の精液でお腹ぱんっぱんにしてぇ♡』
いさなが懇願すると、父はいさなの胸を握り潰しながら、腰を震わせた。
『ああっ、精子来ましたぁ♡ おっぱいイカせながらぁ♡ 私の子宮にいっぱい来てるぅ♡』
いさなの膣内へ射精された父の白濁を、彼女は愛おしそうに下腹部を撫でて味わっていた。
その光景を最後に、画面は暗転していた。
「…………」
気がつけば僕の手も、自分の白濁液に塗れていた。
父と誰かのセックスを覗き見るときは、父が達するまで達せない――その謎法則は継続中らしい。
でも、いまはそんなことよりも――
(いさなは、僕を……恨んでたのか……)
復讐。
なるほど確かに、僕はいさなを振ってしまった。
どちらも悪くない。ただ、一世一代の告白を断られ、恨みの一つも浮かぶのは当然だろう。
そして人ができる最良の復讐は、相手よりも幸せになること。
いさなは、父とのセックスで、伊里戸家の義娘になることで、それを果たしていた。
○
『ふあっ♡ あっ♡ ひぅ……っ♡』
気がつけば新しい映像が始まっていた。
結女に、由仁さんに、いさな――これ以上、他に誰からの『メッセージ』があるのか。
そう思って顔を上げた僕は、目を丸くした。
『あっ、水斗くん? 見てる?』
南さん――南暁月の姿が、画面に映し出されていた。
全裸の南さんは、床の上に膝を付いている。
顔は目隠しで隠され、両手は背中側に手錠で拘束されていた。
薄い胸の乳首にはローターが貼り付けられており、膣内にはディルドが挿入されている。
『あはは、ごめんねー。んっ♡ おかしなもの、送っちゃって……あっ♡』
駆動音を響かせるディルドに喘ぎながら、南さんはカメラに向けて言う。
なるほど南さんのPCに届いているのだから、送ったのが南さんでも不思議はない。
『これ? えへへ、いま……お仕置き中なの♡ ほら、この夢のこと、結女ちゃんに話して。
んんっ♡ お家に『ご招待』されちゃった♡』
僕が南さんの部屋に来なかった間、南さんは結女と接触していたらしい。
その結果……何があったのかは想像が付くが、いま伊里戸家であんな姿にされている。
『ごめんねっ♡ 私なりに、なんとかしようと思ったんだけど……私じゃ、駄目だったよ♡
あっ♡ 待って♡ ローターっ、あっ、あああぁぁぁっ♡』
震動を強められたのか、南さんは両乳首と膣内のオモチャで絶頂していた。
映像が途切れる。
次の瞬間には、南さんは拘束を解かれていた。
その代わり――床の上で仰向けになり、父に犯されていた。
『あっ♡ ああんっ♡ ふあああっ♡ だめぇっ♡ おっきいっ♡
こんなおっきいのでっ、奥はっ♡ ふぉっ♡ あああぁぁぁっ♡』
南さんの華奢な両手が、父の片手に押さえ込まれている。
もう片方の手は南さんの薄い胸を絞るように掴み、指で乳首をいじめていた。
『はひぃっ♡ ふあ♡ 伊里戸くん、まだ見てるっ? すごいっ、水斗くんのパパすごいねっ♡ おちんぽの力強さっ、大違いだよぅ♡ これ、これなのっ♡ 私、結女ちゃんと同じでこれが欲しかったの♡』
南さんがあれほど喘ぐ姿を、僕は初めて見る。
不本意ながら南さんを抱いてきた男として、その違いは一目瞭然だ。
『私も堕とされちゃった♡ 水斗くんのパパにお仕置きしてもらったら生まれ変わっちゃったの♡ あんっ♡ パパの逞しいセックスに、征服されちゃったよぉ♡ ふあっ♡ あっあっあっあ♡』
父は南さんの細い腰を両手で掴み、腰を浮かばせて激しい抽送を叩き込む。
南さんは何度も潮を吹き、イキ狂っていた。
『ふあっ♡ ふああっ♡ すごっ♡ イクッ♡ イグゥウウッ♡』
南さんの身体が大きく跳ねた。
ああ、そうか……そういうお仕置きで、南さんは、『あちら側』に行ってしまったのか。
『くはっ♡ はぁ♡ えへへ♡ 水斗くん、覚えてる? 私が結婚したいって言ったこと。
水斗くんと結婚すれば、結女ちゃんと義理の姉妹になれるからって♡ あは、困らせちゃってごめんね♡ もっと簡単な方法が、あったみたい♡ 私もね、パパの娘にしてもらったの♡』
南さんは父に抱き上げられ、体面座位の姿勢で父の首を抱く。
『結女ちゃんも、由仁さんも、許してくれたの♡ これで私も、水斗くんのきょうだいだね♡』
父に突き上げられながら、南さんはカメラに向かって、虚ろな瞳で笑いかけた。
『勝手に決めちゃってごめんね♡ お詫びに、この映像と、その部屋、好きに使っていいよ?
居間のソファーとかで、いい夢見てね? あっ♡ パパっ、待って、またイっちゃうっ♡』
父が腰の動きを早めると、南さんは父の背中に細腕を回し、爪を立てて引っ掻く。
『ああぁっ♡ イクッ♡ パパっ♡ パパぁ♡ んちゅっ♡ んむっ♡ じゅぷ♡ れるっ♡』
南さんは父と舌を絡めながら、蕩けきった顔で腰を振る。
『あっあっあっ♡ あああぁぁぁパパぁ♡ パパぁぁぁっ♡ イクッ♡ イッ、クぅううっ♡』
父の腕の中で、南さんは、僕との時とは比べものにならない嬌声を上げて絶頂した。
……ある意味、彼女は目的を達成したと言える。
元より結女と姉妹になりたくて僕に接近してきた子だ。
夢の中では、父に抱かれる結女をトレースするために、僕に自分を抱かせていた。
そんな彼女はいま、僕で代用していた父に抱かれている。『本物』を手に入れたのだ。
更に『パパ』と呼ぶことで、伊里戸家の仲間入りを果たし、内縁ながら結女と義姉妹になった。
だから、僕がここでいくら待っていても、彼女がこの部屋に姿を現すことはないだろう。
南さんがこのPCで伊里戸家を覗く必要は、もう無くなったのだから。
彼女が『おまじない』で叶えようとした願いは……叶えられたのだ。
○
――そうしてまた、映像が再生される。
ベッドに座る父を中心に、四人の女たちが擦り寄っていた。
『もう、お義父さんったら……いつの間に二人も娘を増やして。私が長女なんだからね?
一番に可愛がってくれなかったら、嫌なんだから……♡』
右腕で抱き寄せられる結女が、胸を揉まれながら拗ねたように甘える。
『ふふ、安心してください。結女さんから取ったりしませんから。
私は、二番目でも三番目でもいいですからね? お義父様♡』
左腕で抱き寄せられたいさなが、やはり爆乳を弄ばれながら、父の肩にしなだれかかる。
『んっ♡ ちゅるっ、ぢゅぽっ、れろぉっ♡ んふぅっ♡』
南さんは足の間に膝を付いて、父の逸物に熱心なフェラチオを送っており、
『まあ、気がつけばこんなに家族が増えて♡ でも、愛妻がいることも忘れないでくださいね♡』
父の背後から抱き付いた由仁さんが、父の首に腕を絡めながら、乳房を背中に擦り付けていた。
父は首を左右に動かし、結女やいさなと舌を絡め、二人は嬉々として父の唾液を飲む。
『ねぇ、お義父さん? 今日は誰からしてくれるの?』
『お義父様、わたし、準備万端ですから♡ いつでも……』
『じゅぱっ♡ パパぁ、私もぉ♡』
『ふふ、旦那様が決めていいんですよ? この家の主は、旦那様なんですから♡』
完全に、ハーレム状態。
僕の元カノが、僕の親友が、僕の継母が、僕のクラスメイトが、全て父の女だった。
生まれてからずっと住んでいた伊里戸家、僕が出て行ったその家で、淫らな饗宴が行われている。
四人の美女と美少女に囲まれた父は、優越感の笑みを浮かべていた。
映像が乱れ、暗転する。
PCの画面は、『もう一度再生しますか?』と、動画が最後まで再生されたことを示していた。
「…………」
PC画面を見ながら自慰をしていた僕は、宙に浮いたまま脱力する。
結局、僕はなにをしていたのだろう?
結論――なにもできなかった。
ただ、この淫らな夢の中で、流されていただけだ。
結女たちの痴態で自慰をして、時に僕自身も欲に流され結女たちを襲った。
今夜までの夢の展開で、僕が意思の力で変えられたことなど、まるで無い。
性欲を中心とする本能の奔流に、ぽつりと浮かぶ軽石のようなものだ。
ああ、でも……僕ら人間の『意思』なんて、そんなものなのかもしれない。
僕らの心とは、意識できるものなんて一握りで、大部分は無意識や本能で占められている。
自分の意思では操れない本能、自分の意思で変わらない現実、その狭間にある小さな自我。
僕らは、その『僕』という一人称を自分の中核と思っているけど……
実際のそれは、浮遊霊のように無力な、ただの『視点』に過ぎないのではないか。
だったら、もうそれでいい。
今後この夢の中では、何もせず、何も反応せず、ただ朝を待とう。
結女やいさなや、由仁さんや南さんが、誰とまぐわっていようと、知ったことか。
どうせ、現実には持ち越されない記憶、現実の伊里戸水斗の日々には、なんの影響も及ぼさない。
無気力であろうと、精力的であろうと、結局は無意味というわけだ。
そんなことを考えていたせいか、視界が曖昧になってきた。
PCの画面も見えなくなってきた頃――そのスピーカーが、不意に音声を再生した。
『――お前は、いつまでそうしてるつもりなんだ?』
父の……伊里戸峰秋の声だった。
呆れたような、不愉快そうな、うんざりしたような。
出来の悪すぎる息子に失望したような声を最後に――
今宵の夢が終わりを告げるのだった。
【十三夜目・了】
ご一読いただきありがとうございました。
定番のビデオレター回でした。
NTRでこれが出たら締めに入った感がありますが、
まだ水斗は解放されません。